税理士事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所パートの仕事内容は?必要な資格や面接内容を解説!

この記事では、税理士事務所で働くパート・アルバイト職員の仕事内容についてくわしく解説いたします。

税理士事務所というのは、簡単にいえば税理士の個人事務所のことですね。

所長税理士正社員の職員パート職員」というメンバー構成で働いているところが多く、全員合わせても10名以内の小さな組織が中心です。

↓それぞれのメンバーは以下のような人たちです。

税理士事務所の構成メンバー

  1. 所長税理士
    その税理士事務所を開業している税理士のことで、一般企業でいえば「社長」にあたる人です。
  2. 正社員の職員
    というのはほとんどがこれから税理士になるのを目指して勉強している「税理士の卵」という感じの人たち。年齢も比較的若い人が多いです。
  3. パート職員
    正社員ではなく、アルバイトやパートとして働く事務員。補佐的な業務が中心になりますが、小さな組織であることが多い税理士事務所では、とても重要な役割を持っています。

パート職員の年齢構成や職務経歴はいろいろです。

経理の仕事をずっとやってきたというベテランさんもいれば、子育てがひと段落したので復職したという人もたくさんいます。

どちらかというとアットホームな雰囲気で働ける職場が多いので、未経験の方であってもすぐに受け入れてもらえると思いますよ。

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税理士事務所パートの仕事内容は?

税理士事務所 パート  仕事内容

(税理士事務所のパート・アルバイト職員の仕事内容を説明します)

税理士事務所パートの仕事内容は、ごく簡単にいえば「税理士のサポート業務」になります。

具体的には、電話応対や接客応対・書類のファイリングやデータ入力作業といった事務が中心になります。

税理士事務所パートの仕事内容

  • 電話応対
  • 接客応対(お客さんは中小企業の経営者)
  • 書類ファイリング
  • データ入力作業

一般的な事務職と違うのは、会計や税金に関する仕事内容が多くなることですね。

税理士事務所のパートとして働くなら、「そもそも税理士という人たちがどういう仕事をしているのか?」を知っておきましょう。

そもそも税理士って何をしている人たち?

税理士の仕事というのは、ものすごく簡単に言えば、お客さんのために税金の計算を代わりにやってあげることです。

(お客さんというのは、中小企業の経営者のことです)

↓※もう少し具体的に説明すると、税理士の仕事は以下の3つになります。

税理士の仕事はこの3つ

  • 税務代理:お客さんの代わりに税金の計算や税務署等への申告・申請を行う業務
  • 税務書類作成:税務署に提出する届出書をお客さんの代わりに作成し提出する業務
  • 税務相談:顧問先の経営者からさまざまな税金の相談に乗る業務

これら3つ仕事は、税理士の資格を持つ人だけが行える仕事ですので、

パート・アルバイト職員の仕事は、これらの「サポート業務」になります。

税金の計算を行うためには、その前提として企業の会計データが完成している必要がありますので、そのデータ入力作業などをパート職員が担当することも多いです。

また、会計データはすべて証拠書類(請求書や領収書など)に基づいて作成されていないといけませんから、

それらの書類の整理やファイリングもパート職員の仕事となることがあります。

税理士事務所ではパート職員の役割はとても大きい

上でもみたように、税理士事務所というのは小さな組織ですから、税理士事務所の中でパート職員が果たす役割は非常に大きいといえるでしょう。

そのため、他の事務職に比べて高めの時給が設定されている事が多いです)

以下では、税理士事務所のパートとして働く人たちが、日常的にどのような業務をしているのか?を確認していきましょう。

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毎日どんな仕事してる?具体的な仕事内容

↓税理士事務所で働くパート職員は、日常的には以下のような仕事をしています。

税理士事務所パートの仕事内容

  1. 会計ソフトへのデータ入力
  2. 税理士が行う決算業務の補助
  3. 税務書類の作成補助
  4. その他の業務(ファイリングや接客応対など)

それぞれの業務内容について、順番に解説します。

>>税理士事務所パートに必要な資格・スキルについてはこちら

1.会計ソフトへのデータ入力(記帳代行)

