- なぜ前の事務所を退職したのですか?と面接で質問されたらどう答える?
- ネガティブな退職理由も素直に伝えていい?
- 会計事務所を辞める理由としてよくある退職理由を知っておきたい。
いま働いている会計事務所から、別の会計事務所に転職する人の場合、
前の事務所からの退職理由は面接で必ず質問される項目ですね。
会計事務所転職の場合、この退職理由の伝え方には特に注意が必要です。
なぜかというと、会計事務所って
どこも基本的に同じ仕事をしているからなんです。
採用側としては「この人をうちで採用したとして、もし前の事務所と同じような状況になったら、うちの事務所もすぐに辞めてしまうのでは?」と考えるのが自然です。
採用側が不安に感じていることを理解しておき、先回りするかたちでその不安を打ち消す工夫をしておくことが大切ですよ。
具体的な対策としては、ネガティブな退職理由をポジティブに「言い換える」ことが必要になります。
この記事では、会計事務所の転職面接対策として「退職理由の上手な伝え方」を解説していきます。
具体的な例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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【ブログ管理人の転職体験談】月収16万円のブラック会計事務所勤務から年収600万円超えるまでの話
こんにちは!このブログの管理人です。この記事では、自己紹介をかねて私自身の転職体験談を書いています。私は決して優秀な人間ではありませんが、この業界で年収を上げるためのコツのようなものは実体験ベースで語れます。よければ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
ネガティブな退職理由は「ポジティブに言い換える」必要あり
ひとつの職場を辞めるという決断をする以上、なんらかのネガティブな理由があることは自然なことです。
しかし、それを相手にそのまま伝えるのはNGです。
転職活動って「自分自身」という商品を売り込むビジネスですので、(言い方は悪いですが)馬鹿正直にホンネを伝えてもまず評価されません。
実務経験者として転職する場合、
上手な自己PR(言い換え)ができることは必須だと考えておいてください。
これは入社後の仕事の評価にも影響します。
重要なことは、相手に「この人はポジティブなステップアップとしての転職を目指しているんだな」と評価してもらうことです。
退職理由なんて、言い方ひとつでネガティブにもポジティブにもなりますからね。
退職理由言い換えの例文(ネガティブ → ポジティブ)
以下では、ネガティブな退職理由をポジティブに言い換える例文をいくつか紹介します。
あなたの退職理由に合わせてアレンジしてみてください。
↓※ 青文字クリックで言い換えの例文をみられます。
いまの事務所を1秒でも早く辞めたい…
↓と強い不満をお持ちの方は、こちらの記事もご覧ください。
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会計事務所を辞めたい理由は?税理士補助にあるあるな退職理由11個
会計事務所を辞めたい…税理士補助にあるあるな退職理由ってどんなもの?この記事では、会計事務所で働く人に多い「仕事を辞める理由」を紹介します。税理士業界で転職成功させるコツについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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>>税理士業界で転職をくりかえす「ジョブホッパー」になるリスク
よくある会計事務所の退職理由10個
上ではネガティブな退職理由をポジティブに「言い換える」方法を紹介しました。
これはいわばタテマエの世界なわけですが、ホンネはどうでしょうか。
会計事務所の経験者で、ホンネの部分でよくある退職理由としては、
↓以下のようなものが多いと思います。
税理士業界で転職をくりかえすジョブホッパーになるリスク
税理士業界で転職することを検討している方に知っておいていただきたいことがあります。
それは、「この業界は何度も転職をくりかえしてジョブホッパーになってしまい、結果として年収も下がってしまう人が一定数いる」ということです。
確かに、会計事務所ってどこも同じような仕事をしていますから、ひとつの事務所で仕事が一人前にできるようになればよその事務所でも働けます。
ただ、転職活動のやり方をまちがえてしまうと、
転職するたびに年収が下がる…というつらい状況になってしまう可能性があるんですよね。
こういう転職の仕方をくりかえしていると、
最終的には職場環境が劣悪なブラック事務所ぐらいしか
選択肢がなくなってしまうことすら考えられます。
これでは何のために転職するのかわかりません。
せっかく時間と労力をかけて転職活動するなら、年収が上がり、より働きやすい職場に変わりたいですよね。
それではどうしたらいいのか?ですが、重要なのは転職先の事務所求人を「どこで探すか?」です。
転職活動って情報が命の世界です。
スタート地点(情報を探す場所の選択)をまちがえると、致命的なミスになってしまうことがあることをぜひ理解しておいてください。
