- 会計事務所に無資格で入社した場合の平均年収はいくら?
- 無資格職員でも高年収になれるケースもある?
ネットの口コミなどでは「会計事務所は年収が低い・割りに合わない仕事…」と言われがちですね。
確かに、年収がかなり低い会計事務所
が存在しているのも現実です。
(私もそういう事務所で働いた経験があります)
その一方で、無資格の職員であっても、
安定的に高年収を稼げる事務所もちゃんとありますよ。
要するに、同じ無資格の会計事務所職員でも、ちゃんと稼げている人と稼げていない人がいるわけです。
重要なことは、自分の勤務先として選ぶ事務所はきちんと吟味(ぎんみ)することです。
これはどんな業種業界でも同じですね。
この記事では、会計事務所(税理士事務所・税理士法人も同じ)に無資格で転職した場合の年収相場について解説します。
これから税理士を目指して会計事務所に転職する人や、
すでに会計事務所で働いているけど「うちの事務所って年収低すぎでは…」と疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
会計事務所の平均年収(無資格職員の場合)
結論から先にいうと、会計事務所に無資格で入社した場合の平均年収は、
↓280万円〜350万円程度が相場です。
- 未経験~1年未満…280万円~350万円
- 1年以上~3年未満…320万円~400万円
- 3年以上~5年未満…350万円~450万円
- 5年以上~10年未満…400万円~500万円
月給にすると月20万円程度で、
ボーナスは年間3ヶ月分という感じでしょうか。
(↓比較的条件の良い会計事務所求人の例)
なお、平均年収の情報ってどこで情報を見つけてくるか?によってかなり数字が違いますので注意してください。
政府の賃金統計などを参考にしているサイトも多いですが、
データの分母が大き過ぎてちょっと現実と乖離(かいり)している感じがあります。
このサイトの記事ではできるだけ最新の実践的なデータを取るために、
税理士業界専門の転職サイトで実際に募集されている求人の平均値をとっているデータをもとにしています。
これはいわば「現場の数字」ですから、かなり実態に近い数値になっていると思いますよ。
一般企業の経理事務との比較
問題はこの金額が高いのか?安いのか?ですが、当然ながらこれは何と比較するか?によります。
↓例えば、一般企業の経理事務なら平均年収は以下のような感じです。
- 経理(20代):388万円
- 経理(30代):511万円
経理と比較すると、会計事務所の給与水準はほぼ同じ感じですね。
ただし、経理の場合どういう企業に入社するか?によってかなり年収に差が出るのには要注意です。
中小企業の経理職の場合、
会計事務所と年収でそれほど大きな違いはありませんが、
大手企業の場合は入社5年〜10年程度で
かなり高い年収を得られるケースもあります。
企業の経理として未経験からキャリアを築いていく方法については
↓こちらの記事でくわしく解説していますのでご覧ください。
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監査法人で働く公認会計士との比較
税理士と同じく「会計系の最難関国家資格」といわれる公認会計士と比較するとどうでしょうか。
監査法人で働く公認会計士の初任給は、
↓年収ベースで550万円前後が相場です。
試験合格者1年目の監査法人の初任給は30~35万円(年収ベースで550万円前後)で、
一般的な新卒採用の初任給21万円(厚生労働省 令和元年賃金構造基本統計調査)と比較しても非常に高い給与水準となっています。
ただし、監査法人に入社するためには、
基本的に公認会計士試験の合格者である必要があります。
日本を代表する超難関資格に合格している人と、無資格の人とで年収に差があるのは当然ですね。
この点、会計事務所(税理士事務所)は未経験・無資格でも採用されやすいというメリットがあります。
税理士を目指す人の場合、働きながら時間をかけて合格を目指すことが可能ですよ。
一方で、公認会計士試験は学生や就職浪人して合格する人がほとんどです。
(令和2年度の公認会計士試験では、30歳未満の合格者が82.8%を占めています)
公認会計士と税理士とでは、キャリアの築き方がかなり違いますので注意しておきましょう。
会計事務所には「無資格でも高年収な人」がいる
このように、会計事務所で働く無資格職員は、
平均的にはそれほど高い年収を得られていないのが現実です。
しかし、これはあくまでも「全体の平均ではこの数字」という話にすぎません。
中には、無資格であっても高年収を稼げている人がいるのも事実です。
ほんとかよ?という感じですよね。
でもこれマジです。
↓実際、こんな感じで高年収の会計事務所求人って
探せばたくさんありますからね。
↓こちらは未経験OKの求人ですが、
年収400万円スタートです。
ネットでよく言われるように「会計事務所=年収が低い」と考えるのはちょっと短絡的です。
「稼げている人と、稼げていない人とで差がある」というのが実態と考えるべきでしょう。
税理士業界ってかなり格差のある業界なんです。
もちろん、この記事を読んでいるあなたは稼げている側になりたいですよね。
将来的には税理士として独立を目指している人も、
資格スクールの費用や開業資金が必要になりますから、
無資格職員時代の給料は高いほど良いに決まっています。
稼げている側に最短でいくためには、
「現実に稼げている人たちがどういう働き方をしているのか?」を知り、マネするのが一番早いです。
以下では、会計事務所で無資格でも高年収を稼げている人の特徴について見ていきましょう。
同じ無資格の会計事務所職員なのに、なぜこんなに年収に差が出るのか?
