会計事務所の給料は安い?税理士業界で給料上がらない人の特徴と対策方法

2018年5月18日

会計事務所 給料 安い

(会計事務所の給料は安い…。給料なかなか上がらない人がやるべき対策方法とは?)

  • 会計事務所は給料が安い?
  • 新人時代からずっと給料上がらないって本当?
  • 税理士業界で稼げてる人ってどうやってるの?

↑こういう悩みや不満をお持ちの方って、税理士業界にはかなり多いと思います。

会計事務所(税理士の事務所)というと、

世間的には「安定してそう」みたいなイメージかもしれません。

しかし、実情は全くそんなことないんですよね…。

私自身、未経験で入社した最初の会計事務所の給料がめちゃくちゃ安かったです。

月給手取り16万円・年収300万円未満とかでしたからね…。

(さすがにやってられなくなってその事務所はすぐに辞めて転職しました)

管理人

もちろん、すべての会計事務所が給料激安なわけではありませんよ。

重要なのは、どういう事務所に入社するか?によって、

会計事務所職員は給料に大きな差が出てしまうことですね。

この記事では、会計事務所(税理士業界)で年収を確実に上げていくための具体的な方法を解説します。

私はこの方法で実際に年収300万円未満から年収600万円超まで上げることができました。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

ブログ管理人

1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
>>自己紹介の記事はこちらです

この記事の目次

【これが現実】会計事務所の平均年収

会計事務所 給料 安い

(会計事務所の平均年収の実態…)

 

まずは会計事務所の平均年収がどのぐらいなのか?をみておきましょう。

会計事務所職員の実際の年収は、

会計職専門の転職サイトなどで検索すると知ることができます。

(ハロワやリクナビの検索とかでも見つかりますが、

会計職専門サイトの方が条件の良いものが見つけやすいです)

事務所の規模によって多少の差はありますが、

多くの人が最初に入社する小規模な個人事務所の場合は、

↓平均するとこのぐらいが相場ですね。

管理人

小規模個人事務所の平均年収

  • 未経験者(年収250〜300万円)
  • 実務経験者(年収350〜450万円)

※全国の会計事務所の80%以上は、
スタッフ数20名未満の「小規な模個人事務所」です。

年間ボーナスが3ヶ月分とすると、

月給では未経験者で月収16万円〜20万円ぐらい。

実務経験者だと月収23万円〜30万円ぐらいみたいな感じですね。

実際に転職サイトで検索すると,

こんな感じで求人が出ていることが多いです。

(↓画像クリックで拡大できます)

会計事務所 給料 安い

(未経験者むけの会計事務所求人の例)

↑実務未経験者の場合、

基本的に下限の年収(上の例だと年収250万円)

から初任給スタートと考えておいた方が良いです。

管理人

はっきり言って、この年収はかなりしんどいです。

私も経験がありますが、一人暮らしで家賃払って生活費払って、

資格スクール代払ったら貯金ゼロ…みたいな状態でしょう。

>>転職サイトで実際の会計事務所求人を見てみる

 

未経験者と実務経験者の仕事内容(スキルレベル)の違い

会計事務所 給料 安い

(会計事務所の未経験者と実務経験者はどう違う?)

 

会計事務所で働く人には、未経験者実務経験者がいますが、

↓それぞれ以下のような感じで仕事をしているケースが多いでしょう。

未経験者(年収250〜300万円)

多くの未経験者は先輩職員について会計ソフト入力作業やファイリングなど補助業務からスタートします。
税理士試験の受験生として、すでに科目合格や簿記2級がある人もいますが、まったくの無資格(簿記3級もまだの人)からスタートする人も普通にいます。
半年〜1年ぐらい事務所内で研修を受け、自分の担当クライアントを持つことが多いです。

実務経験者(年収350〜450万円)

自分の担当クライアント(顧問先企業)を持っている職員。
自分の担当クライアントについて月次監査〜年次決算(税務申告)まですべてこなします。
資格については無資格〜税理士有資格者までいろいろです。なお、無資格者でも実務経験を積んで仕事がめちゃくちゃできる人はたくさんいます。

会計事務所では、自分の担当する顧問先企業の税務申告を1人でこなせるようになったら、

一人前(実務経験者)と認められるケースが多いですね。

もちろん、最初からいきなり税務申告まで一人でやれる人はいませんから、

1年〜3年ぐらいは先輩や所長税理士にチェックしてもらいながら仕事をすることになるでしょう。

なお、未経験/実務経験者いずれも、

税理士資格(科目合格)を持っている人と、持っていない人がいますが、

事務所内での評価は基本的に同じです。

(有資格者でも実務経験がなければ「未経験者」で、年収などもほぼ同じ)

 

会計事務所の年収は「大卒の初任給(全国平均)」より低い…

会計事務所 給料 安い

(大卒者の初任給全国平均は22万8500円です:会計事務所より高い…)

 

↑会計事務所(税理士業界)以外の全国平均とも比較しておきましょう。

厚生労働省が2023年3月17日に発表した

令和4年賃金構造基本統計調査の概況(17頁)」をみると、

大卒者の全国平均の初任給は22万8500円です。

会計事務所未経験者の平均は上で見たように月収16万円〜20万円ですから、

全国平均と比較しても、会計事務所の給料は安いと言わざるをえません。

>>それではどうしたら良いのか?会計事務所の職員が給料上げる方法

 

税理士試験の科目合格があると年収は高いはず?

会計事務所 給料 安い

(税理士試験の科目合格があれば年収は上がるはず…?)

 

この記事を読んでいただいている方の中には、

すでに税理士試験の科目合格が何科目かある!という人もおられるでしょう。

税理士試験は簿記論や財務諸表論などの科目合格でもかなりの難関試験ですから、

科目合格があると高い年収をオファーしてもらえそうな気もしますよね。

ただ、これもまた厳しい現実をお伝えすると、

税理士試験の科目合格はそんなに年収に影響しません。

(まったくのゼロではありませんが)

私の実体験込みでお伝えすると、

「資格手当として月給1万円〜3万円程度プラス」

みたいな感じで資格手当を出している事務所が多いでしょう。

年収にしたら10万円〜30万円のプラスにはなりますが…、

年収300万円から年収310万円〜330万円にアップしても、

はっきりいって生活レベルはまったく同じだと思います。

管理人

科目合格があれば年収上がるはず!

