税理士事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所の仕事はきつい?労働時間や業務の難易度について

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  • 税理士事務所の仕事はきつい。
  • 税理士事務所は残業が多くて給料も安い…。

↑ネットの口コミでこういった情報を見て、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

税理士事務所は「どこの事務所で働くか?」によって職場環境がまったく違います。

私自身、10年間で3社の税理士事務所を経験しているのですが、どの事務所でも雇用環境はまったく違いました。

重要なことは、労働条件をしっかり見極めて、自分の希望に合った事務所で働くことです。

この記事では、税理士事務所の仕事内容や労働環境についてお話しします。

実際に税理士事務所で働いてきた人間として、現場のリアルな感想を書いていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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税理士事務所の仕事はきつい?

税理士事務所 仕事 きつい

(税理士事務所の仕事はきつい?)

税理士事務所の仕事は「最初の1年目はきついと感じる部分が多いけれど、2年目以降になると急激にやりやすくなってくる」ということが言えると思います。

その理由はかんたんで、税理士事務所の仕事というのは、基本的に毎年同じルーティンで進んでいくからです。

税理士事務所の職員は、自分が担当する顧問先企業の経理処理のチェック決算税務申告を代行するのが基本業務になります。

これらの業務は、基本的に「去年やったのと同じように処理を行っていくこと」が基本になるのです。

1度その会社の決算をやれば会社の実情についても非常によくわかってきますので、2年目以降は業務の負担はかなり下がってきます。

顧問先の経営者や経理スタッフさんとも顔なじみになっていきますから、仕事はどんどんやりやすくなっていくと思いますよ。

会計の大原則は「継続性の原則」=毎年同じ内容の仕事をすること

会計を勉強している方にはおなじみのキーワードで「継続性の原則」というのがありますね。

要するに会社の経理というのは「毎年同じ処理の仕方を継続しないといけない」という大原則があります。

なので、1年目に経験した仕事内容というのは、2年目もほぼ同じ形で処理していくことになるわけです。

1つの得意先について決算業務を1回経験すれば、その得意先企業の内情というのはだいたいわかります。

迷ったら「去年はどうしていたっけ?」と資料を調べて同じ処理をすればいいわけですから、処理の仕方で迷うということは非常に少なくなります。

仕事がきつくなるとしたら得意先の変更があった場合

税理士事務所 仕事 きつい

(3年目ぐらいのタイミングで担当変更が行われることが多い)

もちろん、税理士事務所の職員としてだんだんとレベルアップしていくにつれて、担当する得意先企業の数は増えていくでしょう。

そして、担当する顧問先企業の規模も大きくなっていくのが一般的です。

↓例えば、

  • 1年目は年商数千万円~1億円までの企業を10件だけ担当していたけど、
  • 3年目からは年商3億円~10億円規模の企業を20件担当する。

といったような具合ですね。

規模が大きな企業というのは従業員さんの数も多いですし、取引内容の量も多くなり、複雑になっていきます。

多くの税理士事務所では3年目ぐらいから本格的に仕事を任されるようになっていくと思いますので、1年目~2年目の段階でしっかりと先輩にわからないところを質問しておきましょう。

個人的には税理士事務所の仕事は、スタートダッシュがとても大切だと思っています。

1年目や2年目の時期は大変だと思いますが、そこを乗り越えればどんどんこの仕事の楽しさがわかってくるはずです。

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仕事の面白さがわかってくるのも3年目ぐらいから

担当得意先が増えるタイミングというのは、仕事できついと感じる部分も多くなるタイミングです。

しかし、仕事のおもしろさがわかってくるのもこの時期です。

得意先の経営者やスタッフさんから質問をされたときに、自信を持って答えられると「お役に立てた」という非常に高い満足感があります。

「こういう説明の仕方がわかりやすい」「こういう資料を作って持っていったら喜んでもらえるかも」というように試行錯誤していくうちに、税理士事務所の仕事というのはどんどんやりがいが出てきます。

税理士事務所の職員が日常的に相手にするお客さんは、会社の経営者さんです。

20代~30代の若い人で、経営者から経営の重要な問題について直接相談を受けるような仕事というのは他になかなかありませんよ。

経営に興味がある人、企業の中でより高いレベルの仕事にかかわりたい人(人事や財務など)にとって、税理士事務所の仕事というのは非常にやりがいがある仕事なのです。

税理士事務所の労働時間や残業はどのぐらい?

