初めまして!ご訪問いただきありがとうございます。
このブログでは、税理士業界や経理など、
会計関係の仕事を目指す人向けに、
転職活動を成功させるにはどうしたらいいのか?の情報を発信しています。
(年収上げるには?残業減らすには?など)
ごく簡単に私(ブログ管理人)の職歴をお伝えすると、
↓以下のような感じになります。
職歴プロフィール
- あまりかしこくない三流大学を卒業
- 新卒で証券会社の営業マンに就職
- 根性なさすぎで半年弱で退職…
- 1年間ほどニート生活…
- 税理士資格を目指して勉強を始める(後に挫折しますが)
- 25歳のとき、未経験のニートで会計事務所(税理士事務所)に入社
- 税理士業界で何度か転職して年収600万円までアップ
- 税理士試験に挫折…
- 会計事務所から経理に転職
- 中小企業の経理管理職として働いています(今ここ)
私は税理士業界と経理業界の2つで実務経験があります。
なので、この2つについてはかなり細かく体験談を共有できるかなと思っています。
はっきり言って、そんなに優秀な人間ではない私ですが、
かれこれ10年以上も会計関連の仕事を続けていますので、
会計の仕事に興味のある方は参考にしてみてください。
未経験・資格なしのニートで会計事務所に入社(25歳)
私が最初に会計関連の仕事についたのは、
会計事務所(税理士の事務所)の職員としてでした。
ちなみに、当時の私は年齢25歳の無職ニートです。
新卒入社した会社(証券会社)の営業がつらすぎてすぐに辞めてしまい、
目標も人脈も夢も希望もお金もなく、これからどうしようか…とさまよっている状態でした。
なお、会計事務所(税理士の事務所)に入社とはいっても、
もちろん税理士資格なんて持っていませんよ。
なんとなく「会計の仕事が自分にはあってそう」と思っていた私は、
ハローワークの求人で見つけた会計事務所の求人に応募し、
とりあえずはキャリアをスタートしてみることにしたのです。
(無職期間が長くなっていてかなりあせっていたので)
↓ところがこの選択が2年間の地獄の始まりでした…。
月収手取り「たったの16万円」だった会計事務所時代…
私が最初に入社した会計事務所は、
従業員20名ぐらいの個人事務所でした。
会計事務所って、どこも従業員5名〜10名ぐらいの小さな組織なので、
ここで入社した事務所は、比較的規模の大きい事務所ですね。
しかし、会計事務所って「規模が大きい=年収や環境がいい」とはまったく限らないんです。
実際、私が最初に入社した20名規模の会計事務所は、
↓こんな地獄のような職場環境でした。
(書いているだけで当時を思い出して胸が苦しくなってきた…)
- 入社1年目は月給手取りずっと16万円…。
- 残業代の支給なし(「仕事遅いのが悪い」という理屈:労働基準法無視)
- 繁忙期には深夜まで残業が当たり前で、日付が変わって終電を逃すこともある。
- 職員1人の担当顧問先30件以上が普通。40件持ってる…なんて人もいる。
- 所長税理士はパワハラ気質で、ミスをした職員をみんなの前に立たせて公開説教(罵声・恫喝なんて当たり前)
- よくわからない「所長税理士の家族(嫁や娘)」が事務所内をうろうろしていて、ろくに仕事もしていないのに自分と同じぐらいの給料をもらっている。
- 税理士試験との両立なんて不可能(職員20人もいるのに有資格者ゼロ)
↑ごく普通の一般企業と比べると異常な環境ですが、
税理士業界ではこれが普通だったりします。
(こんな雇用環境の会計事務所は世の中にたくさんあります)
客観的に見れば、いわゆる「ブラック事務所」というやつですね。
今から考えるとよくあんなところで働いてたよな…という感じなんですが、
しかし、当時の私は「どこの事務所もこんなもんなのかな…」とか思っていたんですよね。
「雇用環境に不満はあるけど、現状維持の方が楽。
所長なにか文句を言おうものなら、
クズ呼ばわりされるだけなので、口答えなんかする方が損…。」
