税理士事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

経理の忙しい時期(繁忙期)は激務?転職前に知っておきたい閑散期やワークライフバランスについて

経理 忙しい 時期

(経理の忙しい時期はいつ?繁忙期の経理の仕事内容について実体験者が具体的に解説します)

経理として働き始めたばかりの方や、これから未経験で経理職に転職したいと考えている方の中には、

「経理の忙しい時期や、比較的ひまな時期がいつなのか知っておきたい」という方も多いでしょう。

経理は忙しい時期(繁忙期)と、忙しくない時期(閑散期)とがかなりはっきりしている職種といえます。

というのも、経理は年間のスケジュールが法律で決められていますから、業務も法律に従って動いていく必要があるからです。

この記事では、経理財務の仕事を10年以上やっている私が経理の年間業務スケジュールについて説明します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

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経理の忙しい時期(繁忙期)はいつ?

経理 忙しい 時期

(経理職の繁忙期は、①決算時期と②年末調整時期の2つです)

↓経理が忙しい時期(繁忙期)とは、ずばり以下の2つの時期です。

この時期は経理は忙しい繁忙期!

  • ①年次決算を行う時期
  • ②年末調整業務を行う時期

以下では、この2つの時期に経理職員がどういう仕事をしているのか?について、具体的に見ていきましょう。

①年次決算を行う時期

日本国内のすべての企業は、1年に1回は必ず「決算」という手続きをしなくてはなりません。

決算とは、簡単にいえば「1年間でどのぐらい会社がもうかったのかを計算して、国に納める税金の金額を計算する作業」のことです。

この決算は、「決算日から2ヶ月以内に完了しないといけない」というルールが法律で決まっています。

例えば、三月末決算の会社であれば、5月31日までに決算業務をして税金を計算し、税務署に申告しなくてはならないといった具合ですね。

5月31日が決算業務の期限なので、経理では4月1日〜5月31日までの間に決算業務を行うことになります。

決算業務を行う時期は経理繁忙期

  • 決算月から2ヶ月以内に行うのがルール
  • 例えば、三月末決算の会社なら4月1日〜5月31日の間に決算業務を行う

上では三月決算の会社についてみましたが、決算をいつ行うか?はそれぞれの企業が自由に決めています。

日本でもっとも数が多いのは三月決算ですが、五月決算の会社もあれば、九月決算の会社もあるといった具合ですね。

↓決算の期日は上でもみたように「決算月から2ヶ月以内」ですから、決算月と決算業務を行う時期の関係を一覧にすると、以下のようになります。

一月決算の場合 2月1日〜3月31日が決算業務
二月決算の場合 3月1日〜4月30日が決算業務
三月決算の場合 4月1日〜5月31日が決算業務
四月決算の場合 5月1日〜6月30日が決算業務
五月決算の場合 6月1日〜7月31日が決算業務
六月決算の場合 7月1日〜8月31日が決算業務
七月決算の場合 8月1日〜9月30日が決算業務
八月決算の場合 9月1日〜10月31日が決算業務
九月決算の場合 10月1日〜11月30日が決算業務
十月決算の場合 11月1日〜12月31日が決算業務
十一月決算の場合 12月1日〜1月31日が決算業務
十二月決算の場合 1月1日〜2月28日が決算業務

↑あなたの会社の「決算月」を確認して、いつ決算業務を行うのか?を確認してみてください。

(九月決算の会社に勤めている方は、10月1日〜11月30日が決算業務を行う時期ということになります)

この決算業務は、経理として働く人にとってもっとも重要な業務で、業務量も一番多い仕事です。

必然的に、この期間中は職場内も非常に忙しくなりますから、繁忙期ということになりますね(職場によっては「激務」といえるような状態になることもあるでしょう)

決算業務というのは、具体的にどういう仕事をやるのか?については簿記試験などでも勉強すると思いますが、

期中に会計ソフトに入れた処理が正しいか?をすべてチェックして、必要な決算仕訳を追加で入れていくというのが具体的な作業内容になります。

これらは必ずしも机の上だけでの処理というわけではなく、実地棚卸のために工場を視察したり、営業部署などからヒアリングをして帳簿の内容を再度チェックしたり…といろんなことをやらないといけません。

