会計事務所(税理士事務所)は未経験・資格なしで転職できる?

  • 会計事務所は「未経験・資格なし」でも転職できる?
  • ブラックな環境のところも多いって本当?
  • 入社時の年齢は何歳までOK?
  • 働きながら勉強できる環境のところって本当にある?
会計事務所 未経験 資格なし

(会計事務所は「実務未経験・簿記資格なし」でも転職できる?)

読者様

税理士を目指して勉強しています。

会計事務所で働きながら5科目合格をめざそうと思うのですが、

今のところ科目合格も、簿記2級もありません。

会計事務所って、未経験・資格なしでも正社員として採用してもらえるものですか?

これから税理士目指してキャリアスタートですね!

ぜひがんばってください。

結論からいうと、

会計事務所は未経験・資格なしでも普通に採用されますよ。

管理人

この記事を書いている私も、

簿記3級も持っていないニート状態(もちろん未経験)で会計事務所に転職しました。

同期入社の人にはもっと年上の人もいましたので、

年齢的なこともあまり気にする必要はないと思いますよ。

会計事務所で働く人は、ほとんどの人が入社時点では未経験・資格なしです。

科目合格がある人はちらほらいたりしますが、

入社後の年収や仕事内容に違いはほぼありません。

ただし、税理士業界というのはちょっと特殊な業界ので注意してください。

雇用環境が劣悪なブラック事務所にまちがえて応募しないようにすることも大切です。

(私はまちがえて入社してしまい、2年間地獄のような目に会いました…)

この記事では、これから未経験で税理士業界に挑戦する方向けに、

ホワイトな会計事務所へ転職成功する方法を解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

実際に会計事務所で働いているのはどんな人たち?

税理士事務所 未経験 資格なし

(会計事務所で働く人はどんな人たち?)

会計事務所で働く人の多くは税理士試験の受験生です。

ちなみに、税理士事務所・税理士法人などの名称になっている事務所もありますが、

やっている仕事は基本的に同じですよ。

管理人

会計事務所というのは、

ごく簡単にいえば税理士が開業している事務所のことです。

組織規模は数名〜20名以内の事務所が多く、

どちらかというとアットホームな社風のところが多いですね。

会計事務所は何歳ぐらいから働き始める人が多いの?

会計事務所で働き始める年齢としては、

20代後半〜30代前半の人が多いです。

一般的な企業よりも、年齢層が高めなのが特徴ですね。

管理人

会計事務所には、社会人としてまったくの別業界から転職してくる人もいますし、新卒の人もいます。

税理士試験という試験そのものが、社会人になってから挑戦する人が多い試験ですから、

いろんな背景をもっている人が会計事務所に集まってくることになるんですね。

会計事務所で働く人のキャリアパスは?

税理士を目指す人の多くは、

↓以下のようなかたちでキャリアを築いていきます。

管理人
  • まずは未経験で会計事務所に入社し、
  • 税理士としての実務をおぼえながら、
  • 税理士試験の科目合格を積み重ねていき、
  • 5科目合格して実務にも自信がついた時点で独立(または大手事務所や大手企業に転職)

どんなに優秀な人であっても、

税理士としての実務を学ばないと独立なんてできません。

(そもそも税理士の登録要件に「実務経験2年以上」が必要です)

将来的に税理士として活躍することを目指している人は、

ほとんどのケースで会計事務所で働きながらキャリアを積み重ねていきます。

会計事務所では「税理士実務」をゼロから学ぶことができる

資格の有無にかかわらず、

会計事務所で実際にやる仕事は税理士とまったく同じです。

なので、会計事務所では、税理士としての実務をゼロから学ぶことができます。

最終的に申告書類にはんこをつくのは所長税理士ですが、

「そこまでの仕事は職員が全部やる」っていう感じですね。

なお、試験に合格するまで正式には「税理士補助」という呼ばれ方をします。

管理人

会計事務所の仕事内容は、

ものすごく大まかにいうと「顧客企業の経理業務の代行」です。

お客さんである中小企業の経理処理をチェックし、

1年に1回決算をして税金の申告をするのが会計事務所職員の基本業務になります。

(その他、お客さんからの相談に応じて、

節税対策や融資対策のアドバイスなどを行う業務もあります)

