【経理の転職】経験者がアピールすべきポイントは?自己PR例文あり

2021年12月12日

  • 経理の経験者はどんなことを自己アピールで伝える?
  • 多少は盛った内容にすべき?
  • 資格がないと馬鹿にされる?

この記事では、経理の実務経験者の方向けに自己アピールの伝え方を解説しています。

職務経歴書や面接質問への回答として使える例文サンプルも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ブログ管理人

1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで累計34万人以上の方に読まれています。
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経理経験者の転職で自己アピールすべきポイント2つ

経理は一種の専門職です。

実務経験が何よりも重要視される職種ですので、

↓自己アピールを考える際には以下の2つのポイントをおさえましょう。

  1. 実際に経験した職務内容を超具体的にアピールする
  2. この企業の今回の採用では何が求められているのか?に合わせる

↑それぞれの内容について、順番に見ていきましょう。

管理人

1.実際に経験した職務内容を超具体的にアピールする

経理経験者を中途採用する企業は、即戦力を求めています。

業務に必要な知識・スキルがあることをアピールしましょう。

会計ソフトやシステムの導入や使用経験があれば、具体的なシステムの名前や使用頻度を具体的に伝えます。

また、日次業務や月次決算、年次決算などの経験は具体的な業務のボリュームをアピールしましょう。

採用側は活躍するあなたを具体的に思い浮かべることができるので、プラスの印象につながります。

2.この企業の今回の採用では何が求められているのか?に合わせる

経理経験者の採用の場合、基本的に「具体的にこういう仕事をしてほしい」ということが明確になっているケースが多いです。

これを「採用背景」と呼ぶこともありますが、

応募する企業の今回の採用背景に合わせて自己アピールを考えることが大切になります。

例えば、中小企業の経理採用で「日常経理〜月次決算までは自力で完結できる人が欲しい。年次決算や税務申告については顧問税理士に基本的に丸投げでOK」という採用背景の場合に、

