会計事務所(税理士事務所)の仕事の特徴として、
繁忙期(忙しい時期)と閑散期(ひまな時期)の差が大きいということがあります。
これから会計事務所で働くことを検討している方は、
入社前に繁忙期と閑散期の違いについてよく理解しておきましょう。
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この記事の目次
会計事務所の繁忙期を知っておこう!
↓まずはこちらの表をご覧ください。
この表の中で、赤色で塗りつぶしたところは「とても忙しい時期」です。
黄色で塗りつぶしたところが「やや忙しい時期」です(赤信号と黄色信号のイメージで)
おおまかにいうと、
- 11月ごろからだんだんと忙しくなってきて、
- 1月後半~3月前半が繁忙期のピーク。
- 4月にちょっと中休みがあって、
- そのあとまた5月に少し忙しくなる。
- 6月〜10月は閑散期で事務所も落ち着いた雰囲気(最初に戻る)
というのが、税理士事務所の年間のスケジュールになります。
↓具体的には、以下のそれぞれの時期が繁忙期と閑散期に該当します。
税理士事務所の繁忙期と閑散期
- 繁忙期①:11月前半~1月前半
- 繁忙期②:1月後半~3月前半
- 繁忙期③:5月中
- 閑散期 :4月、6月~10月
ただし、閑散期には税理士試験と税務調査がある可能性があります。
(税務調査は税務署のスケジュールにしたがって抜き打ちで行われます)
こうしたイベントが重なる場合には、閑散期にもやや忙しくなる可能性があるでしょう。
繁忙期は退職者が多い?採用が増える時期はいつ?
税理士事務所の採用が増えるのは、上で見た繁忙期以外の時期になります。
具体的には、3月後半〜4月や、6月〜11月の時期は採用活動を積極的に行う事務所が多いでしょう。
(ただし、繁忙期・閑散期を問わず採用活動を行っている事務所もありますので、一概には言えません)
税理士事務所の採用が増える時期
- 3月後半〜4月
- 6月〜11月
(特に、税理士試験直後の8月は転職活動を始める人が非常に多い)
※ただし、こうしたスケジュールを問わず年中採用活動を行っている事務所もあります。
税理士事務所というのは基本的には小さな組織が多いですから、採用は「欠員募集(辞めた人の穴を埋める)」のかたちで行われるケースが多いです。
退職する人は「繁忙期が終了したら退職」というようなタイミングで辞めることが多いですから、これに合わせる形で採用が増えるわけですね。
なお、8月上旬には税理士試験があります。
税理士試験終了とともに転職活動に向けて動き出す人が非常に多いですから、
希望する事務所がすでにある人は6月〜7月の時期には転職活動に向けて動き出しておくのが良いでしょう。
繁忙期の仕事内容はどんなもの?
税理士事務所の繁忙期と閑散期
- 繁忙期①:11月前半~1月前半
- 繁忙期②:1月後半~3月前半
- 繁忙期③:5月中
- 閑散期 :4月、6月~10月
以下ではそれぞれの繁忙期に、税理士事務所の職員がどういう仕事をしているのか?について具体的に説明します。
繁忙期①:11月前半~1月前半:年末調整業務
11月前半~1月前半の時期には、年末調整業務があります。
年末調整業務というのは、顧問先企業の従業員さんの税金の計算をしてあげることです。
企業に雇用されている従業員というのは、毎月のお給料から天引きという形で所得税を支払っていますよね。
この天引きの金額というのは「概算額(だいたいの金額)」です。
なぜ「だいたいの金額」なのかというと、税金の金額は1年間の所得金額から計算しますので、年末段階にならないと性格な税金の金額は計算できないからです。
そのため、年末になってその人の年間収入が確定した段階で、年末調整の手続きによって正確な所得税の金額を計算し直すというわけです。
(「年末」に税額を「調整」するから年末調整です)
↓年末調整業務についてくわしくはこちら。
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会計事務所の仕事内容:年末調整業務ってどんなもの?