「見習い期間中」の過ごし方はとても大切

会計事務所の仕事(税理士の仕事)というのは簡単ではありません。

どんなに優秀な人でも、一人前に仕事ができるようになるまでは3年以上はかかります。

この「見習い期間中」に、しっかりとした実務指導をしてもらえるか?は、

将来的なあなたの税理士としての実務能力にも大きな影響を与えると考えておいてください。

管理人

また、税理士試験と両立しながら働くなら、

残業が少なくて落ち着いた業務量で働ける事務所の方が勉強にも有利になります。

終業後に誰にも気がねなく資格スクールに通えたり、

試験直前期に長期休暇をとれたりする事務所を選ぶようにしましょう。

私が未経験で会計事務所に転職したときの状況

↓私が1社目の会計事務所に未経験で入社した時の状況はこんな感じです。

管理人

入社当時の私のスペック…

  • 年齢25歳の無職ニート状態
  • 新卒で入社した会社を約4ヶ月で退職
  • 大阪の職員20名ほどのやや大きめの会計事務所
  • 資格は自動車免許だけ
  • 税理士試験の勉強はまだ始めていませんでした
  • 大卒(三流私大の法学部)

新卒で金融機関(証券会社)に入社したのですが、

新規開拓の営業がきつすぎてわずか4ヶ月で辞めました。

典型的な「根気のない若者」という感じですね(笑)

そんな私でも採用されて、その後10年以上もずっと会計の世界で仕事をしています。

さらにいえば、私が入社したのはリーマンショックの直後です。

転職活動が「ものすごく厳しい」といわれていた時期だったのですが、割とすんなり採用されましたよ。

上でも見たように、私は学歴もフツーで職歴も最悪のニートでした。

特別優秀な人間ではまったくないです。

この記事を書いている2021年現在もコロナ禍でよく似た状況ですね。

好景気のときよりは就職が厳しくなっているのは当然ですが、

この状況でも「未経験者OK」の会計事務所求人はたくさん出ています。

税理士という職種は不況にも強い仕事です。

ぜひ前向きにがんばってみてくださいね。

管理人

>>「未経験者OK」の会計事務所求人を見てみる

会計事務所(税理士事務所)求人の探し方

会計事務所 未経験 資格なし

(未経験・資格なしOKの会計事務所求人はどうやって探す?)

会計事務所の求人は、

会計職専門の転職サイトで探すとたくさん見つけることができますよ。

(ハローワークでも探せばありますが、

あまり条件がよくないものが多いので避けましょう)

↓いくつか具体的な求人の例を紹介します。

管理人
会計事務所 未経験 資格なし

(未経験・資格なしOKの会計事務所求人)

会計事務所 未経験 資格なし

(未経験・資格なしOKの会計事務所求人)

会計事務所 未経験 資格なし

(未経験・資格なしOKの会計事務所求人)

会計事務所の求人を専門で扱っている転職サイトとしては、

以下のようなところがあります。

↓いずれも無料で使えますので、無料登録して求人をチェックしてみてください。

管理人

MSジャパン

未経験OKの優良求人が多数!

MSジャパンは、会計事務所や経理の求人をメインで扱っています。
特徴は「未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることですね(年収400万円〜など)
これから未経験で会計職キャリアをスタートしたい人におすすめです。

マイナビ税理士

マイナビ税理士

科目合格者向けの求人多数!

マイナビ税理士は、税理士有資格者または科目合格者におすすめです。
登録にあたっては税理士有資格者あるいは科目合格が1科目以上あることが条件になりますが、
BIG4税理士法人などの優良求人が多数登録されています。
すでにある程度税理士試験に目処がついている人が使うのにおすすめです。

未経験者の平均年収はいくら?