税理士事務所の仕事は、ものすごく簡単にいうと「お客さんの代わりに、お客さんが納めないといけない税金の金額を計算すること」です。

税金の金額を計算するためには、「1年間でどのぐらいのお金がもうかったのか?」を知る必要があります。

そのためには、会計ソフトといわれるPCソフトに、日常的な企業の活動内容を記録していかなくてはなりません。

会計仕訳のルールに従って、会計ソフトに入力作業を行う

会計ソフトへの入力は、簿記で勉強する「会計仕訳」のルールに従って行います。

多くのケースでは、こうした記録は顧問先の経理スタッフさんが処理してくださるのですが、税理士事務所側で処理を行うこともあります。

税理士事務所が会計ソフトの入寮業務を代行する事を「記帳代行」と呼びます。

記帳代行とは、その名の通り「記帳を代わりに行う」のが仕事内容です。

記帳代行は税理士事務所ではパートの担当業務になる事が多い

記帳代行は税理士業務としては比較的難易度が低い業務で、機械的な作業になりますので、パート職員が担当する事が多いです。

簿記の会計仕訳について事前に勉強しておくと、税理士事務所のパートの仕事も慣れていきやすいと思います。

2.税理士が行う決算業務の補助

会計ソフトへの入力作業が1年分完了したら、その顧問先企業の1年間の利益額を計算する事ができます。

この1年間の数字に基づいて、税金の計算を行うことになります。

1年間の利益額を表示した計算書類のことを、「財務諸表」と呼んでいます。

財務諸表とは、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つを表す言葉です。

  • 貸借対照表:企業の資産や負債、純資産を表す表
  • 損益計算書:企業の収益や費用、利益を表す表
  • キャッシュフロー計算書:企業のお金の流れを表す表

簿記の勉強をすでに進めている人にとってはおなじみですね。

これらの財務諸表は、日頃の会計ソフトへの入力(これはパートが担当します)が正しく行われていれば、ソフトが自動で作成してくれます。

もちろん、1年分の入力作業を行っていく上でミスが生じることはありますので、そうしたミスは税理士が税法知識に基づいて修正を入れていきます。

このように、入力した1年分の会計データを集計して、上の3つの財務諸表を完成させる作業のことを、「決算業務」と呼びます。

税理士が行う決算業務の補助を行うことも、税理士事務所で働くパートの重要な仕事内容です。

2.税務書類の作成補助

決算業務が完了したら、いよいよ税金の計算を行います。

個人事業主のお客さんであれば所得税という税金を計算し、法人企業のお客さんであれあ法人税という税金を計算します。

具体的には、それぞれの税金の確定申告書という書類を作成していきます。

税金の計算を行うためには、その企業が1年間でどのぐらいのもうけを出しているのかを知る必要があります。

それを知るための作業が1.でみた決算業務というわけですね。

決算業務→税金計算

決算業務が正しく完了していれば、税金計算の作業は会計ソフト上で機械的に行うだけです。

計算が完了したら、正式な確定申告書類を作成し、顧問先の経営者に税理士が報告しにいきます。

なお、顧問先の経営者(お客さん)への対応は基本的に所長税理士自身や、正社員として働く職員(税理士試験の勉強中の人が多いです)が行います。

パート職員は基本的に内勤で、事務所外に出て仕事をすることはほぼありません。

役所に提出する書類作成の補助もパートの仕事内容

税金の計算以外にも、税理士にはいろんな仕事の依頼が行われます。

例えば、お客さんが独立開業して事業を始めるときには開業届などの書類を作成して税務署に提出しなくてはなりません。

その他、顧問先の企業が一定の売上を超えたときなどには所轄の税務署に届出書等の提出が義務付けられています。

こうした書類は、届出の様式があらかじめ決まっていますから、パート・アルバイトの人に作成が任せられることも多いですね。

役所への書類提出には期限がある

提出期限が決まっている届出書がほとんどですので、頼まれた書類は早急に税務署に提出しなくてはなりません。

最初はとても難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。

税務署に提出する確定申告書も会計ソフトで簡単に作成できます、

もちろん、最終確認は必ず所長税理士が行いますので、大きな失敗をしてしまう心配はありません。

3.その他の業務

上の1.と2.でみた会計や税務に関する業務のサポートが、税理士事務所パートの主な仕事内容ですが、この他にも総務的な業務を担当する事があります。

