- 工場経理の仕事はつらい?
- 製造原価や工業簿記の知識は必要?
- メーカー企業で働く経理に求められる適性は?
この記事では、自社で工場を持つメーカー企業で働く経理の仕事内容について解説します。
仕事をしていて「ここがつらい・大変」という点を具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ブログ管理人
1985年生まれ。未経験ニートで会計事務所入社→月給16万円で地獄のような目にあう→何度か転職して年収600万円→会計事務所から経理に転職→現在は経理の管理職/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
この記事の目次
工場経理の仕事で「つらい・大変」と感じる瞬間3選
工場経理の仕事でつらい・大変と感じるのは以下の3つです。
1. 何があっても締め切り厳守!
工場経理をやっていて、一番つらいと感じるのは決算の締切がタイトなことです。
メーカーにとって非常に重要な製造原価に関わる情報を扱うため、
正確かつ複雑な計算作業やレポートの提出を決められた決算期日までに行うことが必須です。
そんなこんなで一昔前までは決算期は深夜まで残業するのが当たり前でした。
最近は多少マシになっているかもしれませんが、
やっぱり決算時期には相当忙しくなることは覚悟しておきましょう。
2.経理システムが古く、手作業が多い
何十年も前から稼働している歴史ある工場で仕事をすることになった場合、
経理システムの古さは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
工場のシステムは生産活動と連動していて完全に停止させることは難しいため、
何十年も前に導入した経理システムを手直ししながら使い続けざるを得ません。
そのためクラウドやERP全盛の今の時代にあっても、
昔ながらの紙の伝票を手作業で集計して、
パソコンに打ち込むといった人力作業を未だにやっている会社も多いです。
単純作業に耐えられる忍耐強さに自信がある人には向いているかもしれません。
3.現場のおっちゃんがこわい
工場の経理担当であれば、
仕事を進める上で生産現場で働いているおっちゃんたちとのコミュニケーションは避けては通れません。
どちらかといえばガテン系のノリに近く、
スーツを着て小綺麗なオフィスで仕事をしている会社員生活に慣れている人にとってはおっかない存在でしかありません。
また音の大きい生産ラインで働いているだけあって、声のデカい人が多いのも特徴です。
基本的には裏表のない素朴な人達なので、ビビらず接してみましょう。
体験者が語る工場経理の実態
実際に工場経理として働いた実体験ベースで、
工場経理の職場の実態を紹介します。
1. 工場は昭和な職場環境
地方の工場には都会に比べると人の入れ替わりも少なく、
年功序列の文化も根強いため、
絵にかいたような昭和カルチャーが残っていることが多いです。
例えば私のいた工場では、経営会議の前日には大量の会議資料を印刷し、
ホチキス止めをするのが新卒社員の仕事でした。
もし資料に間違いが見つかると当然やり直しになるため、
深夜までひたすら「一体この仕事に何の意味があるんだ・・・」
と思いながら作業するのは非常につらかったですね。
2. 地方生活に馴染めるか?
工場を建てるには広い敷地が必要になるため、
たいがいは都市部から離れた郊外に勤務することになります。
慣れの問題かもしれませんが、
いざ都会を離れて地方に行ってみると、
そこでの生活はなかなかしんどいものがありました。
私が配属されたのは東京から電車で約2時間半、
関東のはずれの工場で、最寄りの駅は電車が1時間に一本しかなく、
車の運転ができなければそう簡単に出かけることもできません。
仕方なく、近くのレンタルビデオショップで借りた映画を見たり、
ステップアップのための英語の勉強をしたりして過ごしていましたが、正直あまり楽しい思い出ではないですね。
転職や配置換えなどで工場勤務が決まった人は、
地方でも楽しめる趣味を見つけておくことをオススメします。
3. 新卒は半強制、寮生活に耐えられるか?
