- 経理の管理職として転職するなら資格は必要?
- 簿記1級持ってないとバカにされたりしない?
- 管理職の転職とスタッフの転職で評価ポイントはどう違う?
経理の管理職として転職を目指す人の中には、
簿記1級ぐらいは持っていないとスタッフからバカにされるかも…。
↑こんなふうに不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、結論から言うと経理の管理職に資格なんて必要ありません。
(簿記2級ぐらいは…と思われるかもしれませんが、個人的にはどっちでもいいと思ってます)
経理管理職に問われるのは、1にも2にも実務経験です。
![](https://taxwork2.com/wp-content/uploads/2020/05/kanrinin.png)
この記事では、経理管理職を目指す人向けに転職活動を成功させるポイントを解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで累計34万人以上の方に読まれています。
>>自己紹介の記事はこちらです
この記事の目次
経理の管理職に資格なんて必要ない
![経理 管理職 資格](https://taxwork2.com/wp-content/uploads/2021/11/f38232a29c39736b0bdf298220355cda_s.jpeg)
(経理の管理職に必要なのは、資格ではなく実務経験です)
冒頭でも少し説明しましたが、
経理の管理職にとって「資格を持っているかどうか」はあまり重要ではありません。
管理職の評価基準は常に「どういう実務経験があるか?」です。
これは実際に管理職として仕事をしていく上でも、
転職活動を成功させる上でも同じですね。
私も中小企業で経理の管理職をやっていますが、
採用時〜実務をとおして
「どういう資格を持っているか?」なんて質問すらされたことがないです。
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↓実際の経理管理職向けの求人を見てみましょう。
評価ポイントの比重が、実務経験におかれていることがお分かりになると思います。
経理管理職にとって、
簿記資格を持っているかどうか?などはおまけ情報ぐらいにしか評価されないので注意してください。
例えば簿記1級に合格しようと思ったら、
資格スクールに通って、
1年以上は勉強しないといけません。
趣味でやるならいいですが、
社会人が働きながら挑戦するにはリターンが小さすぎると思います。
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重要なのは、あなたに経理としてどのような実務経験があり、
それをどのように自己PRにつなげていくかです。
経理の管理職になりたい人がいまやるべきこと
![経理 管理職 資格](https://taxwork2.com/wp-content/uploads/2020/03/staff-2473871_640.jpeg)
(経理管理職になりたい人が今すぐやるべきこと3つ)
近い将来に経理管理職として働きたい人は、
どのように日々の業務をこなしていくべきでしょうか。
↓具体的には以下の3つのポイントを意識してみてください。
- 「職歴書に書けるスキル」を意識して日頃の業務にあたる
- マネジメント経験を積む(どんなに小さなチームでも良いので)
- 決算業務を完結できるようになる
1.「職歴書に書けるスキル」を意識して日頃の業務にあたる
経理管理職に必要なスキルとはなんでしょうか?
様々ありますが、その一つに「部署全体を見て適切な指示を出し、業務内容を仕上げること」があります。
その経験が転職活動において特に重要視される職歴書に記載されれば、管理職の欲しい採用担当者の目にとまります。
こうした、現場で生きる知識経験をうまくアピールすることができれば、自身のキャリアアップの大きな後押しとなります。
例をあげていきましょう。
2.マネジメント経験を積む(どんなに小さなチームでも良いので)
チームで働く経理職において、それをまとめ上げる力は重要です。
この力を高めていくには、「問題解決能力」「業務進捗管理能力」「コミュニケーション能力」などを鍛えなければなりません。
こうして聞くとなかなか大変そうではありますが、実際には知らないうちに鍛えられていくものです。
例えば後輩に対する新人教育を任せられ、きちんと業務を達成できたのであればそれは立派なマネジメント経験です。
部署に欠員が生じた際、業務の割り振りをうまくできたことや、遅れそうな業務を部署で協力して納期に間に合わせた事なども同じです。
今どのような状況なのか、優先順位は何なのか、それを解決するために誰と何を進めればよいのか、考えることになるからです。
自分の行っている業務経験は、思っている以上に未来への資産になっていることを忘れないで下さい。
そういった経験があれば、迷わず職歴書に書いていきましょう。
3.決算業務を完結できるようになる
経理職の業務でも大きな部分である決算業務がこなせれば、かなりの評価を得られるでしょう。
この決算業務は小さな会社の1人経理でもなければ、通常すべての業務を経験することは難しいといえます。
しかしながら、その一部業務に携わった経験でも十分に管理職候補に選ばれる可能性はあります。
例えば上司から勘定科目内訳明細書の作成手伝いを依頼された。というだけでも、きちんと期日までに仕上げられれば成果です。
必要な資料を遅れずに集められたことや、入力をミスなくこなしていたことなどでもアピールできます。
(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ
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(経理はブラック企業にまちがえて応募しないよう注意が必要です)
いま経理として働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。
経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。
自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、
ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。
例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも
↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)
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- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の条件がまったく違いますよね。
↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)
を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が
個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。
例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、
未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。
(経理は実務経験で評価される職種です)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。
経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。
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経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、
決定的に重要であることを知っておいてください。
ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…
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(ブラック企業で働く経理は本当に悲惨です…)
私自身も経験があるのですが、
ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。
ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、
「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」
みたいなほったらかし教育をされる危険があります。
当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、
身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。
5年後にどんな差がついているか…。
って考えるとぞっとしますよね。
こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、
「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」
みたいに考えられているケースも多いです。
新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。
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逆に、業績の良いホワイト企業では、
未経験者をゼロから育てていくという意識があります。
業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、
未経験でもお給料が良いケースが多いんです。
