税理士事務所で働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所(会計事務所)の面接対策:未経験者の自己PRとよくある質問内容

  • 税理士事務所の転職面接でよく質問されることはどんなこと?
  • 最後に何か質問はありますか?と逆質問されたらなんと回答する?
  • 未経験・資格なしの人は面接で何をアピールすべき?

↑税理士事務所の面接にこれから挑戦する人の中には、こうした疑問や不安をお持ちの方は多いでしょう。

今回は、税理士事務所の面接対策について解説します。

しっかりと対策をして、あなたの望む転職をかなえましょう!

税理士事務所の面接対策:未経験者がアピールすべき内容はこの2つ!

税理士事務所 面接

(税理士事務所の面接でアピールすべき2つのこと)

↓税理士事務所の面接対策では、次の2点をアピールポイントとして準備しておきましょう。

面接でこの2つをアピールしよう

  1. あなたが「税理士事務所の仕事内容」をよく理解していること
  2. あなたが「勉強が苦にならない人間」であること

これらは未経験・経験者問わず準備しだいでアピールできる内容です。

なお、規模の小さな税理士事務所だと、いきなり所長面接から入る場合もあります。

大手の税理士事務所だとしても、多くても2〜3回で最終面接となることが多いでしょう。

1度の面接が採用の可否に大きく影響するため、最初からしっかり準備しておくことが大切です。

なお、転職エージェントを使えば無料で面接対策をしてくれますので、必要に応じて活用しましょう。

経理 実務経験 積むには
転職エージェントを使うメリット7個・デメリット7個

この記事では、転職エージェントを使うメリットとデメリットについて解説します。2020年現在、転職活動はエージェントを使って行う人が多数になっていますが、どんなサービスでもメリットとデメリットがありますので、事前に問題点を理解した上で使いこなすことが大切です。

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①あなたが「税理士事務所の仕事内容」をよく理解していることをアピールする

面接でこの2つをアピールしよう

  1. あなたが「税理士事務所の仕事内容」をよく理解していること
  2. あなたが「勉強が苦にならない人間」であること

採用を行う税理士事務所側が最も避けたいのが、

仕事内容のミスマッチによる従業員の退職です。

せっかく入社してもらっても「思っていた仕事内容と違った」ということになると、事務所側としてもフォローのやりようがないからです。

そのため、採用担当者(所長税理士)は、あなたが「税理士事務所の仕事内容をどのぐらい理解しているのか?」をチェックする質問をしてきます。

↓例えば、以下のような質問ですね。

  • 税理士事務所の仕事のどういうところに魅力を感じていますか?
  • なぜ、あえて税理士という仕事を目指そうと考えましたか?
  • 未経験での転職ということですが、どのような点で貢献できますか?

これらに対する回答をしっかり準備しておきましょう。

税理士事務所の仕事=中小企業の社長さんたちのサポート

税理士事務所の仕事とは、ひとことでいえば、

中小企業の社長さんを、会計や税務のアドバイスによってサポートする仕事」です。

税理士の仕事は経理や税務申告をお客さんの代わりに行うのが仕事ですが、単に「税務申告を代わりにやる仕事」という部分にとどまらず、

もう一歩踏み込んで「お客さんである社長さんをサポートする仕事である」というのがポイントになります。

↓実際、税理士という仕事は、税金の計算を行うことだけではなく、以下のようなことも含まれます。

  • 利益が多くでそうな年度には節税対策の方法をアドバイスし、実際に納める税金を少なくできるようにする
  • 前年度の会計データから当期の予算を作成して経営者の判断を助ける
  • 従業員を雇用したり、新たな投資を行う時に、利用できる助成金や補助金を紹介する
  • 金融機関との融資交渉がうまくいくようにサポートするなど

