税理士事務所に未経験で転職…はきついからやめとけ?現役税理士の体験談

2018年5月10日

税理士事務所 未経験 きつい

(税理士事務所の仕事は未経験者にはきつい?現役税理士が語るリアル体験談)

  • 税理士事務所の仕事は未経験者にはきつい?
  • 税理士補助として未経験入社したらどんな仕事からスタートする?
  • 税理士試験の勉強と両立できる?
  • 職場の雰囲気はどんなの?パワハラとかない?
読者様

税理士を目指して勉強しています。

税理士補助として税理士事務所で働きながら

税理士試験合格を目指そうと思うのですが、

「税理士事務所は仕事がきついからやめとけ」

という口コミ評判が多くて迷ってます。

実際どんな感じなんでしょうか?

そうですね。決して楽な仕事ではないです。

ただ、税理士(税理士補助)って

会社の経営者から「先生」と呼ばれる仕事です。

きついですがやりがいはありますよ。

転職経験者

将来的に税理士を目指す人は、

別の税理士のもとで修行してから税理士になります。

税理士補助として、税理士事務所で未経験から実務経験をスタートすることは、

避けられない登竜門ということができるでしょう。

※ なお、税理士事務所でサラリーマン職員として働く場合、

税理士有資格者と税理士補助(資格なし職員)の仕事内容はまったく同じです。

この記事では、税理士事務所で働く税理士(税理士補助)の仕事内容で

「こういうところがきつい」という具体的な場面を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

1987年生まれ。大学卒業後、大手携帯通信会社や外資系医療機器メーカーで営業マンをやった後、一念発起して税理士事務所に転職。営業マン時代の年収800万円から年収300万円にダウン…などアップダウンを経験しつつ、3社の税理士事務所で働きながら税理士試験合格。現在は税理士として親族と税理士事務所を共同経営しています。

この記事の目次

税理士事務所に未経験転職した人が「きつい」と感じる瞬間17個

税理士 仕事 きつい

(税理士事務所の仕事できついと感じる瞬間は?)

 

1. 未経験でも高度な専門知識を求められる

税理士事務所で税理士補助として働く場合、

税理士事務所のお客さんは「中小企業の経営者」で、

お客さんからみるとあなたは「税理士の先生」です。

これは、あなたが税理士資格を持っていなくても同じですし、

実務未経験(社会人経験なしなど)であっても同じです。

お客さんは会計や税務の相談をするためにお金を払って顧問契約しています。

なので、会計や税務についてバンバン質問をしてきます。

お客さんはあなたが未経験であることなんて知りませんし、考えてもくれません。

もし頼りないな…と思われたら、

「担当を変えてくれ」と言われてしまいます。

これは税理士事務所の職員(税理士補助)にとってかなりつらいことなんですね。

もちろん、これはどんな仕事でもある程度は同じでしょう。

ですが、税理士事務所の税理士補助は

「知識を売り物にしているサービス業」です。

(営業マンのようにモノを「仕入れてきて売る」などの仕事ではありません)

必然的に高度な知識を求められますから、

未経験者にはかなりきびしい仕事と言えるでしょう。

 

未経験で入社したら「先輩のお手伝い」からスタート

税理士事務所 未経験 きつい

(未経験で税理士事務所に入社したらどんな感じ?)

 

もっとも、最初から完璧に対応できる人なんていません。

少なくとも入社して半年〜1年程度は、

先輩職員や所長税理士にくっついて、

ゼロから勉強することから始めるのが一般的でしょう。

その後、入社半年〜1年すると、

自分一人でお客さんとやりとりすることが求められるようになります。

入社した直後から猛烈な勉強が必要だと思っておきましょう。

未経験者が転職直後のタイミングが一番大切です。

この期間をぼんやりと過ごしてしまうと、

一人で顧問先を訪問するようになった時にものすごく後悔することになります。

くれぐれも注意してくださいね。

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2. お客さんから「先生」扱いされるプレッシャーがきつい

税理士事務所の職員は、顧問先のお客さんからみると「税理士の先生」です。

これは、あなたが税理士試験に合格しているかどうかは関係ありません。

まだ資格がない人は「税理士補助」のあつかいになりますが、

やっている仕事は税理士とまったく同じです。

税理士事務所の職員が日常的にやりとりをするお客さんは、

顧問先企業の経営者や経理スタッフさんなのです。

お客さんからは会計や税務についてのいろんな質問が飛んできますが、

私たちはいわば「知識を売り物」にしてお金をいただいている立場ですから

わかりません…」とは言えないのがつらいところです。

正直、これはかなりのプレッシャーです(特に新人のうちはきつい)

もっとも、多くの事務所では

入社〜半年ぐらいはお客さんとの直接のやりとりはせず、

内勤をしながら最低限の知識を身につけるトレーニングを受けることになるでしょう。

この間にしっかりと勉強し、

先輩職員から仕事の引き継ぎを受けておくことが大切ですね。

転職経験者

当たり前ですが、最初からすべての質問に答えられるような人はいません。

もしわからないことがあった場合には、

申し訳ありません。この場では確実なことはいえないので、いったん持ち帰ってくわしくお調べします。本日中にお電話で報告いたします」

↑といったように対応しながら、ひとつひとつ覚えていくしかないです。

働き始めて3年後ぐらいになると、

お客さんからのたいていの質問には答えられるようになると思いますよ。

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3. 性格的に内気なタイプだとお客さんとのやりとりがきつい

税理士ときくと、

「一日中、電卓を叩きながらデスクワークをしている」

というイメージをお持ちの方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際にはこれはまったく違います。

税理士の仕事は外回り(顧問先企業の訪問)が多い仕事です。

顧問先企業で会計処理が正しく行われているか?

をチェックするために、

顧問先企業の営業所を訪問することになるからです。

これを月次監査(巡回監査)と呼んだりします。

転職経験者

自分が担当する顧問先1件につき、毎月1回は訪問するのが基本です。

税理士事務所の職員は一人で20件〜30件の顧問先を担当していますから、

毎日1〜2件の顧問先企業を訪問することになります。

朝から顧問先を訪問し、夕方ぐらいに事務所に戻ってきて内勤の仕事をするという感じですね。

必然的に、外部のお客さんとのやりとりがひんぱんに発生しますから、

性格的に内気で、人とのコミュニケーションが苦手…

という人にはきついかもしれませんね。

もちろん、新規開拓の営業などは普通求められません。

仕事の雰囲気的には「ルート営業」のような感じでしょうか。

お客さんから見るとあなたは会計や税務をお任せしている先生というあつかいですから、

軽くみられるようなことはありません。

(巡回監査中はお茶菓子を出してくれたりしますよ)

私は税理士事務所で働き始める前、

営業マンをやっていて毎日お客さんに怒鳴られたり、

門前払いを食らったり…。

という感じで働いていました。

その時と比較して「税理士事務所のお客さんは天使か…」と感じてましたね。

転職経験者

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4. 所長税理士と性格的に合わないときつい

税理士事務所は「所長税理士 + 職員スタッフ」というかたちの組織になっています。

所長税理士を含めて、総勢10人未満などの小さな組織のところが多いでしょう。

とても小さな組織ですから、良くも悪くも事務所経営者である所長税理士が、

ほとんどのことをワンマンで決めることになります。

なので、所長税理士に嫌われたり、性格的に合わなかったりすると非常にしんどい働き方になります。

逆に、所長税理士と仲良くやっていける感じなら、

非常にいごこちの良い働き方ができると思いますよ。

転職経験者

なお、税理士事務所というのはどこでも基本的に同じような仕事をしています。

なので、ひとつの事務所で仕事をしっかり覚えてしまえば、

どこの事務所に転職しても即戦力として働けるというメリットがあることは、

知っておいて損はありません。

つまり、一緒に働く人たちが性格的に合わなければ、

無理して1つの職場で働き続ける理由があまりないのです。

税理士業界は、転職でキャリアアップするのが当たり前の業界です。

ひとつの職場で定年まで働く人はめったにいないのが実情ですね。

税理士業界は、良くも悪くも人材が流動的です。

手に職をつけて、自分のウデ一本で食っていくという職人的な働き方をしたい方に向いている仕事といえるかもしれません。

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5. 未経験で入社してすぐは給料が安くてきつい

税理士事務所に未経験で入社した場合、

平均年収は300万円〜350万円が相場になります。

イメージ的には「月給は20万円前後で、ボーナスは年間で月給の3ヶ月分」という感じですね。

ただし、未経験者向けの求人でも、

↓やや高めのお給料が設定されている事務所もありますよ。

(事務所そのものがもうかっている場合、

そこで働くスタッフの給料も高い傾向がある)

転職経験者
税理士事務所 未経験 きつい

(未経験でも給料高めの税理士事務所求人例)

税理士事務所 未経験 きつい

(未経験でも給料高めの税理士事務所求人例)

 

↓その一方で、

年収がかなり低い事務所…もあるのが実情ですね。

転職経験者
税理士 仕事 きつい

(年収が低い税理士事務所求人)

 

