- ブラックじゃない会計事務所の求人ってどこで見つかる?
- まだ未経験、資格なしの人はどこで求人探すべき??
- 税理士試験と両立しやすい環境の事務所求人を探すには?
- 会計事務所から経理に転職する人向けの求人を見つけるには?
税理士業界ってかなり特殊な業界です。
転職サイトはリクナビなどの「一般向け」のものではなく、
税理士業界専門の転職サイトで求人探すようにしましょう。
税理士業界専門の転職サイトなら、
入社時の年収やワークライフバランスなど、
条件がまったく違うホワイト事務所の求人を大量に見つかりますよ。
以下では、税理士業界専門の転職サイトのおすすめランキングを紹介しています。
税理士業界で10年働き、3回転職した私が、
↓実際に使ってみた感想にもとづくランキングです。
よければ参考にしてみてください。
この記事の目次
税理士業界(会計事務所)の求人探しにおすすめの転職サイト
1. ヒュープロ
\ ホワイト事務所の求人多数あり!/
特に未経験OKの求人はかなりたくさん募集が出ていますので、
これから税理士目指してキャリアスタート!な人はここで求人を探すのが良いでしょう。
- 税理士試験との両立OK(在宅勤務メインでもOK)
- 確定申告時期も残業なし(法人顧客メインのため)
- 資産税業務などの実務経験が積める特化事務所
- 将来の独立前提で働きたい人もOK
↑などなど、税理士業界専門なだけあって、
税理士業界志望者のツボを押さえた求人が多数登録されている印象ですね。
↓ヒュープロは以下のような人が税理士業界の求人を探すのにぴったりです。
- 未経験・資格なしでこれから税理士業界に挑戦したい人
- 未経験でも年収400万円はキープしたい人
- 税理士試験との両立が可能な残業の少ない事務所で働きたい人
- 会計事務所の実務経験者として年収アップの転職を実現したい人
- 相続税実務や国際税務など、専門性の高い税務の経験を積みたい人
\ ホワイト事務所の求人多数!/
↓ヒュープロの口コミレビュー記事はこちらです。
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ヒュープロの口コミ評判:税理士事務所・経理専門の転職エージェントにいろいろ質問してきた
この記事では、最速転職HUPRO(ヒュープロ)の口コミ評判を紹介しています。「未経験・資格なしでも応募できる?税理士試験との両立がしやすい残業少なめな事務所求人は?」などなど、税理士業界で働く人にとって気になる情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
続きを見る
2. マイナビ税理士
マイナビ税理士は、転職大手マイナビが運営する税理士専門転職サイトです。
BIG4税理士法人や国内大手税理士法人など大手事務所の求人が豊富にあるのが特徴ですね。
登録時に科目合格をチェックがあります。
3科目以上合格の人が目安となるので注意しておきましょう
↓マイナビ税理士のレビューはこちらです。
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マイナビ税理士の評判は?有名大手事務所へ転職を目指す人におすすめの無料転職サイト(科目合格以上必須)
マイナビ税理士は、転職サービス大手マイナビが運営の税理士業界(会計事務所)専門転職サイトです。この記事では、マイナビ税理士の口コミ評判を紹介しています。他の転職サービスと比較した場合のメリット・デメリットも解説していますので参考にしてみてください。
続きを見る
3. ジャスネットキャリア
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ジャスネットキャリアの評判は?
この記事ではジャスネットキャリアを実際に利用して転職活動した人の口コミ評判をまとめています。ジャスネットキャリアは会計事務所(税理士事務所)や企業経理の実務経験者に特化した転職エージェント会社といえます。実務経験が2年以上ある人は活用しましょう。
続きを見る
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経理職のための働き方診断やったら「藍色のクジャク」だった件(ジャスネットキャリア)
転職サイトのジャスネットキャリアで無料で受けられる「経理職のための働き方診断」をやってみました。結果は「藍色のクジャク」でかなり参考になりました。5分ぐらいで無料でできる適職診断なので、会計事務所や企業経理の仕事をする方はやってみて損はないと思いますよ。
続きを見る
税理士業界で転職する人の転職サイトの選び方
税理士業界で転職する人は、
↓以下の3つの基準でエージェント会社を選びましょう。
- 「職種特化型」のエージェント会社を使う
転職エージェント会社には、「大手総合型(リクナビやdodaなど)」と「職種特化型」の2種類があります(どちらも無料で使えます)
大手総合型は求人が多いのが特徴なので、まだ志望職種が決まっていない人はこちらを使うのが良いでしょう。
一方で、税理士業界で働くことをすでに決めている人は、職種特化型を使うべきです。
職種特化型はひとつの業種業界の求人だけをあつかい「求人の質」で勝負しているからです。
大手総合型と比較して、年収や福利厚生の良い会計事務所求人を多く見つけることができますよ。 - 職種特化型にも「未経験者むけ」と「実務経験者むけ」があることを知っておく
上で紹介した職種特化型の転職エージェント会社の中にも、「未経験者の求人に強い」「実務経験者の求人に自信がある」「会計事務所から経理へのキャリアチェンジ求人が豊富」など、それぞれ特徴のある会社があります。
職種特化型の中でも、特に自分の職歴状況にあったエージェント会社を選ぶことが大切です。 - エージェント会社は2社〜3社を使い回す
職種特化型のエージェント会社にも、上で見たようにさまざまな強みを持ったところがあります。
最終的にはメインで使う会社を1社にしぼりこむのが良いですが、広く求人を見てみる意味でもまずは2社〜3社に登録して求人検索をいろいろやってみるのが良いです(転職サイトで無料アカウントを作っておきましょう)
担当してくれる転職エージェントとの性格的な相性もありますから、何社か面談を受けてみて「ここなら信頼できそう」というエージェント会社を見つけて使い倒すのが、転職活動成功のコツです。
転職サイトは2社以上に無料登録して使い分けましょう。
(人それぞれ相性があるため)
いくつか試しに使ってみて、
自分が使いやすいところを徹底的に使い込むのがホワイト求人を発見するコツですよ。
2〜3個の転職サイトで無料アカウントを作っておいて、
マッチする求人通知が来たときに比較してみてください。
ドンピシャの求人がバンバン来るようなら、
その転職サイトはあなたとの相性良しです。
(そのサイトをメインで使い倒しましょう)
転職サイトは何社使っても無料なので、
↓どんどん使った方が良い事務所の求人に出会えますよ。
なお、転職サイトを使うには無料メールアドレスが必要です。
情報をひとつにまとめるためにも、
転職活動専用のメールアドレスを1つ作っておくのがおすすめですよ。
↓メールアドレスはこちらから無料で取得できます。
転職エージェントには大きく分けて2種類ある
↓転職エージェント会社には、大きく分けて以下の2種類があります。
- 大手総合型
扱う求人の業種や業界を限定せず、たくさんの求人がある転職エージェント会社です。
テレビCMなどでよく見かける会社はこちらに該当します。
代表的なところはdoda(ドゥーダ)です。 - 業界特化型
税理士業界専門・薬剤師専門・金融業界専門など、特定の業種や業界の求人だけを扱っている転職エージェント会社です。
会計事務所専門のエージェントで代表的なところはヒュープロです。
大手総合型の転職エージェント会社の特徴は、
業種業界を問わず、とにかくたくさんの求人が登録されていることです。
そのため、まだどういう職種に応募するか決めていないという人が使うのに適しています。
たくさんの選択肢の中から選ぶことで、自分の適性にあった仕事を見つけやすくなるからですね。
まだ志望業界や業種が決まっていない人は、
大手総合型の転職エージェントを使って、
とりあえず採用される可能性がある求人をたくさん出して欲しい
と相談してみるのが良いでしょう。
まだ具体的な志望職種を決めていないなら、
選択肢をせばめることなく広く求人を見てみるのが大切です。
税理士になる・経理で働くと決めている人は会計職特化型のエージェントを使いましょう
将来的に税理士を目指したい
ということだけは決まっているのですが、
この場合はどうしたらいいですか?