税理士事務所の面接では、税理士の仕事内容にこのような業務が含まれることをあなたが理解しており、

しかもそれらにとても強い関心を持っていることをアピールするようにすると良いでしょう。

税理士事務所のお客さん=中小企業の社長さんたち

また、入社後に日常的にやりとりをするお客さんが、どういう人たちなのか?をきちんと理解していることもアピールしておくと良いでしょう。

税理士事務所のお客さんというのは、

中小企業の社長さんたち(比較的小規模な会社の経営者さん)です。

イメージ的には、商店街でお店をされている方とか、町工場の社長さんという感じですね。

この点で、公認会計士の仕事と税理士の仕事は大きな違いがあります。

公認会計士の仕事は上場している企業の会計監査ですが、税理士の仕事はあくまでも中小企業の社長さんのサポートだからです。

「大企業ではなく、中小企業の経営者のパートナーとして仕事をすることにとても関心がある」

ということをアピールしてみてください。

「税理士事務所の仕事内容についてちゃんと理解したうえで応募してきている」という印象を与えることができますよ。

②あなたが「勉強が苦にならない人間」であることをアピールする

面接でこの2つをアピールしよう

  1. あなたが「税理士事務所の仕事内容」をよく理解していること
  2. あなたが「勉強が苦にならない人間」であること

税理士事務所の面接でアピールすべきことの2つ目は、

あなたが勉強が苦にならない人間であること」です。

税理士事務所の職員として仕事をしていくうえでは、さまざまな場面で「勉強」が欠かせません。

これは税理士試験の勉強という意味ではなく、実務に対応するための勉強です。

税法は毎年改正されるだけでなく、お客さんからの質問に対応するために、条文レベルまでさかのぼってルールを理解しておかなくてはなりません。

税理士事務所で働くうえで勉強は欠かせませんから、

「勉強そのものが嫌い」という人は、仕事を続けるのが難しいのが実際のところなのです。

そのため、勉強に関する質問は税理士事務所の面接で必ずといっていいほど出てきます。

もっとも、この記事を読んでいるあなたは税理士を目指しているでしょうから、勉強そのものは苦にならない性格の方でしょう。

「自ら進んで必要な実務知識を勉強できる」「勉強したことを活かして貢献したい」という謙虚な姿勢をアピールすることが重要です。

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税理士事務所の面接で質問されることが多い内容

税理士事務所 面接

(税理士事務所の面接でよく聞かれる質問とその回答方法)

実際の面接で、どういう質問がされるものなのか?も知っておきましょう。

税理士事務所の面接で、実際に質問されることが多い内容としては次のようなことがあります。

よくある質問内容

  1. なぜ今の仕事を辞めて転職しようと思ったのですか?
  2. 志望動機を聞かせてください
  3. 税理士試験の状況を教えてください
  4. 転職活動の状況を教えてください(別の事務所も受けていますか?)

それぞれの質問に対してどのように回答するべきか?について順番に説明していきます。

なぜ今の仕事を辞めて転職しようと思ったのですか?

転職理由を話すとき、マイナスの理由を述べてはいけません。

待遇への不満や人間関係のストレスは、面接では伏せておきましょう。

そうでないと、「この人はうちでもやっていけないのではないか」という印象を与えてしまいます。

転職理由は、税理士事務所の仕事に魅力を感じたことを中心に話しましょう。

所長や面接官にとっても、仕事に魅力を感じてもらえるのは嬉しいことです。

少し大げさでもいいので、夢を語ることが大切です。

志望動機を聞かせてください

志望動機では「なぜ他の事務所ではなく、この税理士事務所を志望したか」を話すのがポイントです。

ホームページなどでできるだけ事前に情報を調べておき、その事務所の得意分野や多いお客さんの種類などを理解しておきましょう。

(お医者さんや社会福祉法人の顧問先が多い・相続税対策など資産税に強い・売上高10億円を超える大きなお客さんも多い…などなど)

こうした事務所それぞれの強みを事前に理解して置いたうえで、

採用されたらどんな仕事をしたいか」を具体的に伝えるようにすると、あなたの熱意が伝わりやすくなります。

なお、面接に行く前に税理士事務所の情報を知っておきたい人は、転職エージェント経由で応募するようにしましょう。

エージェントは採用活動を行っている事務所を実際にまわって情報を集めていますので、「求人を見たら良さそうだったので面接に行ってみたけど、実際に事務所にみてみたらなんだか違った…」というミスマッチを避けることができますよ。

税理士試験の状況を教えてください

税理士試験の状況は面接では必ず確認されます。

取得した科目、勉強中の科目について端的に答えられるようにしておきましょう。

未取得の科目についても「昨年も受験しているため、今年は必ず合格します」といった意欲を見せることも大切です。

転職活動の状況を教えてください(別の事務所も受けていますか?)

