経理は「資格なし・未経験」でも転職可能。簿記とってから…が間違いな理由を解説

2020年6月21日

  • 資格なし・実務未経験でも経理に転職できる?
  • 簿記2級ぐらいは持っていないと応募すらできないって本当?
  • 経理になるための転職活動って何から始めたらいいの?

経理の仕事に興味があるけど、

まだ簿記資格も実務経験もないから無理…とあきらめてしまっている方、

ひょっとしたら多いのではないでしょうか。

確かに、経理は実務経験がとても重要視される仕事です。

仕事をしていく上で簿記の知識も必ず必要になります。

しかし、だからといって「未経験者は絶対に採用されない」なんてことはまったくありません。

簿記の知識にしても、未経験者に対して求められるレベルと、

実務経験者に対して求められるレベルは当然異なりますからね。

未経験で簿記資格がまだない人も、

正社員の経理スタッフとして採用されるケースが普通にありますよ。

実際、私は中小企業の経理管理職をやっていて

人事採用に関わることがあるのですが、

未経験で応募してきた方を採用候補にすることは多くあります。

(もちろん、最終決定者はもっと上の人たちですが、

現場の意見なのでちゃんと考慮されます)

管理人

重要なことは、企業側がどういう採用背景で人を募集しているのか?を把握し、

未経験者でも採用OKとしている求人を狙っていくことです。

誰もが最初は未経験です。

求人を探す場所さえ間違えなければ、

未経験OKの経理求人はきちんと見つかりますよ。

この記事では、まだ簿記資格や実務経験がない人向けに、

経理として転職成功するためのポイントを解説します。

これから経理職としてのキャリアをスタートしていく段階の人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

「未経験・簿記資格なし」で経理転職したい人が知っておくべき4つのポイント

経理 資格なし

(未経験・資格なしで経理に転職したい人が知っておくべきポイント)

 

これから未経験・簿記資格なしで経理への転職を目指す方は、

↓以下の4つのポイントを知っておいてください。

↑それぞれのポイントについて、くわしく見ていきましょう。

(青文字をクリックでジャンプできます)

逆に、これらを知らずに就活してしまうと、

そもそも採用される可能性がゼロな求人に応募してしまい、

門前払いを食らって恥をかく…なんてことにもなりかねませんので注意です。

管理人

1.未経験・簿記資格なしOKを明示している求人を狙う

経理 資格なし

(経理未経験者は必ず「未経験OK」の求人を狙わないといけません)

 

最初に一番重要なことをお伝えします。

経理は未経験者実務経験者で採用の入口がきっちりと分けられている職種です。

未経験者が実務経験者向けの求人を狙って応募しても、

まず採用されることはないので注意してください。

なぜかというと、企業が実務経験者向けに求人を出す場合、

多くのケースで「欠員補充」をきっかけに募集をかけているからです。

欠員募集というのは、かんたんにいえば「社内で辞める人が出たので、その人の穴をうめるために人を採用する」ことですが、

当然ながら前任者と同じレベルの仕事をこなせる人が求められます。

こういう採用背景のところに未経験者が応募しても、

まず採用されることはなく「門前払い」となってしまうのです。

なので、未経験者の方が経理転職を狙うなら、

必ず「未経験者OK」としている求人を狙うようにしてください。

↓例えば、以下のような求人ですね。

管理人
経理 資格なし

(実務経験がまだない人は「未経験OK」の中堅企業求人を狙いましょう)

>>未経験OKの経理求人を探してみる

未経験者の採用を積極的に行っている企業というのは、

現在の企業規模からさらに拡大するために、スタッフを増やしていっている企業です。

つまり、これからどんどん企業が成長していく「成長期の中堅企業」では、

経理未経験者の採用が積極的に行われる傾向があります。

まだ経理の実務経験がない人は、

すでに成熟しきって企業規模が何年も前から変わっていない大手企業ではなく、

成長まっさかりの中堅企業の経理求人を狙っていくようにしましょう。

なお、未経験OKの経理求人は、

↓以下のような会計職専門の転職サイトでたくさん見つかりますよ。

サイトに無料登録して志望職種や最低限の希望年収を入力しておくと、

マッチする求人が出てきたときに自動通知してくれて便利です。

無料で使えるサイトですので活用しましょう。

SYNCA(シンカ)

現役経理の方は優遇!経理の求人探すならここ!