私が入社した会社では、新卒で入社した若手はほぼ強制的に会社の寮に入れられました。
家賃は安いので、新卒社員にとって助かる面もあったのですが、
築何十年も経った木造のアパートでの生活はお世辞にも快適とは言えませんでした。
風呂・トイレはもちろん共用です。
おまけに寮の食事は激マズ、たまに当たりのメニューがあると先に誰かに食われるという荒みっぷり・・・(盗食という言葉をこの時初めて知りました)
もし新卒で寮に入らなければいけなくなった時は、
早くお金を貯めて自前で部屋を借りられるように頑張りましょう。
(追伸)労働環境が劣悪な「ブラック経理」で絶対働きたくない人へ
いま経理として働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック企業にまちがえて入社しないよう注意してください。
経理って入社する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事です。
自分の勤務先として選ぶ会社をまちがえてしまうと、
ブラックでつらい働き方になってしまうことがあるので注意してください。
例えば、スキルや学歴がまったく同じ人でも
↓こんなふうにスタート地点からすでに差がついてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じ。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の条件がまったく違いますよね。
↑あえて2つ目のしんどそうな求人(年収264万円〜…)
を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ働くなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が
個人の能力の差によって生まれるわけではないことです。
例えば上の2つの求人はどちらも未経験者向けの求人ですが、
未経験者の場合、入社時の仕事の能力なんてみんなゼロで同じですからね。
(経理は実務経験で評価される職種です)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がきちんと利益を出しているか?」の違いです。
経理って営業マンみたいに個人の成績で給料が決まる職種ではないんですね。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が、
決定的に重要であることを知っておいてください。
ブラック環境で働く経理は本当に悲惨…
私自身も経験があるのですが、
ブラックな職場で働く経理って本当に大変です。
ろくな新人研修も受けないままいきなり現場に出されて、
「仕事は先輩のマネをしながら覚えてね」
みたいなほったらかし教育をされる危険があります。
当然ながら、そんなかたちで仕事を覚えても、
身につくのは「その会社の中でだけ通用するスキル」だけです。
5年後にどんな差がついているか…。
って考えるとぞっとしますよね。
こういう会社ではしょっちゅう新人が辞めていくので、
「新人なんて育ててもすぐ辞めていくし…」
みたいに考えられているケースも多いです。
新人は使い捨て状態なので、当然ながらお給料も低いです。
逆に、業績の良いホワイト企業では、
未経験者をゼロから育てていくという意識があります。
業績が良いからこそ新人研修にも時間と労力をかけられますし、
未経験でもお給料が良いケースが多いんです。
経理志望者は「どこで求人を探すか?」が決定的に重要
同じ働くなら、しっかりお給料稼げて働きやすい環境でスタートしたいですよね。
まちがえてもハローワークとかで経理求人を探さないように注意してください。
学生の就活とは違うので、リクナビを使うのも避けましょう。
どんなに優秀でスキルが高くて性格の良い人であっても、
経理の求人を探す場所をまちがえてしまうと、
ブラック企業に入ってしまう可能性が高くなります。
逆にいうと、はっきり言ってあんまりスキルが高くない人でも、
ホワイトな職場で良いお給料をもらっているケースはたくさんあります。
転職活動をするときのちょっとしたコツ(求人を探す場所を変える)
を知ってるかどうか?だけで、
こんなふうに差がついてしまうのって理不尽でひどい感じがしますよね。
ですが、はっきりいって世の中なんてそんなもんです。
単に「知ってるか/知らないか」で差をつくことがたくさんあります。
こういうことって社会人やってたらいくらでもあることですから、
不公平だ…!なんて言ってても意味ないです。
(そういうのは政治家の仕事です)
まずはあなた自身が経理として転職を成功させましょう。
私のブログをここまでしっかり読んでくださる方には、
↓ぜひ良い条件で経理への転職を成功させてください。
ヒュープロ(経理専門の無料転職サイト)
経理のホワイト求人多数あり!
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などなど、好条件人が多数ありますよ。
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今すぐは転職活動できない人へ
なんとなく今の環境に不満はあるし、
一生このままで良いなんてまったく思ってないけど
なかなか重い腰を上げられない…。
いま仕事している人もしていない人も、
↑毎日こんなふうに感じながら過ごしている人がほとんどだと思います。
転職活動なんて、はっきりいってめんどくさいですよね。
特に、条件の良い経理求人は人気ですから、
日常的にこまめに情報リサーチしておくことが大切です。
経理求人専門の転職サイトで年収や勤務地などの条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに自動でメール通知してもらえるので活用しましょう。
↓こんな感じでメールが届きます。
自分が希望する条件にあった求人だけを
ピンポイントでピックアップしてくれるのでめっちゃ便利です。
情報ってたくさんありすぎても
ごちゃごちゃしてわけからなくなりますからね。
情報があふれている時代なので、
自分の求める情報を見つけるスキルが大事です。
同じ転職サイトを使っていても、
良い求人を上手に見つけられる人と、
見つけられない人の違いはこういうところでも出ますね。
(自分の希望条件をしっかりめに入力してるだけなんですが)
つねに「逃げ道」を確保しておくのが大切
経理求人専門の転職サイトで希望条件をしっかりめに入力しておき、
「ここいいかも…!」と気になる求人を見つけたら、
情報としてこまめにストック保存しておくようにしましょう。
手元に魅力的な求人がたくさんある状態を作っておくと、
いざ転職活動を始めるときに良いスタートを切ることができます。
また、日常的に転職サイトで求人リサーチするクセをつけておくと、
どうしても今の状態がつらくなったら転職もある
↑という「選択肢」を持てるのも重要ですね。
良い意味での逃げ道を確保できる感じです。
これって精神的にもかなり安定するんですね。
過労やストレスで倒れる前に早めの手を打つことができます。
転職サイトは完全無料で使えます。
いつでも利用やめられるのでリスクはゼロですよ。
↓年収などの条件の良い経理求人がたくさんあるので、
情報リサーチに徹底活用しましょう。
最後の最後にお伝えしたいこと
↑転職活動でも仕事でも、
成功する人の違いって結局はこれだと思うんですよね。
転職サイトへの登録って1分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
↓それでも、以下の2種類の人に分かれます。
- とりあえず今すぐ無料登録だけでもやっておいて求人検索を始めてみる人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところです。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
-
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