転職活動の状況は、聞かれた場合は正直に答えましょう。

他の事務所を全く受けていないというのも不自然です(逆に「無計画な人」という評価をされかねません)

ただし、あまり具体的に答える必要はありません。

面接を受けている以上は、面接を受けている税理士事務所を第一希望としていますという姿勢を見せましょう。

志望する税理士事務所の面接で逆質問すべき内容

これは税理士事務所に限らずですが、面接の最後では「何か質問はありませんか?」と聞かれることがよくありますよね。

(いわゆる「逆質問」というやつです)

とっさに聞かれるとあたふたしてしまうものですが、くれぐれも「特にありません」とだけ答えるのだけはやめておきましょう。

逆質問への解答は、あなたの熱意を伝えるチャンスですから、次のような項目を質問内容として準備しておいてください。

「逆質問」しておくべき内容

  • 給与や残業に関するルールについて
  • 面接官が所長税理士の場合、会社を興したきっかけについて質問する
  • 実際に働いている人たちの働き方について質問する

しっかりと準備をしておいて、ライバルに差をつけましょう!

給与や残業に関するルール(ただし、聞きにくい場合あり)

給与や残業はとても重要なので面接で必ず聞くべき内容です。

税理士事務所は繁忙期(1月~3月ごろ)に一定量の残業が発生しますので、その期間中の残業代の扱いなどについては入社前にきちんと確認しておきましょう。

私自身、1社目の税理士事務所ではこの点をきちんと確認していなかったため、

繁忙期には毎日深夜11時~12時ぐらいまで残業し、しかも残業代が出ない…という地獄のような目にありました。

↓※こちらの記事で書きました。

税理士事務で働く
税理士事務所(会計事務所)は未経験・資格なしで転職できる?

税理士事務所は未経験で資格なしの人でも正社員として採用される可能性は十分にあります。ただし、「採用さえしてくれるならどこでもいい」という気持ちで転職活動をしてはいけません。ブラックな税理士事務所につかまってしまう可能性が高くなります(私も経験があります)

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ただ、お給料がいくらもらえるか?残業はどのぐらいあるか?という情報を、

たたでさえ緊張する面接の場であなたの雇用主になる所長税理士から聞き出す…

というのは、なかなか難しく感じる人も多いでしょう。

これらを自分で質問するのが難しい方は、転職エージェント経由で確認するようにしましょう。

転職エージェントは、あなたと採用企業側(税理士事務所側)との間にたってやりとりのサポートをしてくれます。

転職エージェントは、年収アップのための交渉も行ってくれることも利用するメリットの1つです。

仕事内容は魅力的だけど、給料の面でやや不満がある…という事務所があるなら、転職エージェント経由で年収交渉をやってみるのも1つの手です。

もっとも、年収交渉と言ってもそれほど大それたことでもありません。

エージェントに希望する給与の最低額を伝えておけば、それに合わせてエージェントが動いてくれますので、希望の条件で入社できる可能性が高くなります。

面接官が所長税理士の場合、会社を興したきっかけについて質問する

面接相手が所長の場合は、起業にまつわるストーリーを逆質問するのも好印象です。

経営者は自分の事業に強い思い入れを持っていることがほとんどです。

また、入社後はなかなか所長にそんな質問をすることはできません。

今だけのチャンスだと思って聞いておけば、あなたにとってもためになる情報が得られるでしょう。

実際に働いている人たちの働き方について質問する

逆質問で、実際にあなたの先輩となる人たちがどういう風に仕事をしているのか?を聞いておくのも効果的です。

面接官に対しては、仕事に対して真剣に取り組みたいという姿勢をアピールできます。

また、実際に働きながら税理士試験に合格している人がいるか?といったことを確認しておくことは、あなたのキャリアプランを考える上でも重要な判断指標となるでしょう。




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