と勉強をがんばりたくなる気持ちはとてもよくわかります。

(私も昔はそう思って超激務なブラック事務所で血を吐くような思いをしながら勉強と仕事の両立やってましたから…)

ですが、後で詳しく述べますが、

税理士業界で年収を上げるポイントはそこではないのです。

 

会計事務所の昇給事情(勤続年数に応じて給料上がる?)

会計事務所 給料 安い

(一つの事務所でまじめに長く働けば昇給してくはず…?)

 

多くの企業では「勤務年数が増えるたびに、固定給が増える」というかたちで昇給がありますが、

会計事務所の昇給事情はどのようになっているでしょうか。

私自身の経験(10年間で3社の会計事務所を経験しました)でいうと、

いずれの事務所でも「勤務年数が1年増えるごとに、月給に1万円プラス」みたいな感じでしたね。

1つの事務所で10年間ずっと勤続したとして、月給10万円アップです。

28歳で月給20万円で未経験入社して、

38歳になるころには月給30万円になっている…みたいな感じですね。

↑これをどう感じるか?は人それぞれだと思いますが、

私自身は「はっきり言って、給料ほぼ変わってないのと同じ

と感じながら働いていました…。

管理人

勤務年数が増えるごとに、会計事務所の仕事はキツくなっていきます。

担当クライアントは増えますし、新人の教育係(チェック係)などもやらされるようになるので、激務になっていくんですね。

その対価が「1年ごとに月給1万円プラス…」では、

はっきり言ってほとんどの人が割に合わないと感じると思います。

>>それではどうしたら良いのか?会計事務所の職員が給料上げる方法

 

まじめにコツコツ働くだけで「年収1000万円!」とかはほぼ無理

会計事務所 給料 安い

(小規模な個人事務所で「年収1000万円!」とかはほぼ無理です)

 

税理士という難関国家資格を目指すからには、

年収1000万円など高年収を目指したいところですよね。

ですが、この業界ではまじめにコツコツ働くだけでは高年収になることはできません。

年収1000万円なんて「夢のまた夢」…と考えておいた方が良いでしょう。

会計事務所で働く人は、学生時代からまじめに頑張ってきた人が多いです。

ですが、そんな人たちも年収400万円以下で働かされているのが現実です。

もちろん、ここから抜け出す方法はちゃんとあります。

そして、ありがたいことにその方法はちょっとしたコツみたいなもので、

特別な能力がある人でないとできない方法ではありません。

この業界で働くみんながいつまで経っても年収400万円以下…だったら、

税理士業界で長くまじめに働く人なんてとっくにいなくなっているはずですからね。

税理士業界には、稼げている人稼げていない人の2種類がいるのです。

(そして、その格差がとても激しい)

誰もが最初は未経験でキャリアスタートするわけですが、

だいたい経験3年目ぐらいからコツをつかんで稼げる側にいく人と、

まじめに働いてるのに、いつまでたっても低年収…な人に分かれていきます。

このブログをここまでしっかり読んでくださっているあなたには、

税理士業界で高年収になるコツをお教えします。

次の項目ではいよいよ、この「稼いでいる側の会計事務所職員」になる方法を具体的に解説していきましょう。

 

それじゃどうすりゃいいのか?会計事務所で年収上げる方法

会計事務所 給料 安い

(会計事務所職員が年収を上げる方法を解説)

 

それでは、会計事務所(税理士業界)で高年収になるには、

いったい何をどうしたらいいのか?ですが、

↓結論から言うとこちらになります。

もうかっている事務所で働くこと。

↑あまりにもシンプルすぎて、

なんじゃそれ?って感じですよね。

ですが、ほとんどの人がこの点の認識が甘すぎるので、

結局は低年収状態で働くことになっています。

管理人

重要なことっていつもシンプルなものです。

以下、くわしく説明していきますね。

>>こういう事務所を狙え!給料が高い会計事務所の特徴

会計事務所には「年収高い事務所」と「年収低い事務所」の2種類がある

↓こちらは上でもお見せした求人ですが、

未経験入社で年収250万円スタートです。

私も経験ありますが、この年収だとはっきりいって生活していくのも厳しいレベルだと思います。

会計事務所 給料 安い

(未経験者むけの会計事務所求人の例)

↓その一方で、こちらのように

未経験・無資格でも年収400万円スタートの年収高めの事務所もあったりするんです。

(年収の「下限」が400万円であることに注目してください)

年収250万円スタートと、年収400万円スタートだと、

毎月のお給料で10万円以上の差があるでしょう。

管理人
会計事務所 給料 安い

(未経験者むけの会計事務所求人)

会計事務所 給料 安い

(未経験者むけの会計事務所求人)

 

↓また、実務経験2年〜3年程度あれば

これぐらいの高年収を稼げる事務所も普通にあります。

管理人
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(実務経験者むけの会計事務所求人)

会計事務所 給料 安い

(実務経験者むけの会計事務所求人)

>>会計事務所の実際の求人で年収を見てみる

 

なぜこんな差がついてしまうのか?ですが、

これは簡単な話で「自分が所属する事務所がもうかっているか?もうかっていないか?」の違いなんです。

アイドルやタレントなどでも、ビジュアルや演技力がちょっと微妙でも、

大手の芸能事務所に所属していて事務所が強力にプッシュしてくれるおかげで

ばんばんテレビに出てるケースってありますよね。あれと同じです。

独立して自力で稼ぐ!とかは話がまた別ですが、

私たちサラリーマンの年収の差なんて、その人自身の能力ではなく、

所属する企業や事務所の力によって決まってしまうケースがほとんどであることを知っておいてください。

この点についてまじめすぎる人は、

「給料が低いのは、自分の実力やスキルが不足しているからだ…。もっとがんばらないと…!」

という感じで頑張ってしまいます。

くれぐれも注意していただきたいですが、これはこの業界では低年収のループにハマるパターンです。

年収を上げるために重要なのは「どういう事務所に所属するか?」なのに、

とにかくひたすら目の前の仕事をがんばってしまうんですね。

もちろん、年収が低かろうが何だろうが、

自分に与えられた仕事をがんばる!という気持ちは立派ですし、

ある程度は人生で大切なことだと思います(特に若いうちは)