決算処理が完了したら決算書が完成しますが、そこからさらに法人税や消費税といった税金の計算も行います。

これらは通常は顧問の税理士さんなどと相談しながらやっていくことになりますが、会計職として高いレベルの仕事をしたい人は法人税の計算方法なども勉強していくのが望ましいでしょう。

事業年度末から2ヶ月以内に決算と税務申告の業務を完了したら、経理部はちょっと落ち着いた雰囲気になります。

(雰囲気的にはお祭りの後…みたいな感じですね)

②年末調整業務を行う時期

経理の繁忙期2つ目は「年末調整業務」を行う時期です。

年末調整業務は、その名の通り年末(12月)ごろに行う業務のことをいいます。

この年末調整業務は「12月分の給料支払日まで」に完了しなくてはなりません。

↓例えば、毎月25日がお給料日の会社なら、12月25日までには年末調整業務を完了するといった具合ですね。

年末調整業務を行う時期も繁忙期

  • 年末調整業務は「12月分の給料支払日まで」に完了するのが一般的
  • 例えば、毎月25日がお給料日なら、12月25日までに年末調整を完了する

年末調整業務を行うのは、会社の決算月がいつかにかかわらず共通です。

三月決算の会社も、四月決算の会社も、八月決算の会社も、年末調整業務を行う時期は同じになります。

なお、年末調整の「法律上の期限」は1月末日ですが、普通はもう少し余裕をもって処理しますので、12月分のお給料支払日までに完了するのが一般的です。

経理が年末調整業務を行うためには、従業員さんの自宅に送られてくる必要書類などを提出してもらわないといけません。

(生命保険や地震保険の控除証明といったような書類です)

11月〜12月上旬にかけて必要書類を出してもらい、給与支払日までに処理をする、といったように業務が進んでいきます。

給与計算業務と年末調整の意味について

以下では、年末調整とはどういう業務なのか?についてもう少し詳しく見ておきましょう。

※時間がない方は次の業務内容(導入している会社とそうでない会社がある業務)にジャンプしてください

経理は、会社で働いている従業員の「給与計算」も業務として行なっています。

この給与計算業務は、従業員の「税金の計算」も含みます。例えば、

営業のAさんは月給30万円だからこれだけの税金を納める。事務職のBさんは月給25万円だからこれだけの税金を納める…

といったような具合ですね。

こうした計算作業を、経理は本人の代わりにやってあげなくてはならないのです。

毎月の給与明細を見ると、源泉所得税とか住民税特別徴収額、健康保険料や厚生年金保険料といった項目が表示されていますよね。

これらの金額を計算するのが経理の「給与計算業務」というわけです。

こうした計算は毎月お給料を支払うたびに行なっていますが、1年に1度「年末調整」という業務で「正確な金額を計算し直す」という作業があります。

毎月の源泉所得税の金額は「概算額(だいたいの金額)」となっていますから、これを正確な金額に計算して調整する必要があるのです。

なぜ「だいたいの金額」で毎月の給与計算を行うのか?というと、正確な税金の金額は「1年間トータルのお給料受取額」が決まらないと計算できないからです。

1年間トータルのお給料受取額は、当然ながら12月末にならないとわからないですよね。

そのため、毎月の給与計算処理は「だいたいの金額」で処理しておき、年末に1年間トータルのお給料受取額がわかったタイミングで、年末調整業務を行なって正確な金額に調整し直すというわけです。

税額を正確な金額に調整した結果、通常は従業員に返還するお金が発生します。

このお金は12月分の給与支払日に、給与と一緒に還付するのが一般的です。

該当する会社とそうでない会社がある業務

経理 忙しい 時期

(一部の大手企業では中間決算や四半期決算・会計士による監査への対応を行う必要があります)

