
(会計事務所の給料は安い?)
- 会計事務所で働いているけど、給料が安過ぎて生活できない…。
- 年収300万円からずっと上がらない。
- 資格スクール代と家賃払ったら今月も残高ゼロ…。
- 入社してから5年経ってるけど、新人時代から手取り年収がほとんど上がってない…
↑こういう悩みや不満をお持ちの方、
税理士業界にはかなり多いと思います。
「税理士事務所」というと世間的には、
「安定してそう」みたいなイメージかもしれませんが、
実情は全くそんなことはありません。

↓例えばこちらは実際に募集されている会計事務所求人ですが、
年収250万円…とか、はっきりいって
一人暮らしだと生活していくのも厳しいレベルだと思います。
(↓画像クリックで拡大できます)
私自身も、未経験資格なしで入社した1社目の事務所が、
地獄のような環境のブラック事務所で、
月収手取り16万円前後で繁忙期は毎日深夜まで残業…
みたいなしんどい働き方をしていました。
↑こういう環境で税理士試験との両立なんてまず不可能ですし、
精神的に病んで体調崩す人も多いんで気をつけてくださいね。
もちろん、すべての会計事務所が私が経験したようなブラック事務所なわけではありませんよ。
↓中には初年度から年収400万円でスタートできるホワイト環境な事務所もあったりしますね。
>>未経験・資格なしOK!募集中の会計事務所求人で年収を見てみる
↑こういう年収高めの事務所は、
事務所そのものがもうかっている(利益を出している)可能性が高いです。
逆に、もうかってない事務所に入ってしまうと、
あなた自身がどんなに優秀でも年収上がりませんので注意が必要です。
↓実務経験2年〜3年以上なら、
これぐらいの高年収を稼げる事務所もあります。

>>求む、会計事務所経験者!経験者向けの求人で年収を見てみる
このように、税理士事務所の職員って、
「どういう事務所に入るか?」によって、
地獄に落ちたり天国に行けたりしますので注意が必要です。
特に、未経験者の方って、
「自分はまだ税理士資格がない(科目合格もない)し、
仕事しながら勉強させてもらえるだけでもありがたい」
↑みたいに思ってしまうケースが多いんですよね。
私自身も「どうせ将来的には独立するつもりだし、職員として税理士業務の修行できればOK」みたいに思ってました。
今から思うとこれが失敗の原因でしたね。
将来的に独立を目指している人でも、
独立には資金が必要になりますからお給料は高いに越したことはありません。
お給料って仕事のモチベーションに大きく影響するのも重要ですね。
給料の安い事務所ってどうしても性格の悪い人が集まってきますし、
経験できる仕事の質も低かったりするものです。
(雑用の入力作業ばかりやらされて、決算や申告書作成などの重要な仕事はまったく経験させてもらえない…みたいなこともある)
上で見たように、未経験資格なしでもしっかり年収稼げる事務所ってあります。
職員時代からしっかりお給料稼げる環境で働くことが大切ですよ。
すでに会計事務所に入社して働いてるけど、
ひょっとしてうちの事務所ってブラックなのかも…
↑と感じている人も、自分の働く環境について、
一度しっかり考えてみた方が良いかもしれませんね。
少なくとも「よその事務所の職員がどのぐらい稼いでるのか?」
については日常的に情報集めておいた方が良いと思います。
1つの事務所に長いこといると、
「これが業界的に普通だからしかたない…」
みたいに思い込んじゃうケースって多いので(私もそうでした)
会計事務所なんてどこもほぼ同じ仕事していて、
同じ年齢・同じ学歴・同じ職歴なのに、
年収が200万円ぐらい違う…みたいなことって普通にあります。

同じ未経験スタートでも、
3年〜5年後にどのぐらい差がついているか?って考えると怖いですよね。
年収が低いブラック事務所で働き続けるのってめっちゃ損です。
まじで人生の損失になりますので、注意してください。
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同じ「未経験・資格なし」でも年収はまったく違う…

(税理士事務所でお給料稼げる人と、稼げない人の違いは?)
会計事務所(税理士事務所)は
給料が安いからやめとけ!
↑ネットの口コミでときどき見る意見がこれ。
これは確かに一理あるんですが、
税理士目指す人って税理士事務所で実務修業しないことには独立もクソもないんで、
税理士事務所で働かないという選択肢って基本的にありえないんですよね。
重要なのはどういう事務所で修行するか?です。
注意すべきはブラック事務所にまちがえて入らないことですね。
↓こんな感じで給料が激安なブラック事務所って
実際に存在していますんで。