無資格でも高年収を稼いでいる会計事務所職員には、
↓以下のような特徴があります。
実は、重要なのは税理士資格の有無ではないのです。
(青文字クリックで詳細を見られます)
「なんとなく無資格職員…」を続けてしまうといつまで経っても給料は安いまま
このように、同じ無資格職員であっても、どのような働き方をするか?によって
会計事務所で稼げる年収には大きな差が出ることを知っておいてください。
同じ働くなら、バリバリ年収も稼いで人の役に立つ
優秀な税理士になりたいですよね。
会計事務所ってどこも小さな組織ですから「定年までひとつの事務所でのんびり働く」みたいなキャリアは期待できません。
(所長税理士が廃業してしまい、事務所そのものがなくなることもあります)
税理士業界で働くなら、自分の給料は自分で稼ぐぐらいの強い気持ちが必要ですよ。
すでに会計事務所で働いているけど、年収が低いという不満をお持ちの方は、
この働き方で本当にいいのか?をちょっと立ち止まって考えてみてください。
私自身、未経験入社した最初の事務所では年収200万円台でした。
(しかも、このときが人生でいちばん一生懸命働いていた…)
こういう事務所って職員を搾取することしか考えていなかったりするので、
一生懸命がんばればがんばるほどドツボにはまってしまう可能性が高いです。
なんとなくいつかは税理士になれるかなーみたいな感じで無資格職員を続けてしまうと、
年齢だけ重ねていつまで経っても低年収のまま…になりがちですから注意してください。
会計事務所で働くなら「この事務所はちゃんと職員を稼がせてくれる事務所か?」をしっかり吟味(ぎんみ)することが大切です。
特に、未経験で入社する事務所の環境はとても大切ですよ。
キャリアスタート時にどのようなかたちで仕事を覚えるか?によって、
その後の税理士としてのあなたのキャリアが決まってくるからです。
(ろくな教育をしてくれない事務所に入社してしまうと、能力が低く年齢だけいっている無資格職員…になってしまいます)
いわゆる「ブラック事務所」に入社してしまうと社畜へ一直線…
あと、特に注意していただきたいのは「無資格の職員なんて使い捨て」ぐらいにしか考えていない
ブラック企業的な会計事務所が一定数存在していることです。
ブラック事務所に入社してしまうと、高年収を稼ぐどころではなく本当に悲惨なことになります。
ボロ雑巾のように搾取され、低年収の社畜に一直線ですのでくれぐれも注意してください。
私自身、20代の頃に未経験で入社した会計事務所が
典型的なブラック事務所でした。
年収200万円台で毎日深夜まで残業させられ、
精神を病むまで酷使されて大変な思いをしました。
特に、まだ実務経験のない未経験者は搾取の対象になりやすいです。
未経験者がブラック事務所で働くのは過酷すぎます。
仕事が激務すぎて、働きながら税理士試験を目指すなどは物理的に不可能ですので、くれぐれも注意してくださいね。
給料安くて超激務な「ブラック事務所」で絶対に働きたくない人へ
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、
安い給料で搾取しまくるブラック事務所は2024年現在も残念ながら存在しています。
ブラックな事務所ほど、
「うちはアットホームな職場です!」
…とかアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。
もちろん、すべての税理士事務所がブラックという意味ではありませんよ。
最近は年収高めの事務所も増えてますからね。
転職活動で重要なのは、ブラック事務所の求人を最初から応募の選択肢に入れないことです。
ブラック事務所に間違えて応募したくない人は、
税理士事務所専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。
転職サイトにはいろんなところがありますが、
税理士事務所や経理といった「会計職」の求人だけを扱う専門サイトを使うのがコツです。
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転職サイトは2〜3社を同時進行で使いまわそう
一点だけ注意ポイントとしては、
1つの転職サイトの情報に依存しすぎないことです。
同じ税理士業界専門でも、掲載されている求人の方向性は微妙に違ったりします。
「ホームとしてこの転職サイトをメインで使う」とかはあっていいと思いますが、
やはり1つのサイトだけに依存していると、入ってくる求人情報がかたよっちゃうんですよね。
例えば、上のマイナビ税理士は科目合格以上の人向けの求人が豊富なのが特徴ですが、
まだ科目合格のない人がここ1社だけにしぼって使っちゃったりすると、
