ポイント
- 経理への転職に興味があるけど、簿記の資格を持っていないので不安。
- 会計業務が初心者の自分が、難しそうな経理に転職なんてできるの?
- 経理に転職するなら、とりあえず簿記の資格を取ってからじゃないと無理?
経理の仕事に興味があるけど、簿記の資格も実務経験もないから無理と諦めていませんか?
経理の仕事は、実は未経験でもOKな求人もたくさんあります。
ただし、未経験の方歓迎の求人に応募する場合、知っておくべきポイントがいくつかありますから、注意が必要です。
どのようなことを面接でアピールすれば良いのかや、面接での受け答えを間違ってしまっては折角のチャンスを棒に振ってしまいます。
この記事では、まだ簿記資格・実務経験共にない経理未経験者向けに、転職活動のポイントを解説いたします。
正しい転職の方法や、面接でのアピール方法を知っておけば、今の悩みも解決できますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
経理は簿記資格なしでも正社員で転職できる
経理未経験歓迎の求人の中には、簿記資格がなくても応募できるものがたくさんあります。
経理に応募するのに必ずしも簿記2級の資格は必須ではありません。
経理の求職者の多くは「まずは簿記2級ぐらいは持っていないと…」と思っていませんか?
しかしこの転職活動のやり方だと、つい簿記の勉強を避け転職活動を先延ばしにしがちですよね。
未経験者OKの求人では、「簿記資格がある方は優遇」という条件になっていることが多く、「必須条件」ではないこともよくありますよ。
「簿記に合格してから応募」よりも、今すぐ始める方が有利
簿記の資格は働きながら、勉強しましょう。
簿記の勉強だけに時間を注ぐより、勉強期間に実務経験を積んだ方が効率的です。
簿記2級合格は早い人でも3ヶ月程度、全くの簿記の初心者の場合は半年程度かかりますよ。
簿記2級は特に試験範囲が広く難易度が高いです。
経理は実務と簿記資格の勉強内容が非常にリンクしています。
そのため、働きながら勉強する人の方が資格はスムーズに合格できますよ。
もちろんその期間、お給料も稼げて一石二鳥ですね。
資格なしの未経験者歓迎の求人を狙う
資格なしで経理の求人に応募する場合、必ず「未経験・資格なしの人も応募可」の条件になっている求人を選びましょう。
実務経験者向けの求人に、経理未経験・資格なしの人が応募しても高い確率で書類審査落ちしますよね。
資格なしの未経験者を積極採用している求人の特徴を見ていきましょう。
こちらの求人の特徴は以下の通りです。
ポイント
- 未経験歓迎
- 想定年収は330万〜400万
- 管理部門のスタッフとして、総務的な業務もあり
- 社会人としての経験3年以上
管理部門では、経理の実務経験を積むことができておすすめです。
また、初心者に優しい経理の支払業務から学ぶことができるので、未経験の方でも安心ですね。
資格なしで転職する場合の注意点について
資格なしで、転職する際の注意点は以下の4つです。
ポイント
- 必ず簿記を勉強していることをアピールしよう
- 「なぜ、未経験の職種に挑戦したいのか?」を考える
- 未経験であることを強みにする
- 前職での経験を強みにする
それぞれの注意点について、詳しくご説明します。
必ず簿記を勉強していることをアピールしよう
未経験者の場合は、資格の勉強していることをアピールしましょう。
簿記の勉強をしているということは、経理の仕事内容を理解しているアピールになるからです。
内定後に、やっぱり仕事にしたくないと思ってしまった場合、せっかく採用した人が短期での離職者になってしまいますよね。
こういった採用担当者の不安を解消するために、簿記を勉強中で資格取得予定だということは伝えましょう。
実際に転職できた場合、非常に役立つので勉強をしておくことは必ずあなたにとってプラスになりますよ。
「なぜ、未経験の職種に挑戦したいのか?」を考える
なぜ未経験の職種に挑戦をするのかという質問に答えられるようにしましょう。
前職の経験から、経理に興味を持った具体的なエピソードを考えるといいですね。
具体的には以下のようなことです。
ポイント
- 営業先が倒産してしまったなどの経験があり、そこから会計の重要性を認識した
- 接客業で店舗の売り上げ管理をしていたら、原価などの理解が必要になった
- 日々の業務の中で、帳簿をつけており会計業務に興味をもった
未経験であることを強みにする
未経験であることを強みにしましょう。
未経験者の強みは、熱意や新鮮さです。
経験がない分、これからの伸びしろが期待できるということですよね。
簿記を勉強していることは、伸びしろがあると示すことができるので、ここでも強みになりますよ。
未経験者であることを武器にして面接に挑みましょう!
前職での経験を強みにする
前職での経験を経理職を行う上での強みにしてアピールすることも重要です。
例えば、接客経験をして、その中でコミュニケーション能力に自信がある場合を例にしましょう。
経理職においても、社内や税理士・会計士とコミュニケーションをとる場面が多いですよね。
ですので、そういった際に前職で培った能力を活かすことが出来るということをアピールすることができますね。