20代から経理として働いている。
でも30代になって今の会社ではキャリアアップに限界を感じている。
転職したら年収は下がってしまう?
30代の経理実務経験者が転職成功するには?
↑今回は、こういったお悩みをお持ちの方向けの内容です。
経理は基本的にどこの会社でも同じ仕事をしています。
他業種の会社に転職しても、日常的に行う業務が大きく変わることはありませんから、
一つの会社できちんとした経験を積んでいる人であれば、転職にあたって年齢が足かせになることは少ないといえます。
ただし、単純に「これまでの仕事の延長で働ける仕事」を探すだけでは、
年収やキャリアアップを実現するのは難しいことを理解しておきましょう。
結論から先にいうと、30代以降の経理経験者が転職でキャリアアップしたいなら、
管理職候補の求人を狙っていくことが重要になります。
この記事では、経理経験のある30代の方が転職成功するためのコツを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
この記事の目次
30代経理が転職を成功させるために必要な2つのこと
30代の経理経験者が転職を成功させるためには、
↓以下の2つのことに気を付けておきましょう。
- 重要なのは資格ではなく現場での経験
- コミュニケーション能力は重要(30代以降は)
企業が中途採用の経理経験者に求めるものは何なのか?
を理解することが大切です。
なぜ、あえて新卒から育てるのではなくて、中途採用の人を入社させるのか?を考えましょう。
相手が何を求めているのかを知り、それに合わせた自己PRをやっていくことが大切になります。
1.重要なのは資格ではなく現場での経験
経理経験者の転職というと「簿記1級ぐらいは持っていないと評価されないかも…」と考える方もひょっとしたら多いかもしれません。
しかし、結論から言うと経理経験者にとって重要なのは「どういう仕事ができるか?」だけです。
(もちろん公認会計士や税理士などの超難関資格の保有者は有利になりますが、このレベルの資格を持っている方はこの記事を読んではいないでしょう)
採用において保有資格が大きく評価されるのは、実務経験がない人の採用(新卒や第二新卒)です。
30代以降の実務経験者採用においては、採用の基準になるのは何より「どういう実務を経験してきた人なのか?」になります。
より高難易度の資格を得たいという向上心は大変すばらしいものですが、それが転職に活かせるかどうかは今一度考えた方がよさそうです。
転職活動をこれから始める人は、まずは自分の業務経験の整理から始めてみましょう。
2.経理にもコミュニケーション能力は重要(特に30代以降は)
経理の仕事は基本的にチームプレイです。
小規模な企業においては「一人経理」のようなかたちで、1人のスタッフが経理業務を一任されるようなケースもありますが、
ある程度以上の規模の企業では、売上担当・仕入担当・経費担当…のように、業務分担して仕事をしている職場がほとんどで、
それらすべてのスタッフをとりまとめる管理職が1人おかれます。
30代の経理経験者がキャリアアップ転職を目指すなら、この管理職を狙えるポジションの求人を狙うのが大切になります。
(少なくとも、以下のような管理職「候補」の求人を狙いましょう)
経理管理職に求められる実務スキルとは
↓管理職の仕事は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 決算業務・税務申告業務を自己の責任において完結すること
- 複数のスタッフを管理し、彼らにモチベーション高く働いてもらえるよう配慮すること
1.については実務知識の研鑽(けんさん)しだいですが、2.についてはその人の「適正」が問われます。
管理職(候補)の求人を狙うためには、経理実務スキルを持っているだけではなく、
コミュニケーション能力とリーダーとしての経験が必要であることを理解しておきましょう。
入社時から管理職待遇を狙うのであれば、すでに何らかのかたちで役職付きの仕事を経験していることが望ましいです。
その一方で、管理職「候補」としての採用を狙う場合には、入社時のタイミングで求められるリーダー経験はそれほど高度なものではある必要はありません。
例えば、新人スタッフの教育係として働いた経験や、2〜3人程度のチームのとりまとめ役などの経験でもリーダー経験として認められる可能性が高いでしょう。
IT課が進む経理部門においても、実際に各部署と関わり、チームワークを発揮するためには、その人間力が大切であるといえるでしょう。
チーム内の問題点を理解し、解決に役立てる人材は幹部候補として見られやすく、転職時においても評価されやすくなります。
自分のパーソナリティを理解し、チーム内でどのような役割を果たせるのかを考えてみましょう。
経理経験者の志望動機は「具体的なエピソード」で語ると効果的
転職面接で必ず質問される項目として志望動機があります。
この志望動機については、可能な限り具体的なエピソードで語ることを意識してみてください。
「月次決算ができます」「給与計算ができます」だけではなかなかライバルから頭ひとつ抜け出すことはできません。
これまでに働いてきた会社ではどのような課題があり、あなたが誰と協力してこの課題を乗り越えたのか?をストーリーのように語りましょう。
最終的に、勤務先の企業んどのような利益をもたらせたか?を数値で説明できればより効果的です。
↓具体的な志望動機の例文を紹介します。
経理経験者の志望動機例文
私は住設建材の小売業を行う会社で、5年ほど経理を行ってまいりました。
主な担当は仕訳業務、不動産管理、決算業務の補助になります。
前職においては資金繰りの厳しい時期があり、その時は月末時期になると上長が頭を悩ませておりました。
私は自分なりに何かできないか考えた結果、支払先で手形・でんさい決済に切替可能な業者をピックアップし、上長へ提案しました。
すべてが採用はされませんでしたが、各部署の協力もあり切替が進められ、資金繰りの安定化に貢献できました。
御社においても日々の業務だけではなく、提案のできる経理部員として働ければと思います。
よろしくお願いいたします。
(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ
いま経理として働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。
経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。
自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、
ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。
例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも
↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の条件がまったく違いますよね。
↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)
を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が
個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。
例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、
未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。
(経理は実務経験で評価される職種です)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。
経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、
決定的に重要であることを知っておいてください。
ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…
私自身も経験があるのですが、
ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。
ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、
「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」
