税理士事務所 転職

突然ですが、この記事をお読みのあなたは、次のうちのどれか1つにはあてはまるのではないでしょうか?

よくあるお悩み

  • 現在勤めている会社でこれから何十年も勤め続けるのが不満…。税理士という専門職で自分の力で稼げる仕事に就きたい。
  • 税理士試験への合格計画として3年間~5年間は勉強にあてるつもり。将来的には税理士として独立して自分の事務所を持ちたいので、それに向けて税理士としての実務経験も積んでおきたい。
  • 税理士事務所への転職を考えているけれど、この業界は試験に合格するまでは低年収と聞いた。現在からの多少の年収ダウンはがまんするつもりでも、手取り月収20万円未満…なんて状態は避けたい。
  • 税理士事務所の中には残業だらけのブラックな事務所もあるらしい…。試験勉強との両立ができないと意味がないので、そのようなブラック事務所に入社してしまうリスクは絶対に避けたい。

いかがでしょうか。

この記事では、上の中の1つでも当てはまる!というものがあった方のために、次のような情報をお伝えしています。

この記事でわかること

  • 税理士事務所業界での転職活動の具体的な進め方(6ステップ)がわかります。
  • 転職活動は初めてなので、何から始めたらよいかわからない…という方向けに、「まずこれから始めましょう」ということがわかります。
  • ブラックな環境の税理士事務所に入社してしまわないようにするための方法(求人案件のしぼりこみ方法)が具体的にわかります。
  • 税理士事務所の転職で、あなたの現在のポテンシャルからみて最大限の年収を引き出す方法がわかります。
  • 税理士事務所への転職を考えるときに使うべき転職サイト(ちなみにリク〇ートではありません)がわかります。

ちなみに、私は税理士事務所で10年間、一般企業の経理職として5年間働いた後、現在は転職支援の会社に所属している者です。

大学を卒業後から一貫して税務・会計分野の仕事にたずさわってきた経験を活かして、現在進行形で税理士事務所業界や経理財務職への転職を目指す方の就職支援をさせていただいています。

このような経験から、私は「税理士事務所業界で働く人の気持ち」と、「これから税理士事務所業界に入っていきたい人の気持ち」の両方がわかる人間であることにだけは自信があります。

この記事を信頼してもらってOKな理由

  • 私自身、税理士事務所でトータル10年以上働いてきたので、「税理士事務所で働く人の気持ち」がよくわかります。
  • 現在進行形で税理士事務所業界に転職したい方の転職支援のお仕事をさせていただいているので、実際に税理士事務所への転職を成功させるための方法が具体的にわかります

以下では、税理士事務所業界への転職を成功させるための具体的な方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

>>税理士事務所への転職を目指す方におすすめの転職サイトは?

税理士事務所への転職を成功させるための6つのステップ

税理士事務所 転職

転職活動が成功して次の職場に移るまでは、最低限3か月、平均で4か月~5か月程度はかかるものと理解しておいてください。

その期間中、次の6つの手順を順番に進めていきましょう。

転職活動の6ステップ(3~5か月で消化しましょう)

  • ①転職活動の準備
  • ②求人案件へのエントリー
  • ③面接
  • ④最終面接
  • ⑤内定受諾またはお断り
  • ⑥現職場での退職手続き

以下、順番に見ていきましょう(全部で5分程度で読めますのでぜひ読んでみてください)

①転職活動の準備=本当に転職すべきか?の検討

税理士事務所 転職

まずは転職活動の準備から始めましょう。

税理士事務所を志望しているあなたは、当然ながら近い将来には税理士として活動していくことを希望していらっしゃることでしょう。

ここでやるべきことは、その「近い将来」というのが具体的にいつなのか、5年後なのか?あるいは3年後なのか?ということを具体的に決めることです。

また、まだ税理士試験5科目に合格していない方であれば、税理士事務所で仕事をしながら試験勉強を同時進行で進めていく必要があります。

税理士という仕事の内容について具体的なイメージを持つとともに、「3年後にはこういう状態・5年後にはこういう状態」というように、計画を立ててみてください。

↓税理士の仕事ってどういうものなのだろう?という段階の方は、当サイトの以下のような記事を参考にしてみてください。

転職活動は3か月~5か月といえ孤独な戦いになります。

その孤独な戦いの中では「本当にだいじょうぶかな…」と気持ちがゆらいでしまうタイミングが必ず来るはずです。

そのようなときに、上で自分なりに考えた「税理士として活躍するための計画」が気持ちをつなぎとめる重要な役割を果たします。

あなたはなぜ、税理士になりたいのでしょうか?税理士の仕事を通して何を実現したいのでしょうか?ほかの仕事ではだめなのでしょうか?

