- 会計事務所の仕事内容ってどんなもの?
- 1日のルーティンはどんな感じ?
- 年間スケジュールはどんな感じ?
↑今回は、平均的な会計事務所職員の仕事内容について紹介します。
毎日どんな仕事をしていて、1年間でどんな流れで仕事が動いているのかを説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
会計事務所の1日の仕事内容は大きく分けて2種類

(会計事務所職員の仕事は大きく分けて2種類)
↓会計事務所の1日の仕事内容には、以下の2種類があります。
- 顧問先企業に出かけ行ってやる仕事
- 自分の勤務先事務所内でやる仕事
なお、会計事務所のお客さんは、中小企業の経営者さんです。
それぞれの業務内容について順番に見ていきましょう。
1.お客さんの所に出かけて行ってやる仕事
お客さんのところでやる仕事というのは、いわゆる月次監査(巡回監査)です。
月次監査は1件につき2、3時間かかるので、
1日に1~2件程度お客さんの営業所を巡回して、それで夕方ぐらいまでは時間がつぶれると思います。
↓月次監査(巡回監査)の仕事内容については、こちらでくわしく書きましたのでよければ読んでみてください。
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会計事務所の仕事内容:月次監査(巡回監査)とは?
今回は、会計事務所の仕事内容の基本である「月次監査(巡回監査)」について説明します。月次監査をきちんとやっているかどうか?で会計事務所職員の仕事の質が決まると言っても過言ではありません。ぜひ具体的にイメージしながら読んでみてくださいね。
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2.自分の勤務先事務所に戻ってきてやる仕事
こちらは自分が担当している法人顧客の決算作業です。
これはその日の月次監査を済ませて、
夕方ぐらいに自分の事務所に帰ってきて処理する仕事になるでしょう。
決算作業というのは普通は1日でできる量ではありません。
なので、自分で数日~数週間のスケジュールを組んで順番に進めていくことになります。
(今日はここまで、今週末までにここまで…という感じ)
↓決算業務の仕事内容についてはこちらの記事でくわしく説明しています。
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会計事務所の仕事内容:決算業務・税務申告ではどんなことをする?
この記事では、会計事務所の仕事内容のうち「決算業務」について説明します。決算業務は会計事務所の仕事のうちもっとも重要な仕事といえます。会計事務所職員としてどの程度の実務経験があるか?については、この決算業務の経験数で測られることも多いです。最重要業務という位置付けですので、ぜひ具体的に理解しておきましょう。
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会計事務所の繁忙期は激務?
以上の会計事務所の1日のスケジュールをごく簡単にまとめると、
午前中~夕方まで月次監査でお客さんのところを回って、
夕方からは自分の事務所に帰ってきて、自分が担当している法人顧客の決算をやるという感じです。
基本的に自分で仕事のスケジュールを管理するので、
上手に進めていけば定時で帰れることも多いです。
ただし、繁忙期や税務調査が入った時には上のルーティンにプラスアルファの仕事が入ってきます。
繁忙期というのは12月~翌年1月の年末調整、
2月~3月にある個人事業主顧客の確定申告のタイミングですね。
あと、税務調査などは本当に突発的に入る仕事です(ある日突然税務署から連絡が入ります)
なので、自分でお客さんと上手に予定を組みながら仕事を進めていかないと、
いつまでたっても仕事が終わらない…なんてことになりがちです。
会計事務所の仕事内容(業務内容)年間スケジュール編