管理人

ですが、これだけは断言しますが、

こと「年収を上げる」という点に限っては、

どういう事務所を勤務先に選ぶか?によって99%決まってしまうことを理解しておいて下さい。

ろくにもうかってない(利益の出ていない)事務所に入ってしまうと、

あなた自身がどんなに優秀でも年収は上がりませんので注意が必要です。

逆に言えば、あなたが現時点で保有資格や実務能力にそんなに自信がない人であったとしても、

年収待遇の良い事務所に入ることさえできれば、

同年代の会計事務所職員から頭ひとつ抜け出し、

高年収になることは普通に可能だということです。

このように、会計事務所の職員はどういう事務所に入るか?によって、

地獄に落ちることも天国に行けることもあるのです。

 

 

 

どうせ独立するし、職員時代の給料は安くてかまわない…はNG

会計事務所 給料 安い

(将来は独立するから職員時代の給料は安くていい!…という考え方は絶対やめた方が良いです)

 

税理士を目指す人は、将来的に独立を目指している人が多いです。

会計事務所で修行しながら税理士試験に合格し、

独立して自分の事務所を持つ!

なので、職員時代の給料は多少安くてもいい!

↑こんなふうに考えている人も多いと思います。

(実は私もそうでした)

ただ、結論からいうとこの考えって絶対に捨てた方が良いです。

なぜかというと、

低年収に耐えながら、仕事しながら税理士試験を目指す…

ってめちゃくちゃつらいからなんです。

会計事務所の仕事ってはっきりいってかなりしんどいですし、

そこにさらにプラスして税理士試験の勉強…となると、

日常のストレスはかなりのものがあります。

(しかもそれが、短くても3年〜5年ぐらいは続く)

せめて、高いお給料をもらいながらでないと、

この「きつい仕事と試験勉強の両立」ってとても継続できないんですね。

お給料の金額って仕事のモチベーションにも大きく影響しますから。

税理士試験は長期戦です。

あきらめずに継続できた人が最終的に勝てます。

管理人

会計事務所の職員として高い年収を稼ぐ方法はちゃんとありますから、

安い給料で修行…なんて考える必要はそもそもありません。

お金をしっかり稼ぎつつ、将来の独立に向けて準備していけばいいんです。

将来的には独立するにしても開業のためには資金が必要になりますから、

職員時代からお給料は高いにこしたことはありませんしね。

>>こういう事務所を狙え!給料が高い会計事務所の特徴

 

お金の専門家なのに自分の給料安い…では、顧問先から馬鹿にされる

さらにいうと、会計事務所の職員っていわば「お金や税金の専門家」なわけです。

日常的に担当顧問先の中小企業経営者さんたちやりとりをすることになるんですが、

その専門家(あなた)のお給料が低い…ではちょっとカッコ悪いですしね…。

中小企業の社長さんって、みんなお金にものすごくシビアです。

自分の会社を担当している税理士事務所職員(あなた)が、

お金についていろいろアドバイスをしてくれるけど、

実はろくに自分のお給料を稼げてない…ってバレちゃうと、

自分の節税対策の相談とかはあまりしたくないな…と思うのが自然です。

自分の担当顧問先にこう思われてしまうと、

日常のやり取りがかなりやりづらくなる可能性が高いです。

(さらに仕事のストレスが増えます)

何が言いたいかって言うと、

会計事務所の職員として将来的に独立した税理士を目指す人も、

職員時代からしっかりとお給料を稼ぐことを考えないとダメってことです。

私は税理士として独立している友人がたくさんいますが、

「職員時代は貧乏だったけど、独立していきなり稼げるようになった!」

っていう人はほぼいないです。

独立した税理士としてうまくやってる人は、

ほぼ例外なく職員時代からバリバリ稼いでいたタイプの人なんですね。

管理人

このブログを読んでくださっているあなたも、

せっかく難関資格の税理士を目指すなら、

年収1000万円とか、バリバリ稼ぐ税理士になりたいと考えていると思います。

そんなあなたは、職員時代(サラリーマン時代)からバリバリ稼ぐ!ことを意識してみてください。

入社する事務所をまちがえさえしなければ、

給料が安いと言われがちな会計事務所職員でも、きっちり高年収になることは普通に可能ですよ。

私なんて能力はごく普通ですし、三流大卒の無資格者でしたが、

そんな私ですら会計事務所の職員として、

年収600万円ちょっとまでは普通にいけましたからね。

(当時30代前半でした)

 

 

 

税理士業界には「まじめで頭良いのに低年収…」な人が山ほどいる

これは私が過去10年間に3社の会計事務所で働いて実感したことなのですが、

会計事務所で働く人の多くは税理士志望者で、

しかもめちゃくちゃ頭良くてまじめな人がほとんどです。

働きながらコツコツ税理士試験の科目合格を重ねてあと税法2科目!

みたいな頭良い人はたくさんいますし、

お客さんの役に立つためなら残業なんて当たり前!

みたいな感じでまじめに働く人がほとんどです。

管理人

ですが、彼らの多くが年収300万円や400万円という、

他の仕事と比べて低い年収で酷使されている…のが現実なんですね。

私自身、最初に入社したスタッフ20名程度の中規模会計事務所では、

入社した初日からわけもわからないままにひたすらガシガシ働きました。

サービス残業なんて当たり前で、

入社して半年ぐらいは定時で帰ったことなんて1回もなかったです。

(初めて定時で帰った日には「本当にこんなに早く帰っていいのかな…」とビクビクしたものです)

こんな働き方を3年弱続けましたが、

当時の私の年収はずっと300万円未満。

月給手取りにしたら16万円とかで、一人暮らしの家賃と生活費を払って、

資格スクール代を払ったらもうすっからかん…みたいな感じで生きていましたね。

自分で担当クライアントを持つようなり、税務申告まで一人でやれるようになっても給料はほぼ変わりませんでした。

(上でも見たように、勤続1年につき月給1万円…はプラスされましたが)