↑こんなことを思いながら、毎日息を殺すようにして働いていたんですよ。
人間、ひとつの環境に長いこといると、
感覚がマヒして抵抗する気持ちがなくなってしまうのかもしれません…。
1回目の転職(年収250万円→400万円にアップ)
そんなこんなで2年ほどこのブラック事務所で働いていたんですが、
- 激務に耐えかねて体調をくずし、うつ病寸前までいってしまった
- 月収手取り16万円では、一人暮らしの生活費+資格スクール代すら払うのがぎりぎり
- 働きながら挑戦した税理士試験に2年連続で全滅してしまった
↑このトリプルパンチをきっかけに、
「さすがにこの職場でずっと働き続けるのはやばい…」と感じるようになり、
1回目の転職を経験しました。
具体的にいうと、
実務経験者として別の会計事務所に転職しました。
その結果として、年収250万円から年収400万円へあっさりとアップできたんです。
仕事内容はほぼ同じなのに、いきなり年収1.5倍です。
本当にびっくりしましたね。
(転職前が年収低すぎただけなんですけど…)
会計事務所って、基本的にどこも同じ仕事をしていますから、
2年間程度の実務経験があれば、
たいていはどこでも即戦力として採用してもらうことが可能だったりするんです。
↓実際に転職サイトをのぞいてみると、
こんな感じの実務経験者向け求人はごまんとあったりしますね。
これは税理士業界に限った話ではありませんが、
私たちサラリーマンの年収って「入社時点」で、
ほぼ昇給テーブル(給与体系)が決まるんです。
なので、入社のタイミングで低年収をいったん受け入れてしまうと、
ずーっとその給与体系で働かされて続けてしまうんですよ。
私も1社目の事務所で働き続けていたら、
たとえ10年働いたとしてもたいして年収は上がらなかったと思います。
なお、税理士事務所の求人を探すなら、
税理士業界専門の転職サイトの「非公開求人」を狙うと良いです。
非公開求人というのは、
転職サイトを運営している会社が、
「自社独占の求人」として持っている求人のことです。
リクナビやハローワークなどには出回っていない、
高年収な事務所求人がたくさんありますよ。
(非公開求人は無料アカウント登録だけでみられますよ)
ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人が見つかる!
ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る
2回目の転職(年収400万円→600万円にアップ)
1回目の転職で味をしめた(?)私は、
2社目の会計事務所で数年間勤務した後、
さらに別の会計事務所に転職しました。
この時点で会計事務所職員の仕事(月次監査〜税務申告まで)はほぼ自力で完結できる自信があったので、
↓担当の転職エージェントさんに以下のように依頼しました。
今回の転職では年収アップにこだわりたいので、
①年収を上げられる可能性のある求人にしぼって紹介してください。
あと、できれば②年収交渉を強気にお願いします。
仕事については、法人税申告まで完結できることをアピールしてもらって構いません。
少し時間をかけて転職活動をした結果、
最終的に「年収400万円→年収600万円」の転職に成功することができました。
(なお、私の場合は転職活動って基本的にエージェントさんにすべて丸投げしてましたので、自分でやることはほぼありませんでした)
会計事務所の実務経験者は(とても)転職しやすい
なお、税理士事務所では、
実務経験者は非常に転職を成功させやすいです。
実務経験者といっても、
「自分で担当クライアントを持って、
月次監査(巡回監査)までなら自力でやれる」
ぐらいのレベルでもぜんぜんOKだったりしますからね。
税理士業界って人の入れ替わりがかなり激しいですから、
↓こういう状態のところがすごく多いんですよね。
- 急に退職者が出て顧問先の決算がまに合わない!
- 多少はお給料高くなってもいいから、来月からすぐにでもきて欲しい!