このように、勤務先としてどういう事務所を選択するか?によって、

未経験者でも年収にかなりの差がつく点には要注意です。

将来的に独立を考えている人も開業資金は必要ですから、

職員時代から年収は高いに越したことはありません。

入社後になってからお給料を上げてもらう…というのは非常に難しいです。

転職活動の時点で年収にこだわって勤務先を決めておかないと後悔することになりますよ。

税理士はお金の専門家なのに、

自分自身は低年収…なんてかっこ悪いですしね。

>>年収の高い税理士事務所の求人を見てみる

 

6. 繁忙期は仕事が激務できつい

税理士事務所 未経験 きつい

(税理士事務所は繁忙期の仕事がかなり忙しい)

 

税理士事務所という職場は、

繁忙期(仕事が忙しい時期)と、

閑散期(ひまな時期)がかなりはっきり分かれている職場です。

↓税理士事務所が繁忙期となるのは、以下の3つの時期ですね。

  • 2月〜3月(個人事業主の確定申告業務を行う)
  • 5月(三月決算法人の税務申告業務を行う)
  • 12月(年末調整業務を行う)

↑これらの時期は仕事がかなり忙しくなります。

ある程度の残業は覚悟しておく必要がありますね。

私の職場では午後10時を過ぎてから退社する…

という日が2週間近く続くみたいな感じですね。

繁忙期はかなりしんどいですが、

これはもう税理士業界の宿命と思って受け入れてます。

(残業代は割増で出るので給料は増えます)

転職経験者

 

税理士受験生は閑散期(仕事がひまな時期)の過ごし方が大切

税理士事務所 未経験 きつい

(税理士試験との両立を目指す人は「閑散期」の過ごし方が大切)

 

逆にいうと、上の繁忙期以外の時期は閑散期(仕事がひまな時期)ですので、

落ち着いた環境で仕事ができるケースが多いでしょう。

特に、税理士試験のある8月直前には、

長期休暇を取れる事務所も少なくありません。

税理士事務所で働く税理士補助の多くが税理士試験受験生です。

ただし、これも所属する事務所によってかなり状況が異なるのが実際のところです。

職員のレベルアップをうながすために、

受験勉強を積極的に応援している事務所もあれば、

いま無資格の職員(税理士補助)が税理士試験に合格してしまったら、

独立してやめていってしまうので、

試験勉強はなるべくさせたくない…。

(なので、仕事をたくさん振って勉強させないようにする…)

↑こんなえげつないことを考えている所長税理士もいます。

(「職員の独立問題」は税理士業界あるあるだったりします)

こういう職員の勉強反対の事務所を勤務先に選んでしまうと、

税理士試験との両立は絶望的に難しくなります。

ここでもどんな事務所で働くか?が重要になりますので、注意しておきましょう。

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7. 税理士試験の勉強との両立がきつい

税理士事務所で働く人の多くは、税理士試験の受験生です。

働きながら税理士試験の勉強をし、

↓合格したら独立というプランを立てている人が多いですね。

  • 税理士事務所に未経験で入社する
  • 働きながら税理士試験の勉強をする
  • 3年〜5年ぐらいかけて5科目合格し、同時に実務要件も満たす
  • 税理士として独立
    (または、もっと条件の良い別事務所へ実務経験者として転職)

税理士試験は公認会計士試験や司法試験と並んで

「最難関レベル」といわれる国家試験です。

仕事をしながら合格を目指すのはかなりきついのはまちがいありません。

もっとも、税理士試験は科目合格制度がありますから、

1年に1科目ペースで、5年かけて5科目合格

などのかたちでスムーズに合格する人も多いですね。

転職経験者

ただし、税理士事務所の仕事は、税理士試験の勉強内容とかなり重複しています。

実務知識と、税理士試験の学習内容を互いにオーバーラップしながら勉強できますので、

効率的に学習を進めていくことが可能になります。

例えば、実務で法人税申告書の書き方を学びながら、

税理士試験対策として法人税法の理論的な勉強を進めていくといった具合ですね。

テキストや問題集でだけ勉強だけをしてきた人と、

実際に申告書を作成して税務署に出した経験のある人とで、

税法の理解に差が生じるのは当然です。

税理士事務所で働く人に税理士試験の合格者が多いのには、このような背景があるのです。

「一定期間は仕事をせずに勉強に専念する」というのもひとつの選択肢でしょう。

しかし、それが必ずしも有利になるとは言い切れないことは理解しておいて下さい。

すでに社会人になっている人がこれから税理士の勉強を始めるなら、

税理士事務所で働きながら合格を目指していくのが結局は最短ルートだと思いますよ。

↓以下のような感じで、

職員の税理士試験勉強を応援している事務所もちゃんとあります。

こういう事務所を最初の勤務先に選ぶようにしましょう。

転職経験者
税理士事務所 未経験 きつい

(「税理士受験生応援」の税理士事務所の求人例)

税理士事務所 未経験 きつい

(「税理士受験生応援」の税理士事務所の求人例)

税理士事務所 未経験 きつい

(「税理士受験生応援」の税理士事務所の求人例)

>>受験生歓迎!税理士事務所求人を見てみる

 

8. 担当する顧問先の数が多くなってくるときつい

税理士事務所の仕事は、自分が担当する顧問先企業の件数によって、かなり業務量が変わります。

平均的には1人で20件〜30件ぐらいの顧問先企業を担当することが多いでしょう。

当然ながら、担当件数が多くなればなるほど仕事はきつくなります。

20件ぐらいまでであれば比較的余裕を持って働けると思いますが、30件を超えてくるとかなりきついです。

私が経験した中では「1人で担当40件」ということもありました。

これはもう超絶激務です(いい経験にはなりましたが)

転職経験者

1人で何件の顧問先を担当するか?は、事務所の考え方によってかなり差がありますね。

↓以下のように、それぞれの事務所によって経営戦略は違うからです。

  1. 職員一人あたりの担当件数が多い税理士事務所
    格安の顧問料で、とにかくたくさんの顧問先を獲得するという戦略をとっていることが多い。
  2. 職員一人あたりの担当件数が少ない税理士事務所
    顧問先1件あたりの顧問料を高額に設定する代わりに、
    1件1件の顧問先に対して質の高いサービスを提供するという戦略をとっていることが多い。

↑個人的には、この後者の戦略をとっている税理士事務所で働くのがおすすめですね。

質の高い税理士実務を学べますし、

時間的に余裕をもって働けるので試験勉強との両立もやりやすくなります。

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9. クライアント経営者から「会計や税務以外の相談」をされてきつい

税理士事務所の仕事は、会計や税務に関する知識をサービスとしてお客さんに提供することです。

ただし、顧問先の経営者のニーズによっては、

経営コンサル的な助言を求められることもあります。

これは正直に言って、

税理士事務所の職員には荷が重いです。

経営についての助言を求められても

「正直よくわからない…」というのがホンネですね。

転職経験者

ほとんどの職員は「会計や税務の専門家」であっても、

経営者の経験はありませんからね(みんなサラリーマンです)

「今年のうちの税金がいくらになる?」という質問には答えられても、

「うちの経営戦略どう思う?」という質問にきちんと答えられる人は少ないわけです。

それでも仕事の性質上「わかりません…」とは言いにくいのがこの仕事のきついところです。

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10. 先輩が仕事を教えてくれないときつい

税理士事務所 未経験 きつい

(未経験者ほど「どういう事務所で働くか?」の選択が重要です)

 

税理士事務所で働く税理士(税理士補助)は、

お客さんに会計や税務の知識を提供するのが仕事内容です。

なので「仕事を覚えるまで」が一番大変です。

未経験入社してすぐの時期に先輩に放置されてしまうとかなり厳しいですね。

仕事が激務すぎて教育体制が整備されていない事務所に入ってしまうと悲惨です。

私が最初に入社した事務所(ブラック事務所)でも、

未経験者「先輩のまねをしながら覚えて」

という感じで、ほぼ放置でした。

(自分から先輩に食らいついていく…ぐらいの態度が求められました)

転職経験者

ここでも未経験者ほど勤務先の事務所選びは重要になります。

例えば従業員数5名以内の小規模事務所は、

教育体制が整備されていない可能性がかなり高いので注意しましょう。

きちんと新人研修を受けてから実務に入っていきたい人は、

ある程度の規模(従業員20名以上など)で、

長く運営されている事務所を最初の勤務先に選ぶのが良いでしょう。

 

未経験者ほど「ゼロから仕事を教えてもらえる環境」の税理士事務所を選ぶべき

税理士事務所 未経験 きつい

(税理士補助は「仕事を覚えるまで」が一番きつい)

 

