
(経理で「大変な業界」ってどこ?)
- 経理で「大変な業界」ってどこ?
- 業種業界によってキャリアプランは違う?
- メーカー経理は勉強漬けで苦戦するって本当?
経理の仕事は業界によって仕事内容がかなり違います。
例えばメーカー企業では、
製品を作るのにどのぐらいのコストがかかっているのか?
がとても重要視されます。
工業簿記で勉強する原価計算の考え方を実務でも使うことになります。

逆に、卸売業などでは製造原価を管理するという考え方はなかったりしますね。
また、海外とのやりとりがある輸出関連企業などでは、
海外の会計基準の知識が必要になることがあります。
これから未経験で経理の仕事の仕事に転職する人は、
どの業界で経理実務をスタートするか?はとても大切ですよ。
あなたの経理としてのキャリアがどうなるか?
高年収な経理になれるか?が決まるからです。
以下では、実際に私が経験した業界ごとに、
経理にどのような特徴があるのかをご紹介します。
参考にしてみて下さいね。
この記事を書いた人
新卒で日系大企業に就職し経理部に配属。
その後経理職として日系企業2社、外資企業2社を経験しました。
現在は外資のFP&A(管理会計)マネージャーとして勤務してます。
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この記事の目次
経理で大変な業界って例えばどこ?(個人的体験談)

(経理で大変な業界は?筆者が実際に働いた業種業界の体験談を紹介)
私が過去に実際に働いた業界について、
経理の仕事内容がどんな感じだったか?を紹介します。

1. 小売業(販売業)
小売業とは商品を仕入れて消費者に販売するという業種です。
スーパーやコンビニ、家電販売店などをイメージすると分かりやすいでしょう。
一般的に小売業の店は土日祝日も営業していて、平日休みというお店(会社)が多いです。
特にシステム化されていない街のスーパーや小さいお店などは、経理の仕事として毎日の売上帳簿をつけたり、現金管理をする必要があります。
実際、規模は小さくないですが衣料品の販売を行う百貨店での経理でも、土日に稼働している会社がありました。
このように土日祝日に必ず休めるとは限らず、基本的にはお店の営業日に沿って仕事をすることになります。
土日祝日に必ず休みたいという人は、小売業は避けたほうが良いでしょう。
ただ小売業の経理や会計は、仕入や売上、
在庫など一般的にイメージがしやすい処理が多く経理の基礎をしっかりと学べます。
2. 製造業(メーカー)
小売業と大別される業種に、製造業(メーカー)があります。
鉄やガラス、繊維などの素材から最終的な販売商品である機械、電化製品や食品など、さまざまなものの製造を行う業種です。
一般的には、「工場」といわれる場所での仕事が中心となります。
工場は会社規模や従業員人数にかかわらず、土日が休みで稼働時間も定時内だけであることが一般的です。
経理も同様に土日休みで残業時間も少なく、勤務について安定した環境を求める人にはおすすめの業界です。
ただし製造業の経理は、「原価計算」などの他の業界にはない仕事があります。
他の業界からの転職で製造業の経理に行くと、この原価計算に面食らう人もいます。
新たに覚えることが多いという点では、製造業の経理も大変な業界といえます。
3. 金融業
金融業は、銀行や証券会社などの資産を取り扱ったり、その資産に関わるサービスを提供する業界です。
金融業は基本的に土日は休みであるため、経理の稼働も同様に土日は休みになります。
金融業は会社の規模によって忙しさや大変さは違いますが、地方の信用金庫などは業務量も少なめで、比較的恵まれている環境といえます。
また金融業は福利厚生の面もしっかりしており、経理への就職や転職を考えているのであれば候補のひとつになるでしょう。
反面、金融業はそのイメージのとおり数字に関するミスには非常に厳しい業界です。
ミスが起きると即信用問題につながるため、絶対にミスを発生させてはいけないという意識が大切で、その意味では経理としても大変な業界です。
4. サービス業
また、上記のいずれにも分類されない業界としてサービス業があります。
旅行会社やホテル、IT企業など目に見えないサービスを提供する企業はもちろん、家具や車のレンタル業など実に幅広い企業がサービス業に含まれます。
それだけ幅広い企業を指すため、一概にサービス業だからといって経理が大変かどうかは言えませんが、目安はあります。
それは、BtoC企業のほうがBtoB企業よりも大変な業界であるということです。
BtoB企業は、販売先やサービス提供先が決まっていることも多く、経理としては精神的に楽な業界です。
一方でBtoCの企業は一般消費者向けのため、売上管理が非常に大変であったり、環境面でも土日に稼働する確率も高くなります。
経理として大変な業界を避けたいのであれば、BtoBの企業であるかどうかを一つの指標としましょう。
経理の忙しさは企業規模でも変わる
業界別に経理の大変さを見てきましたが、やはり企業規模も経理の大変さに関わってきます。
特に上場企業の経理は、通常の経理業務に加えて開示や税務申告、資金繰りなど業務範囲が広く、専門性も求められます。
単純に仕訳処理も多く、四半期決算の影響などもあり常に経理は多忙になります。
一方中小企業であれば、そこまで厳密な会計処理や業務を求められるわけではありません。
経理だけに限っていえば、業種にかかわらず決算期以外は基本的に定時で帰れるような企業を多く見てきました。
中小企業であれば決算までの業務も一通り経験できる確率も高いため、経理としては選択肢のひとつになるでしょう。
【※ 注意】未経験で経理に転職する人が知っておくべきこと