未経験・資格なしスタートの場合、

会計事務所職員の年収は300万円〜350万円が相場だと思います。

月収にすると額面で20万円ぐらい(手取りだと17万円ぐらいでしょうか)

ボーナスは年間で月給3ヶ月分ぐらいといった感じですね。

管理人

ただし、上でも紹介した会計職専門の転職サイトには、

相場よりも高い年収で未経験者を募集している事務所も多数あります。

また、資産税(相続税業務)をあつかっている事務所はもうかっている事務所が多いので、

↓年収も高めに設定されていることが多いです。

会計事務所 未経験 資格なし

(資産税業務を扱う会計事務所求人の例)

資産税業務は、将来的に税理士として独立を目指す人も強みになるので身に付けておいたほうが良いです。

(その場合、税理士試験の科目選択は相続税がおすすめ)

年収にこだわりがある方は会計職専門の求人サイトを使ってしっかりリサーチしましょう。

会計事務所に転職するなら「ブラック事務所」に注意しよう

税理士事務所 未経験 資格なし

(ブラック事務所にまちがえて転職してしまわないように注意しましょう)

上で見たように、会計事務所は未経験・資格なしの人でも転職できます。

ですが、1つだけ気をつけてほしいことがあります。

それは、雇用環境が劣悪なブラック事務所にまちがえて応募しないようにすることです。

管理人

↓※ブラック事務所というのはこういう環境の事務所です。

ブラック事務所の実態…

  • 繁忙期は毎日深夜まで仕事。
  • 残業代の支給はなく、手取り給与たったの16万円…。
  • 仕事が忙しすぎて税理士試験の勉強をする時間なんてない。
  • パワハラな所長税理士に毎日どなられ、うつ状態の新人が続出…。

↑実はこれは、私が実際に働いていた会計事務所の勤務環境です。

結局、この事務所では2年ほど働いて別の事務所に転職したのですが、

ひとくちに会計事務所といっても、働く環境はいろいろであることを実感しました。

読者様

税理士の事務所なのにブラックな職場環境なんてことあるんですか?

はい、残念ながら一定数は存在しています。

管理人

会計事務所というのは、従業員数名〜10名以内の「小規模な組織」であることがほとんどです。

(日本税理士会の統計によると、全体の8割以上は小規模組織です)

小さな組織というのは、リーダーの人格がそのまま組織の体質に反映されるものです。

事務所のリーダーである所長税理士の考え方によっては、

ブラックな環境になってしまっているところもあるのです。

未経験者がブラック事務所で働くのは非常に過酷です。

税理士試験との両立などはほぼ不可能になりますので、

くれぐれも注意してください。

ブラック事務所に転職してしまう人に多い失敗

会計事務所 未経験 資格なし

(ブラック事務所に転職してしまう人の特徴とは)

以下では、ブラック事務所にまちがえて転職しないための具体的な対策方法をお教えします。

ブラック事務所にまちがって応募してしまう人には、

いくつか共通点というか、特徴があります(私自身も同じまちがいをしていました)

↓例えば以下のような感じですね。

管理人
  • 入社時の雇用条件に無頓着
    どうせ数年後には独立するつもりだから、今の給料や職場環境にはあまりこだわらないなど。
  • 採用されることだけが目的になってしまっている
    自分は未経験で資格もまだないから、とりあえずどんな税理士事務所であっても採用さえしてくれればそれでいいなど。
  • まじめすぎて謙虚すぎる…
    勉強させてもらえてお給料ももらえるんだったらそれだけで十分…など。

「どうせ近いうちに独立するんだから、

職員としてのお給料の金額や雇用環境はあまり重要ではない」

という考え方をしてしまう人は多いです。

↑これはぜったいにダメです。

お給料が平均的な相場より低い事務所というのは、

「人材に投資する」という意識の低い事務所です。

必然的に劣悪な雇用環境になりがちです。

管理人

また、ブラック事務所ではとにかく残業が多いです。

税理士試験との両立なんてとても無理ですし、

激安の給料で、人を人とも思わない奴隷のような働かせ方をさせられることにもなりかねませんよ。

将来的に独立を目指す人も、職員時代の雇用環境にはこだわるべき

↓これから会計事務所に転職する人に絶対に理解しておいてほしいことは、

将来的に独立を考えている人であっても、

職員時代の給料や福利厚生の条件については、

しっかりとこだわるようにしてほしいということです。

ここをいい加減にやってしまったせいで、ブラック事務所で働くことになってしまい、

結果的に税理士試験にも合格できない…という結末になる人がとても多いです。

未経験・資格なしで初めて働く事務所の環境によって、

5年後・10年後のあなたの税理士としてのキャリアが決まるのを知っておいてください。

絶対に失敗したくない人は、転職エージェント経由で会計事務所を探そう

会計事務所 未経験 資格なし

(会計事務所に転職するなら、転職エージェントは絶対に使った方が良いです)

