- 営業ノルマがもういい加減しんどい…(これって一生続くん?)
- 人と関わるのが好きで営業マンになったけど、実は自分は営業向きじゃないのかも…と感じるようになった。
- 営業マン辞めた方が幸せになれるのかも…。
- でも営業以外にできそうな仕事ってないような気がしている。
↑いま営業マンをやっている人は、
このうち1つは当てはまるものがないでしょうか。
私の場合は、特に4番目の「自分には営業しかない!」という思い込みが激しかったのが問題でした。
正直に言って営業以外の男なんて、ろくな社会人じゃない!ぐらいに考えてましたね。
(今考えたら完全にアホですが)
こういう思い込みがあったので、私は「営業を辞める」という決断をするまで、
長くしんどい期間を過ごすことになってしまいました。
営業一筋だった私が「営業を辞めた方が幸せ」と考えるまでに至ったのはなぜなのか。
「この先もずっと営業をそのまま続けていいのか」で葛藤している方に読んでもらいたい内容です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
この記事の目次
営業を辞めたら幸せになった(人生の幸福度が上がった)と感じる理由5個
1. 友人や家族の時間がつくれる
私が営業の頃、なかなか友人や家族と過ごす時間がとれませんでした。
なぜなら、どんな営業職においても成績が全てであり、成績の良し悪しにより、時間的余裕もその結果で左右されます。
例えば、成績が良いと周りから賞賛の目で見られ、気分的にも余裕ができ、友人や家族にも時間を費やすことができます。
一方、成績が悪いと休日や夜遅くまで仕事したり、少しでも成績の巻き返しを図ろうとします。
正直、営業時代に友人と遊んだ記憶があまりなく、ほぼ11時頃自宅に帰り、ご飯食べて風呂入って寝る毎日でした。
こんな生活していたら友人ましてや大切な家族とのコミュニケーションが難しくなるのは当たり前ですよね。
事務職に転職してからは、ほぼ時間通りに仕事が終わり、そこから友人と飲みに行ったり、
家族との会話が多く、コミュニケーションも円滑になりました。
2. 収入面の安定
営業職の給料は大抵、基本給+インセンティブに大別されます。
住宅営業していた私も全く同じで、基本給だけでは食っていけない額になっています。
営業は頑張ったら頑張った分収入が増えるとよく聞かされます。
インセンティブの比率が大きい給料体系なのですが、もちろん成績がよければ、かけ率が
上がり、プラス10万円や20万円、更には先輩の方々には50万円の人もいました。
一方で、もちろん成績が悪い時もあります。
インセンティブがない月もざらにある為、収入の上下が激しく、収入面としては不安定です。
確かに営業職全てが収入不安定なのかと言うとそうではありません。
しかし前述のように毎月一定の成績を収めるている人は、全営業マンの数%程、並大抵ではなしえません。
営業職と比較し、成績を出す必要もない事務職は、こなす仕事が決められており、収入も一定しています。
ライプランや家族も心配させず過ごせており、営業職でなくてよかったと思う一面です。
3. 営業はサービス残業→事務職ではきっちり時間給支給
営業職はサービス残業の宝庫です。
最近では、コンプライアンス強化と波打って勤怠管理が厳格にはなっていますが、
営業に対する時間管理は結構、今でもグレーなところが多いと思いませんか。
なぜグレーなのか、営業は成績を上げてナンボの世界なので、全て働いた時間を換算してしまうとコンプライアンスどころではないからです。
私の営業職時代は、22時までには会社を退社しないといけませんでしたが、仕事が追いつかず、常に22時以降もほぼ全員が仕事をしておりました。
また出張がある日は、朝6時に電車に乗り、遠方のお客様のところに行ったりと就業前でも
常に働いておりました。
もちろんその時間は無給の時間ですし、会社にはその努力は見えません。
後は成績の良し悪しのみがすべてとなります。
ですが、事務職の場合は、全て時間管理されているところが大半です。
例え忙しい時や納期が間に合わない時に残業してたとしてもきっちり対価として支払われ
どの努力も報われる環境が整っています。
4. 決められた仕事をこなせばOKなのでワークライフバランスがよくなる
営業職で一番困るのが、就業後の仕事の連絡や顧客からの問い合わせ対応ではないでしょうか。
特に休日に、顧客から電話があった日には、休日なのに気が休まらず、調べものをしに出勤したこともあります。
お客様は困ってどうしようもなく電話を掛けてくることがあるので、しょうがないのですが、受けた身としては、何かやりきえれない思いをします。
最近では、コンプライアンス上、会社が休みの時は、会社の携帯自体を持って帰らないようにと言われていますが、営業は別格です。
社内と社内での連絡は休日禁止ですが、それが顧客となると禁止とはなかなか会社も言えません。
しかし、事務職では突然の電話などありません。
なんら顧客からの電話を気にすることなく、休日は休日として休めますし、家族との旅行も気兼ねなく楽しめ、幸せな日々を送っています。
仕事とプライベートのON、OFFが明確になるのは間違いないでしょう。
5.【一番重要】仕事のストレスが劇的に減った!