「ひょっとして自分を受け入れてくれる事務所なんてどこにもないのかも…」みたいな、
まちがった判断になってしまうかもしれません(ちょっと極端な例ですが)
自分の中で比較の視点を持つという意味でも、
転職サイトは2社〜3社程度を同時進行で使い回すようにしましょう。
ただし、同時に4社も5社も使うとかになると「どこでどういう求人見たっけ??」とわけわかんなくなるのでその点は注意ですね。
同時に使うのは3社程度にしとくのが、多くもなく少なくもなくでちょうどいい具合かと思います。
税理士業界志望者はハロワやリクナビを使わない方が良い
正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークやリクナビは使わない方が良いと私は思ってます。
なぜかというと、登録されている求人の「質(年収など)」が低すぎるからなんですね。
実際、私が1社目に入社した事務所は完全にブラック事務所だったんですが、
この事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするんです。
はっきりいってけっこういい加減なんですよね…。
税理士業界への転職を検討している方は、
この業界の優良求人だけが掲載されている会計求人専門の転職サイトを使いましょう。
↓例えば、以下のような好条件求人をたくさん見つけることができますよ。
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なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2024年現在で、なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。
ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑このどれかに該当する人は、税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
転職エージェントと面談して「とっておきホワイトな非公開求人」を吐き出させる
上で見たように、ホワイト事務所の求人は税理士業界専門の転職サイトで見つかります。
ただ、その中でもさらに条件の良い「とっておきのホワイト求人」というのがあることを知っておいてください。
それが非公開求人というもので、
簡単に言えばその転職サイトの「独占求人」みたいなやつのことですね。
せっかく税理士業界専門の転職サイトを使ってホワイト求人を狙うなら、
この非公開求人をぜひ手持ちのカードとして選択肢に入れたいところです。
なんで求人をわざわざ非公開にするのか?ですが、これにはいろんな理由があります。
年収などの条件がとびきり良いので、
転職サイト内でオープンにしてしまうと応募が殺到してしまい、
採用事務がパンクするので非公開、ということもありますし、
企業や事務所側が何らかの理由で自社が採用活動を行っていることを非公開にしたいとか、
急な退職者が出て採用をなるべく早く埋めたいので、求人サイトを使わずにつきあいのある転職エージェントに直接求人を出すみたいなケースもあるみたいですね。
ただ、残念ながらこういう非公開求人(とびきり条件の良いホワイト求人)は、
転職サイト内の求人検索結果とかには出てきません。
非公開求人の情報を得るためには、転職エージェントとの無料面談に進む必要があります。
(面談に来てくれた人だけに見せますよ、みたいな感じ)
転職サイト側も、こういうとびっきりの案件(非公開求人)は、
本当に転職意思が高い人に紹介しないと企業側(事務所側)との信頼関係を損ねてしまうので、
いわゆる「いちげんさん」や、悪くすると「冷やかし客」には情報として出したがらないんですね。
なので、非公開求人も含めてホワイト求人を選択肢にしたいなら、
エージェントとの面談は転職活動のなるべく早い段階で受けておきましょう。
エージェントの面談を受けるのって心理的なハードルが高いと思いますが、
本気で良い条件で転職したいと考えるなら、さくっと受けちゃった方が良いですよ。
転職って自分の人生決める決断になりますから、
ここで中途半端に手を抜いてエージェントとの面談をスキップしちゃうのは賢くないです。
エージェント使えば選択肢にできたはずのホワイト求人を、
自分の選択肢(手持ちのカード)から捨てることになりますからね。
エージェントとの面談は無料ですし、時間も30分程度でたいていはリモート面談ですから、そんなにおおげさなものでもないです。
面談を受けてから「やっぱり転職は辞めて今の職場にとどまる」という決断をしてもエージェントに文句を言われる筋合いはありませんし、