このように、税理士事務所で働く税理士補助は、

仕事を一人前にこなせるようになるまでが一番大変です。

逆にいうと、ある程度仕事を覚えてしまえば

自分自身の判断で仕事をできる部分が多いですし、

お客さんから頼りにされる仕事なので楽しくなってくると思いますよ。

これから未経験で税理士業界に転職する人は、

「最初に勤務する税理士事務所の職場環境」

には徹底的にこだわってください。

未経験者にもゼロから仕事をきちんと教えてくれる事務所を選ぶことが大切です。

この業界では未経験者ほど「どこで働くか?」が重要と思っておいてください。

税理士事務所の中には、はっきりいって劣悪な環境になっている事務所も少なくありません。

いわゆる「ブラック事務所」が存在しているのも現実なんですね。

私が最初に入社した事務所も、

まさに典型的なブラック事務所でした。

まったく仕事がわからない状況で現場に放り出され、

本当に地獄のような目にあいました…。

転職経験者

ブラック事務所で未経験者が働くのは本当に過酷なので、

絶対にまちがえて入社しないよう注意してください。

↓こんな感じで、新人教育をていねいに行うことを明示している事務所もたくさんありますからね。

税理士事務所 未経験 きつい

(新人研修や教育に力を入れている税理士事務所の求人例)

 

↑なお、TKCというのは税理士の同業組合のようなもので、

新人職員の業務研修やセミナーなどを行っている組織です。

セミナーを通じてよその事務所の新人職員の方たちと出会えたりするので、

情報交換の場として貴重な体験になることが多いですよ。

>>未経験OKの税理士事務所求人を見てみる

 

11. ミスが許されない仕事なのがきつい

税理士事務所(税理士)の仕事は1円単位の正確さが求められる仕事です。

決算書や申告書の数字に1円でもまちがいがあれば、

それだけでお客さんからの信頼を損ない、顧問契約の解除にもつながりかねません。

もちろん、新人の頃には先輩の手伝い

というかたちで仕事を覚えていきますから、

いきなり責任をとらされるような事態は起こらないでしょう。

転職経験者

また、顧問先に対して最終的に責任を負うのは所長税理士です。

職員が行った計算については、

所長税理士自身がしっかりと検算やダブルチェックを行うのが普通ですね。

ミスは事務所内でフォローできれば大きな問題に発展することはありませんから、

過度に失敗を恐れる必要はありません。

むしろ、仕事で失敗をしても許されるのは新人の特権です。

入社して1年〜3年ぐらいまでは失敗を恐れずいろんなことにチャレンジしていきましょう。

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12. 業界的に「変化の波」がきていてきつい

これは最近になってからの話ですが、

税理士業界は「変化の波」がきている業界です。

会計や税務という仕事は、単純作業的な仕事も少なくないのですが、

そういった作業はAIや会計ソフトが代替するようになってきています。

これまでは税理士といえばいわゆる「先生ビジネス」で、

顧問先を獲得してしまいさえすればあとはなんとでもなる…

みたいな部分が多くありました。

逆にいうと、顧問先の経営者からの信頼を勝ち取り、

「経営者の右腕」的な立場になれる税理士は強いですね。

転職経験者

良くも悪くも、税理士業界は今後、

勝ち組と負け組がはっきりしていくと思います。

これから未経験で税理士事務所に転職する人は、

顧客に対して付加価値を提供するという

意識の高い事務所を選んで就活していくのが良いと思いますよ。

将来的には税理士として独立を目指す人も、

どういう事務所で修行するか?はとても大切です。

今後はぬるい仕事をしている税理士事務所が

どんどん淘汰されていくのは間違いありません。

「税理士試験に合格しさえすれば稼げる」

みたいな時代はとっくに終わっていることは理解しておいて下さい。

>>AI時代も生き残る!競争力が高い税理士事務所の求人を探す

 

13. 会計の仕事だと思ったら「法律の勉強」も必須できつい

税理士や税理士補助というと、

会計や税金の専門家なので、

数字に関係する仕事を担当する。

↑こんなふうに思っている人が多いと思います。

もちろん、これはまちがいではありません。

ただ、税理士(税理士補助)の仕事には

「法律の仕事」の側面もかなり大きいです。

具体的には税法ですね。

条文の意味について調べたり、

その条文の解釈をめぐって問題となった判例や通達を調べる…

みたいな仕事がとても多いんです。

あと、

  • 社会保険関係のルールを調べたり、
  • 給付金や助成金のルールを調べたり…

↑なども多いですね。

法律の条文というのはものすごく独特の文章ですから、

生理的にきつい…

と感じる人も少なくありません。

税理士(税理士補助)の仕事内容には、

法律家としての側面も大きいことを知っておいてください。

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14. 地味でコツコツ系の作業仕事が多くてきつい

税理士・税理士補助の仕事は、

コツコツ系の事務作業がものすごく多いです。

  • 会計ソフトに数字を1つずつ入力していったり、
  • 領収書(レシート)を一枚ずつチエックしたり…

↑みたいな仕事が日常業務になります。

もちろん、顧問先の経営者の相談に乗ったり、

税務調査に立ち会って調査官と交渉したりみたいな

華やかな仕事(?)もあるのですが、

そうした仕事は地味なコツコツ作業を積み重ねた先にあるものです。

(地味なコツコツ作業をきっちりこなして、

信頼を勝ち取るからこそ、お客さんからいろんな相談をしてもらえます)

この手のコツコツ作業が性格的に無理…

という人は、税理士(税理士補助)の仕事はかなりきついと感じると思います。

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15. 人間関係が悪い事務所だと精神的にきつい

税理士事務所 未経験 きつい

(「小さな組織」である税理士事務所で人間関係が最悪だと地獄です)

 

税理士事務所は基本的にどこも小さな組織です。

(従業員20名未満の事務所が業界全体の8割以上を占めます)

転勤や異動などはありませんから、ずっと同じ顔ぶれで働くことになります。

なので、事務所内の人間関係が悪いと職場の雰囲気は地獄です。

先輩に手取り足取り仕事を教えてもらわない未経験者が

こういう職場で働いていくのは、相当なストレスでしょう。

転職経験者

転職活動では実際に事務所に足を運ぶ場面もあると思います(面接のときなど)

そういった場ではぜひ職員どうしがどんなコミュニケーションをとっているか?

をよく観察してみてください。

なんとなく見えてくるものがあるはずです。

 

税理士業界専門の転職エージェントから「内部情報」をもらうこと

(転職サイトには、無料の転職エージェントサービスがついているものもあります)

>>税理士業界専門の転職エージェント(無料で使えます)

 

入社前に、勤務先になる税理士事務所の内情をよく知っておきたい人は、

転職エージェントを使っていろいろ情報をもらっておくのが良いです。

↓以下のような情報を応募前に知ることができるので役立ちますよ。

  • 所長税理士の性格や人格
  • 応募先事務所の社風
  • 入社後の職員年収の推移
  • 職員の男女比率
  • 職員の年齢構成
  • 職員の税理士試験有資格者の割合
  • 新人教育体制の有無

転職エージェントは無料で使えるものですので、絶対に使った方が良いです。

ただし、税理士業界はかなり特殊な業界ですので、

この業界(税理士事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

(リクナビとかの一般向け転職エージェントだと、

「税理士って何?」

みたいなエージェントに担当されることもあるので注意)

転職活動は情報収集が命です。

入社後に「変な事務所に入ってしまった…」

なんてことになるリスクを絶対に避けたい人は、

転職エージェントを活用するようにしましょう。

>>税理士業界専門の転職エージェント(無料)

 

16. 時間管理がかなりシビアできつい

税理士事務所の職員あるあるですが、

とにかく「時間がない!」です。

朝から月次監査(巡回監査)で1日に1〜2件の顧問先をまわったら、

だいたい夕方になっていることが多いですね。

その後に事務所に戻ってきて、

担当先の決算業務をやる…ってやってると、

下手すると毎日残業です。

税理士試験の勉強をしながら働く場合には、

仕事が終わった後に資格スクールに通うことになるでしょう。

よほど時間管理をシビアにやっていかないと、

とても勉強どころではありません。

もちろん、事務所によって仕事量はかなりちがいます。

税理士試験との両立を目指す人は、

ワークライフバランスの良い事務所を自分の職場として選択することが大切ですよ。

>>目次に戻る

 

17.「自分の裁量がない」のが辛い…

私が個人的に未経験入社して一番きつかったのは、

「自分の裁量で仕事を進められない」ことです。

前職の営業マンの時は、

年間の個人目標があらかじめ決まっていて、

「年度末までに目標達成すれば、それ以外はすべて自分の裁量で決めてOK」

という感じで働いていました。

これに比べると、税理士事務所の仕事では「このときまでにこれをやる」というしばりが多いです。

税金の申告期限というのは「この税金の申告期限はこの日」というふうに決まっていますから、

締切スケジュールがこまめに決まっているんですね。

例えば、法人税の申告書の提出期限は、決算月の2ヶ月後です。

決算月は企業によって違うわけですが(3月決算だったり、12月決算だったり)、

税理士事務所の職員は一人で20件前後のクライアントを担当していますから、

必然的に、ほぼ毎月、自分の担当クライアントの提出期限がくる…という感じで仕事をすることになるんですね。

一般企業での仕事の中には、締切が過ぎても先方に頼み込めば何とかなるものもあると思います。

ですが税理士事務所の仕事には、それがほとんどありません。

締切を過ぎれば顧問先企業が「法律違反」になってしまいますから、ものすごく迷惑をかけてしまうのです。

 

