- 経理の管理職として転職成功するにはどんなスキルが必要?
- 自己PRとして伝えるべきなのはどんなこと?
- マネジメント経験って具体的にどんな経験?
経理職として高年収を目指すなら、経理の管理職として働くことは必須です。
(経理課長・経理部長クラスで働くことが必須)
大手企業ならスタッフクラスの経理でも
高年収になれるケースはありますが、
中小企業で働くなら管理職にならないことには
年収ってなかなか上がりませんからね。

ただ、経理の管理職(あるいは管理職候補)として転職を成功させるためには、自己PRのしかたにコツがあります。
スタッフとして優秀であることと、管理職として優秀であることは別物ですから、別のスキルが求められるわけですね。
この記事では、経理の管理職(あるいは管理職候補)として転職成功するためのポイントについて解説します。
経理経験者としてスキルアップ・キャリアアップを目指す人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
経理管理職に求められる3つの実務スキル
経理管理職(あるいは管理職候補)に求められる実務スキルとしては、
↓以下の3つが重要です。
- 年次決算まで完結できる会計知識と実務経験
- チームマネジメントの経験とセンス
- 経営と現場の「橋渡し」的な役割
会計や税務についての実務がこなせること(あるいはその素質があること)は最低条件ですが、経理管理職には実務プラスアルファとして求められるスキルがあります。
(上の2.と3.です)
それぞれのスキルの具体的な内容について、順番にみていきましょう。
1.年次決算まで完結できる会計知識と実務経験
経理管理職として働くためには、何よりも会計や税務についての実務を主導できるスキルがなくてはなりません。
管理職候補として採用されることを目指す場合には、少なくともこうした業務を「近い将来に任せることができる」と判断してもらう必要があります。
年次決算業務の経験は特に重要
特に、経理業務の核となる年次決算は、会社の今後を決めるうえで重要な位置を占めます。
それは、決算内容が次期の経営計画や資金繰りを行う指標となるためです。
まさに大仕事と言える難しい業務ですが、それだけに正しい処理ができる経理職は必要とされます。
- 売上高の確定
- 棚卸計算や原価差額計算
- 仮勘定の整理
- 期間配賦や科目の妥当性確認
- 減価償却計算
- 引当金の計算
- 納税額の計算
- 計算書類の作成
年次決算の大まかな流れとして、これらのチェックを通ります。
納税額の計算については、決算データを税理士に渡して依頼することになりますが、自身でも税務知識をつける必要があります。
それは、実際に算出されてくる税額が間違っていることがあるためです。
税理士の方もプロとはいえ人間です。確認のための準備は不可欠と言えるでしょう。
こうした決算業務の一連の流れは、早めに理解しておくに越したことはありません。
とはいえ、経理一般職のうちにすべての決算業務を経験することはあまりないでしょう。
一部業務を担当し、少しずつ学習しておくことが肝要です。
2.チームマネジメントの経験とセンス
私自身の経験から言えることとしては、この2つ目が最も大切です。
管理職として働く場合、「自分一人ではとても処理しきれない量」の仕事が与えられます。
(これは当然のことです。管理職の仕事の範囲は部署単位で割り振られますから)
これらをチームで処理していくわけですが、そのチームがきちんと起動するか?は管理職のマネジメント能力しだいだからです。
どんなに会計知識が豊富でも、マネジメントが下手な管理職だと、チーム全体のパフォーマンスはとても低いものになってしまいます。
スペシャリストとしてのスキルだけではなく、
ゼネラリストとしてのスキルが求められるというわけですね。

なぜならば、部署の雰囲気がそのまま仕事の成果につながるためです。
経理職は分業することが多いため、自分の業務を終わらせてもそれで終わりではありません。
他の経理部員が業務に詰まっていたり不在が続いていれば、完了しないこともままあります。
そのまま期限を過ぎてしまえば、目も当てられません。
そうした状況を防ぐためには、普段から経理部員に目を向けてコミュニケーションをとることが効果的です。
休暇にしていたことや最近している楽しいことなど、なんでもいいので業務の合間に発信すると全体の雰囲気が良くなります。
部署をなごませる役目を積極的に担い、部下から相談されやすいポジションを作ると問題点を素早く把握できるでしょう。
問題が大きくなる前に解決に導くことができれば、部署の流れを滞りなく進めることができ、業務の完遂につながります。
このチーム管理ができる人材は重宝されること間違いありません。
3.経営と現場の「橋渡し」的な役割
経理の管理職というのは、経営者層とのやりとりが頻繁に発生します。
その理由はかんたんで、経理の仕事は「お金に関すること」だからです。
会社の銀行口座にいくらのお金があるか、本当に会社が儲かっているのか…といった情報は、会社によっては従業員には秘密になっていることもあるでしょう。
こうした情報を管理するのがまさに経理管理職の仕事です。
経理管理職には現場と経営層との橋渡しとしての役割があるわけですね。
経理職として、経営陣とのやり取りは役職が上がるごとに多くなっていきます。
そうした際には、経理職の役割をきちんと理解しているかどうかが評価につながります。
キャッシュフローの管理明示化、財務分析、コスト削減の提案など。
会社として利益を上げるために貢献するという点に注力できる管理職に、信頼は当然寄せられます。
上役との日常のやりとりのなか、「そういえば、あれはどうなっているかな?」の問いかけにレスポンス良く答えられる。
それは経理管理職の理想的な状態と言えます。
そうした状態を目指すにあたって、経理・財務の知識を常に更新していく必要があるのはいうまでもありません。
【※注意】ブラック企業で働く経理の労働環境は悲惨すぎる

