- 仕事を辞めたい…。でも上司がパワハラで自分でいうのが怖い…。
- 未払いになっている残業代は退職したらもらえなくなる?
- 有給をちゃんと消化してから退職前したい。

最近よく聞く「退職代行」ってどういうサービスなんでしょうか?
退職代行というのは、退職に関する手続きを全部代わりにやってくれるサービスのことです。
弁護士さんの事務所や、退職代行の専門業社が扱っているサービスですね。
未払い残業代・有給消化・退職金の請求なども代行してもらえますよ。

退職代行は「自分で退職を伝えたり、交渉したりするのがめんどくさい」という場合にも使えます。
↓例えば、以下のような状況ですね。
- 勤務先と退職時期をめぐってもめている
- バックレ状態で連絡すらとれない
相手がブラック企業の場合はまともにやりあっても時間のムダなので、こういったサービスを使うのも一つの選択肢になると思います。
↓この記事では、退職代行について以下のような内容を紹介しています。是非参考にしてみてください。
この記事の内容
- ぶっちゃけ、退職代行に利用価値はある?
- 費用はどのぐらいかかる?
- 代行業社と弁護士のどっちを選ぶべき?
- 手続きの流れは?
- 本当に後腐れなくすっぱりやめられる?
\ おすすめの代行業者3社を比較!/
この記事の目次
退職代行ってどんなサービス?何をやってくれるの?
「そもそも退職代行ってなんだ?」というところを整理しておきましょう。

退職代行とは、弁護士さんなどの法律の専門家が、
あなたの代わりに退職に関する手続きをやってくれるサービスです。
↓※東京新聞でも特集が組まれていました(2020年5月14日)
↓退職代行は、こういった悩みをお持ちの方からの利用が急激に増えています。
退職代行サービスとは?
- 仕事辞めたいけど、上司がパワハラでなかなか言い出せない…。
- 職場から「人手不足の状態で辞めるなんて無責任だ」と責められる。
- 退職したいと伝えているのに、のらりくらりとかわされて、なかなかやめさせてくれない。
- 未払いの残業代を払ってもらえていない。退職金ももらえるか不安。
- 残りまくっている有給を消化してから退職したい
- ある日、突然会社に行けなくなってバックレ状態。会社からも連絡がなくて不安…。
ブラック企業については、これまでは労基署(労働基準監督署)に駆け込むぐらいしか対策がありませんでした。
労基署は動きが遅い上に、残業代請求などは自分でやらねばならず、結局は泣き寝入りするケースが大半だったんです。
こうした状況を見て、弁護士さんが退職手続きを代わりに請け負うようになったのが退職代行サービスの始まりです。
資格を持った法律家があなたの代わりに会社と交渉してくれますから、
有利な条件(未払い賃金・残業代・有給消化など)で退職することができる可能性が高くなります。
退職代行は弁護士法違反?知っておくべき「非弁リスク」とは
退職代行は、本来であれば「資格を持った弁護士」でないと、仕事として扱ってはいけない業務です。
弁護士資格を持っていない人が、お金を受け取って法律的な交渉を行うことは「非弁行為」といいます。
弁護士資格を持たない代行業社に退職代行を依頼してしまうと、
会社側との交渉を途中で放棄され、結局退職できないなどのリスクがあります。
これを「非弁リスク」と呼ぶことがあります。

↓※非弁行為は、弁護士法72条という法律で決まっているルールです。
弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
ただ、このルールはややあいまいなのが実際のところです。
なので、弁護士ではない退職代行業者でも、企業側への退職通知代行などをサービスとして扱うケースが最近増えてきているというわけです。
↓しかし、以下のようなことは弁護士以外の人に代行してもらうことはできません。
弁護士でないとできない行為
- 企業側との和解交渉
- 未払い残業代の請求
- 退職通知以外の代行(有給の消化交渉や退職日程の調整などもNG)
弁護士でない退職代行業者に依頼するのは、いわば「友達に代わりに退職届を持って行ってもらう」のと法律上は同じであることを知っておきましょう。
もちろん、これだけでもまわりに知られることなく代行してもらえるのはありがい部分はありますよ。
パワハラなブラック企業からでも、ストレスなく退職できるというのはかなり大きいですからね。