営業職は様々なストレスに対処しないといけません。
ストレスの根源は、様々な人とコミュニケーションをとり、個々の立場を尊重しながら調整していかないと物事が先に進まない点でしょう。
自分の意見や立場を押し殺してまでも、会社の調整役として、進めていくことも多々あります。
自分を押し殺した上、外部からのストレスである売り上げ達成の圧力、同期からの販売格差のプレッシャー、顧客から断り続けられる疎外感を味わいます。
とにかく色々な要素のストレスが多く、自分の中で対処できませんでした。
事務職の今ではあの営業当時のストレスも全くなくなり、物事を前向きに捉えられ幸せを感じています。
営業辞めた方が幸せになる?この特徴に当てはまる人は営業向いてないかも
1. すでにストレスで体調を崩してしまった人
いくら営業が好きだ、自分に合っている、頑張れると思っても、仕事で体を壊してしまっては元も子もありません。
例え、自覚がなかったとしても、営業はあなたには向いていないと体が証明しています。
営業は、様々なストレスに立ち向かっていかなければならない職種です。
脅すわけではありませんが、私の同僚で顧客と社内で調整がつかず、どっちつかずとなりうつ病になった人がいます。
現在は違う職種に転職し完治されていますが、自分らしさを失ってまで営業職を続ける意味はありません。
2. 人との競争を楽しいと思えないタイプの人
社外であれば競合他社に打ち勝てなければなりませんし、社内では、営業マン同士の競争があります。
そのような競争が楽しめないと、ただただ営業職が苦痛でしかありません。
競争環境は、一方では競争することによい自己のスキルアップさせる絶好の機会でもあるのですが、過度の競争意識や終わりのない競争はただ疲弊を招くだけになります。
私もまさにこれが原因で営業を辞めることになりました。
人と競争することにこだわりと強気を保ってきた私ですら、終わりのない、人との比較や競争に疲れてしまいました。
同僚や上司を見返してやりたくて、夜遅くや休日返上で仕事した結果、顔がひきつり、心の底から笑えなくなっていったんですよね。
どんな競争も心底楽しいと思う人でないと、営業職を継続するのは非常に難しいでしょう。
3. 外部の人とのコミュニケーションが苦手な人
社内では円滑なコミュニケーションができるのに、顧客や協力会社を目の前にするとギスギスして円滑にできない人も営業職の継続を見つめ直した方がよいでしょう。
なぜなら営業職は外部、特に顧客とのコミニケーションがしっかりできていないと、要望とは違うものを提案したり、提案や助言によっては怒らせる種となってしまいます。
実は、気づくのに時間がかかりましたが実は私も外部とのコミュニケーションが苦手な部類でした。
自分は、外向的だと思っていたものの、実は内向的な性格に近い人かもしれないのです。
内向的が悪いと言っているのではなく、外部の人と接するより内部、特に気の知れた社内の人と仕事を進める方が性に合う、効率が良い人なのです。
一度、今までの接し方や思いを振り返ってみてください。
自分は本当に外向的に渡り歩いているか、再度見つめ直すことを強くおすすめします。
4. なんとなくでも「興味を持てる仕事」がすでにある人
もうすでにやりたいことが明確にある人は、その職種に向い、即チャレンジするべきでしょう。
ただ営業職は向いていないのはわかったが、特にやりたいことが思い浮かばない、自分は何が適職なのかわからないと迷う方が、大半ではないでしょうか。
いままでの経験や好きだったこと、やり遂げたことを少し思い浮かべてください。
自分が興味をもてる何かで良いので、まずは気になる職種の転職先があるのか、探してみてもいいかもしれません。
例えば、お金や投資などに興味がある場合は、職種として経理の道に進んでもおもしろいでしょう。
何かのきっかけが重要です。
ほんの少しの興味でも適職につながる可能性があるのを覚えておいてください。
【営業辞めて幸せになった】接客大好き人間の私が事務職に転職した理由
私はもともと学生バイト時代から「働くなら接客業一択!」みたいな人間で、
人と話をするのも大好きだったので、就活では営業マン以外の選択肢なんて思いつきもしなかったんですよね。
以前大手住宅営業に長年携わっていました。
しかし、ある日、急に心が折れてしまい、営業から転職することになりました。
結果的には、そこから10年以上ずっと事務職をやっています。
実は自分は「営業より事務職の方が自分に合っている」ことに気づいたんですよね。
