- 経理から税理士にキャリアチェンジってどう?
- 経理経験者は会計事務所で優遇されるって本当?
- 税理士補助の仕事は経理とどう違う?
これまで企業経理として働いてきた経験のある人の中には、さらなるステップアップとして税理士への転職を目指す人が少なくありません。
具体的には、企業の経理から会計事務所(税理士事務所)に転職し、税理士補助として働きながら税理士試験合格を目指すルートが多いですね。
この記事では、経理から税理士(補助)への転職を目指す人向けに、
キャリア構築のポイントや注意点について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
こちらの記事もおすすめ
MS-Japan(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人多数あり!
MS-Japanは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOK年収400万円の求人
経験2年以上で年収600万円の求人
BIG4など大手税理士法人の求人
税理士試験と両立しやすい残業なし求人
会計事務所から経理への転職歓迎の求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>現在8,647件の求人あり
この記事の目次
経理から税理士補助への転職は可能
経理で培った仕訳や試算表のスキルが税理士補助に活かせるからです。
税理士事務所では、確定申告や納税など、通常企業では扱わないような専門的な業務を行います。
経理は支払・入金などにお金を動かして財務体質の向上をはかり、自社の利益追求を目指す部署です。
一方税理士事務所は、顧問先の企業に代わって経理作業や決算業務を請け負います。
対象企業が大きく異なる点をお分かりいただけるのではないでしょうか。
経理経験者の中には、税理士とやりとりをした経験のある方も多いと思いますが、
税理士補助として働く場合今度は税理士側の立場で働くことになります。
顧客企業の目線に立ち、「自社の経理を担っている」という心意気で業務にあたることが大事です。
企業経理と税理士補助の仕事内容の違い
↓企業経理と税理士補助の仕事内容の違いとしては、以下のようなことが重要です。
- 税理士補助は外回り(巡回監査)がある
- 税理士補助が所属する会計事務所はとても小さな組織
- 会計事務所は転職や独立前提で働く人が多い
- 税理士補助は決算と税務申告業務がメイン業務になる
- 税理士補助として働く人は税理士試験の受験生がほとんど
1.税理士補助は外回り(巡回監査)がある
税理士補助には内勤、外回り(巡回監査)の2通りの業務があります。
外回りは顧問先に実際に足を運んで業績の確認を行ったり、試算表の数値に基づいて経営のアドバイスを行ったりします。
午前中から昼過ぎ頃まで巡回をした後は、監査報告をまとめ内勤スタッフに資料を引き継ぎます。
巡回監査は責任も重くアドバイスを相手に理解してもらうためのコミュニケーション力も求められます。
ですがいわゆる「顧問先の先生」という扱いを受けるため、やり取りは比較的スムーズに進められます。
誰にでも分かりやすく、親身なアドバイスをするよう心がければ大丈夫でしょう。
2.税理士補助が所属する会計事務所はとても小さな組織
税理士事務所の待遇や人間関係は事務所によって様々です。
個人事務所は規模が小さく、やり取りも密など大変アットホームでしょう。
業務中は淡々と仕事をこなし、業務外では和気藹々としっかりしたメリハリがついています。
給与については内勤メインでは年収約300万、外回りがあると400万〜500万程度まで上がります。
税理士事務所は自力でクライアントを獲る必要があるため、顧客数が多いと収入が安定します。
つまり、所長の日々の営業力や実績が鍵になるのです。
コンプライアンス遵守の風潮がある為、福利厚生は比較的整っており、リモートワーク等を取り入れる事務所もあります。
3.会計事務所は転職や独立前提で働く人が多い
税理士補助は独立希望が多いため一つの事務所で定年まで働くことが殆どありません。
税理士になるには2年以上の実務経験が必要な為、多くの人が実績作りや情報収集をかねて修業します。
また科目合格すると待遇も上がるため、より良い条件や経験を多く積める事務所にステップアップし実力で渡り歩く働き方をする形になります。
4.税理士補助は決算と税務申告業務がメイン業務になる
決算とは、在庫商品の棚卸しや未払金の処理など年に1回行う作業のことです。
また税務申告とは確定申告や税務署に提出する書類の作成などをいいます。
これらの作成書類を、一つひとつミスがないかチェックするのが税理士補助の主な業務といえます。
また12月には年末調整、3月頃までは確定申告等の繁忙期を迎えます。
調整額の計算や申告書の作成、市区町村への書類提出など膨大なステップを踏むため最もスタッフの手を必要とする期間です。
5.税理士補助として働く人は税理士試験の受験生がほとんど
税理士事事務所は繁忙期と閑散期の区切りがはっきりしており、閑散期には集中して勉強に時間を充てることが可能です。
受験生にとって税理士事務所は実務経験を積みつつ試験勉強もできる格好の場といえるでしょう。
ほとんどの人が無資格から始め、働きながら資格取得を目指します。
ですが、入社後いきなり巡回業務などの負担の大きい仕事を任せたりする事務所も少なからず存在するので、入社後の業務には注意しておきましょう。
労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、安い給料で搾取しまくるブラック事務所は、
2023年現在も残念ながら一定数存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けるためにも、
会計職専門の転職サイトを活用しましょう。

↓こういった専門サイトでは、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安全です。
MS-Japan(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人多数あり!
MS-Japanは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOK年収400万円の求人
経験2年以上で年収600万円の求人
BIG4など大手税理士法人の求人
税理士試験と両立しやすい残業なし求人
会計事務所から経理への転職歓迎の求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>現在8,647件の求人あり
正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。
情報リサーチには会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。
(無料アカウント登録すると詳細な求人検索をかけられます)
↓例えば、以下のような優良求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
人生でそう何度もあることではありませんし。

ただ、こういう段階の人ほど、
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
で決まっちゃうことも多いんです。
能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。
(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。
(年収や組織規模、残業上限など)
↑これをやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
条件にマッチした事務所求人が出た瞬間にスマホに自動通知してもらえるので、
優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。
(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、
なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)
いい感じの事務所求人が見つかったら、
ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。
日常的に積み上げた優良な情報ストックを、
行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。
>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
