税理士事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

【税理士の転職】30代以降は独立を視野にキャリアを構築しよう

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2020年現在、税理士業界は高齢化が進んでいます。

↓日本税理士連合会が発表しているデータによると、30代の資格保有者は全体の10%程度しかいないのが現状です。

税理士 転職 30代

(税理士資格保有者の年齢別割合)

日本税理士連合会「データで見る税理士のリアル」より

(※ちなみに税理士にもっとも多い年齢層は60代で、全体の30%超です)

税理士試験の受験者も減少傾向にあることから、30代の税理士資格保有者は「貴重な存在」といえるでしょう。

転職市場においては、30代の税理士は社会人としての経験もあり、新しいことを身につける感性もあることから、貴重な戦力とみなされる傾向があります。

税理士事務所 志望動機 未経験
税理士事務所は「未経験30代」でも転職できる?

この記事では、30代の未経験から税理士を目指すという方向けに、税理士事務所への転職活動のポイントについて解説します。
試験と勉強の両立を考えている人は、ブラックな税理士事務所に転職してしまわないように注意しなくてはなりません。
実務が忙しすぎて試験勉強ができない…なんて状態は本末転倒ですから、どの税理士事務所に入社するか?は慎重に判断する必要があります。

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所属税理士 直接受任
所属税理士の直接受任は、独立開業の第一歩となるか?

平成26年の税理士法改正によって、税理士資格を持つ税理士事務所勤務者が、一部自分の名義で顧問先を獲得する「直接受任」の制度が新設されました(同時に従来「補助税理士」と呼ばれていた人は「所属税理士」に名称が変わっています)
所属税理士の直接受任によって、自分が所属する税理士事務所から安定的に給与を受け取りながら、独立開業に向けて着実に準備を進めることが可能になるでしょう。

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所属する税理士事務所によって年収に大きな差が出ることも

税理士 転職 30代

(所属する税理士事務所によって年収には大きな差が…)

独立を目指す30代税理士にとって重要になのが、「どの税理士事務所で実務経験を積むか?」です。

税理士事務所は顧客層、所長の経営方針、顧問先の業種などにより年収や福利厚生に大きな差があります。

私自身、3社の税理士事務所を経験していますが、どの事務所でも働く環境は全く違いました。

税理士事務所は、必ずしも大規模な事務所であれば環境が良いというわけでないのも悩みどころですね。

私が経験したブラックな事務所の体験談

私が経験した1社目の税理士事務所は中規模事務所(従業員20名以上)と言える規模でしたが、はっきりいってブラック事務所でした。

(繁忙期は毎日日付が変わるまで仕事をしていましたが、「仕事が遅いのが悪い」ということで残業代も出ませんでした)

また、仕事そのものは一人前にできるようになっても月給は手取りで16万円です。

この状態が何年も続き、精神的に限界を感じて別の事務所に転職したという経験があります。

何年働いても年収が上がらない事務所もあれば、経験3年で年収700万円以上を確保できる事務所もあるなど、格差が広がっていっているのが実情であることをぜひ理解しておいてください。

将来的に独立を目指す人におすすめの税理士事務所の探し方については後でくわしくお話ししています)

「どの転職先を選ぶか?」によって30代税理士の働く環境は大きく変わる

税理士 転職 30代

(どの税理士事務所を転職先として選ぶか?は税理士としてのキャリアに大きな影響を与えます)

あなたが30代で税理士試験に合格する優秀な人であったとしても、働く環境は自分が所属する事務所の考え方に左右されざるを得ません。

(そこを自由にやりたいなら独立するしかありません)

特に、年収については勤務税理士としての仕事の実力そのものよりも、「所属する事務所がもうかっているか?」によって決まる部分が大きいことも理解しておきましょう。

年収の高い税理士になるためには、もうかっている税理士事務所で働くことは鉄則といえます(これは意外に盲点になりやすい点です)

税理士事務所 給料 安い
「うちの税理士事務所は給料が安い…」とお悩みの方へ

「税理士事務所で働いているけど、給料が安い…。搾取されている気持ちしかない」
この記事では、こうしたお悩みを解決する具体的な方法をお教えします。ぜひ参考にしてみてください。

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独立を目指すのかどうかはできるだけ早いタイミングで決めるべき

税理士 転職 30代

(独立を目指すなら「独立に向けた実務経験の積み方」を考える必要があります)

