税理士事務所で働くには?

会計職のキャリア戦略

【税理士事務所から転職】一般企業の経理に転職した私の体験談

  • 税理士事務所から経理への転職は本当に可能?
  • 税理士試験はあきらめた。これまでの経験を生かしてキャリアアップするにはどうしたらいい?

↑現在、税理士事務所で働いている人の中には、こうした不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私自身、10年間で税理士事務所を3社経験した後、一般企業の経理職に転職しました。

他にコンサル業界なども検討しましたが、やはり会計に直接的にたずさわる仕事がしたかったのが理由です。

以下では、私自身の経験をもとに、税理士事務所から転職する場合におすすめの転職先について解説いたします。

実体験ベースなので私の主観が入っていますが、忖度(そんたく)なしで良いところも悪いところも書いていきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

↓こちらの方の体験談も参考にしてみてください。

税理士事務所 1年で辞める
税理士事務所を1年で辞めるのはあり?26歳で経理へ転職した男性の体験談

「税理士を目指して税理士事務所で働き始めたけど、思っていた環境とまったく違った…。でも税理士事務所を1年で辞めるとさすがに採用はしてもらえない?根気のない人間と思われてしまう?」今回は、実際に「税理士事務所から経理への転職」に成功された方に体験談をお聞きしましたので、参考にしてみてください。

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私が税理士事務所から経理に転職した理由

税理士事務所から転職

(私が税理士事務所から経理に転職した理由)

正直、税理士試験をあきらめたというのがきっかけですが、

1つの会社の経理財務の仕事に徹底的に取り組んでみたい」というのも理由です。

↓私の会社は従業員300名程度の中小企業なのですが、具体的には以下のような感じで仕事をしています。

  • 原価計算の知識(転職後にゼロから勉強し直しました)をガシガシ使って管理会計のデータを経営者に提供したり、
  • 決算業務〜税務申告までを直属の上司(役員レベル)からほぼ全面的に任されたり、
  • 大手の金融機関担当者と融資交渉をしたり、
  • 社債の発行など特殊な方法で資金調達をしたり
  • 公認会計士の監査で会計士さんと会計処理の方法をめぐってやりあったり…

どうでしょう?税理士事務所の職員ではなかなかできない仕事ではないでしょうか。

経理担当者としてはかなりコアな働き方をしている自覚があります(楽しいです笑)

こうした仕事を任せてもらっているのも、税理士事務所で実務経験を積んだ基礎があったからだと思っています。

税理士試験をあきらめて、事業会社の経理に転職する…というと、敗北感を感じる人もひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。

(正直、転職したての頃は私もそうでした)

しかし、経理の仕事が税理士の仕事よりレベルが低いなんてことはまったくありません。

現在、税理士事務所で働いている方には、経理への転職をぜひ選択肢に入れて欲しいですね。

\ 税理士事務所の経験者は優遇!/

経理の求人を探してみる

「一生働く職場」と考えた場合に税理士事務所はやはり不安

税理士事務所から転職

(小さな組織が多い税理士事務所で「一生働く」は不安)

また、税理士事務所というのはどこも小さな組織です。

「一生働ける職場か?」というと、かなり疑問といわざるを得ません。

極端な話、所長税理士に事故や万が一があったら、その時点で事務所は解散…ということもあり得るわけですから。

もちろん、実務経験を積みながら税理士試験に合格し、独立する予定の方は別にいいかもしれません。

(私も当初はそう思っていました)

税理士事務所の職員としてしっかりとした実力のある人なら、いろんな事務所を渡り歩く…という働き方もできるでしょう。

ただ、転職の必要が出るたびに転職活動をゼロからやる…というのはなかなかしんどいものです。

大手企業の経理に転職すれば不正なことをしない限りクビになるなんてことはまず考えにくいですし、安定した給料と福利厚生で働くことが可能になりますよ。

税理士事務所から経理に転職するには具体的に何をどうしたらいい?

