広告

上場大手企業の経理は激務できつい?中小企業経理よりすごいって本当?

2020年3月11日

  • 上場大手企業の経理は激務できつい?
  • 求められる必要スキルのレベルは高い?
  • 中小企業経理やベンチャー経理との違いは?

上場企業経理の働き方をひとことでいうと、

仕事はきつい。でもその分だけリターンもでかいという感じです。

管理人

経理として高年収やハイキャリアを目指したい人には、上場大手企業経理への転職を目指すことはおすすめですよ。

このブログ記事では、私自身が上場企業経理の仕事内容の実態をお教えします。

ぜひ参考にしてみてください。

ブログ管理人

1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。

この記事の目次

大企業(上場企業)の経理で「仕事がきつい」と感じる場面5個

大企業(上場企業)の経理の仕事をしていて「きつい・しんどい」と感じる瞬間としては、

↓以下のようなことがあります。

  1. 求められる会計知識のレベルが高くてきつい
  2. 管理会計や資金調達の知識も必要できつい
  3. 出世競争が激しくてきつい
  4. チームプレイが求められてきつい
  5. 激務になる繁忙期の回数が多くてきつい

それぞれの内容について、くわしく解説します。

 

1. 求められる会計知識のレベルが高くてきつい

上場企業 経理 きつい

(上場大企業経理で求められる会計知識のレベルとは?)

 

中小企業では「税金を正しく計算して納めること」が経理のメインの仕事ですが、

上場企業ではこれに加えて、

金融商品取引法のルールに沿った決算書を作ることが求められます。

最終的には公認会計士の会計監査を受ける必要がありますので、

かなり高度な会計知識が必要になります。

↓イメージ的にはこういう感じです(ものすごくざっくりしたイメージですが)

  • 上場企業経理=簿記1級の会計知識
  • 中小企業経理=簿記2級の会計知識

もちろん、これはあくまでも必要な会計知識がどのぐらいのレベルか?の話です。

どっちの仕事の方が上とか下とかいった話ではありません。

中小企業経理でも、社長とがっちり信頼関係を作っている人は高い年収を得ていますし、優秀な経理マンは中小企業にもたくさんいますからね。

ただし、連結決算や高度な会計基準など、

よりスケールの大きな会計知識を仕事で駆使するチャンスというのは、

中小企業にいるとなかなか得られないのが実情です。

(上場企業に所属して働く必要があります)

今まで学んだ会計知識をフルに生かして仕事をしたい人は、

上場企業経理として働くことはおすすめですよ。

 

2. 管理会計や資金調達の知識も必要できつい

上場企業の経理では、決算書を作る作業のほかに、

会計データを「経営に生かせる情報」として活用する業務があります。

例えば、製品を作っている工場から上がってくる数値データを管理会計の知識で分析したり、

会社が株式や社債の発行を行うにあたって、

資金調達関連の知識が求められたりなどですね。

なお、こうした業務は「経理」というより「財務」の仕事なので、

別部署の仕事になっていることもあります。

経理部と財務部とで、人材が行ったり来たりしている(人事異動する)会社も多いですね。

  • 経理=決算書を「作る」仕事
  • 財務=決算書を「使う」仕事

というイメージでしょうか。

↓なお、財務の部署は「経営企画」「社長室」

などの名称になっている会社も多いですね。

管理人
上場企業 経理 きつい
上場企業 経理 きつい

>>財務(経営企画)の求人を見てみる

 

財務(経営企画)の求人は、

経理経験者をメインの採用対象としていることが多いです。

(経理から経営企画のかたちで転職を成功させる人が多い)

管理会計に興味のある人は選択肢に入れてみても良いかもしれませんね。

 

3. 出世競争が激しくてきつい

上場企業というのは年収や福利厚生がとてもいいですし、

経理としても面白い仕事が経験できる環境です。

当然ながら、キャリアアップのために上場企業の経理を目指している人は少なくありません。

つまり、ライバルがたくさんいます。

必然的に、上場企業の経理に集まってくる人材はとても豊富になります。

いろんな企業で経理の実務経験を積んできた人が多くいますし、

管理職になると公認会計士や税理士の資格を持っている人もいますね。

優秀な人たちの中で働くことになりますので、

当然ながらあなた自身も優秀であることが求められます。

出世をめぐる競争も少なからずあるでしょう。

管理人

もっとも、優秀な人にもまれながら働くことはあなた自身の実力を高めるのに役立ちますし、

「競争の激しい上場企業の経理で働いてきた」という経験は、

その後のあなたのキャリアを魅力的なものにしてくれるのはまちがいありません。

↓上場企業の経理経験がある人は、転職市場でも高く評価されます。

上場企業 経理 きつい

(上場企業の経理として経験を積めば、こうしたハイレベル求人にも挑戦できるようになります)

>>実際の上場大手企業の経理求人で年収を見てみる

 

4. チームプレイが求められてきつい

上で述べたこと(ライバルが多くて出世競争が激しい)と相反するようですが、

上場企業での仕事は基本的にチームプレイです。

中小企業の場合は「経理部全体でみてもスタッフは数人程度」ということもありますが、

上場企業では数十名以上の組織体制で、

経理が大きなチームとして動いていくのが特徴です。

後輩を指導したり、

逆に上司の様子をみながら仕事をしたりといったことも必要になりますね。

社内での人間関係も大切にしないと仕事がしづらくなりますから、

人とのコミュニケーションがなにより苦手…

という人にはちょっとしんどいかもしれません。

管理人

仕事内容的には、売上担当・仕入担当・経費担当のように、

経理部内の業務内容ごとに分かれてスタッフが配置されることが多いです。

(それぞれの担当部署に複数のスタッフがいるので、組織規模はかなり大きなものになります)

各業務内容を数年ごとにローテーションで経験しながら、

全体像が見渡せるようになったタイミングで管理職になっていくケースが多いでしょう。

 

5. 激務になる繁忙期の回数が多くてきつい

上場企業経理の繁忙期はかなりの激務です。

上場企業の経理では、基本的に決算は四半期ですので年に4回あります。

中小企業だと年に1回の決算業務を、

3ヶ月に一回のスケジュールでやるイメージですね。

こうした決算業務を行う月は相当な仕事量で残業も発生します。

また、これらの決算は単に会計処理が完了すればいいだけでなく、

経営者層への報告資料を作成する業務も含まれます。

年次決算については株主総会もありますので、その資料を作るという側面もありますね。

私の場合、繁忙期の月初なんかは忙しいので、

朝6時ごろに出社して20時ごろに退勤するという感じです。

(朝の方が集中して作業できるタイプ)

管理人

こういう日が続くとなかなかしんどいと感じることもあります。

イメージ的には法律で決まっている残業時間ギリギリまで働くという感じでしょうか。

ただ、上場企業経理では、

たくさん給料もらってるんだから、仕事はきつくてあたりまえという感じで働いている人も多いですね。

残業代はきちんと出るので、

忙しくなれば忙しくなるだけ給料手取りが増えたりもします。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

上場大手企業の経理で「仕事がつまらない…」と感じるのはどんな時?