SYNCA(シンカ)は経理求人専門の転職エージェント会社です。
ベンチャー企業から中堅企業・上場大手企業まで、さまざまな企業規模の経理求人を見つけることができますよ。
経理経験者で年収600万円スタートなど、高年収の求人を探している方はぜひ登録しておきましょう。

synca

(求人例:ソーシャルゲーム企業の経理職)

synca

(求人例:上場企業のCFO直下ポジション)

経理未経験者の平均年収は?

経理 資格なし

(未経験OKの経理求人の例)

>>未経験OKの経理求人を探してみる

経理未経験者として入社する場合、

平均年収は300万円〜350万円が相場になると思います。

(逆にいうと、これを下回る場合は年収低めと見ざるを得ません)

ボーナスが月収の3ヶ月分だったとして、

月給で20万円〜25万円という感じですね。

管理人

経理という仕事は営業マンのように「個人の成績」が給料に反映されにくい仕事です。

なので、自分のがんばりしだいで給料をガンガン上げていくというよりも、

会社の成長にしたがって自分の給料もじょじょに上がっていく…

というかたちで年収が上がっていくケースが多いでしょう。

(こういう面から見ても、成長期の企業を狙って就活することは大切です)

仕事内容的にも、経理は「何か成果を出す」というよりも、

あらかじめ決まった仕事を期限までにきっちりとこなす能力が求められます。

まわりと競争しながらの方が頑張れるタイプの人より、

チームプレイで1つの目標に向かえるタイプの人の方が経理には向いていますね。

2.いきなり大手企業を狙わない

経理 資格なし

(未経験者がいきなり大手企業の経理求人を狙ってはいけない理由)

 

上で解説した内容ともかなさる部分がありますが、

未経験者はいきなり大手企業の経理求人を狙わない方が無難です。

というのも、大手企業が経理の未経験者を採用する場合、

多くのケースで新卒か、第二新卒の人を好んで採用するからです。

(第二新卒というのは、大学を卒業してから3年以内の人のことを言います)

さらにいうと、大手企業というのは学歴がよくて

簿記資格をすでに持っている人たちもたくさん応募してきます。

こうした人たちをライバルにしても「勝てる」という自信がある人ならいいですが、

そういった人はおそらくこのブログは読んでないでしょう。

(私はすでにある程度の社会人経験がある方に向けて、

経理としてのキャリアをゼロからスタートする方法を解説しています)

管理人

もしあなたが新卒や第二新卒に該当するならOKですが、

そうでないなら、未経験からいきなり大手企業を狙うのは避けましょう。

(時間と労力のムダになる可能性が大です)

もちろん、ある程度の実務経験を積んでから大手企業に転職することは可能ですよ。

最終的には大手企業の経理として働きたい人も、

まずは未経験者が採用される可能性の高い中堅企業を狙って実務経験を積み、

そこから実務経験者として大手企業の経理に採用されるキャリアルートなら、十分に実現可能性があります。

>>未経験・資格なしの人の経理転職のポイント4つ(一覧)へ戻る

3.簿記の勉強は「同時進行」で始めておく

経理 資格なし

(簿記の勉強は「就活と同時進行」で進めましょう)

 

簿記2級ぐらいは持っていないと書類選考にすら通らないかも…

↑これは経理未経験の方にもう本当に多い悩みなのですが、

結論からいうと、未経験者は応募時点で簿記持ってなくても問題なしです。

応募必須要件で「簿記2級以上必須」と書いてある企業が多いですが、

こんなものははっきりいって目安(というかタテマエ)に過ぎません。

大手企業なら別ですが、

中小企業が「うちは簿記2級ぐらいは持ってる人じゃないと採用しないよ」なんて上から目線な採用活動やってたら、

いつまでたっても人の採用なんてできません。

私は実際に中小企業で経理管理職やってますが、

名前の売れていない企業が人を採用するのって本当に大変なんです。

管理人

中小企業の採用って、

「こんなに募集をかけているのに、ぜんぜん人が応募してきてくれない…」

って悩んでいるケースがほとんどです。

そりゃ簿記資格も持っていて、実務経験もあって、人格も良くて…

みたいな人がどんどん応募してきてくれればいいですけど、

そんな条件の良い人が、あえて誰も名前も聞いたことないような地元の中小企業を狙って就活する理由って普通はないですよね。

>>未経験OKの経理求人を探してみる

未経験者の場合、簿記は「入社してから合格」でも十分OK

さらにいえば、未経験者はほとんどのケースで

入社してから半年〜1年ぐらいかけて仕事の社内研修を受けます。

その期間中にきちんと勉強すれば簿記2級ぐらいは問題なく合格できます。

(どんなに勉強が苦手な人でも、3級はとれます)

