転職活動のノウハウ

税理士事務所の給料は安い?平均年収や残業代の実態とは?

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税理士事務所 給料 安い

(税理士事務所の給料は安い?未経験者・経験者別の平均年収を解説します)

  • 税理士事務所の給料は安い?未経験者の平均年収はどのぐらい?
  • 税理士事務所での実務経験が3年以上あるけれど、年収は350万円ぐらい…。がんばっているのに年収がいつまでも上がらないのはなぜ?
  • 将来的には税理士として独立することを考えている。試験合格して独立するまでは低年収でもがまんすべき?

↑今回は、こうした疑問にお答えします。

私は大学卒業後に税理士事務所で10年間、その後一般企業経理に転職して5年働きました。

会計事務所や一般企業経理の転職事情についてはかなりくわしいほうだと思いますので、実体験ベースでこの業界で年収を上げるためのアドバイスを書いていきます。

これから税理士事務所業界に入っていきたい未経験者の方、すでに税理士事務所で働いているけど、思うような働き方ができていない…という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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税理士事務所の給料は安い?平均年収の相場

税理士事務所の給料相場を、未経験者と経験者に分けて表にすると、おおむね以下のようになります。

実務経験 平均年収
未経験 300万円~350万円
経験者 400万円~500万円

↓※実際の求人情報の例(画像をクリックすると求人のページに飛べます)

税理士事務所 給料 安い

(↑①未経験者向けの求人情報の例)

税理士事務所 給料 安い

(↑②経験者向けの求人情報の例)

一般的な20代の平均年収は330万円

ちなみに、(税理士事務所ではない)一般的な20代の方の平均年収は「330万円」です。

(転職エージェントdoda:2017年9月~2018年8月のアンケート調査を参考にしました)

一般的な転職者の平均年収330万円と比較すると、税理士事務所の平均年収は決して安くはないといえます。

(税理士事務所の未経験者年収=300万円~350万円)

ただ、税理士を目指す人というのは会計や税務のスペシャリストを目指す人でしょうから、「平均と比較して同じぐらい」では満足しない方が多いでしょう(私もそうでした)

以下では、税理士事務所で働きながら年収をあげていくためには、どういう働き方をしたらいいのか?について具体的に解説しましょう。

「稼げる税理士」になるために重要なこと

「税理士試験の科目合格があれば年収は高くなるはず」とお考えの方は多いと思いますが、実際にはあまり関係ありません。

なぜかというと、税理士試験の進行状況は実務能力にあまり関係しないからです。

事務所側が高い給料を払うのは、あなたが事務所に利益をもたらすからであって、あなたが勉強ができるからではないのです。

(もちろん、将来的に税理士として独立して自分の事務所を持ちたい!と考えている人は試験に受かることは大切ですから、試験勉強は実務経験を積むのと同時進行でやらないといけません)

税理士試験に1科目も合格していなくても、実務が非常に優秀なのでたくさん稼いでいる税理士事務所職員はたくさんいます。

税理士事務所での年収を決める要因は「勉強ができるか」ではなく、以下の3つです。

税理士事務所での年収を決める要因


  • 1件でも多くの顧問先を担当できること
  • 希少価値が高い実務経験があること
  • もうかっている事務所に所属すること

順番に見ていきましょう。

①一人で多くの顧問先を担当できることが重要

税理士事務所は、基本的に中小企業の経営者と顧問契約を結び、経理や税務の代行を行うことで収入を得ています(あなたのお給料もここから出ます)

どんな企業であっても日常的に経理をして1年間に1回は税務申告をする義務がありますが、中小企業の場合にはこれを自社内で完結できないケースが少なくありませんから、税理士事務所がその代行を請け負っているというわけです。

顧問料は「1社につき1か月にいくら(+決算料として3か月分など)」という形でお金をいただきますから、当然ながら「顧問先の件数が増えれば増えるほど、税理士事務所の収入が増える」という仕組みになっています。

