
(会計事務所を辞めたい人へ)
- 会計事務所を辞めたい…。
- 所長税理士への不満がたまりまくって爆発しそう。
- 税理士試験と仕事の両立とかもう無理…。
↑こんなふうに苦痛を感じながら、
会計事務所で働いている方ってとても多いと思います。
私自身、10年間で3社の会計事務所を経験しています。
(つまり、何度も転職に失敗しています)
1社目は明らかなブラック環境だったこともあり、
体調をくずしてかなり辛い体験をしました…。

税理士(税理士補助)ってかなり特殊な仕事なので、
はっきりいって向いてない人/やめた方がいい人もいます。
以下では、会計事務所で働く税理士補助にあるあるな退職理由をピックアップしてみました。
すでに転職を検討している方は、転職面接では「前職の退職理由」を必ず聞かれますから、早めに準備をしておきましょう。
この仕事に向いてない人・やめた方がいい人の性格的な特徴についてもまとめてみましたので、参考にしてみてください。
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ブログ管理人
1985年生まれ。ニートで税理士事務所入社→月給16万円のブラック事務所で地獄のような目にあう→ホワイト事務所に転職して年収600万円/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
>>自己紹介の記事はこちらです
この記事の目次
- 会計事務所を辞めたい…。税理士補助にあるあるな退職理由11個
- 退職理由1. 所長税理士がパワハラで辞めたい
- 退職理由2. 人間関係が悪い・所長税理士と性格が合わないので辞めたい
- 退職理由3. 事務所内でのキャリアアップが望めないので辞めたい
- 退職理由4. 先輩が仕事を教えてくれないので辞めたい
- 退職理由5. 給料安すぎ…。労働条件・雇用条件が不満で辞めたい
- 退職理由6. 仕事内容が激務すぎるので辞めたい
- 退職理由7. 税理士試験の勉強と両立できないので辞めたい
- 退職理由8. 同僚が優秀で周囲への劣等感を感じるので辞めたい
- 退職理由9. 顧問先のクライアント経営者とのやりとりが苦痛で辞めたい
- 退職理由10. やりがいを感じないので辞めたい
- 退職理由11. 会計や税務に適性を感じないので辞めたい
- こんな人は会計事務所はやめた方がいい?向いてない人の性格的特徴
- 私が体験したブラック事務所の雇用環境…
- 労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ
- まとめ
会計事務所を辞めたい…。税理士補助にあるあるな退職理由11個

(会計事務所を辞めたい…税理士補助にあるあるな退職理由11個)
退職理由1. 所長税理士がパワハラで辞めたい
会計事務所ってどこも「小さな組織」です。
事務所スタッフ数で30名を超える規模であれば
「大規模事務所」と言われるのが一般的でしょう。
こうした小さな組織では、
良くも悪くもその組織のリーダーが圧倒的に強い力を持つものです。
会計事務所のリーダーである所長税理士の人格によっては、
組織全体がブラックな雰囲気になってしまっていることも珍しくありません。
所長税理士自身やベテラン職員によるいじめ、
パワハラやセクハラ…みたいなことが
普通に黙認されている閉鎖的な事務所もあります。

