税理士事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所(会計事務所)の給料は安い?年収が上がらない理由は?

  • 税理士事務所の給料は安い?
  • 平均年収はどのぐらい?
  • どういう働き方をしたら年収は上がっていくの?

税理士を目指す人の多くが、

まずは未経験で税理士事務所に入社して実務経験を積み、5年ぐらいかけて税理士試験に合格し、その後に独立

というキャリアを検討しているでしょう。

最終的には独立を目指すにしても、開業資金やら資格スクールに通うお金は必要ですから、

税理士事務所で働くとどのぐらいの給料を稼げるのか?は気になるポイントですよね。

この記事では、この業界で10年以上働いた私の経験から、

税理士事務所の平均年収の実態について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

税理士事務所は「給料の安いところ」と「高いところ」に二極化している

税理士事務所 給料 安い

(税理士事務所は「給料の安いところと高いところに二極化している」が正しい理解です)

税理士事務所は給料が安い。未経験入社の場合は特に厳しい

という話は、ネットの口コミなどを中心によく見かけます。

確かに、そういう面はあるのですが、これは正しい理解ではありません。

実際は、「税理士事務所は、給料の安いところと、給料の高いところに二極化している」のが現状です。

税理士業界の正しい現状

給料の安い事務所と、給料の高い事務所とに二極化している(差が広がっている)

私自身は10年間で3社の税理士事務所で働いたのですが、

特に1社目の事務所(未経験で入社した事務所)は非常に厳しい状況でした。

当時の私の年収は300万円未満で、家賃・生活費に資格スクールの受講料を払ったらお給料はほとんど残りません。

↓しかも、働き方としては、

  • 繁忙期は毎日日付が変わるまで残業をしているのに、残業代が出ない。
  • 一人当たりの担当顧問先は常時30件超。繁忙期以外にも慢性的に残業が発生。
  • 薄利多売型の収益構造(顧問先1件あたりの顧問料が安い)なので従業員への給料還元が少ない。

こういう地獄のような状況だったのです。

しかも所長税理士は「勉強させてやってるんだからこの程度の給料で当たり前」と常に横柄な態度…。

(残業代の不支給は明確に労働基準法違反です)

最低な雇用環境で、ストレスにおしつぶされそうになりながら働いていたのです。

これから税理士業界を目指す人に知っておいて欲しいこと

これから税理士業界で働くことを検討しているあなたには、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、「税理士事務所には、給料が高いところと安いところの2種類がある」ということです。

つまり、所属する事務所によって稼げる給料額には大きな開きがあるのです。

なぜ、同じ税理士事務所なのに、所属する事務所によって給料に格差が生まれるのか?

理由は簡単で、「もうかっている事務所と、もうかっていない事務所があるから」です。

あなたのお給料の金額は、あなた自身の能力うんぬんよりも、

あなたが所属している事務所がもうかっているかどうか?で8割がた決まります。

その理由は、税理士事務所というビジネスモデルが、顧問料ビジネスであるからです。

(↓次の項目でくわしく説明します)

もうかっている事務所と、もうかっていない事務所の違い

税理士事務所というのはいわゆる「顧問料ビジネス(毎月顧問料を受け取る形で収入を得るビジネス)」ですから、

↓次の計算式で事務所の収入額が決まります。

税理士事務所の収入=顧問先1件あたりの顧問料×顧問先数

顧問先数は働いている従業員の数によっておのずと限界があります。

多くの収益をあげるためには、1件あたりの顧問料を高く設定しなくてはなりません

もうかっている事務所は、この「1件あたりの顧問料」が高く設定できているのです。

逆に、もうかっていない事務所は1件あたりの顧問料が安いです(これは致命的なことです)

優良顧客の開拓ができている事務所とそうでない事務所

もちろん、高い顧問料を設定するためには、優良な顧客を開拓していかなくてはなりません。

この点で、もうかっている事務所は「もうかっている企業」を集中的にターゲットにして顧問先として獲得しています。

上場企業を含む大手企業や医療法人、さらには作家や芸能人などの自分の能力だけで食っていける人(粗利が極めて高いビジネス)をしている人たちを顧問先として抱えているのです。

こうした優良顧客を顧問先として持つことができるか?は、所長税理士のビジネスセンスにかかっています。

税理士として優秀であっても、必ずしも経営者として優秀であるとは限りません。

ビジネスセンスのない所長税理士のもとで働くことになってしまうと、

あなたのお給料もいつまでたっても上がらない…という事態になってしまう可能性があるのです。

税理士事務所職員が給料を上げるためにやるべきこと

税理士事務所 給料 安い

(税理士事務所の職員が給料を上げるには、具体的に何をどうしたらいいのか?)

それでは、税理士事務所の職員が給料を上げるためには、何をどうしたらいいのか?

多くのサイトでは「顧問先への付加価値を高めましょう」とか、

「より多くの顧問先を担当できるように効率的に仕事をこなせるようになりましょう」などのアドバイスをするでしょう。

しかし、私はこんなクソの役にも立たないようなきれいごとはいいません。

はっきりいって、「今の仕事の延長線上でまじめにがんばっているだけ」では、税理士事務所職員の給料はまず上がっていかないのです。

(勤続1年ごとに月3000円アップ…とかはあるかもしれませんが、それって意味あります…?)

