会計事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士の仕事内容はきつい?大変?会計事務所(税理士補助)はやめたほうがいい人の特徴とは

  • 会計事務所の仕事はきつい?
  • 残業が多いって本当?
  • 簿記はどのぐらい必要?
  • 職場の雰囲気はどんな感じ?
読者様

会計事務所への転職を目指して就活しています。

ネットの口コミを見ていると「会計事務所(税理士補助)の仕事はめちゃくちゃしんどい」という情報が多くて正直びびってます…。

実際どんな感じなんでしょうか?

そうですね。決して楽な仕事ではないです。

ただし、やりがいの大きさは保証できます。

経営者から「先生」と呼ばれる仕事ですから、仕事の満足感は高いと思いますよ。

管理人

会計や税務について、短期間で非常に濃い実務経験が積めるのもこの仕事の魅力です。

会計分野でプロを目指す人にはおすすめの仕事ですよ。

 

この記事の内容

    • 会計事務所の仕事はどのあたりがきつい?
    • 楽しい・やりがいを感じるところは?
    • 職場はどんな雰囲気?
    • 残業や給与など雇用環境は?
    • 絶対に応募してはいけないブラックな会計事務所の見分け方は?
    • 未経験者が求人を探せる場所は?
      ※未経験者におすすめの転職サイトはこちらです

 

私は、20代で会計事務所に転職し、10年間で3社の事務所で働きました。

地獄のようなブラック事務所と、天国のようなホワイト事務所の両方を経験してますので、会計事務所の仕事内容については、いいところも悪いところもお話しできるかと思います。

この記事では、会計事務所で働く税理士補助の仕事内容について、リアルな実態をお伝えします。

参考にしてみてくださいね。

求められる会計・税務の知識レベルが高くてきつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所の職員の仕事は、顧問先の会社の経理や税金申告を代わりにやることです。

会計や税務に関する高度な知識レベルが求められますので、きついと感じる部分もありますね。

もちろん、入社してすぐの時点では誰もが「未経験者」です。

先輩にいろいろと教わりながら、ひとつひとつ仕事を覚えていくというかたちになるでしょう。

管理人

税理士補助の仕事内容

  • 月次監査(巡回監査)
    日常的な経理処理を顧問先の経理スタッフさんがやってくれていますので、その内容が正しいかどうか?を1ヶ月に1回程度のタイミングでチェックしにいきます(顧問先企業の営業所を訪問します)
  • 年次決算
    月次監査が12ヶ月分完了したら、1年に1回の「年次決算」を行います。これは基本的に事務所内でのデスクワークです。
  • 税務申告
    年次決算が完了し、利益の金額が確定したら税金の計算ができますので、期限までに申告を行います。

↑この一連のサイクルが会計事務所の職員の仕事です。

仕事を始めて1年目は本当に毎日が「勉強、勉強…。」の日々になるのはまちがいありません。

「会計や税務についての勉強が苦痛…」という人はまずこの仕事には向いていないので、注意しておいてください。

お客さんから「先生」扱いされるプレッシャーがきつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所の職員は、顧問先のお客さん(経営者や経理スタッフさん)からみると、「税理士の先生」です。

これは、あなたが税理士試験に合格しているかどうかは関係ありません。

お客さんとしては経理や税金申告を正しく行うために会計事務所にお金を払っていますから、

あなた自身が資格を持っているかどうか?は割とどうでもいいことなのです。

巡回監査の場ではお客さんから会計や税務についてのいろんな質問が飛んできます。

会計や税務の知識を売り物にしてお金をいただいている立場ですから、「わかりません」というわけにはいきません。

正直、これはかなりのプレッシャーです。

もっとも、入社してから半年ぐらいはお客さんとのやりとりはせず、事務所内で最低限の知識を身につけるトレーニングを受けることになるでしょう。

この間にしっかりと勉強し、先輩職員から引き継ぎを受けておくことが大切です。

管理人

最初からすべての質問に答えられるような人はいません。

「申し訳ありません。この場では確実なことはいえないので、いったん持ち帰ってくわしくお調べします。本日中にお電話で報告いたします」

といったように対応しながら、ひとつひとつ覚えていくしかないのが実情ですね。

わからないことをひとつひとつ確実につぶしていけば、

働き始めて3年後には、お客さんからのたいていの質問には答えられるようになると思いますよ。

管理人

最初はつらく感じるかもしれませんが、慣れれば大丈夫です。

↓会計事務所への転職活動(未経験者向け)についてはこちらでくわしく書きましたので、参考にしてください。

税理士事務で働く
会計事務所(税理士事務所)は未経験・資格なしで転職できる?