世間ではブラック企業に対してかなり厳しい批判がされるようになりましたし、
働き方改革などもいわれるようになっています。
しかし、こうした風潮があるのは「不祥事があると世間から猛烈なバッシングを受ける大手企業だけ…」というのが現実でしょう。
パワハラやセクハラは明確な犯罪です。
どんなにお給料が高い事務所だろうと、
こういう環境に我慢しながら働くことは人生の損失といわざるを得ません。
所長税理士を人格的に尊敬できない…も致命的
パワハラ・セクハラとまではいかななくとも、
所長税理士が人格的に尊敬できる人ではない…
というのもかなり致命的です。
税理士業界で働く税理士補助の多くは、
将来的に税理士として独立し、
自分の事務所を持つことを目指していると思いますが、
職員としての修行時代に「どういう税理士と一緒に仕事をしてきたか?」はその後のキャリアに大きな影響を与えます。
尊敬できる上司のもとで働きたいというのは、税理士業界に限らず正当な退職理由と言えます。
さらにいえば、小さな組織である会計事務所では、
所長税理士と机を並べていっしょに働くのが一般的です。
所長税理士の人格や仕事ぶりを尊敬できるか?
は、働く事務所を選ぶ際の重要な基準となるでしょう。
転職面接で退職理由を質問された場合の模範解答(例文)
この退職理由を転職先の面接等で伝える際には、
↓以下のような例文を参考にしてみてください。
私は将来、税理士として中小企業経営者の役に立てる職業会計人になることを目指しています。
前職の事務所でも経理や税務実務について貴重な実務経験を積ませていただくことができたのですが、
「中小企業経営者に貢献する」というスタンスについては、
もう一歩踏み込んだ方針で運営されている事務所で働いてみたい、
という気持ちをずっと抱えながら仕事をしていたのが正直な気持ちです。
御社では「税務会計についての情報提供を通してクライアント経営者さまに貢献する」という経営理念を明確に打ち出されており、とても共感しました。
この点が、私が御社の求人に応募させていただきました志望動機です。
>>環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人が知っておくべきたった1つのこと
退職理由2. 人間関係が悪い・所長税理士と性格が合わないので辞めたい

(人間関係が最悪な会計事務所で働くのはつらすぎます)
会計事務所はどこも「小さな組織」です。
転勤などはありませんし、部署の異動なども基本的にはないことが多いでしょう。
なので、人間関係が合わない職場に入ってしまった場合や、
所長税理士との性格的な相性が悪いと最悪なことになります。
- ベテランの職員がいすわっていて雰囲気が悪い
- 社風が合わない
- 職場の体育会系な雰囲気が生理的に無理…
↑などなど、人間関係に悩んで退職に追い込まれる会計事務所スタッフは少なくありません。
転職面接で退職理由を質問された場合の模範解答(例文)
人間関係が合わないことが本音の退職理由である場合、
その本音をそのまま転職先に伝えるのはNGです。
うちで雇ってもすぐ辞めちゃうのでは…?
と思われてしまいます。

転職活動は「自分という商品を売り込むビジネスの場」です。
↓しっかりと本音とタテマエを使い分けましょう。
(ビジネスなんて、良くも悪くもそう言うものです)
前職の事務所では、どちらかというと個人プレーを重視した社風で、
自己完結でひとつひとつの業務をミスなく完結させることを学ぶことができたと考えています。
ただ、私自身はチームプレイでより力を発揮できる人間です。
というのも、これは個人的な体験談なのですが…
(ここで具体的なエピソードを語りましょう。仕事を通じてチームプレイで成果を出した話や、学生時代の話や、プライベートでの話など)
チームで取り組む仕事は大変なこともたくさんありますが、得られる成果はより大きくなると思っています。
担当の転職エージェントさんを通じて、御社ではチームでの目標達成を重要視されていることを知り、大変共感いたしました。
前職での経験を活かし、御社での業務に貢献したいと考えています。
※ 転職活動には転職エージェントを使いましょう。
税理士業界専門の転職エージェントを使えば、
面接前に事務所の社風その他いろいろ情報を仕入れることができます。
この事務所は、面接ではこういう質問がくると思います。
所長税理士さんはこういった価値観を大切にされているようなので、
こういう回答を用意しておきましょう。
↑など、実際に事務所をまわって情報を集めている担当エージェントと一緒に、
しっかりと事前準備ができるので、採用面接が圧倒的に有利になりますよ。
(↓転職エージェントは無料で使えます)
>>会計事務所の求人専門!税理士業界特化型の転職エージェント
退職理由3. 事務所内でのキャリアアップが望めないので辞めたい
一般企業では「営業マンからスタートして、花形部署である経営企画に異動して…」など、
「1つの会社の中でキャリアップ・ステップアップしていく仕組み」ができているケースが多いでしょう。
しかし、小さな組織である会計事務所でこうした仕組みがあるケースはほとんどありません。
(会計事務所の80%以上はスタッフ数20名以下の小規模な個人事務所です)
より大きな組織で働いてみたい!となったときには、
大手事務所への転職を狙うとか、
一般企業の経理職への転職を狙うなどの選択肢しかないのが現実です。
また、税理士を目指す人はそもそも独立志向が強いので、
ひとつの組織の中でキャリアアップしていくよりは、
税理士資格を取得して、2年間の実務経験を職員として積んだら独立、
というキャリアを描いている人が多いのかもしれません。
>>環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人が知っておくべきたった1つのこと
退職理由4. 先輩が仕事を教えてくれないので辞めたい
これも会計事務所で働く税理士補助あるあるですが、
先輩の事務所スタッフが忙しすぎて仕事を教えてくれない、
そして教わっていない仕事内容でミスをしたらきびしく叱責される…。
というのもよくある不満ですね。
会計事務所はほとんどが小さな組織なので、
新人研修なんてない事務所がほとんどです。
(入社したらいきなり現場のOJTから始まる)
単純に先輩が仕事が忙しいだけならまだいいのですが、
「俺も苦労したんだからお前も苦労しろ」
「みんなそうやって仕事を覚えてきたんだ」的な、
古い考え方が蔓延している事務所も少なくありません。
退職理由5. 給料安すぎ…。労働条件・雇用条件が不満で辞めたい
会計事務所で働く税理士補助に一番多い退職理由がおそらくこれでしょう。
特に未経験入社の場合、
税理士補助の年収は300万円未満…みたいな状態も珍しくありません。
(月給手取りで20万円もない…みたいな感じ)
最初から実務経験者で入社した場合にはもう少し良い給料で働けると思いますが、
それでも年収400万円前後あれば良いほうです。
会計事務所のほとんどは中小零細企業で、
個人事業でやっている事務所も少なくありません。
長年勤めたとしても退職金などもなく、
福利厚生の面で強い不満をかかえている人はとても多いでしょう。
会計事務所から一般企業の経理などに
転職していく人が多いのは、
この福利厚生への不満の多さを反映しているものと思われます。