企業側としても、研修期間中に簿記検定の3級〜2級に合格してくれれば、

仕事で必要な最低限の簿記知識を身につけてもらうことは可能です。

つまり、企業側には未経験者を採用の時点で簿記合格者限定にしないといけない理由なんてそもそもないんです。

簿記資格がまだない人でも、自信を持って未経験者向けの経理求人に応募して問題はありません。

就活は「簿記合格してから」ではなく「簿記と同時進行」で

経理 資格なし

(簿記の勉強は「就活と同時進行でやる」が正解です)

 

なので、未経験者は簿記に合格してから就活するというのはやめた方が良いです。

簿記は2級であっても合格するのに半年以上(悪くすれば1年以上)かかることはあります。

この期間を無職で過ごしたり、経理とはまったく関係のない仕事で働きながら過ごすのはもったいな過ぎます。

こんな遠回りをするよりも、

さっさと未経験の経理として入社してしまって

経理の実務経験者になってしまった方が良いですよ。

(お給料も稼げますしね)

管理人

就活を優先した人と、簿記勉強を優先した人の2人がいたとして、

半年後には実務経験半年の簿記合格者簿記は持ってるけど実務未経験の人に分かれてしまいます。

経理の採用で圧倒的に有利なのはいうまでもなく前者ですね。

(前者は最悪簿記に合格できなくても、すでに経理として半年間の実務経験がある状態ですので、

こちらの方が優先的に採用されます)

>>未経験OKの経理求人を探してみる

簿記は「仕事をしながら勉強」の方が合格確率が高まる試験

もう1つつけ加えると、簿記試験は経理の実務とリンクした内容の試験です。

(例えばデータをもとに試算表を実際に作成するというような問題が出題されます)

なので、実際に経理の仕事をしながらの人の方が圧倒的に勉強の理解が進みやすいというメリットもありますね。

実際の決算書なんて見たことない…という人より、

先輩に指導されながら決算業務を経験してきた人の方が、

簿記の内容について具体的なイメージを持てるのはまちがいありません。

管理人

簿記は就活しながら勉強していけばまったく問題ありません。

ときどき「勉強ばかりしていていつまでたっても無職(あるいは希望の職種につけていない)」

という人を見かけてしまうのですが、

残念ながら本末転倒といわざるを得ません。

こういう「勉強のための勉強」をやっていいのは学生だけです。

社会人にとって、勉強は事の能力を高め、現実に自分の年収をあげるためにやるものであって、

それ以上でもそれ以下でもありません。

現時点では簿記資格を持っている人も、持っていない人も、

まずは企業に経理として採用されることを最優先にしましょう。

>>未経験・資格なしの人の経理転職のポイント4つ(一覧)へ戻る

4.なぜ、あえて未経験の仕事に挑戦したいのか?を明確にする

経理 資格なし

(なぜ、あえて未経験の経理職に挑戦したいのか?を明確にしましょう)

 

これは経理の採用に限らずですが、

未経験の職種に転職する場合は「なぜあえて未経験の職種に挑戦しようと思ったのか?」を明確にしておきましょう。

これは、志望動機や自己PRというかたちで必ず質問される項目で、

しかも採用可否を決定的に決めるポイントになります。

コツとしては「とにかく具体的なエピソードから考えていく」ことです。

いろんなことをあれこれ書くよりも、

たった1つのエピソードにしぼり、その内容をとことん掘り下げて話をしていくのが良いですよ。

より具体的にいうと、

↓前職での実際の経験から、経理という仕事に興味を持ったきっかけを考えるといいですね。

  • 営業マンとして働いてきたのですが、営業先が倒産してしまった経験があります。そのときに売上の回収のために相手会社の経理担当者さんと交渉をいろいろとしたのですが、そのときに「会計の仕事」の重要性を学びました。
  • 接客業で店舗の売上管理を担当していたのですが、上司から「売上はよくとも粗利が低い」と指摘され、ただ単に接客を頑張るだけでなく、会計的な効率性を考えて働くことの重要性を知りました。