まわりとスケジュール調整しながら仕事を進める必要がある

また、税理士事務所の仕事は、

事務所内での「複数人でのチェック体制」で進むことが多いです。

なので、自分の裁量でスケジュール配分して進めるというわけにはなかなかいきません。

↓締切から逆算して、以下のような業務スケジュールをまわりと相談しながら決めなくてはいけないのです。

  • 顧問先との決算の打ち合わせ
  • それに使用する資料作成
  • 申告書作成に必要な資料の回収
  • 申告書作成
  • 所長のチェック
  • 顧問先への報告

新人時代は、当然ながら先輩や所長税理士に合わせてスケジュールを組むことになります。

慣れてしまえばどうということはないのですが、

未経験でまだ慣れていないころはこういう仕事の進め方にとまどいました。

自分の休みを取得するタイミングを自分でなかなか決められなかったりするのには苦痛を感じていましたね。

>>給料安くて超激務な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと

 

私の職歴(3社の税理士事務所を経験)

税理士事務所 未経験 きつい

(税理士資格を取得して、肩書きに「税理士」と入れられるようになりました…)

 

現在、私は父と一緒に都内で税理士事務所を経営しています。

いわゆる「家族経営」の税理士ですが、

もともとは普通の企業で働く営業マンでした。

(外資系の医療機器メーカーで営業をやっていました)

ただ、この営業の仕事があまりに激務で「もう辞めようかな…」と悩んでいた頃に、

父から「税理士やってみたら?」とすすめられたのが税理士業界に入ったきっかけです。

 

1社目の税理士事務所に未経験で入社(年収800万円→年収300万円にダウン…)

すぐに父の税理士事務所に入れば確かに楽な部分はあったと思いますが、

私自身としては甘えたくない気持ちもあり、

修行も兼ねてまったくの他人の税理士が経営する税理士事務所で働くことを考えました。

(転職活動についても、父のコネも何も無しで「未経験資格なし」でやりました)

年収も300万円スタートです。

外資系の営業マンとして年収800万円から、年収300万円に未経験者にダウンです。

正直、これはかなりきつかったですね。

ただ、当時は将来的に税理士として独立することを考えていましたから、

「税理士事務所で実務経験を積めるならそれでOK」ぐらいの気持ちで転職活動していました。

年収についてもあまり気にしていませんでしたね。

 

年収がかなり低めの税理士事務所は「ブラック事務所」の可能性大

ただ、今から思うと、

こういう転職活動のやり方は完全に失敗だったと思っています。

年収がかなり低い事務所というのは、

必然的にスタッフも「使い捨て」のような扱いをしがちで、

雇用環境が劣悪になりやすいんです。

実際、私が未経験で入社した1社目の税理士事務所は、

いわゆる「ブラック事務所」のような雰囲気でした。

サービス残業は当たり前、先輩職員や所長税理士によるパワハラは当たり前…みたいな感じですね。

最初は「これが税理士事務所の働き方なんだな」と納得してましたが、

少しずつ「やっぱりこれ、おかしくないか…?」と思うようになりました。

結局はその事務所を退職し、次の2社目の事務所へ転職しました。

このときの転職活動では、それほど苦労した記憶はありません。

というのも、税理士業界って実務経験があれば「転職先はいくらでもある」みたいな業界だからなんです。

どの税理士事務所でも基本的に同じような仕事をしていますし、

どこの事務所も常に人手不足ですから、

即戦力として雇ってくれるところはいくらでもあるんですね。

(経験者として認められるには、2年程度の実務経験が目安になると思います)

 

税理士業界独特のカルチャー?税理士事務所に未経験転職したとき感じた違和感

税理士事務所は一般企業と比べると、独特な雰囲気があります。

一般企業であれば、色々な部署があり、色んな人がさまざまな仕事をしていますよね。

新卒入社して何十年も働いている人や、

まったく違う業界から中途入社で転職してきた人など、

多彩なバックグラウンドを持った人たちがいて、人間関係も様々です。

これに比べて、税理士事務所には「似たような人たち」が集まってきます。

↓働いている人の多くはこんな感じです。

社会人として働きながら税理士試験の勉強をし、

毎年コツコツと科目合格を積み重ねて、

5科目合格を達成した独立を考えたり、

勤務税理士(社内税理士)として、大手事務所や大手企業にキャリアアップ転職…。

↑どうでしょう?この記事を読んでいるあなたも、

ひょっとしたらよく似たキャリアプランを持っているかもしれませんね。

税理士事務所は転職している人も多いですが、

その人たちの多くは前職も税理士事務所で勤務してきた人だったりします。

 

税理士事務所の多くは「スタッフ5〜10人程度の小さな組織」

また、一般企業と違って、税理士事務所の多くは「ものすごく小さい組織」です。

ほとんどすべての税理士事務所は従業員5名〜10名以内の小規模事務所で、

20名以上のスタッフがいる事務所なら「中規模事務所」といわれるレベルです。

↑これ、一般企業からみたら「零細企業」レベルですよね。

それぐらい、税理士業界は「小さな組織」が多い業界なのです。

税理士業界にはこういう特徴がありますから、

「この人、なんだか視野がせまいな…」と感じる人によく出くわすのが実情です。

人によっては、こうした税理士業界独特のカルチャーに拒否反応を起こす人はいるかもしれませんね。

 

2社目の税理士事務所に転職(実務経験者として年収450万円までアップ)

2社目の税理士事務所では、年収350万からスタートしました。

比較的ワークライフバランスの取れた職場でした。

同僚も私と同年代の人が多く、とても居心地はよかったのですが、

いかんせん経営状況が悪い事務所でした…。

私の入社後からもどんどん事務所経営は苦しくなっていったようで、

採用時に「いずれ年収は500万〜600万円くらいまでは上げられると思う」と聞いていたのですが、

結局は年収450万で完全にストップしてしまいました。

あまり稼げない分、仕事量が落ち着いていたのを生かして、

この事務所では税理士試験の勉強に全力投球しました。

(結果的に働きながら5科目合格できました)

 

3社目の税理士事務所(父の事務所)に転職

2社目の税理士事務所で、働きながら税理士試験に合格したタイミングで、

父が「そろそろ俺の事務所にくるか」と誘ってくれました。

父と2人で運営しているごく小さな事務所ですが、

実質的には経営者税理士として仕事をするようになり、

この仕事の楽しさを実感するようになりました。

税理士業界は「2世・3世」として親の事務所を継ぐ人が多い業界ですが、

個人的にはまったく無関係の業種業界(営業マン)や、

まったくの他人が運営する税理士事務所(ブラック含む…)で、

しっかりと実務経験を積めたことは、現在の仕事の糧になっていると思います。

税理士事務所に未経験で入社したばかりの人の中には、

「きつい・つらい・辞めたい…」と感じている人はきっと多いでしょう。

ただ、税理士業界はしっかりと実務経験を積めば転職先はいくらでもある仕事ですし、

税理士試験に合格できれば独立という道も選択できます。

ぜひ前向きな気持ちで頑張ってみてくださいね。

>>給料安くて超激務な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと

 

税理士事務所に未経験入社前に準備でやっておくと良いこと

税理士事務所 未経験 きつい

(税理士事務所に未経験入社前に準備しておくべきことは?)

 

1. 簿記二級(商業簿記)のテキストをしっかり理解しておく

入社前には簿記2級(商業簿記)のテキストをしっかり理解しておきましょう。

税理士補助業務を行うためには簿記の知識が必須になります。

会計入力は、借方・貸方や勘定科目など義務教育では学習しない特殊な知識が必要になります。

少なくとも簿記2級の商業簿記テキストまでの内容はしっかりと理解しておきましょう。

(工業簿記は仕事であまり使いません)

もちろん、余力があれば簿記2級に合格しておくのが良いでしょう。

 

2. 税金計算と社会保険計算の基本的な仕組みを勉強しておく

税理士事務所で働く税理士補助の仕事は「税金の計算」がメインです。

所得税・法人税・消費税の3つについては、計算方法をしっかりと理解しておきましょう。

また、社会保険の仕組みを理解しておくのも大切です。

健康保険や厚生年金、雇用保険や労災保険などの基本的な用語について理解するとともに、

保険料の計算方法も知っておくと良いですね。

税金計算や社会保険計算の基本的な仕組みを勉強するためには、

FP技能士などの資格テキストなどを読んでおくのがおすすめです。

ここでも試験に合格する必要はないので、内容の理解に努めましょう。

 

3. 会計ソフトを使って家計簿をつけてみる

会計ソフトを使って家計簿をつけることも良い経験になります。

現在、会計ソフトの業務は「会計ソフト」なしにはまわらないようになっています。

逆にいうと、会計ソフトさえ使えれば基本的な仕事はかなりできると思います。

会計ソフトは誰でも無料で使えるものがありますので、

税理士事務所に入社する前に使い慣れておくのがおすすめです。

会計freeeなどがおすすめです)

まずは会計ソフトを使って自分自身の家計簿をつけてみてください。

これをやっておくだけで、税理士事務所で勤務するハードルが大きく下がります。

 