ブラック事務所に絶対に入りたくない人は、

転職エージェント経由で事務所の求人に応募することをおすすめします。

(転職エージェントは無料で使えます)

管理人

転職エージェントは、実際に求人を出している事務所を訪問して情報を集めているので、

ブラックな事務所でないかどうかのチェックをしてくれます。

↓また、以下のような情報を求人に応募する前に教えてもらうことができますよ。

  • 繁忙期の残業がどのぐらいあるのか?
  • 資格スクールに無理なく通えるか?
  • 先輩職員の中に税理士試験に合格した人が過去にいるのか?
  • 事務所の社風や雰囲気はどんな感じか?
  • 顧問先の開拓営業を義務付けられるかどうか?
  • 先輩社員の年収は具体的にいくらか?
  • 資産税についての実務経験を積める事務所かどうか?

↑いずれも税理士を目指す人にとって気になる情報ですよね。

こうした情報を「求人に応募する前」に知ることができるのは転職エージェントを使う大きなメリットです。

採用されてから「こんなはずでは…」なんて状態になるリスクを避けることができます。

会計事務所に転職するならハローワークは使うな

いざ転職活動をするとなったときに、「最初に求人を探すのはハローワーク」という人も多いでしょう。

実は私もそうでした。

私が最初に入社した会計事務所は、ハローワーク経由で応募した求人です。

管理人

「ハローワーク=公的な機関」だから、まさか変な求人ではないはず…と思っていたんですよね。

しかし、結論から言うとこれは甘いです。

ハローワークには、企業側(事務所側)は無料で求人を掲載できますから、むしろブラック事務所が多い傾向があるのです。

税理士業界というのは、

一般的な業界と比べてあまり求人情報がオープンになっていないことも理解しておきましょう。

雇用環境の良いホワイト事務所の場合、人材確保にしっかりと投資する傾向がありますから、

きちんと広告掲載料を支払って転職エージェントに求人を出しています。

転職エージェントを使った方が良い事務所に出会えるのには、こうした裏事情もあるのです。

今いる環境に、さけびたくなるほどの不満を感じている方へ

会計事務所 未経験 資格なし

(現在の状況に耐えがたいほどの苦痛を感じている方へ)

 

私のブログを読んでくださっている方は、

今の状況(職場や給料)になんらかの不満を感じている方が多いと思います。

  • 他人を変えようとするな!自分を変えろ!
  • うまくいかないのは努力が足りないから!
  • 給料低い?残業多い?みんながまんしてるんだ!自分だけわがままいうな!

↑…日常的にまわりからこういうことばっかり言われて、

ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、与えられた環境で一生懸命に努力することは、

どんな仕事でもある程度たいせつなんですけどね。

しかし、どうしてもがまんできないほどの不満を感じているなら、

自分が所属する場所を変えること(転職)

が結局は一番よい解決策になるケースが多いですよ。

管理人

私の例でいえば、

年収200万円台のブラックな職場で、

ボロ雑巾のようにこきつかわれていた状態から転職したのですが、

残業時間が圧倒的に減ったにもかかわらず、

年収はすぐに1.5倍以上にアップできた経験があります。

今から考えたら「あんなブラックな職場でよく2年以上も働いてたな…」という感じなんですが、

当時は冗談ぬきで生きる気力を失いながら働く毎日だったので、

転職エージェントに登録することすら苦痛でめんどうになっていたんですよね。

そうやって自分の選択肢をみずからつぶすことで、

さらにブラックな職場への依存度を高めていき…と最悪のループになっていました。

過去の私みたいに、ネットでググる余裕すらない状態になる前に、

転職エージェントへの求人登録だけはやっておきましょう。

(お金はかかりませんし、5分あればできる作業です)