こういう事務所は大急ぎで人を集めていますから、
提示される年収は最初(入社初年度)から高めだったりします。
このブログを読んでくださっている方の中には、
「けっこう長いこと税理士業界で働いているけど、給料があまりにも低くてしんどい…。」
という状況で苦しんでいる方も多いと思います。
最低限、自分の担当クライアントを持って仕事ができている人なら、
即戦力として扱ってくれる、
よその事務所に転職することも検討した方が良いと思いますよ。
私が25歳ですでに犯していた「致命的な間違い」
私は会計事務所に入社して働き始めてからは
「いつかは税理士として独立する」という夢を描くようになっていたので、
いまはしんどいけど、がんばって税理士試験に合格して、
独立したら一気に取り戻せるはず。
だから職員としての給料なんてそんなに重要じゃない。
↑こんなふうに考えていたんですよね。
(同じように考えなが働いている人、けっこう多いんじゃないですかね)
しかし、この考え方は、税理士業界で働くなら絶対にやってはいけない致命的な間違いです。
職員として安い給料しか稼げない人は、独立してもやっぱり稼げないです。
少なくとも、10年以上この業界で働いてきて、
「職員時代は貧乏だったけど、独立していきなり成功した」
なんて話は聞いたことがありません。
人は良くも悪くもまわりの環境に適合していくものです。
まわりが低年収なら、自分も知らず知らずのうちに低年収になっていきます。
逆にいえば、まわりがたくさん稼いでいる環境なら、自分の年収も自然と上がっていくということですね。
重要なことは「職員時代からきちんと稼げる環境に身をおくこと」です。
私は1社目の会計事務所に入社した時、この意識があまりにも低くて失敗しました。
将来的に税理士として独立も視野を入れている人は、会計事務所の職員として修行する時点から高年収を目指さないといけません。
(その後)税理士試験に挫折…→会計事務所から経理に転職
税理士試験の合格を目指しながら
税理士事務所で働いていた私ですが、
どうにも合格できそうにない…
ということで税理士になることはスッパリとあきらめました。
あるあるなキャリアパスですが、
その後は税理士事務所から一般企業の経理へと転職し、現在に至ります。
税理士事務所経験者は、
経理経験者(管理職候補)としてかなり重宝されます。
その後、数年間は経理スタッフとして勤務した後、
経理の管理職として日常経理〜年次決算の締めまで担当しています。
税理士になることをあきらめたのは私としてはかなり残念だったのですが、
こればかりは合格できないことにはどうにもならないですね。
ただ、サラリーマンのキャリアパスとしては、
経理へと転向したことでさらに年収アップすることができたのでわりと満足しています。
今後は経理マンとしてさらなるレベルアップを目指していきたいと考えています。
(追伸)給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ
- 税理士事務所ってどこも給料安すぎる…。
- 実務未経験で科目合格もなしだと搾取の対象って本当?
- 将来は税理士として独立目指すけど、今の年収はさすがにキツい…。
- 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
- パワハラな所長税理士の下で丁稚奉公みたいに働きたくない…。
↑こんなふうに不満や不安を抱えている方、税理士志望者にはきっと多いと思います。
残念ながら、その不安が的中してしまうケースは少なくありません。
職員を「使い捨て部品」ぐらいにしか考えず、
安月給で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も普通に存在しています。
はっきり言って「令和のこの世の中で、いまだにこんなことやってるのか?」
みたいなブラックな事務所がたくさん存在しているのが現実です。
もちろん「税理士事務所のすべてがブラック」というわけではありませんが、
全体の2割は完全ブラック、
全体の6割はややブラック、
残りの2割だけがホワイト…
みたいな割合がリアルな実態でしょう。
(↓こんな感じ)
↑労働環境が良好な「ホワイト事務所」で働けているのは全体の2割の人だけ。
残りの8割の事務所職員は、ブラックな環境で苦しんでいる…というのが実際のところなんですね。
なぜ、こうなってしまうのか?ですが、理由は単純です。
税理士事務所ってどこもめちゃくちゃ小さな組織で、
しかも所長税理士のワンマン経営なので、
外からの批判にさらされることがないからです。
税理士事務所って、そのほとんどが「所長税理士合わせてスタッフ5名」みたいな感じの小さな組織です。
大企業の場合、ブラックなことやってたら新聞やテレビマスコミから批判されますよね。
でも、税理士事務所みたいに小さな組織が、
メディアに注目されることなんてほとんどないです。
一般企業のように株主と経営者が分離しているなんてこともありません。
基本的に「所長税理士=事務所のオーナー」なので、
ブラックなことやってても、誰からも批判されませんし、
労働組合みたいな「労働者の権利を守る組織」みたいなものもありません。
さらにいえば、ネット上でも「実際に事務所で働いた人たちの正直な口コミ」がめったに出てこないんです。
ただでさえ狭い業界な上に、所長税理士どうしの横のつながりが強いので、