大企業 経理 つまらない

(大企業の経理がつまらないと感じる理由は?)

 

このように、上場大手企業の経理として働くことにはメリットがたくさんあります。

その一方で、いかんせん仕事そのものがつまらない…と感じてしまう人も一定数いますね。

大企業の経理が「つまらない」といわれがちな理由として、

↓以下のようなことを挙げることができます。

管理人
  1. 仕事の全体像が見えにくい(業務が細分化されている)
  2. 長年働いても経験できる業務が限定される
  3. 年功序列でなかなか責任のある仕事を任せてもらえない
  4. これって本当に意味ある?というムダな作業や行事が多い
  5. ミスを極度に恐れる性格になりがち
  6. 組織内のしがらみや社内政治がめんどくさい
  7. 転勤や異動の可能性が常にある

 

1. 仕事の全体像が見えにくい(業務が細分化されている)

大企業の経理は、一定以上の役職に就いていないと、仕事の全体像が見えてこないという特徴があります。

具体的には、課長クラスになって複数のスタッフをまとめる立場になるまでは、

この仕事は全体の中でどういう位置づけなのか?が見えてきにくいんですね。

この傾向は、企業の規模が大きくなるほど強くなります。

特に新人のうちは「自分ってなんのためにこの会社にいるんだろう…」という状態で迷子になりがちですね。

 

2. 長年働いても経験できる業務が限定される

上で解説したことと少し重なる部分がありますが、

大企業の経理においては、すべての仕事が完全な分業制となっていることが多いです。

そのため、かなり長い間働いていても、

単純作業的な内容しか経験してきていない…という人が少なくありません。

担当する仕事内容によっては、入社1年以上経っているのに、簡単な仕訳処理すらまだやったことがない…といったケースがざらにあります。

例えば、いったん入金消込のチームに配属されると、数年間は毎月入金消込のみを担当することになる…といった具合ですね。

(入金の消し込みなんて、客観的に見れば機械に任せてしまうべき作業だったりします)

人間は、自分の成長を実感できないとマンネリを感じてしまうものです。

経理としての重要なスキルを身に付けることがなかなかできず「経理はつまらない」と感じている人も多いですね。

 

3. 年功序列でなかなか責任のある仕事を任せてもらえない

経理の仕事は、営業マンのように「個人の成績や貢献度」というものが非常にわかりにくい職種です。

当然ながら、優秀だから抜擢されるとか、先輩を追い越して役職につくとかいったことは非常に少ないですね。

基本的に年功序列になりますから、先輩社員がずっといすわっていて、自分は何年経ってもヒラ社員…というケースも多くなります。

あきらかに無能な先輩が、

自分より役職も年収も上…(しかもそれが何年も続く)

という状況になることもあります。

管理人

経理の仕事内容には、たくさんの種類があります。

日常の仕訳処理や支払処理から始まり、月次決算の組み上げ、役員への報告、資金繰り対策…などなど。

また、1年間の経理業務の総仕上げになる決算、四半期決算処理、税務申告など、難易度の高い仕事もたくさんあります。

大企業では、これらの仕事は経理としての経験がまだ浅い人(実務経験3〜5年以内など)は、なかなか担当者として任せてもらえないのが実態です。

 

新人・若手層の仕事はつまらないものになりがち…

必然的に、大企業経理の新人・若手層は単純作業的な仕事(定型業務)に追われがちです。

↓たとえば、以下のような感じですね。

  • 取引先からの入金に対する売掛金や未収入金の消し込み
  • 数百人から数千人以上の経費申請に対する領収書のチェック
  • 請求書とシステムの金額チェックおよび振込チェック
  • 決まったパターンの日次仕訳処理

大企業の経理では、こういった日々の単純作業の量そのものも多いです(中小企業・ベンチャーに比べて)

これらの仕事は、そこまで高度なスキルが求められるけではありませんから、新入社員が業務に慣れていくのにはもってこいの仕事ではあります。

しかし、経験3年〜5年目の人がやるには「ちょっと難易度が低すぎる…」と感じることも多いでしょう。

 

4. これって本当に意味ある?というムダな作業や行事が多い

大企業では「これってやる意味ある?」というようなムダな作業がたくさんあります。

↓例えばこんな感じ。

  1. なぜか紙ベースで作成する会議の記録
  2. なぜか全ての部署の部門長のハンコが必要な書類
  3. なぜか毎月行われる会議
  4. なぜか定期的に行われるセレモニー的な社内行事

もちろん、こうしたものもルールとして作られたときには意味があったのかもしれません。

しかし、ひとむかし前までは意味があったけど、今はあきらかに意味がない作業って普通にたくさんあります。

コロナ禍をきっかけに書類ベースの作業はかなり減った企業も多いと思いますが、大企業では昔ながらのやり方がしぶとく生き残っていたりしますね。

特に経理という職種は保守的で変化を嫌う性格の人が多いです。

(これは仕事がら仕方ない部分もあります。経理って「継続性の原則」がルールですから)

ただ、あまりにも「この作業はあきらかにいらんだろう…」という作業に毎日時間を費やされると、やる気を失ってしまうケースも少なくありません。

 

5. ミスを極度に恐れる性格になりがち

経理という仕事はミスなく期限までに確実に仕事を終わらせることが求められる仕事です。

また、会計には継続性の原則がありますから、「過去にやった処理とまったくおなじ処理のしかた」を踏襲しないといけません。

大企業になるほど会計基準のチェックはきびしくなりますし、

過去に行われたことのない取引なんてものはほとんどありませんから、

ルールのしばりがガチガチなものになっていくのはしかたのないところです。

管理人

必然的に新しいチャレンジをするよりも「ミスなく今まで通りに、カドが立たないように…」という仕事の仕方になりがちですね。

 

6. 組織内のしがらみや社内政治がめんどくさい

大企業では、組織内での人間関係がとても重要です。

みんな今いるところから左遷されたり、上司ににらまれたり…

ということを極度に恐れていますから、どうしてもしがらみが生まれます。

コミュニケーション能力が高く、

社内政治が得意なタイプの人ならむしろ楽しいかもしれませんね。

しかし、経理という職種を選ぶ人って

そういうタイプの人は少数派なような気がします。

管理人

無意味な飲み会やゴルフなど、なんの意味があるのかわからない社内行事に参加するのも仕事の1つぐらいに認識しておく必要があります。

経理は専門職というイメージがあるかもしれませんが、一定以上の役職になると作業はスタッフがやってくれるようになります。

そうなると、自分の仕事っていったいなんなんだろう…というような状況になるケースも少なくありません。

 

7. 転勤や異動の可能性が常にある

大企業では、転勤や異動の可能性が常にあります。

これは経理職に限らず、大企業の宿命のようなものかもしれませんね。

確かに、上で見たように経理の人事は基本的に年功序列です。

しかし、何年かに一回はこれって左遷だよね…というような社内人事が発表されることもあります。

(みんな「自分だけはそれにならないように」ということで社内政治を一生懸命やるわけですが…)

本社の課長級の人が、子会社の経理担当者に飛ばされたり、

経理部から別の部署に異動になったり…ということは普通にあります。

東京から沖縄に転勤とか、

大阪から北海道へ転勤…みたいなこともありますね。

転勤は生活スタイルそのものの変更を求められます。

(特に家族がいる人は)

管理人

大企業ってジョブローテーション(いろんな人材がいろんな部署をぐるぐる回ること)していますから、

希望して経理として入社できても、ずっとその仕事がやれるかどうかはわかりません。

財務や経営企画など、経理と関連性の強い職種への異動ならまだいいですが、

営業など「明らかに自分には向いてない…」という職種に突然配属されるケースもあるのです。

こういった状況に常にビクビクしながら働かないといけないのも、大企業経理のつらいところですね。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

上場大手企業の経理で働くメリットとは?