↓経理の繁忙期は①決算業務を行う時期と、②年末調整を行う時期、の2つと説明しました。

すべての企業で共通の経理繁忙期

  • ①年次決算を行う時期
  • ②年末調整業務を行う時期

↑経理は、基本的にはこの2つの時期が繁忙期となります。

↓ただし、企業によっては以下のような追加業務を行うことがあり、これらの時期も繁忙期になる可能性があります。

こんな業務を行う会社もあります

  • ③中間決算・四半期決算
  • ④会計監査対応
  • ⑤税務調査対応

以下では、それぞれの業務の内容について順番に見ていきましょう。

↓※③〜⑤の業務はうちの会社は関係ないよという方は、こちらをご覧ください

>>経理が忙しい繁忙期も軽やかに乗り切る方法とは?

③中間決算・四半期決算は導入している会社とそうでない会社がありますし、④会計監査対応は上場企業以外は行いません。

また、⑤の税務調査は毎年必ず行われるという性質のものではありません。

(税務調査は、ある日いきなり税務署から「この期間中にチェックさせてもらいたい」というように連絡が来て対応する性質のものです。つまり、イレギュラーな業務です)

ごく大まかにいうと、これらの追加業務は「規模の大きい会社」で行われる経理業務です。

一般的には規模の大きい企業(大手企業)ほど経理の繁忙期は多く、激務になりやすいと言えるでしょう。

(そして、その分お給料もよくなる傾向があります)

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③中間決算・四半期決算

中間決算とは、半年に一回行う決算業務のことです。

四半期決算とは、3ヶ月に一回行う決算業務です。

通常は、決算業務は1年に1回行えば問題ないのですが、上場企業では投資家に情報提供するために四半期決算と中間決算が義務付けられています。

上場企業でなくても四半期決算や中間決算を導入している企業はありますが、こちらは経営者が自主的に行なっているものです。

ある程度の規模の企業であれば、あらかじめ予算を作成して事業を行なっていますから、その予算と実績との差を把握するために決算を行うという側面があるのです。

会計期間は短ければ短いほど細かい会計情報をチェックすることができますから、四半期決算や中間決算を自主的に導入している企業は内部管理体制がしっかりしているといえます。

※ただし、当然ながらその分だけ経理は忙しくなるのですが…。

④会計監査対応

上場企業では、会計期間ごとに公認会計士(監査法人)の会計監査を受けなくてはなりません。

私自身も所属している企業が上場企業なので、年次決算業務が終わった直後のタイミングで監査法人の監査を受けています。

(期中にもミーティングをしたり、四半期でレビューをしたりといったことがあります)

公認会計士というのは会計に関してはもっともプロフェッショナルな人たちです。

うちの会社は上場企業といっても比較的小さい規模なので、だいたい3〜4人ぐらいの会計士さんが事業所にやってきて、部屋を一つ使って2、3日はこもりきりでチェック作業をされる感じになります。

基本的に経理がやることはありませんが、会計処理の内容について質問を受けた時には対応しないといけないので、基本的に外出ができない感じになりますね。

⑤税務調査対応

税務調査は、税務署が「会社が税金を正しく納めているか、脱税していないか」をチェックしにくるというものです。

税務調査は毎年必ず行われるというものではなく、突発的なイレギュラー業務ですね。

こちらも公認会計士の監査と同様に過去の帳簿や会計処理について徹底的にチェックされるのが基本です。

税務署の方から質問が出たら対応しないといけないので、経理スタッフは調査中の2日間は外出できないなどの制約がでます。

税務調査で修正の指摘が出るなどの結果になってしまうと、「経理は何をやっとるんだ…」ということになってしまいますから、経理部にとっては日頃の業務の質が問われる場と言えます。

なお、税務署の方は基本的にとても腰の低い人たちですので、やりとりでストレスを感じたことは私はあまりありません。

経理がワークライフバランスを保つには

経理 忙しい 時期

(経理がワークライフバランスを保ち、楽しく働きながら人生を充実させるにはどうしたらいいか?を解説します)

