Pocket

税理士業界で働く人にとって、big4税理士法人への転職は非常に魅力的なキャリアです。

税理士事務所で働く人のうち、多くの人は税理士としての独立を目指しますが、それと同じぐらいに魅力的なキャリアがこのbig4税理士法人への転職といえるでしょう。

>>税理士法人の求人で年収を見てみる

big4税理士法人内部で出世してパートナーになれば年収1000万円以上も普通ですし、big4税理士法人での経験をもとに大手企業の経理幹部として転職していくケースも多いですからね。

ただ、大手であることから「big4税理士法人に入るためには学歴も一流じゃないとだめなのでは?」というイメージを持っている方も少なくないと思います。

ここでは、私が実際にbig4税理士法人への転職を目指していた時に集めた情報(結局別の事務所に入りました)や、実際にbig4税理士法人で働いている友人から聞き出した情報、さらに大手税理士法人を専門にしている転職エージェントからヒアリングした情報を総合して、big4税理士法人に転職するための条件について解説させていただきます。

big4税理士法人で学歴はどう評価される?

big4,税理士法人,学歴

いきなり結論から言うと、big4税理士法人に限らず、税理士事務所業界では学歴というものがほとんど評価の対象になりません。

というのも、税理士や税理士補助という仕事はほとんど「技術職」に近い仕事ですから、学歴によって能力に差が出るという場面がほとんどないからです。

加えて、税理士事務所の仕事というのは能力がどの程度あるか?が非常に評価しやすい仕事でもあります。

担当している顧客企業からどう評価されているか?は獲得してる顧問料合計額を見ればすぐにわかりますし、現在の担当顧客の経理代行をするだけでなく、新しい顧客を紹介で獲得してきたり、保険代理店としての報酬を多く獲得してきたりする職員は優秀とみなされます。

実務経験者はどんどんbig4税理士法人に挑戦しよう

こういった視点で評価がされる業界ですから、学歴の高い低いはほとんど評価に影響しません。

極端な話、東大卒でも所属事務所にもたらす貢献度が低い人と、高卒でばんばん新規顧客を開拓してくる人とでは、後者の高卒の人の方が評価が高いです。

特にbig4というのは外資系ですから、ビジネスマンとして企業に貢献する人を評価する傾向が日本企業よりも強いです。

税理士事務所職員としてすでに実務経験があり、仕事が人よりもできるという自信のある方は、学歴など気にせずにbig4税理士法人への転職を検討してみるべきです。

>>big4税理士法人の求人を探してみる

学歴が重要な仕事と、そうでない仕事の違い

比較の対象となるかどうかは微妙ですが、学歴が非常に重要な仕事といえば公務員や大手企業の総合職がありますよね。

彼らは基本的にいろんな部署をルーティンで回りながらキャリアを積み上げていきます(職人的な仕事とはかなり遠いです)

こういう職場でなぜ学歴が重要視されるかというと、巨大な組織の中で、いかに自分の発言権を高めていくか?がとても重要だからです。

発言権を高めるためには考え方が似ている者同士でグループを作るのが効率的です。

学歴が同じということは言うまでもなく卒業した大学が同じという意味ですから、必然的に人生のバックボーンが近いものになる可能性が高いです(つまり考え方の近い人が集まる)

big4税理士法人に採用されやすい人物像①(実務未経験者)

big4税理士法人に採用される人材像は、実務未経験者実務経験者で大きく異なります。

まず、税理士事務所での実務が未経験の人は、以下のような条件に該当する場合には採用される可能性があります。

big4税理士法人に採用される人物像①(実務未経験者)

  • 20代前半の場合、科目合格1科目以上
  • 20代後半以上の場合、科目合格4科目以上(できれば法人税法)
  • 英語力のある人(TOEIC700点以上)

税理士事務所での実務未経験者は基本的にポテンシャル採用(可能性を見ての判断)になります。

なので、年齢は若ければ若いほうが有利、科目合格は多ければ多いほど有利と考えて間違いありません。

というのも、big4税理法人というのは転職希望者が殺到しますから、必然的に書類選考での足切りがあります。

書類選考を通らないことには面接してもらえませんから、どんなにポテンシャルのある人でも採用のされようがないのです。

具体的な条件としては、まだ年齢が若い人(24歳以下の人)であれば税理士科目1科目以上は必須、やや上の年齢の人(25歳以上の人)であれば科目合格は4科目以上が欲しいところです。

big4税理士法人に採用されやすい人物像②(実務経験者)