税理士事務所は未経験で資格なしの人でも正社員として採用される可能性は十分にあります。ただし、「採用さえしてくれるならどこでもいい」という気持ちで転職活動をしてはいけません。ブラックな税理士事務所につかまってしまう可能性が高くなります(私も経験があります)

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性格的に内気なタイプだとお客さんとのやりとりがきつい

会計事務所 仕事 きつい

税理士や税理士補助ときくと、「一日中、電卓を叩きながらのデスクワーク」というイメージをお持ちの方もひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際にはこの仕事は「外回り」の多い仕事です。

上でも紹介した「月次監査(巡回監査)」で、顧問先企業の営業所を訪問することになるからです。

1つの顧問先につき毎月1回は訪問するのが基本です。

会計事務所の職員は一人で20件〜30件の顧問先を担当していますから、

必然的に「ほぼ毎日どこかしらの顧問先を訪問している」という働き方になるのです。

管理人

外部のお客さんとのやりとりが頻繁に発生しますから、

性格的に内気で、人とのコミュニケーションが苦手…」という人にはきついと感じる部分もあるかもしれませんね。

もちろん、新規開拓の営業をする必要はありません。

雰囲気的には「ルート営業」のような感じでしょうか。

管理人

また、最近ではコロナ禍をきっかけに、テレワークやリモートワークの導入が劇的に進んでいます。

ZOOM(ズーム)などのツールを使って巡回監査を行うケースも増えてきていますから、会計事務所職員の働き方もかなり変わってきている印象ですね。

今後もこの流れが加速していくのはまちがいないでしょう。

所長税理士と性格的に合わないときつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所というのは、「所長税理士+職員スタッフ(税理士補助)」というかたちの組織になっています。

所長税理士を含めて10人未満という規模のところが多いでしょう。

管理人

良くも悪くも「ボス」である所長税理士がほとんどのことをワンマンで決めることになります。

なので、職員スタッフは所長税理士に嫌われたり、性格的に合わなかったりすると非常にしんどい働き方になります。

税理士というのはお金を扱う仕事なので、

基本的には「こまかいことにもきびしい」というタイプの人が多いと思っておいてください。

(必ずしもすべての税理士がそうではないんですが)

管理人

逆に、所長税理士と仲良くやっていける感じなら、非常にいごこちの良い働き方ができると思いますよ。

なお、会計事務所というのはどこも基本的に同じような仕事をしています(顧問先企業の経理・税務の代行です)

なので、まずはひとつの事務所で仕事をしっかり覚えてしまえば、

どこの事務所に転職しても即戦力として働ける」というメリットがあります。

なので、一緒に働く人たちが性格的に合わなければ、

無理してその組織で働き続ける理由があまりありません。

管理人

税理士業界は、転職でキャリアアップしていく人が非常に多い業界です。

「ひとつの職場で定年まで働く」という人はめったにいないですね。良くも悪くも人材が流動的なのです。

自分のウデ一本で食っていく」という職人的な働き方をしたい方にとっては、理想的な業界といえるかもしれません。

入社してすぐの頃は給料が安くてきつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所に未経験で入社した場合、

平均年収は300万円〜350万円が相場になります。

「月給20万円前後で、ボーナスが年間3回」という感じですね。

ただし、未経験者向けの求人でも、やや高めのお給料が設定されている事務所もあります。

資産税(相続税関連の業務)を専門で扱っている事務所などは、事務所自体がもうかっているところが多いので、年収も高いことが多いです。

管理人

↓※資産税特化事務所の求人例

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未経験者OKの求人でも、年収の高い求人はちゃんと探せば見つかります。

ここをいいかげんにやってしまうと、同じような仕事をしているのに、1年間で稼げるお金が100万円以上変わってくることもありますから、注意してください。

↓条件の良い事務所は、下記のような会計職の求人を専門で扱っている転職サイトで探すと見つかりやすいですよ。

経理 実務経験 積むには

(MSジャパンは実務未経験者におすすめの転職サイトです)