最後に、経理の仕事をする人が、こころ穏やかに楽しく働くには?という点について考えてみましょう。

↓結論から言うと、経理がワークライフバランスを保つためには、以下の2つのことを知っておくことが大切と言えます。

ワークライフバランスを保つには

  • ①閑散期に繁忙期を見越してしっかり準備をしておく
  • ②ブラック企業に絶対に入らないこと【超重要!】

それぞれの項目について、私の(なまなましい)実体験込みで解説いたします。

①閑散期に繁忙期を見越してしっかり準備をしておく

上でも見てきましたが、経理という仕事は基本的に「毎年同じスケジュール」で業務が進んでいきます。

つまり、毎年決まった時期に繁忙期がやってきて、決まった時期に閑散期がやってくるという感じですね。

そのため、経理がワークライフバランスを考える上で重要なのは、「いかに閑散期に繁忙期の準備をしっかりしておくか」という視点になります。

決算期や年末調整などの繁忙期はかなり忙しくなりますが、閑散期に繁忙期を見越して準備をしておけばかなり忙しさは緩和されます。

経理1年目の方は「いったい今は何をやっているんだ?」と職場内の雰囲気に飲まれて大変だと思いますが、2年目以降はかなり先を予測して動けるようになります。

まずは毎月の月次業務の流れを覚えて、可能な限り効率化して繁忙期に備えるようにしましょう。

②ブラック企業に絶対に入らないこと【超重要!】

ひと昔前に比べるとかなり少なくなりましたが、世の中に「ブラック企業」はいまだにたくさん存在しています。

ブラック企業というと営業職のパワハラなどをイメージしがちですが、経理職でもブラックな環境というのは確実にあります。

経理職でブラック環境になりがちなのは、年収300万円未満など「低年収のわりに異常に業務が激務」という環境のケースです。

私が経験した例では、繁忙期に日付が変わるまで仕事をしているのに、月収が20万円を切る…という状況がありました。

(時給に換算したら500円ぐらいだったと思います…)

まったく同じ仕事をしているのに、年収が激しく違うこともある(実体験)

経理 忙しい 時期

(毎日深夜まで残業しているのに、月収手取り20万円未満…なんて事態にならないために:実体験)

当時は「これが当たり前なのかな…」と思っていたのですが、仕事をし始めて2年ほど経った時に、

「さすがにこれはおかしい」と感じて別の会社で経理として働くようになりました。

結果的には、転職前とほぼ同じ仕事内容なのに、年収は1.5倍になるという衝撃的な経験をしました。

(転職後の待遇が特別に良いというわけではなくて、転職前の会社が完全ブラックだっただけです)

どの会社で働くか?によって私たち労働者の人生は180度変わる

この記事をお読みの方の中にも、「ひょっとしたらうちの会社ってブラックなのかも…」と心当たりのある方もいらっしゃるでしょう。

あるいは、「経理に転職したいと思っているけど、ブラック企業には転職したくない」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そうした方々にぜひお伝えしたいのは、「どこの会社で働くか?」によって、私たち労働者の人生は大きく左右されるということです。

あなたがどれだけ優秀な人であったとしても、あなたの年収やワークライフバランスは、所属する企業によってガラッと変わります。

実際、私は以前の会社の経理の仕事を辞め、今の職場で働くようになってからは人生が大きく変わりました。

(繰り返しになりますが、仕事の内容自体は基本的にあまり変わっていないのにもかかわらず、です)

ブラック企業で働いている時に比べて、年収は大幅にアップできましたし、経済的・時間的に余裕ができたおかげで付き合っていた彼女と結婚もできました。

ブラック企業は、私たち労働者を奴隷のように酷使し、搾取することになんのためらいもありません。

あなたの貴重な人生の時間を浪費せず、将来を破壊されるような事態にならないためにも、所属する会社はしっかりと選ばなくてならないことをぜひ理解しておいてください。

稼げる税理士(例えば年収1000万円)になりたい方へ

(稼げる税理士になるにはどうしたらいいのか?)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

私は税理士業界に未経験で入り、いろいろ苦しみながら10年以上仕事をしてきました。

その中でももっとも苦しかったのが、

がんばった分に見合った収入がぜんぜんもらえない」ということです。

税理士事務所の仕事って、簡単ではありません。

  • 毎年のように変わる税法の勉強をし続けないといけないし、
  • 税理士試験の勉強のために眠い目をこすりながら資格スクールの講義にでないといけないし、
  • 数字に1円でもまちがいがあればクレームが来るし、
  • ややこしい経営者の相手をしないといけないこともあるし、
  • 繁忙期はとっても忙しいし…。

