- 司法書士と税理士のダブルライセンスはおすすめ?
- それぞれの仕事内容はどういう風に関連してる?
- 最短で両方の資格に合格するにはどうしたらいい?

管理人
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司法書士と税理士のダブルライセンスはメリットが大きい

(税理士と司法書士のダブルライセンスはシナジー効果が極めて高く、メリットが大きいです)
それぞれの業務の関わり
- 司法書士 → 税理士 会社設立のために相談に来た顧客の税務顧問をそのまま継続受注など
- 税理士 → 司法書士 顧問先として持っている企業の法律事務(契約書作成・会社設立・相続・不動産登記その他)を単発で受注など
(具体例)司法書士へ相談 → 税理士にも相談」のケース
司法書士に相談に来たお客さんが、 同時に税理士業務も必要としているケースというのは非常に多いです。 ↓具体的には、以下のようなケースですね。司法書士業務→税理士業務の例
- 法人化の手続きを司法書士に依頼した後、毎年の法人税申告のために税務顧問を税理士に依頼したい
- 遺産分割協議がうまくまとまらなくて司法書士に相談に来た方が、その後に相続税申告を税理士に依頼する
- 不動産投資のための物件購入後に不動産登記を司法書士に依頼し、その後に節税対策のための方法を税理士からアドバイスを受ける
- 自分の相続で遺族がもめないように準備している人が、相続税の負担を小さくするための節税対策を税理士に相談するなど
(具体例)「税理士へ相談 → 司法書士にも相談」のケース
税理士としてすでに持っている顧問先で、 司法書士の守備範囲業務への対応が必要になるケースも非常に多いです。 ↓例えば、以下のようなケースで「税理士業務→司法書士業務」と広がっていく場合があります。税理士業務→司法書士業務の例
- 取引先との契約書作成にあたって法律家によるリーガルチェックを受けたい
- 個人事業主顧客が法人化したい場合
- 不動産投資のための物件購入時に司法書士に依頼したが、その後に税務調査がきたので税理士も探したい
- 税理士に相続税申告をしてもらう前に、遺産分割協議を完了したい
- 税理士に相続税申告をしてもらった後に、相続登記もしてほしい
- 事業用の不動産購入にあたって、不動産登記を依頼したい
- 法人代表者の任期更新のため登記変更手続きを依頼したい
- 本店移転のために登記したい
- 会社の規模拡大に伴う組織変更したため定款変更の登記をしたいなど(その他いろいろ)
ダブルライセンス者は転職でも独立でも有利
このような背景から、ダブルラインセンス者は転職でも、独立でも有利になるのは間違いありません。 会計事務所では司法書士資格を持っている人を優先的に採用しますし、司法書士事務所でも税理士資格を持っている人は魅力的に映るでしょう。 また、独立して自分の事務所を持つ場合にも、両方の資格の業務を網羅できることは事務所の強みになります。 税理士業務と司法書士業務の両方をワンストップで処理できれば、 お客さんにとっても便利ですし、事務所としてはより多くの報酬を得られるからです。 税理士と司法書士のダブルライセンスはシナジー効果が極めて高く、メリットが大きいことがお分かりいただけるかと思います。私が所属していた会計事務所での例(体験談)
ちなみに、私が所属していた会計事務所には、司法書士の資格保持者はいませんでした。 そのため、顧問先から司法書士業務に関連する相談がきたときには、 自社で処理することができませんでしたので、 業務提携している司法書士さんに依頼していました。 もし私が勤めていた会計事務所に司法書士資格を持っている人がいたら、これらの業務も自社内で処理でき、報酬につなげることができたわけですね。 税理士のお客さんは中小企業経営者ですので、司法書士が必要になる相談は頻繁に発生するのです。 逆に、提携している外部の司法書士さんから、 うちの会計事務所に対して業務依頼が来ることもありました。 この司法書士事務所さんに税理士資格のダブルライセンス保持者がもしいれば、司法書士事務所にとっても売上拡大のチャンスになったはずです。 司法書士業務の1つとして会社設立手続の代行がありますが、会社設立後には法人税の申告が毎年必要になります。 多くの中小企業では法人税の申告は税理士に代行を依頼していますから、 必然的に「司法書士→税理士」の業務依頼は一定数発生することになります。 また、司法書士のメイン業務は不動産取引に関わる法的な手続の代行です(契約書の作成や不動産登記の代行など) これらは相続をきっかけとして発生することが非常に多いです。 多額の財産が相続の対象となる場合には、相続税の申告が必要となりますか、相続手続の一環として税理士の協力が必要となる局面は多いと言えます。 遺産相続に関して司法書士に相談が来る→遺産相続手続の1つとして相続税の申告も必要なので税理士を紹介する、という流れですね。税理士・司法書士ダブルライセンスの難易度

(税理士・司法書士ダブルライセンスの難易度は?)
税理士試験の受験資格
- 大学で法律学か経済学の講義を一定単位数以上履修していること(基本的に履修に2年ぐらいかかると思いますので、大学生の場合は3年次に初受験となる人が多いです)
- 日商簿記検定1級に合格しているなら中卒・高卒の人でも制限なく受験可能
- 会計事務所や弁護士事務所で2年以上の実務経験がある人
実際に司法書士・税理士のダブルライセンスを持つ人はどのぐらいいる?

