ポイント
- 経理の実務経験と英語力を生かして高い給料で働きたい。
- 英語力を生かして仕事をしたいけど、外資系は嫌…。これってあり?
- 年収を上げるにはどういう求人を狙って応募すればいい?
- 企業によって求められているスキルは違うの?
「英語はある程度勉強したけど、今の仕事でそれが評価されているかというと微妙…」
こんな風に感じている方は多いのではないでしょうか。
- これからは「英語が社内公用語」になる!
- TOEIC700点は持っていないと取り残される!
- 上司が外国人になったらどうしますか?
↑こんな話もよく聞きますが、「実際、仕事で英語が必要になる場面ってあんまりないよね…」というケースは実は少なくありません。
せっかく身につけた英語力をお給料に反映させたいなら、「仕事で英語を使う企業」で働く必要があるのです。
この記事では、経理の実務経験をお持ちの方向けに、
「英語×経理」でキャリアアップする具体的なステップを解説いたします。
「せっかく勉強した英語を使って、もっとお給料を稼ぎたい!」
こんな風に感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
経理が英語力を生かして転職するならこういう企業を狙え!
経理実務の経験者が、英語力を生かせる仕事につけば、お給料を爆発的にアップできる可能性があります。
↓例えば、外資系企業の求人では以下のような年収オファーが相場ですね。

(英語力必須の経理求人:こちらはMSジャパンに掲載されている求人です)
もう少し経理実務についての必須レベルを下げて探すと、
↓以下のような求人も見つかります。

(経理×英語力の求人:こちらはジャスネットキャリアに掲載されている求人です)
MSジャパン
未経験OKの優良求人が多数!
MSジャパンは、会計事務所や経理の求人をメインで扱っています。
特徴は「未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることですね(年収400万円〜など)
これから未経験で会計職キャリアをスタートしたい人におすすめです。
ジャスネットキャリア
経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり
ジャスネットキャリアは、会計職の「実務経験者向け求人」が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、経験者のキャリアアップ転職に使えます。
なお、実務経験3年未満の人は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。
英語力のある経理経験者が狙うべき3つの求人
英語力を自分の強みとして転職し、給料に反映させていきたいなら、どの企業を狙うかということが重要です。
せっかく英語力があったとしても、そもそも仕事で英語を必要としない企業では、宝の持ち腐れになってしまいます。
↓具体的には、以下の3つの選択肢を検討しましょう。
英語力を生かせる求人
- 外資系企業の経理職
- 東証一部上場などの大手企業の経理職
- 海外との取引先が多い中小企業の経理職
英語力を必要とする会社は、簡潔に言うと海外との取引がある会社です。
親会社が海外にある会社や、子会社が海外にある会社も当然含まれます。
なお、経理職として転職するなら、経理担当者としての実務経験が必須です。
以下では、経理の実務経験がある方を前提に、それぞれの求人でどういう能力が求められるのか?についてみていきましょう。
それぞれの企業で、評価されるポイントを事前に知っておけば、時間を無駄にせず転職活動を行うことができますよ。
1.外資系企業の経理で評価されるためのポイント
外資系企業の経理で評価されるには、日本の経理実務のスキルと、TOEIC700点以上の英語力が必要になります。
↓例えば、こちらはヨーロッパ資本の外資系企業の経理の求人です。

(ヨーロッパ資本の外資系企業の経理求人:こちらはジャスネットキャリアに掲載されている求人です)
↓必須条件として求められている主なスキルは以下のようなものです。
ポイント
- 経理実務5年以上
- 簿記2級
- 英語力はTOEIC700点以上相当
TOEICは、英語力を点数で示すことが出来るので、取得しておきましょう。
外資系企業の経理職は、キャリアアップのスタート地点として絶好の選択肢の一つになると思います。
2.国内企業大手で評価されるためのポイント
国内企業でも大手であれば英語力で差別化が可能です。
なぜなら、大手企業であれば、ほとんどの会社が海外子会社を持っているからです。
また上場している企業であれば、IFARSという国際会計基準が採用されていることも多いですから、海外現地法人のとりまとめを業務として行うことが出来ます。
3.中小企業の経理職で評価されるためのポイント
中小企業でも海外との取引がある会社では英語力は評価されます。
海外の取引先がメインの企業での具体的な業務内容としては、海外取引先への請求書発行や、海外からの入金確認の業務が中心になります。
海外企業の担当者は当然ながら外国人なので、英語力は必須になります。
ただし、ビジネス会話の能力が求められるか、文章中心の読解・作文能力でOKかは、求人によって異なりますね。
「英文メールのやりとりができればOK」と言う条件になっているケースも多いです。
経理が英語力をアピールできる資格一覧
英語力を活かしたい場合、以下のような資格があります。
ポイント
- TOEIC
- BATIC
- USCPA
それぞれの資格について詳しく見ていきましょう。
TOEIC
外資や国内大手なら上述した求人の通りスコアは700点あれば問題ありません。
TOEICは日本だけではなく、世界中で共通して英語力を測るために採用されています。
そのため、日本国内の企業でも外資系企業でも、就職する時はとても便利です。
一般的に受験者が多いのは、LRです。
英語の実務スキルとして評価してもらうならSWも重要ですよ。
BATIC
実務ではまず、Subject1のレベルであれば、担当者としては問題ありません。
現在は、英文会計のSubject1と国際会計基準のSubject2とでわかれております。
しかし、Subject2は2020年で廃止となるので、変更点は随時確認してくださいね。
英文経理の未経験者の方には、英語での勘定科目を学ぶことが出来るのでおすすめですよ。
USCPA
USCPAとは、米国公認会計士のことで、試験は日本国内で受験が可能です。
受験するには学位資格と単位要件が必要なため、条件を満たしていない場合は資格スクールに通わなけれいけません。
米国基準を用いている会社で重宝される、米国基準のUSGAAP資格を勉強することができますよ。
また、IFASは国際会計基準であり、棚卸資産の評価方法など違いもあります。
その他
上記3つのメジャー資格に対して、他にも以下のようなものあります。
ポイント
- USCMA・・・米国公認管理会計士という資格です。
- CIA・・・公認内部監査人という資格です。
- EA・・・米国税理士です。
USCMAは、USCPAの準備として取得するケースが多いです
試験は英語で、USCPAよりも短期間に取得が可能なので、資格で差別化したい方はおすすめです。
CIAは、企業内部の業務処理の適法性などを監査する内部監査人の能力を証明する国際資格になります。
EAは、USCPAより転職での市場価値は低いです。
しかし、取得にかかる勉強時間は少ないので差別化の為の資格取得ならおすすめです。
資格は力を客観的に示すことが出来るため、一定の効果がありますよ。