20代から経理として働いている。
でも30代になって今の会社ではキャリアアップに限界を感じている。
転職したら年収は下がってしまう?
30代の経理実務経験者が転職成功するには?
↑今回は、こういったお悩みをお持ちの方向けの内容です。

経理は基本的にどこの会社でも同じ仕事をしています。
他業種の会社に転職しても、日常的に行う業務が大きく変わることはありませんから、
一つの会社できちんとした経験を積んでいる人であれば、転職にあたって年齢が足かせになることは少ないといえます。
ただし、単純に「これまでの仕事の延長で働ける仕事」を探すだけでは、
年収やキャリアアップを実現するのは難しいことを理解しておきましょう。
結論から先にいうと、30代以降の経理経験者が転職でキャリアアップしたいなら、
管理職候補の求人を狙っていくことが重要になります。
この記事では、経理経験のある30代の方が転職成功するためのコツを解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
こちらの記事もおすすめ
MS-Japan(経理専門の無料転職サイト)
経理のホワイト求人多数あり!
MS-Japanは経理で働く人のための専門転職サイトです。
実務経験者限定の年収550万円〜の求人
管理職候補として入社できる求人
在宅OKのワークライフバランス求人
未経験OKで年収400万円〜の求人
などなど、好条件な経理求人がたくさん見つかりますよ。
>>現在8,647件の求人あり
この記事の目次
30代経理が転職を成功させるために必要な2つのこと
30代の経理経験者が転職を成功させるためには、
↓以下の2つのことに気を付けておきましょう。
- 重要なのは資格ではなく現場での経験
- コミュニケーション能力は重要(30代以降は)
企業が中途採用の経理経験者に求めるものは何なのか?
を理解することが大切です。

なぜ、あえて新卒から育てるのではなくて、中途採用の人を入社させるのか?を考えましょう。
相手が何を求めているのかを知り、それに合わせた自己PRをやっていくことが大切になります。
1.重要なのは資格ではなく現場での経験
経理経験者の転職というと「簿記1級ぐらいは持っていないと評価されないかも…」と考える方もひょっとしたら多いかもしれません。
しかし、結論から言うと経理経験者にとって重要なのは「どういう仕事ができるか?」だけです。
(もちろん公認会計士や税理士などの超難関資格の保有者は有利になりますが、このレベルの資格を持っている方はこの記事を読んではいないでしょう)
採用において保有資格が大きく評価されるのは、実務経験がない人の採用(新卒や第二新卒)です。
30代以降の実務経験者採用においては、採用の基準になるのは何より「どういう実務を経験してきた人なのか?」になります。
より高難易度の資格を得たいという向上心は大変すばらしいものですが、それが転職に活かせるかどうかは今一度考えた方がよさそうです。
転職活動をこれから始める人は、まずは自分の業務経験の整理から始めてみましょう。
2.経理にもコミュニケーション能力は重要(特に30代以降は)
経理の仕事は基本的にチームプレイです。
小規模な企業においては「一人経理」のようなかたちで、1人のスタッフが経理業務を一任されるようなケースもありますが、
ある程度以上の規模の企業では、売上担当・仕入担当・経費担当…のように、業務分担して仕事をしている職場がほとんどで、
それらすべてのスタッフをとりまとめる管理職が1人おかれます。
30代の経理経験者がキャリアアップ転職を目指すなら、この管理職を狙えるポジションの求人を狙うのが大切になります。
(少なくとも、以下のような管理職「候補」の求人を狙いましょう)
経理管理職に求められる実務スキルとは
↓管理職の仕事は、大きく分けて以下の2つがあります。
- 決算業務・税務申告業務を自己の責任において完結すること
- 複数のスタッフを管理し、彼らにモチベーション高く働いてもらえるよう配慮すること
1.については実務知識の研鑽(けんさん)しだいですが、2.についてはその人の「適正」が問われます。
管理職(候補)の求人を狙うためには、経理実務スキルを持っているだけではなく、
コミュニケーション能力とリーダーとしての経験が必要であることを理解しておきましょう。
入社時から管理職待遇を狙うのであれば、すでに何らかのかたちで役職付きの仕事を経験していることが望ましいです。
その一方で、管理職「候補」としての採用を狙う場合には、入社時のタイミングで求められるリーダー経験はそれほど高度なものではある必要はありません。
例えば、新人スタッフの教育係として働いた経験や、2〜3人程度のチームのとりまとめ役などの経験でもリーダー経験として認められる可能性が高いでしょう。
IT課が進む経理部門においても、実際に各部署と関わり、チームワークを発揮するためには、その人間力が大切であるといえるでしょう。
チーム内の問題点を理解し、解決に役立てる人材は幹部候補として見られやすく、転職時においても評価されやすくなります。
自分のパーソナリティを理解し、チーム内でどのような役割を果たせるのかを考えてみましょう。
経理経験者の志望動機は「具体的なエピソード」で語ると効果的
転職面接で必ず質問される項目として志望動機があります。
この志望動機については、可能な限り具体的なエピソードで語ることを意識してみてください。
「月次決算ができます」「給与計算ができます」だけではなかなかライバルから頭ひとつ抜け出すことはできません。
これまでに働いてきた会社ではどのような課題があり、あなたが誰と協力してこの課題を乗り越えたのか?をストーリーのように語りましょう。
最終的に、勤務先の企業んどのような利益をもたらせたか?を数値で説明できればより効果的です。
↓具体的な志望動機の例文を紹介します。
経理経験者の志望動機例文
私は住設建材の小売業を行う会社で、5年ほど経理を行ってまいりました。
主な担当は仕訳業務、不動産管理、決算業務の補助になります。
前職においては資金繰りの厳しい時期があり、その時は月末時期になると上長が頭を悩ませておりました。
私は自分なりに何かできないか考えた結果、支払先で手形・でんさい決済に切替可能な業者をピックアップし、上長へ提案しました。
すべてが採用はされませんでしたが、各部署の協力もあり切替が進められ、資金繰りの安定化に貢献できました。
御社においても日々の業務だけではなく、提案のできる経理部員として働ければと思います。
よろしくお願いいたします。
【※注意】ブラック企業で働く経理の労働環境は悲惨すぎる

