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公認会計士の転職は最強!←実際やってみたら甘くなかった(体験者口コミ)

公認会計士 転職 最強

(「公認会計士は転職市場で最強」は本当?)

  • 公認会計士は転職市場で最強…!←これってどのぐらい事実?
  • 監査法人意外の転職先の選択肢は?
  • 転職で年収アップできる会計士は何が違う?

公認会計士は確かに「日本最難関レベルの国家試験」であることは間違いありません。

しかし、そのことであまりに自信過剰になるのは禁物だと私は思っています。

(正直私もそうでしたが、実際に転職活動やってみるとかなり苦労しました…)

以下では、公認会計士有資格者で監査法人で6年勤務した後、

税理士業界に転職した私の転職体験談を書きます。

いま転職を検討している公認会計士の方は、参考にしてみてください。

公認会計士が転職市場で最強?知っておくべき注意点4つ

公認会計士 転職 最強

(公認会計士の転職は最強?知っておくべき注意点)

1. 監査法人以外は「未経験者あつかい」になりがち

確かに、会計士資格があると「転職先の候補」には困ることがありません。

監査法人以外の転職先(監査法人以外の選択肢)として、

↓例えば下記はメジャーなところですね。

  • 税理士事務所
  • 一般企業経理(大手やIPO準備)
  • FAS系
  • 会計アドバイザリー
  • コンサルティングサービス

↓こんな感じで、かなり高待遇のCFO候補で

会計士有資格者を募集している企業もあったりします。

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しかし、頭においていないといけないこととして、

監査法人出身だと、税務や経理、

FAS業務といったものは「未経験」扱いになるということです。

監査法人内でアドバイザリー業務等をやっている方は別として、

監査では会社側が作成した資料を見る業務です。

実際に資料の作成経験はないため、これは未経験として扱われます。

実際に私が就職活動をした時も「監査業務以外は未経験ですか」といった質問が多くありました。

中途採用の枠は1つだけということが珍しくなく、

業務経験が豊富な方と面接で競った際に、経験の有無で負けてしまうことが意外と多くあります。

これは転職エージェントの無料セミナーで言われたことなのですが

「会計士の転職は嫌われるよ、使えないから」といったことを面と向かって言われたこともあります。

面接お見送りになってしまう理由で多かったのが、

「同分野で経験がある方がいたため」「より業務に適した人材がいたため」というものです。

実際に実務で仕事をした経験がある人とそうでない人は明確に線引きがあります。

実務経験者と面接で競った場合、会計士というネームバリューがあっても競り負けてしまうことが度々あります。

2. 採用ライバルも優秀(意外と転職活動で苦戦する)

最近よくあるパターンなのですが、

「監査法人の業務激化に伴い監査法人を辞める会計士」が増えてきました。

私が監査法人にいた時の同僚をみても、

過剰に業務を押し付けられ、80時間以上の残業が常態化しているような人を度々目にしました。

(ちなみに、私も転職前にはそういう状態になっていました)

