税理士の独立は厳しい?食えないのでやめたほうがいい?

  • 税理士は独立しやすいって言われるけど、これ本当?
  • 独立して食っていくのは厳しい?
  • 稼げる税理士になるにはどうすればいい?

この記事を読んでいるみなさんは、

きっと税理士として独立することを目指しておられる方だと思います。

資格の予備校のパンフレットには税理士になれば独立できる!と大々的にのっていますよね。

確かに、税理士という職業は独立に向いている資格と言えます。

名称独占だけでなくて業務独占(税理士資格を持っている人じゃないとできない業務)がありますので、ある程度食っていくことは可能でしょう。

私は会計事務所勤務をへて、

2020年に税理士登録して個人事務所を開業しました。

(つまり税理士として独立しました)

その直後にコロナ禍となりなかなか厳しいこともありますが、

現在のところはなんとか利益を出すことができています。

転職経験者

ただ、2021年現在、税理士の独立は厳しい状況になっているのが現実です。

そして、それは今後ますます加速していくでしょう。

もちろん、税理士という職業そのものは今後もずっと必要とされていくと思いますが、独立して食っていけるかどうか?は別問題なんです。

独立するということは、経営者になるということですから、

税理士としての専門スキル(税務申告の技術)とはまったく別の才能が求められることを理解しておきましょう。

(具体的には、顧客を開拓して売上をあげられる能力が必要になります)

この記事では、税理士開業から1年経った私自身の現状から、

税理士が独立するメリットとデメリットの両方を書いていきます。

税理士として生きていく方法は独立だけではありませんので、

別の選択肢(勤務税理士や、企業の経理管理職など)と比較しながらご自身のキャリアを検討してみてください。

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会計事務所は「コンビニの数ほどある」のが現状?

税理士 独立 厳しい

(税理士の独立は厳しい?)

 

昔ながらの会計事務所(税理士事務所)って、基本的に住宅地に事務所をおくことが多いですね。

近所を散歩すると、会計事務所ってたくさん見つかります。

コンビニよりもたくさんあるんじゃないかな。

どこの事務所でもガラス張りの立派な建物ではなく、普通の民家に地味な看板なんてとこもいっぱいです。

税理士って、資格さえとってしまえば開業するのはものすごく簡単なんです。

ものを仕入れてきて売るような仕事ではないですから、自宅で机と電卓があれば開業できます。

(つまり小資本で開業できる)

これが何を意味しているのか?というと、競合(ライバル)が多いということです。

同じ地域で開業している同業の税理士は顧客をとりあうライバルです。

独立開業してやっていく以上「別の税理士ではなく、ぜひうちに!」という努力はさけて通れません。

もちろん、最近は副業などで個人事業主になる人も増えているので、

顧客の開拓もやりやすくなっているでしょう。

しかし、開業したての個人事業主が払ってくれる顧問料ははっきりいってとても安いです(それでいてかかる手間は多い)

売上規模が大きく、高い顧問料を払ってくれる「おいしい顧客」については、

大手や老舗の事務所や税理士法人がにぎっていてなかなか入り込むのは厳しい…というのが現実だと感じます。

>>それでも税理士として独立を目指す人はこれを知っておいてください

薄利多売の税理士は仕事がとてもしんどい

税理士ももちろん商売です。

お客さんに喜んでもらえるのがベストですけど、自分の事務所がつぶれないように稼がないといけません。

↓税理士のビジネスってとても単純です。

売上 = 顧問料単価 × 顧問先の数

ここから経費を引いてプラスにできれば「稼げている」税理士ということになります。

で、売上を増やそうと思ったら、顧問料単価をあげるか、顧問先の数を増やすかのどちらかしかありません。

ただ、安易に顧問先の数を増やすと大変なことになります。

いわゆる「薄利多売」のかたちになってしまうと、税理士ビジネスは大変しんどいことになってしまうからです。

税理士業務って、1件お客様が増えるとやらなければならないことが、想像以上に増えます。

小さな企業や個人事業(顧問料は安くお願いされています)であっても仕事にかかる手間や労力、責任はそれほど変わらないからです。

20件や30件程度の顧問先数なら自力でなんとか回せるかもしれませんが、

それ以上になると自分以外のマンパワーが必要となります。

そうなると従業員さんを雇うという方向性になるのですが、それはそれで固定費に悩むことになります。

税理士のお客さんって中小零細企業の人たちです。

経営状況が悪くていきなり倒産…なんてことも普通にあります。

そうなると売上は減りますが、従業員をいきなりクビにすることは法律上できないので、

売上からお給料を払えなくなったら自分のポケットマネーから払うことになります。

また、雇った人が最初から担当を持てるレベルの人かはわからないので、教育もしないといけません。

会計ソフトや見積もりサービスの優秀化も開業税理士には逆風

税理士の顧問料単価はどんどん下がっているのが現実です。

ひと昔前は個人事業主でも月額顧問料3万円払ってくれるような時代もありましたが、今は「顧問料基本0円!」みたいな記帳代行業者もあります。

「税理士顧問料無料見積もりサービス」みたいなサイトも増えてきました。

↓※こんな感じの見積もりサイト

税理士ドットコム(顧問料見積もりサービス)