志望職種がすでに決まっているなら、
その業種を専門で扱っているエージェント会社を使うのが良いです。
税理士としての実務経験を積みたいなら、
会計事務所の求人を専門で扱っているエージェント会社を使いましょう。
条件の良い求人が見つかりやすいですよ。
なお、転職エージェントは大手総合型でも業界特化型でも、
いずれも無料で使えます。
(転職エージェントにお金を払うのは採用を行う企業側なので、
私たち求職者側は完全に無料で使うことができます)
- 将来は税理士として独立したいと考えているので、会計事務所で働きながら税理士試験の勉強をしていくつもり
- 会計事務所で3年間働いてきた。大手事務所や資産税特化型の事務所など、もっと雇用条件の良い事務所で働きたい
- 会計事務所での実務経験を生かして企業経理に転職したい
業界特化型の転職エージェントは、求人の数では大手総合型に劣る一方で、
扱っている業界の求人の質が高いことが特徴です。
転職エージェントとひと口に行っても、
それぞれ「専門分野」があるということですね。
↓会計職に特化した転職エージェント会社を使えば、
例えば以下のような求人を紹介してもらえますよ。
- 未経験で年収400万円からスタートの税理士事務所
- 実務経験者なら年収600万円スタートの税理士事務所
- 会計事務所から一般企業経理に転職したい人向けの求人
- 資産税の実務経験が豊富に積める事務所
- BIG4税理士法人を含む大手税理士法人の求人
税理士業界特化型の転職エージェントは、
税理士業界の求人だけを専門で扱っているエージェント会社です。
求人の「質」で大手エージェントとサービスの差別化をしていますので、
年収や福利厚生の条件が極めて良い求人が多数登録されています。
また、業界特化型のエージェントは、
エージェント自身が業界出身者であることが多いのもポイントです。
業界の裏事情や、転職成功のポイントについてアドバイスをもらえますよ。
転職エージェントの仕組みをきちんと理解しておこう
求職者(転職したい人)は、転職エージェントを最初から最後まで無料で使うことができます。
具体的には、面談でおすすめの求人を紹介してもらったり、書類審査のための応募書類を添削したり、面接日直前に面接対策をしてもらったり…。
といったすべてを無料でやってくれわけなんですが、
「ただほど安いものはない」ということわざもあるぐらいですから、
「なんで無料でやってくれるんだろう…。逆に不安」という方もきっといらっしゃるでしょう。
しかし、結論から先に言うと心配はありません。
というのも、転職エージェントもちゃんとビジネスとしてやっているからです。
転職エージェントに対してお金を払うのは私たち求職者ではなく、採用活動を行っている企業側なのです。
転職エージェントのビジネスモデルを理解しておこう
転職エージェントを安心して利用できるようにするために、彼らのビジネスモデル(=もうけの仕組み)を理解しておきましょう。
転職エージェントは、採用を行いたい企業側から依頼を受けて、求職者を探してくるのが仕事です。
企業にとって、採用活動というのは大変な労力とコストがかかりますので、転職エージェントに対して「だいたいこういう人を探してきて」というかたちで依頼を出しています。
最終的に、ニーズに合った求職者を採用することができたら、「良い人を連れてきてくれてありがとう」ということで、企業側から転職エージェントに対してお金が支払われる形になっているのです。
このようなビジネスモデル(儲けの仕組み)ですから、転職エージェントは求職者に対してお金を請求する必要がありません。
転職エージェントもボランティアではなく、きちんと「企業側からお金を受け取る」というかたちでビジネスとして仕事をしています。
企業が転職エージェントに支払う紹介手数料の相場
転職エージェントのビジネスモデルは、「企業側が求める求職者を見つけてきて、そのお礼として報酬を受け取る」ということでした。
それでは、具体的にどのぐらいのお金を受け取っているのでしょうか?
