会計事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所を1年で辞めるのはあり?26歳で経理へ転職した男性の体験談

  • 税理士事務所で働いて約1年。思っていた環境とまったく違った…。
  • 会計の仕事は好きなので一般企業の経理に転職したいと考えている。
  • でも税理士事務所を1年で辞めるとさすがに採用はしてもらえない?
  • 税理士事務所から経理への転職を成功させるには具体的に何をどうしたらいい?

税理士を目指して税理士事務所で働き始めたけど、

実際に働いてみたら思っていた環境とまったく違ったので転職を検討しているという人は少なくないと思います。

ただ、入社してから1年以内で転職してしまうと「根気がない人間と思われてしまうかも…」と不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、結論からいうと、税理士事務所に入社してから1年以内の転職でも、転職できる可能性は十分にありますよ。

特に有望な転職先になるのは一般企業(事業会社)の経理職ですね。

経理として転職するためには基本的に実務経験がないときびしいのが常識なのですが、税理士事務所の経験者は、経理実務の経験者としてみなしてもらえる可能性が極めて高いからです。

経理 実務経験 積むには
【税理士事務所から転職】一般企業の経理に転職した私の体験談

「働きながら税理士試験の合格を目指していたけど、どうも難しそう…。税理士事務所から経理への転職はおすすめ?」以下では、私自身の経験をもとに、税理士事務所から転職する場合におすすめの転職先について解説いたします。実体験ベースなので私の主観が入っていますが、忖度(そんたく)なしで良いところも悪いところも書いていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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税理士事務所を1年で辞めるのはあり?26歳で経理に転職した男性の体験談

税理士事務所 1年で辞める

(税理士事務所を1年で辞め、経理に転職した男性に体験談をお聞きしました)

今回は、実際に「税理士事務所から経理への転職」に成功された方に体験談をお聞きしました。

遠藤さんは、25歳で税理士事務所に入社した後、約1年間の勤務を経て一般企業経理に転職された方です。

転職のたびに年収アップにも成功されているので、「税理士事務所から経理」のキャリアを進んでいる人として成功例と言えますね。

経理に転職するまでの職務経歴

職務経歴を簡単に教えていただけますか?
税理士事務所(25歳)
通信会社経理(26〜31歳)
食品製造小売経理(31歳〜)」です

私は、大学卒業後に会計について学ぶため、2年半ほど専門学校に通いました。

学校卒業後に25歳で税理士事務所に就職したのですが、

税理士事務所は1年間ほどで辞め、通信会社の経理へと転職をしました。

その後、約5年後に現在の食品製造小売業の会社に転職し、引き続き経理を担当しています。

なお、いずれも正社員としての雇用です。

税理士事務所と経理の年収比較

税理士事務所から経理に転職して年収はどう変化しましたか?
税理士事務所では年収300万円と薄給でしたが、経理に転職して年収550万円までアップできました。

遠藤さんの年収推移

  • 税理士事務所(25歳)
    年収300万円
  • 通信会社経理(26歳)
    年収400万円
  • 食品製造小売会社経理(31歳〜)
    年収550万円

私は、個人事務所レベルの小規模な税理士事務所に実務未経験者として採用されました。

当時の年収は300万円ぐらいで、決して高いとはいえない状況でしたね。

同じ事務所の人たちは「税理士試験に合格するまでは修行」という感じでがまんしながら働いている人が多かったのですが、

私自身は必ずしも税理士だけを選択肢にしていたわけではなかったので、当時の給与にはかなり不満がありました。

結果的に経理に転職し、1社目では年収400万円100万円アップできました。

年収アップできた要因について

かなりいい感じで年収アップできていますね。勝因はどのあたりにありますか?
会計職専門のエージェントが持っている「実務経験者向けの求人」ならかなり年収の良い求人が多いですよ。

私は、「税理士事務所→経理」のときの転職活動では会計職専門の転職エージェントを使いました。

エージェントさんに「年収アップにはこだわりたい」と相談し、経理の実務経験者向けの求人を紹介してもらいました。

ハローワークなどでも求人を探していたので、「経理はそんなに給料の良い求人はないのかな」と勝手に思い込んでいました。

今から思うとハローワークでは未経験者OKの求人ばかりを見てしまっていたのですが、

経理の実務経験者向けの求ならかなり年収が良い仕事はごろごろありますね。

経理はやはり実務経験が評価される仕事です。

税理士事務所での実務経験は、経理でもきちんと評価してもらえますから、転職活動をするときには、必ず実務経験者向けの求人を狙うのが良いと思います。

その後、経理2社目の現職で年収は550万円まで増やすことができました。

30代前半の事務職としてはまあ悪くはない方だと思いますので、経理に転職してよかったかなと思っています。

\ 税理士事務所から経理へ転職!/

会計職のための転職エージェントの選び方を解説!