勤務先の企業側に対してなんらかのお金を請求する(未払い賃金や退職金など)場合には、
必ず弁護士さんに退職代行を依頼しなくてはいけないというのが法律のルールであることは知っておいてください。
\ 未払い賃金の請求も代行!/
退職代行を使うメリット
↓退職代行を使うことには、以下のようなメリットがあります。
退職代行のメリット
- 勤務先の上司と顔を合わせないで退職できる。
- 未払いの残業代を計算して、あなたの代わりに請求してくれる。
- 残っている有給を消化してから辞められる。
- 会社の人ともめることなくすっきり辞められる。
- 家族にバレないで使える
残業代請求・有給消化は労働者の権利
残業代の請求や、有給の消化は「自分ではなかなか言い出せない」「いってもどうせ認められない」とあきらめている人も多いでしょう。
しかし、これらは労働者として要求できる「当然の権利」ですから、あきらめてしまうのはもったいないです。
(本来もらえるはずのお金が、遠慮したばっかりにもらえなかった…あとから知った…ということはよくあります)
どうせやめる会社に忖度するのはバカバカしい
これから退職する予定の会社に忖度(そんたく)しても、あなたには1円の得もありません。
退職代行を使えば、資格を持った法律家があなたの代わりに企業側との交渉をしてくれますので「法律のルールに基づいて、もらえるものは全部もらっておく」という結果を得ることができますよ。
特に、未払い残業代については、最終的に100万円以上のお金が戻ってくるケースもあります。
サービス残業に心当たりのある方はぜひ使ってみるべきですね。
退職代行を使うデメリット
↓一方で、退職代行を使うことには以下のようなデメリットもあります。
退職代行のデメリット
- 費用がかかる(3万円〜6万円が相場)
- 退職日まで2週間はかかる。
- 弁護士でない代行業者に依頼すると非弁リスクがある。
一番心配なのは費用ですが、代行専門業社の場合は3万円程度、弁護士さんの場合は6万円程度が相場だと思っておきましょう。
代行業社と弁護士さんの使い分けについて、以下でちょっと説明しておきますね。
「未払い賃金はないのでとにかく早く退職したい!」という人は代行業社を使う
「未払いになっている賃金はないので、ちょっとでも安くスピーディに退職したい!」という方は代行専門業社がいいです。
さっさと退職手続きなんて終わらせて、次の職場探しにとりかかりましょう。
未払い賃金の請求を行う場合は弁護士事務所を使う
一方で、サービス残業が常態化しているブラックな会社に勤めていたと言う方は、弁護士さんの事務所に相談するのがおすすめです。
代行専門業社は未払い残業代の請求などを代行してもらうことはできませんので注意しておきましょう。
未払い賃金の請求(交渉の代行)は、弁護士さんの独占業務になります。
退職にあたって、未払い残業代や本来もらえるはずの退職金の請求も同時に行いたいという方は、弁護士さんの事務所に退職代行を依頼するのが良いでしょう。
費用はやや割高になりますが、交渉によってもっと大きな金額を取り戻してもらえますから、結局持ち出しになるリスクは低いですよ。
もらえるお金は退職時にしっかりもらって新しいスタートをきろう
サービス残業が常態化している会社では、未払い残業代が100万円以上の金額になることもあります。
これはあなたが受け取れるお金です。
新しい会社に転職して、新しいスタートを切るときに、手元にあるお金は少しでも多い方が良いですよね。
退職に際して、もらえるものは全部もらっておきたいと言う方は、弁護士さんの事務所がやっている退職代行サービスを利用するのがおすすめです。
退職代行サービス業者の比較
弁護士法人みやび | 退職代行SARABA | 退職代行jobs | |
---|---|---|---|
公式サイト | ![]() |
![]() |
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選ぶべき人 | 退職に際して企業側に請求したいお金があり、その請求代行も依頼したい人 | 最低限の退職手続き+簡単な交渉(労働組合としての交渉)をしてもらいたい人 | 最低限の退職手続きをスピーディに終わらせたい人 |
相談料 | 無料 | 無料 | 無料 |
着手金 | 5万5000円(税込) | 2万7000円(税込) | 2万9800円(税込) |
成功報酬 | 獲得した未払賃金・退職金の20% | 請求代行が不可なのでなし | 請求代行が不可なのでなし |
相談方法 | LINE・メール・電話 | LINE・メール・電話 | LINE・メール・電話 |
対応内容 | 訴訟対応まですべて可能 | 勤務先への退職通知・労働組合としての交渉 | 勤務先への退職通知のみ |
受付時間 | 基本平日9時〜19時 | 24時間 | 24時間 |
即日退社 | 可能 | 可能 | 可能 |
返金保証 | 結局退職できなかった場合返金 | 結局退職できなかった場合返金 | 結局退職できなかった場合返金 |
追加費用 | なし | なし | なし |
失敗リスク | ほぼなし | ほぼなし | ほぼなし |
法律相談 | 可能 | 不可 | 不可 (監修弁護士がいるが、別途依頼が必要) |
会社側との交渉 | 可能 | 労働組合の交渉のみ (会社への強制力なし) |
不可 |
非弁リスク | なし | あり | あり |
顧問弁護士 | 佐藤秀樹(代表弁護士) | 確認できず(労働組合) | 西前啓子(監修弁護士:法的手続きの代行は別途依頼が必要) |
残業代請求 | ◎ | 労働組合の交渉のみ (会社への強制力なし) |
× |
退職金請求 | ◎ | 労働組合の交渉のみ (会社への強制力なし) |
× |
公式サイト | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
退職代行を使った場合の手続きの流れ
↓例えば、弁護士法人みやびに相談した場合の手続きの流れは以下のようになります。
退職代行の手続きの流れ
- LINEやメール・電話で無料相談
- 正式に依頼・着手金支払い
- 弁護士による退職代行手続き
- 退職手続きの完了(晴れて自由の身!)
- 未払い賃金などがある場合、後日にあなたの銀行口座に振り込まれます
↓相談はこちらのページからLINEやメールで無料でできますので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
弁護士法人みやび画像
\ 未払い賃金の請求も代行!/