具体的には、顧問先の経営者が事務所に来所された時の接客応対や、保存が必要な書類のファイリング、顧問先からかかってくる電話の応対などです。

電話応対は最初はとても緊張すると思いますが、基本的に同じ人(顧問先の経営者さんや経理スタッフさんなど)からかかってきますので、すぐに慣れると思います。

来客応対についても、顧問先の経営者さんからみて税理士は「先生」ですから、とても謙虚な姿勢で来られる方が多いです。

税理士事務所自身の会計業務補助

税理士事務所は、顧問先の企業の会計や税務代行をするのが仕事です。

一方で、税理士事務所自身も1つの企業ですから、自社の売上や経費を管理したり、従業員にお給料を支払ったりといった業務が発生します。

こうした業務については所長税理士自身が行うのが一般的ですが、パートはその補助業務を任される事があります。

具体的には、従業員として働く人への給与振り込みや、顧問先への請求書送付、証ひょう書類の保存ファイリングなどです。

税理士事務所のパートとして働くために必要な資格・スキルは?

税理士事務所でパートとして働く場合、ある程度の基礎知識が必要です。

↓税理士事務所によって求められるスキルはさまざまですが、以下のようなことを事前に勉強しておくと、とても重宝されるでしょう。

税理士事務所パートの必要スキル

  • 簿記検定は3級までのテキストを読んでおこう
  • 電卓を打ち慣れていると便利!
  • エクセル・ワードについても使い慣れておこう

こちらも順番に解説していきます。

簿記検定は3級までのテキストを読んでおこう

最低限簿記3級の知識は頭に入れておきましょう。

上でもご紹介したように会計ソフトを使用した帳簿入力業務があります。

簿記検定の試験は年に3回行われますが、必ずしも入社時点で合格している必要はありません。

入社後に勉強をスタートする人もたくさんいます。

電卓を打ち慣れていると便利!

税理士事務所パートの仕事内容についてみたように、会計ソフトの入力をしていく上では、電卓をよく使います。

お客さんからレシートや領収書の合計額を計算するうえで、電卓計算が必要になるのです。

なので、普段から家計簿などをつけている人であれば、積極的に電卓を使うようにしましょう。

携帯電話の電卓アプリではなく、卓上電卓を使用するのがおすすめです。

電卓うちに慣れていると税理士事務所パートの仕事も早くこなせるようになります。

エクセル・ワードについても使い慣れておこう

お客さんに渡す税務書類のなかには、ワードやエクセルで作成する書類も多く存在します。

例えば、会社の株主総会議事録や業務契約書などです。

顧問先の企業に送る請求書の作成などもパートの仕事となっているケースがあります。

SUM関数や罫線の引き方のような、エクセルの基本的な操作はできるようにしておくと良いですね。

こちらも専門の検定試験(MOS検定など)がありますが、必ずしも資格を取得済みである必要はありません。

最低限必要な知識を持っていることを面接でアピールできれば、入社時点では問題ないでしょう。

税理士事務所パートの面接対策

税理士事務所がほしがるパート社員は、単調になりがちな事務作業もストレスなくこなせる人です。

会計や税金に関する業務は数字を扱う仕事ですから、几帳面(きちょうめん)で細かい作業も苦にならない人が向いているでしょう。

また、秘匿性の高い情報を扱う仕事ですので、個人情報の扱いについてきちんと秘密を守れる人であることも大切です。

税理士事務所パートの面接ではこのあたりに重点をおいた質問が予想されます。

以下、面接で聞かれることの多い質問内容と回答例をいくつか紹介します。

これから税理士事務所でパートとして働きたいと考えている人は参考にしてみてください。

パート面接での質問例①:「淡々と作業するのは得意ですか?」

「わたしは同じような作業でもコツコツと真面目に取り組めることができます。
慣れに甘えず、真面目に取り組むことができるのが私の長所だと思っています。
ですから、仕事で必要なことであれば同じ作業でも継続して行うことができます。」

パート面接での質問例②:「あなたの前職で得た秘密情報を教えてください」

「前職で得た知識は社外秘ですので申し上げられません。
お世話になった会社ですので、迷惑かけたくないという意味でも答えられません。申し訳ございません。」

パート面接での質問例③:「専門知識が必要な仕事ですがそのあたりはどう思いますか?」

「私は物事を覚えるのが早いと周囲からよく言われます。
仕事に必要な知識も早急に覚えて、一日も早く戦力として認められるように努めます。」

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