4. 税理士事務所のビジネスモデルをしっかりと理解しておく

税理士事務所で働く前に、事務所のビジネスモデルを、事前に調べておくことは大事です。

ちなみに私は1社目の事務所に入ってから学びました(今思えば入る前に父から聞いておけばよかったです)。

例えば事務所の主な収入源は顧問先からの顧問料になります。

月額顧問料の相場は顧問先の企業の規模にもよりますが、平均でいうと月3~5万円といったところだと思います。

それにプラスして決算料が大体20万円から30万円くらいだとすると、一つの顧問先から年間で得られる報酬の平均は50万円から多いところで100万円くらいになります。

これに事務所が抱えている顧問先の数を乗じたものが、その事務所のザックリした年商になります。

もちろん個人の確定申告報酬や相続の臨時報酬もあるので、一概にこれが正しいわけではありませんが、その事務所の規模感は大体想像できます。

またその事務所で働いている人数も調べたほうがいいです。

なぜならその事務所の顧問先の総数を働いている人数で除した数が、自分の担当となる顧問先の数になる可能性があるからです。

私の経験上、この一人当たりの担当が20件を超えると、その事務所はブラックである可能性が高いです。

少ない人数でより多い顧問先を抱えている事務所は、顧問料が安く設定されている場合があるため給与の昇給等が見込めない可能性があるからです。

 

5. パソコンは最低限以上に使えるようにしておく

税理士事務所での仕事はパソコンが必須です。

意外とは思いますが、最近はスマホに慣れているからなのか、パソコンを使えない人も一定数います。

パソコンは当然ですが使えていないと仕事になりません。

私は新卒で入社した会社で研修等があったため、パソコンスキルは人並みにはありますが、例えば税理士事務所に新卒・未経験で入社しようとしている方は注意です。

というのも事務所にもよりますが、基本的にはパソコンの使い方の研修等はありません。

なので最低限ワード・エクセル・パワーポイントくらいは使えたほうが良いです。

ワードはまだしも、エクセルに数式を使って集計する、パワーポイントを使って資料を作成するといったスキルは自分で身につけなければならない可能性があります。

あとはキーボードのテンキーをよく使います。

ちなみに私はテンキーを使う習慣がなかったので、会計ソフトの入力作業に慣れるまで時間がかかりました。

最近のノートパソコンは小型なのでキーボードに配列されていないモデルが多いですが、税理士事務所での入力作業ではテンキーは必須です。

最初使っていないと慣れるまで時間がかかるのですが、これに慣れると電卓も打つ時間が早くなります。

>>給料安くて超激務な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと

 

未経験で税理士事務所に入社したらどんな仕事内容からスタートする?

最初に入社した税理士事務所は未経験・無資格で入社したので、先輩社員の補助として働いていました。

入社して最初の1週間は、事務所で使用する会計ソフトの基本的な使い方や、顧問先の業種やビジネスモデルについて説明を受けました。

その後、私に任された主な仕事内容は、会計ソフトを使用した入力作業や、顧問先への提案資料の作成を任されていました。

ちなみにこの事務所では担当は持たせてもらえませんでした。

いきなり未経験の担当者を顧問先に訪問させるのはリスクがあると判断されたため、先輩社員の補助にさせられたのです。

なので大まかな仕事の流れは、まず先輩社員が顧問先へ訪問し事務所に持ち帰った資料を、私が会計ソフトに入力し、試算表を作成します。

その後、完成した試算表を先輩社員が顧問先に持参し、業績を説明するといったことの繰り返しでした。

この事務所では私一人が顧問先に訪問することはなく、基本的には先輩社員に同行し、たまに資料に不足があった場合、電話して追加資料を請求するくらいしかやり取りはありませんでした。

前職で営業の経験があったので、顧問先との関係性を築くことには自信があったのですが、あまりその機会を与えられなかったことは、当時は悔しかったです。

 

未経験者は給料安い?私が税理士事務所に入社した当時の給料

1社目の税理士事務所では主に先輩社員の補助として働いており、主な仕事内容は会計ソフトを使用した入力作業や、顧問先への提案資料の作成でした。

そのため前職は営業だったので一日中外回りが多かったですが、一変して一日中事務所で内勤作業となったため、最初は慣れるのに苦労しました。

当時の月収は額面で25万で手取りは約20万くらいで年収は300万円でした。

なおこの事務所では、ボーナスは1年以上勤務したら支給されるとのことでしたので、私はもらうことはありませんでした。

ちなみに最初の給料の使いみちは、簿記2級の資格を取るために、資格スクールへの申込でほとんど消えました。

最初給料が出たときは「大分減ったな・・・」と思いました。前職では営業によるインセンティブ収入もあったので、より愕然としました。

ですが、前職の退職金による貯金もあったので「これも修行だ」と気を持ち直して当時は仕事に臨んでいました。

しかし会計ソフトの入力作業や資料作成は慣れてくると単純作業になり、そのうえ残業時間も多くなると、さすがに仕事へのモチベーションも徐々に低下していました。

そんな状況だったので、改めて自分の給与の手取りを見たとき、仕事の内容も労働時間にも見合ってないとつくづく思いました。

 

税理士(税理士補助)の基本業務ルーティンはこんな感じ

税理士 仕事内容 きつい

(税理士・税理士補助の仕事内容をくわしく説明します)

 

税理士事務所で働く税理士・税理士補助の仕事内容について、

↓もう少し具体的に説明すると以下のような感じになります。

 

1. 月次監査(巡回監査でも同じ)

税理士事務所の職員は、

それぞれ自分が担当する顧問先クライアントがあります。

それらの担当顧問先を「月に1回」などのペースで実際に訪問し、

会計ソフトに入力してある数字と、

実際の帳簿の数字が合っているかチェックするのが巡回監査です。

職員1人につき20社程度〜

の数のクライアントを担当することが多いです。

何社担当するか?は事務所によってかなり違って、

30社とかになるとかなりの激務ですね。

転職経験者

>>仕事が激務すぎる「ブラック事務所」に入りたくない人へ

 

月次監査は基本的に「帳簿のチェック業務」になります。

ただし、クライアントからするとせっかく顧問の税理士と顔を合わせて会えるチャンスですから、

節税対策その他でいろいろ質問をされることが多いですね。

最近ではリモートで月次監査を済ませる事務所も多くなっているようですが、

対面でコミュニケーションを重ねているうちに大きなお金が動く案件が出てきたりします。

対面とリモートは一長一短なので、組み合わせが大事になるでしょうね。

↓※税理士事務所の仕事内容「月次監査=巡回監査」についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

会計事務所 仕事内容 月次監査
会計事務所の仕事内容:月次監査(巡回監査)とは?

今回は、会計事務所の仕事内容の基本である「月次監査(巡回監査)」について説明します。月次監査をきちんとやっているかどうか?で会計事務所職員の仕事の質が決まると言っても過言ではありません。ぜひ具体的にイメージしながら読んでみてくださいね。

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2. 決算業務と税務申告業務

日本国内で活動するすべての会社は、

1年に1回は決算をして税金を納めないといけません。

この決算業務・税務申告業務をクライアント企業の代わりにお金をもらってやるのが、

税理士や税理士補助の基本的な仕事内容になります。

職員はひとりにつき20社〜30社のクライアント企業を担当していますから、

必然的に年間で20回〜30回の決算業務をこなすことになりますね。

決算・税務申告業務は、

税理士事務所職員のもっとも重要な基本業務

ということができますね。

転職経験者

1.でみた「月次監査=巡回監査」で「月に1回のチェック」を毎月積み重ねていき、

これを1年かけて12回やったら、

最終的に決算・税務申告を行うことになります。

月次監査・巡回監査は「外回りの仕事」ですが、

決算業務・税務申告業務は「事務所内でやる仕事」という感じです。

↓決算業務・税務申告業務についてよりくわしく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

税理士事務所,仕事内容,決算
会計事務所の仕事内容:決算業務・税務申告ではどんなことをする?

この記事では、会計事務所の仕事内容のうち「決算業務」について説明します。決算業務は会計事務所の仕事のうちもっとも重要な仕事といえます。会計事務所職員としてどの程度の実務経験があるか?については、この決算業務の経験数で測られることも多いです。最重要業務という位置付けですので、ぜひ具体的に理解しておきましょう。

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3. 年末調整業務

税理士事務所のクライアント企業は、従業員さんを雇用しています。

その従業員さんたちのお給料の金額から所得税の金額を計算し、

納税額をクライアント企業にお伝えするのが年末調整業務です。

所得税は1月〜12月に得た所得金額から計算されますから、

年末12月になったタイミングで初めて計算できます。

毎月のお給料からは「源泉所得税」

というかたちで税金が天引きされていますが、

実はこれは概算額(だいたいの金額)なのです。

転職経験者

この概算額を「正確な金額」に計算しなおすのが年末調整で、

「年末」のタイミングでやる納税額の「調整」なので、年末調整と言います。

年末調整はクライアント企業の経理担当者が自力でやっているケースもありますが、

多くのケースで税理士事務所に丸投げというかたち依頼されます。

↓税理士事務所の仕事内容としての年末調整業務について、くわしくはこちらの記事をご覧ください。

税理士事務所,仕事内容,年末調整
会計事務所の仕事内容:年末調整業務ってどんなもの?

