会計事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所(会計事務所)で働く人にあるあるのお悩み6個

この記事では、税理士事務所で職員として働く人に「あるあるのお悩み」を集めてみました。

↓※とりあえずこちらの6個(後で増やすかもしれません)

税理士事務所のお悩みあるある

  1. 所長の人格・性格がやばすぎる
  2. 仕事を教えてくれない・ついていけない
  3. とにかく給料が安い!
  4. 顧問先の経営者とのコミュニケーションが苦痛
  5. 人間関係がつらい・なじめない
  6. 激務すぎて税理士試験勉強との両立ができない

私自身はこれまで10年間で3社の税理士事務所で働いた経験があるのですが、

税理士事務所というのは、それぞれの事務所で雰囲気や働き方がまったく違います。

(どこも小さな組織なので、所長税理士の人格や考え方に影響されるところが大きい)

未経験でこれから税理士業界に入ってくる方は、「どの事務所で働くか」によって、今後のあなたの税理士としてのキャリアが決まることを知っておいてください。

また、現在進行形で税理士事務所で働いている方も、「今の事務所がどうしても合わない…」と感じているなら「別の事務所で働く」という選択肢も持っておくと良いですよ。

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1.所長の人格・性格がやばすぎる

税理士事務所 あるある

(あるある1:所長税理士の性格がやばすぎる)

税理士業界というのは「世襲」がとても多いです。

(創業税理士であるお父さんの後を、息子の税理士が二世として継ぐケースが非常に多い)

二世・三世の税理士にも良い税理士はたくさんいますが、中には「苦労知らず」な人がいるのも事実です。

社会に出てからずっと自分のお父さんのもとで勉強しながら働いているわけですから、しょうがない部分もあるのかもしれません。

人格がやばい税理士の事務所は「ブラック事務所」になりやすい

人格がやばい所長税理士は「従業員なんて使い捨て」と考えているケースがほとんどです。

そういう税理士が運営する事務所はブラック事務所になってしまいがちなので、注意してください。

これは私の実体験からいうことなのですが、「所長税理士の人格がやばい…」と感じたら、少しでも早く転職を検討した方が良いです。

↓ブラック事務所の日常ははっきりいって悲惨です(例えば以下のような感じ)

私が働いたブラック事務所の実態

  • 繁忙期は毎日日付が変わるまで残業。残業代はなし。
  • 手取り月収はたったの16万円。生活費と資格スクール受講費ですべて消えていく…。
  • 激務すぎて勉強との両立なんて不可能。事務所内に合格者なんて1人もいない。
  • 人格破綻のパワハラ所長に毎日責められ、うつ状態の新人が続出する職場。
  • 先輩は「どうせ新人はすぐ辞めていくし」と仕事を教えてくれない…。

結局、うつ病になる寸前のところまでいってしまい、この事務所は辞めて別の事務所に転職しました。

転職後に実感したことは、同じ税理士事務所でも、雇用環境は事務所によってまったく違うということです。

税理士事務所というのは小さな組織ですから、ボスである所長税理士の人格しだいで働き方ががらっと変わるのです。

なお、ハローワークに登録されている求人にはブラック事務所の求人も普通にまじっていますので、注意してください。

(実際、私が転職したブラック事務所はハローワーク経由で採用されました)

ブラック事務所に入社しないようにするにはどうしたらいいのか?ですが、結論から言うと税理士事務所専門の転職エージェントを使って転職活動するのがおすすめです。

というのも、税理士事務所側がこういった専門サイトに求人を出すときには、労働条件に関するきびしい審査があるからです。

ブラック事務所は、こうした専門求人サイトに求人を出すことがそもそもできない仕組みになっているわけですね。

ブラック事務所はあらかじめ排除されていますので、安心して求人に応募することができますよ。

二世・三世への事業承継が失敗するケースも

二世・三世の税理士事務所で問題になるのが「事業承継」です。

私が働いていた税理士事務所でも「お父さんである創業税理士→息子の二世税理士」という事業承継が行われたことがあるのですが、

「新しい所長税理士のやり方にはついていけない」ということで半数近くの職員が退職するという出来事がありました。

これはやや極端なケースですが、多かれ少なかれこういうことがよく起こるのが税理士業界だと思っておくと良いでしょう。

↓今の税理士事務所から転職したい人はこちらで求人を探せます。

MSジャパン

未経験OKの優良求人が多数!