こういったことをについて具体的に考えておくことが、所長税理士との面談の場でも、他の転職希望者との圧倒的な違いを生み出すためのパワーになるのです。

②求人案件へのエントリー

税理士事務所 転職

転職活動を始める意思が固まったら、いよいよ実際に税理士事務所の求人案件にエントリーします。

税理士事務所の求人にエントリーするための窓口としては、大きく分けて次の3つが考えられます。

(いずれも無料で応募できます)

税理士事務所の求人案件にエントリーする窓口(いずれも無料で使えます)

  • 1.求人チラシなど
  • 2.ハローワーク
  • 3.転職サイト

1.の求人チラシについては運の要素が大きいです。

駅やコンビニなどで無料で配られている求人チラシ(ホットペッパーみたいに冊子になっているもの)を見て、自分にとてもしっくりくるものがあればコンタクトをとってみるのも良いでしょう。

(税理士事務所に自分で直接電話する形になります)

2.のハローワークでも税理士事務所の求人がいろいろたくさん見つかると思います。

ただし、ハローワークというのは求人を出す側としても無料で求人を出すことができる分、採用のモチベーションがやや低いことが多い点がネックです。

また、どんな事務所でも求人を出せる分、ブラック事務所の求人も多いということにも注意しておいてください。

転職サイト経由での求人応募をおすすめする理由

3.の転職サイトは、リクルートエージェントなどのインターネット経由で求人に応募する方法です。

(※ただし、後で説明するように、税理士事務所への応募でリクルートエージェントを使うのはおすすめではありません)

↓個人的には以下のような理由から、転職サイト経由での応募がおすすめです。

転職サイト経由で応募するメリット

  • 1.自力で探した場合、絶対に見つからない求人案件を紹介してくれる
  • 2.応募するべき求人案件をプロの目でしぼりこんでくれる
  • 3.書類選考に通してくれる

1.と2.はほぼほぼ共通の内容になるのですが、例えばあなたが実際にパソコン画面の前で税理士事務所の求人に応募する場面をイメージしてください。

例えば面接日がまったく同じ「鈴木会計事務所」と「佐藤税理士事務所」のどちらか1社に決めないといけないとして、「こっちのほうが良い事務所だ」と正確に判断するというのは非常に難しいのではないでしょうか(どちらも同じ規模の事務所)

税理士事務所というのはどこも基本的に同じ仕事(中小企業経営者の会計代行が基本業務です)をしていますから、従業員数や売上規模がほぼ同じ税理士事務所を2つ並べてみたときに、どちらを優先すべきか?は外部にいる人にとって判断材料が少なすぎます。

この点、転職サイトのエージェントというのは実際にそれぞれの事務所の人事担当者に会って話をしていますし、どのような職場の雰囲気で、男女比はどのぐらいで、どういう分野の税務の実務経験が積めるのか?といったことまで具体的な情報を持っています。

こうした情報をもとに、あなたのキャリアプランにマッチする税理士事務所の求人案件を具体的にしぼりこんでくれることには、大きなメリットがあるといえるでしょう。

なお、転職サイトは、転職が決まると採用側企業から手数料を取るかたちで商売をやっていますので、転職希望者は無料で使うことができます。

(※内定が出るタイミングまで、転職サイトで料金が発生するようなことはいっさいありません)

>>転職サイトには大きく分けて2種類のところがある

転職サイトを使うと、書類選考にパスできる確率がぐっと上がる

転職サイトを使うメリット3.の「書類選考に通してくれる」に関してですが、これは、転職サイトからの応募の場合、履歴書や職務経歴書といった書類選考用の書類はエージェントが添削をしてくれるということです。

これによって書類選考は比較的簡単にパスして面接に進めるというメリットがあります(というか、書類選考ん段階でマッチしない案件は、最初から応募する求人候補には出してきません)

応募書類を1通1通手書きするのがめんどう…という方や、年齢条件や職務経歴的に書類選考で落とされてしまうのではないか不安…という方は、転職サイト経由で応募するのが良いでしょう。

転職サイトには大きく分けて2種類あることを知っておこう

↓それではどこの転職サイトを使うべきか?ですが、転職サイトというものには、大きく分けて次の2種類があることをご存知でしょうか。

転職サイトには2種類ある

  • 1.デパート型の転職サイト
  • 2.専門特化型の転職サイト

1.の「デパート型の転職サイト」というのは、リクルートエージェントなどの大手転職サイトのことです(デパートのようにいろんな職種が入っているイメージ)



>>リクルートエージェントの公式サイト

未経験者では採用されるのがちょっと難しい案件から、比較的採用されやすい案件まで、ものすごくたくさんの求人が登録されているのが大手転職サイトのメリットです。

なので、「とりあえず転職はしたいけれど、どのような仕事に転職するかはまだ決めていない」という段階の方はこの大手サイトを活用するのが良いでしょう。

また、デパート型の大手サイトは、「求人を出している企業の担当者」と、「転職希望者の担当者(つまりあなたの応対をしてくれる担当者です)」とが別々になっているのも特徴です。

よく言えばそれぞれの対応に特化しているということが言えますが、転職希望者の担当者に具体的なつっこんだ質問をした場合に、転職希望者の担当者は実際に企業担当者と会って話をしているわけではありませんから、あいまいな返答をされがちであるという点がデメリットになります。

1.デパート型の大手サイトの特徴

  • 業種を問わずたくさんの求人が登録されているので、まだ具体的にどういう仕事をしたいか決まっていない人が仕事を探すのに適している
  • 採用側企業の担当者と、求職者(あなた)の担当者が別々になっているので、あなたがつっこんだ質問をしてもスルーされる可能性大

専門特化型の転職サイトとは?