この記事では、会計事務所の仕事内容のうち「年末調整業務」について解説しています。年末調整とは、ごく簡単にいえば顧問先企業に雇われている従業員さんの所得税を計算する業務のことです。年末〜翌年1月にかけて行う業務で、会計事務所職員としては本格的な繁忙期となる直前期に行う仕事です。

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4. その他のスポット業務

ここまでみた1.〜3.の業務が、

税理士事務所職員の「基本業務」になります。

(1. 月次監査・2. 決算業務・3. 年末調整)

 

これら3つにプラスして、

↓以下のようなスポット業務(単発依頼の業務)も、

税理士事務所の仕事内容に含まれます。

その他のスポット業務

  1. 相続税の申告
    人が亡くなると、亡くなっていた人の財産は家族が遺産として相続します。
    遺産を相続した人は、遺産の金額が一定額を超える場合には、相続税という税金を納めないといけません。
    この相続税の計算を行うのも税理士や税理士補助の仕事です(税理士事務所にお客さんが相談しにきます)
    クライアント先の企業経営者が亡くなったので、その相続税申告を担当するなどのケースもありますが、基本的には相続税申告業務は単発のスポット業務になることが多いです。
    普段の業務にプラスして行う仕事なので、繁忙期などに急な依頼が入るととても忙しくなることもありますね。
  2.  税務調査の立会い
    クライアント企業に対して、税務署(国の役所)から税務調査が入ることがあります。
    日本では「自分の税金は自分で計算して、納める」が基本なので、その計算が正しくルールに従って行われているか?を国はチェックしに来るわけです。
    税務調査は年中ランダムに行われますので、基本的に単発のスポット業務になります。
    なお、実際の税務署職員さんはとても腰が低い人が多いですね(「マルサの女(古い?)」みたいなイメージはあまりありません)
    税理士事務所の職員はこの税務調査の立ち会いを行います。
    具体的には、税務署の職員さんが日時を指定して「会計帳簿を見せてくれ」と言ってきますので、その場に同席して質問などに対応するのが税務調査の立会業務になります。
  3.  融資対策の書類作成業務
    顧問先のクライアント企業が銀行からお金を借りるためには、決算書を銀行に提出したり、事業計画書を作成して提出したりと言ったことをしなくてはいけません。
    決算書をクライアント企業の代わりに作成しているのは税理士事務所(税理士・税理士補助)ですから、融資がスムーズに行われるように決算書の内容を補足する書類を作成したり、リアルで実現性が高い内容の事業計画書を作る支援をするのも税理士・税理士補助の仕事内容になります。
    銀行からの融資が無事に通るかどうか?は、クライアント企業の生死を分ける重要なイベントになることが多いです(融資がうまく通らないと、下手したらクライアント企業が倒産…なんてことも)
    融資対策の支援は税理士事務所の職員にとっても力の見せ所といえるでしょう。

 

税理士事務所では「4種類の人たち」が働いている

税理士 仕事内容 きつい

(税理士事務所では大きく分けて4種類の人が働いています)

 

税理士を目指す人の多くが、

税理士事務所で仕事をしながら

試験合格を目指しています。

税理士事務所では、大きく分けて

↓以下の4種類の人たちが働いていることを知っておきましょう。

この記事を読んでくれている人の多くは、

3. 無資格職員(税理士補助)からスタート

になるかと思います。

転職経験者
  1. 所長税理士
    税理士事務所のボスで、普通の会社でいう社長。
    ある程度の規模の事務所になると自分で計算業務をやってる人は少数派(ベテラン職員を雇って丸投げ)
    なので、仕事内容は普通の会社の社長とほぼ同じだったりする。
  2. 職員(税理士有資格者)
    税理士資格はすでに持っているけど、あえて独立はせずにサラリーマンとして生きている人たち。
    独立準備のために実務修行中だったり、見込み顧客の開拓中だったりの人も多い。
    なお税理士は開業にそんなにお金はいらないので「今は開業に向けて資金を貯めてます」は言い訳だったりする。
  3. 職員(無資格者・税理士補助)
    税理士業界の人口の8割はここ。これから税理士目指して働きながら勉強スタート!という人から、
    すでに業界30年…みたいな人もいる。
    なお、サラリーマンとしてめっちゃ稼ぐベテラン無資格職員もたくさんいます。
  4. 内勤のスタッフ
    外部の顧客対応はせず、事務所内でスタッフとして働いている人たち。
    必ずしも会計や税金の知識がある人とは限らず、アルバイトや派遣スタッフのケースもあり。
    女性比率が圧倒的に高いのが実際のところで、なぜか2.や3.の職員と結婚して寿退職するケースが多い。

なお、将来的に税理士として独立開業したい!という人も、

5年〜10年ぐらいはよその開業税理士の事務所で

実務修行をしてから独立するのが一般ルートです。

いきなり修行もなしに独立!とかは、

この業界では普通はありえないです。

(勉強できるだけでは食っていけないので)

転職経験者

 

未経験で税理士事務所に入社するための条件とは?

私が経験した事務所で採用の際、重視していたのはコミュニケーション力とやる気でした。

もちろん税理士試験の科目合格数(特に法人税・所得税・相続税)や、年齢が若いといった項目は書類で審査する際は非常に有利に働きます。

ですが、面接の際に一番見られているのは、コミュニケーション力とやる気です。

税理士事務所の多くは基本的には狭い組織です。

それゆえに円滑にコミュニケーションが取れる人でないと、所内の仕事が回らないこともありました。

また顧問先に伺うこともあるので、相手の社長に対して、コミュニケーションが取れないと、顧問先との関係が悪くなる可能性もあります。

ちなみに私も未経験ながら採用してもらえたのは、営業マンとして働いた経験があることが評価につながったと当時の所長に聞いたことがあります。

また私が経験した事務所では、科目合格している方としていない方で両者とも未経験であれば、税理士事務所側は基本的には同じという考えでした。

科目合格していれば仕事ができるというわけではないので、事務所に入ってどんな仕事がしたいかという熱意を持っている方を採用していたと思います。

なので私の経験でいうと、コミュニケーション力とやる気があれば、未経験でも採用してもらえる可能性は大いにあると思います。

>>給料安くて超激務な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと

 

きつい税理士事務所の仕事を乗り切る!メンタルと対策方法

税理士 仕事内容 きつい

(きつい税理士事務所の仕事をこなしていくコツ)

 

ここまでは

「税理士事務所で働く税理士・税理士補助の仕事って、

こういうしんどいことがあるよ」

↑というお話をしてきました。

ここからは、そういうしんどい

税理士・税理士補助の仕事を、

上手に乗り切るコツみたいなもの

をお教えしたいと思います。

転職経験者

1. 低年収職員と高年収職員の違いを知っておく

まず、大前提として知っておくべきことは、

税理士といっても

高年収の人低年収な人の2種類がいることです。

日本最難関の国家試験である税理士試験ですが、

これに合格したからといって別に稼げるようになるわけではありません。

税理士資格持ってるけど

ギリギリの生活費しか給料稼げなくてブラック…

↑こういう人がわんさかいるのがこの業界の現実です。

転職経験者

逆に言えば、税理士資格を持っていないし、

はっきりいってあんまり勉強できないタイプの人でも

バリバリお金を稼いでいる人ってたくさんいます。

せっかくこの業界で働くなら、

ぜひ高年収になりたいですよね。

税理士試験合格を目指す/目指さないにかかわらず、

この業界でお金を稼げるようになるコツ

みたいなものを知っておくことはとても大切です。

こういう「稼げている人」は何が違うのか?を知っておき、

自分の働き方にも取り入れてみることが大切ってわけですね。

で、税理士業界で資格持っていなくても稼げてる人の特徴

↓はこういう感じです。

転職経験者
  1. 新規の顧問先を紹介で取ってくることができる
  2. 生命保険など「お金が動く節税対策」で手数料を稼げる
  3. 大手の税理士法人で働いている

これも順番に見ていきましょう。

↓※ 飛ばす人はこちらをクリックしてください。

>>マジでどうしようもない「ダメ事務所・ブラック事務所」の存在も知っておく

 

無資格でも稼げる人の特徴1. 新規の顧問先を紹介で取ってくることができる

この1. はコミュ力高い人向けです。

税理士事務所って顧問先が払ってくれる月額顧問料で稼ぐビジネスなので、

当然ながら顧問先を新規開拓できる職員は歓迎されます。

私が過去に働いていた事務所では、

新規開拓が決まったら、

「月額顧問料の3ヶ月分」みたいな感じで、

給料にボーナスがついてました。

月額顧問料はだいたい2〜3万円が相場です。

(なので開拓1件につきボーナス6万円〜9万円程度)

転職経験者

この稼ぎ方のコツは、

とにかく「紹介」で新規をとってくることですね。

税理士・税理士補助のお客さんは中小企業の経営者さんです。

で、経営者って「経営者友達」がたくさんいるんですね。

なので、自分の担当している顧問先の社長と仲良くなって、

その社長のお友達を紹介してもらうのを狙うわけです。

コミュ力というか、営業力は必要になりますが、

「税理士・税理士補助=お金の専門家」

ということで経営者はかなりしっかり私たちの話を聞いてくれます。

信頼関係を築くのはそんなに難しいことではないですよ。

 

無資格でも稼げる人の特徴2. 生命保険など「お金が動く節税対策」で手数料を稼げる

コミュ力にあんまり自信がない人におすすめなのがこの方法です。

税理士が生命保険の提案するってどういうこと?