税理士事務所 仕事 きつい

(税理士事務所の労働時間や残業の実態は?)

以下では「税理士事務所の労働条件が実際どういうものなのか?」について見ていきましょう。

結論から言うと、税理士事務所というのは従業員数人~20人前後の規模で運営しているところがほとんどですから、大企業のような充実した福利厚生は期待しないほうが良いです。

ただし、ひと昔前にくらべると近年は「超売り手市場(税理士事務所業界はいま人手不足の状態です)」であることも比べて、労働条件はずいぶんと改善されている印象があります。

↓※一例をあげると以下のような条件が平均的な税理士事務所の労働条件になります。

税理士事務所 仕事 きつい

(こちらはMSジャパンに登録されている未経験者向け求人です)

労働時間と残業の実態について

税理士事務所の働く時間や残業の多さは、「どの事務所に所属するか?」によってまったく違います。

↓私自身、10年間で3社の税理士事務所を経験したのですが、以下のように環境はぜんぜん違いました。

  • (1社目:年収300万円〜)超絶激務のブラック事務所。繁忙期に限らず残業がない日はない。繁忙期は深夜まで毎日残業
  • (2社目:年収450万円〜)比較的落ち着いた環境。普段は残業なし(繁忙期はあり)
  • (3社目:年収600万円〜)残業ほぼなし

重要なことは、「残業が多く、激務な事務所だからといって、お給料が高いわけではない」ということです。

さらに言えば、「規模の大きい事務所だから環境が良い」というわけでもありません。

実際、私が1社目に経験した税理士事務所は従業員20名超の比較的大きな事務所でしたが、給料は3社の中で一番悪かったです。

一番残業が多かった事務所が、一番給料が悪かったのです。

その理由は単純で、「自分の所属している事務所がもうかっていなかったから」です。

あなたがどんなに優秀な人であったとしても、入社する事務所がもうかっていないダメな事務所だったら、いくらがんばっても給料は安いままなのです。

これから未経験で税理士業界に入っていこうと思っている方は、

志望する事務所をしっかりと選ぶこと」の重要性をぜひ認識しておいてください。

(これは今後のあなたの税理士としてのキャリアのあり方を決定づけるほど重要なことです)

ワークライフバランスを保ちながら税理士事務所で働きたい人へ

税理士事務所 仕事 きつい

(ワークライフバランスをたもちながら税理士事務所で働くには?)

税理士事務所で働く人の多くが、税理士試験の勉強をしながら働きたいと思っているでしょう。

そう言う人にとって、残業時間がどのぐらいあるか?は深刻な問題ですよね。

もし、あなたがワークライフバランスを保ちながら余裕を持って働きたいと思っているなら、私が1社目で経験したようなブラック事務所には絶対に入らないようにしなくてはなりません。

しかし、入社前の段階で、働こうと思っている事務所の労働時間や福利厚生の具体的な内容について知る…というのはかなり難しいですよね。

面接で聞き出すことができればいいですが、ただでさえ緊張する面接の場で、

  • 残業時間は実際どのぐらいありますか?」
  • 残業代はちゃんと出ますか?」

と面と向かってはなかなか聞きにくいでしょう(相手が本音で話してくれるとも限りません)

事務所側のこういった情報について、事前に確実なところを知っておきたい方は、

税理士事務所専門の転職エージェントから情報をもらうのがいいです。

(※転職エージェントは無料で使えます)

転職エージェントは実際に人材を募集している税理士事務所を実際に訪問して回って、

その事務所で働いている人たちの雇用環境についてヒアリングしています。

なので、事務所の所長の性格とか、実際に働いている人たちの雰囲気とかいった情報についてもかなりくわしく教えてくれますよ。

実際に面接に行く前にこれらの情報を知ることができるのは大きいです。

税理士事務所業界というのは情報が非常に少ないので、転職エージェントから事前に情報をもらった上で転職活動を進めていくのがおすすめです。

↓税理士事務所に転職したい方におすすめの転職エージェントとしては、以下のようなところがあります。

MSジャパン

未経験者もOKの優良求人が多数!