なんていうのが実情です。

しんどい分だけ、たくさんお金が稼げるのならまあわかりますよね。

しかし、税理士事務所の職員というのは平均年収が決して高くないのが実際のところなのです。

毎日こんなにがんばっている。

まわりの同年代の人間より何倍も努力しているはずなのに、

なぜか年収だけは、自分が一番低い…。

↑このギャップに心底苦しんだのが、私の20代でした。

そんな私も、2社目、3社目…と税理士事務所を渡り歩くうちに、

この業界でしっかりと年収をあげていくためのコツのようなものがわかってきました。

税理士事務所でしっかりお金を稼げるようになるためには、「ただがむしゃらにがんばっているだけ」ではダメなのです。

以下では、税理士事務所で年収をあげていくためのコツを、

このブログを見てくださるあなたには特別にお教えしましょう。

ほとんどの税理士事務所職員は「がんばっていて頭もいい」のにぜんぜん稼げていない

↓税理士事務所で働く人って、いわゆる「ちゃんとしてる人」がほとんどです。

  • 学生時代から勉強には自信があって、
  • 人並み以上に地頭(じあたま)もよくて、
  • 目標に向かって努力もしっかりできる人

このブログを読んでくださるあなたもきっとそういう人でしょう。

ですが残念なことに、

がんばっているのに、なぜか年収が低い人

が圧倒的に多いのがこの業界の実情でもあるのです。

割合で言えば、稼いでいる人はたったの2割、稼げていない人が残りの8割…という感じだと思います。

私も、30代直前まで年収300万円でした

もともとは私自身も完全に「稼げていないその他大勢」の方の人間で、

30代直前になるまで年収は300万円ちょっとしかありませんでした。

当時は「どうせ数年後には独立するんだから、今だけの辛抱だ…!」と思っていたんですよね。

ですが、あるときふと気づいたのです。

ひょっとして、いつか独立するから!と思いつつ、

今の年収に無頓着(むとんちゃく)だから、

いつまでたっても自分は低年収なのでは…?

ということに。

そう、ほとんどの税理士事務所職員が稼げていない理由がこれなんです。

多くの人が、将来的に独立することを目指して税理士事務所に入社し、

税理士試験の勉強をしながらがむしゃらに頑張っています。

しかし、これだけではだめなのです。

「がむしゃらに頑張る」だけでは年収は絶対に上がらない

なぜ、がむしゃらに頑張るだけではだめなのか?

それはあなたを雇用する事務所側(所長税理士)の気持ちを考えればわかります。

あなたが税理士としての独立を目指して努力すればするほど、

事務所側は、

「ああよく頑張ってるね。

でも、どうせ合格したら独立してうちは辞めてくんだよね?

それならうちも給料は最低限しか出さないよ。

仕事を教えてもノウハウをもっていかれるだけで、うちのメリットは何もないし。

まあ、合格するまでの辛抱だと思って、低年収でもがんばってよ。

うちも期間限定の社員を雇ったつもりで、最低限の給料しかださないから。

もし税理士試験に合格できなかったら?

知らないよそんなことは(笑)」

という気持ちになってしまうのです。

つまり、あなたが税理士を目指して頑張っている姿を見せれば見せるほど、

あなたを雇用する事務所側は、

あの人は合格も近そうだから、もうすぐやめていくだろうな。優遇しても意味なしだな

ということになります。

これでは税理士事務所職員としてのあなたの年収が上がるわけはありません。

解決策=「勤務税理士としてキャリアアップしてくのもアリかも」と思える事務所を選ぶことが大切

それではいったいどうしたらいいのか?ですが、

解決策としては、

「勤務税理士としてもキャリアアップしていける環境がある税理士事務所を選んで働くこと」

が大切です。

高年収の税理士になるには?