税理士事務所から転職

(税理士事務所から転職するための具体的なステップ)

↓私の実体験ベースですが、税理士事務所から経理に転職するなら、以下のようなステップを踏んでいくと良いと思います。

税理士事務所から経理の転職活動

  • 転職エージェントに「税理士事務所経験者をピンポイントで募集している求人」を探してもらうよう依頼する(無料です)
  • 「これだ」と思った求人に対して徹底的に対策する(応募書類の添削や面接対策はエージェントがやってくれるのでフル活用する)
  • エージェントに年収交渉してもらう(リアルに年収100万円単位でアップすることがあります)
  • 現職の職場に退職意思を伝え、退職日の合意をしてからエージェント経由で入社日の日程調整をしてもらう

↑こうしてみるとエージェントに頼りっきりな感じですが、

これだけエージェントをフル活用しても転職まで3ヶ月は最低かかります。

転職活動なんてしょせんは「自分の売り込み」です。

正直、かなり自己主張が強い人でもない限り、私たち日本人は苦手ですよね。

でも年収をあげたいならこれはしっかりやる必要があることです。

私の場合は仕事が忙しかったこともあって、こういうややこしいことはエージェントに全部任せていました。

経理への転職希望者が使うべき転職エージェント

MSジャパン(実務未経験者がお仕事を探すのにおすすめの転職エージェント)

未経験者もOKの優良求人が多数!

MSジャパンは、税理士事務所や企業経理の求人をメインで扱うエージェント会社です。
特徴は「実務未経験・資格なし」の人でも応募できる優良求人が多数あることです(年収400万円〜など)
これから未経験で会計職キャリアをスタートしたいはMSジャパンをメインで使いましょう。

ジャスネットキャリア

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、会計職の「実務経験者向け求人」が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

税理士事務所から経理に転職して後悔していること

税理士事務所から転職

(税理士事務所から経理に転職して後悔していること)

税理士事務所から経理に転職して後悔していることとしては、やはり「自分の事務所を持つことができなかった」という点ですね。

私は「一国一城の主」という姿にあこがれて税理士業界に入りましたから、この夢をかなえられなかったことはやはり残念な部分もあります。

一方で、大きな組織の一員として働くことの楽しさも最近は実感するようになりました。

税理士事務所の場合、1つの事務所に入ったら何年経っても同じ顔ぶれという場合がほとんどですよね。

この点、ある程度の規模の企業になると毎年新卒社員が入ってきますし、転職組としていろんなバックグラウンドを持った人たちとも出会うことができます。

また、税理士事務所時代には経験できなかったような大きな仕事の案件に多数関わることができているのも経理の魅力です。

私の場合、独立という夢は捨てることになりましたが、今のところは現在のキャリアに大きな不満はありません。

(もちろん、この先どうなるかなんてわかりませんけどね)

税理士事務所から経理に転職した場合の年収相場

税理士事務所から転職

(税理士事務所から経理に転職した場合の年収相場)

税理士事務所である程度の実務経験がある人(3年以上が目安)の場合、

税理士事務所→経理」の転職では幹部候補として転職できると思います。

給料相場は会社規模によってまちまちではありますが、よければ年収600万円〜スタートの求人もたくさんありますよ。

なお、税理士事務所から経理に転職するなら、必ず「経理実務の経験者」として転職するようにしてください。

経理未経験者としての応募をしてしまうと、本当にいちから経理スタッフとして働くことになってしまいます。

この場合は年収は300万円〜なんてこともありますし、決算業務などの重要な仕事はなかなかやらせてもらえない…ということも考えられます。

(これではせっかくの税理士事務所での経験をいかせません)

「税理士事務所から経理」以外の選択肢3つ

税理士事務所から転職

(「税理士事務所から経理」以外の選択肢は?)