MSジャパンは、税理士事務所や企業経理の求人をメインで扱うエージェント会社です。
特徴は「実務未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることです(年収400万円〜など)
これから未経験で会計職キャリアをスタートしたいはMSジャパンをメインで使いましょう。

ジャスネットキャリア

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、会計職の「実務経験者向け求人」が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

マイナビ税理士

マイナビ税理士

勉強しながら働ける求人が多数登録!

マイナビ税理士は、大手マイナビが運営する転職サイトです。
試験直前の長期休暇や、繁忙期でも残業少なめなど、税理士試験受験生が働きやすい求人が多数登録されています。
科目合格がすでに1科目以上ある方は有利な条件の求人もあります。勉強との両立重視で事務所を選びたい人におすすめです。

繁忙期と閑散期について

税理士事務所の仕事には、繁忙期閑散期(暇な時期)があることも知っておきましょう。

繁忙期というのは、確定申告業務がある1月~3月と、三月決算法人の決算申告業務がある5月です。

税理士事務所の繁忙期

  • 1月〜3月:個人事業主の確定申告業務があります
  • 5月:三月決算法人の決算業務があります

これらの時期はある程度の残業が発生することは覚悟しておいた方が良いでしょう。

逆に繁忙期以外の時期(閑散期)は落ち着いて業務ができる事務所が多いでしょう。

ただし、これも所属する事務所によってかなり差があります。

個人事業主の企業を顧問先としてあまり持っていない事務所であれば、そもそも1〜3月の確定申告時期でもそんなに忙しくはありません。

また、自分が担当している顧問先の決算月によっては、5月も平常運転と言うことも考えられます。

税理士事務所 繁忙期
税理士事務所の繁忙期はいつ?労働時間や残業代の実態は?

税理士事務所の仕事の特徴として、繁忙期(忙しい時期)と閑散期(ひまな時期)の差が大きいということがあります。
税理士試験の勉強をしながら働く人は、仕事が落ち着いている時期にどれだけしっかり勉強できるかが合否を分けるポイントになりますから、入社前に繁忙期と閑散期の違いについてよく理解しておきましょう。

今回は、税理士事務所の繁忙期はいつか?残業時間の実態や残業代の支給はどうなるのか?といったことについて具体的に解説します。

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1か月の休日数・休日出勤や長期休暇について

税理士事務所 仕事 きつい

(税理士事務所の1ヶ月の休日数や休日出勤は?)

税理士事務所は土日祝日休みのところがほとんどだと思いますが、繁忙期には土曜日に出社することはあります。

急な顧客対応というものは基本的にないです。

ただ、税務署による税務調査はある日突然やってくるので、忙しい時期に税務調査の連絡があるとスケジュールが過密になるケースはあります。

税理士事務所の特殊事情として、働いている職員のほとんどが税理士試験の受験生であるということがあります。

これまた事務所の方針にもよりますが、職員の税理士資格取得を積極的に応援している事務所であれば、税理士試験の直前期(7月)には2週間~1か月程度の長期休暇をとってOKとしているところもありますね。

気になる給与は?

給与については、未経験だと1年目の年収で300万円程度~のスタートになるでしょう。

その後は担当する得意先の数や、能力によって前後すると思いますが、3年目~5年目で400万円〜450万円程度に上がれば良い方だと思います。

↓ただし、以下のような働き方ができる人は高年収の人(年収600万円〜800万円)もいます。

高年収な税理士事務所職員の特徴

  • 事務所の報酬につながる提案ができる人(生保加入など)
  • 顧問先の開拓が積極的にできる人(既存顧客の紹介が多い)
  • 資産税(相続税申告)など難易度が高く報酬も高い業務に対応できる人
  • 顧問先との信頼関係を構築するのが得意で、顧問料単価の高い顧問先を多数担当できる人

↓税理士事務所の実務経験者向けの求人の例としてはこんなところがありますね(初年度から年収600万円〜スタート)

税理士事務所 仕事 きつい

(実務経験者向けの税理士事務所求人の例。こちらはジャスネットキャリアに登録されている求人です)

