社会人が税理士試験を目指すなら「5年で5科目」を目標にしよう

2020年3月19日

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この記事では、社会人の方向けに、税理士試験の受験計画の立て方を解説します。

税理士試験は、長期目線で戦略的に勉強を進めていくことが大切な試験です。

短期合格につながる税法科目選択のポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「5年で5科目」がもっとも現実的な受験計画

税理士試験 働きながら

(働きながら税理士試験合格を目指す場合の平均合格年数)

社会人が働きながら税理士試験合格を目指す場合、

平均合格年数は5年〜10年程度が相場になると思います。

もちろん、学生さんなど勉強に専念できる環境の人なら、

1年〜2年の超短期合格を達成する人もいます。

しかし、社会人の場合は5年程度の勉強期間は必要と考えておくのが現実的でしょう。

科目合格制度を活用し「1年に1科目」ペースで「5年で5科目合格」を目指すというのがもっともポピュラーな勉強計画です。

管理人

ただし、単純に「毎年1科目合格していって、5年で5科目合格」というやり方は普通しません。

税理士試験科目は、内容が共通している科目が多くあるからです。

科目間でのシナジー効果をうまく働かせながら勉強を進めていくのが短期合格のポイントになるでしょう。

例えば、簿記論財務諸表論は内容が似ていますから、同時受験する人が多いですね。

  • 1年目
    簿記論と財務諸表論を同時受験し、両方不合格
  • 2年目
    簿記論と財務諸表論を再受験し、両方合格

↑こんな感じで勉強を進めていけば、

1年目は1科目も合格できなかったとしても「5年で5科目」を達成することは可能です。

↓同じように考えて、以下のようなかたちの受験計画が考えられます。

「5年で5科目」の具体例

  • 1年目
    簿記論+財務諸表論
    1科目以上の合格をめざす
  • 2年目
    不合格科目+消費税法
    どちらか1つに合格して累計2科目合格をめざす
  • 3年目
    不合格科目+法人税法
    2年目で落ちた科目に合格して累計3科目合格をめざす
  • 4年目
    法人税法+相続税法
    どちらか1つに合格して累計4科目合格をめざす
  • 5年目
    相続税法(or 法人税法)
    5科目合格をめざす

このように、税理士試験は長期目線で戦略的に勉強を進めていくことが求められます。

税理士試験の税法科目を選択するときのポイント

税理士試験は、会計2科目税法3科目の、トータル5科目に合格する必要がある試験です。

税法3科目のうちには、所得税法と法人税法のどちらかを必ず含めないといけません(両方含めてもOK)

会計2科目(簿記論と財務諸表論)についてはどちらも必ず受験しなくてはいけませんが、

税法3科目についてはかなり広い選択が可能になります。

管理人

税法科目の選択ポイントとしては、

↓以下のようなことを知っておくと良いかと思います。

  • 法人税法や所得税法は勉強ボリュームが大きいので、2年〜3年かけて合格を目指す
  • 法人税法と所得税法はどちらか1つだけを受験科目に含めれば良いので、できればどちらか1科目だけを受験科目とする
  • 法人税法はある程度の会計知識が前提になることが多いので、会計2科目の合格後に勉強スタートする
  • 消費税法は会計知識なしでも受験できるので、最初に受けてみるのもあり

また、どのような税法科目を選択したか?は、あなたの税理士としてのキャリアにも影響を与えます。

税法科目は「実務での利用頻度が高いもの」を選ぶと転職などでも有利になるでしょう。

実務での利用頻度が圧倒的に高いのは、法人税法消費税法ですね。

所得税法も利用頻度高いですが、法人税法とどちらか1つを選ぶとしたら、法人税法を選ぶ方が実務的には良いです。

また、相続税法を選択しておくと、将来的に資産税分野の仕事もできるようになって年収アップにつながるでしょう。

管理人

↓税理士としての実務までみすえた試験科目の組み合わせ方法については、こちらの記事でくわしく書きましたので参考にしてみてください。

税理士試験 科目 組み合わせ
税理士科目合格の価値は?試験科目の組み合わせで転職を有利にする方法

「税理士試験の科目合格にはどのぐらい価値がある?」この記事では、会計事務所や一般企業経理の転職活動で、税理士試験の科目合格がどのように評価されるか解説します。おすすめの税理士試験科目(税法科目)組み合わせも紹介しますので、参考にしてください。

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社会人は「会計事務所で働きながら合格を目指す」のがおすすめ

社会人が働きながら税理士試験合格を目指す場合は、

会計事務所に転職して、税理士として仕事を覚えながら勉強を進めていくのがおすすめです。

管理人

↓税理士試験の受験生が会計事務所で働くことには、以下のようなメリットがありますよ。

  • 実務と試験勉強を結びつけながら学ぶことができるので、仕事にも勉強にも好影響になる
  • 収入を得ながら無理なく5科目合格を目指せる
  • 同じ目標を持つ仲間とはげまし合いながら挑戦できる(会計事務所で働く人の多くは税理士試験受験生)
  • 会計事務所は職員の試験合格を奨励していることが多いので、資格スクールにも通いやすい。試験直前期の長期休暇取得OKとしている事務所などもある
  • 5科目合格後には2年間の実務要件を満たさないといけないが、会計事務所で働きながらならこの実務要件も自動的に満たせる(5科目合格後すぐに税理士を名乗れる)
  • 万が一、税理士試験をあきらめるとなった場合にも、キャリアが断絶せずに済む(企業経理への転職なども選択肢にできる)



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