
(経理で仕事についていけない…未経験者が知っておくべき仕事のコツとは?)
- 経理で働いてるけど仕事についていけない…。
- 能力やスキルの問題?みんなどうしてるの?
- 未経験で入社したての経理新人にあるあるな悩みは?どうやって乗り越える?
経理未経験で入社したばかりの新人層の方には「仕事についていけない…」と感じている方もひょっとしたら多いかもしれません。
経理は実務経験がとても重要な仕事ですから、
ある程度簿記を勉強してから入社した人でも最初のうちはかなりしんどい思いをするケースが少なくありません。
ただ、いくつか「経理の仕事のコツ」を知っておくと、経理という仕事はぐっと楽になりますよ。
今回はそのコツを紹介しますね。
この記事を書いた人
20代のとき未経験で経理に転職し、その後20年ずっと経理やってます。経理としての転職経験は3社。①従業員100名ほどの中小企業経理→②大手自動車メーカーの子会社→③東証プライム上場のIT企業本社経理。幼稚園と小学生の子供2人の父親として、ワークライフバランスを心がけて働いています。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
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この記事の目次
経理の仕事についていけない理由は?未経験の新人さんに多い悩みと対処法

(経理の新人層が「ついていけない…」と感じるあるあるな瞬間と対処法)
1. 覚える仕事が多すぎてついていけない
未経験者が実際に経理の仕事を始めると、一人で担当する業務量に驚きます。
さらに、それらの仕事を同時に進めなければならず、未経験者にとって仕事を覚えるまでの期間は非常に苦痛です。
なぜ経理は覚えることが多いのでしょうか?
理由の一つは「経理は利益を稼げる部署ではない」という事です。
つまり、余分な人員を配置することができないため、どこの会社も経理は最低限の人数しかいません。
そのため、一人の担当する業務が必然的に多くなるのです。
二つ目は期限が短いという事です。
経理の業務の多くは「月初〇営業日で月次決算を締める」「支払は10日・20日・月末」と期限が明確になっています。
いずれの業務も請求書や社内の報告が必要で経理だけで完了できるものではありません。
そのため、事前準備も難しく、常に業務に追われる感覚になってしまい、「覚える仕事が多すぎてツライ」となってしまうのです。
そんな時の対処法は「経理業務のスケジュールを把握する」です。
経理の業務は基本ルーチンワークの繰り返しです。
「次に何をやるべきか」が分かると気持ちに余裕が出てきます。
分からないことも繰り返すうちに必ず理解できます。
まずは余裕をもって業務に取り組める環境を作りましょう。
>>【経理ほどブラック企業に注意】過酷な労働環境で搾取されてる経理スタッフ多すぎ‥
2. 簿記の知識不足で会話についていけない
経理の未経験者は、ミーティングや上司・先輩との会話で使う会計用語が理解できず、ついていけないと感じるかもしれません。
実は会議に参加している全員が理解できているとは限りません。
実際に私も会議で使われたフレーズをその場では理解していないこともあります。
そんなときの対処法は「すぐ調べる(検索する)」です。
人に聞くことが苦手だったり、誰に聞いていいのか分からないと悩むことは入社直後によくあることです。
そんな時にGoogleで検索すればほとんどは解決します。
理解できないことをそのままにするのではなく、すぐに検索することを心がけましょう。
その時に最も重要なのは結論を覚えるのではなく、根拠を理解することです。
会計の基準や税法は前提の条件が変わると結果が180度変わることがあります。
根拠を理解していないメンバーが同じようなケースで処理を誤るのを何度も見てきました。
「知ったかぶり」にならないように、未経験のころから根拠を理解するクセをつけましょう。
3. ミスが許されず仕事がシビアでつらい!
支払金額や財務諸表の作成においてミスは大きな問題に発展します。
未経験者にとって、独特のプレッシャーが重荷となり、つらいと感じる人もいます。
実際に経理のメンバーはミスが許されない状況で仕事をしているのでしょうか?
実はそんなことはありません。
ミスをしても許されるという事ではありませんが、会計システムや最近ではAIの進歩により、業務は格段に効率化されています。
結果的にミスが起きにくい環境になっているのです。
一方で工夫は大事です。
・ミスが発生しにくい
・ミスを発見しやすい
これらを意識して業務に取り組むことでミスに対する不安は軽減されます。
4. 人間関係が閉鎖的で辛い
経理は外出や出張が少なく、仕事中に取引先に会うことはほとんどありません。
基本的に部内のメンバーで業務を進めるため、他部署とのコミュニケーションも薄くなりがちです。
黙々と作業をすることが好きな人はいいですが、そうでない人は人間関係が閉鎖的で辛いと感じることがあるでしょう。
「積極的にコミュニケーションを取ろう」といってもそんなことはできない。。。
そんなときの対処法は「質問に真摯に対応する」です。
他部署の社員は経理のことが分からないことが多く、様々な質問が経理にきます。
一つの質問に真摯に対応することで、いつの間にか頼ってもらえる存在になります。
そういったコミュニケーションを続けることで閉鎖的なイメージは自然となくなってきます。
>>【経理ほどブラック企業に注意】過酷な労働環境で搾取されてる経理スタッフ多すぎ‥
5. 毎日単純作業の連続で苦痛
経理の業務は基本ルーチンワークの繰り返しです。
月初は月次決算、月末は支払、年1回の決算と申告というように経理のスケジュールは年間で決まっています。
未経験者は業務に終われることが多く、単純作業の繰り返しが苦痛に感じるかもしれません。
実際はどうなのでしょうか?
実は同じように見えますが、同じではありません。
その一つが税法の改正です。
税法は毎年のように改正され、その対応は時に数ヶ月に及びます。
未経験者でも改正の内容を調べて理解することで、活躍することは可能です。
次に業務の改善です。
経理はルーチンワークの繰り返しなので古いやり方が残っていることが多くあります。
Excelの関数を勉強したりすることで業務を改善することが可能です。
自分から違いを作り出すことにも心がけましょう。
6. 繁忙期は残業が多くて辛い…
経理は基本的に期日に縛られています。
月初は月次決算、月末は支払、年1回は決算をしなければならず、2ヶ月以内に申告と税金を納付することが義務付けられています。
さらに、上場企業であれば四半期ごとに決算短信を作成しなければなりません。
繁忙期には期日に間に合わせるため、残業が多くなり辛く感じることもあるでしょう。
納期がない仕事はありません。
多少の我慢は必要でしょう。
それでも残業を減らす対処法は「事前準備」です。
「決算までに確認しよう」と思うことは日常でよくあります。
結果的に決算までに解決しておらず、決算期に慌てることで余計な時間を費やしてしまいます。
そうならないためには、顧問税理士としっかりとコミュニケーションを取ることがオススメです。
気軽に話せる関係を作る事で問題をため込むことなく解決できます。
【※注意】ブラック企業で働く経理の労働環境は悲惨すぎる