なお、税理士資格を持っているかどうかは、少なくともサラリーマンとして働く以上はあまり収入に直結しません。

税理士事務所で働く上で重要なのは、あくまでも上で見たような実務能力です。

もちろん、税務をきちんと理解していることも実力の一部なのですが、稼げる給与額にはあまり影響しないのが実情です。

この業界で、税理士資格というのは「独立するためのキップ」というような位置付けです。

税理士資格を持っていても低収入なサラリーマン税理士もいますし、

税理士試験は科目合格が1科目もないのに仕事ができるので高年収な職員もいるということですね。

ただ、最終的に独立を目座位している人は税理士資格の取得は大切です。

しっかりと勉強時間を確保できる環境の事務所を転職先に選んで、着実に科目合格を積み上げていってください。

税理士事務所 給料 安い
税理士事務所(会計事務所)の給料は安い?年収が上がらない理由は?

「税理士事務所の給料は安い?平均年収はどのぐらい?どういう働き方をしたら年収は上がっていくの?」この記事では、この業界で10年以上働いた私の経験から、税理士事務所の平均年収の実態について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

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良いかたちで最初に入社した事務所を「卒業」できるかが重要

↓税理士事務所で10年目以上のプレーヤーになると、以下のどれかのキャリアに進んでいく人が多いです。

10年目以降で多いキャリア選択

  1. 税理士資格を取得して独立する
  2. ひとつの事務所内で幹部職員になっていく(社内の人間関係で生きていく感じ)
  3. 別の事務所に転職する(実力で渡り歩いていく感じ)
  4. 経理職として一般企業で働く
  5. その他の仕事にキャリアチェンジ(コンサルなど)

5年〜10年以内に税理士試験に合格できるかどうかは、キャリア選択の1つの大きな分岐点になるのは間違いありません。

ただ、税理士試験は合格できる人とできない人が確実にいる試験ですから、合格できなかったときのことも考えておく必要があります(上の一覧の2〜5の選択肢)

1つの事務所で定年まで働く…という人はこの業界には滅多にいないのが実情です。

税理士事務所入社をスタートラインとして、良い形でその事務所を「卒業」できるかどうかが年収アップをどんどんしていけるかどうかのポイントになると思います。

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税理士事務所の求人を見てみる!

税理士事務所の仕事の魅力について

税理士事務所 仕事 きつい

税理士事務所の仕事というのは決して楽なものではありません。

業界的に離職率が高いのは事実ですし、繁忙期には残業も発生します。

しかし、会計職としてキャリアアップしていこうと考えている方にとって、税理士事務所で働いた経験は宝になることは間違いないでしょう。

その理由は、企業経理などと比較して、税理士事務所では会計や税務に関する圧倒的に「濃い」経験を積むことができるからです。

イメージ的には、税理士事務所は精神と時の部屋(ドラゴンボールのあれ)のような環境です。

企業経理として働く人が数年間かけて学ぶ内容を、税理士事務所なら数ヶ月で学ぶことができます。

(これはまったく誇張ではありません。私は企業経理と税理士事務所両方の実務経験があります)

このあたりが税理士事務所が人気職種になる理由ですね。

税理士事務所では年間数十件の決算業務をこなす

以下、わかりやすいように「税理士事務所と経理の比較」という見方で書いていきます。

税理士事務所、経理ともに一番きつい業務は決算業務であることに変わりはありません。

1年分の会計データを集計し、税額や利益の金額なども考えながら慎重に処理をしていく必要があります。

税理士事務所の場合、この決算業務は「自分が担当している顧問先企業の件数」に応じてこなす必要があります。

  • 20件の担当がある人は、年間20回の決算作業を行う
  • 30件の担当がある人は、年間30回の決算作業を行う

↑という感じです。

これに対して、一般企業経理では自分の所属する企業の決算業務だけです。

通常は年に1回だけですね(大きな企業であれば四半期決算で年4回ということもありますが)

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【税理士事務所から転職】一般企業の経理に転職した私の体験談

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会計・税務に関する重要業務を新人時代から経験できる

これに加えて、税理士事務所の仕事では給与計算や年末調整個人事業主の確定申告といった「重要業務」を新人時代から経験することになります。

給与計算や年末調整では必然的に給料の金額などを知ることになりますから、経理の場合はベテラン職員の仕事です。

(経理ではなく人事部の仕事になっている企業もあります)

