税理士事務所から経理へ!30代で一般企業に転職した男性の体験談

税理士事務所から経理

(30代で税理士事務所から経理に転職した男性に体験談をインタビューしました)

税理士事務所で働いている人の中には、

税理士事務所 → 一般企業経理」という転職キャリアを検討している人は少なくないでしょう。

一般企業経理は、特に大手企業での管理職になると年収1000万円も狙える仕事です。

税理士事務所職員の経験があれば管理職としての採用も期待できますから、魅力的なキャリアと言えますね。

今回は、20代は個人事務所規模の税理士事務所で働き、

30代で一般企業経理に転職した男性に体験談をお聞きしました。

  • 税理士事務所から経理に転職は可能?
  • 給料は上がった?下がった?
  • 仕事のやりがいはある?
  • 採用後は実務経験者として扱ってもらえる?

↑などなど、気になる情報をお話いただきましたので参考にしてみてください。

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30代で税理士事務所から一般企業経理に転職した体験談

体験談をお聞きした方のデータ

  • お名前  :高階勇気
  • 現在の年齢:32歳
  • キャリア :個人事務所の税理士事務所→企業経理
  • 雇用契約 :正社員
  • 年収   :転職前300万円→転職後450万円
  • 勤務先規模:従業員150名(非上場の法人:飲食関連業)

私は、25歳〜29歳まで個人事務所の会計士事務所で働き、30歳のときに一般企業経理に転職しました。

業種は飲食業で、非常上の中小企業ですが従業員は150名程度です。

経理業務の実務経験者扱いで入社し、経理・税務全般を担当しています。

税理士事務所経験者ということで、経理部内でも給与計算や税法について質問されることが多く、居心地はよく感じていますね。

税務まで理解している経理部員というのはほとんどいないので、税理士事務所での実務経験は生かせていると思っています。

税理士事務所から経理に転職しようと考えたきっかけはどんなことでしたか?

ひとことで言うと、「もっと会社の会計・財務の仕事に深いレベルで取り組んでみたい」と感じたことがきっかけです。

多くの顧問先を担当する税理士事務所では、なかなか1つの企業の業務にじっくり取り組むということは難しいですよね。

顧問先の経営者と仲良くなっても、実際に顧問先企業の事務所を訪問できるのは1ヶ月に1回か2回です。

どんな商品を扱っているのか?とか、どんな人たちが現場で働いているのか?などは税理士事務所の職員ではなかなかわかりません。

1つの企業の会計・財務にとことん付き合えるのが楽しい

経理担当者になってからは、1つの企業の会計・財務にとことん取り組むことができます。

これが私にとってはとてもやりがいになっています。

もちろん、いい加減なことは一切できません。

製造原価・給与計算・節税対策・金融機関との交渉などなど、経理担当者はかなり深いレベルで実務を処理することが求められます。

実際に銀行口座を動かして従業員や取引先の口座に振り込む処理まで私がやっていますので、かなり緊張しますね。

税務調査などではまさに「日頃の自分たちの仕事のレベルが問われる」という意識が働き、緊張感とともにやりがいを感じます。

税理士事務所から経理に転職して、お給料や福利厚生はどのように変わりましたか?

給料は大幅にアップできました。

転職前の年収は約300万円で、現在は約450万円なので150万円アップですね。

会計職専門の転職エージェント会社を使って転職活動をしたのですが、初年度からこれだけ評価してもらえるとは正直思っていませんでした。

税理士事務所時代の給与は昇給が基本的になく、税理士の資格を取った人は多少昇給するという感じでした。科目合格は評価の対象になりません。

私自身は無資格だったので、月給18万円の状態が4年間も続きました。

仕事そのものは3年目ぐらいから一人前にできていたと思いますので、これにはかなり不満はありましたね。

税理士資格を考えましたが、資格を取得するための学校費用などが100万かかるとわかったため挫折し、経理に転職することを選択しています。

現在は半年ごとに給与見直しがあり、会社業績が良ければ決算賞与も出ます。

年収ベースでかなり給料が増えたので、これは転職して良かったと感じているポイントです。

経理は経営者とやりとりをするのが多い仕事:出世していくケースも

経理の場合、常に社長や取締役など重役とやり取りすることが多くなります。

そこで認められれば昇給もありますので、いい環境だと思います。

経理出身で役員になっている人もいるので、私もいずれそういうレベルを目指したいと思っています。

私が所属するような規模の中小企業では、経理や税務の専門知識を持っている人は非常に少なく、社内でもスペシャリストとして扱ってもらえるので働きやすいですね。

給与や福利厚生に関しては、やはり個人事務所レベルの税理士事務所職員は厳しい状況だと思いますね。転職してみて改めて実感しました。

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なお、実務経験3年未満の人は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