経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
![](https://taxwork2.com/wp-content/uploads/2022/11/24980066_s.jpeg)
(経理求人専門の転職サイトで求人を探しましょう)
同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。
まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。
学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。
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どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、
経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、
ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。
逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、
ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。
転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える)
を知ってるかどうか?だけで、
こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。
ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。
単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。
こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、
不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。
(そういうのは政治家の仕事です)
まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。
私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、
↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。
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ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)
経理のホワイト求人多数あり!
ヒュープロは経理専門の無料転職サイトです。
未経験簿記なしで年収400万円〜の求人
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などなど、好条件人が多数ありますよ。
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実際の経理求人で年収を見てみよう
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(実際に募集されている経理求人を紹介します)
上で紹介した経理求人専門の転職サイトなら、
↓例えば以下のようなホワイト経理求人を見つけることができますよ。
- 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
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- CFO直下のポジションで働ける経理求人
今すぐは転職活動できない人へ
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(今すぐは転職するかどうかわからない…という人へ)
なんとなく今の環境に不満はあるし、
一生このままで良いなんてまったく思ってないけど
なかなか重い腰を上げられない…。
いま仕事している人もしていない人も、
↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
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特に、条件の良い経理求人は人気ですから、
日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。
経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。
↓こんな感じでメールが届きます。
自分が希望する条件にあった求人だけを
ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。
情報ってたくさんありすぎても
ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。
情報があふれている時代なので、
自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。
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同じ転職サイトを使っていても、
良い求人を上手に見つけられる人と、
見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。
(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)
つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切
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(良い意味での「逃げ道」を確保しておくのが大切です)
経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、
「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、
情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。
手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、
いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。
また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、
どうしても今の状態がつらくなったら転職もある
↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。
良い意味での逃げ道を確保できる感じです。
これって精神的にもかなり安定するんですね。
過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。
転職サイトは完全無料で使えます。
いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。
↓年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、
情報リサーチに徹底活用しましょう。
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最後の最後にお伝えしたいこと
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(個人的に衝撃を受けた本です)
↑転職活動でも仕事でも、
成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。
転職サイトへの登録って1分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。
- とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
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経理の求人探すならここ!転職サイトおすすめランキング【厳選3社】
この記事では経理職として働く人におすすめの転職エージェント会社をランキング形式で紹介しています。経理は一種の専門職なので、どの転職エージェント会社を使うか?は転職活動の成功/失敗が決まってしまうぐらい重要なポイントになります。ぜひ参考にしてみてください。
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まとめ
企業の中で日々働いている経理職の皆様は、関連する様々な資格をお持ちだと思います。
業績が認められて管理職に昇進、または転職するためにも最上位の資格を取得しておきたい。
むしろ、資格取得を優先すると昇進が遠くなります。
例えば公認会計士や税理士、日商簿記1級などが取得できれば見栄えはよく、経理職として武器になります。
社内でも一定の評価は得られるでしょう。
しかしながら、企業でそれらの資格を活かせる場面は限定的であり、極端な話専門職に外注すれば済むことがほとんどです。
学習時間も多く割かれ、企業人にとってコストパフォーマンスが良いとはいえないでしょう。
企業内で働き、評価される為には、実務上の成果やマネジメントの経験の方が評価されます。
より人材価値を上げるためにも、自分が働く周囲に目を向け、日々の業務内容の見直しや精度向上に力を入れていきましょう。
そうすることで、「あの人になら管理職を任せられる」と思われるような、本当のスキルにつながります。