MSジャパンは、会計事務所や経理の求人をメインで扱っています。
特徴は「未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることですね(年収400万円〜など)
これから未経験で会計職キャリアをスタートしたい人におすすめです。

ジャスネットキャリア

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、会計職の「実務経験者向け求人」が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

マイナビ税理士

マイナビ税理士

勉強しながら働ける求人が多数登録!

マイナビ税理士は、大手マイナビが運営する転職サイトです。
試験直前の長期休暇や、繁忙期でも残業少なめなど、税理士試験受験生が働きやすい求人が多数登録されています。
科目合格がすでに1科目以上ある方は有利な条件の求人もあります。勉強との両立重視で事務所を選びたい人におすすめです。

2.仕事を教えてくれない・ついていけない

税理士事務所 あるある

(あるある2:先輩が仕事を教えてくれない)

  • 先輩が仕事を教えてくれない…。
  • ろくな業務引き継ぎがない。
  • 仕事が難しすぎてついていけない。


これは、税理士事務所に入社したての新人さんにあるあるのお悩みだと思います。

税理士事務所というのはとても小さな組織が多く、従業員数は5人程度が平均です。

常に人員不足で仕事を回している事務所がほとんどですから、新人教育もOJT(オンザジョブトレーニング)になる場合が大半でしょう。

大手企業のような集合研修は当然ありませんし、複雑な税法についても自分で勉強しながら覚えていくのが基本になります。

何事も「実務を処理していく中で仕事を覚えていく」かたちになるので、

「まずマニュアルなどをもらってから仕事を覚える」というスタイルをイメージしているとかなりしんどく感じるかもしれませんね。

↓※税理士事務所の仕事の覚え方についてはこちらの記事でくわしく解説しましたので参考にしてみてください。

税理士事務所 仕事 覚え方
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ポイントは「会計基準や税法までさかのぼって考える」こと

税理士事務所の仕事をきちんとできるようになるためには、目先の処理をどうするか?を考えるだけでなく、

会計基準や税法ではどういうルールになっているのか?」までさかのぼって考えてみることが重要です。

目先の処理をどうするかだけを考えて仕事をしていると、別件で同じような案件が出てきた時に応用が効きません。

一方で、根本的なルールを理解しておけば、同様の案件に関してはだいたいの正しい道すじが直感的に見えてくるようになります。

当然、最初は時間と労力はかかりますが、これをこつこつできる人が一番実力がつくのはまちがいないです。

「先輩が仕事を教えてくれないというのも、本当は「自分で調べて仕事をする」というくせをつけて欲しくて、あえてそうしているのかもしれませんよ。

(ただ単に忙しい、またはめんどくさいだけの可能性もありますが…)

2年目以降は仕事が楽になっていく

なお、税理士事務所の仕事というのは、基本的に毎年同じルーティンで動いています。

会計の仕事は「継続性の原則」で動いています。

なので、判断に迷ったら「去年はどういう処理をしたんだろう?」と過去の資料を探して同じように処理していくことができます。

税務の申告というのはどの企業でも基本的はよく似たようなものですから、一つ一つ知識を積み上げていけば仕事はどんどん楽になっていきます。

1年目はとてもつらく感じるのですが、2年目以降はずいぶん楽に仕事ができるようになると思いますよ。

税理士業界でずっとやっていくなら、最初の1年目を無事に乗り切れるかどうか?がポイントになりますね。

3.とにかく給料が安い!