>>公式サイトはこちら

↑なお、こういった転職サイトに登録されている求人には、「公開求人」と「非公開求人」の2種類があります。

非公開求人というのは「そのサイトが独自で扱っている、特に条件の良い求人」のことですね。

管理人

非公開求人をみるためには、サイト内で氏名や住所、職歴などの情報登録が必要になります。

もっとも、登録は無料ですし、こちらから希望しない限りはサイトから連絡がくるようなことはありません。

↓メールアドレスを登録しておくと、最新の非公開求人が登録されるたびに通知がきますので、情報収集に便利ですよ。

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事務所によっては残業が多くてきつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所の仕事は、繁忙期にはある程度の残業が発生します。

↓繁忙期というのは、以下のような時期ですね。

  • 2月〜3月
    個人事業主のお客さんの所得税確定申告を行います。
    顧問先の企業には大きく分けて「個人事業主」と「法人企業」の2種類がありますが、前者については申告時期がすべて共通(毎年3月15日まで)になっているため、この時期には集中的に決算業務を行うことになります。
  • 5月
    三月決算法人の決算業務を行います。
    法人企業の税務申告期限は「事業年度終了から2ヶ月以内」になっていますので、三月決算の法人は5月末日までに税務申告を行います。日本では三月決算の企業がとても多いですから、この時期は繁忙期になるケースが多いです。
  • 12月
    年末調整業務が行われます。
    これは顧問先企業の従業員さんの所得税を計算する手続きです。個人事業主・法人企業を問わず、すべての企業で共通でこの時期に行います。

逆にいうと、これ以外の時期というのは、比較的業務量は落ち着いていることが多いですね。

税理士試験の勉強をしている人は、繁忙期と暇な時期とでメリハリをつけて両立していくことが求められます。

もっとも、所属する会計事務所によっては、「繁忙期でも残業がほとんど発生しない」というところもあります。

最近では、「うちは残業少ないです」ということをアピールして求人を出している会計事務所も増えてきましたね。

管理人

(↓※残業が少ない会計事務所の求人例)

会計事務所 仕事 きつい

(残業が少ない会計事務所求人の例:この求人はMSジャパンに登録されています)

こういった事務所で残業が少ないのは、個人事業主のお客さんではなく、

法人企業のお客さんをメインのターゲットとしていることが考えられます。

法人企業の決算時期は「事業年度から2ヶ月以内」がルールです。

そして、決算時期というのはそれぞれの会社が自由に決められます。

日本では三月決算を選択する企業が多いですが、「必ず3月じゃないとダメ」ということではまったくありません

管理人

なので、6月決算・8月決算・10月決算…というように、

顧問先の企業の決算時期が適度に分散されていれば、「5月だけに決算業務が集中する」というような働き方は避けることができるというわけですね。

また、基本的には個人事業主よりも法人企業の方が「大きな企業」であることが多いですから、顧問先に対して高めの顧問料を設定できている事務所なのかもしれません(つまりもうかっている事務所)

ひと昔前までは「会計事務所といえば残業がきつい」という世界でした。

その頃と比べると、会計事務所業界もずいぶんと変わってきたなあという感じがしますね。

税理士試験との両立がきつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所で働く人の多くは、税理士試験の受験生です。

「会計事務所で働いて税理士としての実務経験を積み、

働きながら税理士試験5科目に合格して、その後に独立」

というキャリアを目指す人が多いですね。

実際、税理士試験の合格者の多くは、会計事務所で働いている人たちです。

管理人

ただ、税理士試験は「最難関レベル」といわれる国家試験です。

働きながら合格を目指すのはかなり高いハードルとなるのはまちがいありません。

科目合格制度を活用して「1年に1科目」などのかたちで、長期目線で合格を目指すのが現実的といえるでしょう。

会計事務所の仕事(税理士補助の仕事)は、税理士試験の勉強内容とかなり重複している部分があります。

会計事務所での実務知識と、税理士試験の学習内容を互いにオーバーラップしながら勉強していけば、

実務と試験対策の両方について効率的に学習を進めていくことができるでしょう。

例えば、実務で法人税申告書の書き方を学びながら、税理士試験対策として法人税法の理論的な勉強を進めていくといった具合です。

実際に法人税の申告書を作成して税務署に出したい経験のある人と、

テキストや問題集でだけ勉強だけをしてきた人とでは、法人税法の理解に差が生じるのは当然ですよね。

会計事務所で働く人に税理士試験の合格者が多いのには、このような背景があるのです。

一定期間、仕事はせずに勉強に専念するというのもひとつの選択肢ですが、当然ながらその間は無職…ということになってしまいますね。

その期間中は社会人としてはブランク期間となってしまいますから、職務経歴的にはマイナスになります。

試験に合格できればいいですが、もし合格できなかった場合にはキャリア的には悲惨なことになってしまうでしょう。

社会人としてのキャリアを途切れさせたくない方は、

会計事務所で働きながら税理士試験の合格を目指すのがおすすめですよ。

管理人

MSジャパン

未経験OKの優良求人が多数!