ここまでは大企業で働くことのデメリット(つまらないと感じる部分)について紹介してきましたが、

上場大手企業の経理として働くことには多くのメリットがあります。

↓具体的には、以下のようなことですね。

  1. 安定した給与と福利厚生
  2. ひとつの会社でずっと働ける
  3. 中小企業経理では経験できない高度な業務を経験できる
  4. 経営陣の目線で仕事ができる
  5. 専門的な知識が活かせる
  6. 定期的に異動や配置換えがある
  7. タテ割りの組織だからこその楽しさ

 

1. 安定した給与と福利厚生

上場大手企業で働くことには、給与や福利厚生面ではやはり優位性があります。

↓おおよその平均ですが、入社3年目〜5年目だと以下のような給与水準と言えるでしょう。

  • 大手企業
    年収400万円〜500万円
  • 中小企業
    年収300万円〜400万円
  • ベンチャー
    年収250万円〜500万円

例えば、中小企業経理として3年程度の実務経験がある人なら、

↓以下のような条件で上場企業経理に転職できます。

(実際に募集されている経理求人の例です)

管理人
上場企業経理の求人で年収を見てみる

(上場企業経理の求人:経験者向け)

中小企業経理と上場大手企業経理の年収を比較してみよう

(上場企業経理の求人:経験者向け)

 

なお、ベンチャーは下限が低い一方で、会社の業績によっては大きな額のボーナスが出る可能性があるのが特徴です。

残業代や休日出勤については10分単位で割増賃金をもらえるのも大手企業の魅力ですね。

コロナ後は在宅勤務やリモートワークも導入が進んでいるかどうか?も福利厚生の評価基準として重要になってきそうです。

>>現在募集中!上場企業経理の求人で年収を見てみる

 

2. ひとつの会社でずっと働ける

上場大企業は企業としてとても安定しているため、倒産を心配する必要がほぼなく安心して働くことができます。

社内での出世ルートが安定している(この部署を経験したら、次はこの部署、というようにおおよその出世コースが予め固まっている)こともあり、

一つの企業の中で安定的にキャリアアップしていけるのも魅力です。

ただし、これは上で見たように「異動や転勤と常にとなり合わせ」であることも意味します。

ひとつの企業内で働いていることは変わらなくても、

実際に担当する仕事はローテーションして変化していく傾向があるのも大手企業の特徴です。

 

3. 中小企業経理では経験できない高度な業務を経験できる

上場大企業の経理は、役職が上がっていくほど、中小企業やベンチャーでは経験できないような高度な業務を経験することができます。

四半期決算があるのは大企業だけですし、

上場企業なら公認会計士による監査対応や、株主総会対策といった重要な業務を担当することができます。

また、扱う仕事の数字そのものが大きく、大きな金額の資金調達(融資や株式発行など)を経験できることは、経理としてのキャリアアップを考える上での貴重な経験となります。

上場企業経理の経験がある人は、IPO(株式公開)準備中の中堅企業では非常にニーズが強いのも知っておきましょう。

 

4. 経営者と同じ目線で仕事ができる

上場大企業の経理として働いていると、経営者の目線で仕事をできるようになります。

経理は会社の決算書を作るのが仕事です。

会社の経営陣にとって、決算書は「経営判断を行うための地図」のような存在ですから、必然的に経理は経営者とのやりとりが多くなります。

社長や常務、取締役といった経営陣とのやりとりがほぼ毎月発生します。

管理人

経理は、毎月の売上や利益の実績、予算数値との差異を経営陣へ報告するので、

このような経営陣の目線を知る機会が多いです。

 

大企業の経営者は、中小企業経営者と雰囲気がかなり違う

大企業の場合、経営陣まで出世している人は「組織の中で順調に出世してきたエリートサラリーマン」がほとんどです。

↓彼ら大企業の経営陣には、以下のような特徴があります。

  • 数字に強い
  • 雰囲気に貫禄がある
  • 安定や確実性を好む
  • 周囲の目を気にする

大企業の経営者は株主から雇われている「サラリーマン社長」であることを知っておきましょう。

社長とは言っても、彼ら自身も「会社(株主)に雇われているサラリーマン」なのです。

この点、ベンチャーや中小企業の社長は、社長自身が株主であることがほとんどですので、大企業の社長とはかなり雰囲気が違います。

大企業の社長はサラリーマンなので、業績が前任者よりも悪ければクビにされてしまうようなこともあります。

必然的に、決算書の内容などについても厳しい追及を受けることがあります。

 

たとえば売上が予算よりも少ないと、

理由を明確にすることが求められますが、

それは経営者が、株主や他の経営陣に対して、

何らかの説明をしないといけないという気持ちが強いからです。

実際、「そんな理由では、株主総会で説明出来ない」というような発言が出ることもありますね。

大企業の経理として働く場合、

彼ら(サラリーマン社長たち)がどのような気持ちで会社経営しているのか?をイメージしながら働くことが大切です。

 

5. 専門的な知識が活かせる

経理としての専門的な知識が活かせることも上場企業経理で働くメリットです。

たとえば、大企業では連結決算の知識が求められます。

大企業は、国内や海外で子会社や関連会社を所有していることが多いので、

最終的にはグループ会社全体の決算書を作成する必要がありました。

子会社や関連会社の経理担当者と連携して内部取引を相殺したり、

未実現利益を消去したりする専門的な仕事は、大企業経理ならではです。

 

6. 定期的に異動や配置換えがある

上場大企業では異動や配置換えが定期的にあります。

これはデメリットになることもありますが、元の部署での人間関係や仕事内容がうまくいっていなかったような場合には、メリットになります。

大企業では毎年4月に人事異動があることが多く、働くメンバーや仕事内容が定期的に変わります。

直属の上司が変わることもありますし、嫌な先輩が別の部署にいってくれて開放される…なんてこともあるんですよね。

ひとつの会社の中にいながら、新しい人間関係がスタートするのは面白いです。

ベテランや新人を含め様々な人と仕事をし、多様な業務を経験できるのは、貴重な経験となるでしょう。

 