しかし、事務所がどんどん顧問件数を増やしていきたい!と考えていても、税理士事務所内の職員のキャパシティによって処理できる顧問先の数は限定されます。

そこで、税理士事務所としては「1件でも多くの顧問先を担当してくれる職員=優秀な職員」と判断するのが基本です。

たくさんの顧問先を担当できる職員なら、事務所側から見て非常にパフォーマンスの良い社員ということになりますから、当然ながらその社員のお給料は上げて上げよう、という形になるわけですね。

税理士事務所側は、1件でも多くの顧問先を担当してくれる職員を求めているのが実情ですから、入社当初から多くの顧問先の担当を一人で完結できる人は高い年収を得られるでしょう。

実務経験者の方が未経験者よりも年収が高いのには、このような理由があるのです。

現在未経験者の方は、こうした「お給料が高くなる仕組み」を理解したうえで、1件でも多くの顧問先を自己完結で処理できるようになることが大切です。

②希少価値の高い実務経験(相続税申告など)を持っていることが重要

「年収が高くなる=良い実務経験を持っていると判断される」ために重要なポイントの2つ目は、「希少価値の高い専門知識を持っていること」です。

具体的には、相続税申告をはじめとする資産税実務や、医療法人などの資本力の大きい顧問先を担当した経験がある人は重宝されます(=年収も高くなります)

この記事を読んでいる方の多くが税理士試験の勉強をすでに始めているかと思いますので、税理士試験の科目選択のしかたで考えると分かりやすいかと思います。

税理士試験5科目には相続税を入れよう

実務で役立つという観点で考えるなら、税理士試験の科目は「簿記論と財務諸表論+法人税+消費税+◎」という形で5科目を構成するのがのぞましいですが、最後の「」に何を入れるかであなたの評価(年収)はずいぶん変わります。

少しでも早く試験に受かる!という戦略なら酒税や国税徴収法など狙いやすい科目を選択するのはありですが、実務での評価を高めるという視点からはぜひ相続税を選びましょう。

税理士業界で稼げるようになるためには、当然ながら「稼げる分野」での専門知識を高めることが必要です。

相続税申告実務は簡単にいえば「お金持ち相手の仕事」になりますから、税理士事務所としてはぜひこうしたお客さんを獲得したいと考えているのです(日本ではお金持ちの方の相続にのみ相続税が課税されます)

税理士事務所としても、相続税実務に対応できる職員はぜひ欲しいと考えていますから、こうした実務経験を積める事務所でキャリアをスタートうすることがとても大切なのです。

③【最重要】もうかっている税理士事務所で経験を積むことが重要

ここまでは「個人の実務経験」という視点から年収を決める要因について説明してきましたが、もう1つ重要なことがあります。

それは、あなたの年収は、あなたが所属する税理士事務所がもうかっているか?で決定的に決まるということです。

このことは当たり前すぎて「馬鹿にすんなよ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、転職活動では内定をとることに気を取られて意外に見落としがちなポイントですので注意してください。

あなた自身がいかに優秀で、実務能力を高めるための努力をしていたとしても、あなたが所属する事務所が稼いでいないと、あなたの年収は残念ながらいつまでたっても上がりません。

つまり、「どの事務所に入社するか?」がとても大切だということですね(未経験者の方ほどこの点は重要です)

税理士事務所には従業員3~5人というところから、100人以上というところまである

税理士事務所には所長税理士を含めて従業員3人~5人という零細規模で頑張っているところから、従業員100人以上の大規模事務所までたくさんあります。

また、扱っている業務も単純な記帳代行業者的なところから、相続税申告代行や医療法人の顧問など「もうかる仕事」をやっているところまでいろいろです。

あなた自身がどのぐらいのお金を稼げるか?は、あなたが所属する事務所がもうかっているかどうかで決まります。

所属する事務所を選ぶ上では、「稼いでいる事務所に入ること」「希少価値の高い実務経験を得られる事務所(資産税など)に入ること」の2つを判断基準にしましょう。

あなたが所属する税理士事務所を選ぶときに持つべき判断基準


  • ①「稼いでいる事務所」に入社すること
  • ②希少価値の高い実務経験を得られる事務所(資産税など)に入社すること

税理士事務所の職員として手取り給料を上げるにはどうしたらいい?