(経理未経験者はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)
経理って入社する会社によって働き方がぜんぜん違う仕事です。
同じ経理でも、働く会社をまちがえてしまうと、
ブラックでつらい働き方になってしまう可能性があるので注意してください。
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↑スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、
こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)
↓実際の求人をお見せするとこんな感じです。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の条件はまったく違いますよね。

↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。
未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。
(経理は実務経験で評価される職種)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、
勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。
ブラック環境で働く経理未経験者は本当に悲惨…

(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)
私自身も経験があるのですが、
ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。
ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、
「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」
みたいなほったらかし教育をされる危険があります。
当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、
身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。
5年後にどんな差がついているか…。
って考えるとぞっとしますよね。
こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、
「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」
みたいに考えられているケースも多いです。
新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。

逆に、業績の良いホワイト企業では、
未経験者をゼロから育てていくという意識があります。
業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、
未経験でもお給料が良いケースが多いんです。
経理未経験者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要

(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)
同じ未経験スタートなら、しっかりお給料稼げて
仕事もきちんと教えてもらえる環境でスタートしたいですよね。
まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。
学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。

どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、
経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、
ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。
逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、
ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。
転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える)を知ってるかどうか?だけで、
こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。
ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。
単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。
こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、
不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。
(そういうのは政治家の仕事です)
まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。
私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、
↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。

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(実際に募集されている経理未経験OK求人を紹介します)
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今すぐは転職するかどうかわからないし…という方へ

(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)
なんとなく今の環境に不満はあるし、
一生このままで良いなんてまったく思ってないけど
なかなか重い腰を上げられない…。
いま仕事している人もしていない人も、
↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

特に、条件の良い経理未経験求人は人気ですから、
日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。
経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、
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↓こんな感じでメールが届きます。
自分が希望する条件にあった求人だけを
ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。
情報ってたくさんありすぎても
ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。
情報があふれている時代なので、
自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。

同じ転職サイトを使っていても、
良い求人を上手に見つけられる人と、
見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。
(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)
つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切(精神的にも)

(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)
経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、
「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、
情報としてこまめにストック保存しておいてください。
手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、
いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。
情報量でライバルに差をつけましょう。
また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、
どうしても今の状態がつらくなったら転職もある
↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。
良い意味での逃げ道を確保できる感じです。
これって精神的にもかなり安定するんですね。
過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。
転職サイトは完全無料で使えます。
いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。
↓年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、
情報リサーチに徹底活用しましょう。

最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