そして、これは私と同じ事務所で働いていてた

同期職員・先輩職員・ベテラン職員みんな同じ働き方だったのです。

>>こういう事務所を狙え!給料が高い会計事務所の特徴

 

働く事務所がブラックだと、給料はいつまでも上がらない

つまり何が言いたいのかと言うと、

あなたがどれほど優秀でやる気のある人だったとしても、

あなたが働いている事務所が

職員にろくにお給料で還元しないタイプの事務所だったら、

いつまで経っても給料は上がらないということです。

税理士業界を目指す人は、とにかくまじめすぎるほどまじめな人が多いです。

  • 自分はまだ修行中だから、多少お給料が低くてもしょうがない…。
  • 税理士試験の勉強をさせてもらっている身だから、低年収でもがまんしないと…。
  • 仕事が終わらないのは自分の責任だから、サービス残業もすべき…。

↑こんなふうに、しないでもいい我慢をしながら働いている人が多すぎるんです。

すでに会計事務所で1年以上働いている人であれば、

実務経験者として転職できる可能性は十分あります。

これから未経験で働く人は、とりあえずは採用されやすい小規模個人事務所で良いので半年〜1年程度働き、実務経験者として

この記事を読んでくださっているあなたが、

これから会計事務所に未経験で就職して初めて働く人であっても、

すでに数年以上会計事務所で働く人であったとしても、これは共通です。

税理士業界で独立は今後はかなりきびしくなっていきますので、

大多数の人は勤務税理士や職員として高年収を目指すのが現実的でしょう。

 

 

 

税理士業界は「転職でキャリアアップしていく」が当たり前の世界

税理士業界(会計事務所)で働く人たちの特徴を一言で言えば、

とにかく転職経験者が多いということにつきます。

戦国時代の有名な武将に藤堂高虎という人がいて、

「7回主君を変えて(つまり転職して)はじめて一人前の武士」

って自分の子供や家臣に言っていたみたいですが、それと同じ感じですね。

ひとつの事務所に20代で入社して、

定年まで何十年もまじめにずっと働く…なんて人は、

少なくとも私は見たことがありません。

管理人

なぜ、会計事務所では転職経験者が多いのか?というと、

会計事務所って基本的にどこでも同じような仕事をしているんで、

転職しやすいというのがその理由ですね。

月次監査をして、決算と税務申告が基本業務。

それにプラスアルファで経営指導や節税対策の提案という感じです。

(あと、単発で相続税申告や税務調査の立ち合いなど)

基本的に仕事内容が転職前も転職後も同じなんで、

実務経験を評価してもらいやすいんです。

税理士業界では、1つの事務所で半年〜1年程度働けば、

別の事務所で「即戦力扱い」で採用してもらうことができます。

あなたもすでに会計事務所で働いているかもしれませんが、

いまの事務所のお給料や人間関係に不満があるなら、

別の事務所に転職酢というのもひとつの選択肢だと思いますよ。

>>こういう事務所を狙え!給料が高い会計事務所の特徴

 

同じ仕事をしていても、もらえる給料の金額には雲泥の差が…。

実際、私の場合は10年間で3社の会計事務所を経験したのですが、

どこでも仕事内容はあんまり変わっていないのに、

所属する事務所によって、

受け取れる給料の金額にはかなり差がありました。

これは別に私の能力がアップしたからではありません。

ただ「自分の所属する事務所がもうかっていたか、もうかっていなかったか」の違いです。

同じ仕事をしているのに、

どの事務所に所属するか?によって、稼げる給与額がかなり違ってくるのですから、

転職活動は慎重に行わないとめちゃくちゃ損してしまいます。

この点はくれぐれも注意してくださいね。

こういう事務所を狙え!給料が高い会計事務所の特徴

会計事務所 給料 安い

(年収が高い会計事務所の特徴とは?)

会計事務所(税理士業界)で年収を上げるためには、

もうかっている事務所」つまり、

事務所そのものの経営が順調で、従業員に給料として還元できている事務所」を自分の勤務先として選ぶことが大切です。

どういう事務所を勤務先候補に選べばいいのか?について、

↓いくつか実際の求人を見ながらみていきましょう。

1. 事務所を大きくする!というモチベーションが高い事務所

事務所そのものが規模拡大中で、

そのために採用を増やしている事務所を選ぶようにしましょう。

↓例えば、こんな感じの求人は狙い目です。

会計事務所 給料 安い

(規模拡大中で「職員の定着を高める=離職率を下げる」を目指している事務所求人が狙い目)

会計事務所 給料 安い

(事業拡大中の事務所求人例:有資格者向け)

会計事務所 給料 安い

(事業拡大中の事務所求人)

会計事務所 給料 安い

(事業拡大中の事務所求人)

 

↓未経験者向けの求人もたくさんあります。

こんな感じで「事業規模拡大中につき、採用増やします」

という感じで募集している求人を狙うと良いですね。

管理人
会計事務所 給料 安い

(未経験OKの拡大中の会計事務所求人)

>>事業規模拡大中の会計事務所求人を探す

 

なぜ、こういう「拡大中の事務所」がおすすめか?というと、

職員の定着率を高める(=離職率を下げる)ために、

給料を高めに設定しているケースが多いからです。

会計事務所は「士業ビジネス」ですので、

事務所で働くスタッフの数を確保できないと、

お客さんを増やすことができません(事務所規模を拡大することができません)

所長税理士が「お客さんをもっと増やしたい!」と思っていても、

仕事をさばく職員スタッフが足りないと、

既存のスタッフの業務量がパンクして、さらに退職が増える…

という悪いループになってしまうんですね。

なので、事務所規模拡大の意欲が高い事務所では、

職員が退職しないように給与水準(固定給)や、福利厚生を充実させる傾向があるのです。

拡大中の事務所は活気があって人間関係も良かったりしますね。

未経験者の方も、こういう活発な環境でキャリアスタートすると

その後のキャリアにも良い影響があると思いますよ。

管理人

>>活気ある人間関係良好な事務所で働こう!会計事務所求人を探す

 

2. 得意分野のある事務所(資産税・医業・国際税務・IPOなど)