税理士事務所の職員として給料をあげたいなら「もうかっている事務所で働くこと」が必須です。

すでに見たように、税理士事務所の収益構造は顧問先1件あたりの顧問料設定によって決まります。

顧問料設定は事務所がもうかるかどうかを決める要因になりますから、必然的にあなたの給料を決めるもっとも重要な要因となります。

つまり、税理士事務所職員としてのあなたの給料は、「どの事務所に入社したか?」の時点でほぼ決まっているのです。

税理士業界は転職を成功させやすい業界

税理士事務所 給料 安い

(税理士事務所はどこも基本的に同じ仕事をしていますので、転職後も即戦力として働けます)

一方で、税理士業界は「転職を成功させやすい業界」といえます。

なぜかというと、どこの事務所でも基本業務は同じですから、転職後に即戦力として働きやすいからです。

私自身、1社目の税理士事務所(ブラック)で3年弱働いた後、実務経験者扱いで別の税理士事務所に転職しました。

そのときの私は自分の給料の安さに耐えがたいほどの不満をかかえていましたから、

何よりも「給料を上げること」にこだわって転職活動し、結果的に年収150万円アップという形で転職することができました。

年収250万円年収400万円

2社目の税理士事務所では資産税(相続税申告関連)の実務経験をつめたので、それを生かしてさらに転職し、

3社目の税理士事務所では年収600万円からスタートすることができました。

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税理士事務所求人を探してみる!

税理士事務所はどこも同じような仕事をしている

私自身、3社の税理士事務所を経験して実感したことですが、

税理士事務所の職員というのはどこの職員でも基本的に同じ仕事をしています。

月次監査をして、決算と税務申告。

それにプラスアルファで月次監査時に試算表を見ながら経営指導という感じですね(あと、単発で相続税の申告など)

なので、1つの事務所で一人前に仕事ができるようになれば、別の事務所で即戦力扱いで採用してもらうことができます。

1つの顧問先について一人前に税務申告まで完了できるようになるには、3年程度の実務経験があれば十分可能でしょう。

同じ仕事をしていても、もらえる給料の金額には雲泥の差が…。

私の場合、3社の税理士事務所で大して仕事内容は変わっていないのに、

所属する事務所によって受け取れる給料の金額には雲泥の差がありました。

これは別に私の能力がアップしたからではありません。

ひとえに「自分の所属する事務所がもうかっていたか、もうかっていなかったか」の違いです。

全く同じ仕事をするなら、お給料はたくさんもらえるにこしたことはありませんよね。

【厳選3社】税理士業界を目指す人におすすめの転職エージェント

(税理士業界を目指す人におすすめの転職エージェント3社を紹介します)

税理士業界というのは、かなり特殊な業界です。

税理士事務所は多くても従業員20人以内の小さな組織が中心ですし、必ずしも大きな事務所ほど待遇が良いというわけでもありません。

求人情報そのものがあまりオープンではない業界なので、

  • リクナビなどの転職サイトで求人を探してもなかなかいいのがない…。
  • ハローワークに相談してもブラック企業のような低年収の求人ばかり…。

↑このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

税理士業界で転職成功するためのポイントは、

税理士業界に特化した転職エージェントを使って求人を探すことです。

↓この業界に特化したエージェントなら、以下のような優良な税理士事務所の求人が登録されていますよ。

業界専門エージェントの求人例

  • 実務未経験でも年収400万円からスタートの税理士事務所
  • 実務経験3年で年収600万円からスタートの税理士事務所
  • BIG4税理士法人を含む大手税理士法人
  • 資産税の実務経験を多く積むことができる税理士事務所
  • 繁忙期も残業がなく、税理士試験との両立がしやすい税理士事務所

こうした優良求人は、以下の転職エージェントサイトで探せばたくさん見つけることができます。

↓サイト内で無料登録を完了すると一般には非公開になっている求人もみられるようになりますので、2社〜3社に登録しておくのがおすすめですよ。

MSジャパン

(MSジャパンは実務未経験者におすすめの転職サイトです)

未経験者OKの優良求人が多数!

MSジャパンは、税理士事務所や企業経理の求人をメインで扱うエージェント会社です。
特徴は「実務未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることです(年収400万円〜など)
これから未経験で税理士業界を目指すという方は、MSジャパンをメインで使いましょう。

マイナビ税理士

マイナビ税理士 評判

(マイナビ税理士は税理士有資格者・科目合格者におすすめの転職サイト)

勉強しながら働ける求人が多数登録!

マイナビ税理士は、大手マイナビが運営する転職サイトです。
試験直前の長期休暇や、繁忙期でも残業少なめなど、税理士試験受験生が働きやすい求人が多数登録されています。
科目合格がすでに1科目以上ある方は有利な条件の求人もあります。勉強との両立重視で事務所を選びたい人におすすめです。

ジャスネットキャリア

税理士事務所 給料 安い

(ジャスネットキャリアは税理士事務所の実務経験が3年以上ある人におすすめの転職サイトです)

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、税理士事務所経験者向けの求人が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

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