企業側から転職エージェントに対して支払われる報酬(紹介手数料)は、「求職者を採用した場合の年収の25%程度」が相場とされています。
例えば、あなたが転職エージェントを利用し、最終的に年収500万円で採用されたとしましょう。
この場合、企業側は転職エージェントに対して、125万円程度(500万円×25%=125万円)が紹介手数料として支払われることになります。
もちろん、これはあなたのお給料から引かれるわけではなく、企業側が経費として負担するお金になります。
転職エージェントと求職者(あなた)の利害は一致している
このように、転職エージェントが企業側から受け取る紹介手数料は、求職者であるあなたの年収をもとに計算される仕組みになっています。
このことから何が言えるか?というと、あなた(求職者)と転職エージェントの利害は完全に一致しているということです。
あなたも、お給料として受け取れる年収は高ければ高いほど当然良いですよね。
転職エージェントとしても、求職者であるあなたの年収を1円でも高くすることができれば、エージェント自身が受け取る報酬は増えることになります。
例えば、年収500万円で採用されたら、企業側がエージェントにはらう報酬は125万円ですが、
年収600万円で採用されたとしたら、企業側がエージェントに払う報酬は150万円となるのです(エージェントは25万円多く受け取る)
転職エージェントは企業側との年収交渉を代行してくれる
このようなビジネスモデルになっていますから、転職エージェントはあなたの採用時の年収が少しでも高くなるように企業側と交渉してくれます。
転職エージェントと求職者(あなた)は、完全にWIN-WINの関係になっているというわけですね。
転職活動の場においては、転職エージェントはあなたの代わりに企業側とさまざまな交渉を行ってくれます。
「自分のお給料について自分で企業側と交渉する」というのはなかなか現実的ではありませんよね。
こうした交渉ごとは、転職活動のプロであるエージェントに全て任せておくのが賢明です。
転職エージェントはあなたの年齢や職歴から「どのぐらいの年収が相場なのか?」を把握していますから、提示金額が低すぎる場合はきちんと交渉してくれます。
企業側としても本来の交渉相手であるあなたと直接話をするよりも、間に入ってくれるエージェント経由で交渉をする方が心理的にやりやすいですから、あなたの年収アップが実現しやすいのです。
転職エージェントとの面談をバックレたらどうなる?
転職エージェントに登録し、面談を日程を決めたタイミングで、
- 「やっぱり面談ってめんどくさいかも…。説教とかされたらうざいし…」
- 「エージェント会社なんていくらでもあるし、1回ぐらいバックレてもいいよね…」
- 「転職活動そのものがめんどくさくなってきた…」
こんなふうに思ってしまうことってありますよね。
人間ですから、こういうふうに思ってしまうこと自体はしょうがないです。
ただ、実際にバックれる(ドタキャンする)という行動に出るとなると話は別です。
バックレ・ドタキャンは社会人のモラルとしてまずやるべきことではないです。
バックレ・ドタキャンで実害が発生することも…
また、エージェント面談のバックレやドタキャンによって、あなた自身に実害が出てしまう可能性もあります。
↓具体的には、以下のような事態に発展する可能性があります。
バックレによるあなた自身の実害
- そのエージェント会社のブラックリストに載ってしまい、二度と求人を紹介してもらえなくなる。
- 入社日直前や、企業側との面接をバックレた場合、企業側からもブラックリスト扱いされてしまうことがある。
- あなた自身のモチベーションが下がる。
1.についてはまあ許容範囲かもしれません。
エージェント会社というのはたくさんありますから、1社ぐらいから出禁にされたとしても、別の会社を使えばなんとかなることもあるでしょう。
しかし、2.はもう少し深刻な事態です。
一つの会社と別の会社がグループ会社の関係になっていて、情報が共有されていることも考えられます。
実際に応募できる求人の幅がせばまってしまいますから、これは明らかな実害といえますね。
また、重要な実害として3.があります。
あなた自身、社会人として約束した相手との面談や面接をバックれるといことには罪悪感を感じている部分は確実にあるでしょう。
「過去にバックれた企業の人事担当者と、今回応募した企業の人事担当者とがもし知り合いだったら…」という不安を感じながら転職活動をするのはつらいですよね。
転職活動というのはただでさえストレスの多い活動ですから、後になって罪悪感を感じるような行動をとってしまうことは、結局はあなた自身の首をしめることになります。
エージェントとは基本的に「WIN-WINの関係」。信頼してOK
エージェントとの面談や、企業側との面接をバックレ・ドタキャンしてしまう人は、心のどこかで「いくら自分の転職を支援してくれるといっても、しょせんエージェントは他人。自分の仲間ではない」という意識が強い方なのだと思います。
自分の友人や仲間と思っている人との約束をバックレるなんて普通はしませんよね。最低限、電話かメール(ライン)の一本ぐらいは入れるはずです。
転職エージェントは、あなたの転職活動を成功させることによって、彼ら自身の利益を上げることができます。
いわばWIN-WINの関係ですから、エージェントはあなたの仲間と考えて問題ないのです。
エージェント側の気持ちとしても、求職者であるあなたから頼られてこそ、仕事のやりがいを感じる部分は確実にあるでしょう。
重要なことは、あなた自身が転職活動を成功させることです。
そのためにエージェントは強力な助っ人になってくれますから、彼らを「ランナー(あなた)の横を走ってくれる伴走者」と考えて、きちんと関係構築をするようにしましょう。
転職エージェントとのトラブル事例(訴えられることもある?)
