税理士の独立成功のカギは顧客の確保(引き抜きはトラブルのもと)

2021年11月8日

税理士試験に合格し、実務要件も満たした人がまず考えるのが「いつ独立して自分の事務所を持つべきか?」だと思います。

この記事では、税理士が独立を考える場合にどのぐらいの顧客確保が必要なのか?について解説します。

(どういうタイミングで職員として働いている会計事務所から独立すべきか?の目安です)

参考にしてみてください。

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税理士独立成功の鍵は「顧客の確保」

税理士が独立開業を成功させるためにもっとも重要なことは顧客の確保です。

問題はどのぐらい顧客数を確保すべきか?ですが、

「事務所を維持するための固定費をペイすることができ、その上自分が余裕を持って生活できる分の年収を得られる顧客数」を確保することが必要になります。

税理士が独立後にかかるコストはどのぐらい?

では、税理士が独立開業した後では、どの程度のコストが掛かるのでしょうか。

事務所を賃貸するかどうかにより異なりますが、事務所を借りる場合には年間150万円〜250万円程度かかります。

もし従業員を雇う場合には、これ以上に一人当たり平均330万円の費用がかかります。

それらと別に自分の生活費も考えると、年間で600万円以上の売上をあげられるだけの顧客を確保する必要があります。

固定費として掛かるコストの例としては、下記の通りです。

  • 税理士会への年会費:約10万円
  • 税理士用申告会計ソフト:約40万円〜
  • コピー機のリース料:約15万円〜
  • 事務所家賃:約120万円

税理士用申告会計ソフトについては、

選択するソフトにより異なってきますが想像よりも高いものです。

これだけのコストが掛かると考えるとどうでしょうか。

独立開業したことで後悔することもあるので、事前に掛かるコストを試算しておき、顧客をどれほど確保しなければならないのかを確認すると良いでしょう。

顧客確保の方法は

それでは顧客を確保するためには、どのようにすれば良いのでしょうか

方法としては「知り合いからの紹介」「顧客紹介会社からの紹介」「飛び込み営業」などです。

この中で一番顧客確保をできるものが「顧客紹介会社からの紹介」です。

私の経験上、面談まで行った顧客の5割はそのまま契約することができます。

ただし、紹介会社からの紹介にはデメリットもあります。

それが紹介手数料です。

紹介会社によって変わりますが、契約した顧客の年間報酬の50%〜72%が紹介手数料としてかかります。

そのため顧客を確保できたとしても、紹介料の支払いが多額になるため、資金を貯蓄できるようになるまでには3年程度かかります。

「知り合いからの紹介」や「飛び込み営業」は多くの顧客を確保できなかったり、成功率が低い点がデメリットです。

ただし、紹介料はかからないのがメリットと言えるでしょう。

実際私の知り合いで独立開業した税理士は、顧客を確保する方法がわからず一定以上の顧客を確保できなかったため、2年程度で勤務税理士になりました。

顧問料・決算料の相場は?

顧客から得られる顧問料や決算料の相場は、顧問先になる企業や個人事業主の規模により変わりますが、顧問料が月額3万円、決算料は年間20万円です。

規模が大きくなれば、顧問料や決算料は高くなる傾向にあります。

例えば、年商億単位の企業であれば顧問料5万円以上、決算料30万円程度は見込めます。

ただし、年商1,000万円程度の企業であれば顧問料2万円、決算料10万円でも高いと言われることも少なくありません。

従業員を雇わず開業する場合には、顧問料や決算料が高い企業は、作業量や責任の観点から多く持つことは難しいでしょう。

上述したコストを補えるだけの顧問料や決算料を得られる顧客を確保することは、容易ではないでしょう。

所属していた事務所とのトラブルの多くが顧客の引き抜き

独立開業で問題になるのが、独立開業前に所属していた税理士事務所や税理士法人からの顧客引き抜きです。

所属していた税理士事務所や税理士法人も、営業や紹介を受けて必死に集めた顧客です。

それを独立開業する際に引き抜かれては、いい思いはしないでしょう。

そのため、独立開業する際には顧客の引き抜きを行わないのがベターです。

もし、担当していた顧客が自分の事務所に移動したいと言っている場合には、

事前に所属していた税理士事務所や税理士法人の代表税理士に相談しておくと良いでしょう。

労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

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2023年現在も残念ながら一定数存在しています。

こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」…みたいにアピールしていることが多いので注意が必要です。

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管理人

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。

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彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。

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「今すぐ転職する気はない人」もやっておくべきこと1つ

今すぐは転職するかどうか決めてない。

でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。

チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。

(なのでいろいろ調べてる)

↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、

おそらくこういう段階だと思います。

転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。

人生でそう何度もあることではありませんし。

管理人

ただ、こういう段階の人ほど、

転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。

実際には、転職って運で決まってしまう部分もあります。

たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?

で決まっちゃうことも多いんです。

能力的に優秀な人でも、たまたま良い求人に出会えずブラック事務所で働いている…みたいなことって普通にあります。

(逆に言うと、能力的には普通だけど、転職活動の進め方が上手でホワイト事務所に入社できている人もいる)

重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。

具体的には、転職サイトに転職先に求める条件をしっかり入力しておくのがコツですね。

(年収や組織規模、残業上限など)

↑これをやっておくと、

転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。

条件にマッチした事務所求人が出た瞬間にスマホに自動通知してもらえるので、

優良事務所の求人を見逃すリスクがなくなるのが大きいです。

(転職サイトで求人検索をかけてるだけ、

なんとなく求人をながめているだけ…の人たちと大きな差がつきます)

いい感じの事務所求人が見つかったら、

ブックマーク保存等で情報としてストックしていきましょう。

日常的に積み上げた優良な情報ストックを、

行動を起こす時の判断基準に使えるようにしておくのが大切です。

管理人

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、

BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、

募集期間が短い傾向があるので注意してくださいね。

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>>無料アカウント作成時には「希望条件」をしっかり入力しておきましょう

現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)

 

転職サイトを日常的にチェックし、

気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、

「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。

自分には別の選択肢もある」

↑と気づけるのも重要です。

ストレスでどうしようもなくなる前に、

転職という手を打つことができるようにしておきましょう。

これって、今の職場で働く上でも

精神的な安定につながります。

いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

管理人

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)

そうなると、さらに現状への依存度が高まって、

抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。

転職サイトは誰でも無料で使えます。

今すぐは転職できない人も、

無料アカウント登録だけはやっておきましょう。

なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)

 

転職サイトっていろんなところがありますよね。

この記事を書いている2023年現在で、

なんと1万社以上あるそうです。

最大手のリクナビとかの方が、

学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…

という方も多いかもしれません。

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ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。

必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、

仕事探す側も税理士受験生だったり、

キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、

普通の求職者とは異なる事情が多いんです。

こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、

税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。

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  • 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
  • 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人

↑これらに該当する人は、

税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。

リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)

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最後の最後にお伝えしたいこと

↓転職に限らずですが、

仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。

 

能力やスキルももちろん大切なんですが、

転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。

税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、

転職活動のやり方がまずかったのが原因で、

ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

転職サイトへの登録って、3分でできる作業です。

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もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。

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