30代税理士資格保有者がキャリアを考えるときにまず検討しておくべきことは、「将来的に独立するかしないか」をできるだけ早いタイミングで検討しておくことです。

なぜならば、独立を目標にする場合には「独立後の自分の得意分野」を持っているかどうかによって、あなたの税理士としての年収や活躍フィールドが決まってくるからです。

例えば、資産税分野は税理士業務の中でも高額の報酬が獲得できる業務分野になりますので、この分野も扱える事務所にしたいのであれば、勤務税理士時代から実務経験を積んでおく必要があるでしょう。

また、独立や開業を考える場合、あなた自身も経営者として事務所を運営していくスキルと経験が必要になります。

将来的に独立を目指している方は、特化分野や経営者としてのスキルを学ぶことが可能な税理士事務所で実務経験を積むことに30代の時間をあてるようにしましょう。

「独立した後の稼ぎ方」を学べる税理士事務所で経験を積もう

税理士 転職 30代

(独立した後に稼いでいけるスキルを学べる税理士事務所とは?)

あなたが税理士として独立したときに、たくさんの顧問先を紹介してくれるコネがあれば別ですが、ほとんどの場合はゼロから顧問先を見つけなくては生活が成り立ちません。

このときに注意しておくべきことは、税理士資格取得のために必要な知識と、独立して生きていくために必要なスキルとはまったく性質が異なるという点です。

独立を視野に入れている人は、独立後でも通用する「経営者としての稼ぎ方」を学べる転職先で実務経験を積むことが重要です。

独立後の稼ぎ方を学べる転職先とは

独立後も税理士として通用する働き方」を学べる税理士事務所で働くことが重要というお話をいたしました。

以下では、将来的に税理士として独立することを目指している人が、

転職先として選ぶべき税理士事務所について解説いたします。

30代税理士の転職先①:顧客開拓を積極的に行っている税理士事務所

税理士事務所の中には、「今の所長税理士が引退するまで事務所が存続できればOK」というスタンスの事務所もあります。

こうした事務所に転職しても、自分が独立した時に顧客を獲得するためのノウハウを学ぶことはほぼ不可能でしょう。

(もちろん、落ち着いた環境で働くことはできると思いますが…)

一方で、毎週のように税務や会計に関するセミナーを開催し、新規顧問先の集客を行っている事務所もあります。

インターネット上での集客に力を入れ、経費をかけすぎずに集客を行うノウハウを積み上げている事務所も最近では増えていますね。

特に、設立して間もない新しい事務所では、ゼロに近い状態から経営がスムーズになるまで経験を積むことも可能です。

近い将来に独立を目指している30代税理士の方は、こうした「顧客開拓に力を入れている税理士事務所」を転職の選択肢に入れてみると良いでしょう。

30代税理士の転職先②:経営コンサルも行っている税理士事務所

近年では会計ソフトの発達によって、創業間もない個人事業主でも自力で確定申告を行うことが可能になってきています。

(法人税の申告についても自力でやる自営業者は増えています)

そのため、個人事業主・小規模企業向けの記帳代行業務を収益のメインに据えてしまうと、価格競争に巻き込まれ経営は厳しくなっていくでしょう。

今後は税理士も別の事務所との差別化が求められるようになっていきますが、そのための有力な選択肢となるのが、経営者向けのコンサルティング業務です。

企業経営者のサポート役としてのコンサル業務を展開している税理士は増えてきています。

転職先を見つける場合は、経営者に対するコンサルを重要視している事務所を選ぶのも1つの選択肢です。

コンサルもできる税理士になれば、独立後も自分の事務所を他社と差別化できるスキルを身につけることができるでしょう。

30代税理士の転職先③:特化分野のある税理士事務所

3つ目には、やはり特定の業務分野に強みがある「特化型の税理士事務所」を転職先の選択肢に入れるべきです。

↓税理士業務の特化分野としては、具体的には以下のような分野を展開している税理士事務所があります。

税理士の業務特化分野

  • 相続税申告その他の資産税特化事務所
  • 医療法人を顧問先として多く持つ税理士事務所
  • 司法書士・社労士などダブルライセンスで業務を展開している税理士事務所
  • 外国税務など国際業務を扱っている税理士事務所