この記事では、会計事務所の仕事内容のうち「年末調整業務」について解説しています。年末調整とは、ごく簡単にいえば顧問先企業に雇われている従業員さんの所得税を計算する業務のことです。年末〜翌年1月にかけて行う業務で、会計事務所職員としては本格的な繁忙期となる直前期に行う仕事です。
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例えば、毎月お給料から1万円だけ所得税が天引きされていて、年末に正確な所得税を計算したら10万円だったという場合には、2万円だけ天引きしすぎということになりますね(毎月1万円天引き×12か月=12万円)
この場合、年末調整を行って「2万円だけ多かったから返します」というように手続きをすることになります。
この年末調整はすべての企業で申告と納付の期限が1月末と共通ですから、担当している顧問先企業すべての従業員さんについて年末調整業務を行うことになります。
例えば、10人の従業員がいる顧問先を10件担当している税理士事務所職員なら、10人×10件=100人分の年末調整業務を行うということですね。
繁忙期②:1月後半~3月前半:確定申告業務
1月後半~3月前半の時期は、確定申告業務を行います。
確定申告業務というのは、個人事業主の所得税の計算を行うことをいいます。
税理士事務所のお客さんは中小企業の経営者ですが、個人事業主として活動している人と、法人企業として活動している人の2種類がいます。
このうち、1月〜3月の確定申告によって税金の計算を行うのは、個人事業主のお客さんということになります。
↓確定申告業務についてくわしくはこちら。
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会計事務所の仕事内容:決算業務・税務申告ではどんなことをする?
この記事では、会計事務所の仕事内容のうち「決算業務」について説明します。決算業務は会計事務所の仕事のうちもっとも重要な仕事といえます。会計事務所職員としてどの程度の実務経験があるか?については、この決算業務の経験数で測られることも多いです。最重要業務という位置付けですので、ぜひ具体的に理解しておきましょう。
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個人事業主の方は「毎年2月16日~3月15日が申告期間」と申告期間が一律で決まっています。
(法人企業の場合は税金の申告は「決算月末から2か月以内」というように比較的自由なルールになっています)
必然的にこの時期には個人事業主である顧問先企業の申告業務が集中することになるので、税理士事務所の職員は超繁忙期…となるわけですね。
もっとも、所属している税理士事務所が、個人事業主の顧問先をあまりお客さんとして持っていないようなケースでは、確定申告の時期と言えどもそれほど忙しくない可能性はあります。
個人事業主というのは基本的には事業を始めてまもない事業者です。
なので、規模の大きい税理士事務所の場合は顧問先全体に占める個人事業主の数がとても少ないということもあるでしょう。
繁忙期③:5月中:三月決算法人の税務申告
5月には、三月決算法人の決算業務・税務申告業務(法人税や消費税の申告)があります。
決算業務とは何か?については後の項目でくわしく説明しますが、簡単にいえば顧問先企業の1年間の会計データをまとめて、そこから税金の金額を計算する作業になります。
法人企業の決算申告は、「決算月末から2か月以内」に行うというルールがありますから、例えば八月決算法人を担当しているのであれば、10月に決算業務を行うということになります。
日本の企業は三月決算法人が多いですから、必然的にあなたが担当する顧問先も三月決算法人が多いでしょう。
そのため、三月決算法人の決算業務が集中する5月は、税理士事務所の職員にとっては繁忙期ということになるのです。
会計事務所のルーティン業務とは?
↓再度こちらの表をご覧ください(上で見たものと同じです)
1番上の緑のところをみると、「ルーティン業務」「繁忙期」「イベント的業務」の3つがありますね。
この中で「ルーティン業務」というのが、税理士事務所の職員が日常的に取り組む業務ということになります。
これらは繁忙期でも行う業務になりますので、こうしたルーティン業務をどれだけ先を見越して効率的に行っているかが、繁忙期の忙しさにかなり影響してくるでしょう。
表を見てもわかりますが、このルーティン業務は大きく分けて「巡回監査」と「決算業務」の2種類があります。
税理士事務所のルーティン業務
- ①巡回監査
- ②決算業務
以下、それぞれの業務の意味について簡単に説明しましょう。
①巡回監査とは?
①の巡回監査は、ごく簡単にいうと、自分が担当する顧問先企業を訪問して、その企業の会計帳簿をチェックする業務になります。
具体的には会計ソフトなどに入力されている会計データが、実際の取引資料(請求書や領収書)の内容とあっているかどうかを照合していく作業を行います(チェック作業は通常だいたい2時間~3時間ぐらいかかるので、移動時間を含めて半日作業になります)
これは自分が担当する顧問先企業すべてについて毎月行うのが一般的ですね(規模の小さい企業さんの場合は2カ月に1回のようなかたちもあります)
例えば、10件の顧問先を担当している職員であれば、毎月10件の巡回監査を行う必要があります。
巡回監査では顧問先企業の経営者と直接お会いし、前月までの会計データの報告をするとともに、さまざまな相談を受け付けます。
この相談の場でどれだけ子も先経営者の信頼を獲得できるかが、税理士事務所職員のウデの見せ所ということになるでしょう。
巡回監査を毎月行っていき、12か月分のデータが完成した状態で、次の決算業務を行うことになります。
②決算業務とは?