エージェント側もそんなことは日常茶飯事で気にもしません。
(実際、私は過去に何度もこういうお断りをしてますが、担当のエージェントさんから文句をいわれたことはありません)
ある程度の転職意思が固まってきたら、エージェントとの無料面談に進みましょう。
たった30分の面談をめんどうがって、その後10年間ずっと働くことになるかもしれない職場の環境や年収のランクが下がる…とかもったいなすぎですからね。
「今すぐは転職活動できない…」という人もやっておくべきこと
「転職のコツはわかったけど、さすがに今すぐは転職活動は始められない。
ひょっとしたら今の勤務先に残るのがベストかもしれないし…。」
↑今の環境にいろいろ不満はあるけれど、
なんとなくの不安で動けなくなっちゃってる方も多いでしょう。
転職活動なんて人生でそう何回もやることじゃないですし、
そのわりに人生に与える影響がデカくて不安になっちゃいますよね。
ただ、今すぐは動けない人も、転職サイトへの無料登録だけは早めにやっといたほうが良いです。
これ私もリアルに経験したことなんですが、
今いる職場でストレスがマックスまで溜まると、まじで何も行動する気がなくなるんですね。
転職って年齢的に若ければ若いほど有利なのが現実ですし、
精神的な疲労が溜まってくると人間ってIQ下がってくるんで正常な判断が効かなくなってきます。
いま無職ニートの人もこの記事見てくれてると思いますが、
今日こそ転職活動のために情報収集するぞ!と思って求人サイト開いても、
無料アカウント作らずなんとなくでやってると、
「あーこんな求人もあるのね」ぐらいの情報感度になりがちです。
そうなると、趣味でネットサーフィンしてるのとあんまり変わらないんですよね。
(いつのまにかYouTubeとかTikTok見てる…みたいなことになりがち)
今すぐは転職活動できないんだよねという人も、転職サイトで無料アカウントを作ることだけは今やっておきましょう。
(スマホで1分でできる作業です)
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リクナビとかと比べると情報の質がぜんぜん違います。
あと、この転職サイトから得られる情報って、
自分で求人検索とかかけて能動的にとってくるものだけでなくて、受動的に入ってくるものも大事です。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利です。
↓以下の画像のような感じで、あらかじめ自分で入力した
年収などの条件にマッチするものだけが送られてきます。
情報って多すぎても使えないんで、
自分にマッチする求人だけを送ってもらえるのが便利です。
日常的に、税理士業界の最新の求人情報にアンテナを立てておくようにしましょう。
日常的に求人情報を見るようにしておくと、
税理士業界の年収や、福利厚生の相場みたいなものもなんとなくつかめてきます。
良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、
いざ転職するとなったときに、ロケットスタートを切れるようにしておくことが大切です。
精神的に余裕のあるタイミングでこれやってる人と、
やってない人とでは大きな差がつきますよ。
こうやって送られてくる求人情報の中から「良さげ!」と思ったものがあったら、ブックマークしたり、メールBOXで重要マークつけるクセをつけましょう。
これやっとくだけで、「いざ転職になったらすぐ動ける」という選択肢を持つことができます。
過労やストレスでぶっ倒れる前に行動を起こすことができますよ。
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ブラック事務所にまちがえて入りたくない人は、情報リサーチに使い倒しましょう。
よくある質問と回答(Q&A)
転職サイトや転職エージェントに関して、
あるあるな疑問とそれに対しての回答を載せときます。
転職サイトや転職エージェントは本当に無料?なぜ無料?
転職サイトや転職エージェントは、企業や事務所が払う紹介手数料で運営されています。
お金払ってるのは企業側だけなので、私たち求職者側は最初から最後まで無料で使うことができます。
例えば、転職エージェントは書類選考のための履歴書や職歴書作成をチェックしてくれたり、面接でこうきたらこう返しましょう的な対策準備を手伝ってくれたりしますが、
こういうのを何回利用しても私たちは求職者側は完全無料です。
(もちろん、あんまり過剰にやりすぎると出禁をくらうとかはあるかもしれませんが。。)
転職サイトや転職エージェントはどれだけ使ってもデメリットは何もないので、文字通り使い倒しましょう。
転職サイトに登録したら電話セールスとかうるさくない?