これは車とかバイクの買取査定と同じように、

複数の税理士に顧問料の見積もりをワンタッチで出してもらえるサイトです。

ひと昔前はよくわからなかった「税理士顧問料の相場感」を、企業側もスマホ一つで把握できるようになりました。

当然、基本的にお客さんは

一番安い顧問料の税理士を選びますから、

「うちはもっと安くやります!」

という税理士同士の価格競争になっていきます。

転職経験者

また、会計ソフトがとても優秀になっていることも開業税理士にとっては逆風です。

今は確定申告ぐらいは自分でやる自営業者がほとんどです。

当然ながら、こういう人たちはかなり事業規模が大きくなるまでは税理士と顧問契約なんてしませんから、顧客の数を減らすバイアスになっています。

税理士業界は昔ながらの「先生ビジネス」ではうまくいかなくなっているのが現状です。

高い顧問料を払ってもらえるように、

別の税理士では提供できないなにかしらの付加価値がないとそうとうに厳しいです。

それでも税理士として独立開業を目指す人へ

税理士 独立 厳しい

(どういう分野で稼ぐ税理士になりたいのか?の具体的なイメージを持つことが大切です)

 

ここまで、税理士の独立についてかなり悲観的なことを書いてきました。

それじゃもう、税理士は独立ができない資格になってしまったのか?というと、そうでもありません。

仕事と人脈に自信が持てるようになるまでは勤務税理士として働き、

しっかりと準備をしていけば独立後にきちんと利益を出していくことは可能だと思っています(実際、私はそうしています)

稼げる開業税理士になるために、

↓勤務税理士時代からやっておくべきことはこの2つです。

  1. この分野なら他の税理士に負けないという得意分野を持つ
  2. 顧問先を増やして儲けるという発想から抜け出す

つまり「高い顧問料単価を設定できる税理士になりましょう」ということですね。

よその事務所ではなかなか提供できない

税務・会計サービスで、

顧問料単価を上げることを考えるのが大切です。

転職経験者

問題は、これを実現するにはどうしたら良いのか?ですが、

勤務税理士時代に「税理士としてどのような実務経験を積むか?」ということが決定的に大切になります。

具体的には、資産税(相続税関連)や国際税務など、

「稼げる分野で強みを持つ事務所」で経験を積んでいくことが大切です。

もちろん、顧客とのつながりを勤務税理士時代に作っておくことも大切ですね。

医業や芸能人など「お金をたくさん持っている業界の人たち」を顧問先として多く持つ事務所に所属して人間関係を作っておくこともメリットが大きいです。

(あなたが独立したときに顧問先になってくれたり、別の顧問先を紹介してくれたりします)

こういった「強みを持つ事務所」というのは、事務所そのものがもうかっていることが多いです。

なので、勤務税理士として高いお給料をもらえるのも魅力ですね。

独立のための資金を貯める意味でも、

↓こうした事務所に所属して経験を積むことはメリットが大きいでしょう。

税理士 独立 厳しい

(資産税特化事務所の求人)

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(国際税務が得意な事務所の求人)

税理士 独立 厳しい

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どういう税理士になるのか?の具体的なイメージを持とう

ばくぜんと「税理士として独立」という夢やイメージをもっているところから一歩進んで、

  • この業務についてなら、他の税理士には絶対に負けない税理士
  • こういう業界のお客さんを顧問先として多く持つ税理士

↑こういった「具体的な理想像」を持っていまの勤務税理士(資格の有無にかかわらず)としての仕事に取り組んでみてください。

もし、いま所属している事務所でこういう理想像に近づく経験を積めそうにないなら、別の事務所に転職することも検討しなくてはいけません。

なんの特徴も強みもない個人事務所で

なんとなく働きながら5科目合格して、

なんとなく独立開業…

で食っていけるほど今の税理士業界は甘くありません。

転職経験者

なお、税理士科目合格以上の人は税理士業界専門の転職エージェントを使えば、魅力的な事務所の求人をたくさん紹介してもらえますよ。

(転職エージェントは求人を出す側の広告費で運営されていますので、私たち求職者側は無料で使うことができます)

今すぐは転職する気がない人も、

転職サイト内で希望条件などを入力しておくと、

最新の求人情報が自動的に入ってくるようになりますので、情報収集に活用してみてください。

現実に募集されている求人を日常的に見ておくことが大切です。

よその事務所がどういう人材を探していて、どういう分野でビジネスをしているのか?をナマの情報で知ることは、

↓将来の独立を考える上でもものすごく勉強になりますよ。

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