巡回監査を12か月分行ったら、今度はその会計データを集計し、決算書の形にまとめます。
簿記で勉強する決算整理仕訳を入れて決算書が作成できたら、その決算書から法人税の申告書や消費税の申告書を作成していきます。
巡回監査がきっちりされていて、決算業務はほとんどやることがない…というのが理想的ですが、実際にはいろいろと処理ミスがあったり、決算整理用の資料がなかなかこなかったりでスムーズにいかないことも多いです。
法人税の申告期限は決算月から2か月以内ですから、例えば三月決算法人の決算業務は5月、十二月決算法人の決算業務は2月に行うことになります。
決算月というのはそれぞれの企業が自由に決めているものですから、例えば、自分が担当している顧問先の決算月が10月に集中していれば、十二月は決算業務がかなり忙しくなります。
日本の企業というのは三月決算を選択しているところが圧倒的に多いですから、必然的に5月(三月決算法人の決算業務は5月です)は忙しくなり、この時期は繁忙期ということになりますね。
繁忙期ではない閑散期には集中的に勉強する
税理士試験の勉強を同時進行で進めていく方は、閑散期にどれだけ集中的に勉強できるかが合否を分けることになります。
私の勤務先事務所でも仕事をしながら税理士試験5科目に合格していく人はたくさんいますから、働きながら税理士に合格するのは決して不可能ではありません。
特に、試験直前期の7月いっぱいは長期休暇をとらせてくれる事務所もありますから、少しでも早く税理士試験5科目に合格したい!という方は、入社前にそのあたりの労働条件をよく確認しておくことをおすすめします。
繁忙期の残業の実態
税理士事務所の繁忙期には、ある程度の残業が発生することは覚悟しておきましょう。
具体的にどのぐらいの残業時間か?は仕事のスピードや担当している顧問先の件数にもよりますが、私の場合は繁忙期は毎日夜8時~9時ぐらいまで残業することが多かったです。
税理士試験に取り組んでいる方はこの時期は勉強時間をとるのに苦労されると思いますが、そこは社会人ですから割り切りましょう。
新しい理論の勉強はこの時期はとりあえず置いておいて、すでに勉強済みの理論の暗記や、計算練習などの機械的にできる作業に集中するのが個人的にはおすすめです。
繁忙期の残業代はどうなる?
私が税理士事務所に勤めていたころには残業代を支給しないブラックなところも少なくありませんでしたが、現在はこういったところは非常に少なくなっています。
残業代についても労働法に基づいて公正に支給される税理士事務所が多くなっていますから、それほど心配をする必要はないでしょう。
ちなみに、私が働いていた税理士事務所では、
確定申告時期の残業代として、1か月分のお給料と同じ金額をボーナスとして支給するという形になっていました。
(3月分のお給料は通常の月の2倍になるという意味)
このあたりの事情は事務所によってまちまちかと思うので、入社前に労働条件はよく確認しておきましょう。
給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、
安い給料で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も残念ながら存在しています。
ブラックな事務所ほど、
「うちはアットホームな職場です!」
…とかアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。
もちろん、すべての税理士事務所がブラックという意味ではありませんよ。
最近は年収高めの事務所も増えてますからね。
転職活動で重要なのは、ブラック事務所の求人を最初から応募の選択肢に入れないことです。
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この事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
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はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。
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なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2024年現在で、なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。
ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑このどれかに該当する人は、税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
転職エージェントと面談して「とっておきホワイトな非公開求人」を吐き出させる
上で見たように、ホワイト事務所の求人は税理士業界専門の転職サイトで見つかります。
ただ、その中でもさらに条件の良い「とっておきのホワイト求人」というのがあることを知っておいてください。
それが非公開求人というもので、
簡単に言えばその転職サイトの「独占求人」みたいなやつのことですね。
せっかく税理士業界専門の転職サイトを使ってホワイト求人を狙うなら、
この非公開求人をぜひ手持ちのカードとして選択肢に入れたいところです。
なんで求人をわざわざ非公開にするのか?ですが、これにはいろんな理由があります。
年収などの条件がとびきり良いので、
転職サイト内でオープンにしてしまうと応募が殺到してしまい、
採用事務がパンクするので非公開、ということもありますし、
企業や事務所側が何らかの理由で自社が採用活動を行っていることを非公開にしたいとか、
急な退職者が出て採用をなるべく早く埋めたいので、求人サイトを使わずにつきあいのある転職エージェントに直接求人を出すみたいなケースもあるみたいですね。