たとえ税理士試験に合格したとしても、

このまま勤務税理士として事務所内でキャリアアップしていくのもありかも

と思える環境を整備している税理士事務所を選んで働くこと。

(もちろん、そういった事務所でキャリアと実務経験を積みつつ、

最終的に独立を選んでも問題ありません)

税理士事務所というのは基本的には小さな組織で、みんな個人プレーのようなかたちで仕事をしています。

当然ながら、事務所の組織規模を大きくしていく気持ちがうすい所長税理士がほとんどです。

ですが、中には野心的にどんどん事務所規模を大きくしていくことを目指している事務所もあるのです。

こういう事務所では、

たとえあなたが税理士試験に合格したとしても、

「独立もいいけど、事務所内でキャリアアップしていくという道もアリかも…。」

と思えるような環境を準備しています。

ほんとにそんな事務所あるのかよ?

と思われる方もひょっとしたらいるかもしれませんので、実際の求人をいくつか紹介しましょう。

↓例えば、こちらは実務経験者向けの求人です(未経験者向けの求人もこの後で紹介します)

(実務経験者向けの求人例。こちらはジャスネットキャリアに登録されている求人です)

↑実務経験者というのは「経験3年以上」であることが相場条件になりますが、

こういう求人はちゃんと世の中に存在しています。

税理士としてのキャリアと実務経験を積みながらこの年収を得られるなら、

  • 「独立はとりあえず数年先の目標としておいといて、ここでしばらく働くのもいいかも…」
  • 「この環境で働きながら開業資金を貯めて、よりリスクが小さいかたちで独立しよう」

と思う人は確実にいるでしょう。

事務所側もこういう人に応募してもらって、少しでも長く働いてもらえれば事務所規模を拡大できるので、高待遇を用意しているというわけです。

未経験でも年収400万円〜600万円スタートの事務所はある

また、未経験者向けの求人では、普通は年収300万円程度(場合によってはそれ未満…)がこの業界の相場です。

↓しかし、こちらのように、年収400万円〜600万円でスタートとしている事務所もあります。

税理士事務所 未経験 資格なし

(未経験でも年収400万円〜600万円スタート。こちらはMSジャパンに登録されている求人です)

「税理士事務所は年収が低い。特に未経験者はきびしい」とはよく言われますよね。

しかし、未経験でも高待遇を用意して、優秀な人が長く勤めたくなるような環境を整えている事務所も中にはあるのです。

税理士業界で年収をあげていくなら、最終的には独立して成功するのが理想でしょう。

しかし、税理士試験は残念ながら誰もが合格できる試験ではありません。

また、独立にはリスクが確実にあります。

病気や事故で働けなくなったら収入が途絶えることも理解しておく必要があります。

この業界で働くなら、勤務税理士や資格なしの税理士事務所職員としても高年収になる方法を理解しておくべきなのです。

高待遇の税理士事務所はどうやって見つければいいのか?どうやれば採用までいけるのか?

「高待遇の事務所があることはわかった。

でも、そんな事務所ってごく少数でしょ?

よほど優秀な人でないと採用されないのでは?」

↑ここまで読んでくださった方の中には、このように思われた方も多いでしょう。

ですがご心配なく。

転職活動というのは、必ずしも「優秀な人だけが採用される」というわけではないのです。

(もちろん、優秀であるに越したことはないのですが)

なぜかというと、ほとんどの人が「自己流」で転職活動をしているからです。

転職活動なんて、人生の中でそう何度もあることではないですよね。

人生で一度も転職しない人もいますし、3〜4回程度の転職を経験しているならそれは「多い方」でしょう。

こんなにも経験が乏しいことなのに、なぜか自力でやる人が多いんですよ。

(大学出たての新卒の人と同じようなやり方で転職活動すると100%失敗します)

転職活動できちんと結果を出したい人は、無料で使える転職エージェントを活用しましょう。

↓税理士事務所の求人を専門で扱っているエージェントがあります。例えばこういうところ。

経理 転職しやすい

(エージェントサイトの例:MSジャパンは実務未経験者におすすめです)