(経理はブラックな職場も多いので注意やで)
まったく同じ年齢・同じ職歴・同じスキルの経理経験者でも、
↓この2種類の人がいるのが現実です。
- ホワイト企業で、繁忙期でも定時退社・高年収で働いてる経理と、
- ブラック企業で、限界ギリギリまで搾取されてるのに低年収な経理…
私自身、初めて入社した経理がガチのブラック企業で大変な思いをしました。
(繁忙期は毎日終電ギリギリまで働いても月給手取り20万円ちょっとしかなかった)
経理って所属する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事なんですよね。
入社する会社をまちがえると、
ブラックな働き方になってしまいがちなので注意して下さい。
転職活動では情報リサーチの段階から、
ブラック企業の求人を候補に入れないことが大切です。

経理として転職成功したい人は、
経理専門の転職サイトで求人を探すのが良いですよ。
経理の求人だけを専門で扱っているサイトなので、
↓年収や福利厚生などの条件が良いホワイト求人の候補を
たくさん見つけることができます。
なお、経理未経験者についてもこれは同じです。
スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、
↓こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)

- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じですね。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の年収条件がまったく違います。
↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。
未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。
(経理は実務経験で評価される職種)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、
勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。
転職サイトは今すぐ転職するかどうかわからない人も使えます。
いまは情報リサーチの段階の人も、
↓サイト内で希望条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに通知してもらえるので、
ホワイト企業の経理求人を見落とすことがなくなります。
MS-Japan(経理専門の無料転職サイト)
経理のホワイト求人多数あり!
MS-Japanは経理で働く人のための専門転職サイトです。
実務経験者限定の年収550万円〜の求人
管理職候補として入社できる求人
在宅OKのワークライフバランス求人
未経験OKで年収400万円〜の求人
などなど、好条件な経理求人がたくさん見つかりますよ。
>>現在8,647件の求人あり
経理転職には「経理専門の転職サイト」を使おう

(経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使いましょう)
現在、ほとんどの人が転職サイトを使って求人探しをすると思います。
(さすがに今どきハローワーク使う人は少ない)
ただこの転職サイトには大きく分けて
↓以下の2種類があることを知っておいて下さい。

- 専門職向けの転職サイト
経理・人事・法務など専門性の高い求人のみをあつかう転職サイト。
求人数そのものは一般向けサイトより少ないが、
求人の質が圧倒的に高い。 - 一般向けの転職サイト
営業マンや総務など、いわば「万人向け」の転職サイト。
求人の数は多い一方で、年収などの質では劣る。
テレビCMとかでよく見かけるのはこちら(リクナビが代表例)
↑どちらも無料で使えるものですが、
経理に転職するなら必ず、1. 専門職向けの転職サイトを使うようにしましょう。
転職活動で一番大切なのはどうやって質の高い求人を探すか?です。
ここをまちがえてしまうと、
どんなに優秀な人でも転職失敗の可能性が高くなります。
ほとんどの人が
- なんとなく名前を聞いたことあるから…
- 学生時代の就活にも使ったし…
↑という感じで適当にリクナビなどで仕事を探してしまいます。

営業マン向けの求人とかならそれでもまあいいんですが、
専門職である経理はこういう探し方をしない方が良いです。
逆にいえば、経理専門の転職サイトをメインで使うだけで、
情報リサーチでライバルに大きな差をつけることができるわけですね。
経理専門の転職サイトでは、
↓例えば以下のような求人を見つけることができますよ。

実務経験者向け
- 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
- 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
- 将来の管理職候補として入社できる経理求人
- 誰もが名前を聞いたことがある超大手企業の経理求人
- 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
- IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
- CFO直下のポジションで働ける経理求人
未経験者むけの求人では、
↓以下のような求人をたくさん見つけることができます。

未経験者向け
- 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
- 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境の求人
- 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理未経験者むけ求人

MS-Japan(経理専門の無料転職サイト)
経理のホワイト求人多数あり!
MS-Japanは経理で働く人のための専門転職サイトです。
実務経験者限定の年収550万円〜の求人
管理職候補として入社できる求人
在宅OKのワークライフバランス求人
未経験OKで年収400万円〜の求人
などなど、好条件な経理求人がたくさん見つかりますよ。
>>現在8,647件の求人あり
↑この希望条件入力をきちんとやらない人が結構多いんです。
転職で成功する人と、失敗する人で差がつくのって
こういうところなのかもしれません。

仕事のストレスや疲労が限界にまで達すると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
あらかじめ転職サイトに希望条件をしっかり入力しておき、
日常的に最新求人をチェックするくせをつけましょう。
転職サイトを使って普段から求人リサーチをやっておくと、
どうしても今の職場がきつくなったら転職もある
という選択肢を持てて、
過労で倒れたりする前に転職という対策を打てます。
転職サイトは無料で使えていつでも利用を止めることができます。
変な電話連絡とかもないのでリスクはゼロですよ。
(今すぐは転職する気がない人も情報リサーチに使えます)

最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