転職前と転職後の職場環境について

転職前と転職後で、職場環境はどう変わりましたか?
企業規模がかなり大きくなり、働きやすくなりました。

経験した各社の企業規模

  • 税理士事務所
    従業員4名
  • 通信会社経理
    従業員60名
  • 食品製造小売経理
    従業員350名

現職は、食品製造小売会社の中では中堅企業かと思います。

会社の方針で上場はしておりませんが、同等の規模はある企業です。

前職の通信会社を退職した理由は、主に給与面でした。

見込残業代45時間分込みで、年収400万円ほどでした。

また、前職では子会社の経理を1人で担当しておりました。一人経理だとどうしても仕事のレベルが低くなりがちです。

私は「チームワークで経理の仕事をしたい」とずっと考えていたので、現在の会社に転職しました。

経理に転職したときの保有資格について

経理への転職にあたって資格を持っていることは重要でしたか?
正直、あまり重要ではないと思います。やはり重要なのは実務経験ですね。

私の保有資格は以下のようなものがあります。

  • 日商簿記2級
  • BATIC英文簿記検定(ブックキーパーレベル)
  • 個人情報保護士
  • 法人税検定1級

税理士事務所経験者として転職するなら、目合格1科目ぐらいはないときびしいかな…」と思っていましたが、あまり関係なかったですね。

書類選考は特に問題なく通りましたし、面接では実務知識がどのぐらいあるか?をチェックする質問が中心でした。

税理士事務所の職員として10件以上の決算業務を経験してきたこと、月次決算の重要性を認識していることなどをアピールしました。

税理士事務所から経理に転職するには、どういう転職活動の仕方が良いと思いますか?

やはり、転職エージェントを使うのが良いと思います。

エージェントは相談者のこれまでの職歴を見て、採用可能性のあるおすすめの求人を紹介してくれます。

特に、会計職専門のエージェントなら、「税理士事務所から経理」の転職を目指す人に最適な求人を出してくれると思いますよ。

エージェントは書類選考のための応募書類の添削をしてくれるほか、面接対策もしっかりやってくれますので、自信を持って採用選考に臨めると思います。

企業側との年収交渉も代行してくれますから、自分で自分の給与について交渉するのはちょっと…という方は使ってみる価値ありだと思いますよ。

(↓※会計職の人のための転職エージェントの選び方についてはこちらの記事で解説しています)

税理士事務所(会計事務所)専門!転職エージェントおすすめランキング

この記事では、税理士事務所や経理への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介します。会計職というのはかなり特殊な職種ですので、税理士事務所・会計職に特化した転職エージェントを使うことが、転職成功の近道になります。

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税理士事務所から経理への転職活動での注意点

税理士事務所出身者が、転職活動の際に注意すべきは、企業側からすれば「この人は会計の知識はきっとあるのだな」と思われていることです。

面接では実務的な知識について確認する質問が来ると思いますので、具体的な体験談込みでしっかり話をしましょう。

もっとも、税理士事務所で1年働いた経験者ならかなり簡単に答えられる質問が中心でした。

(法人税の申告期限はいつまでですか?など)

このあたりは自信をもって大丈夫だと思いますよ。

チームプレーができることをアピールする

また、税理士事務所の職員は基本的に「個人プレー」の仕事です。

税理士事務所はとにかく人数が少ない組織ですし、一人で自分の担当顧問先の月次監査から決算業務まで担当します。

この辺りは採用担当者も知っているので、

この人は経理の一員としてちゃんとチームで働ける人なのか?」はしっかりチェックされていると思います。

私の現職の上司も、「知識は後からでも得られるが、うちの部になじめなかったら困る」とよく話していますね。

面接では「チームでもうまくやれます」ということをしっかりとアピールする必要があると思います。

これはその人自身の人格的な問題なので、学生時代の経験なども話してみると良いと思いますよ。

税理士事務所から経理に転職しようと考えたきっかけはどんなことでしたか?