MSジャパンは、会計事務所や経理の求人をメインで扱っています。
特徴は「未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることですね(年収400万円〜など)
これから未経験で会計職キャリアをスタートしたい人におすすめです。

担当顧問先が多くなってくるときつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所の職員は、1人で20件〜30件ぐらいの顧問先企業を担当することが多いです。

担当件数が多くなればなるほど仕事はきつくなってきます。

20件ぐらいまでであれば比較的余裕を持って働けると思いますが、30件を超えてくるとかなりきついです。

私が経験した中では「1人で40件」ということもありました。

これはもう超絶激務です(いい経験にはなりましたが)

管理人

職員1人あたりの担当件数は、事務所によってかなり差があります。

↓これについては事務所のとっている戦略によってもかなり働き方に違いがあるところですね。

  • 格安の顧問料で、とにかくたくさんの顧問先を獲得するという戦略をとっている会計事務所がある一方で、
  • 顧問先1件あたりの顧問料を高額に設定する代わりに、1件1件の顧問先に対して分厚いサービスを提供する、という戦略をとっているところもあります。

↑個人的には、この後者の戦略をとっている会計事務所で働くのがおすすめですね。

質の高い実務を学べますし、時間的に余裕をもって働けるので試験勉強との両立もやりやすくなります。

管理人

転職活動時には、「職員1人あたりの担当件数が何件か?」はかなり重要ですから、必ず確認しておくようにしましょう。

会計事務所専門の転職エージェントを使って転職活動すれば、応募先の事務所についていろいろと情報をくれます。

良い環境の事務所に入れる可能性が高くなりますよ。

経営者から会計以外の相談をされてきつい

会計事務所で働く税理士補助の仕事は、基本的には経理や税務に関するサービスが専門領域になります。

日常業務もこれらの範囲で行うことが多いのですが、

顧問先の経営者のニーズによっては「経営コンサル」的な助言を求められることもあります。

これは正直に言って、会計事務所の職員としてはかなり負担の大きいことです。

ほとんどの職員はサラリーマンとしてしか仕事はしたことがありませんから、

経営についての助言を求められてもなかなかきちんと答えられない…という人が多いですね。

個人的には、こうした助言を求められたときには、「会計的にはこういうことがいえる」とか、

「別の顧問先で、こういう対策を実施したことがある」とかいったかたちでお答えするようにしています。

先輩が仕事を教えてくれなくてきつい

会計事務所 仕事 きつい

会計事務所で働く人によくあるお悩みとして、「先輩が仕事を教えてくれなくてつらい…」というものがあります。

私自身も未経験で働き始めた頃にはこの悩みはありましたので、気持ちはとてもよくわかります。

管理人

ただ、この仕事は「自分でとことん調べる」ということが求められる仕事であることも理解しておく必要があります。

所長税理士や、ベテランの職員であっても、会計や税法のルールについてすべて理解している人はいません。

仕事のコツのようなものについては先輩が教えてくれるのが理想的ですが、

個々の税法知識などについてはとつひとつ調べながら、自力で習得していくしかないのが実際のところです。

逆にいうと、こつこつ調べ物をしながら仕事を進めていくという働き方ができない人にとって、

会計事務所の仕事はかなりつらいものになるかもしれませんね。

↓※会計事務所での仕事の覚え方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

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ミスが絶対に許されない仕事なのがきつい

会計事務所の仕事は「1円単位の正確さ」が求められる仕事です。

決算書や申告書の数字に1円でもまちがいがあれば、それはお客さんからの信頼を損なうことにつながりかねません。

もちろん、新人の頃には先輩の手伝いというかたちで仕事を覚えていきますから、

いきなり責任をとらされるというような事態は起こらないでしょう。

また、顧問先に対して最終的に責任を負うのは所長税理士です。

職員が行った計算については所長税理士自身がしっかりと検算やチェックを行うのが普通です。

管理人

ミスは事務所内でフォローできれば大きな問題に発展することはありませんから、過度に失敗を恐れる必要はありません。

むしろ、仕事上で失敗をして許されるのは新人の特権ですから

入社して1年〜3年ぐらいまでは失敗を恐れずいろんなことにチャレンジしていきましょう。




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