給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ
- 未経験で科目合格もなしだけど、年収400万円は欲しい。
- いずれは税理士として独立目指す。でも今の年収はさすがにキツいのでなんとかしたい…。
- 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
- パワハラな所長税理士の下で、江戸時代の丁稚奉公みたいに働くのは絶対嫌…。
↑こんなふうに不満や不安を抱えている方、税理士志望者にはきっと多いと思います。
職員を「使い捨て部品」ぐらいにしか考えず、
安月給で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も残念ながら存在しているので注意してください。
こういうブラックな事務所ほど、
「うちは家庭的でアットホームな職場です!」
…とかアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。
いま税理士事務所で働いている人もこれから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
もちろん、すべての税理士事務所がブラックという意味ではありませんよ。
最近は年収高めで残業も少ないホワイト事務所も増えてますからね。
重要なのは、転職サイト等で求人を見た時に、
ブラックとホワイトを見分けられるようにしておくことです。
ブラック事務所の求人を最初から応募の選択肢に入れないように注意しましょう。
ブラック事務所に「間違えて応募」しないようにするには?
ブラック事務所に間違えて応募したくない人は、
税理士事務所専門の転職サイトで求人を探すようにしてください。
↑こちらのような税理士業界専門の求人サイトでは、
極端に条件が悪い求人はそもそも掲載できない仕組みになっています。
ブラックでも簡単に求人掲載できてしまうリ●ナビやハロワとは違って、
業界専門のエージェントが「最低限の年収や福利厚生条件を満たしているか?」で事務所の求人を厳しくチェックしています。
ブラック事務所の求人があらかじめ排除されているので安心ですよ。
↓税理士業界専門の転職サイトを、
求人数で選ぶならヒュープロですね。
(常時1万件以上の求人がある最大手クラスのサイト)
ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人多数あり!
ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る
↓有名事務所への転職を目指す人には、
マイナビ税理士がおすすめ。
BIG4税理士法人〜国内独立系大手まで求人多数。
マイナビ税理士(科目合格1科目以上ある人におすすめ)
有名大手事務所の求人が豊富!
マイナビ税理士は、BIG4税理士法人をはじめとする有名事務所の求人を狙う人におすすめの無料転職サイトです。
KPMGやEYなど外資系大手の求人や、
辻本郷や山田&パートナーズなどの国内大手事務所の求人が多数ありますよ。
未経験者は科目合格が必須になりますが、税理士業界でハイクラスを目指す人にはおすすめの転職サイトです。
>>1,500件の求人を見てみる
こちらはヒュープロですが、
実際の求人例を少しお見せするとこちら。
未経験でも年収400万円〜と好条件な求人が多いです。
(画像クリックで拡大します)
↓実務経験者向けの求人ではこんな感じです。
BIG4含む大手事務所〜資産税特化型の事務所まで求人豊富。
税理士業界専門の中では最大手クラスなので信頼性が高いサイトです。
捨てアドOKで完全匿名で使えるサイトなので安心ですよ。
税理士業界志望者はハロワは使わない方が良い
私は、税理士業界で転職するならハローワークは使わない方が良いと思ってます。
なぜかというと、登録されている求人の「質(年収など)」があまりにも低すぎるからなんですね。
実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、
この事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするんです。
はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。
税理士業界への転職を検討している方は、
この業界の優良求人だけが掲載されている税理士事務所専門の転職サイトを使いましょう。
↓例えば、以下のような好条件求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの求人
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- 在宅リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士事務所から経理の転職歓迎の求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
なぜ「最大手のリ●ナビ」をおすすめしないのか?
