転職エージェントなんて使わない方がいい?メリットとデメリットの両方があるよ

2021年9月13日

転職エージェント 使わない

(転職エージェントは使う?使わない?)

 

転職エージェントって絶対に使うべき派と、別に使わないでOK派の両方の人がいて迷いますよね。

いろいろ意見はあると思いますが、他人の意見を参考にするときは、

その発言をしている人と、自分自身の状況が似たものなのかどうか?を判断基準にするといいです。

例えば、東大に余裕で受かってしまうような秀才に「予備校なんていかなくてOK。教科書に全部書いてるのになんでそんな無駄なことするの?」とかいわれてもまったく納得できないですよね。

フツーの人が特別優秀な人たちのまねごとなんかしても、まわりから嘲笑されるだけで終わります。

逆に、優秀な人がフツーの人と同じやり方しちゃうと、本当はもっと稼げるのに無意味に年収下げる結果になりかねません。

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世の中の大半の人は「普通の人」である事実

転職エージェント 使わない

(「転職エージェントなんていらない派」の多くは超優秀な人たち)

 

↓で、注意しないといけないのがこれです。

ネット上で「転職エージェントなんて使わないでも転職できるよ」と言っている人たちの多くは、

彼ら自身がかなり優秀な人たちであることです。

上の例でいえば「予備校行かなくても東大に余裕で受かってしまう秀才」みたいな人たちの社会人版ですね。

転職に成功体験を持っている人は「世の中から求められている人」なわけですから、優秀な人が多くなるのは当然です。

その一方で、世の中の大半の人って

ごく普通の人なんです(私もこっち)

管理人

「自分はフツーの人である」という認識を持っている人は、誰の意見を参考にすべきか?に慎重になる必要があるのです。

フツーの人はフツーの人にあった転職活動のやり方があります。

無理に背伸びして特別優秀な人たちのまねごとをするのは辞めましょう。

損するだけです。

転職エージェントなんて使わないでいい人の特徴

転職エージェント 使わない

(転職エージェントなんて使わない方がいい人の特徴とは)

 

こうしたリアルな事実をふまえた上で、転職エージェントなんて使わないでいい人の特徴を見ていきましょう。

↓以下のような特徴に当てはまる人は、すべて自力で就活(転職活動)しても幕行くと思います。

  1. すでに同業他社などからお声がかかっている人
    いわゆるリファラル採用(紹介)で転職できるので、転職エージェント使うよりスムーズです。
  2. とびぬけたスキルや実績を持っている人
    英語が帰国子女レベルでできる・上場企業でトップセールスとして表彰されたことがあるなど。
  3. 全部自分でやりたいタイプの人(人に任せるのが苦手な人)
    他人に仕事任せると不安でしょうがない…という人はそもそもエージェント使うのに向きません。書類作成から採用担当者とのアポ取り・年収交渉まで全部自分でやりましょう。
  4. 転職エージェントという人種をそもそもうさんくさいと感じる人
    担当エージェントとは二人三脚で転職活動やっていくことになるので信頼関係が大事です。
    そもそも転職エージェントという職種の人たちを「うさんくさい・世の中に必要ないことをやっている有害な人たち」と感じる人は使わない方がいいです(向こうも信頼してくれないのでうまくいきません)
  5. ベンチャーなどスタートアップ企業に飛び込みたい人
    ベンチャー企業って基本的にあまりエージェントに求人出しません。
    企業の公式ページやSNSなどから直接連絡取った方が早いケースもありますね。
    ただし、ベンチャーって超絶ブラックな企業も多いので、起業するのと同じぐらいのリスク取れる人以外はおすすめしません。

逆にいうと、これらの特徴に当てはまらない人はエージェントを使った方が上手くいく可能性が高いです。

転職エージェントを使うデメリット

転職エージェント 使わない

(転職エージェントを使うことのデメリット)

 

転職エージェントを使うことには、どういうデメリットがあるでしょうか。

転職エージェントを使う場合、

↓以下のような点には注意しておいた方が良いですね。

  1. ハズレエージェントにあたるリスク
    残念ながら転職エージェントには「当たりはずれ」があります。
    自分の営業成績を優先して求人にゴリ押ししてくるエージェントもいるのが現実ですね。
    こういうエージェントは担当変更してもらえばOKなんですが、それを伝えるのもちょっとめんどくさいです。
  2. 初回の「エージェントとの面談」がややめんどくさい
    転職エージェントを使う場合、まずは自分の担当エージェントと面談していろいろ打ち合わせをするところからスタートします。
    おおよそどういう方向性で仕事を探しているか?という感じで30分ぐらいの打ち合わせが入るんですが、人によってはめんどくさく感じるかもしれません。
  3. マイペースで転職活動できない
    転職エージェントを使う場合、担当エージェントと二人三脚で就活していくことになります。
    なので、良くも悪くもマイペースでやることができません。
    ただし、人って変化を嫌う生き物ですから、マイペースでやってると自分に甘くなって「現状維持でいいか…」となってしまいがちなのも事実です。

なお、転職エージェントは完全無料で使えますので、経済的な意味でのデメリットはありません。

(ハローワークで就活するのと同じくお金はかかりません)

転職エージェントを使うメリット

転職エージェント 使わない

(転職エージェントを使うメリットは?)