ただ、残念ながらこういう非公開求人(とびきり条件の良いホワイト求人)は、
転職サイト内の求人検索結果とかには出てきません。
非公開求人の情報を得るためには、転職エージェントとの無料面談に進む必要があります。
(面談に来てくれた人だけに見せますよ、みたいな感じ)
転職サイト側も、こういうとびっきりの案件(非公開求人)は、
本当に転職意思が高い人に紹介しないと企業側(事務所側)との信頼関係を損ねてしまうので、
いわゆる「いちげんさん」や、悪くすると「冷やかし客」には情報として出したがらないんですね。
なので、非公開求人も含めてホワイト求人を選択肢にしたいなら、
エージェントとの面談は転職活動のなるべく早い段階で受けておきましょう。
エージェントの面談を受けるのって心理的なハードルが高いと思いますが、
本気で良い条件で転職したいと考えるなら、さくっと受けちゃった方が良いですよ。
転職って自分の人生決める決断になりますから、
ここで中途半端に手を抜いてエージェントとの面談をスキップしちゃうのは賢くないです。
エージェント使えば選択肢にできたはずのホワイト求人を、
自分の選択肢(手持ちのカード)から捨てることになりますからね。
エージェントとの面談は無料ですし、時間も30分程度でたいていはリモート面談ですから、そんなにおおげさなものでもないです。
面談を受けてから「やっぱり転職は辞めて今の職場にとどまる」という決断をしてもエージェントに文句を言われる筋合いはありませんし、
エージェント側もそんなことは日常茶飯事で気にもしません。
(実際、私は過去に何度もこういうお断りをしてますが、担当のエージェントさんから文句をいわれたことはありません)
ある程度の転職意思が固まってきたら、エージェントとの無料面談に進みましょう。
たった30分の面談をめんどうがって、その後10年間ずっと働くことになるかもしれない職場の環境や年収のランクが下がる…とかもったいなすぎですからね。
「今すぐは転職活動できない…」という人もやっておくべきこと
「転職のコツはわかったけど、さすがに今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなくの不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、
そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
ただ、今すぐは動けない人も、転職サイトへの無料登録だけは早めにやっといたほうが良いです。
これ私もリアルに経験したことなんですが、
今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、まじで何も行動する気がなくなるんですね。
転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、
精神的な疲労が溜まってくると人間ってIQ下がってくるんで正常な判断が効かなくなってきます。
いま無職ニートの人もこの記事見てくれてると思いますが、
今日こそ転職活動のために情報収集するぞ!と思って求人サイト開いても、
無料アカウント作らずなんとなくでやってると、
「あーこんな求人もあるのね」ぐらいの情報感度になりがちです。
そうなると、趣味でネットサーフィンしてるのとあんまり変わらないんですよね。
(いつのまにかYouTubeとかTikTok見てる…みたいなことになりがち)
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(スマホで1分でできる作業です)
ここで使うべきはだんぜん「税理士業界専門」をうたっている転職サイトです。
リクナビとかと比べると情報の質がぜんぜん違います。
あと、この転職サイトから得られる情報って、
自分で求人検索とかかけて能動的にとってくるものだけでなくて、受動的に入ってくるものも大事です。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利です。
↓以下の画像のような感じで、あらかじめ自分で入力した
年収などの条件にマッチするものだけが送られてきます。
情報って多すぎても使えないんで、
自分にマッチする求人だけを送ってもらえるのが便利です。
日常的に、税理士業界の最新の求人情報にアンテナを立てておくようにしましょう。
日常的に求人情報を見るようにしておくと、
税理士業界の年収や、福利厚生の相場みたいなものもなんとなくつかめてきます。
良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、
いざ転職するとなったときに、ロケットスタートを切れるようにしておくことが大切です。
精神的に余裕のあるタイミングでこれやってる人と、
やってない人とでは大きな差がつきますよ。
こうやって送られてくる求人情報の中から「良さげ!」と思ったものがあったら、ブックマークしたり、メールBOXで重要マークつけるクセをつけましょう。
これやっとくだけで、「いざ転職になったらすぐ動ける」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。
転職サイトは完全無料で、気に入らなければ即解除しちゃえばいいんで使うことにリスクは何もないです。
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ブラック事務所にまちがえて入りたくない人は、情報リサーチに使い倒しましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
転職サイトや転職エージェントに関して、
あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せときます。
転職サイトや転職エージェントは本当に無料?なぜ無料?
