
(会計事務所を辞める人に多い退職理由は?)
- なぜ前の事務所を退職したのですか?と面接で質問されたらどう答える?
- ネガティブな退職理由も素直に伝えていい?
- 会計事務所を辞める理由としてよくある退職理由を知っておきたい。
いま働いている会計事務所から、別の会計事務所に転職する人の場合、
前の事務所からの退職理由は面接で必ず質問される項目ですね。
会計事務所転職の場合、この退職理由の伝え方には特に注意が必要です。
なぜかというと、会計事務所って
どこも基本的に同じ仕事をしているからなんです。

採用側としては「この人をうちで採用したとして、もし前の事務所と同じような状況になったら、うちの事務所もすぐに辞めてしまうのでは?」と考えるのが自然です。
採用側が不安に感じていることを理解しておき、先回りするかたちでその不安を打ち消す工夫をしておくことが大切ですよ。
具体的な対策としては、ネガティブな退職理由をポジティブに「言い換える」ことが必要になります。
この記事では、会計事務所の転職面接対策として「退職理由の上手な伝え方」を解説していきます。
具体的な例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
ネガティブな退職理由は「ポジティブに言い換える」必要あり

(ネガティブな退職理由はポジティブに言い換える工夫が必要です)
ひとつの職場を辞めるという決断をする以上、なんらかのネガティブな理由があることは自然なことです。
しかし、それを相手にそのまま伝えるのはNGです。
転職活動って「自分自身」という商品を売り込むビジネスですので、(言い方は悪いですが)馬鹿正直にホンネを伝えてもまず評価されません。
実務経験者として転職する場合、
上手な自己PR(言い換え)ができることは必須だと考えておいてください。
これは入社後の仕事の評価にも影響します。

重要なことは、相手に「この人はポジティブなステップアップとしての転職を目指しているんだな」と評価してもらうことです。
退職理由なんて、言い方ひとつでネガティブにもポジティブにもなりますからね。
退職理由言い換えの例文(ネガティブ → ポジティブ)

(退職理由をポジティブに言い換える例文)
以下では、ネガティブな退職理由をポジティブに言い換える例文をいくつか紹介します。
あなたの退職理由に合わせてアレンジしてみてください。
↓※ 青文字クリックで言い換えの例文をみられます。

いまの事務所を1秒でも早く辞めたい…
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(会計事務所を辞める人に多い「ホンネの退職理由」は?)
上ではネガティブな退職理由をポジティブに「言い換える」方法を紹介しました。
これはいわばタテマエの世界なわけですが、ホンネはどうでしょうか。

会計事務所の経験者で、ホンネの部分でよくある退職理由としては、
↓以下のようなものが多いと思います。
税理士業界で転職をくりかえすジョブホッパーになるリスク

(税理士業界は転職しやすい分「ジョブホッパー」になりやすい業界とも言えます)
税理士業界で転職することを検討している方に知っておいていただきたいことがあります。
それは、「この業界は何度も転職をくりかえしてジョブホッパーになってしまい、結果として年収も下がってしまう人が一定数いる」ということです。
確かに、会計事務所ってどこも同じような仕事をしていますから、ひとつの事務所で仕事が一人前にできるようになればよその事務所でも働けます。
ただ、転職活動のやり方をまちがえてしまうと、
転職するたびに年収が下がる…というつらい状況になってしまう可能性があるんですよね。
こういう転職の仕方をくりかえしていると、
最終的には職場環境が劣悪なブラック事務所ぐらいしか
選択肢がなくなってしまうことすら考えられます。

これでは何のために転職するのかわかりません。
せっかく時間と労力をかけて転職活動するなら、年収が上がり、より働きやすい職場に変わりたいですよね。
それではどうしたらいいのか?ですが、重要なのは転職先の事務所求人を「どこで探すか?」です。
転職活動って情報が命の世界です。
スタート地点(情報を探す場所の選択)をまちがえると、致命的なミスになってしまうことがあることをぜひ理解しておいてください。
労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、安い給料で搾取しまくるブラック事務所は、
2023年現在も残念ながら一定数存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けるためにも、
会計職専門の転職サイトを活用しましょう。

↓こういった専門サイトでは、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安全です。
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正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。
情報リサーチには会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。
(無料アカウント登録すると詳細な求人検索をかけられます)
↓例えば、以下のような優良求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
人生でそう何度もあることではありませんし。

ただ、こういう段階の人ほど、
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
で決まっちゃうことも多いんです。
能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。
(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。
(年収や組織規模、残業上限など)
↑これをやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
条件にマッチした事務所求人が出た瞬間にスマホに自動通知してもらえるので、
優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。
(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、
なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)
いい感じの事務所求人が見つかったら、
ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。
日常的に積み上げた優良な情報ストックを、
行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。
>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

まとめ
今回は、いま働いている会計事務所から別の事務所に転職することを検討している方向けに、退職理由の上手な伝え方を解説しました。
税理士業界って転職を成功させやすい業界といえますが、
逆にいうとジョブホッパーになってしまいやすい業界でもあるので注意してください。
転職の成功・失敗って、正しい情報収集のやり方を知っているかどうかだったりします。
(ぶっちゃけ、運とタイミングで決まる部分も大きいですから)
転職がうまくいかない人って「いざ転職活動をするタイミングになって、あわてて情報収集を始める」というやり方をしてしまうケースが多いんですよね。
最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
