
(未経験者は経理はやめとけ?)
- 経理への未経験転職はやめた方がいい?
- やめとけとネット口コミでよく言われる理由は?
- キャリア上のメリット・デメリットって?
- AI化で将来性はない仕事って本当?
ネットの口コミなどでは「経理の仕事は未経験者にはきついからやめとけ」と言われることも多いですね。
この記事では、実際に現場で働いている経理スタッフとして、
経理の良い面/悪い面の両方を赤裸々にお伝えします。
これから未経験で経理への転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
20代のとき未経験で経理に転職し、その後20年ずっと経理やってます。経理としての転職経験は3社。①従業員100名ほどの中小企業経理→②大手自動車メーカーの子会社→③東証プライム上場のIT企業本社経理。幼稚園と小学生の子供2人の父親として、ワークライフバランスを心がけて働いています。
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経理へ転職は「やめとけ」と言われる理由(デメリット)

(経理への転職は「やめとけ」と言われる理由)
1. 個人プレーが評価されないのでやりがいを感じにくい
経理は、営業の様に「売上を上げてノルマを達成する」、
職人のように「良いものを作る」という結果では評価されにくい職種です。
そのため、達成感がなくて仕事のやりがいを感じられない…という人も少なくありません。
しかし、経理は「会社の経営の数値」を取り扱う唯一の部署です。
経理の重要性を理解している会社なら、他部署に比べて評価が低いという事はありません。
また、誰かと競うことが少ないのも経理の仕事の特徴ですね。
協力して業務を進めることが求められるため、チームプレイが得意な人は経理に向いています。
>>【ブラックへの入社に注意】未経験で経理になりたい人が絶対に知っておくべき注意点
2. 人間関係が閉鎖的で他部署から孤立しがち
経理の業務は他部署との関連が少なく、他の社員が知りえないことを知る機会も多いため、守秘義務の観点からも孤立しがちです。
外出や出張も少ないため、部内のメンバー以外とのコミュニケーションが少なく、窮屈に感じる人も少なくありません。
反面、経営に関する数値を取り扱うため、経営層との距離が非常に近くなります。
会社の役員と経営に関して深い話が出来るのは経理だけしかありません。
3. 仕事に一円単位の正確さが求められる
売上の目標に1円足りなかった。
1円多く費用をかけて物を作ってしまった。
他の部署であればそこまで管理されることはないでしょう。
しかし経理は違います。
経理は会社のお金を扱う仕事なので、一円単位のずれも許されません。
ダブルチェックやトリプルチェックなどの確認作業も多く、精神的にストレスを感じる人もいます。
一方で残高を一致させるという答えは明確です。
一つ一つの仕事を正確にこなせる人にとっては向いている仕事だといえます。
>>【ブラックへの入社に注意】未経験で経理になりたい人が絶対に知っておくべき注意点
4. 基本的に「同じことの繰り返し」の仕事内容
月初は月次決算、月末は支払業務、年に1回の本決算や税務申告と経理の業務は同じことの繰り返しです。
「ようやく終わった。。。」と思ったら、またすぐに始まるという感覚は経理であれば皆が感じることでしょう。
一方で大きく業務が変わらないことも特徴です。
最初は覚えることも多く大変ですが、慣れてくると仕事が楽に感じる人も多いです。
5. 簿記や税務の知識が必要
経理に簿記や税務の知識は必須です。
特に税務は毎年のように法律が変わるため、自分の知っている知識がすぐに古くなってしまいます。
常に情報をアップデートしていないとついていけません。
しかし、法律はどの会社も同じです。
つまり、身につけた知識はどこでも通用します。
6. 繁忙期(決算前)は忙しい!時間との戦い
経理にとって決算は一大イベントです。
通常の業務に決算特有の処理が加わり、2ヶ月以内には申告して税金を納付しなければならず、時間との戦いです。
どんな企業でも年1回しかないため、決算の経験が多いほど経理としても実力が付くといっても過言ではありません。
転職でも決算業務経験の有無は大きな武器となります。
7. 会社の業績によってお給料が決まる
経理の給与は経験や能力で上下はあるものの、会社の業績や規模によって決まると言って過言ではありません。
↓中小企業に未経験で入社した場合の年収は400万円前後です。
経理は実務経験がとても重要視される職種です。
↓実務経験3〜5年程度ある人なら、年収500万円程度は狙えるでしょう。
経理は自ら利益を稼げる職種ではなく、営業成績によってボーナスが増えることはありません。
転職時には会社の業績や規模をしっかりと確認することがとても大切です。
8. AI化で将来性が微妙?
将来AIに奪われる仕事のランキングを見ると必ずと言っていいほど経理がランクインしています。
経理の仕事に将来性はなく、本当にAIに奪われてしまうのでしょうか?
答えはNOです。
確かに仕訳の起票などは自動化が進んでいます。
しかし、会計や税務の規則は明確な答えが定められておらず、前提条件が多少異なっただけで処理が変わることがあります。
また、業種によって処理や解釈が異なる場合もあります。
それをAIで判断することは出来ません。
仮にそれが出来るなら、営業マンなども基本的に必要なくなるでしょう。
つまり、AIの進歩によって経理の仕事だけが奪われるわけではありません。
気にする必要はないのです。
>>【ブラックへの入社に注意】未経験で経理になりたい人が絶対に知っておくべき注意点
【こんな人は経理はやめとけ】向いてない人の性格的な特徴