 

一方で、転職エージェントを使うメリットは以下のようなことです。

  1. 採用担当者とのアポ取りなど、めんどくさい手続きを全部やってくれる
    エージェントが企業の採用担当者との間に入ってもらえますので、日程の調整などは全部やってもらえます。
  2. 応募先企業の内情を教えてくれる
    転職エージェントは実際に企業を訪問して採用担当者と打ち合わせをしています。
    その会社の社風や職場の雰囲気、働いている人たちの年齢構成や男女比率など、転職サイトを見ているだけでは絶対にわからない情報を事前に教えてくれますよ。
  3. 転職エージェントを使わず転職活動している人より有利
    転職エージェントは、書類選考対策や面接対策など、プロの視点であなたがより良い条件で入社できるよう交渉してくれます。
    いわば「援護射撃」をしてくれるので、1人で戦っている他の求職者より有利といえます。
  4. 自分で自分を売り込む必要がない
    転職エージェントは企業側の採用担当者との間に入って、何かとあなたの長所を伝えてくれます。
    自己PRを自分でやるのが苦手…という人は活用しましょう。
  5. 年収交渉を代わりにやってくれる
    自分のお給料について自分で交渉する…というのはほとんどの人にとってはかなりハードルが高いですよね。エージェントはこれを代わりにやってくれます。
  6. 非公開求人に応募できる
    どの転職エージェントも「自分だけが知っているとっておきの求人情報」というものを10件〜20件程度は持っているものです。
    エージェントを使うとこうした好条件の求人にもアクセスできるようになります。

 

転職エージェントを使わないで転職活動する方法6つ

転職エージェント 使わない

(転職エージェントを使わないで転職活動する方法6つ)

 

転職活動のやり方は、何も転職エージェント経由だけではありません。

転職エージェントを使わないで転職活動する方法としては、

↓以下の6つがあります。

1.転職サイトを使って求人を自分で探し、自分で応募する

求人を探して応募する用途でのみ転職サイトを使い、

エージェントサービスは使わずに後は全部自分でやるという方法です。

転職サイトは無料で、なんとなくどんな仕事があるのか探してみたい人(転職活動に向けて情報収集している段階の人)も転職サイトは使えます。活用しましょう。

あと、転職サイトに登録して希望条件や過去の職歴なんかを入力しておくと、あなたのプロフィールを見た企業側からスカウトメールがくるケースもあります。

ただし、この方法の場合は転職エージェントが独自で持っている非公開求人には応募できないのがデメリットです。

非公開求人に応募するためには、転職サイトに登録した後にエージェントとの面談を申し込む必要があります。

 

2.応募先企業の公式ホームページなどから直接応募する

「次はこの会社で働きたい!」といったように、応募する企業がすでに決まっている人は企業の公式採用ページなどから応募するのもありです。

入社意欲の高さをアピールできますし、行動力のある人材と思ってもらえる可能性もあります。

ただし、この場合は完全に自分一人で企業に殴り込んでいくような感じになります。

勇気とバイタリティは必要ですので覚悟を決めていきましょう。

 

3.ハローワークを使って求人に応募する(ただし、現在失業中の人向け)

ハローワークでも求人を探すことができます。

ただし、ハローワークは現在失業中の人が使うのを前提です。

なぜかというと、ハローワーク経由で求人に応募するには、ハローワークの紹介状が必要になるのですが、

ハローワークに紹介状を書いてもらうには現在の職場から離職することがすでに決まっていないといけないからです(離職票の提出を求められます)

なので、いまの仕事をしながらこっそり転職活動して、

転職先が決まってから(内定が出てから)今の職場に退職を伝えたい…という人は使えませんので注意してください。

 

4.リファラル採用(社員紹介)で応募する

応募先の企業の社員さんとなんらかのかたちでコンタクトを取り、その社員さんの紹介という形で応募する方法を「リファラル採用」と呼びます。

必ず採用されるというわけではありませんが、書類選考をすっ飛ばしていきなり面接に進めるので採用に至る可能性が比較的高くなります。

ただし、紹介していただいた人との関係があるので、やっぱり応募やめましたといいにくかったり、採用後にやめにくくなったりといったデメリットがあることは知っておきましょう。

 

5.ヘッドハンティングを受ける

転職エージェント 使わない

(JACリクルートメントは管理職などハイクラス向けのヘッドハンティングサービスです)

 

これは優秀な人向けですが、ヘッドハンティングサービスに登録しておいてヘッドハントされるのを待つのも1つの手です。

管理職クラス以上の採用ではヘッドハンティングは活発ですね。

ヘッドハンティング会社で大手はリクルートが運営のキャリアカーバーや、

ハイクラス転職専門のJACリクルートメントといったところがあります。

いずれも無料で使えるものですし、転職活動していることについては今の勤務先に秘密厳守してくれる(絶対に連絡を避けて欲しい企業として登録できる)ので、

「市場全体で見た場合に自分にはどのぐらいの価値があるのか?」を知りたい人はレジュメ登録しておいても損はないです。

 

6.SNSなどを経由して採用担当者とコンタクトをとる(ダイレクトリクルーティング)

最近増えている採用方法ですが、応募先企業のSNSなどから採用担当者とコンタクトをとってそのまま採用手続きに進んでいくケースもあります。

(ダイレクトリクルーティングと呼んだりもします)

「4.リファラル採用(社員紹介)」とよく似てますが、採用担当者と面識がない状態でコンタクトをとっていくという点で違いがあります。

飛び込みで自分を売り込んでいく必要があるという意味では、むしろ「2.応募先企業の公式ホームページなどから直接応募する」に近いかもしれません。

こちらも応募後のやりとりや年収交渉その他は自力でやっていく必要があります。

 

まとめ

転職エージェント 使わない

(「自分は特別優秀な人間である」という自覚のある人以外は無理せず転職エージェントを使った方が良いです)

 

以上、転職エージェントを使わないでもOKな人の特徴や、

転職エージェントを使うことのメリット・デメリットについて解説しました。

最終的には転職エージェントを使う/使わないはぜひご自身で判断していただきたいですが、

ほっといても企業側からお声がかかるような特別優秀な人以外は、

転職エージェントを使った方が良い結果につながると思いますよ。

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