↑こういう「◎円〜▲円」っていう書き方してる場合、
実務未経験者はたいてい低い方の金額を設定されます。
(上記の場合は250万円)
年収250万円…ってさすがに搾取しすぎだろ…
って思われると思いますが、
平気でこういう条件出してる事務所があります。
(上記は実際に転職サイトで募集されていた求人です)
私自身、最初に入社した会計事務所では
給料が激安で苦しんでました。
月給手取り16万円しかなかったんで、
おそらく年収300万円切ってたと思います。

その一方で、こちらのように
↓「未経験資格なし」でもわりと良い条件で募集されてる
税理士事務所もあるんですね。
年収250万円と400万円(その差150万円)では、
月給ベースで12万円以上の差があります。
普通に考えて、自由に使えるお金が
毎月12万円違ったら生活水準にめっちゃ差がありますよね。
税理士事務所で働いている人の多くが税理士受験生です。
資格スクールに通うお金とかも考えたら、
お給料は少しでも高くしたいところですよね。

疑問なのは、上の2つのどちらも「未経験OKの求人」なのに、
なぜ稼げるお給料の額に差があるのか?です。
未経験者の場合、あたりまえですが
入社時点での能力に大した差はないですよね。
(どんなに優秀な人でも、入社直後から法人税申告とか自力でできないでしょう)
↓能力はほぼ同じなのに、
- 給料が安い税理士事務所職員
- 高年収な税理士事務所職員
↑この2種類の人がいるわけです。
この差が生じるのってなぜなんでしょうか?
これには実はちゃんと理由があるのです。
以下では、この業界で10年以上働いて、
給料が安い事務所(年収300万円未満…)と、
給料が高めの事務所(年収600万円以上)の両方で働いた経験がある私が、
税理士事務所職員の給料が決まるカラクリを赤裸々にお教えしましょう。
税理士事務所で給料が安い理由の90%以上はこれ

(税理士事務所で給料が安い理由は90%以上がこれ)
もったいぶらずに結論から行きましょう。
税理士事務所で給料が安い/高いがあるのは、
単純に「もうかっている事務所」と
「もうかってない事務所」の2種類があるからです。
職員の給料は事務所の売上から支払われますから、
もうかってない事務所で働いていたら、
当然ながら稼げるお給料は低くなります。
注意してほしいのは、
あなたがどれだけ優秀な人であったとしても、
もうかってないダメな事務所を職場として選んでしまうと、
いつまでたっても稼げるようにはならないという点です。

実際、仕事ができて税理士試験4科目持ってるとかの人なのに、
年収300万円台…みたいな人って普通にいます。
ちゃんとした事務所に転職すればもっと給料上げられるのに、
なんとなくその状況を受け入れてしまってる人って、
この業界にはめっちゃ多いんですよね。
なんでみんな安い給料を受け入れちゃうのか?なんですが、
↓税理士業界に入ってくる人って
「しばらくは事務所職員のサラリーマンとして修行するつもりだけど、
3年〜5年ぐらいで税理士試験に合格し、その後は独立するつもり。
どうせ独立するんだから、職員時代の給料は多少安くても気にしない」
↑こういう感じで転職活動しちゃう人が多いんですよ。
(実際、私自身も最初の事務所に入るときはそうでした)
でも、こういう事務所の選び方って絶対に避けたほうが良いです。
一時的にとはいえ、自分の人生を預ける職場ですからね。
将来的に独立を目指すにしても、
開業資金を貯めないといけません。
職員時代のお給料は高いほうが良いに決まっています。
税理士事務所で高い年収で働くには?

(しっかりとお給料を稼げる税理士事務所で働きましょう)
くりかえしになりますが、
同じ働くなら給料は高い方がいいに決まっています。
(お金の専門家である税理士が、実は貧乏…とかかっこ悪すぎますし)
そのために重要なのは、
職員の給料を平均よりも高めに設定している事務所で働くことです。
将来的には独立を目指す人も、
職員時代から年収にはこだわって働きましょう。
そのほうがレベルの高い仕事を身につけられますしね。
実務レベルの低い事務所で修行しても、ろくな税理士にはなれません。
それに、年収高めに設定されている事務所って職員のモチベーションも高いんで、
労働環境も良かったりするんですね。
(みんな仕事の意欲が高いので、メリハリよく働いてて残業も少なかったりする)
上で紹介したような年収条件が平均よりも高く、
労働環境の良い税理士事務所求人は、
↓税理士業界専門の転職サイトでたくさん見つかります。
無料アカウントを作ると、
いろいろ条件を指定して求人検索できますよ。