会計事務所 給料 安い

(資産税や国際税務〜エンタメ業界や医業特化など「得意分野」のある事務所は給料も高めです)

 

ひとくちに「税理士」といっても、いろんな専門分野があります。

お医者さんに内科医や外科医、泌尿器科や産婦人科などいろんな専門分野があるのと同じですね。

専門分野で利益を出している事務所は、

給料も高めに設定されていることが多いです。

資産税や国際税務などがわかりやすいですが、

↓他にもいろんな得意分野で利益を出している事務所がありますよ。

(医業専門や、上場IPO支援、不動産〜エンタメ業界専門など)

管理人
会計事務所 給料 安い

(特化分野のある事務所求人の例)

会計事務所 給料 安い

(特化分野のある事務所求人の例)

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(特化分野のある事務所求人の例)

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(特化分野のある事務所求人の例)

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(特化分野のある事務所求人の例)

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(特化分野のある事務所求人の例)

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(特化分野のある事務所求人の例)

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(特化分野のある事務所求人の例)

 

↓未経験の人も、こうした「特化分野」の経験をゼロから積める事務所はたくさんあります。

将来的に税理士として独立を目指す人も、

こういう事務所で実務経験を積むのは将来の強みになるでしょう。

管理人
会計事務所 給料 安い

(特化分野のある事務所求人の例:未経験OK)

>>資産税・国際税務・医業など「得意分野」のある会計事務所求人を探す

 

3. BIG4税理士法人を含む大手事務所

BIG4税理士法人をはじめとする「大手の事務所」も給料が高いです。

※ ↓BIG4税理士法人とは以下のような外資系大手事務所のことです。

  • デロイトトーマツ税理士法人
  • KPMG税理士法人
  • PwC税理士法人
  • EY税理士法人
会計事務所 給料 安い

(BIG4税理士法人の求人例)

 

なお、外資系のBIG4税理士法人では、

英語力が必須なことが多いですね。

↓英語に苦手意識がある人は、

国内の大手事務所を狙うのも手です。

管理人
会計事務所 給料 安い

(国内大手事務所の求人例)

会計事務所 給料 安い

(国内大手事務所の求人例)

 

国内の会計事務所でもスタッフ数100名以上の大手事務所があります。

こうした大手事務所では上場大手企業を顧問先に持っていたりしますので、

中小の会計事務所では経験できないような、

↓高度な会計・税務業務を担当できるのも魅力ですね。

会計事務所 給料 安い

(国内大手事務所の求人例)

>>BIG4税理士法人・国内大手税理士法人の求人を見てみる

 

4.(番外編)会計事務所から経理に転職して高年収になる

こちらはちょっと方向性の違う選択肢になりますが、

会計事務所から一般企業経理への転職を狙うのも一つの選択肢です。

自分の担当先クライアントの社長から引き抜かれて、

その企業の経理担当者になるなどのパターンも多いですね。

実はこちらは私(ブログ管理人)自身が経験した転職方法です。

私の場合は税理士試験をあきらめたのが転職のきっかけでしたが、

↓会計事務所での実務経験者は、一般企業経理でも高い需要があります。

管理人
会計事務所 給料 安い

(会計事務所の経験者歓迎の経理求人)

会計事務所 給料 安い

(会計事務所の経験者歓迎の経理求人)

 

↓ベンチャー〜中小企業中心に、

経理管理職(または管理職候補)の求人もたくさんあります。

これらは入社時点からかなりの高年収ですね。

管理人
会計事務所 給料 安い
会計事務所 給料 安い
会計事務所 給料 安い
会計事務所 給料 安い

>>会計事務所から経理への転職歓迎!実際の求人で年収を見てみる

 

給料が安い会計事務所の特徴

会計事務所 給料 安い

(避けるべき会計事務所の特徴を知っておきましょう)

 

逆に、勤務先として選ぶべきでない会計事務所ってどんなところでしょうか。

私は10年以上税理士業界で仕事をしてきて、しかも転職回数も多い方ですから、

自分なりに「こういう事務所の求人は避けた方が良い」という判断基準を持つようになりました。

以下では参考までに、私自身が自分の転職先として会計事務所の求人を探すときに、

チェックしていたポイントをお教えしましょう。

なお、以下で見るような「事務所のリアルな実情」的な情報については、

税理士業界専門の転職エージェントを使うと、

事前情報として教えてもらうことができますよ。

(転職エージェントは無料で使えるものなので、絶対に使った方が良いです)

こういった情報って、転職サイトで求人検索しているだけではなかなかわからないですからね。

↓以下のような特徴のある事務所は避けた方が無難です。

こういった会計事務所は、相場と比較して給料が安い可能性が高いです。

管理人

1. そもそも利益が出ていない・儲かっていない事務所

事務所そのものが利益を出せていないと、

当然ながらそこで働く従業員(職員)の給料は安くなります。

住宅街などに看板を出して、近所の自営業者さんをお客にし、

細々と経営している個人会計事務所はたくさんありましたが、

こういったところは今後はかなり厳しくなっていくでしょう。

(所長税理士を含めてスタッフ3人…みたいな小規模事務所)

少なくとも、これから税理士業界でバリバリ働きたい!

と考えている人が、こういった事務所を勤務先に選ぶのは避けた方が無難です。

会計事務所(税理士業界)は、現在は過渡期にあると言えます。

ひと昔前までは税理士といえば「先生ビジネス」でした。

税務調査なんかがあったときには「先生どうかお願いします…!」みたいな感じで、

現場でふんぞりかえっているだけでも高い相談料をとることができていたんですよね。

経理の代行と税務申告を機械的にさばいているだけでも、高い顧問料を得ることができていました。

昔は今のように会計ソフトなんてありませんから、

こういう作業は「職人技」みたいなものだったんです。

ですが、現在はAIを搭載した会計ソフトがどんどん優秀になっていますから、

ビジネスを始めたばかりの個人事業主でも、

かんたんな確定申告なら自力で普通にできてしまうのが現状です。

管理人

税理士の顧問料って、はっきり言って値段がかなり高いです。

ビジネスを始めたばかりの小規模事業者としては、

ランニングコストを下げるために、

できれば経理は自力でやって「費用が高い税理士との顧問契約はしたくない…」と考えているのが実情なんです。

さらに、超格安の記帳代行業者などもでてきているのも税理士にとっては不安材料ですね。

これまでは記帳代行をやるだけで数万円の顧問料を払ってくれていた顧客が、

数千円程度で毎月処理してくれる記帳代行サービスに流れていくのは当然のことです。

こういう業者は大量の依頼を受注し、アルバイトを大量に雇って記帳代行作業を処理していますから、

月額の顧問料(サービス料)をものすごく安くできるのです。

このように、優秀な会計ソフトや記帳代行業者がどんどんでてきたことで、

従来の税理士の顧客をガサッと奪っていっているのが現状です。

この流れは今後さらに加速していくのは間違いありません。

付加価値の高いサービスを提供できない会計事務所は、今後どんどん厳しくなっていくでしょう。

顧問料の相場はどんどん下がり、淘汰(とうた)されていく会計事務所は増えていくものと思われます。

 

