【経理から財務へのキャリアパス】転職経験者が語る必要スキルや仕事内容の違い

2021年12月28日

経理から財務へのキャリアチェンジは可能?(転職体験談ブログ)

(経理から財への転職は可能?実際にキャリアチェンジを経験した方に体験談をお聞きしました)

  • 経理が「AI化でなくなる仕事ランキング」の常連で将来不安…
  • 決算書を「作る」経理より、決算書を「使う」財務に興味がある。
  • 経理から財務へキャリアチェンジって可能?

↑現在、経理として働いている方の中には、

こんなふうにモヤモヤしている人も多いと思います。

そんな方におすすめなのが経理から財務へ転職というキャリアパスです。

経理の実務経験は財務でも高く評価してもらえるので、キャリアアップにつながりやすいんです。

 

会計に興味があって経理になったけど、

なんか思ってた仕事と違う…」と感じて、

財務にキャリアチェンジしてくる人はかなり多い印象ですね。

転職経験者

会社の経営に直接的に関わる仕事で、経営者との距離も近い職種なので、経理経験を活かしてキャリアアップしたい人にはおすすめですよ。

このブログ記事では、実際に経理から財務(経営企画)へのキャリアチェンジを経験した私の体験談を書きます。

求められる資格スキルや経理との仕事内容の違い、転職活動を成功させるためのポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

1989年生まれ。大学卒業後に溶接や鉄板加工の仕事をした後、パチンコ業界の経理に転職(経験6年)→ゴルフ業界の財務に転職して現在4年目です。経理の実務経験者が財務部にキャリアチェンジした場合の仕事内容や年収の変化について体験談を書きます。

ブログ管理人

1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→税理士試験に挫折…→会計事務所から中小企業の経理管理職に転職/ブログ運営6年目に突入!累計読者は34万人以上(感謝!)
>>自己紹介の記事はこちらです

 

経理から財務への転職はキャリアプランとして可能?

経理から財務への転職は可能か?

(「経理から財務」のキャリアプランは現実的?)

 

結論から言うと可能だと思います。

私自身の実感ですが、経理としての実務経験は、財務でも評価されます。

そもそも、経理と財務が明確に分離していない会社って多いです。

役職的には経理でも、実質的には財務に近い仕事をしている人は多いでしょう。

 

↓例えば、経理担当者として以下のような業務を経験している人は多いと思います。

転職経験者
  • 資金繰り表の作成業務に関わったことがある
  • 会社の予算作成や予算管理に関わったことがある
  • 銀行の融資担当者とやりとりをしたことがある(資金調達)
  • 顧問税理士との会議などに参加したことがある
  • 試算表を見ながら、現在と過去の経費支出額などの分析をし、対策を考えた経験がある

↑経理としてこれらの業務経験がある人は、経理から財務への転職にあたって自己PRや職務経歴書にしっかり書き込みましょう。

 

財務の求人は「経理経験者限定」で募集されることが多い

↓実際に、会計職専門の転職サイトで求人検索してみると、

財務の求人の多くは「経理の実務経験者求む」というかたちになっていることが多いです。

転職経験者
経理から財務

(実弟の財務職の求人:経理経験者むけ)

経理から財務

(実弟の財務職の求人:経理経験者むけ)

 

これは経理と財務の両方を経験している者として思うことなんですが、

経理の知識って、財務の仕事の基礎知識になる部分が多いんです。

 

経理が簿記のルールに従って決算書を「作る」のが仕事であるのに対して、

財務は経理が作った決算書を「使う・活用する」のが仕事です。

会社の予算や経営戦略を経営者と一緒に考えたり、銀行への融資対策交渉をしたりするのが財務の仕事になります。

(そのため、経営企画という名前の部署名になっていることもあります)

 

財務の仕事の基礎知識として「基本的な経理業務を経験している人」が求められるケースが多いんですね。

 

逆に言うと、会計業務をまったくの未経験の人が、

財務担当者として採用されるのは難しいかもしれません。

転職経験者

基本的な経理業務」というと、

会計ソフトへの仕訳入力や、銀行振込や経費精算などの日常業務、そして月次決算業務・年次決算業務ですが、

これにプラスして「予算と実績の管理レポート作成」とか「資金調達のための資料作成」とかいった、財務に関連する経理経験があれば評価されるでしょう。

 

経理でつちかった分析力や数字の理解力は、財務の業務でも高く評価されます。

財務や経営企画は、経理経験者にとって有力な転職先と言えます。

>>経理経験者求む!現在募集中の財務求人を見てみる

 

今いる会社に異動願いを出して財務になるってどう?