未経験であることそのものを強みにしよう

もう1点、未経験の職種に挑戦するなら、

「未経験であることそのもの」を強みにしましょう。

具体的には「御社に採用いただけました際には、1日でも早く仕事で貢献できるように誠心誠意努力します

という気持ちを最大限にアピールしてください。

(いちから勉強させていただく気持ちで…はよく聞く言葉ですが、受け身に聴こえるので避けましょう。

社会人である以上「会社に仕事で貢献すること」を第一にアピールすべきです)

実はこれは、年齢的に上の人の方がアピールになるポイントです。

なぜかというと「自分にはここを逃すともう後がないのです」という必死さと覚悟が伝わるからです。

未経験者の強みは、熱意と新鮮さ、そして謙虚さです。

ブラック環境な経理としてぜったいに働きたくない人へ

ブラックで過酷な環境で働く経理になりたくない人は、

経理職専門の転職エージェントを使って情報収集しましょう。

↓こちらの転職サイトに無料登録して希望条件を入力しておくと、条件の良い経理求人の情報にアクセスできるようになります。

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現役経理の方は優遇!経理の求人探すならここ!

SYNCA(シンカ)は経理求人専門の転職エージェント会社です。
ベンチャー企業から中堅企業・上場大手企業まで、さまざまな企業規模の経理求人を見つけることができますよ。
経理経験者で年収600万円スタートなど、高年収の求人を探している方はぜひ登録しておきましょう。

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(求人例:ソーシャルゲーム企業の経理職)

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(求人例:上場企業のCFO直下ポジション)

転職エージェントは実際に事務所をまわって企業の採用担当者にヒアリングし、

その企業の社風や経理部の組織体制(男女比率や年齢構成など)、給料や雇用環境がどうなっているのか?を現場でリサーチしています。

転職エージェントは、こうして集めた求人情報の中から特に条件の良い企業の経理求人を「非公開求人」として紹介してくれます。

なので、ハローワークの求人などではあり得ないような好条件の企業を選択肢にできるんです。

なお、転職エージェントにお金を払うのは採用を行う事務所側だけなので、私たち求職者側は無料で使えます。

何件求人を紹介してもらってもお金が1円もかかることはないので、安心して使うことができますよ。

転職エージェントが持っている非公開求人には、

↓以下のような特に条件の良い求人がそろっています。

管理人

  • 未経験・簿記資格なしでも年収400万円スタートの経理求人
  • 経理の実務経験者スタッフとして年収600万円稼げる求人
  • 繁忙期も残業が存在しないワークライフバランス型の経理求人
  • 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
  • 誰もが名前を聞いたことがある超大手企業の経理求人
  • 最初から管理職候補として入社できる経理求人
  • SaaSやDX対応など話題の業種企業で働ける経理求人
  • IPO準備や国際会計などハイレベルな実務経験が積める経理求人

(経理の実務経験者向け求人:上場企業の将来の管理職候補)

(未経験者もOKの経理求人の例)

入社時の条件面でゆずれない条件がある人は、経理専門の転職サイトに登録して非公開求人の情報が入るようにしておくようにしましょう。

>>経理職専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

経理に転職する人は「経理専門の転職エージェント」を使わないとダメな理由

転職エージェント会社っていろんなところがありますよね。

リクナビとかマイナビとかの方が学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…という方も多いかもしれません。

ただ、経理として働くことを目指している人は、経理職専門の転職サイトを使った方が良いです。

リクナビ・マイナビは求人の「数」が多いのが強みですが、

求人の「質」で見ると経理専門の転職サイトの方が条件の良い求人を見つけやすいですよ。

また、経理職専門の転職エージェント会社の場合、

いざ本格的に転職活動を始める際に支援してくれるエージェントも経理職出身だったりします。

経理という職業の強みや弱みについてとてもよく理解してくれているので、志望動機や職歴書の作成から面接対策まで、良いアドバイスをしてくれますよ。

転職サイトに登録されている求人を検索しても、リクナビ・マイナビと経理職専門サイトとでは求人の質がまったく違うのに気づかれると思います。

ブラック企業で働きたくない人や、ちゃんと年収稼げる経理になりたい人は、経理職専門の転職エージェントを使うようにしましょう。

(※転職サイトに登録しておくと求人をいろいろみられるようになります。今は情報リサーチの段階の人も早めに登録しておきましょう)

>>経理職専門の転職サイトを見る

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