 

2. 現状維持だけが目的で、事務所を大きくする気がないケース

上の「1. そもそも利益が出ていない・儲かっていない事務所」と関連して、

現状維持だけが目的で、そもそも事務所を大きくしようと考えていない所長税理士も実は多いです。

普通の企業では「成長する気がない企業」なんてちょっと考えにくいですが、

税理士って意外にこういう人多かったりします。

管理人

税理士業界って平均年齢がかなり高くて、

しかも世襲(子供や孫に跡を継がせる)が多い業界です。

家業としてしかたなく事務所を継いだけど、

最低限つぶさない程度に稼げればOK…。

みたいに考えている所長税理士は一定数いるのが実情です。

あと、すでにかなりの高齢になっていて、

数年後には事務所を閉めるつもり(廃業するつもり)みたいな税理士もいますね。

はっきり言って、こういう現状維持だけに汲々としている事務所が、

今後どんどんきびしくなっていく税理士業界で生き残っていけるとは思えません。

(少なくとも、そこで働く会計事務所職員の職場環境は年々厳しくなっていくでしょう)

こういう事務所を見分けるコツとしては、

やはり所長税理士のプロフィールを入念にチェックすることですね。

転職サイトや事務所の公式ホームページなどのインターネット上で見られる情報をよく見ておくとともに、

面接などで実際に事務所を訪問する機会があったら、

今後事務所をどのように大きくしていくつもりか?

今後はどういうお客さんを増やしていきたいと考えているか?

などの質問をしてみましょう。

まともに経営を考えている所長税理士なら、こういう質問を嫌がるはずはありません。

 

3. 所長税理士の人格がやばいケース(人がついていかない)

会計事務所の経営者というのは所長税理士なわけですが、

この所長税理士の人格(性格)によっては、地獄のような職場環境になってしまうことがあります。

会計事務所の面接などでは所長税理士と話をする機会が必ずあると思いますので、

そういった場では「この人はどういう人なのか?」を慎重すぎるぐらいにチェックするようにしてください。

入社後には、所長税理士はあなたのボスになる人です。

この人についていきたい思えるか?はとても大事ですね。

(こういう直感って、不思議となんとなく当たるものです)

これは私自身も経験があるのですが、パワハラ気質な所長税理士だったりすると最悪です。

私が未経験で入社した1社目の会計事務所の所長税理士がまさにこんな感じでブラックな環境でした。

ミスをしたらみんなの前で立たせて叱責し、精神的に追い込む…みたいなことも日常茶飯事でしたし、

自分の担当顧問先で仕事が遅れたらサービス残業するのが当たり前。

職員も影響されてベテランは新人にきびしくあたりますし、

新人はどうせすぐにやめていくから仕事を教えてもしょうがない…という感じで放置されました。

こういう所長税理士がいる会計事務所では人がついていきませんから、いつまでたっても小規模です。

顧問料の安い個人事業主などの「小規模顧客」を大量にさばくことでしか利益を出すことができませんから、

こんな事務所で従業員のお給料がまともに払われるわけがありません。

私が働いていたブラック事務所も、

新人は「勉強させてあげてる」「雑用係の使い捨て」みたいな扱いで、

月給手取り16万円でとことんこきつかわれましたね。

管理人

仕事内容についても、個人事業主や法人化したての小規模企業などの「かんたんな仕事」しかやらせてもらえず、

会計や税務について大した実務経験を積むことができませんでした。

会計事務所ってどこも小さな組織です。

(全国の会計事務所のの8割以上は、スタッフ20名未満の「小規模事務所」です)

小さな組織では経営者が圧倒的な影響力を持っていることを知っておいてください。

 

 

 

4. 税務署OBで「定年退職後の趣味」みたいな事務所も…

税理士という国家資格はとても特殊で、

税務署で公務員として23年間勤め上げると、

税理士試験に合格しなくても税理士資格を得ることができる仕組みになっています。

一種の「天下り」みたいなものですね。

こういうかたちで税理士になっている人を「税務署OB」と呼びますが、

こういう税務署OBが運営している会計事務所に就職して、

まともなお給料を稼げるようになるか…?というと、かなり疑問と言わざるを得ません。

税務署OBの会計事務所かどうか?は、

その事務所の公式ホームページなどの「所長挨拶」とかを見ればわかります。

たいていは所長税理士の経歴がずらずらっと書いてあるものです。

管理人

税務署OBは税務調査の実情にとてもくわしかったりするので、一定の需要があるのも事実なんですね。

税理士のお客さんは中小企業の経営者さんなんですが、

経営者にとって税務署の税務調査を無事に乗り切れるか?はとても切実な問題なんです。

ただ、こうした「税務署OB」が、民間の経営者としてまともなビジネス感覚を持っているか?は疑問と言わざるを得ません。

公務員ずっとやってきた人が、競争の激しい税理士業界で経営者として生き残っていけるのかってことですね。

中には税務署を定年退職したあとの「副業こづかい稼ぎ」みたいな感じで開業している税務署OBもいますから、

こういう事務所にまちがえて入社しないように注意しましょう。

労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。

職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、

安い給料で搾取しまくるブラック事務所は

2023年現在も残念ながら存在しています。

こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!

…みたいにアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。

もちろん、すべての税理士事務所が

ブラックという意味ではありませんよ。

最近は年収高めのホワイト事務所も増えてますからね。

重要なのは、ブラック事務所にまちがえて応募しないことです。

管理人

ブラック事務所に絶対に間違えて入社したくない人は、

会計職専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。

税理士や経理といった会計求人だけを集めている専門サイトなら、

ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安心です。

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税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】

この記事では、税理士業界(会計事務所)への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介しています。税理士業界はかなり特殊な業界です。年収や福利厚生が良い会計事務所求人を見つけたい人は、税理士業界(会計事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

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何を求めて転職するのか?を明確にするのが重要

(妥協できる点と、絶対に妥協できない点を明確にすることが大切です)

 

私のブログを読んでくださっている方は、

なんらかの理由があって、今の職場に不満がある人(給料安い・人間関係が最悪…など)が多いと思います。

そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。

↓それがこれです。

なんの欠点もない「天国のような職場」はこの世に存在しない。

↑すでに社会人経験がある人は同意していただけると思いますが、

給料良くて、ワークライフバランスも良くて、

人間関係も最高で、所長税理士も優しくて…

みたいな天国のような職場ってまあ現実には存在しません。

管理人

この点を理解しておかないと、

あの人っていつ会っても転職活動やってるな…」

みたいなことになりがちですので注意してください。

(税理士業界では、そういう人はけっこう多かったりします)

重要なことは、あなた自身の中で、

妥協できない点妥協できる点を明確にすることです。

そこから「自分にとって一番メリットの大きい職場」を、

現実的な選択肢として選ぶことなんですね。

 

↓具体例を挙げると、例えば以下のような感じです。

管理人

具体例1

  • 妥協できない点
    今は税理士試験の勉強に集中したいので、繁忙期も残業のない事務所に転職したい
  • 妥協できる点
    その一方で、多少はお給料が下がることはしかたないので、年収500万円以上を許容ラインにする
  • 現実的な選択肢
    ワークライフバランス重視・職員の税理士試験挑戦を応援することを明示している事務所求人を狙う

具体例2

  • 妥協できない点
    実務経験者として今度の転職では年収アップにこだわりたいので、年収600万円は絶対に欲しい。
  • 妥協できる点
    その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。
  • 現実的な選択肢
    BIG4を含む大手税理士法人の求人を狙う

具体例3

  • 妥協できない点
    将来的には税理士として独立を目指しているので、自分の得意分野を持っておきたい。
    独立のための資金を貯めるためにも、年収は600万円は絶対欲しい。
  • 妥協できる点
    その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。
  • 現実的な選択肢
    相続税対策についての実務経験をゼロから積める「資産税特化事務所」の求人を狙う

 

なんとなく「いまの事務所嫌だなー…」とばくぜんと考えていても、

なかなか具体的な選択肢は見えてきません。

(具体的な選択肢が見えてこないと、人間は行動に移すことはできないものです)

そうこうしているうちに、

年齢を重ねて転職の選択肢がどんどんせばまっていく…

というのは税理士業界に限らずあるあるですね。

そういう人と比べて、

上記のように「妥協できる点」と「妥協できない点」から職場探しをできる人は、

比較的短期間で理想に近い職場を見つけられる可能性が高いです。

自分の中で明確な基準を持って、現実的な「落とし所」を探るのが大切と言えるでしょう。

現実的で勝ち目のあるゲームをしましょうという話ですね。

 

税理士業界専門の転職エージェント(無料)を活用しよう

(ヒュープロは税理士業界専門の無料転職エージェントです)

 

なお、こういった「妥協できる点・妥協できない点」から、

現実的な選択肢(落とし所)」を決めるかたちの転職活動の進め方については、

転職エージェントに相談しながら進めた方がうまくいく可能性が高いです。

2023年現在、転職活動に転職エージェントを使うのはほぼ当たり前というか、

使わない理由がないというのが実際のところですね。

書類選考対策から面接対策、

採用担当者と面接アポ取りや年収交渉まで、

すべて無料でやってくれますので。

管理人

自分のニーズ(妥協できる点・妥協できない点)を明確にできたとしても、

それにマッチした求人を見つける作業はなかなか自分でやるのが難しいです。

この点、税理士業界専門の転職エージェントなら、

あなたのニーズにマッチした具体的な選択肢(求人)を豊富に提案してくれます。

ときには自分で求人探しをしていたら、まず選択肢に入れていなかったであろう求人が、

実は自分にベストマッチな選択肢だったということもあり得ます。

転職活動って人生でそう何度もやることではありませんから、

徹底的にこだわってやった方が良いですよ。

転職活動のやり方ひとつで、年収が100万円以上も変わってくることって普通にありますからね。

転職エージェントを使えば、

書類選考〜採用担当者とのアポイント取り、面接対策や年収交渉まで無料でやってくれます。

無意味に「自力ですべてやること」にこだわって、

せっかく見つけた優良事務所からの採用可能性を下げる…なんてかしこいやり方ではありません。

なお、転職エージェントに報酬を払うのは採用を行う事務所側ですので、

私たち転職活動する側は無料で使うことができますよ。

使わないのはものすごくもったいないので、活用しましょう。

なお、税理士業界で転職活動するなら、

この業界専門の転職エージェントを使うのは鉄則です。

(↑もちろん、こちらも無料で使えます)

管理人

リク◎ートエージェントなどの「一般向けの転職エージェント」も、

使っちゃいけないわけではないですが、

税理士業界の内情について、いまいちよくわかっていないエージェントに担当されてしまう…みたいなことがあり得ます。

(私自身も経験があります。

面談で税理士試験の科目合格制度ってなんですか?…

みたいなこといわれてガッカリしたことがあります)

税理士業界ってかなり特殊な業界ですので、

この業界に精通した、専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

>>税理士業界に特化した転職エージェント(無料)

税理士業界志望者はハロワを使うな

(税理士業界の求人は、ハロワやリクナビで探さない方が良いです)

 

正直、税理士業界に転職するなら、

ハローワークは使わない方が良いと私は思ってます。

なぜかというと、求人の「質」が低すぎるからなんですね。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。

(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)

私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、

彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。

税理士業界への転職を検討している方は、

あらかじめ優良求人にしぼって掲載されている

会計求人専門の転職サイトを使いましょう。

↓例えば以下のような質の高い求人を見つけることができますよ。

管理人
  • 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
  • リモート勤務OKな税理士事務所求人
  • 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
  • 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
  • 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
  • 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
  • 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人

(在宅ワークOKな会計事務所求人)

(実務経験者向けの資産税事務所求人)

(未経験・資格なしでも年収400万円〜の求人)

(科目合格者は待遇面で優遇してもらえる事務所求人)

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今すぐは転職する気がない人もやっておくべきこと

今すぐは転職するかどうか決めてない。

でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。

チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。

(なのでいろいろ調べてる)

↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、

おそらくこういう段階だと思います。

転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、こういう段階の人も

転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。

転職って運で決まってしまう部分もあって、

たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?