仕事が将来的に減ればいいのですが、

私がいた準大手監査法人では大手が取らないIPO業務をどんどんと受け入れていたため、

仕事が増える一方、現場はパンク寸前でした。

そういった現場の状況に嫌気がさし、転職を決心した経緯があります。

そして、同じような経験をした会計士はたくさんいます。

なので、転職候補先の会社で「同じ会計士同士で1つの採用枠を争う」といったことが生じがちなのです。

監査法人時代にデューデリ業務をやっていた、

社内移動で税務をやっていた、という方は転職先でも強く評価される傾向にあるので、

そういったライバルとの闘いは厳しいものとなります。

また、転職面接では即戦力になれる経験者が優遇されやすいです。

特に税理士法人では、勤務経験を積んでいる税理士の方というのは強力なライバルとなります。

すでに税理士として働いており税務業務がすぐにできる方と、

税務をしたことが無いのでこれから仕事を覚えないといけない会計士では、

雇う側の心理として勤務経験のある税理士側を採用したくなるのは自然なことです。

私自身「より条件にあった候補者がいたため」という理由で度々税理士法人を落される経験をいたしました。

3. 転職で給与アップは意外に難しい

監査法人は比較的、給与待遇が良い部類に入ります。

したがって、税理士法人や会計アドバイザリー、

一般事業会社といったところに転職すると、現状より給与が下がってしまう可能性が高くなります。

私の所感ですが、上記であげた転職先ですと、

↓年収500万~700万ほどが入社時の給与であることが多いです。

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↓もう少し条件の良いところだとこのぐらいの年収です。

ただ、この水準だと人気求人になるのはまちがいないので、

上で見たように競争の激しさが予想されます。

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監査法人でシニアに昇格し、残業もバリバリこなしている方は恐らく年収700万を超えてくると思われます。

そこからさらなる給料アップを狙う場合、かなり競争の激しい求人に応募する必要があります。

(結局、転職などせずもとの監査法人で働き続けた方がよかった…みたいなケースは多い)

会計士が転職で給与アップを狙うならFAS系?

会計士が給与アップを狙う場合の転職先としては、

↓FAS系の会社がよく上げられます。

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(公認会計士向けのFAS求人)

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しかし、FASは監査法人以上の激務です(特にBIG4のFAS)

そういった激務でもバリバリ仕事をこなしていきたい方、

FASでデューデリ等のM&A業務に関わりたいと強く志望している方は別として、

それ以外の方が給与アップを狙って転職しようとした場合、

転職先の候補が意外と少なくなってしまいます。

外資系会社の経理などの選択肢もありますが、

この場合、忙しさは会社によってかなり変わってきてしまうため、

事前に転職先候補のリサーチをすることを強くすすめます。

いずれにせよ純粋に給与アップだけを狙って転職する場合、

FAS系の会社(特にBIG4)か外資系会社の経理のどちらか、

ということになり、転職先の幅としてかなり狭まってしまうのが実態です。

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4.「自分は最強なはず」でジョブホッパーになる会計士は多い

会計士は転職市場で強いというイメージが根強くあるため、

職を数年で転々とするジョブホッパーになる方もおられます。

それ自体は否定しないのですが、

何をもって「転職成功」とするかの定義を自分の中できちんと持っていた方がいいです。

例えば給与アップ、転職先で新しい経験が積める、

ネームバリューのある会社に就職できる等といった自分なりの定義があるかと思います。

そういったことを考えずに転職をどんどんとしていくと、

ふと冷静になった時に転職成功とはいえないような状況になっている場合もあります。

例えば、年収はあがったものの、監査法人時代以上の激務で毎日深夜残業続き、

土日も出勤といった環境になってしまうと、

そこまで働きたくないという方からすると「失敗」と考えるべき状況なのではないでしょうか。

また、いくつもの職を転々としていった場合、

“すぐに辞めてしまう人”という印象を面接先の会社で持たれることになってしまいがちです。

そうなると例え会計士資格を持っていても雇ってくれる会社がどんどん少なくなります。

結果、激務の職場で働き続けないといけなくなったり、

満足のいかない給与や待遇でずっと働かざるを得ないような状態になります。

「監査法人にいたころの方がよかった」

私が監査法人で勤めていたころに、そうもらしたOBの方を度々目にしていました。

転職先が無いので、何年か後に結局、監査法人に出戻ってきて働いている先輩方というのも何名かおりました。

そういった方々は、新卒からずっと監査法人で働き続けていた人に比べ出世が遅くなるため、

年下の上司につめられながら働く状況や、

年齢の割に低い報酬で働かざるを得なくなるということがあります。

せっかく希望を持って監査法人を辞めたのに、

その数年後に結局監査法人に出戻って、同年代の方々より低い役職で我慢して働き続ける。

こうした状況になってしまうことは避けたいのではないでしょうか。

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