↓転職エージェントは、以下のようなことをあなたの代わりに無料でやってくれます。

(なぜ無料なのか?については後で説明します)

エージェントを使うメリット

  • 非公開求人(優良事務所の求人)の紹介
    転職エージェントが「自社の独自案件」として持っている求人への応募が可能になります。上で見たような好条件の求人も転職エージェントの独自案件です。
  • 求人のしぼりこみ
    あなたの職歴や希望条件にベストマッチする求人を、日頃から税理士業界の最新求人をリサーチしているエージェントがしぼりこんでくれます(これを自分でやるのはかなり大変です)
  • 年収交渉
    エージェントはあなたの年収が高くなるように企業側と交渉してくれます。自分のお給料について交渉するというのはなかなか難しく感じる人が多いでしょう。エージェントに間に入ってもらうことで希望する条件を伝えやすくなります。
  • 面接日程の調整
    採用面接のアポイントや、入社日程の調整など、めんどうな手続きを代わりにやってくれます。こうした手続きは意外に時間と労力をとられます。
  • 応募書類の添削
    転職成功のためにはまずは書類審査に通過し、面接に進めなくてはなりません。志望動機や自己アピールなどは自分一人で作ると独りよがりになりがちなのでエージェントにチェックしてもらうのが安全です。
  • 面接対策
    書類審査に通ったら、いよいよ面接です。エージェントは採用担当者に事前に採用のニーズ(こういう人材が欲しいというニーズ)をヒアリングをしていますので、「こういう質問がきたらこう答えると良いです」といった感じでアドバイスしてくれます。答えを教えてもらってからテストを受けるように、非常に有利な状態で面接に臨めます。

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転職エージェントのサイトを見てみる

世の中にはいろんなビジネスがあって、それぞれプロがいます。

税理士事務所職員が税務や会計のプロであるように、

転職ビジネスでは転職エージェントがプロとして活動しているというわけです。

転職エージェントを使えば、上で紹介した「高待遇の事務所」にも普通に採用される可能性があります。

エージェントが書類審査の対策や、面接対策を徹底的にやってくれるからです。

税理士事務所の職員としてとても優秀な人であっても、必ずしも転職採用の場での自己アピールが得意というわけではありません。

(これが「優秀で頭の良い人でも、年収が低いケースが多い」理由です)

そういった面でのアピール不足は、転職エージェントにカバーしてもらえば良いのです。

プロに相談しながらきちんと戦略を持って転職活動を進めていくなら、

転職活動で勝つことはそれほど難しいことではありませんよ。

(それこそ、税理士試験の勉強に比べれば圧倒的に簡単なことです)

転職エージェントを使うデメリットは?よくある質問と回答

「なんだかいいことづくめでむしろ怪しい…」という人もいらっしゃるかと思うので、転職エージェントについてよくある質問と回答をまとめました。

参考にしてみてください。

(↓クリックでこのページから移動せずに回答を見られます)

転職エージェントは本当に無料?なぜ無料?

私たち求職者側(転職したい人)は、転職エージェントを無料で使えます。

転職エージェントにお金を払っているのは、採用活動を行っている企業側だからです。

内定が出たら、「求職者の年収の30%程度を企業側は紹介手数料として支払う」という仕組みになっています。

もちろん、あなたの年収から引かれるわけではありません。

実際、私はこれまで10社以上の転職エージェントを使ってきましたが、料金を1円でも請求されたことは一回もありません。

転職エージェントからしつこい勧誘がきたりしない?

これは最近はとても少なくなりました。

一時期、ゴリ押しのエージェントも活動していたようですが、この10年間でそういうところは淘汰(とうた)されてきた印象ですね。

サイトへの無料登録後に自動配信メールがくるぐらいです。

自分から面談希望を出さない限りは、直接電話連絡が来るようなことはないですよ。

まだ転職するか決めてなくても転職エージェントは使える?