(経理はブラックな職場も多いので注意やで)
まったく同じ年齢・同じ職歴・同じスキルの経理経験者でも、
↓この2種類の人がいるのが現実です。
- ホワイト企業で、繁忙期でも定時退社・高年収で働いてる経理と、
- ブラック企業で、限界ギリギリまで搾取されてるのに低年収な経理…
私自身、初めて入社した経理がガチのブラック企業で大変な思いをしました。
(繁忙期は毎日終電ギリギリまで働いても月給手取り20万円ちょっとしかなかった)
経理って所属する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事なんですよね。
入社する会社をまちがえると、
ブラックな働き方になってしまいがちなので注意して下さい。
転職活動では情報リサーチの段階から、
ブラック企業の求人を候補に入れないことが大切です。

経理として転職成功したい人は、
経理専門の転職サイトで求人を探すのが良いですよ。
経理の求人だけを専門で扱っているサイトなので、
↓年収や福利厚生などの条件が良いホワイト求人の候補を
たくさん見つけることができます。
なお、経理未経験者についてもこれは同じです。
スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、
↓こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)

- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じですね。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の年収条件がまったく違います。
↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。
未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。
(経理は実務経験で評価される職種)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、
勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。
転職サイトは今すぐ転職するかどうかわからない人も使えます。
いまは情報リサーチの段階の人も、
↓サイト内で希望条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに通知してもらえるので、
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経理転職には「経理専門の転職サイト」を使おう

(経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使いましょう)
現在、ほとんどの人が転職サイトを使って求人探しをすると思います。
(さすがに今どきハローワーク使う人は少ない)
ただこの転職サイトには大きく分けて
↓以下の2種類があることを知っておいて下さい。

- 専門職向けの転職サイト
経理・人事・法務など専門性の高い求人のみをあつかう転職サイト。
求人数そのものは一般向けサイトより少ないが、
求人の質が圧倒的に高い。 - 一般向けの転職サイト
営業マンや総務など、いわば「万人向け」の転職サイト。
求人の数は多い一方で、年収などの質では劣る。
テレビCMとかでよく見かけるのはこちら(リクナビが代表例)
↑どちらも無料で使えるものですが、
経理に転職するなら必ず、1. 専門職向けの転職サイトを使うようにしましょう。
転職活動で一番大切なのはどうやって質の高い求人を探すか?です。
ここをまちがえてしまうと、
どんなに優秀な人でも転職失敗の可能性が高くなります。
ほとんどの人が
- なんとなく名前を聞いたことあるから…
- 学生時代の就活にも使ったし…
↑という感じで適当にリクナビなどで仕事を探してしまいます。

営業マン向けの求人とかならそれでもまあいいんですが、
専門職である経理はこういう探し方をしない方が良いです。
逆にいえば、経理専門の転職サイトをメインで使うだけで、
情報リサーチでライバルに大きな差をつけることができるわけですね。
経理専門の転職サイトでは、
↓例えば以下のような求人を見つけることができますよ。

実務経験者向け
- 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
- 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
- 将来の管理職候補として入社できる経理求人
- 誰もが名前を聞いたことがある超大手企業の経理求人
- 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
- IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
- CFO直下のポジションで働ける経理求人
未経験者むけの求人では、
↓以下のような求人をたくさん見つけることができます。

未経験者向け
- 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
- 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境の求人
- 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理未経験者むけ求人

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↑この希望条件入力をきちんとやらない人が結構多いんです。
転職で成功する人と、失敗する人で差がつくのって
こういうところなのかもしれません。

仕事のストレスや疲労が限界にまで達すると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
あらかじめ転職サイトに希望条件をしっかり入力しておき、
日常的に最新求人をチェックするくせをつけましょう。
転職サイトを使って普段から求人リサーチをやっておくと、
どうしても今の職場がきつくなったら転職もある
という選択肢を持てて、
過労で倒れたりする前に転職という対策を打てます。
転職サイトは無料で使えていつでも利用を止めることができます。
変な電話連絡とかもないのでリスクはゼロですよ。
(今すぐは転職する気がない人も情報リサーチに使えます)

最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