(経理はブラックな職場も多いので注意やで)
まったく同じ年齢・同じ職歴・同じスキルの経理経験者でも、
↓この2種類の人がいるのが現実です。
- ホワイト企業で、繁忙期でも定時退社・高年収で働いてる経理と、
- ブラック企業で、限界ギリギリまで搾取されてるのに低年収な経理…
私自身、初めて入社した経理がガチのブラック企業で大変な思いをしました。
(繁忙期は毎日終電ギリギリまで働いても月給手取り20万円ちょっとしかなかった)
経理って所属する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事なんですよね。
入社する会社をまちがえると、
ブラックな働き方になってしまいがちなので注意して下さい。
転職活動では情報リサーチの段階から、
ブラック企業の求人を候補に入れないことが大切です。

経理として転職成功したい人は、
経理専門の転職サイトで求人を探すのが良いですよ。
経理の求人だけを専門で扱っているサイトなので、
↓年収や福利厚生などの条件が良いホワイト求人の候補を
たくさん見つけることができます。
なお、経理未経験者についてもこれは同じです。
スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、
↓こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)

- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じですね。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の年収条件がまったく違います。
↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。
未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。
(経理は実務経験で評価される職種)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、
勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。
転職サイトは今すぐ転職するかどうかわからない人も使えます。
いまは情報リサーチの段階の人も、
↓サイト内で希望条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに通知してもらえるので、
ホワイト企業の経理求人を見落とすことがなくなります。
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経理転職には「経理専門の転職サイト」を使おう

(経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使いましょう)
現在、ほとんどの人が転職サイトを使って求人探しをすると思います。
(さすがに今どきハローワーク使う人は少ない)
ただこの転職サイトには大きく分けて
↓以下の2種類があることを知っておいて下さい。

- 専門職向けの転職サイト
経理・人事・法務など専門性の高い求人のみをあつかう転職サイト。
求人数そのものは一般向けサイトより少ないが、
求人の質が圧倒的に高い。 - 一般向けの転職サイト
営業マンや総務など、いわば「万人向け」の転職サイト。
求人の数は多い一方で、年収などの質では劣る。
テレビCMとかでよく見かけるのはこちら(リクナビが代表例)
↑どちらも無料で使えるものですが、
経理に転職するなら必ず、1. 専門職向けの転職サイトを使うようにしましょう。
転職活動で一番大切なのはどうやって質の高い求人を探すか?です。
ここをまちがえてしまうと、
どんなに優秀な人でも転職失敗の可能性が高くなります。
ほとんどの人が
- なんとなく名前を聞いたことあるから…
- 学生時代の就活にも使ったし…
↑という感じで適当にリクナビなどで仕事を探してしまいます。

営業マン向けの求人とかならそれでもまあいいんですが、
専門職である経理はこういう探し方をしない方が良いです。
逆にいえば、経理専門の転職サイトをメインで使うだけで、
情報リサーチでライバルに大きな差をつけることができるわけですね。
経理専門の転職サイトでは、
↓例えば以下のような求人を見つけることができますよ。

実務経験者向け
- 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
- 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
- 将来の管理職候補として入社できる経理求人
- 誰もが名前を聞いたことがある超大手企業の経理求人
- 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
- IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
- CFO直下のポジションで働ける経理求人
未経験者むけの求人では、
↓以下のような求人をたくさん見つけることができます。

未経験者向け
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- 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境の求人
- 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理未経験者むけ求人

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などなど、好条件人が多数ありますよ。
>>9,045件の求人を見てみる
↑この希望条件入力をきちんとやらない人が結構多いんです。
転職で成功する人と、失敗する人で差がつくのって
こういうところなのかもしれません。

仕事のストレスや疲労が限界にまで達すると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
あらかじめ転職サイトに希望条件をしっかり入力しておき、
日常的に最新求人をチェックするくせをつけましょう。
転職サイトを使って普段から求人リサーチをやっておくと、
どうしても今の職場がきつくなったら転職もある
という選択肢を持てて、
過労で倒れたりする前に転職という対策を打てます。
転職サイトは無料で使えていつでも利用を止めることができます。
変な電話連絡とかもないのでリスクはゼロですよ。
(今すぐは転職する気がない人も情報リサーチに使えます)

最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