転職エージェントと求職者との間で、
↓トラブルに発展してしまうケースとしては、以下のような場合です。
- ひとつの求人に対して、別のエージェント会社と重複して応募してしまった場合
- 面談・面接への遅刻やドタキャン(音信不通やバックレ)
- 入社日直前での内定辞退
- 入社後にバックレ(退職手続きを経ない退職)
それぞれのトラブル事例と解決方法について順番に見ていきましょう。
1.ひとつの求人に対して、別のエージェント会社と重複して応募してしまった場合
まず1.「1つの求人に対して、別のエージェント会社と重複して応募してしまった場合」ですが、これは以下のような場合です。
企業の求人にあなたが応募するときに、A社という転職エージェント会社と、B社という転職エージェント会社の両方から応募してしまう。
この場合、最終的に内定が出たとして、紹介手数料として企業側から報酬を受け取るのがA社なのか、B社なのかというトラブルが生じます。
転職エージェントは、あなたの転職活動が成功して採用が決まったときに、求人を出していた企業側から紹介手数料を受け取るという形で利益を出しています。
(求職者であるあなたがお金を払うのではなく、採用を行う企業側がお金を払います)
上のケースで、もし、採用が出たのにA社だけが報酬をもらうかたちになってしまうと、B社はただ働きをしたことになってしまうというわけですね。
この場合の解決方法として、実は「求職者であるあなた」にトラブルの解決がゆだねられることもあります。
あなた自身が、「私はA社経由で求人に応募したつもりでいました」といえば、紹介手数料はA社のものになりますし、「B社から応募しました」といえば、紹介手数料はB社のものになるといった具合です。
この場合、選ばれなかった方の会社と、求職者であるあなたとの関係が険悪になってしまう可能性があります。
(あなたの名前がその会社のブラックリストに載り、二度と求人を紹介してくれなくなることも考えられます)
こうしたトラブルを避けるためにも、転職エージェントとの連絡は密に取り、重複での応募が生じないようにしておきましょう。
2.面談・面接への遅刻やドタキャン(音信不通やバックレ)
これはいうまでもなく求職者(あなた)に責任があります。
賠償を請求されるようなケースはさすがに聞いたことがありませんが、ドタキャン・バックレしてしまったエージェント会社とは二度とやりとりができなくなることを覚悟しておく必要があるでしょう。
「エージェント会社はたくさんあるので1社とやりとりができなくなっても構わない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
転職エージェント業界というのは人の入れ替わりが激しい業界でもあります。
「A社で働いていて関係がこじれたエージェントが、実はB社に転職していて、B社を使おうとしたら断られた…」といった事態になる可能性もあります。
エージェントとの関係構築は転職活動を進めていく上でとても大切ですので、社会人として不誠実な対応は避けるようにしましょう。
3.入社日直前での内定辞退
採用手続きの最終段階(役員面接など)も終え、内定も出ていて1週間後にいよいよ入社日…というギリギリのタイミングで、内定を辞退してしまうことはトラブルにつながります。
採用を行う企業側としては、お金と労力のコストをかけて採用活動を行っています。
あなたの採用がほぼ確定した時点で、別の候補者に対しては不採用の通知を出しているでしょうし、エージェント会社に対して報酬の支払いが完了していることもあり得ます。
もちろん、内定を辞退することは労働者として認められるべき権利です。
実際に働くのは求職者自身ですので、「どうしてもいやだ」となったら辞退をせざるを得ないケースもあるでしょう。
しかし、この場合も社会人として最低限のマナーは守るべきです。
具体的には、内定辞退は可能な限り早いタイミングで行うことが大切になります。
例えば、最終面接が終わり、採用の通知を受けたら、その時点で「少しだけ考えさせてください」といったん断りを入れるべきです。
(採用担当者に直接伝えるのに気がひける場合には、エージェント経由で伝えましょう)
最終の段階で内定辞退を検討するということは、面接を受けるために企業を訪問した際に感じた違和感が原因になっているはずです。
早いタイミングでエージェントにこうした違和感を伝えておけば、エージェントから採用担当者に対して「少し迷っている部分があるようです」と感触を伝えることができます。
(もちろん、エージェントだけに伝えたい場合には、企業側には伝えないようにしてもらいましょう)
エージェントはこうしたときにトラブルを避けるためのノウハウをいろいろ持っています。
例えば、「あせらなくても良いので、この日時までに内定を受諾するかどうかを教えて欲しい」といったようにワンクッション置いた対応をしてもらえることもあるでしょう。
「入社日直前になって内定辞退」という最悪の事態は避けられる可能性が高いです。
4.入社後にバックレ(退職手続きを経ない退職)
最後の「入社後にバックレ(退職手続きを経ない退職)」については、エージェントとのトラブル事例としては少し番外編になります。
というのも、入社手続きが完了した時点で、エージェントと採用企業側との契約は完了しているのが普通です。
つまり、入社後においては、求職者であるあなた自身と、採用を行った企業側との関係でトラブルを解決する必要があるということですね。
(雇用主と労働者としてのトラブルになります)
労働者としての立場で考えると、入社後であっても、その会社で従業員として働くかどうかは自由意志で決められます。
しかし、いつでも自由に仕事を放棄(退職)してよいというわけではなく、労働法上は「2週間以上先の退職日を指定した上で、退職を伝える義務」があります。
ある日いきなりばっくれて会社に行かなくなる…といったようなことをしてしまうと、それによって会社側に生じた損害の賠償を求められてしまうこともありえます。
(実際にはそういうことは生じにくいですが、法律上はそういう扱いになります)
逆に、2週間の期間を設けて退職日指定をするのであれば、賠償を請求されるようなことはほぼありえないです。
入社後には一人の労働者として、企業側と向き合うことが求められます。
あなた自身の身を守るためにも、社会人として誠実に行動するのがもっともリスクの小さい対処法と言えるでしょう。
転職エージェントの退会は選考中であっても可能?
書類選考がすでに完了し、採用活動を行っている企業側との面接のアポイントまで完了している状態だと、辞退するのはなんだか気が引けますよね。
転職エージェント経由で求人に応募した後、なんらかの理由によって選考中に退会することは可能でしょうか。
結論から言うと、選考が既に進んでいる状態であったとしても、面接を辞退したり、転職エージェントの利用をやめる(退会する)ことも問題はありません。
こういったことにはエージェントさんも、企業の人事採用担当者も慣れていますから、辞退したからといって文句をいわれることはないと思っておいて良いです。
面接辞退やエージェント退会を伝えるタイミングは大切(なるべく早く!)
ただし、辞退や退会を伝えるタイミングは大切です。
例えば、翌日に企業側の採用面接が行われるとか、エージェントとの面談が1時間後にある…とかいった段階で辞退や退会をしてしまうと、実質的には「ドタキャン」と同じ扱いになってしまいます。
これを避けるためにも、エージェントに退会や面接辞退を伝えるのはなるべく早い方が良いでしょう。
ドタキャンしても二度と連絡を撮らない人たちだからいいや…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、どこでどういうかたちで採用担当者同士、エージェント同士が拘留しているかはわかりませんから、注意してください。
その後に第一希望の企業の面接まで進めたのに、過去のドタキャンがなぜかバレてしまって不利な扱いを受ける…といったこは、万が一にしても避けたいですよね。
心配しないでも、面接や面談の辞退や、退会を申し出ても、エージェントが起こり出すようなことはまずありません(そんなことはしょっちゅうあることなので、エージェントとしてもそのつど怒っていては体力が持たないでしょう)
辞退や退会を伝えるのはメールでも良い?
