- 中小零細企業で一人経理やってるけどもう辞めたい。
- ろくな引き継ぎもなく、誰にも相談できずで不安・孤独…。
- 仕事を休めない(産休すらとれない)のが不満。
- 退職したいのに「後任が決まるまで」と引き止められる…。
↑いわゆる一人経理(会社の中で経理担当者が自分一人しかいない状態)として働いている方の中には、
こういう不安と不満をかかえながら働いている人は多いでしょう。
私もスタッフ10人程度の零細企業で
一人経理として働いた経験があるんですが、
仕事は休めないわ、
不明点はすべて自力で解決しないといけないわ…。
でかなりつらい思いをしました。

小規模な企業の場合、一人経理は会社の心臓部のような役割を担っていることも少なくありません。
↓それなのに社内では、
- 雑用的な総務業務もやらされる。
- 営業マンと違い「売上に貢献していない」とお荷物扱い…。
- 脱税や粉飾決算の片棒をかつがされる…。
↑こんな理不尽な仕打ちを受けることもあります(実体験)
私は過去にいろんな会社で経理やってきましたが、
一人経理で働いていた会社が一番しんどくて、
しかも一番給料が安かったです。

一人経理ってはっきりいってわりに合わないんですよね。
(仕事のしんどさと、それに対するリターンがバランスしていない)
その一方で、「一人経理として会社を支えてきた経験」というのは、
転職市場でとても高く評価される傾向があるので、転職を成功させやすかったりします。
一人経理の所属する企業は中小零細企業です。
(だからこそ経理スタッフが1人しかいない)
たいていは市場価値にくらべて過小評価されていますから、高い確率で年収アップを実現することが可能だと思いますよ。
この記事では、私自身の過去の経験から「一人経理として働いてきた経験を活かして転職活動を成功させる方法」を解説します。
いま一人経理として働いているけど不安や不満を感じている…という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
中小零細企業で一人経理として働き続けるのはリスクが大きすぎる

(一人経理として、ひとつの会社でずっと働くことには大きなリスクがあります)
一人経理として働き続けることには、
↓以下のようなデメリットやリスクがあります。
(青文字をクリックで詳細を開きます)

一人経理はできるだけ早いタイミングで卒業しよう

(一人経理はできるだけ早いタイミングで卒業しましょう)
このように、一人経理としてずっと働くのはかなりリスクが大きいです。
会社って、いつつぶれるかわからないものです。
「一人経理 = 経理スタッフがたった1人しかいなくてもまわってしまう規模の会社」ですので、
倒産のリスクは非常に大きいものと考えておく必要があります。
また、一人経理として身につく実務スキルは、決してレベルの高いものではありません。
年齢的に若い人にとっては、こちらの方がより深刻かもしれませんね。
例えば、
- 一人経理として10年働いた人
- 上場企業の経理で3年働いた人
↑この2人でどちらが評価が高いか?というと、
圧倒的に上場企業の経理経験者です。

一人経理だと「チームで働く」という経験ができにくい点も深刻な問題ですね。
経理として年収が上がるのは管理職になるタイミングですが、
管理職になるためにはなんらかのかたちでチームのリーダーをやった経験が必須です。
一人経理だとかなり長い間働いてもこういう経験がしにくいです。
一人経理を経理職としてのキャリアスタート地点にするのはアリだと思いますが、定年までずっと働く…とかはまず考えない方が良いです。
一人経理はあくまでも「経理職としてのファーストステップ」と位置付け、なるべく早いタイミングで転職を検討しましょう。
ただし、ブラック企業には要注意

(一人経理から転職するにあたって、ブラック企業に入社しないように注意が必要です)
一人経理としての経験が1年程度ある人なら、
経理の実務経験者としてあつかってもらうことができます。
なので、転職を成功させるのはそれほど難しいことではありません。
ただし、ブラック企業にまちがえて入社してしまうことだけは絶対に気を付けておきましょう。
これは私も経験があるのですが、
どんな会社でも「今の会社よりはましかも」という感じで、
自分の能力や経験を低く見積もってしまいがちなんです。

せっかく時間と労力をかけて転職するなら上を目指しましょう。
お給料も多いに越したことはありませんからね。
さらにいうと、従業員に低いお給料しか払わない会社って
「人材に投資する」という意識が低い会社である可能性が高いです。
必然的にブラックになりやすいので、労働環境も過酷であることが多いです。
こういう会社にまちがえて応募しないように注意しておきましょう。
【悲報】ブラック企業でいじめられてる経理多すぎ…。