税理士事務所 あるある

(あるある3:とにかく給料が安い…)

税理士事務所というのは、「まじめに仕事をこなしているだけ」ではなかなかお給料が上がっていきません。

未経験入社の場合、初年度の年収は300万円〜350万円程度が普通でしょう。

3年目〜5年目の年収で400万円〜450万円程度ならまずまず良い方と言えます。

税理士事務所職員の平均年収

  • 未経験入社1年目:300万円〜350万円
  • 3〜5年目の年収:400万円〜450万円

もちろん、最初の1年目〜3年目ぐらいまでは、基本的な税務処理をきちんとできるようになることに集中すべきです。

あくまでもここをクリアしてからの話になりますが、そこから年収を上げていきたいなら、

固定給とは別に受け取れるボーナス」を増やす働き方をしていく必要があります。

具体的には、生保の提案で代理店報酬を受け取るとか、顧問先の新規開拓をやっていくとかいった働き方ですね。

こういう「事務所にとって利益の大きい働き方」ができるようになれば、職員としても高年収になれる可能性があります。

↓※税理士事務所で年収をあげていく方法については、こちらの記事も参考にしてみてください。

税理士事務所 給料 安い
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資産税その他の専門的な税務知識を身につけると固定給アップも

また、高度な税務の処理ができるようになれば、固定給そのものをあげていける可能性もあります。

具体的には、相続税申告その他の資産税分野や、大規模企業向けの連結会計の知識などです。

こうした知識を学ぶには、資産税特化型の事務所BIG4税理士事務所を含む大手事務所で働くのが近道になります。

(独学ではなかなか難しいです。実際に仕事として処理した経験を通してはじめて実力がついていきます)

すでに3年以上の実務経験がある人なら、こうした専門事務所に転職できる可能性はありますので、選択肢に入れてみてください。

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4.顧問先の経営者とのコミュニケーションが苦痛

税理士事務所 あるある

(あるある4:お客さんとのコミュニケーションが苦痛…)

税理士事務所は、顧問先の経営者と顧問契約を結ぶという形で収入を得ています。

必然的に、税理士事務所の職員が日常的にやりとりをするのは、

顧問先の経営者経理スタッフさんということになります。

中小企業の経営者というのは「性格的にクセのある人」も少なくありません。

「会計や税務の仕事は好きだけど、お客さんとのやりとりでストレスがたまる…」という悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。

お客さんからすれば、新人であるかどうか、税理士資格を持っているかどうかによらず、あなたは「税理士先生」です。

仕事に慣れるまでは、顧問先の経理スタッフさんの方が経理処理にくわしい…ということもあります。

新人時代には「そんなこともわからないの?お金払って顧問契約結んでる意味ないんだけど…」なんてダメ出しを食らうこともあるかもしれません(実話)

5.人間関係がつらい・なじめない

税理士事務所 あるある

(あるある5:事務所ないの人間関係になじめない)

事務所の人間関係になじむことがなかなかできない…」というのも、税理士事務所の新人職員にあるあるのお悩みですね。

税理士事務所というのは、事務所によって雰囲気や働いている人たちのカラーがかなり違います。

チームプレイを大事にしている事務所もあれば、職員1人1人が一匹狼のようなかたちで仕事をしている事務所もあるでしょう。

また、基本的には配置転換や転勤がない職場なので、

新人さんは「すでにできあがっている人間関係」の中に入っていくことになります。

新しく入ってくる人に対してオープンな職場ならいいですが、実際には閉鎖的でなじみにくいところも少なくありません。

人の入れ替わりが激しく、新人が入社してはすぐにやめていく…というような事務所では、

わざわざ新人に気を遣っても意味がない。すぐにやめていくし…」というような厳しい状況になっていることも多いでしょう。

6.激務すぎて税理士試験勉強との両立ができない

税理士事務所 あるある

(あるある6:税理士試験との両立ができない)

税理士事務所で働く人の多くが、税理士試験の勉強と同時進行で働いています。

税理士試験との両立が可能か?は、個人の努力によるところも大きいのですが、

働く環境によっても大きく左右されます。

具体的には、所長税理士が「職員が税理士試験に挑戦することについてどのように考えているか?」が重要です。

場合によっては、「職員が税理士試験に合格したらすぐやめていってしまうから、できれば試験勉強はしてほしくない」と考えている所長税理士もいます。

このような所長税理士が運営する事務所に入社してしまうと、必然的に税理士試験との両立は非常にきびしくなってしまいます。

働きながら税理士試験に合格することを目指している方は、

この事務所は本当に試験勉強との両立が可能なのか?」をよく見極めておく必要があります。

先輩職員に税理士試験合格者・科目合格者がどのぐらいいるのかはできれば入社前にチェックしておくのが望ましいでしょう。




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