結論から言うと、辞退や退会を伝えるのはメールでも問題ないと思います。
「転職活動を辞めることにしました(今の会社で働き続けることにしました)」
といったようにメール一本送っておけば、スムーズだと思います。
エージェントとしても転職する可能性がゼロの人に転職をすすめても意味がありませんから、すんなりと引き下がってくれる可能性が高いでしょう。
ただ、面接が翌日に迫っているといったような状況では、エージェントがメールを見落とす可能性もありますから、電話で伝えるのがマナーですね。
エージェント会社そのものを退会した場合には、あなたの個人情報についてもすみやかに削除されますので心配はありません。
例えば、今働いている会社に「転職しようとしている」ということがバレるようなことはありえません。
転職エージェントに辞退や退会を引き止められる?
エージェントにメールや電話で辞退や退会を伝えた場合、
「よければ辞退される理由をお教えいただけませんでしょうか?」
といったように質問がくることがあります。
「めんどくさいひきとめかな…」と思われる方も多いかと思いますが(そして、実際引き留めをするエージェントもいますが)、
エージェントがこの質問をしてくるときに、知りたいこととしては2つあります。
1つは、ひょっとして自分の対応に落ち度がなかったか(クレームになるようなことはないか)ということ。
もう1つは、あなたと同じ属性の求職者が、転職活動を辞めたいと感じてしまうポイントはどういうときなのか?についてリサーチしておきたい場合です。
前者についてはわかりやすいですよね。
転職エージェントもサラリーマンですので、お客さんである求職者から自分自身を名指しでクレームされることは避けたいと考えています。
後者については、どちらかというとポジティブな理由ですね。
エージェント自身と求職者との年齢などがかけ離れている場合(例えば、40代後半のエージェントと、20代前半の求職者など)、エージェントとしては求職者のニーズというものに鈍感になりがちです。
転職エージェントというのは情報が命の世界ですので、若い人たちがどういう風に転職活動を進めているのかといったことに強い関心を持っています。
もちろん、あなたにそういったことをアドバイスする義務はないのですが、不快に感じるのでなければそういった情報を教えてあげると喜ばれると思いますよ。
転職エージェントと上手につき合う3つのコツ
- 転職エージェントの賢い使い方は?
- 的はずれな求人ばかり紹介されるんだけど…。これって自分のせい?それともエージェントがダメすぎる?
- 転職成功している人は転職エージェントをどういうふうに使ってる?
以下では、転職エージェントの賢い使い方(つきあい方のコツ)を解説します。
転職エージェントは無料で使うことができますが、
当然ながら彼らもビジネスでやっています。
(※ 転職エージェントが無料なのは、
エージェントにお金を払うのが採用を行う企業側だからです。
私たち求職者側はお金を払う必要はまったくありません)
キャリアカウンセラー・キャリアアドバイザーなど
転職エージェントの肩書きはいろいろですけど、
自分の会社に戻ったら
彼ら自身もノルマのある営業マンです。
転職エージェントも「毎月〜人は採用を決めないといけない」といったように会社から営業ノルマを課せられています。
転職する気がない人にいくらアドバイスしてもエージェントとしては自分の成績になりませんから、
できれば今すぐにでも転職したい人とだけ面談したい…というのがエージェント側のホンネであることは理解しておきましょう。
もちろん、世の中いますぐ転職したい人ばかりではありません。
エージェントと面談するにしても
「なんとなく今の仕事もうやだな。他の仕事も見てみるか」
ぐらいのテンションの人が圧倒的に多いでしょう。
その点はエージェント側もちゃんと理解しています。
ただ、あなたが面談を受けた時に「この人はまだ転職する気があんまりないのかも」とエージェント側に判断されてしまうと、
あなたへの求人の紹介が後回しにされることもあります。
(本当はとても条件が良い求人が手もとにあるのに、
その求人はもっと急いで転職活動している別の人に…で見せてくれない)
これではなんのためにわざわざ転職エージェントと面談するのがわかりません。
せっかく転職エージェントを使うなら、本気を出してもらって条件の良い求人をたくさん見せてもらいましょう。
転職エージェントに本気を出してもらうためには、いくつかコツがあります。
今回はそのあたりを解説していきますね。
転職エージェントの賢い使い方(3つのコツ)
転職エージェントを賢く使うためには、
↓以下の3つのコツを知っておいてください。
- いつごろ転職したいと考えていますか?と聞かれたときの答え方
- 転職エージェントは2社〜3社を使いまわす(ハズレエージェント対策)
- 大手エージェントと中小エージェントを使い分ける
それぞれの内容について、順番に見ていきましょう。
(コツ1)いつごろ転職したいと考えていますか?と聞かれたときの答え方
転職エージェントが求職者(あなた)とやりとりするときに最初に考えることは、
この人はそもそも転職をする気があるのか?です。
上で見たように転職エージェントも自分の営業ノルマがあって仕事をしていますから、
そもそも転職する気がない人に時間や労力を使うのを避けたいと考えています。
その見きわめをする目的で、
転職エージェントは「いつごろの転職を考えていらっしゃいますか?」と聞いてきます。
(これは必ず聞かれます)
この質問に対しては「良い求人があればすぐにでも転職したい」と答えるようにしましょう。
なお、実際にはそこまで早く転職するつもりはなくても問題ありません。
いまの勤務先から引き止められているとか、
引き継ぎが思ったよりも長引いているとか、
転職時期を先のばしする理由なんていくらでもあります。
それに「良い求人があれば」という条件をつけているなら
このように答えてもウソにはなりません。
(良い求人がないなら転職しない、と言うことですから)
ここで重要なのは、転職エージェントに本腰を入れて面談してもらうことですので、遠慮する必要はありません。
もちろん、
いつかは転職したいと思っているけど、今すぐではない。
でもなんとなく今の会社で一生働く…というのは不安だから、
長い目で見て自分のキャリアについて相談してみたい。
自分の職歴で選択肢にできる会社はどんなところがあるのか知っておきたいだけ。
↑というニーズの人もいるでしょう。それはそれでOKです。
このぐらいのテンションで転職エージェントの面談を受けても問題はありません。
(というか、そういう人がほとんどです)
転職エージェントは年がら年中転職活動のことを考えている人たちなので、プロの視点からいろいろアドバイスをしてくれます。
話を聞いてみる価値はありますよ。
ただ、「今すぐは転職する気はないです」と馬鹿正直に伝えてしまうと、
転職エージェントに求人紹介を後回しにされるのはまちがいありません。
彼らもひまではないので、条件の良い求人が手元にあったとしても「この求人は別の人に紹介しよう…」となってしまう可能性が高いです。
あなたの職歴から応募できる求人の選択肢をすべて見せてもらうためにも、
「良い求人があればすぐにでも転職を考えている」というスタンスで面談を受けるようにしましょう。
担当エージェントのテンションがまったく違ってきます。
(コツ2)転職エージェントは2社〜3社を使いまわす(ハズレエージェント対策)
転職エージェントも人間ですので、あなたと性格的に合わない人もいます。
転職エージェントとは数ヶ月〜半年以上にわたって二人三脚で転職活動をやっていくことになりますから、
性格的に合わない相手だとストレスがたまってしょうがありません。
こういう事態を避けるためにも、
転職エージェント会社は2社〜3社を同時進行で使ってみて、
信頼できそうな転職エージェントを見極めるようにしてください。
1社だけにしぼって使っていると、
その転職エージェントが優秀なのかダメダメなのかよくわかりません。
優秀なエージェントとハズレエージェントを見分けることは、意外に難しいものです。
ですが、2人以上のエージェントに同時進行で相談してみると、
どっちが優秀か?の判断はつきやすいものです。
転職活動なんて人生でそう何度もやるものではないですから、
どんなエージェントが優秀なのか?