って思われるかもしれませんが、

これってかなり王道のパターンなんですね。

転職経験者

生命保険って会社名義で入ると

保険料を経費で落とせるんで、

節税対策としてとてもポピュラーな方法なんです。

あと、会社の経営者ってたいていはでかい金額の借金を抱えているんで、

社長が死んだら家族に借金がいきます。

こういう悲惨なことにならないように、

借金対策として生命保険に入り、

かしこく節税対策しながらリスクに備えましょう、

↑現場ではこういう感じのセールストークになります。

これが驚くほど決まるんですね。

で、会社名義の生命保険って個人の生保と違ってものすごくでかいお金が動くんです。

普通に保険金額3億とか5億とかみたいな保険に入るので、

保険料も毎月10万とか20万円単位になります。

そして、こういうのが決まると、

生命保険会社から税理士事務所に対して紹介手数料が入ります。

税理士事務所としては月額顧問料プラスアルファの収入なんで、非常に助かるんですよ。

そうすると、契約を決めてきた職員(勤務税理士や税理士補助)にボーナスを出そう、となるわけですね。

私もこのボーナスで

月に30万円ぐらいもらったことがあります。

転職経験者

事務所によって職員への配分は違うと思いますが、

生命保険をコンスタントに決められる職員は高年収になれるのはまちがいないです

これって有資格者・無資格者関係なしなので、

税理士試験あきらめ組の無資格職員は、

こういうところを極めて高年収になっていくケースが多いですね。

 

無資格でも稼げる人の特徴3. 大手の税理士法人で働いている

税理士事務所で無資格でも稼げる職員の特徴3つ目は、

大手の税理士法人で働いている

↑ズバリこれです。

なんだか身もフタもない感じがしますが、

大手の事務所って、個人事務所レベルの事務所に比べてやっぱり固定給が高いんですね。

↓大手事務所の給料事情や採用事情についてはこちらの記事で詳しく書いています。

big4税理士法人 転職
BIG4税理士法人への転職は難易度高い?学歴や科目合格は必須条件?

税理士や税理士補助としてキャリアアップを目指す人の中には、BIG4税理士法人への転職を目指している人も多いでしょう。この記事では、BIG4税理士法人への転職を成功させるためのポイント(学歴や科目合格の必要性)について解説します。参考にしてみてください。

続きを見る

必然的に採用でのライバルは多くなりますが、

  • 未経験者の場合
    税理士科目合格3科目程度
    できれば英語力
  • 実務経験者の場合
    売上数億円・従業員10〜20人前後のクライアント企業で、ひとりで法人税申告まで完結できる実務レベル

↑このどっちかに該当するなら、

大手事務所でも普通に採用候補になれるかと思います。

大手事務所は福利厚生が比較的良いので、

落ち着いた環境で働きたい人は狙ってみると良いでしょう。

>>どうしようもない「ダメ事務所・ブラック事務所」の存在も知っておく(この場合は転職一択)

 

2. 給料以外で得られるものに注目する

「税理士事務所の仕事をこなすコツ」の2つ目です。

2つ目は「給料以外で得られるものに注目すること」で、

これは長い目で見たときにかなり大きな資産になります。

というのも、税理士事務所って「会計・税務についての超濃い実務経験」が積める場所なんですね。

イメージ的には、

一般企業の経理だったら3年ぐらいかけて

ゆっくり学ぶ実務を、

税理士事務所なら1年で学ぶみたいなイメージです。

私は税理士事務所と経理の両方の実務経験が長いので、

これは体感ベースでほぼまちがいない感じです。

転職経験者

ドラゴンボールで「精神の時の部屋」っているのが出てきますが、

税理士事務所で働くのってまさにあんな感じです。

実務的には短期間で非常にハイレベルになれるわけですが、

当たり前ながら仕事はかなりきついです。

税理士事務所ってはっきりいって給料低めなんですが、

こういう「給料以外で得られるもの」がかなり大きいので、

かなり優秀な人でも、しばらくは修行するつもりで働いているケースは多いですね。

 

人脈(顧問先社長とつながっている別の社長)

あと、給料以外で得られるものとして「人脈」も大きいです。

税理士事務所職員って、

中小企業の経営者がお客さんなんですね。

マジで「毎日やり取りする人」が、

会社の経営者なんです。

転職経験者

もちろん経営者とは言っても「中小企業の」ですけど、

中小企業ほど「業界内の経営者どうしの横つながり」がかなりしっかりしているのも見逃せません。

例えば建設業の顧問先。

ある程度の規模の仕事やってる事業者さんの場合、

ひとつの現場仕事を完了するためには、

いろんな種類の職人さんたちを集めてこないといけません。

そして、その職人さんたちって、

ひとりひとりが個人事業主だったりするんですね。

税理士事務所の職員からしたら、

彼らすべて「将来のお客さん候補」なわけです。

既存のクライアント企業の社長との信頼関係をがっちり築けば、

こうした「現場で繋がってるお友達(ぜんぶ社長)」たちを、

新しい顧問先として紹介してもらえるケースは少なくありません。

税理士事務所で働きながら、

将来的に税理士として自分の事務所を持って独立!

を目指している人にとって、

日頃の仕事をしっかりやっていくことが、

将来の自分の事務所の顧問先開拓にもつながるわけです。

これは税理士事務所で働く場合に

「給料以外で得られるもの」としてかなり大きいです。

目の前のお給料の金額だけを見るのではなく、

こういう視点も持っておいて損はないと思いますよ。

(特に、将来的に独立を目指している人は)

3. マジでどうしようもない「ダメ事務所・ブラック事務所」の存在も知っておく(この場合は転職一択)

税理士 仕事内容 きつい

(ブラック企業…といわざるを得ないような過酷な労働環境になっている税理士事務所も中にはあります)

 

将来的に税理士を目指す人は、

まずは税理士事務所に入社して仕事を覚えることがキャリアのスタートラインです。

ひとつの税理士事務所で一人前に仕事をこなせるようになれば、

その後はもっと給料の良い事務所に転職しても良いですし、

一般企業の経理職として活躍することも可能になります。

ただし、税理士事務所の中には「ブラック企業」といわざるを得ないような過酷な労働環境のところもあるので注意が必要です。

特に、未経験で入社する最初の事務所の選び方には要注意ですね。

税理士事務所というのは、どこもとても小さな組織です。

(スタッフ5名〜10名程度のところがほとんど)

労働組合のようなものも普通はありません。

事務所経営者である所長税理士が圧倒的に強い権力を持っていますので、

所長税理士の考え方しだいでは、

ブラックな労働環境になってしまうことがあるのです。

最近はブラック企業への風当たりが非常に強くなっていますので、

税理士業界でもブラックなところはずいぶん少なくなっています。

しかし、中には「スタッフなんて使い捨て」という考え方で、

従業員を搾取することしか考えていない開業税理士がいるのも現実です。

こういう事務所にまちがえて入社しないように注意しないといけません。

 

私が経験したブラック企業の実態…

税理士 仕事内容 きつい

(私が実際に経験したブラック事務所の勤務実態…)

 

参考までにですが、私が実際に経験したブラック事務所では、

↓職員はみんなこんな感じで働いていました。

  • 20代後半でも月給20万円あればいいところ(年収300万円前後)
  • 繁忙期は毎日終電ギリギリまで残業…。
  • 残業するのは「お前の仕事が遅いから」といわれ残業代の支給はなし
  • 新人は3年以内にほとんど全員が退職…。
  • 所長税理士がパワハラ気質で毎日怒号が飛びかう職場。
  • 新人は「どうせすぐ辞めていく」と仕事を教えてもらえない。

この事務所では冗談抜きでボロ雑巾のように酷使され、

うつ病寸前までいきました。

それでも2年ほど働きましたが、

結局この事務所は辞めて別の事務所に転職しました

転職経験者

ブラック事務所の労働環境は本当に過酷です。

税理士試験との両立なんてまず不可能なので、

くれぐれも注意してくださいね。

 

給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

  • 未経験で科目合格もなしだけど、年収400万円は欲しい。
  • いずれは税理士として独立目指す。でも今の年収はさすがにキツいのでなんとかしたい…。
  • 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
  • パワハラな所長税理士の下で、江戸時代の丁稚奉公みたいに働くのは絶対嫌…。

↑こんなふうに不満や不安を抱えている方、税理士志望者にはきっと多いと思います。

職員を「使い捨て部品」ぐらいにしか考えず、

安月給で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も残念ながら存在しているので注意してください。

こういうブラックな事務所ほど、

うちは家庭的でアットホームな職場です!」

…とかアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。

管理人

いま税理士事務所で働いている人もこれから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。

もちろん、すべての税理士事務所がブラックという意味ではありませんよ。

最近は年収高めで残業も少ないホワイト事務所も増えてますからね。

重要なのは、転職サイト等で求人を見た時に、

ブラックとホワイトを見分けられるようにしておくことです。

ブラック事務所の求人を最初から応募の選択肢に入れないように注意しましょう。

 

ブラック事務所に「間違えて応募」しないようにするには?