BIG4税理士法人その他、大手税理士事務所においては、自社のセクションの1つとしてこれらの業務を扱っているケースもありますね。

こうした業務特化型の税理士事務所で実務を学べば、独立後にも「うちの専門分野はこれ」ということで特色のある税理士事務所とすることができます。

また、こうした特化分野を持つ税理士事務所は、勤務税理士としても高額の年収を得られるのが魅力です。

(転職初年度から年収600万円〜700万円スタートの求人も多くあります)

30代で税理士資格を持つ人であれば、こうした有力事務所にも採用される可能性は十分ありますから、選択肢に入れてみてください。

税理士事務所に転職するならまず転職エージェントに登録!(無料)

(転職活動は、無料で使える転職エージェントを活用しましょう)

2020年現在、転職活動は転職エージェントを使って行う人がほとんどです。

特に、税理士業界というのはかなり特殊な業界ですので、エージェントを使わず自力で優良求人を見つけるのは非常に難しいということを知っておいてください。

↓転職エージェントは、以下のようなことをあなたの代わりに無料でやってくれます。

エージェントを使うメリット

  • 求人のしぼりこみ
    最初から採用される可能性が高い求人のみを応募候補としてピックアップしてくれます。可能性のない求人に応募してしまうムダを省けます。
  • 非公開求人の紹介
    エージェントが独自案件として持っている求人への応募が可能になります。好条件の求人には応募が殺到し対応が大変になるため、採用担当者はエージェントに独自案件として求人を出すことがあります。
  • 年収交渉
    自分のお給料について交渉するというのはなかなか難しく感じる人が多いでしょう。エージェントに間に入ってもらうことで希望する条件を伝えやすくなります。
  • 日程の調整
    採用面接のアポイントや、入社日程の調整など、めんどうな手続きを代わりにやってくれます。
  • 応募書類の添削
    志望動機や自己アピールなどは自分一人で作ると独りよがりになりがちなのでエージェントにチェックしてもらうと良いです。
  • 面接対策
    エージェントは採用担当者に事前に採用ニーズをヒアリングをしていますので、「こういう質問がきたらこう答えると良いです」と言った感じでアドバイスしてくれます(答えを教えてもらってからテストを受けるような感じです)

在職中の方は「転職活動に時間が取れない」という人が多いでしょうから、採用担当者との面接アポ取りなど、めんどうなことはプロに任せてしまうのが良いです。

特に年収交渉なんて、自力でできるのはよほどコミュニケーション能力の高い人だけでしょう。

自分の給料について交渉するなんて、私は考えただけでもしんどかったのでエージェントにすべて任せていました。

なお、エージェントは完全無料で使えます。

エージェントにお金を払っているのは採用を行う企業側(税理士事務所側)ですので、私たち求職者側には費用はいっさい発生しない仕組みになっています。

実際、私はこれまで10社以上の転職エージェントを使ってきましたが、料金を1円でも請求されたことは一回もありません。

エージェントをフル活用したとしても、転職活動には最低でも3ヶ月程度はかかります。

自力でやる場合は半年ぐらいはみておいた方が良いでしょう。

少しでも早く転職を決めたい方は、転職エージェントをフル活用してください。

↓※おすすめの転職エージェントはこちら

MSジャパン

(MSジャパンは実務未経験者におすすめの転職サイトです)

未経験者OKの優良求人が多数!

MSジャパンは、税理士事務所や企業経理の求人をメインで扱うエージェント会社です。
特徴は「実務未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることです(年収400万円〜など)
これから未経験で税理士業界を目指す!という方はMSジャパンをメインで使いましょう。

ジャスネットキャリア

税理士事務所 給料 安い

(ジャスネットキャリアは税理士事務所の実務経験が3年以上ある人におすすめの転職サイトです)

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、税理士事務所経験者向けの求人が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

マイナビ税理士

マイナビ税理士 評判

(マイナビ税理士は税理士有資格者・科目合格者におすすめの転職サイト)

勉強しながら働ける求人が多数登録!

マイナビ税理士は、大手マイナビが運営する転職サイトです。
試験直前の長期休暇や、繁忙期でも残業少なめなど、税理士試験受験生が働きやすい求人が多数登録されています。
科目合格がすでに1科目以上ある方は有利な条件の求人もあります。勉強との両立重視で事務所を選びたい人におすすめです。

↓なお、転職エージェントを選ぶ基準についてはこちらの記事を参考にしてみてください(転職エージェント会社には4つの種類があります)

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