自分の事務所の悪口をネットに書き込んだりすると、
すぐに気づかれてしまってヘタをすると業界にいづらくなる…。みたいなことすらあります。
みんな自分のキャリアを危険に冒してまで、ネットやSNSに口コミなんて書かないんですね。
こんなふうに、ブラック事務所を見分けるための情報が非常に少ないせいで、
まちがえてブラックな事務所に応募してしまう人が続出するんです。
しかも、完全ブラックな事務所ほど人を集めるのに必死ですから、
「うちはアットホームで家族的な雰囲気です!…」
みたいに求人サイトでアピールしたりするので、たちが悪いんですよね…。
ブラック事務所の求人を「最初から選択肢に入れない」ことが重要
これは税理士業界に限らずですが、
すでに志望業界が決まっている人は「業界専門の求人サイト」で求人を探すのが転職成功のコツです。
ブラック企業でも簡単に求人掲載できてしまうリ●ナビやハロワ、indeedとかとは違って、
業界専門サイトでは「最低限の年収や福利厚生条件を満たしているか?」が厳しくチェックされます。
そうしないと、求人数で勝負している大手リクナビに勝てないからです。
「うちは求人数ではリクナビには勝てませんけど、
求人の『質』ではリクナビなんかより圧倒的に良いものがありますよ」
↑みたいな感じで、ブラック事務所の求人をあらかじめ排除することで、質で勝負しているわけですね。
転職サイトの中にどんなに求人数がたくさんあっても、
当たり前ですが実際に働ける事務所は1つだけです。
すでに「税理士業界で働く」「将来は税理士として独立を目指す」とはっきり決めている人なら、
リクナビなどの一般向けサイトではなく、
税理士業界専門のサイトを使うのが鉄則ですよ。
↓税理士業界専門の転職サイトで、
最有力はヒュープロですね。
ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人が見つかる!
ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る
↓有名事務所への転職を目指す人には、
マイナビ税理士もおすすめ。
BIG4税理士法人〜国内独立系大手などの求人が多いです。
どっちも無料登録だけで使えるので、併用しましょう。
マイナビ税理士(科目合格1科目以上ある人におすすめ)
有名大手事務所の求人が豊富!
マイナビ税理士は、BIG4税理士法人をはじめとする有名事務所の求人を狙う人におすすめの無料転職サイトです。
KPMGやEYなど外資系大手の求人や、
辻本郷や山田&パートナーズなどの国内大手事務所の求人が多数ありますよ。
未経験者は科目合格が必須になりますが、税理士業界でハイクラスを目指す人にはおすすめの転職サイトです。
>>1,500件の求人を見てみる
未経験資格なしOKの求人から、
実務経験2年以上なら年収600万円スタートなどの高年収求人、
在宅ワークもOKで税理士試験との勉強両立がしやすいワークライフバランス型求人など、
好条件なホワイト事務所の求人が多数見つかります。
無料アカウント登録で、1万件以上の会計求人の中からしぼりこみ検索できますよ。
↓実際の求人結果を少しお見せするとこちら。
未経験でも年収400万円〜と好条件な求人が多いです。
(画像クリックで拡大します)
↓実務経験者向けの求人ではこんな感じです。
BIG4含む大手事務所〜資産税特化型の事務所まで求人豊富。
税理士業界専門の中では最大手クラスなので信頼性が高いサイトです。
無料アカウント登録が必要ですが、完全匿名で使えるサイトなので安心ですよ。
税理士業界志望者はリク●ビやハロワ、indeedは使わない方が良い
私は、税理士業界で転職するなら、
リクナビやハロワ、indeedなど、
「一般向け求人サイト」は使わない方が良いと思ってます。
なぜかというと、登録されている求人の質があまりにも低すぎるからなんですね。
実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、
この事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするんです。
はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。
税理士業界への転職を検討している方は、
厳選された求人だけが掲載されている専門サイトを使いましょう。
リクナビやindeedと同じように完全無料で使えるサイトなので、こちらを使わない理由はないです。
(みんな知名度だけでリクナビを選び、失敗します)
↓上記サイトでは、例えば以下のような好条件な税理士事務所の求人を見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの求人
- 実務経験3年以上なら年収600万円スタートの求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 在宅リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士事務所から経理の転職歓迎の求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
なぜ「最大手のリ●ナビ」をおすすめしないのか?