(会計事務所の年間業務スケジュールを解説)
会計事務所職員の「1日の仕事の流れ」を理解したところで、
会計事務所の1年間の仕事内容(年間スケジュール)についても理解しておきましょう。
会計事務所という業種は、毎年基本的に同じスケジュールに従って動いています。
毎年、「この月にはこれをやって、この月にはこれをやる」ということが、
仕事内容としてほぼ決まっているということですね。
↓具体的には、以下のような年間スケジュールになっていることが多いですよ。
- 12月~翌年1月
年末調整業務 - 2月~3月
個人事業主の確定申告業務 - 4月~5月
三月決算法人の決算業務 - 6月~11月
自分が担当する法人顧客の決算業務
なお、月次監査は基本ルーティンなので上の各月で常に行います。
会計事務所の仕事内容は基本的に「月次監査+アルファ」で動いているという感じですね。
会計事務所の繁忙期は何月?
確定申告や年末調整といった「イベント」がある月には、
非常に忙しくなる(繁忙期になる)事務所が多いでしょう。
ものすごくざっくりというと、会計事務所は
毎年12月~翌年5月ぐらいまでが繁忙期で、
それ以外の時期は比較的業務が落ち着いている時期(閑散期)です。
採用活動なども、この業務が落ち着いている時期(6月~11月ぐらい)に積極的に行われることが多いですね。
なお、8月には税理士試験があります。
会計事務所で働く人の多くが税理士受験生ですから、
この時期には長期休暇などをとれる事務所も少なくありません。
入社される前にその事務所が従業員の税理士試験受験にどういうスタンスをとっているのか
(積極的に応援しているのか、そうではないのか)を見極めておくと良いでしょう。
私の働き方を変えた税理士事務所の先輩のひと言
私はかなり要領の悪い人間で、
税理士業界に入って1年目~3年目ぐらいのときには
毎日深夜まで残業…みたいなことをよくやってました。
当時は「若いうちの苦労は買ってでもしよう!」みたいに考えていて、
仕事に追われるぐらいが当然と思っていたんです。
(約10年前は今ほどブラックとかパワハラとかうるさくなかった)
↓そんなある日、仕事がすごくできる事務所の先輩に言われたんです。
君はいま、慣れてきたら楽になってくるはず、しんどいのは今だけ…
とか思ってるかもしれないけど、今の仕事のやり方のままだったら、
一生そんな感じで仕事することになるよ。
先輩は多分なにげなくアドバイスしてくれたんだと思うんですが、
私の中ではこれがちょっとした転機になったんです。
私が仕事量を減らしながら年収を上げられた理由
上の先輩の言葉を具体的に説明すると、
自分自身が自分の働き方を変えない限りは、
一生同じ働き方になってしまうということです。
1年目~3年目の新人でも、その新人の能力的なりに業務が割り振られて手一杯だし、
5年目~それ以降にも、能力に合わせて業務が割り振られるわけですからね。
(ベテランでも、新人時代とまったく同じような仕事の仕方をしている人はたくさんいる)
自分で自分の人生を主体的にコントロールしていかないと、
業務量に追われる毎日は変わりません。
会計事務所の職員が犯しがちなまちがい
会計事務所の職員って「ものすごく忙しくて、本人もものすごく頑張っているのに、なぜか年収が低い…」
っていう人がとても多いんですけど、
これって実は本人の考え方しだいだったりします。
所長が悪い・業界が悪い・担当顧問先が多すぎるのが悪い・仕事を教えてくれない先輩が悪い…
などなど、仕事をしていく上ではいろんな不満があるでしょう。
しかし、結局は自分の働き方を決めているのは自分自身なんですよね。
環境劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
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- 社風や所長税理士の人格
- 給料やボーナスの具体的な実績値
- 月間・年間の残業時間数
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- 試験勉強を応援してくれる事務所か否か
- 職員の男女比率や年齢構成
↑こうした情報を「応募前」に教えてもらえるのが大きいです。
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事務所側との交渉は自力でやらない方がいい

(事務所側との年収交渉は「入社時」に行わないといけません)
同じ働くならお給料は少しでも高い方が良いですよね。
少しでも高い給料で入社したいなら、
給与額について入社時に事務所側と年収交渉を行うことは必須です。
こういう交渉って入社後にやるのは至難のわざなので、
必ず入社時に交渉しないといけません。
ただ、緊張する人事面接の場で、
自分のお給料について自分で交渉する…
というのはなかなか難しいですよね。

こういうお金の話って、伝え方が悪いと「あの人は金にがめつい」というイメージを与えかねません。
こいうなると入社後の評価にも響きますから、ぜったいに避けた方が良いですね。
ふだんから交渉ごとが得意でない人は、
転職エージェントに交渉代行を依頼しましょう(無料でやってくれます)
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希望通りの給与額に近づける可能性が高くなります。
他にも、転職エージェントは書類選考対策や面接対策、面接アポイントの調整などもやってくれます。活用しましょう。
転職エージェントが無料で使える理由

(転職サイトや転職エージェントは完全無料で使うことができます)
転職サイトや転職エージェントは最初から最後まで無料で使えます。
なぜかというと、転職エージェントにお金を払ってるのは採用を行う事務所側だけだからです。
私たち求職者側(仕事を探している側)は完全無料で使うことができますよ。
転職エージェントはあなたの採用が決まったときに、
事務所側から紹介手数料というかたちで料金をとっています。
なので、私たち求職者側が負担するお金はゼロなんです。

最初から最後までお金が1円でもかかることはないので、
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まずはいろんな事務所の求人を見てみよう

(まずはいろんな事務所の求人を見てみることからスタートしましょう)
とはいえ、いきなり転職エージェントに相談するのはややハードルが高い…と感じる方も多いと思います。
なので、まずは転職サイトを使った情報収集からスタートしましょう。
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ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、普通の求職者とは異なる事情が多いです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
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最後の最後にお伝えしたいこと
↓成功するために大事なのって、結局はこれなんですよね。
(日本は資本主義社会なので、就活も仕事も競争はあります)

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そして、税理士業界での情報収集は「税理士業界専門の転職サイト」を活用することが必須になります。

↓ですが、こういうかんたんな作業ですら以下の2種類の人に分かれます。
- とりあえず今すぐやっておく人
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これは就活も普段の仕事も同じです(あなたのまわりにもいませんか?)
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- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
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もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
