- 経理から公認会計士は目指せる?
- 働きながら公認会計士試験に合格するには?
- 実際にキャリアチェンジ成功した人はどうやった?
公認会計士は言わずと知れた
「会計分野で最高難易度の国家試験」ですが、
難易度が高い分だけ成功した場合のリターンが極めて大きいです。
(簡単にいえば、めっちゃ稼げます)
なお、公認会計士の平均年収は992万円です。
「経理から公認会計士」という道のりは険しいのはまちがいありませんが、成功している人は確実にいます。
この記事では、経理から公認会計士になるには何からはじめてどう努力したらいいのか?について、実際にキャリアチェンジ成功した女性の体験談を紹介しています。
高い目標にチャレンジする人はぜひ参考にしてみてください。
経理から公認会計士になるには?
私はもともと一般企業で経理をしていたのですが、
公認会計士試験に合格した後に大手監査法人に転職しました。
監査法人では会計監査・内部監査のほかに
グループ会社の人事を経験しています。
現在は税理士登録して会計士事務所を開業しています。
経理で働いていると、キャリアアップで公認会計士を考える方もいるでしょう。
経理経験者は資格取得や実務で有利な点があり、公認会計士になるとキャリアの幅が広がります。
公認会計士試験の短期合格の鍵は勉強に集中する時間を一定時間確保することです。
大手資格スクールTACは合格者データを基に、公認会計士試験に合格するまでの勉強時間は少なくとも2500時間必要と分析しています。
周りの人も退職し資格試験の勉強に専念する人がほとんどでしたし、私は会計大学院に進学して勉強に専念することを選びました。
朝9時から夜9時まで毎日10時間、午前中に計算問題・午後から理論の勉強、日曜日のみ勉強をしないリフレッシュデーにすることで、メリハリをつけていました。
また、勉強の仕方としては私は資格スクールなどに通うことをおすすめします。
なぜなら、資格スクールの答練をおさえることで他の受験生と差がつかないようになり、一緒に勉強する仲間もできるからです。
次に勉強の進め方としては、財務諸表論と管理会計の計算問題から始めるのがおすすめです。
計算問題で得点を伸ばすことからはじめると理論問題の理解も進みました。
経理経験があると会計ソフトで自動計算されるものがどのように計算されているか理解できるようになり、財務諸表の計算問題・理論問題の理解に役立ちます。
経理経験者が監査法人で働く公認会計士に転職した場合の仕事内容
監査法人の仕事では、クライアントに必要な資料をスムーズに提出していただくことが重要です。
例えば、経理として仕事をしていると、経理の決算スケジュールや年間のスケジュールがどのように進むかわかります。
そうすると、経理が忙しい時期かどうかが経験則でわかるので、忙しい時期に入る前に資料作成の依頼をするなど前倒しで対応しやすいです。
また、経理の方にお願いした資料がなかなか出てこない場合もあります。
例えば、監査法人から財務諸表分析や販売費及び一般管理費の増減分析を求められますよね。
経理を経験していると、財務諸表分析などは決算がすべて締まってからしか作成できないことがわかるでしょう。
そのため、クライアントからまだ提出されない時期だと予測することができるので、クライアントへ不要な督促をせずにすみ、効率よく仕事を進めることができます。
監査法人で担当する会社は2社以上が当たり前?
監査法人では2社以上担当することが多く、1つのクライアントへ訪問している時に他社からメールや電話で連絡がくることもよくあります。
その場合、訪問しているクライアントで別のクライアントの仕事をすることもありますし、クライアントの終業時刻後に監査法人の事務所に戻り仕事をすることもありました。
また四半期報告制度で1社の決算が終わるともう1社の決算が始まり、1年目の時は要領を得ることができず22時以降に退社することがほとんどでした。
クライアントによっては予算ぎりぎりで受けている契約もあり、残業をつけれるかどうかはクライアント毎に異なります。
それでも、経理の時に比べて年収は100万円増えました。
監査法人では年下でも先輩
監査法人では入所した順に先輩になるため、経理経験者も1年目として接せられ、年下の先輩が多くなります。
でも経理経験者は業務内容を理解しやすく、1年目でも2〜3年目の先輩の仕事を任されて成長する機会に恵まれました。
公認会計士になるには最後に修了考査を受ける必要があり、業務内容にもよりますが経理経験は修了考査の受験資格である2年間の実務経験として認められる可能性があります。
経理経験が実務経験と認められると補習所の修業年限を短縮し、同期よりも早く修了考査を受験し公認会計士になれる可能性もあります。