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↑サイト内で希望する事務所規模や年収の条件を入力しておくと、
マッチする求人が登録されるたびに自動通知してくれて便利ですよ。
今すぐは転職するかどうかわからない人も
情報リサーチに活用できますので、
無料アカウントを作って希望条件を入力しておきましょう。
年収の高い会計事務所求人の具体例
(↑※画像クリックで拡大できます)
実務経験がまだない未経験者の場合、
会計事務所の平均年収は300万円程度です。
そんな中で、年収400万円スタートという事務所も普通にあります。
「月給25万円程度+ボーナスで月収3ヶ月分」という感じですね。
なお、実務経験者向けの求人では、
↓こちらのように年収600万円〜の高年収事務所も普通にあります。
年収が高い分、仕事がきついのでは…と思われるかもしれませんが、
会計事務所は年収の低いところでも仕事はきついです。
(あまりにも残酷な感じがしますが)
税理士業界は、仕事は優秀だし性格もまじめなのに、
事務所選びを失敗したことで低年収になってしまっている人があまりにも多いです。
会計事務所の実務経験が1年以上ある人なら、上で見たような
資産税などの特化分野を持つ事務所や、
スタッフ100名以上の大手事務所も選択肢に入れることができます。
こうした事務所では職員の給料も高く設定されていることが多いですから、
ぜひ選択肢に入れてみてください。
高年収を稼ぎたいなら「もうかってる事務所」に所属して働くのが重要

(同じ会計事務所でも給料がぜんぜん違う理由は?)
もうかっている事務所に所属すれば、
未経験者でも良いお給料をもらえます。
その一方で、もうかっていない事務所に所属してしまうと、
どんなに優秀で頑張っている人でも安いお給料しか稼げません。
未経験者は、入社時点での実務能力はみんな同じくゼロです。
(税理士試験の合格者を含めて、いきなり自力で申告書を作れる人なんていません)
これは純粋に所属先の事務所の収益力に基づく差であるのはまちがいないでしょう。
一般企業でも、大手企業で働く人と中小企業で働く人とで、
能力には大きな違いはないでしょう。
(むしろ中小企業で危機感持ってばりばり働いている人の方が能力高いことは多い)
それでも、収益力のある大手企業で働く人の方が、
たくさんお給料をもらっているのが現実です。
すでに独立している人でない限り、
税理士資格をもっていようがなかろうが私たちはサラリーマンです。
サラリーマンとして高いお給料を稼ぐためには、
所属先の企業がきちんと収益を出している必要があるのです。
もうかっている事務所と、もうかっていない事務所の違い

(もうかっている会計事務所と、そうでない事務所の違いは?)
会計事務所でしっかり給料を稼げるようになるためには、
もうかっている事務所に所属して働くことが大切だということを説明しました。
それでは、もうかっている会計事務所というのはどういうところなのでしょうか。
↓具体的には、以下のいずれかの特徴があります。
それぞれのポイントについて、順番に見ていきましょう。
1. 顧問料を高く設定できている
会計事務所というのは、顧問料ビジネスの仕事です。
(毎月お客さんから顧問料を払ってもらうかたちでかせぐビジネスモデル)
↓なので、収益を増やすためには、基本的には以下の2つしか方法がありません。
- 顧問先の数を増やす
- 顧問料単価をあげる
↑このうち、1.顧問先の数を増やすはかなりハードルの高い問題です。
お客さんを見つけられるか?という問題だけでなく、
そのお客さんを担当できる人材(従業員)を確保する必要があるからです。
会計や税務について顧客にアドバイスできるレベルの従業員を育成するには、
どんなに早くても3年ぐらいはかかります。