(経理はブラックな職場も多いので注意やで)
まったく同じ年齢職歴スキルの経理経験者でも、
- ホワイト企業で楽しく働いてる人と、
- ブラック企業で搾取されている人…
↑の2種類いるのが現実です。
(あなたは心当たりがないでしょうか…?)
経理って所属する会社によって働き方がぜんぜん違う仕事です。
「なんとなくこの会社いいかも…」で勤務先を選ぶと、
ブラック企業に入社してしまうリスクがあるで注意して下さい。
どんなに年収高い経理になれても、
仕事が激務すぎてとても続けられる環境じゃない…
では意味がありません(下手したら命落とします)
ブラック企業を最初から候補に入れないことが大切です。

経理の求人だけを専門で扱っているサイトなので、
↓年収や福利厚生などの条件が良いホワイト求人を
たくさん見つけることができます。

SYNCA(シンカ)
経理職専門の転職サイト(経理経験者は優遇!)
SYNCA(シンカ)は経理専門の転職サイトです。
上場大手企業の経理〜ベンチャー経理まで、経理求人が充実しています。
未経験OKで年収400万円〜の求人や、
実務経験者むけ年収600万円〜のワークライフバランス求人、
管理職リーダー候補の求人など、好条件な経理求人がたくさん見つかりますよ。
経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使おう

(経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使いましょう)
現在、ほとんどの人が転職サイトを使って求人探しをすると思います。
(さすがに今どきハローワーク使う人は少ない)
ただこの転職サイトには大きく分けて
↓以下の2種類があることを知っておいて下さい。

- 専門職向けの転職サイト
経理・人事・法務など専門性の高い求人のみをあつかう転職サイト。
求人数そのものは一般向けサイトより少ないが、
求人の質が圧倒的に高い。 - 一般向けの転職サイト
営業マンや総務など、いわば「万人向け」の転職サイト。
求人の数は多い一方で、年収などの質では劣る。
テレビCMとかでよく見かけるのはこちら(リクナビが代表例)
↑どちらも無料で使えるものですが、
経理の実務経験者は必ず1. 専門職向けの転職サイトを使うようにしましょう。
転職活動で一番大切なのはどうやって質の高い求人を探すか?です。
ここをまちがえてしまうと、
どんなに優秀な人でも転職失敗の可能性が高くなります。
ほとんどの人が
- なんとなく名前を聞いたことあるから…
- 学生時代の就活にも使ったし…
↑という感じで適当にリクナビなどで仕事を探してしまいます。

営業マン向けの求人とかならそれでもまあいいんですが、
専門職である経理はこういう探し方をしない方が良いです。
逆にいえば、経理専門の転職サイトをメインで使うだけで、
情報リサーチでライバルに大きな差をつけることができるわけですね。
経理専門の転職サイトでは、
↓例えば以下のような求人を見つけることができますよ。

- 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
- 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
- 将来の管理職候補として入社できる経理求人
- 誰もが名前を聞いたことがある超大手企業の経理求人
- 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
- IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
- CFO直下のポジションで働ける経理求人

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実務経験者むけ年収600万円〜のワークライフバランス求人、
管理職リーダー候補の求人など、好条件な経理求人がたくさん見つかりますよ。
↑この希望条件入力をきちんとやらない人が結構多いんです。
転職で成功する人と、失敗する人で差がつくのって
こういうところなのかもしれません。

仕事のストレスや疲労が限界にまで達すると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
あらかじめ転職サイトに希望条件をしっかり入力しておき、
日常的に最新求人をチェックするくせをつけましょう。
転職サイトを使って普段から求人リサーチをやっておくと、
どうしても今の職場がきつくなったら転職もある
という選択肢を持てて、
過労で倒れたりする前に転職という対策を打てます。
転職サイトは無料で使えていつでも利用を止めることができます。
変な電話連絡とかもないのでリスクはゼロですよ。
(今すぐは転職する気がない人も情報リサーチに使えます)

まとめ
今回は、一人経理を辞めたいと感じている人向けに、転職活動のポイントを解説いたしました。
本文でもみたように、一人経理として働き続けることはとてもリスクが大きいです。
すでに定年が近くて満足している人はOKですが、
そうでない方は転職も選択肢に入れる必要があります。
最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理の仕事目指すなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