また、上場大手企業では、異動は自分が出世コースに乗っているかどうか?を判断する基準にもなります。

↓例えば、以下のような感じですね。

管理人
  1. 工場や支店の経理から、本社の経理に異動する
  2. 現場の管理職になる(係長や課長など)
  3. 関係会社や海外の事業所の経理責任者になる
  4. 本社経理の管理職(部長職など)になる

どんな会社でも、「出世する奴はだいたいこういう部署を経験して上に登っていくもの」という出世コースがあるものです。

 

7. タテ割りの組織だからこその楽しさ

上場大企業の多くはタテ割り組織になっています。

タテ割りというと悪いイメージを持つ方が多いと思いますが、実は、タテ割りだからこその仕事の面白さもあります。

それは、別の部署と横のつながりを築けたときです。

↓例えば、経理の中でも以下のように仕事が細分化されていることが多いです。

  • 管理会計を扱う部門
  • 財務会計を扱う部門
  • 出納を担当する部門

単に業務をこなしているだけでは、自分の仕事が他部署とどう関係しているのか?という全体像が見えてきません。

だからこそ、違う部署の人たちと積極的に関わることが大切なんですね。

例えば、財務部の社員は、金融機関とのやり取りが多いので、

財務部とやり取りする際には、金融機関関連の情報も伝えてみましょう。

タテ割り組織だからこそ、他部門の仕事内容を理解し、他部門の目線に立って仕事ができれば、

誰からも信頼され、より多くの仕事を任せてもらえるようになりますよ。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

上場大手企業の経理は楽?中小企業経理との違い5つ

大企業 経理 楽

(大企業経理と中小企業経理の仕事内容の違い5つ)

 

↓上場大手企業経理と中小企業経理の働き方の違いとしては、以下のような点が挙げられます。

  1. 稼げる年収や福利厚生の違い
  2. 上場大手企業の経理は担当業務ごとに細かく分かれる
  3. 中小企業経理は「なんでも屋」?
  4. 求められる会計知識の違い
  5. キャリアプラン(出世コース)の違い

 

1. 稼げる年収や福利厚生の違い

大企業でも中小企業でも、経理の年収はポジションによって大きく変わります。

以下は経理専門の転職サイトに実際に登録されている求人から、年収の平均値を調べた結果です。

↓やはり年収面で有利なのは大手企業になりますね。

↓大企業経理の場合

  • 一般社員 :350万円~500万円
  • 係長クラス:500万円~700万円
  • 課長クラス:700万円~900万円
  • 部長クラス:900万円~

↓中小企業経理の場合

  • 一般社員 :300万円~400万円
  • 係長クラス:400万円~600万円
  • 部長課長級:600万円~800万円

↓実際の求人で年収をお見せするとこんな感じです。

管理人
大企業 経理 楽

(上場大手企業経理の求人例:経験者向け)

大企業 経理 楽

(中小企業経理の求人例:経験者向け)

 

また、家賃補助や家族手当などの福利厚生でも大企業のほうが恵まれています。

その一方で、中小企業経理は管理職になりやすいというメリットがあります(つまり出世が早い)

大企業よりも出世競争のライバルになる人が少ないためです。

>>実際に募集中の経理求人で年収を見てみる

 

2. 上場大手企業の経理は担当業務ごとに細かく分かれる

ひとくちに経理といっても、ひとつの職場の中でさまざまな仕事があります。

↓例を挙げると以下のような感じですね。

  • 会計処理(仕訳)
  • 入出金管理
  • 売上、債権管理
  • 仕入、債務管理(振込)
  • 財務や資金繰り

大企業の経理はチームで仕事をしますから、

それぞれの業務ごとに分担が決まっているケースが多いです。

(つまり、自分の担当業務以外のことに触れる機会が少ない)

 

中小企業経理では、上のような仕事をすべて経験できる可能性が高いです。

会社によっては、一人の経理がすべての経理業務を見ているケースもありますね。

こういう場合の経理担当者を「一人経理」と呼んだりします。

一人経理として働くメリットデメリットについてはこちらの記事でくわしくまとめています。

管理人
一人経理を辞めたい人へ。不安とストレスで限界だった私の退職→転職体験談

一人経理を辞めたい。毎日ストレスとプレッシャーで限界…。と感じている人はぜひ読んでみてください。一人経理の経験は転職でもちゃんと評価されますよ。この記事では一人経理働いていた私が退職を決断したタイミングと、キャリアアップ(年収アップ)に成功した方法を解説します。

続きを見る

 

上場大手企業の経理はひとつの仕事に集中できる一方で、

仕事の全体像が見えにくいのはデメリットと言えるかもしれませんね。

大企業の経理において特定の業務だけを担当することになるため、精神的には非常に楽です。

(特に新入社員は仕事を覚えやすい)

 

上で見た債権管理や債務管理の仕事の担当になった場合は、

他部署からの請求書などを集めて入出金の明細と突合するという業務内容が主です。

ある意味パズル的な要素の強い業務になります。

毎月の業務量もある程度決まったものになり業務計画が立てやすく、

残業が多く発生したり休日出勤が発生するといった確率も低いです。

逆に、会計担当になると特に決算・四半期決算時期は業務が集中し、残業が多く発生します。

 

3. 中小企業経理は「なんでも屋」?

中小企業の経理の特徴は、ひとことでいえば「何でも屋」になりやすい点です。

会社のお金に関する業務すべてが守備範囲になりますから、経理として仕事の全体像が見えやすいのはメリットですね。

この点、大企業では業務が分担されていますから、

経理の核心である決算処理に携われない人のほうが多かったりします。

中小企業であれば経理としてのすべての経験が積めるため、後々転職活動においてもスキルの面で有利になるでしょう。

一方で大企業の経理のメリットは、やはり会社の安定感です。

中小企業は最悪のケースでは倒産することもあります。

大手企業はこういった事態に直面する確率が低く、

じっくり時間をかけて勤めたい人は大企業の経理を選択するのが良いでしょう。

 

4. 求められる会計知識の違い

上場大手企業においては、特に係長以上の人は会計知識についてかなり深いところが求められます。

↓以下のような「中小企業では触れることが少ない会計知識」を身につけることができるでしょう。

  • 税効果会計
  • 固定資産減損
  • 退職給付
  • 収益認識基準

特に上場企業においては金融商品取引法に基づく会計ルールを理解しておく必要があります。

会計専門職としてかなり高度な知識を身につけることになります。

一方で、中小企業はそこまで厳格な会計処理は求められません。

どちらかというと現場でのマネジメント能力をもとにキャリアアップを目指す人が中小企業を目指すのが良いでしょう。

 

5. キャリアプラン(出世コース)の違い

大企業経理に就職した場合、入社してから最初の3年ほどは下積みになると考えておきましょう。

ここで経理の基礎をしっかりと学ぶことが大切です。

そこから係長クラス、課長クラスを経て経理部長、もしくは財務部長と上がっていくのが道筋です。

仕事を通じて会計の知識はもちろん、人のマネジメントなどもしっかりと学ぶ必要があります。

 