一緒に働く人たちもがらっと変化

以前は家族的でアットホームな環境で働いていましたが、やはり仕事がビジネスライクなものになったと感じています。

税理士事務所時代は住宅街に事務所があり、スタッフは所長税理士を含めて5名という規模でした。顧問先数は約150件です。

40代〜50代の所員が中心だったので、私は一番若いスタッフでかわいがってもらえました。

1人で20社ほどの法人を担当し、個人事業主の確定申告は申告のみの単発を含めて50件ほど処理していました。

現在ある企業が県庁所在地なので電車なども人が多く、活発的な町で働いています。

飲食店経営の法人なので、ホールスタッフ、キッチンスタッフが多くいて、従業員は約160人です。外国人も数名います。

残業や休日出勤がほぼ無くなった

税理士事務所時代は平日9時〜18時が勤務時間でした。

しかし、残業が多く定時で帰れることはほぼなかったです。

1か月の残業時間は常時30時間超で、仕事が終わっていなければ休日出勤もしていました。

繁忙期である確定申告時期は22時あたりまで残業する毎日です。

税理士事務所では繁忙期(確定申告期)の残業・休日出勤は宿命みたいなものですね。

現在はほとんど残業なく定時で退社できています。

決算前は業務そのもののプレッシャーは大きくなりますが、働く時間は基本的に変わりません。休日出勤もしたことがありません。

税理士事務所から経理への転職を成功させるには?

求人は転職サイトやハローワークで自力で検索して見つけることもできますが、より待遇の良い求人を見つけたいならエージェントを使うべきです。

また、転職エージェントを使うなら会計職求人が専門のところを使うのが良いと思います。

企業側と連絡をとってくれるエージェントも税理士業界出身の方だったので、長期的なキャリアプランを含めてとても突っ込んだアドバイスをしてくれました。

志望動機や職歴書の添削、面接対策なんかもしてくれましたので、採用される確率は自力でやるより高くなるんじゃないでしょうか。

税理士事務所出身者を優遇してくれる企業の求人はとてもたくさんあります。

スキル的には簿記2級レベルの知識があればOKというところがほとんどですから、税理士事務所出身者の方なら問題なく採用候補になれると思いますよ。

税理士事務所から一般起業経理に転職して働き方はどのように変わりましたか?

広い意味での会計や税務にかかわる仕事という意味では、前職も現職もあまり変わりません。

一方で、今までは顧問先の経理担当者さんがやってくれたことを自分ですべてやることになりました。

具体的には証憑の整理、給与計算のためのタイムカードの整合、得意先への振り込み、資金繰りなどです。

税理士事務所の職員としてはいわば「おなじみの仕事」ですが、実際に経理担当者レベルでやるとなると意外に手ごわく感じることもありますね。

なお、会計ソフトの操作などは税理士事務所時代と変わりません。

経理に転職してからもすぐに業務に慣れることができたので、税理士事務所で経験を積んでおいて良かったと思っています。

役員やまわりの従業員からいろんな質問をされる立場に

転職した当初、税理士事務所出身ということを役員の人たちも知っていましたから、節税対策についていろいろ質問を受けました。

法人税の節税制度や消費税の可否、会計上の処理方法などです。

この辺りは税理士事務所時代に顧問先の経営者さんとやっていたやりとりの延長ですね。

役員レベルの人たちともコミュニケーションを取れるのは経理という仕事の強みです。

また、一緒に働く従業員の人たちからは給与にかかる社会保険・所得税・住民税などの控除、年末調整などについて質問されます。

やはりみんな税金の計算は気になるようです。

経理はもちろん、個々の社員のフォローまでできるのは非常に魅力的です。

わからないことは自分で調べないといけない

逆に不満と言いますか難しいと感じているのは、

自分に知識がない場合、聞く相手がいないので独学で調べないといけないことです。

今までは税理士事務所の上司に聞けたものも自分で調べて処理する必要があります。

私が間違えるとダイレクトに税額の間違いが発生しますから、責任を感じます。

もちろん、現職の会社にも顧問税理士がいますから、月次監査に来ていただくときに相談しながら仕事をしています。

顧問の税理士さんも私が税理士事務所出身であることを知っているので、気さくにいろんな話をしてくださいますね。

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税理士事務所時代から経理への転職がむいている人はどういう人だと思いますか?

私の場合のように、「1つの会社の経理財務をより細かく見ていきたい」と思う方は、税理士事務所から企業の経理に向いていると思います。

会社に愛着を持ちながら働けます。

「もっとこういう資料を作ってみよう」「こうしたら会社にもっとお金が残るかも」と工夫しながら仕事をしていくのは税理士事務所経験者なら楽しく感じるのではないでしょうか。

逆に税理士を目指して勉強中の方、将来的に独立を考えている方は転職せずに税理士事務所でキャリアを積んでいったほうがいいでしょう。

税理士事務所で働きながら税理士試験5科目合格を目指すのは大変なことだと思います。達成できる人は本当に尊敬します。

ただ、働く環境というのは大事なので、資格スクールに通う時間が取れなほど残業の多い税理士事務所で働いている方は、そうした環境を見直してみるのも大切かもしれません。




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