転職エージェントに登録しておくと、

定期的に自分にマッチする求人情報が入ってくるようになるので、

それらを見ているだけでも「自分にはこういう選択肢もあるんだ」と気づけます。

大手の転職エージェントで言えばパソナキャリアリクルートエージェント

会計職専門(経理や税理士を目指す人向け)なら、

MSジャパンジャスネットキャリアが有名ですね。

なお、転職エージェントはいずれも無料で使えますので、

2社以上同時進行で使うのも問題ありません。

管理人

転職エージェントは「今すぐは転職する気はない」という人も求人登録して情報リサーチに使うことができますよ。

今の職場のストレスが限界になり、

私のように生きる気力を失ってしまう前に登録だけでもやっておきましょう。

会計事務所の仕事についてよくある質問と回答10個

会計事務所 未経験 資格なし

(会計事務所の仕事内容についての良くある質問と回答)

会計事務所に未経験・資格なしで転職を希望される方から、

よくいただく質問をまとめました。参考にしてみてください。

↓※青文字クリックで回答を開きます。

管理人

1.会計事務所に未経験で入社したらどんな仕事内容からスタートするの?

入社してから半年〜1年ぐらいは、

「先輩の横で勉強しながら最低限の仕事をおぼえる」

というかたちが多いです。

最低限の仕事ができるようになったら、

担当顧問先を持ってお客さんとのやりとりをしていく、

というようにステップアップするケースが多いでしょう。

入社してすぐの頃は事務所内で(つまりお客さんと直接接することなく)基本的な税務について勉強し、

だいたい半年〜1年ぐらいたったら自分の担当顧問先を持って、

顧問先企業の巡回監査にも出ていくという感じですね。

もちろん、先輩からの引継ぎがありますから、

いきなり顧問先の会計や税務について難しい質問を受けるというようなことはないです。

「入社後に仕事についていけるかどうか不安…」という方も過度に心配することはありませんよ。

(もちろん、自主的に仕事をおぼえていく努力は必要ですが)

2.この業界で実務経験を積んだら年収はちゃんと上がっていきますか?

結論から言うとイエスです。

私自身、1社目の会計事務所では年収200万円代からスタートして、

3社目では600万円スタートという感じでステップアップできました。

ただし、この業界できちんとお金を稼げるようになりたいなら、

段階的に転職をする必要があります。

この業界では「一つの事務所で10年以上勤めている」という人はあまりお目にかかりません。

一つの事務所で一人前に仕事ができるようになったら、

会計事務所の実務経験者として、転職をしていくケースが多いです。

会計事務所というのはどこも同じような仕事をしていますので、即戦力として転職が成功させやすいのです。

一方で、会計事務所というのは小さな組織ですので、

「大きな組織の中で長期間働き、安定的にキャリアアップしていきたい」

という人には向かないかもしれません。

そういった方は「会計事務所で実務経験を積み、一般企業経理に転職する」という選択肢もあります。

3.入社したらどんな仕事内容からスタートするの?

入社して最初の半年間〜1年間ぐらいは「税理士補助」として、

事務所内で仕事をすることになると思います。

その間に基本的な経理業務や税務について勉強して、安心できるレベルになったら、実際にお客さんのところに出向いて仕事をするようになるという感じですね。

ちなみに、「税理士補助」と呼ぶ場合は「まだ税理士資格を持っていないけど、会計事務所でスタッフとして働いている人」という意味になります。

一方で、「補助税理士」といった場合には「税理士資格を持っているけど、独立して自分の事務所を構えているわけではない人」を指します。こちらは「勤務税理士」と意味は同じですね。

入社してから半年〜1年の間の働き方はとても大切です。

お客さんからみてあなたは「税理士先生(資格の有無にかかわらず)」ですので、お客さんからの質問された時に「わかりません…」ではきびしいですからね。

(もちろん、現実にはそういう経験はたくさんすることになると思いますが…。私もお客さんからたくさん怒られました)

ちなみに、会計事務所職員の仕事は「事務所内でやる仕事」と、「お客さんの事業所でやる仕事」の2種類があります。

前者は月次監査や巡回監査といわれる業務で、1ヶ月ベースでクライアント企業の経理処理が正しく行われているかをチェックしにいく作業です。

後者は主に決算業務で、顧問先企業の決算・税務申告を行う作業ですね。

これら2つは会計事務所職員の「基本業務」というべきものですので、今のタイミングで知っておいて損はないと思います。

4.残業はありますか?あるとしたら月何時間ぐらいですか?