一方で中小企業の場合は経理部の人数も少なく、いきなり係長クラスから始まることもあります。

中小企業では経理の他に財務や人事、総務など会社のバックオフィスに関する業務を一通りこなす可能性が高いでしょう。

課長から部長へとキャリアアップしていくのが道筋です。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

上場大手企業経理と、中小企業経理やベンチャー経理との比較

大企業 経理 つまらない

(ベンチャー経理や中小企業経理との仕事内容の比較)

 

以下では、上場大手企業の経理と、中小企業経理やベンチャー企業経理の仕事内容を比較してみました。

 

1. 中小企業経理との比較

中小企業の経理として働くメリットは、

入社してから比較的早い段階で、経理の全体像を見渡せる仕事を任せてもらえる点です。

中小企業では大手企業と比べて人員そのものが少ないです。

なので、場合によってはスタッフレベルでも月次決算ぐらいまで担当することも少なくありません。

実際にやってみるとわかりますが、

月次決算を自分でやってみると、

自分の会社が置かれている状況というのが

手に取るようにわかるようになります。

管理人

また、月次決算を組めるレベルになれば、年次決算や税務申告といった難易度の高い業務についても実践レベルで通用するようになるでしょう。

経理としての能力をまんべんなく、スピーディに身に付けたいと考えている人は、中小企業の経理で実務経験を積むのもおすすめですよ。

中小企業から大企業へ脱皮する段階の企業なら、上場準備(IPO準備)、国際会計基準への対応準備といった経理として面白い仕事も経験できるでしょう。

また、資金繰り対策(金融機関との融資交渉)や、予算計画の策定・管理会計関連の業務といった、より「経営に近いレベル」での仕事を任せられる可能性もあります。

つまり、中小企業の経理は、大企業経理よりも早く経験値を積めるということです。

中小企業の経理は、大企業の経理と比べて給与や福利厚生で劣るのがデメリットですが、

仕事そのものの面白さを実感しやすいのはメリットですね。

ただし、中小企業においては社内の人間関係によって仕事のしやすさがかなり変わるのには注意です。

中小企業経理は転勤や配置転換などが基本的にありませんから、社内でのコミュニケーションにも気を配ることも大切になります。

経営層や他の社員とうまくやっていけない場合は、

経理としても居心地が悪いと感じることもしばしばで、それはデメリットになり得ますね。

 

2. ベンチャー企業経理との比較

ベンチャー企業の経理として働く魅力は、

経理として「経営に近い感覚」で仕事ができることです。

また、ベンチャーは良くも悪くも「経理としての仕事内容が安定していない」のも特徴です。

毎日が手探りのような感じで落ち着かないのはデメリットでもありますが、

一から仕事を作っていくという面白さを実感することができるでしょう。

ただし、ベンチャー企業というものは「創業から3年以内に50%が廃業する」といったデータもあります。

給与や福利厚生も上下しやすく、会社として安定していないということがデメリットとなります。

ベンチャーに挑戦するなら、給与や福利厚生の面では大きなリスクを負うことは覚悟しておく必要があります。

その一方で、ベンチャー企業の経理として一から経理業務を作って行った経験は、転職市場でも高く評価される可能性があります。

まだ年齢的に若い方ならリスク許容度も高いでしょう。

若いうちに経験を積んでおくという糸でベンチャー経理に挑戦するのも一つの選択肢としてありだと思いますよ。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

中小企業経理から上場企業経理に転職して「すごい」と感じた理由

  1. 高度な会計基準を仕事で普通に使うのがすごい
  2. 公認会計士(監査法人)による会計監査対応がすごい
  3. 年収相場がかなり高くてすごい
  4. 転職市場での評価が高くてすごい

それぞれの内容について、順番に説明します。

 

1. 高度な会計基準を仕事で普通に使うのがすごい

私が上場企業の経理に転職して「すごい」と感じたことのひとつが、高度な会計基準を当たり前に使用している点です。

上場企業と中小企業では、同じ経理でもその仕事内容は全く異なります。

中小企業の経理では事務作業がメインで、経理の知識がなくても通用しますが、上場企業の経理にはより専門的な知識が必要です。

知識を活かし、高度な会計基準を使いこなしているのが、上場企業の経理なのです。

↓例えば、上場企業でよく使う(=中小企業経理ではあまり使わない)経理知識の例としては以下のようなものがあります。

  • リース会計
  • 新収益認識基準
  • 税効果会計

 

1-1. リース会計

中小企業ではリース料を支払ったときにリース料を計上して処理をすることが認められています。

一方で、上場企業ではリース会計基準を適用して処理をしなければなりません。

リース取引における会計処理などについて定めたリース会計基準ですが、その内容としては

  • オペレーティングリースとファイナンスリースの判別
  • 本体と支払利息の金額の算出

などがあります。

簿記の資格を取得する際に必ず勉強するので知識として習得している人は多いでしょう。

しかし、実際の実務ではオペレーティングリースとファイナンスリースを分けるだけでも苦労することがあります。

 

1-2. 新収益認識基準

2021年4月から新収益認識基準という会計基準が適用となりました。

これにより売上の計上時期が明確化され、上場企業ではシステム変更などの対応や売上計上時期の見直しが迫られました。

実際に私が勤務していたIT企業では大きな変更はなかったものの、

なぜ変更がないのかを整理する必要があり、その対応に多くの時間が必要でした。

会計基準の変更は中小企業は任意とされることが多く、実務で必要となることは限りなく少ないですが、上場企業ではそうはいかないのです。

 

1-3. 税効果会計

税効果会計は中小企業でも適用が推奨されていますが、適用している会社はほとんどありません。

そもそも、中小企業では税務会計中心で処理をしているため、会計と税務でずれが生じないことも大きな理由です。

一方で上場企業では会計中心に処理を行うため、税務とのずれが数多く生じます。

このようなずれを会計に表現するために、税効果会計は必須です。

 

2. 公認会計士(監査法人)による会計監査対応がすごい

上場企業の経理として働いていると「公認会計士による会計監査対応」という業務があります。

上場企業は四半期に一回決算を開示する必要がありますが、そのたびに会計士の監査を受けるのです。

これが結構大変です。

逆に言えば、この会計士の監査に対応できる上場企業経理になると「すごい」と評価される存在になれるでしょう。

上場企業の経理担当者は、会計士の監査では、以下のような業務を行っています。

 

証憑書類の提出

会計処理が正しく行われているかを証明するために数多くの証憑を提出しなければなりません。

実務経験者なら分かると思いますが、経理処理にイレギュラーはつきものです。

それを細かく説明する必要があり、その作業に多くの時間を費やします。

また、担当する会計士は定期的に変わるため、新しい担当者に変わった際はあらためて説明しなければなりません。

 

業務フローの説明

会計監査は証憑と会計処理の結果が一致しているかだけではなく、正しい結果になるように業務が行われているかを確認してきます。

それを証明するためには業務フローを作成する必要があります。

業務フローにあまり変更がない会社なら良いのですが、私が勤務していたIT企業では常に新しい事業がスタートするため、

その説明資料の作成に多くの時間を費やしました。

 