税理士事務所 転職エージェント

(転職活動はやることがたくさんあります。転職エージェントを活用して効率的に転職活動を進めましょう)

税理士事務所の職員というのは、年収の高い人と年収の低い人の差が非常に大きい仕事です。

20代でも年収500万円という人がいる一方で、30代後半でも年収300万円未満…というかなりブラックな状況にいる人も少なくありません。

低い年収で仕事以外の時間は勉強に当てて、しかも資格スクールの料金も必要…となると精神的になかなかつらいものがありますよね。

「将来的には税理士として独立するから、職員時代の年収はあんまり気にしない」という人もひょっとしたらいらっしゃるかもしれませんが、職員時代から多くのお給料を得られるに越したことはないですよね。

あと、重要なのは年収というのはプライドを持って仕事をできるか?に直結する問題だということです。

どんなに世の中のためになる仕事だったとしても、人並み以上の年収を稼げていないと、長期間にわたってプライドを持ってその仕事を継続することはできません。

世の中を見ると、社会にとって絶対に必要な仕事であるにもかかわらず、ちゃんとした収入が得られていない職業があまりにも多いですね(介護士や保育士など)

こうした職業の人たちは「自分の仕事は社会に必要とされているはず…」と思いながらとても頑張っていますが、離職率が極めて高い職業となっているのが実情です。

※あなたの給料を上げるには「稼いでいる税理士事務所」に所属することが必要な理由

年収の高い人が外見によらずモテる理由

また、プライドを持って仕事をしている人というのは異性にモテます。

あなたの周りにもいませんか?別にイケメン・美人でもないのに、やたらモテるという人が。

彼らの多くは高年収で、自己肯定感が高いです。

そう、彼らは人よりも高い年収を稼げている自分の仕事にプライドを持ち、自信をもって仕事をしているから異性にモテるのです。

今さらモテるかどうかなんて…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは非常に重要な問題です。

異性にモテることは、20代後半〜30代以降の人生の多くの部分に、決定的な影響を与えるからです。

あなたが多くの異性の中からパートナーを選ぶことができれば、必然的に高年収のパートナーを選べる可能性が高くなるでしょう(これは男女問わず重要です)

あなたのパートナーがある程度の年収を得ている人であれば、あなたが将来的に税理士として独立するにしても、ある程度のリスクをとって大胆な決断をすることも可能です。

あなた自身が年収が低く、必然的にあなたのパートナーも年収が低い…となると、独立すること自体が難しくなるかもしれません。

企業内で勤務税理士としてキャリアアップしていくことを考えている人も、転職が必要となるという点で同様です。

思い切って現在の立場を捨て、新たな職場に挑戦しようというときに、あなたのパートナーにある程度の年収があるかどうかは重要な判断材料となるでしょう。

つまり、税理士事務所職員であるあなたが、現在高い年収を得ながら生き生きと仕事をしているかどうか?は、その後の税理士としてのキャリアを決定する非常に重要な問題なのです。

もしあなたが税理士事務所の職員として年収400万円も稼げていないのであれば、もっと稼げる税理士事務所に転職することも検討しなくてはなりません。

※20代でも年収450万円以上という税理士事務所はざらにあります。

あなたのお給料は、あなたが所属する税理士事務所が稼いでいるか?で9割決まります

稼げる税理士事務所職員になるかどうか?は9割以上、あなたが所属する事務所が稼げているか?によって決まります。

理由は簡単です。税理士事務所の収入は基本的に顧問料報酬だからです。

事務所にとってあなたの給料は固定費ですから、必然的に顧問料の何割、という形であなたのお給料が決まります。

そして事務所が受け取る顧問料というのは、報酬単価×顧問件数という数式で決まるのです。

税理士事務所の報酬単価というのは「毎月定額でいくら」という形で決まりますが、これはその事務所が付加価値の高いサービスを提供しているかどうか?で決まります。

重要なことは、あなた自身が付加価値の高いサービスを提供していたとしても、事務所が設定している報酬単価が低ければ、あなたの収入は頭打ちなのです。

あなたが担当する顧問先の社長のために、どれだけ身を粉にして働いたとしても、あなたが所属する事務所が受け取る顧問料が低ければ、あなたの年収もいつまでたっても上がりません。