今いる会社で、経理から財務への異動願いを出して財務になるという方法も一応考えられます。

ただ、これはよほど運が良い人以外、

あまり現実的なキャリアプランとは言えないと思います。

 

というのも、私自身が異動願いを出したことがあり、

これがうまくいかなった経験があるんですよね。

転職経験者

私は、現在のゴルフ会社の財務へ転職する前、

建設業(従業員数200名ほど)の会社で経理部に所属していました。

その会社は経理部とは別に「経営企画室」という部署があり、財務関係の仕事はそちらが主導で行っていたんです。

経理部は財務の仕事に携わることができず、あくまで依頼された際の資料作成が主な業務でした。

経理として働き始めて3年ほど経った頃、財務や経営企画の仕事に強い興味がわいてきたこともあって、

おもいきって財務への部署異動願いを出したんです。

異動願いは正式に受理はされたものの、

その後2年以上経ってもなんの音沙汰もなしでした。

しかも、当時所属していた経理部の上司にも異動願いを出したことを知られてしまい、

なんとなく気まずい関係になってしまったという苦い思い出があるんです…。


そのときに「このままこの会社の経理部にいても、自分のやりたい仕事はできそうにないな」と思ったのが、今の会社へ転職を決意したきっかけです。

 

これは私が実際に異動願いを出してみて感じたことですが、

会社は、従業員ひとりひとりのキャリアプランを考えて配置を決めてくれることは基本的にありません。

いったん一人の社員の異動願いを受け入れてしまうと、

いろんな部署から「自分も!」と言い出す社員が出てきて、収集がつかなくなってしまうというリスクがあるんでしょうね。

(なので、よほどのことがない限りは認められない)

私も「このまま経理として頑張っていれば、いつか財務へのキャリアアップができるかも…」とあわい期待を抱きながら働いていたんですが、

今から考えると認識が甘かったです。

【悲報】ブラック企業で働く経理の労働環境が悲惨すぎる…

 

経理と財務の平均年収の比較

一番に気になるであろう財務の年収額です。

↓こちらは某転職サイトの年収比較ですが、

財務の平均年収経理の平均年収よりも高くなるケースが多いです。

  • 経理
    20代:379万円
    30代:509万円
  • 財務
    20代:448万円
    30代:605万円

上でもみたように、財務は経理の実務経験者を中途採用するケースが多いので、平均年収では財務の方が高くなるのは自然です。

また、仕事内容的にも財務は管理職としての意味合いが強くなります。

財務職は経営陣の必要とする情報を多く持つようになるため、経営陣の懐刀のポジションに収まりやすい特徴があるのです。

もちろん業務内容は経理の時に比べて難しくなりますが、

それに見合うリターンは用意されているといえるでしょう。

経理からさらなるキャリアップを目指して財務を目指す、

というのは経理経験者のキャリアプランとして十分に検討する価値がありますね。

(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ

(経理はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)

いま経理として働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。

経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。

自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、

ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。

例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも

↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。

(まさに天国と地獄…)

管理人
  1. ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
  2. 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。

↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。

どちらも未経験OKの求人なのに、

入社時の条件がまったく違いますよね。

 

(ホワイトな経理求人:未経験OK)

(年収条件の良くない経理求人の例)

>>実際の経理求人で年収を見てみる

 

↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)

を選ぶ人はまずいないと思います。

同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。

重要なのは、こうした差が

個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。

例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、

未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。

(経理は実務経験で評価される職種です)

それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?

これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。

経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。

あなたがどんなに優秀な人であったとしても、

勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。

逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、

良い環境の企業に入ることができれば、

年収で差をつけることができるんですね。

管理人

経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、

決定的に重要であることを知っておいてください。

 

ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…

(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)

私自身も経験があるのですが、

ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。

ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、

「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」

みたいなほったらかし教育をされる危険があります。

当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、

身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。

5年後にどんな差がついているか…。

って考えるとぞっとしますよね。

こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、

「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」

みたいに考えられているケースも多いです。

新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。

管理人

逆に、業績の良いホワイト企業では、

未経験者をゼロから育てていくという意識があります。

業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、

未経験でもお給料が良いケースが多いんです。

 

経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要

(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)

 

同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。

ブラックな会社にまちがえて応募するリスクを避けたい人は、

経理求人専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。

(↑無料で使えるサイトです)

まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。

学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。

経理は一種の「専門職」です。

経理の求人を専門であつかう転職サイトでないと、

条件の良い求人がなかなか見つからないんです。

管理人

どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、

経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、

ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。

逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、

ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。

転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える

を知ってるかどうか?だけで、

こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。

ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。

単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。

こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、

不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。

(そういうのは政治家の仕事です)

まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。

私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、

↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。

管理人

これから経理への転職を目指す人は、

↓経理求人専門の転職サイトを使って、

年収の高い好条件求人をピンポイントで狙っていきましょう。

ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)

経理のホワイト求人多数あり!

ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
未経験簿記なしで年収400万円〜の求人
実務経験3年で年収600万円〜の求人
在宅もOKのワークライフバランス求人
会計事務所から経理へ転職歓迎の求人
などなど、好条件人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見てみる

(未経験OK求人の例:クリックで拡大)

(経験者むけ求人の例:クリックで拡大)

実際の経理求人で年収を見てみよう

(実際に募集されている経理求人を紹介します)

 

上で紹介した経理求人専門の転職サイトなら、

↓例えば以下のようなホワイト経理求人を見つけることができますよ。

  • 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
  • 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
  • ゼロから仕事を教えてもらえる教育環境充実の求人
  • 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理求人
  • 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
  • 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
  • 将来の管理職候補として入社できる経理求人
  • 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
  • IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
  • CFO直下のポジションで働ける経理求人

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

(未経験者むけ経理求人の例)

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(ワークライフバランス重視の経理経験者むけ求人)

(経理経験者むけの管理職候補求人)

(会計事務所から経理へキャリアチェンジ歓迎の経理求人)

(上場大手企業の経理求人例)

>>未経験もOK!現在募集中の経理求人を見てみる

今すぐは転職活動できない人へ

(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)

なんとなく今の環境に不満はあるし、

一生このままで良いなんてまったく思ってないけど

なかなか重い腰を上げられない…。

いま仕事している人もしていない人も、

↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。

転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、今すぐ転職する気がない人も、

転職サイトへの無料登録は早めにやっといた方が良いです。

ストレスや疲労が限界になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります。

管理人

特に、条件の良い経理求人は人気ですから、

日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。

経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、

マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。

↓こんな感じでメールが届きます。

自分が希望する条件にあった求人だけ

ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。

(希望条件に合った求人だけが自動通知されます)

情報ってたくさんありすぎても

ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。

情報があふれている時代なので、

自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。

管理人

同じ転職サイトを使っていても、

良い求人を上手に見つけられる人と、

見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。

(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)

>>経理求人専門の転職サイトで希望条件を入力しておく

つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切

(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)

 

経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、

「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、

情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。

手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、

いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。

また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、

どうしても今の状態がつらくなったら転職もある

↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。

良い意味での逃げ道を確保できる感じです。

これって精神的にもかなり安定するんですね。

過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。

転職サイトは完全無料で使えます。

いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。

年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、

情報リサーチに徹底活用しましょう。

管理人

>>経理専門の転職サイトで実際の求人を見てみる

 

最後の最後にお伝えしたいこと

(個人的に衝撃を受けた本です)

 

↑転職活動でも仕事でも、

成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。

経理が転職活動を成功させるために、

もっとも重要なのは求人情報を探す場所をまちがえないことです。

経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。

転職サイトへの登録って1分でできる作業です。

無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

変な連絡が来るようなこともありませんしね。

↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。

  1. とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
  2. いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人

これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。

(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)

ほんのちょっとの行動の差ですが、

理想の働き方に近づける人と、

いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。

 

↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、
    雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。
  • やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
    ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。

↑もちろん後者を目指しましょう。

それは誰でも可能です。

>>今すぐ行動を起こす

管理人
経理の求人探すならここ!転職サイトおすすめランキング【厳選3社】

この記事では経理職として働く人におすすめの転職エージェント会社をランキング形式で紹介しています。経理は一種の専門職なので、どの転職エージェント会社を使うか?は転職活動の成功/失敗が決まってしまうぐらい重要なポイントになります。ぜひ参考にしてみてください。

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