が非常に重要だったりするからです。

日常的に、税理士業界の最新の求人情報にアンテナを立てておくようにしましょう。

希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、

マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利です。

↓こんな感じで、あらかじめ自分で入力した

年収などの条件にマッチするものだけが送られてきます。

情報って多すぎても使えないんで、

自分にマッチする求人だけを送ってもらえるのが便利です。

管理人

(あらかじめ指定した年収条件などにマッチする最新求人が「おすすめ求人」としてメールで送られてきます)

 

転職サイトの使い方って人それぞれだと思いますが、

私はこういう「流し読み」的な感じがいいと思ってます。

流し読みでも日常的に求人情報を見るようにしておくと、

税理士業界の年収や、福利厚生の相場みたいなものもなんとなくつかめてきます。

良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、

いざ転職するとなったときに、

ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。

余裕のあるタイミングでこれやってる人と、

やってない人とでは大きな差がつきますよ。

>>税理士業界の求人専門!転職サイトを見てみる(無料)

 

税理士業界は「優秀なのに年収低いループ…」にはまる人が多すぎる

(優秀なのに年収低い…的なループにはまらないために)

 

税理士業界って、

能力スキル的には非常に優秀なのに、

たまたま良い求人に出会えていないのが原因で、

しかたなくブラック事務所で低年収で働いている…。

みたいな人がかなり多いのが現実です。

仕事のスキルや能力と、良い事務所に入れるかどうか?ってあんまり関係ないんですよね。

良い事務所に入れるかどうかは転職活動のやり方が上手か下手かできまることなんで。

逆に言うと、能力的にはごく普通だけど、

転職活動の進め方が上手で、

ホワイト事務所に入社できている人もいるわけですね。

管理人

転職活動のやり方が上手か下手かだけで、

稼げるお給料の金額が年間100万円ぐらい違ってくることもあります。

転職活動のやり方だけで年収減る…とかめっちゃ悲しいですよね。

重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。

具体的には、会計職専門の転職サイトで定期更新される求人情報を、

日常的にチェックするクセをつけるようにしましょう。

転職サイト内で年収や事務所の人数規模など、

転職先に求める条件をしっかり入力しておくのが大切です。

↑これやっておくと、

転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。

求人が掲載開始された瞬間に自動通知してもらえるので、

優良ホワイト事務所の求人を見逃すリスクをなくせますよ。

転職サイトって、なんとなく求人をながめているだけ…では

なかなか良い求人にはなかなか出会えません。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、

BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、

募集期間が短い傾向があるので注意してください。

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ポイント!

  1. 税理士事務所の求人を探すなら、会計職専門の転職サイトを使うべき
    →税理士業界専門サイトなので、ハロワやリクナビと求人の質がまったく違う。
  2. 転職活動は「能力」より「運」で決まってしまう部分も大きい
    →転職サイトを日常的にチェックして「優良求人に出会う確率」を上げることが大切。
  3. 転職サイトを使うなら、無料アカウントを作り求人の絞り込み条件を設定しておこう
    →自分が指定した条件にマッチする求人が出るたびに通知してもらえます。

↓個人的におすすめの税理士業界専門の転職サイトはこちらです。

無料アカウント登録で実際の年収も見ることができますよ。

管理人

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

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税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】

この記事では、税理士業界(会計事務所)への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介しています。税理士業界はかなり特殊な業界です。年収や福利厚生が良い会計事務所求人を見つけたい人は、税理士業界(会計事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

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現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)

 

転職サイトを日常的にチェックし、

気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、

「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。

自分には別の選択肢もある」

↑と気づけるのも重要です。

ストレスでどうしようもなくなる前に、

転職という手を打つことができるようにしておきましょう。

これって、今の職場で働く上でも

精神的な安定につながります。

いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

管理人

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)

そうなると、さらに現状への依存度が高まって、

抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。

転職サイトは誰でも無料で使えます。

今すぐは転職できない人も、

無料アカウント登録だけはやっておきましょう。

なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)

 

転職サイトっていろんなところがありますよね。

この記事を書いている2023年現在で、なんと1万社以上あるそうです。

最大手のリクナビとかの方が、

学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…

という方も多いかもしれません。

管理人

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。

必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、

仕事探す側も税理士受験生だったり、

キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、

普通の求職者とは異なる事情が多いんです。

こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、

税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。

  • ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
  • 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
  • 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
  • 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人

↑これらに該当する人は、

税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。

リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)

がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。

会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。

現時点で8,647件の求人がありました。

管理人

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>>現在募集中の税理士事務所求人を見てみる

まとめ

今回は、会計事務所の給料のリアルな実態について解説しました。

税理士業界で働く人には給料の安い人と、高い人がいます。

そしてその給料の差は、

自分が所属する事務所がきちんと利益を出していて、もうかっているかで決まるという話でした。

同じ働くなら、給料は高いほうがいいに決まっていますよね。

これから会計事務所で働く人も、すでに働いている人も、

きちんと収益を出していて、従業員にお給料として還元している事務所を選ぶようにしてください。

最後の最後にお伝えしたいこと

↓転職に限らずですが、

仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。

 

能力やスキルももちろん大切なんですが、

転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。

税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、

転職活動のやり方がまずかったのが原因で、

ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

転職サイトへの登録って、3分でできる作業です。

お金もかかりませんし、

いつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

管理人

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
  • 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!

もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人

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