つまり、あなた自身が受け取る給料を上げるためには、あなたが「稼いでいる税理士事務所」に所属することが必須なのです。

もしあなたの年収が300万円前後だったとしたら…。

残念ながら、今後もあなたのお給料が上がっていく可能性は極めて低いと思っておきましょう(よくて400万円程度です。可能であればあなたの先輩に年収いくら稼いでいるか聞いてみましょう)

「今すぐ転職活動を始める気はない」という人もやっておくべきこと

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  • 将来的には税理士を目指しているけれど、今は勉強に専念している。
  • 転職したいけど、毎日仕事が忙しくて夜はクタクタ…。家に帰ったらパソコンを立ち上げる元気もない。
  • 転職を検討し始めてからもう1年以上経っている。
  • 将来は税理士や経理の仕事ができたらいいな…と思っているけど、まだ具体的な行動を起こすほどではない。

↑この記事をお読みの方の中には、現在こういう状況の方も多いと思いのではないでしょうか。

転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

ですが、「今すぐ転職活動する気はない」という人も、転職サイトへの無料登録だけはやっておくことをおすすめします。

転職サイトに登録すると、あなたの年齢や経歴にマッチした会計事務所や経理の求人が毎日メールで届くようになります。

毎日届く求人情報の中から、気になったものを受信メールボックスにためておくだけでも、いざ転職活動を始めようと思った時に、有力な選択肢を持った状態で始めることができるようになります。

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転職エージェントを使うメリットは?

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↓転職エージェントは、あなたの代わりに以下のようなことをやってくれます。

ちなみに、転職エージェントにお金を払っているのは採用活動を行う企業側ですから、あなたは最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。

エージェントを使うメリット

  1. 税理士事務所の採用担当者との面接アポ取り
  2. あなたの年収の交渉代行
  3. あなたの希望条件に基づく求人のしぼりこみ
  4. 応募書類や面接の対策(希望される人のみ)
  5. 税理士事務所の職場の雰囲気など、応募前にくわしい内部情報を教えてもらえる

現在も在職中で仕事が忙しい…という方は、1.や3.は非常に便利だと思います。

年収や残業上限などの条件をあらかじめ伝えておけば、その条件にマッチする求人だけをメールで知らせてくれますよ。

また、2.の年収交渉は自力ではなかなかやりにくいですよね。同じ働くなら、ちょっとでも高いお給料で働きたい方は活用してみてください。

↓5.については、例えば以下のようなことを知ることができます。

エージェント経由で知れる内部情報

  • 職場の人間関係の雰囲気
  • 税理士試験勉強を支援する制度(長期休暇など)の有無
  • 実際に働いている人たちの性別や年齢構成
  • 給与や残業代といった福利厚生の情報
  • 所長税理士の性格や人がら
  • 採用で重視される性格や適性(面接対策に必須です)

これらの情報を応募前に知れるのは大きいです。応募して面接まで進んでから「やっぱりこの事務所ダメかも…」となったら、断るのも面倒ですからね。

税理士試験の勉強と同時進行で税理士事務所で働くことを検討している方は、試験勉強と両立できる職場環境か?は非常に重要ですから、注意しておいてください。

転職サイトへの登録は無料で、3分程度あれば完了できます。

まずは登録して、実際にどんな会計事務所がいくらぐらいの年収で求人を出しているのか?の情報収集をするところから始めてみましょう。

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MS-Japanの特徴

  • MS-Japanは、税理士事務所や一般企業経理など、会計に関する求人を専門で扱っている転職サイトです。
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なお、あなたが希望しない限り、エージェントの側から直接連絡が来ることはありません。

在職中の方も会社に転職活動をしていることがバレることはまずありませんので、安心して情報収集をすることができますよ。

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