なので、もうかっている会計事務所というのは、
顧問先の数を増やすことよりも、
顧問先1件あたりの顧問料単価をあげること(上の2.)に注力しています。
もうかっている事務所は、
顧客1件あたりの顧問料を高く設定できている傾向があるのです。
(逆に、もうかっていない事務所は1件あたりの顧問料が安い傾向があります)
会計事務所が顧問料を高く設定できているか?は、
その会計事務所のホームページなどをみるとなんとなくわかります。
具体的な金額は書いていないことが多いですが、
- 格安の顧問料をアピールしている会計事務所と、
- 質の高いサービス(=その代わり顧問料は割高)をアピールしている会計事務所
の2種類があることに気づかれるはずです。
(現在も会計事務所の職員として働いている方も、
ご自身の所属先事務所のホームページをよく見てみてください)
2. 優良顧客の開拓ができる所長税理士が運営している
このように、会計事務所が高い顧問料を設定するためには、
もうかっている優良な企業を顧問先として持たなくてはなりません。
もうかっている会計事務所は、この点をうまくやれていることが多いです。
もうかっている会計事務所は、
上場を目指しているような収益力の高い中堅企業や、
医療法人や作家や芸能人など「お金をたくさんもっている人たち」を
顧問先としてがっちり押さえていることが多いです。

こうした優良顧客を顧問先として持つことができるか?は、
会計事務所の経営者である所長税理士のビジネスセンス(営業力)にかかっています。
(職員は営業マンではないですから、
顧客開拓については所長税理士がメインでやっているケースがほとんどです)
この点、税理士として優秀であっても、
必ずしもビジネスセンスのある経営者であるとは限らないことに注意が必要です。
中には、勉強ばかりしてきてすぐ独立したので、社会人経験が実はほとんどない…。
というような税理士もいるのが実際のところですね。
ビジネスセンスのない所長税理士のもとで働くことになってしまうと、
あなたがどれだけ優秀でまじめに働いていたとしても、
お給料がいつまでたっても上がらない…
という事態になってしまう可能性があるのです。
(これがブラック事務所が生まれる理由です)

上で述べたようなことは、いずれもごく当たり前のことです。
いうまでもなく、会計事務所の職員のお給料は、
事務所の売上から払われているからですね。
しかし、意外にこの点が盲点となっている人が少なくありません。
3. 資産税など「もうかる分野」で仕事をしている
また、会計事務所は資産税業務(相続税申告など)を専門で扱っているかどうか?
で稼げる給料がかなり違ってきます。
↓例えばこちらは未経験者でも応募できる求人ですが、
給料がかなり高めに設定されていますね。

年収480万円なら、ボーナスが月給3ヶ月分だったとすると月給30万円超えますね。
将来的に税理士として独立することを考えている方にとっても、
相続税税業務を扱えることは大きな強みになりますよ。
相続税業務に関する実務経験をゼロから積める会計事務所は、
転職先の選択肢としてかなり魅力的といえるでしょう。
(税理士試験では相続税を科目選択しておくのが良いですね)
給料上げたいなら「どうでもいいサイトのクソの役にも立たないアドバイス」をあてにするな

(会計事務所で給料を上げるにはどうしたらいいのか?)
会計事務所の職員が給料を上げるためには、
具体的に何をどうしたらいいのか?
↓この問題について、多くのサイトでは以下のような
あたりさわりのないアドバイスをしているでしょう。
- 顧問先企業への付加価値を高めましょう!
- より多くの顧問先を担当できるように効率的に仕事をこなせるようになりましょう…!
しかし、私はこんなクソの役にも立たないようなきれいごとはいいません。
はっきりいって「まじめにがんばっているだけ」では、
会計事務所職員の給料は上がっていかないのが現実です。
(勤続1年ごとに月3000円アップ…とかはあるかもしれませんが、
それって意味あります…?)
会計事務所の職員として給料をあげたいなら、
「もうかっている事務所で働くこと」
が絶対に必要です。
すでに見たように、会計事務所の収益は、
顧問先1件あたりの顧問料設定によってほぼ決まります。
あなたの給料は所属先事務所の収益から支払われますので、
自分の事務所がもうかっているのか?は、
あなたの給料を決めるもっとも重要な要因なのです。
つまり、会計事務所職員としてのあなたの給料は、
どの事務所に入社したか?
の時点でほぼ決まっているといっても過言ではありません。

独立を目指す人も「職員時代の給料」にこだわらないといけない理由
税理士を目指す人の多くは、
- まずは未経験で税理士事務所に入社し、
- 実務経験を積みながら3年〜5年ぐらいかけて税理士試験に合格し、
- その後に独立(または大手事務所や一般企業に勤務税理士として転職)
↑というキャリアを検討しているでしょう。
実際、私もこういうプランを立てていました。
確かに今の自分の給料は安い。
でも、税理士試験に合格して、
独立して自分の事務所を持てば一気に取り返せるはず…。
と思って頑張っていたんですよね。
当時の私の給料は月給で手取り16万円ぐらい。
年収だと200万円台でした。
生活していけないレベルではありませんが、
20代後半になってこの金額はかなり厳しかったです。