一方で、税理士事務所での実務経験がある人で、採用される人物像は以下のような条件に該当する人です。

big4税理士法人に採用される人物像(実務経験者)

  • 法人顧客の月次監査~税務申告まで完結できること
  • 税理士科目(法人税法を含む)に合格していること
  • 得意分野のある人(資産税や国際税務など)
  • 英語力のある人(TOEIC700点以上)

実務経験者の場合は即戦力として働ける人か?がチェックされますから、法人顧客の税務申告まで完結できるのは最低限の条件となるでしょう。

一方で、税法についての網羅的な知識を持っているかを測る指標として、やはり税理士試験の科目合格があるかどうかも見られます。

実際の募集要項では「税理士科目合格者以上」といったような書き方になっていることが多いですが、実際には法人税法の科目合格が最低条件となっていると考えておきましょう。

>>現在募集中の税理士事務所求人を見てみる

big4税理士法人では英語力はどう評価されるか?

英語力についてはTOEIC700点以上が一つの判断基準になるでしょう。

big4税理士法人はいずれも外資系の企業ですから、本社とのコミュニケーションをとれる人材が歓迎されるのは当然のことです。

TOEICの点数と実際の英語運用能力は必ずしも比例しないのですが、書類選考の段階ではTOEIC700点以上が目安になると考えておきましょう。

もちろん、実際に実務で英語運用の経験がある方や、留学経験がある人はアピール材料になりますから、職務経歴書に盛り込むようにしてください。

big4税理士法人でのキャリアは税理士としての独立に役立つ?

この点はやや注意が必要です。

具体的には、「big4税理士法人→別のbig4税理士法人」や、「big4税理士法人→大手の一般企業経理財務職」といったキャリアプランならbig4税理士法人を目指すのは合理的ですが、将来的に開業税理士としての独立を目指す場合には必ずしもキャリアアップにつながるかは微妙なのです。

というのも、big4税理士法人が「ビッグ」なのは、中小規模の税理士事務所では対応できない税務を独占的に扱っているからだからです。

具体的にはインバウンド関係の国際税務や、大手法人企業の税務顧問などですが、こういった実務経験はbig4税理士法人で働くからこそ付加価値をもつキャリアなのです。

独立して小規模な事務所を運営することを考えた場合、顧客層は必然的に中小規模の企業となります。

そうなるとbig4税理士法人で経験した業務スキルをいかす場が乏しくなってしまう可能性が高いのです。

big4に入るメリットは確かに大きいものの、どちらかというとサラリーマンとしてキャリアアップしていくことを目指す人に向いているキャリアといえます。

big4税理士法人の平均年収はどのぐらい?

big4税理士法人の平均年収ですが、入社当初のスタッフレベルで年収500万円程度~、経験年数を重ねて複数のスタッフをまとめる立場のマネージャークラスで年収800万円~1000万円が相場だと思います。

一般的な税理士事務所だと、良くて年収は350万円程度からスタート、経験5年程度で450万円~ぐらいが相場ですから、圧倒的に条件は良いといえるでしょう。

↓ このあたりは実際に転職経験がある人の体験談などが参考になりますね。

>>big4税理士法人に転職した人の体験談

キャリアとしてのbig4税理士法人の魅力

転職前提としてキャリアプランを考える場合にも、big4税理士法人での勤務経験があることは非常にプラスになります。

実際、私の友人(かつて同じ税理士事務所で働いていた人です)は、一般的な税理士事務所からEY税理士法人に転職しました。

そこで5年間ほど勤務した後、某国内大手メーカー企業の財務部門幹部候補として転職を成功させています(彼は英語もビジネスレベルできるので普通に年収1200万円超です。本当に仕事のできるやつなので納得ですが)