サイトに登録だけしておくのは特に問題ないです。

ただし、エージェントと面談するのは転職意思が固まってからにしましょう。

まったく転職意思がない状態で面談希望を出したりすると、エージェントに「ひやかし」と思われて面談をしてくれない場合もあります。

サイトの求人を見てみたいだけの場合は、サイトへの登録だけをしておいて、面談希望は後日出すようにしましょう。

転職エージェントサイトに登録すると、非公開求人(エージェントの独自求人)も見られるようになりますので、情報収集に活用できますよ。

転職エージェントに登録すると、今の会社に知られることはない?

これはないです。

あったらいわゆる「顧客情報の流出」ということで新聞ニュースになってしまうやつですね。

エージェントがあなたの意思に反して勝手に動くことはありません。

エージェントが動き出すのはあなたが求人に応募手続きを完了した後か、面談希望を出した後のことです。

面談でもまわりから見えない個別ブースに案内されてプライバシーに配慮してくれますよ。

転職エージェントとの面談って何をするの?

希望する転職の条件や時期などのヒアリングがあります。

その上で、「それにあった求人ならこれです」という感じで具体的な候補を出してくれます。

面談したからといって転職しないといけないわけではないので、

良さそうなのがなければ「持ち帰って検討します」と伝えればOKですよ。

(面談はだいたい30分ぐらいで終わります。)

エージェント側もその辺は心得ているので、しつこく勧誘してくるようなことはないです。

どの求人に応募するか?のしぼり込みって自分でやるとなかなかめんどくさい(どれも同じ求人に見える)ので、面談で具体的な選択肢を提示してもらうといいです。

なお、まだ転職するかどうか迷っている段階なら、正直に「迷ってます」と伝えてもいいと思います。

この場合も、「もし転職するならこういう求人がある」ということを教えてもらえます。

「今の仕事がだめになっても、別の選択肢がある」ということがわかるだけでもかなり精神的に楽になりますからね。

面談はまだしたくない。サイトの求人をみるだけでもいい?

これは特に問題ないです。

情報収集にエージェントサイトを使いつつ、

「いざ転職に向けて具体的に動き出す」というタイミングがきてから、面談希望を出すようにしましょう。

なお、サイトから求人の応募手続きをすると自動的に面談の流れになると思います(求人を見てるだけなら面談にはならないです)

めんどうな面接日程の調整や年収交渉はエージェントにまかせてOK

いま現在も在職中の方は「転職活動に時間が取れない」という人が多いでしょう。

そんな方は、めんどうなことはプロに任せてしまうのが良いです。

特に、年収交渉なんて、自力でできるのはよほどコミュニケーション能力の高い人だけでしょう。

自分の給料について交渉するなんて、私は考えただけでもしんどかったのでエージェントにすべて任せていました。

採用担当者との面接アポ取りなどのめんどくさいことも、エージェントは全部やってくれますよ。

1円も産み出さない転職活動なんて、さっさと終わらせよう

転職活動そのものは1円も産み出しません。

なのでさっさと終わらせるのがベストですね。

エージェントを本気でフル活用すれば、転職活動は3ヶ月もあれば終わらせることができます。

自力でやる場合は半年ぐらいは普通にかかるので、最短で終わらせたい人はエージェントを使ってさくっと終わらせましょう。

忙しい方は、エージェントサイトへの登録作業だけでも今やっておくのがおすすめです。

(1分あればできますよ。もちろん無料ですしめんどくさい連絡もこないです)

サイトに登録だけでもやっておけば、非公開求人を含む最新の求人を見られるようになるからです(年収もみれます)

おー、こういう求人があるんだ」とながめてるだけでも、業界についてかなりくわしくなれますよ。

(※転職活動用に情報をまとめられるように、専用のメールアドレス(無料)を1つ作っておくのが良いかもしれません)

おすすめの転職エージェントはこちら。

MSジャパン(実務未経験者ならここ)

(MSジャパンは実務未経験者におすすめの転職サイトです)

未経験者OKの優良求人が多数!

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経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

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初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

マイナビ税理士(試験との両立重視ならここ)

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