1番の理由は、自社のための経理を行いたいと思ったことでした。

税理士事務所は、複数のクライアントから経理業務を依頼されます。

あらゆる業種の経理に触れられるというのはメリットでもありますが、私は自分の会社で、その会社のために経理をやりたいと思うようになりました。

そう思ったきっかけは、大学時代の友人と久しぶりに会った時のことでした。

その友人は事業会社に勤務していたのですが、自分の会社の商品をとても誇りに感じているようでした。

私もそんな風に働けたらなと思いました。

事業会社に就職し、自社の商品がどのように製造されて(仕入れられて)、どのようなルートで販売されていくのか、経理という立場から携わりたいと考えました。

そのためには、税理士事務所から経理に転職する必要がありました。

税理士事務所から経理に転職して、働き方がどのように変わったか教えてください

税理士事務所では、顧客の分だけ年に何度も決算を組みますよね。

事業会社では、当然ですが決算は年に1度しかありません。

普段は日々の入出金処理をしたり、従業員の経費精算を行ったりしていました。

税理士事務所の仕事を経験している人なら、正直にいって経理の業務負担はかなり軽く感じる人が多いのではないでしょうか。

ただし、税理士事務所の出身者ということで、当然のように決算業務では中心的な役割を任されます。

会計税務に関する細かいところはあまり教えてもらえないし、聞けませんでした(その会社独特の処理などは教えてもらえましたが)

会計税務について聞かれて、答えられないとがっかりされたのは、辛かったです。

このあたりは自力で勉強してカバーするしかありませんでしたね。

最初に転職した通信会社の経理では5年ほど働いたのですが、

5年目の段階では実質的に経理業務のほとんどすべてを処理していました。

いわゆる「一人経理」という感じでしたが、仕事はかなりしやすかったですね。

経理に転職して楽しいと感じることは?

前職の税理士事務所と比べて魅力的なところは、他部署の方との交流がある、というところです。

経理以外の部署の方と、会社について話す時間はとても有意義でした。

これは現職の食品製造小売会社でも同じことが言えます。

通信会社が社員60名ほどで、食品会社が350名ほどでしたので、現職の方が交流は多いです。

何かあった時、上司や同じ部以外の人に相談できるというのは、私の中ではかなり大事なことだと感じました。

税理士事務所では、確定申告の時期は休日出勤したこともありました。

転職後は決算期だからといって、休日出勤することはあまりありませんでした。(やはり少しはあります。)

税理士事務所から経理に転職した場合、お給料や福利厚生はどのように変わりますか?

税理士事務所と事業会社の違いで、大きいのは福利厚生だと思います。

社会保険などは税理士事務所でも入れますが、例えば保養所を持っていたりする税理士事務所はまずないでしょう。

キャリアアップに関していうと、税理士事務所は、最終的に税理士の資格を取らなければ、ほぼ先は見えませんでした。

事業会社では、社風にもよりますが、その気になればどんどん上に上がっていくことができます。

私のイメージですが、管理系の取締役には経理出身の方が多いような気がしています。

その点でも、税理士事務所で培った知識を事業会社経理で活かし、そこで経験を積んで上を目指すというのが、理想的なキャリアアップの仕方かと思います。

私自身もそこを目指して、日々奮闘中です。

給与アップはやはり魅力

給与面では、未経験で入った税理士事務所は年収300万円ほどでした。手取りでいうと、月17万円くらいだったように記憶しています。

26歳で通信会社に転職すると、入った年は年収400万円ほどでした。

手取り月収でいうと、月25万円ほどです。

当時の人事担当者からは、これが相場だと言われましたね。

そこで5年間働きましたが、5年で年収は50万円ほどしか上がりませんでしたので、さらにステップアップを目指して現在の会社に転職しました。

その次に転職した現職の食品会社へは、年収500万円の提示で入社しました。

ただ実際は残業代がそれなりにありましたので、550万円ほどになります。

手取りは月30万円ほどです。最初の給与明細を見た時は、かなり驚いたのを覚えています。

額面かと思った金額が手取りだった!くらいの感覚でした。

しっかりと経験知識を積んでいれば、この分野はそれなりの高年収を狙えるかと思います。

もちろん友人で、もっともらっている人もいます。

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税理士事務所から経理への転職がむいている人はどういう人だと思いますか?

税理士事務所は基本的にはかなりの小規模組織ですよね。

少数精鋭部隊で優秀な人が多いのは良いのですが、

やはり相談できたり、一緒に戦っていける人が少ないのが私は気になりました。

仕事上いろいろな人と一緒に会社を良くしていきたい!と考えている人は、ぜひ事業会社に転職すべきです。

あとこれも上述しましたが、自社の商品やサービスに誇りを持って働きたいと考えている人は、やはり事業会社がおすすめです。

逆に、他部署との交流は面倒、個人プレーで自分のペースで仕事をしていきたい、と考えている人は、税理士事務所の方が向いていると思います。

また、将来税理士になって独立したいと考えている人は、言うまでもなく税理士事務所で経験を積むべきですね。




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