2.の専門特化型の転職サイトは、「税理士事務所の求人に特化した転職サイト」のことです。



>>マイナビ税理士の公式サイト

こうした専門特化型の転職サイトは、デパート型の大手サイトと比べると求人案件の絶対数は少ないというデメリットがあります。

一方で、「税理士事務所に転職したい」という進路が具体的に定まっている人には使いやすいサイトといえます。

理由としては、サイトに登録されている求人がすべてあなたのニーズにマッチした求人ばかりであること(つまり税理士事務所の求人ばかりが掲載されている)がまず挙げられます。

また、専門特化型の転職サイトでは、採用側企業の担当者と、求職者の対応をする担当者が同一人物であるのも大きいです。

あなたが実際に面談して相談するエージェントは、日常的に税理士事務所の人事採用担当者(所長税理士自身であることが多い)と面談していますから、「この税理士事務所はこういう職場環境」ということを具体的に把握しているのです。

すでに税理士事務所への転職を進路として決めている方は、デパート型大手サイトより、専門特化型の転職サイトを利用するのが良いでしょう。

↓ちなみに、税理士事務所の求人に特化している転職サイトとしては、次のようなところがあります。

税理士事務所に特化している転職サイト
(※税理士を目指すことが決まっている方はこちらがおすすめ)

③面接

税理士事務所 転職

求人にエントリーをし、書類選考に通ったら、いよいよ面接です。

通常、面接というのは1回目の面接で人事の担当者・2回目で現場の担当者(就職後にあなたの直接の上司になる人)・最終面接で役員…と進んでいきますが、税理士事務所の場合は面接は1回か2回だけのことが多いでしょう。

場合によっては最初から所長の面接ということもありますので、しっかりと準備をして面接に臨んでください。

その際、転職サイト経由で面接に進んでいる場合には、税理士事務所側の「こういう人がほしい」というニーズにもとづいて、いろいろとアドバイスしてくれると思います(面接の練習もしてくれることが多いです)

転職サイトを使うメリット

転職エージェントがその税理士事務所のニーズに合わせて面接対策をやってくれる。

④最終面接

税理士事務所 転職

上でも見たように、面接の回数は応募する税理士事務所によってまちまちです。

通常は1回目の面接でお互いの感触を見て、お互いに問題なさそうなら最終面接に進むという形になります。

最終面接では、あなたの給与についても「あなたの希望額はいくらですか?」という質問が所長税理士からあるかもしれません。

就職後のあなたの月給がここで決まることになりますから、求人チラシやハローワーク経由で自分で申し込みをした場合には、しっかりとあなたの希望年収を伝えるべきです。

ただ、通常は自分で自分のお給料としてこれだけほしい、ということを伝えるのはなかなか難しいですよね。

転職サイト経由で申し込みをしている場合には、事前に担当者から事務所側に対して「この人(あなた)の希望年収はこの金額です」というように伝えてくれますので、自分で伝える必要は通常ありません。

また、転職エージェントというのは、採用が決まった時点で企業側から手数料をもらうかたちで仕事をしているのですが、その金額は「あなたの年収×〇%」といったかたちできまります。

つまり、あなたの年収が高くなればなるほど転職エージェントも企業から報酬をたくさんもらえるというわけですから、あなたに代わって年収交渉をやってくれるのです。

過度の期待をするのはいけませんが、最終的におおよその相場よりもやや高めぐらいの年収に落ち着きそうなら「自分の年収交渉をしてくれたんだな」という風に考えておいてよいでしょう。

転職サイトを使うメリット

転職エージェントは、あなたの代わりに年収交渉をしてくれる。

>>税理士事務所未経験者向けの転職サイトはこちら

⑤内定受諾またはお断り

税理士事務所 転職

最終面接で先方のOKが出た場合には、めでたく内定ということになります(ここまでだいたい、転職活動開始から2カ月程度だと思います)

自分で直接求人に応募した場合やハローワーク経由で申し込みをした場合には、所長税理士や人事の担当者から直接連絡があると思いますので、内定の受諾またはお断りの連絡をしましょう(メールなどではなく、電話でするのがマナーです)

多少であれば考える時間をもらうことは可能だと思いますが、1週間以上待たせるのは失礼にあたる可能性大ですから注意してください。

転職サイト経由で申し込みをしている場合には、転職エージェントに内定受諾またはお断りの連絡をしてください。

⑥現職場への退職願提出と業務引継ぎ

税理士事務所 転職

次の職場への転職が決まったら、現在在職中の方は退職の手続きを進めます。

退職願を直属の上司に提出し、退職の日程が決まったら転職先の税理士事務所にも伝えるようにしましょう。

転職先にとってもあなたの現職場の退職日がいつになるか?は非常に重要ですから、日程が決まったらすみやかに伝えなくてはいけません。