ブラック事務所に間違えて応募したくない人は、

税理士事務所専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。

↑こちらのような税理士業界専門の求人サイトでは、

極端に条件が悪い求人はそもそも掲載できない仕組みになっています。

ブラックでも簡単に求人掲載できてしまうリ●ナビやハロワとは違って、

業界専門のエージェントが「最低限の年収や福利厚生条件を満たしているか?」で事務所の求人を厳しくチェックしています。

ブラック事務所の求人があらかじめ排除されているので安心ですよ。

 

↓税理士業界専門の転職サイトを、

求人数で選ぶならヒュープロですね。

(常時1万件以上の求人がある最大手クラスのサイト)

管理人

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

ホワイト事務所の求人多数あり!

ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
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(未経験求人の例:クリックで拡大)

(経験者求人の例:クリックで拡大)

 

↓有名事務所への転職を目指す人には、

マイナビ税理士がおすすめ。

BIG4税理士法人〜国内独立系大手まで求人多数。

管理人

マイナビ税理士(科目合格1科目以上ある人におすすめ)

有名大手事務所の求人が豊富!

マイナビ税理士は、BIG4税理士法人をはじめとする有名事務所の求人を狙う人におすすめの無料転職サイトです。
KPMGやEYなど外資系大手の求人や、
辻本郷や山田&パートナーズなどの国内大手事務所の求人が多数ありますよ。
未経験者は科目合格が必須になりますが、税理士業界でハイクラスを目指す人にはおすすめの転職サイトです。
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(EY税理士法人の求人例)

(山田&パートナーズの求人例)

 

↑これらは税理士事務所の求人だけを専門で扱っているサイトなので、

未経験資格なしOKの求人から、

年収600万円スタートなどのベテラン職員向けの高年収な求人、

週3在宅ワークもOKで税理士試験との勉強両立がしやすいワークライフバランス方の求人など、

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こちらはヒュープロですが、

実際の求人例を少しお見せするとこちら。

未経験でも年収400万円〜と好条件な求人が多いです。

(画像クリックで拡大します)

管理人

 

実務経験者向けの求人ではこんな感じです。

BIG4含む大手事務所〜資産税特化型の事務所まで求人豊富。

管理人

 

税理士業界専門の中では最大手クラスなので信頼性が高いサイトです。

捨てアドOKで完全匿名で使えるサイトなので安心ですよ。

>>税理士事務所専門の転職サイトで年収を見てみる

 

税理士業界志望者はハロワは使わない方が良い

(税理士業界の求人は、ハロワやリクナビで探さない方が良いです)

 

私は、税理士業界で転職するならハローワークは使わない方が良いと思ってます。

なぜかというと、登録されている求人の「質(年収など)」があまりにも低すぎるからなんですね。

 

実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、

この事務所はハローワーク経由で応募しました。

(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)

私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、

彼ら自身が非正規職員だったりするんです。

はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。

管理人

 

税理士業界への転職を検討している方は、

この業界の優良求人だけが掲載されている税理士事務所専門の転職サイトを使いましょう。

↓例えば、以下のような好条件求人をたくさん見つけることができますよ。

  • 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの求人
  • 実務経験3年以上なら年収600万円スタートの求人
  • 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
  • 在宅リモート勤務OKな税理士事務所求人
  • 税理士事務所から経理の転職歓迎の求人
  • 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人

↑こんな感じの、ハロワではまず見つからないような好条件求人がゴロゴロあります。

無料アカウント登録で求人検索がかけられるので、

情報リサーチに活用しましょう。

管理人

 

なぜ「最大手のリ●ナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)

 

転職サイトっていろんなところがありますよね。

リク●ビとかの方が「学生時代の就活とかでも使ってなじみがある」と思われる方も多いかもしれません。

ただ、個人的にはこういう転職サイトの選び方はおすすめしません。

なぜかというと、税理士業界は採用側も応募側も、事情がかなり特殊だからです。

 

採用側(事務所側)は繁忙期と閑散期で採用の難易度をガラッと変えてきたりしますし、

応募側(私たち)も税理士受験生なので仕事と勉強の両立がマストだったり、

社会人から勉強スタートの人が多く、キャリアスタートの年齢が高めだったりと、

一般的な転職活動とは事情がかなり異なるケースが多いんです。

 

特に未経験者の方は、年収が極端に低い事務所(年収200万円代など)に応募しないように注意しないといけません。

実務経験者はともかく、業界的な年収相場をよく知らない未経験者を狙って、

うちは勉強しながら働けますよ!(なので年収は低くても我慢してね!)」

みたいな感じで、極端に低い年収で募集をかけているブラックな事務所は本当に多いんです。

 

↓特に、以下のいずれかに該当する人は、

税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。

管理人
  • 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
  • 毎年「1年に1科目」などのかたちで、着実に科目合格を積み重ねていきたい人
  • 業界相場より低年収の事務所にまちがえて応募する愚を避けたい人
  • 将来の独立を見すえて開業資金をちゃんと貯金していきたい人
  • 税理士試験に失敗した場合に備えて、企業経理への転職という選択肢も検討している人

 

「今すぐは転職活動できない」という人も、これだけは今すぐやっておきましょう

税理士事務所 ブラックばかり

(今すぐは転職できない…という人もやっとくべきこと)

「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。

ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」

↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、

なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。

転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、

そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。

ただ、今すぐは動けない人も、

転職サイトへの無料登録だけは早めにやっといたほうが良いです。

(捨てアドOKなんで1分でできる作業です)

 

私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、

今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、

まじで何も行動する気がなくなるんですね。

転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、

精神的な疲労が溜まってくると人間って正常な判断が効かなくなってきます。

 

あと、転職サイトから得られる情報って、

自分で求人検索とかかけて能動的にとってくるものだけでなくて、

受動的に(受け身で)入ってくるものも大事です。

希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、

マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利。

 

↓以下の画像のような感じで、

あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、

最速でメール通知してくれるので見逃しがなくなります。

↓※ 私のメールBOXに実際に届いたメール。

管理人

(あらかじめ指定した年収条件などにマッチする最新求人が「おすすめ求人」としてメールで送られてきます)

 

↑こういう良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、

いざ転職するとなったときに、ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。

これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。

過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。

 

転職サイトは完全無料で、

気に入らなければ即解除しちゃえばいいんで使うことにリスクは何もないです。

ブラック事務所にまちがえて入りたくない人は、情報リサーチに使い倒しましょう。

>>税理士業界専門の転職サイトで求人を見てみる

 

よくある質問と回答(Q&A)

税理士事務所 ブラックばかり

(転職サイトや転職エージェントについてのよくある疑問と回答)

転職サイトに関して、

あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せておきます。

管理人

 

転職サイトは本当に無料?なぜ無料?

転職サイトは、企業や事務所が払う紹介手数料(広告料)で運営されています。

お金払ってるのは企業側だけなので、

私たち求職者側は最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。

後からお金を請求されるとかはいっさいないので、安心して求人リサーチに使い倒しましょう。

 

転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?

転職サイトの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、

電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)

定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡はくれますが、基本的にはメールオンリーです。

 

未経験資格なしでも応募できる事務所ってあるの?

これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、

税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。

ただ、リクナビとかハロワで探すと年収200万円台…みたいな、

完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。

未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。

 

複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?

これはまったく問題ないです。

むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。

転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、

担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、

他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。

(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)

 

まとめ

今回は、税理士事務所で働く税理士の仕事内容について、

きついと感じる瞬間を紹介しました。

本文でも見ましたが、税理士(税理士補助)の働き方って、

勤務先の事務所としてどこを選ぶか?で決まる部分が大きいです。

税理士業界で成功したい人は、

優良なホワイト事務所を勤務先に選ばなくてはいけません。

特に、未経験者として入社する「最初の事務所」はたいせつといえます。

転職経験者

将来的に独立を目指す人も、

どの事務所で修行するか?はとても重要です。

未経験で税理士事務所への転職を検討する場合には、

しっかりと応募先の事務所を選ぶようにして下さいね。

 

最後の最後にお伝えしたいこと

↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。

 

 

転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。

具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。

 

税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、

転職活動のやり方がまずかったのが原因で、

ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。

 

転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。

お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。

それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。

 

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
  • 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!

↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、

今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。

この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。

いまどんな状況にいる人でも、

成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人

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