もちろん、すべての会計事務所職員が低年収…
というわけではありませんよ。
会計事務所でも職員に高い給料を支給して、
↓どんどん人員を増やしていっている勢いのある事務所もあったりします。
実務未経験者でも、
↓このぐらいの年収を提示してくれる事務所はあります。

この業界でずっとやっていくつもりなら、
どういう事務所を自分の勤務先として選んで働くか?はとても重要な問題です。
「どうせ数年後には独立するつもりだから…」
など、勤務先事務所選びをいい加減にやってしまうと、
数年後に後悔するケースが多いので注意しておいてください。
退職理由6. 仕事内容が激務すぎるので辞めたい
会計事務所で働く税理士補助の仕事は、はっきりいって激務です。
仕事内容は資格を持った税理士と全く同じなので、
一円単位でのミスが許されないし美雅な仕事でもありますね。
(最終的に申告書にハンコを押すのは有資格者というだけ)
特に確定申告時期である毎年2月〜3月や、
三月決算法人の税務申告業務を行う5月は、
会計事務所の繁忙期にあたります。
この時期は毎日深夜まで残業…なんてのはむしろ「普通」です。
忙しい時期に先輩や同僚が体調をくずしてしまい、
その分の仕事が無茶振りされてさらに激務に…。
みたいなことは日常茶飯事です。

そもそも申告時期って法律で決まっているルールなので、
税理士自身が「この働き方、なんとかしたい…」と思っていてもどうにもなりません。
体質の古い業界なので、いつまでもブラック企業的な働き方を強制されている
税理士補助は本当に多いですね。
ワークライフバランスを求めて別の業界へ転職していく人はとても多いです。
>>環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人が知っておくべきたった1つのこと
退職理由7. 税理士試験の勉強と両立できないので辞めたい
会計事務所で働く税理士補助の多くは、
働きながら税理士試験合格を目指す社会人受験生です。
この税理士試験の勉強とのかねあいが退職理由になることも少なくありません。
仕事が終わってから資格スクールに通う人が多いですが、
仕事が激務すぎて授業に参加できなかったり、
仕事と勉強の両立に苦しんで業界から去っていく人はすくなくありません。
もっとも、税理士補助を雇用する会計事務所側にとって、
職員が自主的に税理士目指して税法や会計を勉強して
レベルアップくれるのはありがたいことだったりします。
(合格して独立していってしまう…という問題はありますが)
なので、職員が勉強と仕事を両立しやすいよう、
↓ワークライフバランスを維持する努力をしている事務所もありますよ。
最近では「勤務は基本的に在宅ワーク」という
↓働き方を進めている会計事務所も増えていますね。