(税理士と司法書士のダブルライセンスを持つ人は実際どのぐらいいる?)
| 行政書士 | 11.50% |
| 公認会計士 | 6.70% |
| 社会保険労務士 | 2.70% |
| 中小企業診断士 | 0.90% |
| 不動産鑑定士 | 0.30% |
| 司法書士 | 0.20% |
| 弁護士 | 0.20% |
| 土地家屋調査士 | 0.10% |
| 弁理士 | 0.01% |
税理士と公認会計士・弁護士のダブルライセンスについて
↓上で見たダブルライセンス保持者の割合の表をもう1度見てみましょう。| 行政書士 | 11.50% |
| 公認会計士 | 6.70% |
| 社会保険労務士 | 2.70% |
| 中小企業診断士 | 0.90% |
| 不動産鑑定士 | 0.30% |
| 司法書士 | 0.20% |
| 弁護士 | 0.20% |
| 土地家屋調査士 | 0.10% |
| 弁理士 | 0.01% |
税理士と行政書士・社会保険労務士のダブルライセンスについて
| 行政書士 | 11.50% |
| 公認会計士 | 6.70% |
| 社会保険労務士 | 2.70% |
| 中小企業診断士 | 0.90% |
| 不動産鑑定士 | 0.30% |
| 司法書士 | 0.20% |
| 弁護士 | 0.20% |
| 土地家屋調査士 | 0.10% |
| 弁理士 | 0.01% |
司法書士と税理士のどちらの勉強から始めるべきか?
司法書士と税理士のダブルライセンスを目指すとして、どちらの勉強から先に進めるべきか? についてですが、 結論から言うと税理士の勉強から始めた方が良いと思います。 というのも、税理士の勉強というのは実務で役立つ部分が大きいからです。 簿記論や財務諸表論の勉強をしていて、科目合格も持っていれば会計事務所や経理職で就職するときに非常に役立ちますね。税理士試験には科目合格制度がある
加えて、税理士試験には科目合格制度(1回合格した科目はずっと有効というルール)があります。 これを活用すれば、「1年に1科目の合格を目指し、5年かけて合格する」という方法も選択できます。 一方で、司法書士試験にはこういった科目合格制度はありません(1回の受験で全科目に合格しないといけません) お気付きの方も多いかと思いますが、 ↓司法書士試験と税理士試験は、以下のように試験制度にかなり違いがあるのです。司法書士試験と税理士試験の比較
- 司法書士 受験資格はないが、科目合格制度がない
- 税理士 受験資格に制限があるが、科目合格制度がある
司法書士・税理士のダブルライセンスを目指すデメリットと対策

(司法書士と税理士のダブルライセンスを目指すデメリットは、人生の中で多くの時間を試験勉強に費やさないといけないことです)
- 短期合格を達成するためには具体的にどうしたらいいのか?
- どういう人生計画で勉強と仕事をしていけばいいのか?
※結論から言うと、
- 働きながら勉強すること
- どういう環境で働くかを慎重に選ぶこと
1.「働きながら勉強する」がおすすめ
上で見たように、人生の中で「試験勉強に費やす時間」というのは短ければ短いほど良いです。 ↓具体的な選択肢としては以下の2つになるでしょう。- いったん仕事を辞めて勉強に専念する期間を作る
- 働きながら勉強する
それは、税理士試験の勉強内容が、会計事務所での仕事内容に非常にリンクしているからです。
会計事務所で働きながら税理士試験の勉強をする場合は、
実務と関連づけて試験勉強を進めることができますから、
勉強内容の理解の進み方が加速度的に早くなるのです。
さらにいえば、仕事をしながら勉強をしていけば、
最終的に税理士試験に合格することができなかったとしても、
実務経験を積んできたというキャリアは残すことができます。
2.どのような環境で働くか?は合格率に大きな影響を与える
上で「仕事をしながら税理士試験合格を目指すなら、会計事務所で働くのがおすすめ」という話をしました。 一方で、会計事務所というのは良くも悪くも所長税理士と「師匠と弟子」のような関係になります。 中には超低年収で搾取的な働かせ方をする事務所も少なくありませんから、注意が必要です。 こういう雇用環境では試験勉強との両立なんてとてもできません。 (私自身、3社の会計事務所を経験していますが、1社目の会計事務所はいわゆるブラック事務所で地獄のような体験をしました) 税理士試験や司法書士試験との両立をしつつ、 会計事務所で働く場合には、「どの事務所に入社するか?」は決定的に重要な問題と言えます。 私が体験したようなブラック事務所が存在している一方で、 社員の税理士試験受験を奨励し、 積極的に支援する体制を整えている会計事務所も存在しているのも事実です。 具体的には、試験直前期に長期休暇が取れたり、 終業後に資格スクールに通うのを積極的に認めてくれたりといった制度がある事務所がありますね。 つまり、会計事務所とひとくちにいっても、試験受験者が勉強と両立しやすい環境のところと、そうでないところ(ブラック事務所)があるというわけです。
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