なんてよくわからないのが普通です。
「連絡をひんぱんにくれるし、そのたびにいろいろな求人を持ってきてくれるから優秀なのかな」と思っていたら、
自分のノルマをうめるために手当たりしだいに求人をゴリ押ししているだけだった…なんてことはよくある話です。
運悪く優秀でないエージェント(ハズレエージェント)があなたの担当になってしまったときにすぐ気づけるよう、
転職エージェントは2社以上(できれば3社)を同時に使っていくようにしましょう。
(コツ3)大手エージェントと中小エージェントを使い分ける
コツの2つ目で「転職エージェントは2社〜3社を使いまわすのが重要」ということをお伝えしましたが、
これはハズレエージェント対策としての意味だけではありません。
転職エージェント会社には、それぞれ得意分野がありメリットデメリットがありますので、あなた自身の職歴や志望職種に合ったエージェント会社を使う必要があるのです。
完全無欠のエージェント会社なんて存在しません。
エージェント会社は「大手だから良い」というわけではまったくありませんので注意してください。
重要なのは用途(転職目的)に応じた使い分けです。
大手の転職エージェントと、中小の転職エージェントには
↓以下のような違いがあることを理解しておきましょう。
大手の転職エージェント会社の特徴
dodaやリクルートエージェントなど、
テレビCMで名前を聞くようなところが大手エージェント会社です。
登録されている求人の数が圧倒的に多いのが大手エージェントの強みですね。
なので「とりあえず自分がどういう求人に応募できるのか(どういう選択肢があるのか)を知っておきたい」という場合に、
大手エージェントを使って「現時点で採用される可能性のあるところをなるべくたくさん見せてください」と伝えると良いでしょう。
1つの職種や業界に限定せず、いろいろな求人を見せてくれるので、視野が広がります。
ただし、大手エージェントに登録されている求人って、良くも悪くも「なんでもあり」です。
なので、1つ1つの求人の質(年収その他の条件)は中小規模エージェントよりも劣るケースが多いです。
また、新人の転職エージェントが担当になることが多いのも大手のデメリットといえます。
中小規模の転職エージェント会社の特徴
中小規模の転職エージェントは、
大手と比べると小さな規模で活動しているエージェント会社です。
(あくまで「大手と比べると」なので、普通に大企業といえる会社もあります。
たとえばMSジャパンなんかは東証1部に上場している企業です)
こういった会社は大手と差別化するために「経理職専門・金融業界専門」など、
特定の分野に特化して求人紹介をしているケースが多いのが特徴ですね。
税理士業界でいえばヒュープロがおすすめです。
エージェント自身も業界通のベテランであるケースが多いので、安心して相談できます。
すでに「次はこの仕事をしたい」と志望職種が決まっている人や、
実務経験者として同業他社に転職したい人には中小規模エージェント(業界特化エージェント)をメインで使っていくのが良いでしょう。
ただし、選択肢として提示される求人数は大手に劣ります。
また、志望職種がまだ定まっていない状態で相談すると紹介を断られてしまうケースもある。
大手エージェントと中小エージェントの使い分け(具体例)
大手と中小にはこういう違いがありますので、
↓以下のような使い分け方がおすすめです。
- 大手エージェント会社は求人の情報リサーチに使い、
- 志望職種や業界がしぼれてきたら専門エージェント(中小規模のエージェント会社)をメインで使っていく
エージェント会社はどこも無料で使えますから、
1社だけにしぼって使うのはもったいないです。
いろんなエージェントの意見を聞いてみることにはセカンドオピニオンとしての意味もありますしね。
1人のエージェントのアドバイスだけを
鵜呑み(うのみ)にしてしまうのは危険です。
もし、そのエージェントがダメエージェントだったりしたら
本当に悲惨なことになります。
(ブラック企業にねじ込まれる…なんてことになりかねません)
もちろん、2社以上の転職エージェントを使っていくのってちょっとめんどくさいです。
面談を何回も受けないといけませんし、どこからどの求人を紹介されているのかごっちゃになる…と感じる人もいらっしゃるでしょう。
しかし、それは「必要な手間」というものです。
転職という人生でそう何度もない重要な決断をするわけですから、
アドバイスをくれる人はたくさんいる方いいに決まっています。
(最終的に決めるのは自分自身なのですが、決断に至るまでの情報は多い方がいい)
コロナ禍後はどの転職エージェント会社もリモートで面談できるようになっているので、そんなに労力もかかりません。
転職エージェント会社は、必ず2社〜3社を同時進行で使っていくようにしましょう。
転職エージェントの利用方法についてよくある質問
転職エージェントの使い方について、よく質問される内容と回答を紹介しておきます。
こちらも参考にしてみてください。
1.もう利用する気がない転職エージェントから連絡が来ないようにするには?