営業時代よりやりがいを感じ、楽しく充実した毎日を過ごせていますよ。
ある日の妻の一言からの一撃
私の場合、きっかけはある日の妻の一言でした。
ある日の出勤前、一言奥さんから「最近ずっと怖い顔しているよ」と突如言われたことに始まります。
ふと鏡をみると、営業を始めた頃、希望に満ちた顔より、だいぶやつれたような感じです。確かに今まで自分でも見たことがない様相でした。
こんな顔で接客したところで、モノが売れる訳がありません。
その頃は、成績が芳しくなく、展示場に来客された顧客リストから電話かけまくりアポイントをとるまで帰らない覚悟で仕事をしていました。
その奥さんの一言で、自分を少し我に返り、営業職をこのまま続けることに疑問が沸き始めます。
また休みを返上し朝早くから深夜まで電話と飛び込み訪問を繰り返し続けていた時期です。
更に妻の一言、二撃目
別の日、追い打ちをかけるようにまた奥さんの一言がグサリときます。
「できたら工場勤務か事務職みたいなところで転職してほしい」と言ってきました。
周りの人から、特に親戚から私に対する心配の声があったようです。
私が営業でやっていくと決め、結婚してくれた妻は、意を決してそのお願いを話してくれたのだと思います。
なぜ工場勤務か事務職という話しがでたのかというと、親戚に一番多く、長く安定的に働いている人が多いという理由からです。
本当にその妻の一言がなければ、今の充実した事務職に巡り合うことはなく、いつまでも
営業職の仕事に悩み、幸せをつかめなかったかもしれません。
転職エージェントに「営業以外の選択肢」を教えてもらおう
営業以外の仕事に興味がある方は、
まずは転職エージェントに相談(無料面談を受ける)してみるのが近道です。
転職エージェントとの相談…というとハードルが高く感じると思いますが、
面談は「正直、まだ転職するかどうかは微妙で決めてない」みたいなテンションでも受けてOKですよ。
私を担当してくれたエージェントさんの話では、
- 「正直、まだ転職する気はないけど、自分の市場価値がどのぐらいか知りたい」
- 「もし転職するとして、どういう選択肢が自分には残されているのか知っておきたい」
↑ぐらいのテンションの人でも、普通に面談を受けているようです。
そんなラフな感じでいいのかよ?って感じですが、
「転職考えたらとりあえずエージェントに聞いてみる」ぐらいの人の方が、
転職うまくいくケースが多いみたいですね。
転職を決意してから転職エージェントの面談を受けるというより、
エージェントとの面談がきっかけで転職を決意するケースは多いようです。
(実は私もそうでした)
良薬は口に苦し(でもやっぱり効く)
私が転職エージェントの面談を受けた時にアドバイスされたことで、
↓特に印象に残っているのがこれです。
「お話しをうかがっていると、〜さん(私の名前)は、
実は営業に向いていないような気がします。」
…この一言には、グサリと心臓を刺された感じがしました。
正直に言って「なぜ少し話しただけの人に、今までやってきたことを否定されんといかんねん!」と怒りさえ感じましたね。
↓ですが、このエージェントさんは以下のような話もしてくれたんです。
- 実は「人と接することが好きだから営業職」は勘違いであることが多いのです。
- むしろ、人と接することが好きな人ほど、営業の仕事から強いストレスを感じているケースは多いんです。
(契約交渉など大事な場面で反発を食らうと「嫌われたくない」という心理が働きやすく、ストレスを感じやすい) - 営業向きの人って、実は「相手に嫌われてもいいから、契約に執着できる人、何を言われても耐えられる人」だったりするんですよ。
↑…このあたりは盲点だったというか、
なるほど…と思わされましたね。
あなたの職場にも、「あまり社交的ではない先輩や後輩」でも、
なぜか契約や成績が上位の人がいたりするでしょう。
実は、こういうタイプの人の方が「営業向き」であるケースもあるのです。
なぜ早くそれに気づかなかったのか…。
なぜ就職活動中、誰もそれを教えてくれなかったのか本当に衝撃で根底から覆されたような気分でした。
私は、このエージェントからのアドバイスで、
事務職(経理です)に転職する決意を固めました。
私の場合、結果的には営業から経理に転職し、仕事の幸福度は上がりました。
↓ゼロから経理の実務経験を積む方法については、
こちらの記事でくわしく書いていますので参考にしてみてください。
(ある程度年齢高めの人もOKな方法です)