会計事務所側にとって、
税理士試験の勉強を真面目に頑張っている優秀なスタッフは
「のどから手が欲しい人材」だったりします。
うちは勉強との両立がしやすいですよ!
とアピールして人材募集をかけている事務所も少なくありません。
働きながら税理士試験の合格を目指しているけど、
仕事が忙しすぎて、勉強時間がとてもじゃないけど確保できない…
と悩んでいる人は、こういう事務所に転職することも選択肢にいれてみると良いかもしれません。
私も過去に3社の事務所で働いた経験がありますが、
事務所によって働く環境ってまったく違いました。
人間って環境に左右される生き物なんで、
どういう職場環境で働くか?はこだわったほうが良いですよ。
>>在宅ワークもOK!税理士試験と両立しやすい会計事務所求人を見てみる
退職理由8. 同僚が優秀で周囲への劣等感を感じるので辞めたい
会計事務所で働く人というのは、みんな税理士や公認会計士を目指す人です。
また、当然ですが有資格者もいます。
5科目合格はしていなくとも、科目合格が3科目〜4科目という人も多いでしょう。
つまり、とても優秀な人が多いんですね。
優秀な人たちの中で働いていて「自分ってなんてアホなんだ…」と自信を失ってしまう場面も少なくありません。
同僚や先輩への能力的な劣等感に押しつぶされてしまい、
この仕事を辞めたくなるケースは意外に多いんですね。
税理士は「勉強で優秀=仕事で優秀」が成立する珍しい仕事
営業マンなどの一般的な仕事と比較することで、
税理士(税理士補助)の仕事に向いてる人/向いてない人の特徴を考えてみましょう。
一般的な仕事では「勉強で優秀」と、
「仕事で優秀」は別物であることが多いですよね。
例えば営業マンとしてビジネス書を読んだり、
セミナーに出たりして勉強をたくさんしている人であっても、
ぜんぜん契約をとってこれない…では話になりません。
その一方で、税理士という仕事は「勉強で優秀であることが、仕事で優秀であることに直結する」めずらしい仕事だと思うんです。
その理由としては、税法や会計について勉強が進めば進むほど、
顧客クライアントである中小企業経営者に対して、
情報として提供できるものが多くなることが挙げられます。
税理士や税理士補助として優秀な人は、ほぼ例外なく勉強好きなタイプです。
逆にいうと、社会人になってまで勉強を続けるなんてやってられない…
というタイプの人は、この業界で生きていくのはとてもつらいかもしれませんね(つまり向いてない)
>>環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人が知っておくべきたった1つのこと
退職理由9. 顧問先のクライアント経営者とのやりとりが苦痛で辞めたい
会計事務所で働く税理士補助は、それぞれ自分の担当顧問先を持って仕事をします。
担当顧問先の多くは中小企業です。
町工場の社長さんや、商店街の八百屋さんみたいな人たちですね。
日常的にこういう社長さんたちとやりとりをしながら仕事をしていくわけですが、
彼らとやりとりをするのってある程度のコミュニケーション能力が求められます。
個人事業主など小規模企業の経営者って「組織で生きていくのが嫌だから自営業やってる」みたいなタイプの人も少なくありません。
はっきりいって独特な人が多いです。
中には独善的で自己中心的な人もいるのが現実ですね。
そのぐらいのしたたかさがないと生きていけないという面もあるでしょう。
こういうクライアント経営者たちとの人間関係が苦痛で、
税理士補助の仕事を辞めたくなる人も少なくありません。
退職理由10. やりがいを感じないので辞めたい
会計事務所で働く税理士補助という仕事に、
やりがいや興味を失って辞めていく人もいます。
ある程度の実務経験を積んだ税理士補助に多い退職理由が、
「税理士として、自分が経験したい実務内容が経験できなくて辞めたい」というものですね。
資産税や国際税務などの税務経験を積みたいけれど、
自分が所属している事務所ではそもそも相続税の申告は扱っていない…などです。