複数の転職エージェントを同時進行で利用していると、
「このエージェント会社の担当は対応が微妙だから、もう使いたくない」
となることも多いでしょう。
そんなときにそのエージェント会社からはもう連絡がこなくする方法があります。
それは「今の会社でもう少し頑張ってみることにしました」と伝えることです。
(伝え方はメールでも電話でもどっちでもいいです。
ただメールで連絡したら確認のため電話がかかってくると思うので二度手間かもしれませんが)
この記事で何度かお伝えしているように、
転職エージェントというのは転職採用を決めてなんぼの営業マンです。
なので「転職する気のない人」に時間と労力をさくのは避けたいと思っています。
「今の会社でもう少し頑張ることにした = 現時点で転職する可能性ゼロ」
ということですから、エージェントは紹介の候補からあなたを外してくれます。
また、このように伝えておけば、
もし後になってからそのエージェントをもう一度使いたくなった場合にも困ることがありません。
やっぱりよく考えてみたら、
今の会社にいるべきではないと思ったと伝えればOKです。
自分が後々とれる選択肢を広く確保しつつ、
エージェントからの連絡が来なくなる方法として参考にしてみてください。
2.担当エージェントから「別のエージェント会社も使っていますか?」と聞かれたらどう答える?
転職エージェントから「失礼ですが別の転職エージェント会社さんも利用されていますか?」と聞かれることがあります。
まじめな人は「いえ、使っていません。御社だけです」と気を使って答えてしまうかもしれませんが、そんな気は使わなくてOKです。
求職者が複数の転職エージェントを使っているであろうことなんて、転職エージェントは百も承知です。
むしろ、ウソをついてしまうと信頼関係を損ねることになりかねないので正直に伝えた方が良いです。
伝え方としては「はい、できるだけいろんな求人をみてみたいのでよそも使っています」と伝えればOKです。
(それでも気まずく感じる人は「今回の面談がいちばん良かったです」と伝えてあげましょう。とても喜ばれます)
複数社を同時進行で使っていることを伝えた方が
「ぼやぼやしているとよそに持っていかれるかも」という気持ちになってくれますので、良い求人を出してきてくれますよ。
まとめ
今回は税理士業界(会計事務所)で転職活動する人におすすめの転職エージェント会社を紹介しました。
いずれも無料で使える転職サイトですので、活用してみてください。
(追伸)給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ
- 税理士事務所ってどこも給料安すぎる…。
- 実務未経験で科目合格もなしだと搾取の対象って本当?
- 将来は税理士として独立目指すけど、今の年収はさすがにキツい…。
- 仕事が忙しすぎて税理士試験全滅…とか絶対避けたい。
- パワハラな所長税理士の下で丁稚奉公みたいに働きたくない…。
↑こんなふうに不満や不安を抱えている方、税理士志望者にはきっと多いと思います。
残念ながら、その不安が的中してしまうケースは少なくありません。
職員を「使い捨て部品」ぐらいにしか考えず、
安月給で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も普通に存在しています。
はっきり言って「令和のこの世の中で、いまだにこんなことやってるのか?」
みたいなブラックな事務所がたくさん存在しているのが現実です。
もちろん「税理士事務所のすべてがブラック」というわけではありませんが、
全体の2割は完全ブラック、
全体の6割はややブラック、
残りの2割だけがホワイト…
みたいな割合がリアルな実態でしょう。
(↓こんな感じ)
↑労働環境が良好な「ホワイト事務所」で働けているのは全体の2割の人だけ。
残りの8割の事務所職員は、ブラックな環境で苦しんでいる…というのが実際のところなんですね。
なぜ、こうなってしまうのか?ですが、理由は単純です。
税理士事務所ってどこもめちゃくちゃ小さな組織で、
しかも所長税理士のワンマン経営なので、
外からの批判にさらされることがないからです。
税理士事務所って、そのほとんどが「所長税理士合わせてスタッフ5名」みたいな感じの小さな組織です。
大企業の場合、ブラックなことやってたら新聞やテレビマスコミから批判されますよね。
でも、税理士事務所みたいに小さな組織が、
メディアに注目されることなんてほとんどないです。
一般企業のように株主と経営者が分離しているなんてこともありません。
基本的に「所長税理士=事務所のオーナー」なので、
ブラックなことやってても、誰からも批判されませんし、
労働組合みたいな「労働者の権利を守る組織」みたいなものもありません。
さらにいえば、ネット上でも「実際に事務所で働いた人たちの正直な口コミ」がめったに出てこないんです。
ただでさえ狭い業界な上に、所長税理士どうしの横のつながりが強いので、
自分の事務所の悪口をネットに書き込んだりすると、
すぐに気づかれてしまってヘタをすると業界にいづらくなる…。みたいなことすらあります。
みんな自分のキャリアを危険に冒してまで、ネットやSNSに口コミなんて書かないんですね。
こんなふうに、ブラック事務所を見分けるための情報が非常に少ないせいで、
まちがえてブラックな事務所に応募してしまう人が続出するんです。
しかも、完全ブラックな事務所ほど人を集めるのに必死ですから、
「うちはアットホームで家族的な雰囲気です!…」
みたいに求人サイトでアピールしたりするので、たちが悪いんですよね…。
ブラック事務所の求人を「最初から選択肢に入れない」ことが重要
これは税理士業界に限らずですが、
すでに志望業界が決まっている人は「業界専門の求人サイト」で求人を探すのが転職成功のコツです。
ブラック企業でも簡単に求人掲載できてしまうリ●ナビやハロワ、indeedとかとは違って、
業界専門サイトでは「最低限の年収や福利厚生条件を満たしているか?」が厳しくチェックされます。
そうしないと、求人数で勝負している大手リクナビに勝てないからです。
「うちは求人数ではリクナビには勝てませんけど、
求人の『質』ではリクナビなんかより圧倒的に良いものがありますよ」
↑みたいな感じで、ブラック事務所の求人をあらかじめ排除することで、質で勝負しているわけですね。
転職サイトの中にどんなに求人数がたくさんあっても、
当たり前ですが実際に働ける事務所は1つだけです。
すでに「税理士業界で働く」「将来は税理士として独立を目指す」とはっきり決めている人なら、
リクナビなどの一般向けサイトではなく、
税理士業界専門のサイトを使うのが鉄則ですよ。
↓税理士業界専門の転職サイトで、
最有力はヒュープロですね。
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マイナビ税理士もおすすめ。
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辻本郷や山田&パートナーズなどの国内大手事務所の求人が多数ありますよ。
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無料アカウント登録が必要ですが、完全匿名で使えるサイトなので安心ですよ。
税理士業界志望者はリク●ビやハロワ、indeedは使わない方が良い
私は、税理士業界で転職するなら、
リクナビやハロワ、indeedなど、
「一般向け求人サイト」は使わない方が良いと思ってます。
なぜかというと、登録されている求人の質があまりにも低すぎるからなんですね。
実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、
この事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするんです。
はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。
税理士業界への転職を検討している方は、
厳選された求人だけが掲載されている専門サイトを使いましょう。
リクナビやindeedと同じように完全無料で使えるサイトなので、こちらを使わない理由はないです。
(みんな知名度だけでリクナビを選び、失敗します)
↓上記サイトでは、例えば以下のような好条件な税理士事務所の求人を見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの求人
- 実務経験3年以上なら年収600万円スタートの求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 在宅リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士事務所から経理の転職歓迎の求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
なぜ「最大手のリ●ナビ」をおすすめしないのか?
