税理士を目指す人の多くが「将来は独立して自分の事務所を持つ」という目標を持っていると思います。
まずは税理士試験5科目に合格し、実務要件を備えないことにはどうにもならないわけですが、
たとえスムーズに5科目合格できたとしても「いきなり独立」といけるほどこの業界は甘くありません。
以下では、税理士が独立を選択肢にできるタイミングとはいつなのか?について解説します。
参考にしてみて下さい。
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この記事の目次
税理士が独立するため最適なタイミングはこの4つ
税理士として独立するのに最適なタイミングは下記のタイミングになります。
- 営業やセールスに自信が持てるようになったタイミング
- ある程度の顧客確保の目処がたったタイミング
- 少なくとも二年分程度の運転資金がたまったタイミング
- もっと稼ぎたい!と思ったタイミング
まず、税理士として登録するためには、税理士試験に合格し、2年以上の実務経験があれば税理士として登録することができます。
実際には実務経験を2〜3年たったタイミングで独立を考える人が多いですが、よく考えて行わないとうまくはいきません。
1.営業やセールスに自信が持てるようになったタイミング
税理士として独立する最適なタイミングの一つ目が、「営業やセールスに自信が持てるようになったタイミング」です。
どうしても独立後にネックになるのは、顧客の確保です。
所属税理士として勤務している際に、営業を行い顧客を取れるようであれば、自信を持って良いでしょう。
自信を持って営業を行えれば、顧客を確保することができると思いますが、自信がない状態で営業をかけたとしても、顧客を確保することは不可能でしょう。
そのため、営業やセールスに自信が持てるようになったのであれば、独立を考えても良いでしょう。
2.ある程度の顧客確保の目処がたったタイミング
税理士として独立する最適なタイミングの二つ目が、「ある程度の顧客確保の目処がたったタイミング」です。
一つ目でも書いた通り、独立後にネックになるのは顧客の獲得です。
顧客の獲得の方法としては、紹介会社や知人からの紹介やブログ、Youtubeなどがあります。
実際、紹介を待っているだけでは、独立はうまくいかないでしょう。
紹介は、されてしまえば高確率で顧客となりますが、そもそも紹介の件数が少ないのです。
また、紹介会社を通した場合には高額の紹介手数料がかかるため、あまりオススメはできません。
ブログやYoutubeなどの方法もありますが、ファンを増やすまでに相当の時間がかかりる点が、デメリットでもあります。
そのため、独立を考えているようであれば、所属税理士である間から顧客をどのように確保するのか、ブログやYoutubeであれ
ば、独立前から始めてファンを増やしておく必要があります。
3.少なくとも2年分程度の運転資金がたまったタイミング
税理士として独立する最適なタイミングの三つ目が、「2年分程度の運転資金がたまったタイミング」です。
税理士として独立することで、少なくとも年間150万円程度の固定費がかかります。
最初は顧客がほとんどいない状態でスタートするため、固定費をまかなうことができないことが多いです。
顧客が安定してくるまでに2年程度はかかるため、2年間を問題なく運営できる程度の運転資金が必要でしょう。
運転資金分の貯蓄がないと、いくらやる気があったとしても、資金不足により廃業せざるをえないということもあり得るでしょう。
4.もっと稼ぎたい!と思ったタイミング
税理士として独立する最適なタイミングの四つ目が、「もっと稼ぎたい!と思ったタイミング」です。
税理士になった以上、いっぱい稼ぎたいと思うのは当たり前でしょう。
現在所属している事務所の給与に納得がいかなかったり、自分ならもっと稼げると思ったタイミングで独立を考えるのは、良いタイミングでしょう。
稼ぎたいという気持ちを原動力にがむしゃらに仕事を行なった結果、成功した税理士を何人も知っています。
ただし、稼ぎたい=独立という考えは少し危険です。
人により異なりますが、経営が苦手な人もいるでしょう。
そのような方は独立ではなく、高年収を期待できる会計事務所や税理士法人への転職を考えてみてもよいでしょう。
労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、安い給料で搾取しまくるブラック事務所は、
2023年現在も残念ながら一定数存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けるためにも、
会計職専門の転職サイトを活用しましょう。

↓こういった専門サイトでは、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安全です。
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正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。
情報リサーチには会計職専門の転職サイトを使うようにしましょう。
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「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
人生でそう何度もあることではありませんし。

ただ、こういう段階の人ほど、
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
で決まっちゃうことも多いんです。
能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。
(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。
(年収や組織規模、残業上限など)
↑これをやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
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優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。
(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、
なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)
いい感じの事務所求人が見つかったら、
ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。
日常的に積み上げた優良な情報ストックを、
行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。
>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、
なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