給与計算業務では社会保険に関する知識も必須ですので、こうした手続きのやり方についても勉強することになります。

個人事業主の確定申告では、税金計算について経営者からいろんな相談を持ちかけられますので、さまざまな節税方法について知識が身につくでしょう。

経営者を相手に仕事ができる

税理士事務所の職員が日常的にやりとりをしているお客さんは、中小企業の経営者や経理スタッフさんです。

一般的な職業で、企業の経営者と直接的にやりとりができる仕事というのはなかなかないでしょう。

経営者の人たちは独立して自分の腕一本でご飯を食べている人たちですから、企業規模の大小によらず尊敬できる人が多いです。

相談される内容についても、企業の損益についてのことから節税対策、または従業員の雇用に関することなど、経営レベルの内容ばかりです。

将来的に経営に関わる仕事をしたい人や、自分の事務所を持ちたいと思っている人には、税理士事務所で働く経験が非常に役立つのは間違いありません。

経理なら幹部クラスの人が処理する仕事を新人時代から経験する

さらにいえば、税理士事務所では税務調査立ち合い相続税申告が単発のイベントとして入ってきます。

税務調査の立ち会いは、企業経理職であれば経理部長クラスの人が対応する仕事です。

このように、税理士事務所では企業経理では幹部クラスにならないとなかなか経験できない仕事を、新人の時からバシバシ経験します。

相続税申告はまさに税理士事務所ならではの仕事内容ですね。

積極的に扱っている事務所とそうでない事務所がありますが、相続税申告に対応できるようになれば、この業界では市場価値の高い人材として重宝されるでしょう。

このように、税理士事務所の仕事は、しんどい分だけしっかり業務についていけば会計・税務分野でのスペシャリストに最短でなれるという魅力があります。

稼げる税理士(例えば年収1000万円)になりたい方へ

(稼げる税理士になるにはどうしたらいいのか?)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

私は税理士業界に未経験で入り、いろいろ苦しみながら10年以上仕事をしてきました。

その中でももっとも苦しかったのが、

がんばった分に見合った収入がぜんぜんもらえない」ということです。

税理士事務所の仕事って、簡単ではありません。

  • 毎年のように変わる税法の勉強をし続けないといけないし、
  • 税理士試験の勉強のために眠い目をこすりながら資格スクールの講義にでないといけないし、
  • 数字に1円でもまちがいがあればクレームが来るし、
  • ややこしい経営者の相手をしないといけないこともあるし、
  • 繁忙期はとっても忙しいし…。

なんていうのが実情です。

しんどい分だけ、たくさんお金が稼げるのならまあわかりますよね。

しかし、税理士事務所の職員というのは平均年収が決して高くないのが実際のところなのです。

毎日こんなにがんばっている。まわりの同年代の人間より何倍も努力しているはずなのに、

なぜか年収だけは、自分が一番低い…。

↑このギャップに心底苦しんだのが、私の20代でした。

そんな私も、2社目、3社目…と税理士事務所を渡り歩くうちに、

この業界でしっかりと年収をあげていくためのコツのようなものがわかってきました。

税理士事務所でしっかりお金を稼げるようになるためには、「ただがむしゃらにがんばっているだけ」ではダメなのです。

以下では、税理士事務所で年収をあげていくためのコツをこのブログを見てくださるあなたには特別にお教えしましょう。

ほとんどの税理士事務所職員は「がんばっていて頭もいい」のにぜんぜん稼げていない

私は今まで、たくさんの人と一緒に税理士事務所で仕事をしました(多分100人以上)