big4税理士法人では大手企業をクライアントとして多く扱っていますから、そこでの実務経験がある人材は大手企業側としてものどから手が出るほど欲しい人材となんです。

>>一般企業経理の年収はこちらで見れます

学歴に自信がない人もbig4税理士法人への転職は目指せる

結論的に、学歴に自信がない方であってもbig4税理士法人への転職はまったく不可能な夢ではありません。

冒頭で説明させていただいたように税理士事務所業界では学歴よりも学校を出てからの経験がものをいいます。

現在、実務未経験の方であれば20代のうちに税理士試験合格(法人税法を含む4科目以上)を目指してください。

また、あなたが税理士事務所勤務の方であれば、仕事を覚えながらコツコツ科目合格を積み重ねていきましょう。

これからbig4税理士法人を目指す方はぜひ前向きな気持ちで頑張ってみてくださいね。

好条件の税理士事務所求人はここで見つかる!

税理士事務所,求人,探し方

税理士事務所求人を探すなら、以下のような税理士事務所求人が得意な転職サイトに無料登録して求人を探しましょう(すべて無料なものだけ紹介しています)

なお、転職サイトは使い勝手に相性がありますから、2社以上に無料登録しておいて自分が一番使いやすいところをメインで使うという使い方がおすすめですよ。


  1. マイナビ税理士

    ranking001
    求人の件数 4.0
    専門性の高さ 5.0
    採用され易さ 5.0
    税理士資格者・科目合格者に最適!

    税理士試験の合格者や、科目合格者におすすめの転職サイトです。
    試験で結果を出している人だけに限定して紹介を受けることができる高年収の求人がたくさんあります。これまで勉強してきたことを生かして仕事をしたいと考えている方は無料登録しておくことをおすすめします。
    試験受験者向けの転職相談会(土日もあり)も随時開催されていますので、税理士試験受験生の情報収集には最適だと思います。


  2. ジャスネットキャリア

    ranking002
    求人の件数 3.5
    専門性の高さ 5.0
    採用され易さ 4.5
    事務所経験3年以上の方におすすめ!

    すでに税理士事務所での実務経験が3年以上ある方におすすめの転職サイトです。
    実務未経験者では応募できない条件の良い求人が多数登録されていますから、これまでの実務経験を生かしたい方におすすめです(30代~40代の方向けの求人も多い)
    EY税理士法人などのBIG4税理士法人の求人などもよく出てきますから、大手税理士事務所への転職を目指す方も要チェックです。


  3. リクルートエージェント

    ranking003
    求人の件数 5.0
    専門性の高さ 3.5
    採用され易さ 4.0
    業界1位の求人数!未経験者はここ

    業界最大手の転職サイトですので、圧倒的な数の求人が登録されています。
    未経験者OKの優良求人が定期的に出てきますので無料登録して求人をこまめにチェックしておきましょう。
    また、キャリアアドバイザーのサポートが非常に充実しています。
    採用担当者にひびく履歴書の書き方をアドバイスしてくれますから、書類選考になかなか通らない方は利用してみてください。


  4. MS-Japan

    ranking003
    求人の件数 3.5
    専門性の高さ 4.0
    採用され易さ 3.5
    一般企業の経理幹部求人が充実!

    税理士事務所経験者は一般企業の経理に転職するときには幹部候補扱いで採用してもらえるケースがほとんどです。
    私も一時期この進路を目指していたのですが、そのときに良い求人を紹介してくれたのがMS-Japan(エムエスジャパン)です(初年度から年収600万円を提示してもらいました)
    大手企業ならではの高年収求人が多数登録されていますから、経理としてのキャリアアップも視野に入れている方におすすめの転職サイトです。


  5. type転職エージェント

    ranking003
    求人の件数 4.0
    専門性の高さ 3.0
    採用され易さ 3.0
    20代向けの未経験求人が多数あり!

    20代の求人が充実している転職サイトです。
    まだ社会人経験がない…という方はこちらの転職エージェントを使ってみるとよいでしょう。
    履歴書の書き方から面接対策まで、親身にアドバイスしてくれますから、第二新卒の方もスムーズに内定まで進めるようになりますよ。
    税理士事務所の未経験求人も充実していますので、これから初めて税理士業界を目指す方にもおすすめの転職サイトです。