(これに当てはまるなら経理はやめとけ)
経理に向いていない人の特徴をまとめると以下のようになります。
1. マルチタスクが苦手な人
マルチタスクが苦手な人に経理の仕事は向いていません。
経理に含まれる業務は多岐にわたる上に、同時並行で複数の業務を期限通りにこなさないといけないためです。
加えて、取締役会や他部門の会議の際は、会議内の資料として決算書などの経理が作成するデータの提出を求められることが往々にしてあります。
「この日に取締役会があるから、前日までにデータを出せるようにしておこう」など、先回りして用意する配慮は必須です。
2. ワークライフバランスが最優先な人
「毎日定時で帰りたい」という、ワークライフバランスが最優先な人にも、経理の仕事は向いていないでしょう。
そもそも、経理の業務自体、はっきりと締め切りが決まっているものが多いです。
たとえば、決算書は定められた期限までに作成しないといけません。
業務が滞っていたら残業もやむを得ないでしょう。
また、税務調査が入る場合は、税理士と打ち合わせをし、必要な帳簿やデータが揃っているかを確認しないといけません。
仮に、欠けているものがあれば深夜まで残業してでも揃えることになります。
>>【ブラックへの入社に注意】未経験で経理になりたい人が絶対に知っておくべき注意点
3. 楽したいからデスクワーク!という発想な人
「楽したいからデスクワーク!」という人にも、経理の仕事はおすすめできません。
営業と比べると、経理の仕事で外回りをすることは少ないです。
しかし、税理士・公認会計士などの専門家や他部門の担当者との打ち合わせは頻繁にあります。
相手の要望を汲み取った上での的確な対応が求められるので、相当神経を使うでしょう。
また、経理を含めたデスクワークでは、パソコンを使う上に、一日中座りっぱなしです。
血行が悪くなるので、肩こり、むくみは職業病と言っても過言ではありません。
外回りがないから楽とは限らないので気をつけましょう。
4. とりあえず「食いっぱぐれがない」で仕事を選ぶ人
とりあえず「食いっぱぐれがない」で仕事を選ぶのなら、経理の仕事はやめておいた方が良さそうです。
企業において、経理部門は直接利益を生み出さない部門(コストセンター)とされています。
そのため、派遣会社を利用したり、業務の一部をAIに代替させたりなどして、経理部門における人件費の削減を行う企業も多いのです。
つまり、誰でも人員削減の対象になりうる以上、経理だから食いっぱぐれがないとは言い切れません。
もちろん、仕事に全力で取り組み、常にスキルアップに努める人であれば、食いっぱぐれずに長い間働き続けられるでしょう。
【※ 注意】未経験で経理に転職する人が知っておくべきこと

(経理未経験者はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)
経理って入社する会社によって働き方がぜんぜん違う仕事です。
同じ経理でも、働く会社をまちがえてしまうと、
ブラックでつらい働き方になってしまう可能性があるので注意してください。
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↑スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、
こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)
↓実際の求人をお見せするとこんな感じです。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の条件はまったく違いますよね。

↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。
未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。
(経理は実務経験で評価される職種)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、
勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。
ブラック環境で働く経理未経験者は本当に悲惨…

(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)
私自身も経験があるのですが、
ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。
ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、
「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」
みたいなほったらかし教育をされる危険があります。
当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、
身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。
5年後にどんな差がついているか…。
って考えるとぞっとしますよね。
こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、
「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」
みたいに考えられているケースも多いです。
新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。

逆に、業績の良いホワイト企業では、
未経験者をゼロから育てていくという意識があります。
業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、
未経験でもお給料が良いケースが多いんです。
経理未経験者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要

(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)
同じ未経験スタートなら、しっかりお給料稼げて
仕事もきちんと教えてもらえる環境でスタートしたいですよね。
まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。
学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。

どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、
経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、
ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。
逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、
ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。
転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える)を知ってるかどうか?だけで、
こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。
ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。
単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。
こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、
不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。
(そういうのは政治家の仕事です)
まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。
私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、
↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。

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(実際に募集されている経理未経験OK求人を紹介します)
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今すぐは転職するかどうかわからないし…という方へ

(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)
なんとなく今の環境に不満はあるし、
一生このままで良いなんてまったく思ってないけど
なかなか重い腰を上げられない…。
いま仕事している人もしていない人も、
↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

特に、条件の良い経理未経験求人は人気ですから、
日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。
経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。
↓こんな感じでメールが届きます。
自分が希望する条件にあった求人だけを
ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。
情報ってたくさんありすぎても
ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。
情報があふれている時代なので、
自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。

同じ転職サイトを使っていても、
良い求人を上手に見つけられる人と、
見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。
(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)
つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切(精神的にも)

(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)
経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、
「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、
情報としてこまめにストック保存しておいてください。
手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、
いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。
情報量でライバルに差をつけましょう。
また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、
どうしても今の状態がつらくなったら転職もある
↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。
良い意味での逃げ道を確保できる感じです。
これって精神的にもかなり安定するんですね。
過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。
転職サイトは完全無料で使えます。
いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。
↓年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、
情報リサーチに徹底活用しましょう。

最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