みたいなほったらかし教育をされる危険があります。
当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、
身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。
5年後にどんな差がついているか…。
って考えるとぞっとしますよね。
こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、
「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」
みたいに考えられているケースも多いです。
新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。
逆に、業績の良いホワイト企業では、
未経験者をゼロから育てていくという意識があります。
業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、
未経験でもお給料が良いケースが多いんです。
経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。
まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。
学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。
どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、
経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、
ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。
逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、
ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。
転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える)
を知ってるかどうか?だけで、
こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。
ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。
単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。
こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、
不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。
(そういうのは政治家の仕事です)
まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。
私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、
↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。
ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)
経理のホワイト求人多数あり!
ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
未経験簿記なしで年収400万円〜の求人
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在宅もOKのワークライフバランス求人
会計事務所から経理へ転職歓迎の求人
などなど、好条件人が多数ありますよ。
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実際の経理求人で年収を見てみよう
上で紹介した経理求人専門の転職サイトなら、
↓例えば以下のようなホワイト経理求人を見つけることができますよ。
- 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
- 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
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- IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
- CFO直下のポジションで働ける経理求人
今すぐは転職活動できない人へ
なんとなく今の環境に不満はあるし、
一生このままで良いなんてまったく思ってないけど
なかなか重い腰を上げられない…。
いま仕事している人もしていない人も、
↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
特に、条件の良い経理求人は人気ですから、
日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。
経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。
↓こんな感じでメールが届きます。
自分が希望する条件にあった求人だけを
ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。
情報ってたくさんありすぎても
ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。
情報があふれている時代なので、
自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。
同じ転職サイトを使っていても、
良い求人を上手に見つけられる人と、
見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。
(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)
つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切
経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、
「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、
情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。
手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、
いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。
また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、
どうしても今の状態がつらくなったら転職もある
↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。
良い意味での逃げ道を確保できる感じです。
これって精神的にもかなり安定するんですね。
過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。
転職サイトは完全無料で使えます。
いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。
↓年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、
情報リサーチに徹底活用しましょう。
最後の最後にお伝えしたいこと
↑転職活動でも仕事でも、
成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。
転職サイトへの登録って1分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。
- とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
-
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