税理士事務所で働く人たちは、税理士を目指すというだけあって、

  • 学生時代から勉強には自信があって、
  • 人並み以上に地頭(じあたま)もよくて、
  • 目標に向かって努力もしっかりできる

という、いわゆる「ちゃんとした人」がほとんどです。このブログを読んでくださるあなたもきっとそういう人でしょう。

ですが残念なことに、

がんばっているのに、なぜか年収が低い人

が圧倒的に多いのがこの業界の実情でもあるのです。

割合で言えば、稼いでいる人はたったの2割、稼げていない人が残りの8割…という感じだと思います。

私も、30代直前まで年収300万円でした

もともとは私自身も完全に「稼げていない残りの8割」の方の人間で、

30代直前になるまで年収は300万円ちょっとしかありませんでした。

当時は「どうせ数年後には独立するんだから、今だけの辛抱だ…!」と思っていたんですよね。

ですが、あるときふと気づいたのです。

「ひょっとして、いつか独立するから!と思いつつ、

今の年収に無頓着(むとんちゃく)だから、

いつまでたっても自分は低年収なのでは…?」

ということに。

そう、ほとんどの税理士事務所職員が稼げていない理由がこれなんです。

多くの人が、将来的に独立することを目指して税理士事務所に入社し、

税理士試験の勉強をしながらがむしゃらに頑張っています。

しかし、これだけではだめなのです。

「がむしゃらに頑張る」だけでは年収は絶対に上がらない

なぜ、がむしゃらに頑張るだけではだめなのか?

それはあなたを雇用する事務所側(所長税理士)の気持ちを考えればわかります。

あなたが税理士としての独立を目指して努力すればするほど、

事務所側は、

「ああよく頑張ってるね。

でも、どうせ合格したら独立してうちは辞めてくんだよね?

それならうちも給料は最低限しか出さないよ。

仕事を教えてもノウハウをもっていかれるだけで、うちのメリットは何もないし。

まあ、合格するまでの辛抱だと思って、低年収でもがんばってよ。

うちも期間限定の社員を雇ったつもりで、最低限の給料しかださないから。

もし税理士試験に合格できなかったら?

知らないよそんなことは(笑)」

という気持ちになってしまうのです。

つまり、あなたが税理士を目指して頑張っている姿を見せれば見せるほど、

あなたを雇用する事務所側は、

あの人は合格も近そうだから、もうすぐやめていくだろうな。優遇しても意味なしだな

ということになります。

これでは税理士事務所職員としてのあなたの年収が上がるわけはありません。

解決策=「勤務税理士としてキャリアアップしてくのもアリかも」と思える事務所を選ぶことが大切

それではいったいどうしたらいいのか?ですが、

解決策としては、

「勤務税理士としてもキャリアアップしていける環境がある税理士事務所を選んで働くこと」

が大切です。

高年収の税理士になるには?

たとえ税理士試験に合格したとしても、

このまま勤務税理士として事務所内でキャリアアップしていくのもありかも

と思える環境を整備している税理士事務所を選んで働くこと。

(もちろん、そういった事務所でキャリアと実務経験を積みつつ、

最終的に独立を選んでも問題ありません)

税理士事務所というのは基本的には小さな組織で、みんな個人プレーのようなかたちで仕事をしています。

当然ながら、事務所の組織規模を大きくしていく気持ちがうすい所長税理士がほとんどです。

ですが、中には野心的にどんどん事務所規模を大きくしていくことを目指している事務所もあるのです。

こういう事務所では、

たとえあなたが税理士試験に合格したとしても、

「独立もいいけど、事務所内でキャリアアップしていくという道もアリかも…。」

と思えるような環境を準備しています。

ほんとにそんな事務所あるのかよ?

と思われる方もひょっとしたらいるかもしれませんので、実際の求人をいくつか紹介しましょう。

↓例えば、こちらは実務経験者向けの求人です。

(実務経験者向けの求人例。こちらはジャスネットキャリアに登録されている求人です)

↑実務経験者というのは「経験3年以上」であることが相場条件になりますが、

こういう求人はちゃんと世の中に存在しています。

税理士としてのキャリアと実務経験を積みながらこの年収を得られるなら、

  • 「独立はとりあえず数年先の目標としておいといて、ここならいいかも…」
  • 「この環境で働きながら開業資金を貯めて、よりリスクが小さいかたちで独立しよう」

と思う人は確実にいるでしょう。

事務所側もこういう人に応募してもらって、少しでも長く働いてもらえれば事務所を拡大できるので、高待遇を用意しているというわけです。

未経験でも年収400万円〜600万円スタートの事務所はある

また、未経験者向けの求人では、普通は年収300万円程度(場合によってはそれ未満…)がこの業界の相場です。

↓しかし、こちらのように、年収400万円〜600万円でスタートとしている事務所もあります。

税理士事務所 未経験 資格なし

(未経験でも年収400万円〜600万円スタート。こちらはMSジャパンに登録されている求人です)