会計事務所は繁忙期(忙しい時期)と暇な時期とで、業務量にかなり差がある仕事です。

繁忙期にはある程度の残業が発生することは覚悟しておく必要がありますね。繁忙期というのは、具体的には年末〜翌年3月、あと5月です。

ただし、最近では未経験者向けの求人でも、

「残業なし・プライベートとの両立重視」を打ち出している会計事務所も増えてきています。

コロナ対策としてリモート勤務(テレワーク)を推奨している企業も増えてきていますね。

コロナ禍の中で会計事務所の働き方改革も大幅に進んでいるように感じています。

プライベートとの両立がしやすい環境の事務所は今後も増えていくと思いますよ。

税理士試験との両立を目指す人にとって、

残業がどのぐらい発生するか?は深刻な問題ですよね。

それぞれの事務所で働く環境はかなり差がありますので、入社前にしっかりと確認しておくことが大切です。

5.税理士試験との両立はちゃんとできますか?

これについては「事務所の環境しだい」というところが大きいです。

繁忙期・閑散期を問わず残業が多すぎて勉強時間なんて1時間もとれない。

家に着いたらベッドに倒れ込む…。

という働き方の事務所では、勉強との両立は厳しいでしょう。

税理士試験との両立が必須の方は、

  • 税理士試験受験生応援
  • プライベートとの両立ができる
  • 繁忙期も残業が少ない

ということをアピールするかたちで求人を出している会計事務所を選択しましょう。

6.年齢がすでに30代なんですが採用されますか?

これについては特に問題ないと思います。

というのも、税理士業界というのは20代後半〜30代でキャリアスタートする人がほとんどだからです。

その背景としては、税理士試験という試験制度そのものが、「社会人向け」になっていることが挙げられますね。

受験資格として大卒(または簿記1級合格)を要求しているほか、

科目合格制度というかたちで社会人が働きながら目指すのを前提とした制度設計になっています。

会計事務所で働く人のほとんどが税理士試験の受験生ですので、同じ志を持って働く人たちがたくさんいますよ。

7.未経験で始めるなら、経理と会計事務所どっちがおすすめですか?

これから会計のプロフェッショナルを目指す方の中には、

「最初の勤務先として選ぶべきは会計事務所?それとも一般企業経理?」と迷っている方もいらっしゃるでしょう。

いずれも会計に関する仕事という意味では共通していますが、

↓おおまかにいうとこの2つの職種には以下のような違いがあります。

  • 会計事務所
    基本的に「決算業務だけ」を担当します。
    日常的な経理業務については顧問先の経理スタッフさんが行いますので、会計事務所の職員はその「チェック作業」がメインになります。
    必然的にそれぞれの会社業務への関わり度合いは少なくなりますが、決算や税務申告に非常に強くなれます。
    1年間で20件〜30件程度の決算業務を経験できます。
  • 経理
    自分の勤務先企業の経理業務すべてを経験することができます。
    一つの会社の業務にとことん取り組むことになります。
    一方で、経験できる決算・税務申告業務は「一年に1回」となります。

将来的に税理士として独立し、仕事をしていくことを目指すなら、

経理よりも会計事務所で実務経験を積むのがおすすめです。

なお、会計事務所で実務経験をスタートし、その後に一般企業経理に転職してキャリアを積んでいく人もたくさんいます。

この場合も、会計事務所での実務経験は生かすことができます。

逆に、「経理→会計事務所」のキャリアで十分に実力を発揮できるか?(最初から即戦力として働けるか)というとちょっと疑問がありますね。

「経理と会計事務所でどちらが上か?」などと考えるのは不毛ですが、取り組む仕事内容にかなり違いがあることには注意しておきましょう。

8.とっておくと仕事で役立つ資格はありますか?(税理士以外で)

↓以下のような資格で勉強する内容は、会計事務所の仕事と親和性が高く役立ちます。

  • ファイナンシャルプランニング技能士
  • 中小企業診断士
  • 簿記2級
  • 社会保険労務士
  • 行政書士
  • ビジネス会計検定
  • 資格スクールで実施されている実務系の講座など

税理士を目指している人は税理士試験の勉強に集中すべきですが、

そうでない方は挑戦してみると良いでしょう。

座学で学ぶ内容と、実務で学ぶ内容を、相互に連関させながら勉強を進めていくと理解が深まります。

これは税理士試験についても同様ですね。

9.アルバイトからスタートして正社員へという選択はありますか?