↓当時の私は、こういう感じで非常にしんどい思いをしながら働いていました。
- 毎日残業しているのに残業代が出ない。
- 繁忙期には毎日深夜まで残業する。日付が変わることもある。
- 一人当たりの担当顧問先は常時30件超。繁忙期以外にも慢性的に残業が発生。
- 毎日、へとへとになって午後8時ごろに仕事を終わり、そこから資格スクールに行って補講のDVDを見て勉強…(生の講義時間には間に合わない)
- 所長税理士は「勉強させてやってるんだからこの程度の給料で当たり前」と常に横柄な態度…。
ただ、最初の会計事務所で働き始めて2年ちょっと経ち、
貯金もまったくできておらず、仕事の激務さからその年の税理士試験で全滅(2科目受けてどっちも不合格)したことから、
このままではひょっとしてダメなのかも…。
と思い始めたんです。
雇用環境が劣悪なブラック事務所で、
仕事をしながら税理士試験に合格するのはほぼ無理です。
将来的に独立するにしても開業資金は必要になります。
独立前提で会計事務所で働く人も、
職員時代にどのぐらいのお給料を稼げるのか?
はきちんと考えておく必要があるのです。
うちの事務所って、ひょっとしてブラックなのかも…と考えた私は、
別の事務所に転職することを本格的に考え始めました。
よくよく考えてみたら「よその事務所の職員ってどんな感じで働いているのか?」
についてきちんと情報収集をしたことってなかったんですよね。
税理士事務所はどこも同じような仕事をしている(転職しやすい)
私自身、3社の税理士事務所を経験して実感したことですが、
会計事務所の職員というのは、
どこでも基本的に同じ仕事をしています。
月次監査をして、決算と税務申告。
それにプラスアルファで
月次監査時に試算表を見ながら経営指導という感じですね。
(あと、単発で相続税申告や税務調査の立ち合いなど)

なので、1つの事務所で一人前に仕事ができるようになれば、
別の事務所では「即戦力扱い」で採用してもらうことができます。
1つの顧問先について一人前に税務申告まで完了できるようになるには、
3年程度の実務経験があれば十分可能でしょう。
同じ仕事をしていても、もらえる給料の金額には雲泥の差が…。
私の場合、3社の会計事務所を経験したのですが、
どこでも仕事内容はあんまり変わっていないのに、
所属する事務所によって受け取れる給料の金額には雲泥の差がありました。
これは別に私の能力がアップしたからではありません。
ただ「自分の所属する事務所がもうかっていたか、もうかっていなかったか」の違いです。
同じ仕事をしているのに、
どの事務所に所属するか?によって稼げる給与額がかなり違ってくるのですから、
転職活動は慎重に行わないとめちゃくちゃ損してしまいます。
注意してくださいね。

労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、安い給料で搾取しまくるブラック事務所は、
2023年現在も残念ながら一定数存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けるためにも、
会計職専門の転職サイトを活用しましょう。

↓こういった専門サイトでは、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安全です。
MS-Japan(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人多数あり!
MS-Japanは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOK年収400万円の求人
経験2年以上で年収600万円の求人
BIG4など大手税理士法人の求人
税理士試験と両立しやすい残業なし求人
会計事務所から経理への転職歓迎の求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>現在8,647件の求人あり
正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。
情報リサーチには会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。
(無料アカウント登録すると詳細な求人検索をかけられます)
↓例えば、以下のような優良求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
人生でそう何度もあることではありませんし。

ただ、こういう段階の人ほど、
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
で決まっちゃうことも多いんです。
能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。
(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。
(年収や組織規模、残業上限など)
↑これをやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
条件にマッチした事務所求人が出た瞬間にスマホに自動通知してもらえるので、
優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。
(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、
なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)
いい感じの事務所求人が見つかったら、
ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。
日常的に積み上げた優良な情報ストックを、
行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。
>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

まとめ
今回は、税理士事務所の給料の実態について解説しました。
税理士業界で働く人には給料の安い人と、高い人がいます。
その給料の差は、
事務所そのものがきちんと利益を出していて、もうかっているか
↑で決まるという話でした。
同じ働くなら、給料は高いほうがいいに決まっていますよね。
現在の雇用環境に不満を感じている人や、
きちんと給料を稼げる会計事務所で働きたい人は、
きちんと収益を出していて、
従業員に還元している事務所を選ぶようにしてください。
最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