転職サイトっていろんなところがありますよね。
リク●ビとかindeedの方が「学生時代の就活とかでも使ってなじみがあるし、Googleで検索したときに上の方に出てくるから安心」と思われる方も多いかもしれません。
ただ、個人的にはこういう転職サイトの選び方はおすすめしません。
リクナビとかindeedって、企業側が求人掲載をする料金が以上に安い上に、
ろくな審査もないのでブラックな事務所でも求人出し放題なんですよね…。
あと、税理士業界って採用側も応募側も、ニーズがかなり特殊です。
採用側(事務所側)は繁忙期と閑散期で採用の難易度をガラッと変えてきたりしますし、
応募側(私たち)も税理士受験生なので仕事と勉強の両立がマストだったり、
社会人から勉強スタートの人が多く、キャリアスタートの年齢が高めだったりと、
一般的な転職活動とは事情がかなり異なるケースが多いんです。
特に未経験者の方は、年収が極端に低い事務所(年収200万円代など)に応募しないように注意しないといけません。
実務経験者はともかく、業界的な年収相場をよく知らない未経験者を狙って、
「うちは勉強しながら働けますよ!(なので年収は低くても我慢してね!)」
みたいな感じで、極端に低い年収で募集をかけているブラックな事務所は本当に多いんです。
↓以下のいずれかに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを使って求人を探すようにしましょう。
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 毎年「1年に1科目」などのかたちで、着実に科目合格を積み重ねていきたい人
- 業界相場より低年収の事務所にまちがえて応募する愚を避けたい人
- 将来の独立を見すえて開業資金をちゃんと貯金していきたい人
- 税理士試験に失敗した場合に備えて、企業経理への転職という選択肢も検討している人
>>税理士業界専門の転職サイトで求人検索してみる
(メールアドレスの無料登録が必要です)
忙しくて今すぐは転職活動できない…という人へ
「転職したいけど、今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなく不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、
そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
私自身もブラックで働いている時に経験したことなんですが、
今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、
まじで何も行動する気がなくなるんですね。
転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、
精神的な疲労が溜まってくると人間って正常な判断が効かなくなってきます。
どんなに時間がなくて忙しい人も、
受動的に(受け身で)入ってくる状態にしておくことが大切です。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールが定期的に入ってきます。
↓ある日の私のメールボックスをお見せすると以下の画像のような感じ。
あらかじめ自分で入力した年収などの条件にマッチする求人が出たら、
最速でメール通知してくれるので見逃しがなくなります。
↑良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておきましょう。
これやっとくだけで、「どうしてもつらくなったら転職もある」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。
転職サイトは完全無料で情報リサーチに使えて、いつでも即解除できます。
変な電話連絡が来るようなこともないです。
無料で使えるものは徹底的に使い倒しましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
転職サイトに関して、
あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せておきます。
転職サイトは本当に無料?なぜ無料?
転職サイトは、企業や事務所が払う紹介手数料(広告料)で運営されています。
お金払ってるのは企業側だけなので、
私たち求職者側は最初から最後まで完全無料で使うことができますよ。
後からお金を請求されるとかはいっさいないので、安心して求人リサーチに使い倒しましょう。
転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
転職サイトの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、
電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)
定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡はくれますが、基本的にはメールオンリーです。
未経験資格なしでも応募できる事務所ってあるの?
これは実際に求人検索してみるのが早いかもしれませんが、
税理士事務所って未経験OK求人が意外に多いです。
ただ、リクナビとかハロワで探すと年収200万円台…みたいな、
完全ブラックな事務所もわんさか出てきたりするので、くれぐれも注意してください。
未経験無資格でも年収400万円以上の求人ぐらいなら、普通にたくさんありますよ。
複数の転職サイトを同時に使っても問題ない?
これはまったく問題ないです。
むしろ、たくさん使った方がいろんな求人に出会えるチャンスがひろがるので、2社〜3社ぐらいを使い回す方が良いでしょう。
転職サイトには無料のエージェントサービスがつくことが多いですが、
担当してくれるエージェントとの面談に進んだような場合には、
他社のエージェントからも話は聞いてますぐらいに教えてあげると親切かもしれませんね。
(求人リサーチのために転職サイトを使いたい用途の場合には、そもそもエージェントとのやり取りは発生しません)
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
↑この前者は実は過去の私の姿そのもので、
今思うと「もっと早く行動しておけばよかった」と後悔しています。
この記事を読んでくださったあなたは、もちろん後者を目指してください。
いまどんな状況にいる人でも、
成功に向かって一歩踏み出すことは可能です。