3. 年収相場がかなり高くてすごい

上場企業の経理の年収も、中小企業と比べてかなり高い金額が期待できます。

中小企業では賃金テーブル等がなく、社長の一存で給与が決まることも少なくありませんが、

↓上場企業は人事評価制度も確立されていて、賃金テーブルも定められています。

 

上場企業の経理は年収が高い。中小企業経理の経験者なら応募可能

(上場企業経理の求人:実務経験者向け)

上場企業の経理は年収が高い。中小企業経理の経験者なら応募可能

(上場企業経理の求人:実務経験者向け)

>>上場企業経理の求人を見てみる(経験者向け)

私が勤務していたIT企業での実態を例にすると、

30代後半で上場企業に転職した際の年収は約550万円でした。

その後、40代で係長クラスになったときには年収は約650万円まで上がりました。

管理人

上場企業の経理では、順調に課長や部長になった場合、

↓最終的には年収1,000万円も夢ではありません。

上場企業経理はきついけど年収が高い

(上場大企業の管理職求人)

上場企業経理で管理職になれば年収1000万円も狙える

(上場大企業の管理職求人)

 

こうした金額は、中小企業経理ではなかなか難しいのが実態ですね。

経理として高年収ハイクラスを目指す人は、上場企業経理への転職を目指しましょう。

現在は中小企業経理で働いている人も、実務経験が2年以上ある人なら上場企業への転職は十分に可能ですよ。

>>現在募集中!経験者限定の上場企業経理求人を見てみる

 

4. 転職市場での評価が高くてすごい

上場企業の経理を経験すると、転職市場での評価も高くなります。

日本には約400万個の会社があり、そのうち上場企業は約3,800社だけです。

つまり、上場企業は全体の0.1%程度しか存在しません。

上場企業の経理は、専門的な知識や豊富な実務経験を有することから、そもそも高く評価されています。

加えて、経験者自体の少なさから、転職市場における市場価値はより高くなるのです。

これは上場企業への転職だけでなく、中小企業においても同じです。

会社の経理を強くして実態を明確にしたいと考える中小企業も多く、転職市場で知識を持っている人材を求めています。

その様な中小企業からは、上場企業での経験を高く評価してもらえます。

また、上場を目指す会社では上場企業での経理経験者は喉から手が出るほど欲しい人材です。

上場企業で経理として経験を積むことができれば、その先の転職も有利に進められるでしょう。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

上場大手企業の経理に向いている人の特徴

↓上場大手企業の経理に向いている人の特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

管理人
  1. 勉強が得意な人
  2. 大きな組織で出世していきたい人
  3. 地道な単純作業が苦にならない人

 

1. 勉強が得意な人

上場大企業での経理は、会計についてより高度な知識を必要とします。

↓具体的には、以下のような項目についてですね。

  • 連結決算
  • 有価証券報告書の作成
  • 国際会計基準(海外にグループ会社がある場合)
  • 公認会計士による監査への対応

逆にいうと、中小企業ではこれらの業務に携わることは基本的にないですね。

簿記の勉強をしていて「楽しい」と感じたタイプの人は、大企業の経理に向いているかもしれません。

逆に、勉強よりも早く実務をやってみたい、と感じるタイプの人は中小企業経理の方が力を発揮しやすいでしょう。

 

2. 大きな組織で出世していきたい人

経理はスタッフ職として働くのと、管理職として働くのとで、年収にかなりの差が出ます。

誰しも最初はスタッフとして経験を積み、やがて管理職に出世していくわけですが、

このスタッフレベルの時からやや高めの年収を稼げるのが大企業経理の魅力です。

その一方で、大企業で管理職にまで出世するためには、かなりの長い年月がかかります。

社内での出世競争などもありますから、管理職になるのは「かなり大変」と覚悟しておく必要があるでしょう。

一方で、中小企業の場合は、スタッフ職の年収は低めです。

その代わり、社内でのライバルは少ないですから、管理職には比較的出世しやすいといえます。

 

3. 地道な単純作業が苦にならない人

大企業は効率化のため、仕事が分業にされている場合が多いです。

そのため、単純作業が多いので、やりがいを感じず大企業の仕事に飽きてしまうかもしれません。

大企業では、言われたことを忠実にこなす人材が重宝されます。

目の前のことをしっかりこなして、地道に努力していける人でないと大企業の経理には向いていないでしょう。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

中小企業経理に向いている人の特徴

↓以下のような考え方の人は、大企業経理よりも中小企業経理向きと言えるでしょう。

管理人
  1. いろんな経理業務を短期間で経験したい人
  2. 小さな組織でおだやかに仕事がしたい人
  3. なるべく早く出世したい人

 

1. いろんな経理業務を短期間で経験したい人

  • 経理として早く一人前になりたい
  • なるべくたくさんの経理業務に対応できるようになりたい

↑こういったニーズの人は、上場大手企業の経理より、中小企業経理を選択した方が働きやすいです。

というのも、上場大企業の経理は分業が進んでおり、ひとつの仕事から別の仕事への配置転換に時間がかかるからです。

特に新人のうちは、単純作業ばかりで、決算業務(実際に決算書を作っていく仕事)など重要な経理経験を積めないということもあります。

この点、中小企業はスタッフ数が少ないですから、重要な経理業務について比較的早い時期から経験を積めます。

 

2. 小さな組織でおだやかに仕事がしたい人

中小企業経理は小さな組織です。

人間関係の変化は少なく、仕事内容も基本的に変化することがありません。

悪く言えばマンネリしやすいともいえますが、

競争も少ないので、穏やかに地に足をつけて経理として仕事を覚えていける環境になっていることが多いです。

中小企業経理では、日常業務をこなすだけなら高度な会計知識も必要ありません。

出世に関しては、経理としての能力よりも人間関係(特に社長との関係)が重視される傾向があります。

上場企業で出世競争!みたいにバリバリ働くのではなく、アットホームな環境でほどよく働きたいと考えるなら、上場企業よりも中小企業がおすすめですね。

 

3. なるべく早く出世したい人

上場大企業の経理は優秀な人材の宝庫です。

その中から管理職にまで出世できるのはほんのひと握りですから、必然的に出世競争が生まれます。

出世競争に勝つことができればいいですが、

敗者の側にまわってしまうと、

ベテランになっても平社員の窓際族…なんて悲しいことにもなりかねません。

管理人

↓また、上場大手企業では以下の様な社員が多いのも現実です。

  • 学歴主義
  • プライドが高い
  • 勉強意欲が高い
  • プライベートより仕事中心

上場企業で出世するには、このような人たちに勝っていかなくてはなりません。

上場企業で働くには中途半端な覚悟ではなく、高い意識と目標をもって勤務する事が必要ですね。

部長や役員になることは至難の業です。

一方で中小企業は競争相手も少なく、実力次第では早くから社長や部長に一目置かれるようになります。

経理の人員が少ないため、常に頼られるようになり、重要なポジションを任される道も開けてきます。

経営層に近いところで仕事がしたいと思うなら、上場企業より中小企業がおすすめです。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

 

上場大手企業経理への転職を成功させるには?