「税理士事務所は年収が低い。特に未経験者はきびしい」とはよく言われますよね。

しかし、未経験でも高待遇を用意して、優秀な人が長く勤めたくなるような環境を整えている事務所も中にはあるのです。

税理士業界で年収をあげていくなら、最終的には独立して成功するのが理想でしょう。

しかし、税理士試験は残念ながら誰もが合格できる試験ではありません。

また、独立にはリスクが確実にあります。

病気や事故で働けなくなったら収入が途絶えることも理解しておく必要があります。

この業界で働くなら、勤務税理士や資格なしの税理士事務所職員としても高年収になる方法を理解しておくべきなのです。

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高待遇の税理士事務所はどうやって見つければいいのか?どうやれば採用までいけるのか?

「高待遇の事務所があることはわかった。

でも、そんな事務所ってごく少数でしょ?

よほど優秀な人でないと採用されないのでは?

↑ここまで読んでくださった方の中には、このように思われた方も多いでしょう。

ですがご心配なく。

転職活動というのは、必ずしも「優秀な人だけが採用される」というわけではないのです。

(もちろん、優秀であるに越したことはないのですが)

なぜかというと、ほとんどの人が「自己流」で転職活動をしているからです。

転職活動なんて、人生の中でそう何度もあることではないですよね。

人生で一度も転職しない人もいますし、3〜4回程度の転職を経験しているならそれは「多い方」でしょう。

こんなにも経験が乏しいことなのに、

なぜか「転職活動を専門のプロと相談しながらやる」という人はほんの少ししかいません。

転職のプロというのはいわゆる転職エージェントのことですね。

(後で説明しますが、転職エージェントは無料で使えます。私も1円も払ったことはありません)

世の中にはいろんなビジネスがあって、それぞれプロがいます。

税理士事務所職員が税務や会計のプロであるように、

転職ビジネスでは転職エージェントがプロとして活動しているというわけです。

病気になったときには当たり前のように病院に行って「治療のプロ」であるお医者さんに相談しますよね?

それと同じように、転職活動という「人生でそう何度もない重要な決断」をするときには、転職のプロである転職エージェントに相談すべきなのです。

↓転職エージェントは、以下のようなことをあなたの代わりにやってくれます。

エージェントを使うメリット

  • 非公開求人(優良事務所の求人)の紹介
    転職エージェントが「自社の独自案件」として持っている求人への応募が可能になります。上で見たような好条件の求人も転職エージェントの独自案件です。
  • 求人のしぼりこみ
    あなたの職歴や希望条件にベストマッチする求人を、日頃から税理士業界の最新求人をリサーチしているエージェントがしぼりこんでくれます(これを自分でやるのはかなり大変です)
  • 年収交渉
    エージェントはあなたの年収が高くなるように企業側と交渉してくれます。自分のお給料について交渉するというのはなかなか難しく感じる人が多いでしょう。エージェントに間に入ってもらうことで希望する条件を伝えやすくなります。
  • 面接日程の調整
    採用面接のアポイントや、入社日程の調整など、めんどうな手続きを代わりにやってくれます。こうした手続きは意外に時間と労力をとられます。
  • 応募書類の添削
    転職成功のためにはまずは書類審査に通過し、面接に進めなくてはなりません。志望動機や自己アピールなどは自分一人で作ると独りよがりになりがちなのでエージェントにチェックしてもらうのが安全です。
  • 面接対策
    書類審査に通ったら、いよいよ面接です。エージェントは採用担当者に事前に採用のニーズ(こういう人材が欲しいというニーズ)をヒアリングをしていますので、「こういう質問がきたらこう答えると良いです」といった感じでアドバイスしてくれます。答えを教えてもらってからテストを受けるように、非常に有利な状態で面接に臨めます。

転職エージェントを使えば、上で紹介した「高待遇の事務所」にも普通に採用される可能性があります。

エージェントが書類審査の対策や、面接対策を徹底的にやってくれるからです。

転職活動を成功させるためには、かなり特殊なスキルが必要です。

税理士事務所の職員としてとても優秀な人であっても、必ずしも転職採用の場での自己アピールが得意というわけではありません。

(これが「優秀で頭の良い人でも、年収が低いケースが多い」理由です)