多くの転職サイトへの登録は基本的にメールアドレスだけでできるので、電話はかかってこないですね(相手はこちらの電話番号を知らない状態)
転職エージェントとのやりとりまで進んだ場合には、電話かメールでのやり取りになることが多いです。
エージェントは定期的に「こういう求人出てきましたけどどうですか?」みたいな連絡をくれますが、こちらはメールでの連絡が多いですね。
文章でまとまってる方がお互い意思疎通しやすいですし。
電話セールスについてはないこともないですが、
今どきは無理なセールス的なことやると会話録音されてYouTubeにアップされて炎上…みたいなことはエージェント側もビビってるので、無理やりなセールスはほぼないと思いますよ。
長期間放置していると電話くることが多いですが、「現在の転職活動の状況はどんな感じですか?」みたいな確認の電話が多いですね。
もしその時点で、自分の中で「転職はないな」という状況になっていたなら、
「とりあえず今の職場でもう少しがんばってみることにしました」とか答えておけば、連絡は来なくなると思います。
エージェントとの面談って実際どんなの?
コロナ前は支店みたいなところにわざわざ出向いてたものですが、最近はほぼほぼリモート面談ですね。
面談時間はトータルで30分ぐらいで、初回は「サイト内で気になった求人はありましたか?」みたいな話から始まって、
どういう規模の事務所を探してるか?年収はいくらぐらい狙いたいか?みたいなヒアリングに進むことが多いです。
この記事の本文でも説明しましたが、エージェントの面談ではぜひ彼らが持っている非公開求人を引き出しましょう。
エージェントは特に転職意思の強い人向けに、条件の良い非公開求人(独占案件)を隠しているものなので、
それを吐き出させるためにも、面談ではなるべく転職する意思がちゃんとあることを見せた方が良いです。
エージェントとの二人三脚がうまくいくか?は転職活動の成否をわける重要な要因になるので、ぜひフル活用しましょう。
複数のエージェントを同時に使ってることは伝えるべき?
これは私は伝えるようにしてます。
なぜかというと、エージェント側で競い合ってもらうぐらいの方が、良い求人(非公開求人)を紹介してくれる可能性が高いからです。
これは引越し業者探しとか車やバイクの買取で一括査定使ったことがある人ならイメージしやすいと思いますが、
手を挙げてもらうエージェントは複数あった方が交渉的にこちらは有利に進みやすくなるんです。
転職エージェントは非公開求人を出してもらってなんぼですので、
「良い求人出してくれないならよそいくよ」ぐらいのプレッシャーをかけた方が良い結果になります。
もちろん、上から目線でこういうこというのは良くないですよ。エージェントも人間ですからね。
コツというか私が良くやるのは、面談の中の会話で、
「よそのエージェントにこういうこと言われたんですが、どう思いますか?」的にプロとしての意見を謙虚に求めるんです。これならちゃんと答えてくれます。
その上で、やんわりと「おたくの他にもエージェント使ってますよ」って伝わりますから、おすすめです。
エージェント側も、いまどきの求職者は2社から3社、多い人なら5社以上のエージェントを同時進行で使ってることぐらい百も承知なので、嫌な顔するような人はまずいないですね。
まとめ
今回は、会計事務所で無資格職員として働く場合に、どのぐらいの年収を稼ぐことができるのか?について解説しました。
本文でも見たように、同じ無資格職員でも働き方によって稼げる年収には大きな差があります。
特に、自分の勤務先としてどういう事務所を選ぶか?は決定的に重要ですよ。
最後の最後にお伝えしたいこと
↓仕事や転職で成功するために大事なのって、結局はこれです。
転職活動でもっとも重要なのは、能力やスキルより情報収集です。
具体的には、どの転職サイトを使うか?(リクナビなどの「一般向け」を使うか?税理士業界専門か?)で大きな差がつきます。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…がものすごく多いです。
転職サイトへの登録なんて、実際には1分でできる作業です。
お金もかかりませんし、気に入らなければ即解除できるのでリスクなんて何もありません。
それでもやらない人はやらないですし、やる人はさくっととやります。
↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
追伸
↓私が税理士事務所で「年収200万円→年収600万円」まで年収を増やした転職活動のコツについて、こちらで書きました。
-
結局、税理士事務所はブラックばかりでもうオワコンなの?
「税理士事務所(会計事務所)はブラックばかり?税理士業界ってもうオワコン?」この記事では、2024年現在の税理士業界のリアルな現実について紹介するとともに、税理士事務所職員として年収を上げていくための転職活動のコツを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
続きを見る
この業界で今後も生き残っていくために必要なことを全部書いてます。
正直、「税理士業界にかかわる人たち全員に届け!」ぐらいの熱量で書きました。
ぜひちょっとだけ時間とって読んでみてください。