上場企業 経理 きつい

(上場企業経理への転職を成功させるには?)

上場企業の経理を目指す場合、

↓以下のようなステップを踏んでいく必要があります。

管理人
  1. まずは「未経験でも経理の実務経験を積める仕事」につく
    中小企業の経理や、会計事務所が選択肢になります。
  2. そこから「経理の実務経験者」として上場企業経理に転職する
    実務経験者としての転職なら、中途採用でも上場企業経理に採用される可能性は十分あります。

中途採用で上場企業の経理へ転職するためには、経理の実務経験が必要です。

未経験から上場企業の経理になれないの?と思われるかもしれませんが、

現在のあなたが新卒や第二新卒に該当しない限りはきびしいのが現実だと思います。

上場企業の場合、未経験者の採用は基本的に「まっさらな人」をとりたがります。

(未経験者は新卒か第二新卒でうめているのが実情です)

すでに社会人となっているけれど、経理の仕事はまだ未経験の方は、

未経験者採用に積極的な中小企業で経理の実務経験を積むところからスタートしましょう。

↓ゼロから経理の実務経験を積むには、どういう選択肢があるか?についてはこちらの記事でくわしく書きました。

管理人
経理 実務経験 積むには
経理の実務経験を積むには?未経験者も採用される7種類の求人を紹介!

経理の実務経験を積むには?経理は「実務経験2年以上必須」など未経験にきびしくて経験を積めない…どうしたらいい?この記事では、未経験の社会人がゼロから経理への転職を成功させる方法を解説しています。これから経理としてキャリアスタートしたい人はぜひ参考にしてみて下さい。

続きを見る

 

私が中小企業経理から上場企業経理に転職した理由

私が中小企業の経理職から上場企業の経理職に転職した理由は、

経理分野のスペシャリストとして、

より高いレベルの専門知識を身につけたいと思ったからです。

もちろん、中小企業の経理も面白い仕事です。

会社全体を見渡すことができますし、

「自分の仕事が、直接的に会社経営に影響してくるのが実感できる」

という面ではやりがいも感じていました。

管理人

しかし、より高度な経理知識を現場で使うとなるとやはり上場企業の経理ですね。

公認会計士の会計監査にも耐えうるレベルの会計業務を経験できます。

長期的なキャリア形成を考える場合も、上場企業の経理職として働いた経験は、

転職市場で高く評価されるというメリットがあります。

どんな仕事に転職するにしても、

上場企業の経理で経験した仕事内容とキャリアは生かせると考えています。

今後はベンチャー経理の管理職(CFO職)なんかもおもしろそうですね。

 

上場大手企業の経理に採用されるために自己アピールすべきことは?

上場企業の経理として採用されるためには、

経理の即戦力として働けることをアピールする必要があります。

過去に経理としてやってきた仕事について具体的にアピールするとともに、

上場企業の経理にも対応できるよう、

会計の勉強を自主的にしていることをアピールしましょう。

管理人

上場企業の経理職は、基本的に新卒採用か、

中途採用は実務経験者のみの募集になります。

私の場合は中途採用だったので、中小企業の経理として仕事をしてきたことをアピールしました。

中小企業経理の経験がある人は、

良くも悪くも会社のさまざまな業務を経験してきているはずです。

経営者に会計情報を通じて助言をするという役割や、資金繰りや納税など、

会社全体の視点(経営者に助言するという視点)を持って働いてきたことが伝わるようにすると良いですね。

また、上場企業経理で必要になる高度な会計知識については、

実務ではまだ経験がないことを認めた上で、勉強を進めていることも伝えましょう。

「あれもできます、これもできます…」ではかえってアピールは弱くなりがちです。

自分には何ができるか、何ができないのかをきちんと把握していることを前面に出した方が、誠実さが伝わりますよ。

 

簿記1級は有力な自己アピール材料になる?

上場企業経理の採用では、簿記1級は有力な自己アピールになります。

他にも、私のように会計事務所経験者であれば、税理士試験の科目合格がある人もいるでしょう。

税理士試験の簿記論や財務諸表論は簿記1級よりも難易度が高いですから、

取得している人は当然アピール材料になりますね。

簿記1級の経理キャリアへの影響力については、

こちらの記事をご覧ください。

管理人
簿記一級は意味ない?メリットなし?キャリアアップはコスパが重要

簿記一級は勉強しても意味ない?合格にかかる時間と労力の割にコスパが悪いって本当?この記事では、経理としてのキャリアアップという視点から簿記一級の価値を解説します。これから未経験で経理に転職する人や、経理として出世や年収アップを目指す人は参考にしてみてください。

続きを見る

 

英語力でライバルとの差をつける

ただ、上場企業経理を目指す人たちになると、

簿記1級を取得済み・勉強中の人はとても多いのが実際のところです。

これだけでは差別化にはなりにくいですから、

英語に抵抗がない人は身につけておくと良いでしょう。

資格でいえばTOIEC800点や、

英文会計(BATICのコントローラーレベル)を勉強しておくと良いです。

また、海外企業とのやりとりが多い上場企業では、

IFRS(国際会計基準)に対応できる人は今後ニーズが高まっていくと思います。

ビジネス英語は受験勉強の英語とは違うので、

何よりも会話ベースでの訓練と毎日短時間でも継続することが大切になります。

英語力は経理のキャリアアップに大きな力になります。

経理経験×英語力でキャリアアップする方法についてはこちらの記事をご覧ください。

管理人
経理 必要な資格
「経理×英語力」で高年収転職!ホワイトな外資系求人の見分け方

この記事では、経理の実務経験と英語力を生かして転職するためのポイントをご紹介しています。具体的な選択肢としては、「外資系企業の経理・国内の大手企業・海外取引を積極的に行っている中小企業」の3つが有力です。経理の実務経験者は英語力で年収アップが可能です。ぜひ参考にしてみてください。

続きを見る

 

男性でも上場企業経理になれる?

経理というと女性というイメージを持つ人が多いかもしれませんが、

実際には経理は管理職レベルになるとほとんどが男性です。

当然、男性でも上場企業の経理として採用される可能性は十分ありますよ。

というか、男性経理は採用時点で将来的な幹部候補として見られている可能性が高いです。

経理は会社の数字を管理しているポジションであることから、

経営層ともやりとりをする仕事です。

また、ちょっとゆるい内容になりますが「上場企業の経理」というと、合コンなどでも受けが良いです(笑)

「上場企業」「経理」ということで、堅実なイメージがあるのかもしれませんね。

上場企業の経理では、管理職レベルになるとほとんどが男性です。

男女平等とは言いますが、結婚を機に退職する方が多いので、

管理職レベルまで出世できる女性経理は少ないのが現実なのです。

もちろん、長期的に働いていく気持ちがあるなら女性でも出世している人は普通にいますよ。

上場企業は管理職への女性登用が急務になっていますから、

私の会社でも育児との両立可能な福利厚生を整えつつあります。

このあたりは上場企業は社会の視線を気にしていますから、

動きが中小企業に比べて早いですね。

男性経理の働き方やキャリアアップのコツについては、こちらの記事でくわしく書いています。

管理人
経理事務 男
経理に男性がなるのは無理?20代後半〜30代の未経験から転職できる?