「私は上場準備中の企業でのIPO準備経験があります。具体的には〜…」とアピールしても「優秀なのはわかるけど、うちには合わない」と不採用になる可能性が高いです。

経理の中途採用では、相手が何を求めているのか?を探り、それにあわせて自己PRを考えることが大切です。

企業の採用背景は求人票の表現方法からも探れる

上で「企業側の採用背景に合わせて自己アピールを考えることがたいせつ」という話をしましたが、そもそもこの採用背景がよくわからない…と感じている人も多いでしょう。

企業側の採用背景は、転職サイトやハローワークの「求人票の書かれ方」からある程度は探ることが可能です。

以下では企業側がどのような人材を求めているのか?を把握するヒントをいくつかお教えします。

「求める人材:責任感のある方」という記載があったら

この場合、経理経験者の転職においては特に、ミスなく正確な作業が行えることが要求されます。

日頃から気を付けているポイントや、自分なりのミスの防ぎ方をアピールできます。

「責任感のある人」は、一つの仕事を途中で投げ出さずに最後までやり遂げる人でもあります。

最後まであきらめずにやり抜いた具体的なエピソードを準備しましょう。

「主体的に行動できる方」という記載があったら

細かい指示出しやマニュアルなどがなくても、自ら率先して動く人を求めています。

目標達成のために率先して考え、創意工夫しながら行動できることをアピールしましょう。

「月次決算が一人でできるレベルの方」という記載があったら

これは、上司や会計士、税理士のサポートを受けながらも一人で月次決算を完結できるレベルが想定されています。

処理の結果を見て不自然なことに気付いたり、必要な資料を前もって用意したりと、主体的な行動ができることを伝えられるといいですね。

転職エージェントを経理職への転職のアピールに活用しよう

転職エージェントを使っている場合は、

自己アピールのポイントをアドバイスしてもらえます。

エージェントは求人企業の採用担当者とコミュニケーションをとっているので、企業の事情に詳しく、採用の背景についても知っています。

また過去の応募者などの情報から、採用側がどういう点に着目しているかを把握しています。

これらの情報から、自己アピールをカスタマイズするためのアドバイスをもらうのがおすすめです。

経理経験者の自己PR例文

以下では、経理経験者の方むけの自己PRの例文を紹介します。

参考にしてみてください。

1.異業種の経理職への転職の場合

業界にかかわらず経理職に必須となる基本的な経理業務の経験を伝えましょう。

その上で、すべての業種で重宝される業務改善の経験があれば積極的にアピールしましょう。

例文:「私は商社の経理部門に4年間勤め、日時の仕訳入力や、支払処理などを担当してまいりました。

今回応募させていただいたポジションでは、決算業務や監査法人への対応までお任せいただけるとのことですので、今までの経験を活かしながら、積極的に新しい業務に挑戦したいと考えております。

また、前職では、当初、各部門からの請求書の提出が漏れたり、遅れたりして支払遅延は多く発生しておりました。そのため、対策として部門ごとに毎月発生する支払先のリストを作成しました。これを部門に共有してチェックリストとして活用してもらい、支払漏れを減らすことができました。

今後も、より正確に効率的に業務を進める工夫を凝らし、他部門もメンバーとも協力しながら、御社に貢献させていただければと存じます。」

2.大手企業経理から中小企業経理への転職の場合の例文

中小企業では業務が分業化していないので、幅広い仕事を任され、責任感を求められる傾向があります。

前職の会社の規模や業界を明確にしたうえで、以下のような経理の経験を具体的にアピールします。

「20XX年から現在まで、東証一部上場企業の経理部門にて経理を経験して参りました。

具体的には、月次・年次財務諸表作成、連結財務諸表、開示業務などを経験しております。

また経費精算システムを導入した経験がございます。

従来の経費精算方法の問題点を明確にしたうえで、サービスの選定から導入に関わることができました。また新システムの使い方のマニュアルを作成して全社員に共有し、導入案内の社内研修会を主催しました。

今後は、これまでの経験を活かし、経理のプレイングマネージャーとして、より責任ある立場で活躍したいと考えています。」

労働環境が劣悪な「ブラック経理」に絶対なりたくない人へ

(経理はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)

いま経理として働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。

経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。

自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、

ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。

例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも

↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。

(まさに天国と地獄…)

管理人
  1. ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
  2. 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。

↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。

どちらも未経験OKの求人なのに、

入社時の条件がまったく違いますよね。

 

(ホワイトな経理求人:未経験OK)

(年収条件の良くない経理求人の例)

>>実際の経理求人で年収を見てみる

 

↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)

を選ぶ人はまずいないと思います。

同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。

重要なのは、こうした差が

個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。

例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、

未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。

(経理は実務経験で評価される職種です)

それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?

これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。

経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。

あなたがどんなに優秀な人であったとしても、

勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。

逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、

良い環境の企業に入ることができれば、

年収で差をつけることができるんですね。

管理人

経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、

決定的に重要であることを知っておいてください。

 

ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…

(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)

私自身も経験があるのですが、

ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。

ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、

「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」

みたいなほったらかし教育をされる危険があります。

当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、

身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。

5年後にどんな差がついているか…。

って考えるとぞっとしますよね。

こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、

「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」

みたいに考えられているケースも多いです。

新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。

管理人

逆に、業績の良いホワイト企業では、

未経験者をゼロから育てていくという意識があります。

業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、

未経験でもお給料が良いケースが多いんです。

 

経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要

(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)

 

同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。

ブラックな会社にまちがえて応募するリスクを避けたい人は、

経理求人専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。

(↑無料で使えるサイトです)

まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。

学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。

経理は一種の「専門職」です。

経理の求人を専門であつかう転職サイトでないと、

条件の良い求人がなかなか見つからないんです。

管理人

どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、

経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、

ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。

逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、

ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。

転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える

を知ってるかどうか?だけで、

こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。

ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。

単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。

こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、

不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。

(そういうのは政治家の仕事です)

まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。

私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、

↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。

管理人

これから経理への転職を目指す人は、

↓経理求人専門の転職サイトを使って、

年収の高い好条件求人をピンポイントで狙っていきましょう。

ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)

経理のホワイト求人多数あり!

ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
未経験簿記なしで年収400万円〜の求人
実務経験3年で年収600万円〜の求人
在宅もOKのワークライフバランス求人
会計事務所から経理へ転職歓迎の求人
などなど、好条件人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見てみる

(未経験OK求人の例:クリックで拡大)

(経験者むけ求人の例:クリックで拡大)

実際の経理求人で年収を見てみよう

(実際に募集されている経理求人を紹介します)

 

上で紹介した経理求人専門の転職サイトなら、

↓例えば以下のようなホワイト経理求人を見つけることができますよ。

  • 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
  • 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
  • ゼロから仕事を教えてもらえる教育環境充実の求人
  • 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理求人
  • 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
  • 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
  • 将来の管理職候補として入社できる経理求人
  • 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
  • IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
  • CFO直下のポジションで働ける経理求人

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(ワークライフバランス重視の経理経験者むけ求人)

(経理経験者むけの管理職候補求人)

(会計事務所から経理へキャリアチェンジ歓迎の経理求人)

(上場大手企業の経理求人例)

>>未経験もOK!現在募集中の経理求人を見てみる

今すぐは転職活動できない人へ

(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)

なんとなく今の環境に不満はあるし、

一生このままで良いなんてまったく思ってないけど

なかなか重い腰を上げられない…。

いま仕事している人もしていない人も、

↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。

転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、今すぐ転職する気がない人も、

転職サイトへの無料登録は早めにやっといた方が良いです。

ストレスや疲労が限界になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります。

管理人

特に、条件の良い経理求人は人気ですから、

日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。

経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、

マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。

↓こんな感じでメールが届きます。

自分が希望する条件にあった求人だけ

ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。

(希望条件に合った求人だけが自動通知されます)

情報ってたくさんありすぎても

ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。

情報があふれている時代なので、

自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。

管理人

同じ転職サイトを使っていても、

良い求人を上手に見つけられる人と、

見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。

(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)

>>経理求人専門の転職サイトで希望条件を入力しておく

つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切

(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)

 

経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、

「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、

情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。

手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、

いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。

また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、

どうしても今の状態がつらくなったら転職もある

↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。

良い意味での逃げ道を確保できる感じです。

これって精神的にもかなり安定するんですね。

過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。

転職サイトは完全無料で使えます。

いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。

年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、

情報リサーチに徹底活用しましょう。

管理人

>>経理専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

 

最後の最後にお伝えしたいこと

(個人的に衝撃を受けた本です)

 

↑転職活動でも仕事でも、

成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。

経理が転職活動を成功させるために、

もっとも重要なのは求人情報を探す場所をまちがえないことです。

経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。

転職サイトへの登録って1分でできる作業です。

無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

変な連絡が来るようなこともありませんしね。

↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。

  1. とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
  2. いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人

これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。

(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)

ほんのちょっとの行動の差ですが、

理想の働き方に近づける人と、

いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。

 

↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、
    雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。
  • やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
    ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。

↑もちろん後者を目指しましょう。

それは誰でも可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人
経理の求人探すならここ!転職サイトおすすめランキング【厳選3社】

この記事では経理職として働く人におすすめの転職エージェント会社をランキング形式で紹介しています。経理は一種の専門職なので、どの転職エージェント会社を使うか?は転職活動の成功/失敗が決まってしまうぐらい重要なポイントになります。ぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

今回は、経理経験者の方向けに自己PRの作り方を解説いたしました。

経理は実務経験がとても重視される職種ですので、

過去にどのような仕事をしてきたのか?を具体的にアピールするようにしましょう。

ブログ管理人

1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで累計34万人以上の方に読まれています。
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