転職サイトや転職エージェントは、企業や事務所が払う紹介手数料で運営されています。
お金払ってるのは企業側だけなので、私たち求職者側は最初から最後まで無料で使うことができます。
例えば、転職エージェントは書類選考のための履歴書や職歴書作成をチェックしてくれたり、面接でこうきたらこう返しましょう的な対策準備を手伝ってくれたりしますが、
こういうのを何回利用しても私たちは求職者側は完全無料です。
(もちろん、あんまり過剰にやりすぎると出禁をくらうとかはあるかもしれませんが。。)
転職サイトや転職エージェントはどれだけ使ってもデメリットは何もないので、文字通り使い倒しましょう。
転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
多くの転職サイトへの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)
転職エージェントとのやりとりまで進んだ場合には、電話かメールでのやり取りになることが多いです。
エージェントは定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡をくれますが、こちらはメールでの連絡が多いですね。
文章でまとまってる方がお互い意思疎通しやすいですし。
電話セールスについてはないこともないですが、
今どきは無理なセールス的なことやると会話録音されてYouTubeにアップされて炎上…みたいなことはエージェント側もビビってるので、無理やりなセールスはほぼないと思いますよ。
長期間放置していると電話くることが多いですが、「現在の転職活動の状況はどんな感じですか?」みたいな確認の電話が多いですね。
もしその時点で、自分の中で「転職はないな」という状況になっていたなら、
「とりあえず今の職場でもう少しがんばってみることにしました」とか答えておけば、連絡は来なくなると思います。
エージェントとの面談って実際どんなの?
コロナ前は支店みたいなところにわざわざ出向いてたものですが、最近はほぼほぼリモート面談ですね。
面談時間はトータルで30分ぐらいで、初回は「サイト内で気になった求人はありましたか?」みたいな話から始まって、
どういう規模の事務所を探してるか?年収はいくらぐらい狙いたいか?みたいなヒアリングに進むことが多いです。
この記事の本文でも説明しましたが、エージェントの面談ではぜひ彼らが持っている非公開求人を引き出しましょう。
エージェントは特に転職意思の強い人向けに、条件の良い非公開求人(独占案件)を隠しているものなので、
それを吐き出させるためにも、面談ではなるべく転職する意思がちゃんとあることを見せた方が良いです。
エージェントとの二人三脚がうまくいくか?は転職活動の成否をわける重要な要因になるので、ぜひフル活用しましょう。
複数のエージェントを同時に使ってることは伝えるべき?
これは私は伝えるようにしてます。
なぜかというと、エージェント側で競い合ってもらうぐらいの方が、良い求人(非公開求人)を紹介してくれる可能性が高いからです。
これは引越し業者探しとか車やバイクの買取で一括査定使ったことがある人ならイメージしやすいと思いますが、
手を挙げてもらうエージェントは複数あった方が交渉的にこちらは有利に進みやすくなるんです。
転職エージェントは非公開求人を出してもらってなんぼですので、
「良い求人出してくれないならよそいくよ」ぐらいのプレッシャーをかけた方が良い結果になります。
もちろん、上から目線でこういうこというのは良くないですよ。エージェントも人間ですからね。
コツというか私が良くやるのは、面談の中の会話で、
「よそのエージェントにこういうこと言われたんですが、どう思いますか?」的にプロとしての意見を謙虚に求めるんです。これならちゃんと答えてくれます。
その上で、やんわりと「おたくの他にもエージェント使ってますよ」って伝わりますから、おすすめです。
エージェント側も、いまどきの求職者は2社から3社、多い人なら5社以上のエージェントを同時進行で使ってることぐらい百も承知なので、嫌な顔するような人はまずいないですね。
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
追伸
↓私が税理士事務所で「年収200万円→年収600万円」まで年収を増やした転職活動のコツについて、こちらで書きました。
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結局、税理士事務所はブラックばかりでもうオワコンなの?
「税理士事務所(会計事務所)はブラックばかり?税理士業界ってもうオワコン?」この記事では、2024年現在の税理士業界のリアルな現実について紹介するとともに、税理士事務所職員として年収を上げていくための転職活動のコツを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
続きを見る
この業界で今後も生き残っていくために必要なことを全部書いてます。
正直、「税理士業界にかかわる人たち全員に届け!」ぐらいの熱量で書きました。
ぜひちょっとだけ時間とって読んでみてください。