「経理事務に男性が転職するのは難しい?未経験からキャリアスタートするにはどうしたらいい?」この記事では、未経験から経理職への転職を目指す男性向けに、転職活動成功のコツを解説しています。平均年収の相場やブラック企業を避ける方法についても紹介していますので、参考にしてみてください。

続きを見る

 

まとめ

家族や友人から「大手企業の経理っておすすめ?」と聞かれたら、

きついけど、やりがいがあっていい仕事だよと伝えると思います。

管理人

個人的には、上場企業の経理はおすすめです。

仕事はきついですが、その分きちんとお給料として反映されますし、

大きな組織の中で出世していくことも可能なのは魅力です。

専門的な会計スキルを身につけることができるので、

仕事を頑張ることで、自分の転職市場での価値を上げていくことができます(つまり、年収アップが狙えます)

上場大手企業の経理経験があれば、

会計分野のスペシャリストとしてキャリアアップしていけるでしょう。

以前の私のように、中小企業の経理として実務経験がある人なら、

中途採用で上場企業の経理になれる可能性は普通にあります。

上場企業経理というとハードルが高く感じるかもしれませんが、

実際にはそれほどでもないですよ。

経理の実務経験がある人は、ぜひ上場企業の経理に挑戦してみて欲しいですね。

 

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

(経理はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)

いま経理として働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。

経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。

自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、

ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。

例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも

↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。

(まさに天国と地獄…)

管理人
  1. ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
  2. 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。

↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。

どちらも未経験OKの求人なのに、

入社時の条件がまったく違いますよね。

 

(ホワイトな経理求人:未経験OK)

(年収条件の良くない経理求人の例)

>>実際の経理求人で年収を見てみる

 

↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)

を選ぶ人はまずいないと思います。

同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。

重要なのは、こうした差が

個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。

例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、

未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。

(経理は実務経験で評価される職種です)

それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?

これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。

経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。

あなたがどんなに優秀な人であったとしても、

勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。

逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、

良い環境の企業に入ることができれば、

年収で差をつけることができるんですね。

管理人

経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、

決定的に重要であることを知っておいてください。

 

ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…

(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)

私自身も経験があるのですが、

ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。

ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、

「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」

みたいなほったらかし教育をされる危険があります。

当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、

身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。

5年後にどんな差がついているか…。

って考えるとぞっとしますよね。

こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、

「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」

みたいに考えられているケースも多いです。

新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。

管理人

逆に、業績の良いホワイト企業では、

未経験者をゼロから育てていくという意識があります。

業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、

未経験でもお給料が良いケースが多いんです。

 

経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要

(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)

 

同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。

ブラックな会社にまちがえて応募するリスクを避けたい人は、

経理求人専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。

(↑無料で使えるサイトです)

まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。

学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。

経理は一種の「専門職」です。

経理の求人を専門であつかう転職サイトでないと、

条件の良い求人がなかなか見つからないんです。

管理人

どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、

経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、

ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。

逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、

ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。

転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える

を知ってるかどうか?だけで、

こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。

ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。

単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。

こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、

不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。

(そういうのは政治家の仕事です)

まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。

私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、

↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。

管理人

これから経理への転職を目指す人は、

↓経理求人専門の転職サイトを使って、

年収の高い好条件求人をピンポイントで狙っていきましょう。

ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)

経理のホワイト求人多数あり!

ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
未経験簿記なしで年収400万円〜の求人
実務経験3年で年収600万円〜の求人
在宅もOKのワークライフバランス求人
会計事務所から経理へ転職歓迎の求人
などなど、好条件人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見てみる

(未経験OK求人の例:クリックで拡大)

(経験者むけ求人の例:クリックで拡大)

実際の経理求人で年収を見てみよう

(実際に募集されている経理求人を紹介します)

 

上で紹介した経理求人専門の転職サイトなら、

↓例えば以下のようなホワイト経理求人を見つけることができますよ。

  • 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
  • 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
  • ゼロから仕事を教えてもらえる教育環境充実の求人
  • 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理求人
  • 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
  • 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
  • 将来の管理職候補として入社できる経理求人
  • 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
  • IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
  • CFO直下のポジションで働ける経理求人

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(ワークライフバランス重視の経理経験者むけ求人)

(経理経験者むけの管理職候補求人)

(会計事務所から経理へキャリアチェンジ歓迎の経理求人)

(上場大手企業の経理求人例)

>>未経験もOK!現在募集中の経理求人を見てみる

今すぐは転職活動できない人へ

(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)

なんとなく今の環境に不満はあるし、

一生このままで良いなんてまったく思ってないけど

なかなか重い腰を上げられない…。

いま仕事している人もしていない人も、

↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。

転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、今すぐ転職する気がない人も、

転職サイトへの無料登録は早めにやっといた方が良いです。

ストレスや疲労が限界になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります。

管理人

特に、条件の良い経理求人は人気ですから、

日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。

経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、

マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。

↓こんな感じでメールが届きます。

自分が希望する条件にあった求人だけ

ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。

(希望条件に合った求人だけが自動通知されます)

情報ってたくさんありすぎても

ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。

情報があふれている時代なので、

自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。

管理人

同じ転職サイトを使っていても、

良い求人を上手に見つけられる人と、

見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。

(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)

>>経理求人専門の転職サイトで希望条件を入力しておく

つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切

(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)

 

経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、

「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、

情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。

手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、

いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。

また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、

どうしても今の状態がつらくなったら転職もある

↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。

良い意味での逃げ道を確保できる感じです。

これって精神的にもかなり安定するんですね。

過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。

転職サイトは完全無料で使えます。

いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。

年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、

情報リサーチに徹底活用しましょう。

管理人

>>経理専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

 

最後の最後にお伝えしたいこと

(個人的に衝撃を受けた本です)

 

↑転職活動でも仕事でも、

成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。

経理が転職活動を成功させるために、

もっとも重要なのは求人情報を探す場所をまちがえないことです。

経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。

転職サイトへの登録って1分でできる作業です。

無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

変な連絡が来るようなこともありませんしね。

↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。

  1. とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
  2. いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人

これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。

(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)

ほんのちょっとの行動の差ですが、

理想の働き方に近づける人と、

いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。

 

↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、
    雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。
  • やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
    ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。

↑もちろん後者を目指しましょう。

それは誰でも可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人
経理の求人探すならここ!転職サイトおすすめランキング【厳選3社】

この記事では経理職として働く人におすすめの転職エージェント会社をランキング形式で紹介しています。経理は一種の専門職なので、どの転職エージェント会社を使うか?は転職活動の成功/失敗が決まってしまうぐらい重要なポイントになります。ぜひ参考にしてみてください。

続きを見る

© 2025 会計職のキャリア戦略