そういった面でのアピール不足は、転職エージェントにカバーしてもらえば良いのです。

めんどくさい応募手続きや書類作成、面接対策や年収交渉といったことを、無料で全部めんどうみてくれるのに、

「転職エージェントに相談するというひと手間」をめんどくさがってやらない…。

↑残念ながら、こういう人が多いのが実情なのです。

これは逆に言えば、プロに相談しながらきちんと戦略を持って転職活動を進めていくなら、

転職活動で勝つことはそれほど難しくはないことでもあるのです。

転職エージェントを完全無料で使える理由

もちろん、どんなに転職エージェントにメリットがあったとしても、

「相談するのに高額のお金がかかる…」というのなら相談する人が少なくても納得ですよね。

しかし、転職エージェントというのは、私たち求職者側は完全無料で使えます。

転職エージェントにお金を払うのは、採用活動を行う企業側(税理士事務所側)だからです。

(内定が出たら、求職者の年収の30%程度を企業側は紹介手数料として支払う、という仕組みになっています。もちろん、あなたの年収から引かれるわけではありません)

実際、私はこれまで10社以上の転職エージェントを使ってきましたが、料金を1円でも請求されたことは一回もありません。

転職エージェントを使うデメリットがあるとしたら、

それは「初回にエージェントと面談をする時間をとらないといけない」という1点だけです(30分程度)

風邪を引いて病院に行ったら、お医者さんに「今日はどうされましたか?」と話を聞いてもらいますよね。

それと同じように、

  • 現状の何に不満があって転職したいのか
  • 次の職場ではどういうことを実現したいのか
  • いくらの年収が欲しいのか(重要!)

↑といったことを転職エージェントに相談するのが面談の場です(もちろんお金はかかりません)

面談で自分の希望を明確に伝えておくことで、戦略と方向性を持って転職活動を進めていくことが可能になるのです。

転職活動や年収交渉は転職エージェントにまかせてしまおう

いま現在も在職中の方は「転職活動に時間が取れない」という人が多いでしょう。

そんな方は、採用担当者との面接アポ取りなど、めんどうなことはプロに任せてしまうのが良いです。

特に、年収交渉なんて、自力でできるのはよほどコミュニケーション能力の高い人だけでしょう。

自分の給料について交渉するなんて、私は考えただけでもしんどかったのでエージェントにすべて任せていました。

なお、繰り返しになりますが、エージェントは完全無料で使えます。

エージェントにお金を払っているのは採用を行う企業側(税理士事務所側)ですので、私たち求職者側には費用はいっさい発生しない仕組みになっています。

エージェントをフル活用したとしても、転職活動には最低でも3ヶ月程度はかかります。

自力でやる場合は半年ぐらいはみておいた方が良いでしょう。

高待遇の事務所に最短で転職を決めたい方は、転職エージェントをフル活用してください。

忙しい方もエージェントサイトへの登録作業は1分あればできますので、今やっておくことをおすすめします。

※フリーメールアドレス(捨てアドレス)で登録できます。

転職活動用に情報を集約できるよう、専用のメールアドレスを1つ作っておくのが良いかもしれませんね。

税理士事務所を目指す方におすすめの転職エージェントはこちら。

高待遇の事務所求人は「早い者勝ち」ですので注意してください。

MSジャパン

(MSジャパンは実務未経験者におすすめの転職サイトです)

未経験者OKの優良求人が多数!

MSジャパンは、税理士事務所や企業経理の求人をメインで扱うエージェント会社です。
特徴は「実務未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることです(年収400万円〜など)
これから未経験で税理士業界を目指す!という方はMSジャパンをメインで使いましょう。

ジャスネットキャリア

税理士事務所 給料 安い

(ジャスネットキャリアは税理士事務所の実務経験が3年以上ある人におすすめの転職サイトです)

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、税理士事務所経験者向けの求人が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

マイナビ税理士

マイナビ税理士 評判

(マイナビ税理士は税理士有資格者・科目合格者におすすめの転職サイト)

勉強しながら働ける求人が多数登録!

マイナビ税理士は、大手マイナビが運営する転職サイトです。
試験直前の長期休暇や、繁忙期でも残業少なめなど、税理士試験受験生が働きやすい求人が多数登録されています。
科目合格がすでに1科目以上ある方は有利な条件の求人もあります。勉強との両立重視で事務所を選びたい人におすすめです。

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