税理士事務所で働いている人が、経理以外で転職先を探すとしたら、以下のような選択肢が考えられるでしょう。

一般企業の経理以外の選択肢

  1. 別の税理士事務所への転職
  2. コンサル分野への転職
  3. 全く別分野の仕事への転職

それぞれの転職先の選択肢について、メリットデメリットを解説いたします。

別の税理士事務所への転職

もっとも難易度が低いというか、転職が成功しやすいのが「別の税理士事務所への転職」でしょう。

私自身、3社の税理士事務所で働いてきました。

その経験から実感するのは、

結局、税理士事務所職員としての経験をいちばん評価してくれるのは、税理士事務所」だということですね。

転職後は即戦力として扱ってくれますから、仕事にも適応しやすいと思います。

また、税理士事務所は小さな組織ですから、所長税理士の人格というか、性格によって雰囲気はがらっと違います。

「税理士事務所の仕事そのものは好きだけれど、今の職場や所長にはがまんがならない」と感じている人は、別の税理士事務所への転職も検討してみると良いと思いますよ。

なお、せっかく別の税理士事務所に転職するなら、

給料面でも仕事面でもレベルアップにつながる事務所を目指すと良いですね。

資産税を扱っている事務所や、従業員数100名を超える大規模事務所などであれば、より高いレベルで仕事ができると思います。

ひとくちに税理士事務所と言っても、いろんなところがありますので、選択肢は広く持っておくと良いです。

ジャスネットキャリア

経験3年以上の方におすすめ!高年収の求人多数あり

ジャスネットキャリアは、会計職の「実務経験者向け求人」が充実しています。
初年度年収600万円〜など、高年収の求人がたくさん掲載されていますので、実務経験が3年以上ある人はメインで使えます。
なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

コンサル分野への転職

コンサル分野でも税理士事務所での実務経験は生かせると思います。

私自身はコンサル業界は経験がありませんが、税理士事務所時代に一緒に働いていた元同僚がコンサル業界に転職してバリバリ働いています。

彼は税理士事務所の職員としても非常に優秀な人でしたが、顧競争の激しいコンサル業界でも活躍していますね。

もちろん、コンサルといえば高年収で有名です。

これはマジですごいです。

30代で年収1000万円なんてザラですから、「とにかく稼ぎたい!」という人はコンサル業界はいいと思いますよ。

彼の年収はさすがにはっきり聞いたことはありませんが、ひさびさに会ったらいい時計・いい車・いいスーツになっていました(笑)

↓なお、コンサル業界への転職を目指すなら、コンサル業界専門のエージェントを使いましょう。

(コンサルは採用のされ方がかなり特殊ですので、エージェントの利用は必須です)

約5000名の現役コンサルタント・20,000名の転職志望支援で得たノウハウも提供中【アクシスコンサルティング】

全く別分野の仕事への転職

税理士事務所から転職

(全く別分野の職種・業界に転職する場合)

最後に、「全く別分野の仕事への転職」ですが、これは税理士事務所の仕事が本当に嫌、向いていないと感じている方向けの選択肢です。

人生で選択を誤ることはあるものです。自分が仕事が向いているかどうか?なんてやってみないとわかりませんからね。

重要なことは、そこからどうやって軌道修正していくか?です。

これまでのキャリアをいったんリセットして、別分野の仕事を探すのであれば、

まずは大手の転職エージェントにキャリア相談してみるのが良いです。

この場合は、専門エージェントや中小会社のエージェントではなく、必ず大手のエージェントを使うべきです。

というのも、一からキャリアを考えるときには「できるだけ多くの選択肢の中から、自分の志望先を決めること」が重要になるからです。

大手の転職エージェント会社は、中小会社や特定の業界に特化しているエージェント会社と比べて、

圧倒的にたくさんの種類の求人を持っているのが特徴です。

面談では「とにかくいちからキャリアを見直したいので、可能性がある求人をできるだけたくさん出してください」というスタンスで相談してください。

エージェントはキャリアについて考えるのが仕事ですから、プロの視点からあなたにあった選択肢を提案してくれますよ(簡単な性格診断などもやってくれます)

大手の転職エージェントならこの3社を使っておけばまずまちがいはありません。

どこも圧倒的な求人数があるのが特徴のところですが、求人のとりこぼしのないようにするなら2社〜3社を同時進行で使っていくのがおすすめですよ(エージェントとの相性もあります)




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