基本的にはおすすめしません。

なぜかというと、パート・アルバイトの枠と正社員の枠とでは、求められる人材像が違うからです。

会計事務所のパート・アルバイト職は、基本的には内勤でデータ入力や書類のファイリイングといった補助業務をこなせる人が求められます。

男女割合でいうと女性が圧倒的に多いのが現実ですね。

一方で、正社員は顧問先企業との直接的なやりとりができる人が求められます。コミュニケーション能力が高く、税理士試験に挑戦中など会計や税務についてのある程度の適性が求められます。

このように、パート・アルバイト職員と正社員とでは「入り口」が違うのが実情です。

正社員としての働き方を希望されるのであれば、パートアルバイトから正社員への転換というかたちを目指すより、最初から正社員を目指すべきですね。

10.税理士資格を取得した後も独立しないってありですか?

結論から言うとありです。

むしろそうしたキャリアを検討している人は人材として重宝されるのではないでしょうか。

会計事務所側(所長税理士側)の悩みとして、

「優秀な人ほど、仕事が一人前になると辞めていってしまう」ということがあります。

税理士という資格は「将来的に独立できる」ということに魅力を感じて目指す人がとても多いですから、

これは宿命のようなものですね。

税理士資格を持つベテラン職員で、しかも勤務税理士として長年貢献してくれる人は所長税理士にとって非常に助かる存在ですので、高い年収で働ける可能性も高いでしょう。

なお、税理士試験というのは合格できる人とそうでない人がいます。

1年間〜3年間の短期集中で勉強して5科目合格する人がいる一方で、

10年以上かけても結局合格できなかった…という人がごまんといる世界です。

後者の場合は無資格(科目合格など)で長年会計事務所で働いている人も多いです。

会計事務所で働いた経験を生かして一般企業の経理職に転職する人もいますね。

まとめ

今回は、未経験・資格なしで税理士業界への転職を目指す人向けに、

会計事務所に転職成功する方法を解説しました。

年齢を問わず、未経験から税理士を目指すことは可能ですので、ぜひ頑張ってみてください。

今の状況から新しい行動を起こすのって大変ですが、

つらい状況を変えられるのは行動だけです。

(他人はいろいろアドバイスはしてくれますが、結局は他人事ですし責任はとってくれません)

仕事から感じているストレスを消したいなら、転職も選択肢に入れましょう。

精神的につらい状況で現状維持していると、

↓以下のような不調が出てくることすらあり得ます。

  • 毎朝、出勤前に腹痛と吐き気が起こる
  • 日曜日の夕方になると憂鬱な気分になる
  • 劇的に太る・あるいは不健康なほどやせる
  • 何も行動したくなくなる(そして今の職場への依存が高まる)
  • 友人とも会いたくなくなる
  • 自分の人生なんてしょせんこのぐらい…と悲観的になる

↑これら全部、私自身が実際に体験した状況なんですが、

この状態までいくとほんとつらいですよ。

管理人

忙しい中、わざわざ貴重な時間をとってこの記事を読んでくださっているあなたは、まだ余裕がある状態だと思います。

転職エージェントへの求人登録だけは今のうちにやっておきましょう。

気力がなくなってから新しい行動を起こすのって本当につらいので、

今のタイミングでほんの一歩前にふみだしてみてください。

転職という「いい意味での逃げ道」の準備を始めることで、ずいぶん気持ちも楽になるものです。

↓下記の各転職エージェントならいずれも無料で使えて、求人登録は5分程度でできます。

生きる気力を失う前に行動を起こしましょう。

ほんの小さな第一歩が、人生を劇的に変えるきっかけになります。

管理人

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