転職サイトっていろんなところがありますよね。
リク●ビとかindeedの方が「学生時代の就活とかでも使ってなじみがあるし、Googleで検索したときに上の方に出てくるから安心」と思われる方も多いかもしれません。
ただ、個人的にはこういう転職サイトの選び方はおすすめしません。
リクナビとかindeedって、企業側が求人掲載をする料金が以上に安い上に、
ろくな審査もないのでブラックな事務所でも求人出し放題なんですよね…。
あと、税理士業界って採用側も応募側も、ニーズがかなり特殊です。
採用側(事務所側)は繁忙期と閑散期で採用の難易度をガラッと変えてきたりしますし、
応募側(私たち)も税理士受験生なので仕事と勉強の両立がマストだったり、
社会人から勉強スタートの人が多く、キャリアスタートの年齢が高めだったりと、
一般的な転職活動とは事情がかなり異なるケースが多いんです。
特に未経験者の方は、年収が極端に低い事務所(年収200万円代など)に応募しないように注意しないといけません。
実務経験者はともかく、業界的な年収相場をよく知らない未経験者を狙って、
「うちは勉強しながら働けますよ!(なので年収は低くても我慢してね!)」
みたいな感じで、極端に低い年収で募集をかけているブラックな事務所は本当に多いんです。
↓以下のいずれかに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを使って求人を探すようにしましょう。
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 毎年「1年に1科目」などのかたちで、着実に科目合格を積み重ねていきたい人
- 業界相場より低年収の事務所にまちがえて応募する愚を避けたい人
- 将来の独立を見すえて開業資金をちゃんと貯金していきたい人
- 税理士試験に失敗した場合に備えて、企業経理への転職という選択肢も検討している人
>>税理士業界専門の転職サイトで求人検索してみる
(メールアドレスの無料登録が必要です)
忙しくて今すぐは転職活動できない…という人へ
「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、
そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、
今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、
まじで何も行動する気がなくなるんですね。
転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、
精神的な疲労が溜まってくると人間って正常な判断が効かなくなってきます。
どんなに時間がなくて忙しい人も、
受動的に(受け身で)入ってくる状態にしておくことが大切です。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールが定期的に入ってきます。
↓ある日の私のメールボックスをお見せすると以下の画像のような感じ。
あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、
最速でメール通知してくれるので見逃しがなくなります。
↑良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておきましょう。
これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。
転職サイトは完全無料で情報リサーチに使えて、いつでも即解除できます。
変な電話連絡が来るようなこともないです。
無料で使えるものは徹底的に使い倒しましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
転職サイトに関して、
あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せておきます。
転職サイトは本当に無料?なぜ無料?
転職サイトは、企業や事務所が払う紹介手数料(広告料)で運営されています。
お金払ってるのは企業側だけなので、
私たち求職者側は最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。
後からお金を請求されるとかはいっさいないので、安心して求人リサーチに使い倒しましょう。
転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
転職サイトの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、
電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)
定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡はくれますが、基本的にはメールオンリーです。
未経験資格なしでも応募できる事務所ってあるの?
これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、
税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。
ただ、リクナビとかハロワで探すと年収200万円台…みたいな、
完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。
未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。
複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?
これはまったく問題ないです。
むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。
転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、
担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、
他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。
(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、
今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。
この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。
いまどんな状況にいる人でも、
成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。
まとめ
この記事では、私の税理士業界での転職体験談をお話ししました。
私は合計で3社の会計事務所と企業経理を経験しましたが、
こうやって複数の事務所や企業を、職人的に渡り歩くように転職するのって、
会計業界ではごく普通だったりします。
こんなブログをやっている私ですが、
私は能力的にぜんぜん優秀ではありません。
私は学歴も三流大学で職歴もニートやってた期間がありますし、
どちらかというと不器用でコミュ障気味の人間です。
そんな私でも、転職のたびに年収を上げることができました。
これから会計業界でキャリアをスタートする!という方や、
すでに税理士事務所や経理として働いてるけど、なかなかうまくいってない…。
という方は、どういう雇用環境で働くか?にはしっかりこだわるようにしてください。
(つまり、自分のキャリアは自分で作る!という気持ちを持つ)
日本人は「転職=悪」という意識を持ちがちですが、これめっちゃ損ですよ。
特に税理士業界は安い給料で若い人を搾取しようとするブラック事務所がたくさん存在していますから、くれぐれも注意してくださいね。