転職サイトっていろんなところがありますよね。
リク●ビとかの方が「学生時代の就活とかでも使ってなじみがある」と思われる方も多いかもしれません。
ただ、個人的にはこういう転職サイトの選び方はおすすめしません。
なぜかというと、税理士業界は採用側も応募側も、事情がかなり特殊だからです。
採用側(事務所側)は繁忙期と閑散期で採用の難易度をガラッと変えてきたりしますし、
応募側(私たち)も税理士受験生なので仕事と勉強の両立がマストだったり、
社会人から勉強スタートの人が多く、キャリアスタートの年齢が高めだったりと、
一般的な転職活動とは事情がかなり異なるケースが多いんです。
特に未経験者の方は、年収が極端に低い事務所(年収200万円代など)に応募しないように注意しないといけません。
実務経験者はともかく、業界的な年収相場をよく知らない未経験者を狙って、
「うちは勉強しながら働けますよ!(なので年収は低くても我慢してね!)」
みたいな感じで、極端に低い年収で募集をかけているブラックな事務所は本当に多いんです。
↓特に、以下のいずれかに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 毎年「1年に1科目」などのかたちで、着実に科目合格を積み重ねていきたい人
- 業界相場より低年収の事務所にまちがえて応募する愚を避けたい人
- 将来の独立を見すえて開業資金をちゃんと貯金していきたい人
- 税理士試験に失敗した場合に備えて、企業経理への転職という選択肢も検討している人
「今すぐは転職活動できない」という人も、これだけは今すぐやっておきましょう
「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、
そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、
今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、
まじで何も行動する気がなくなるんですね。
転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、
精神的な疲労が溜まってくると人間って正常な判断が効かなくなってきます。
あと、転職サイトから得られる情報って、
自分で求人検索とかかけて能動的にとってくるものだけでなくて、
受動的に(受け身で)入ってくるものも大事です。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利。
↓以下の画像のような感じで、
あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、
最速でメール通知してくれるので見逃しがなくなります。
↓※ 私のメールBOXに実際に届いたメール。
↑こういう良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、
いざ転職するとなったときに、ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。
これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。
転職サイトは完全無料で、
気に入らなければ即解除しちゃえばいいんで使うことにリスクは何もないです。
ブラック事務所にまちがえて入りたくない人は、情報リサーチに使い倒しましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
転職サイトに関して、
あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せておきます。
転職サイトは本当に無料?なぜ無料?
転職サイトは、企業や事務所が払う紹介手数料(広告料)で運営されています。
お金払ってるのは企業側だけなので、
私たち求職者側は最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。
後からお金を請求されるとかはいっさいないので、安心して求人リサーチに使い倒しましょう。
転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
転職サイトの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、
電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)
定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡はくれますが、基本的にはメールオンリーです。
未経験資格なしでも応募できる事務所ってあるの?
これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、
税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。
ただ、リクナビとかハロワで探すと年収200万円台…みたいな、
完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。
未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。
複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?
これはまったく問題ないです。
むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。
転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、
担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、
他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。
(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)
まとめ
今回は、いま働いている会計事務所から別の事務所に転職することを検討している方向けに、退職理由の上手な伝え方を解説しました。
税理士業界って転職を成功させやすい業界といえますが、
逆にいうとジョブホッパーになってしまいやすい業界でもあるので注意してください。
転職の成功・失敗って、正しい情報収集のやり方を知っているかどうかだったりします。
(ぶっちゃけ、運とタイミングで決まる部分も大きいですから)
転職がうまくいかない人って「いざ転職活動をするタイミングになって、あわてて情報収集を始める」というやり方をしてしまうケースが多いんですよね。
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、
今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。
この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。
いまどんな状況にいる人でも、
成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。