[/st-mybox]
前者に
資産税業務など「自分が実務経験を積みたい税務」の経験を積めない…
後者(税理士として、自分が経験したい実務内容が経験できなくて辞めたい)については同業種での転職を検討するのが賢明です。
特に、将来的に独立を目指す人は「自分の得意分野」を持つことはとても重要になります。
税理士も「うちはなんでもやります!」で食っていける時代では無くなっていますからね。
(この分野ではうちはナンバーワン、といえるぐらいの分野がないと生き残れません)
ひとくちに税理士事務所といっても、いろんな専門分野があります。
将来的にどういう税理士になりたいのか?を自分の中でイメージを持ちましょう。
いま働いている会計事務所での実務内容が、そのイメージに直結しているのが理想です。
もしそうでないならば、より理想の働き方に近い事務所に移籍して働くことも検討したほうが良いですね。
そのほうがモチベーション高く仕事ができますし、
お客さんからも喜んでもらえる仕事ができて給料も上がっていくものです。
退職理由11. 会計や税務に適性を感じないので辞めたい
税理士や会計士の仕事に興味があったけれど、
実際に会計事務所に入社して税理士実務を経験してみたら、
思っていた仕事内容とまったく違った。
この仕事内容をこの先何十年もずっとやるのは苦痛…。
↑このように「会計や税務の仕事そのものに適性を感じない」というのも意外に多い退職理由ですね。
税理士の仕事内容そのものについて、イメージと違ったので辞めたい。
会計や税務をデスクワークでひたすらやっていく仕事だと思っていたら、
意外に外回りが多くコミュニケーション能力が必要で、それが苦痛に感じている…などです。
現在、税理士や税理士補助は「単なる計算屋さん」ではなくなっています。
ひと昔前まではそういう働き方でもなんとかなったのかもしれませんが、
会計ソフトがほとんどの会計税務を自動でやるようになっている現在では、
コミュ力なしに税理士として生きいくのは非常に難しいと言えるでしょう。
税理士/税理士補助の仕事に自分がどうしても向いていない…と感じているなら、
年齢的に若いうちに別の仕事を探すのが賢明だと思います。
(未経験の職種に転職する場合、企業は年齢的に若い人をとりたがる傾向があります)
税理士という仕事が特別尊い仕事というわけではないですし、
もっとお金をたくさん稼げる仕事もたくさんあります。
また、まがりなりにも会計事務所で実務経験を積んできた人であれば、
会計を通して経営全体を考えるという視点も身についているはずです。
中小企業経営者を直接のお客さんとしてたくさんやりとりをしてきたという経験も、
転職活動では評価される可能士が高いでしょう。
こうした経験をうまく自己PRに落とし込めば、
会計事務所から転職して異業種で成功することは決して不可能ではないと思いますよ。
>>環境劣悪なブラック事務所で働きたくない人が知っておくべきたった1つのこと
こんな人は会計事務所はやめた方がいい?向いてない人の性格的特徴

(こんな人は皆生事務所はやめた方がいいかも…)
1. 先輩が仕事教えてくれない…で心折れてしまう人
規模が小さな会計事務所では、
新人教育や研修制度が不十分なことが多いです。
私自身もていねいに仕事を教えてもらった覚えはありません。
また、新たに入社する人に対しては「誰が仕事を教えるか」が決まっておらず、
そのつどたらいまわしの状態でしたね。
大手企業などであれば、集合研修などの形で社会人のマナーから教えてくれるでしょう。
しかし、会計事務所では普通こういうていねいな研修はやってくれません。
基本的には先輩や所長税理士のあとにくっついて、
「見ながら覚える」式のOJT(オンザジョブトレーニング)になることが多いでしょう。
(つまり、いきなり現場に出されて、失敗しながら体で仕事を覚える)
会計事務所で新人時代を適当に受け身で過ごしてしまうと、
自分の担当顧問先を持ってから地獄を見ることになります。
なにせ、ひとりで顧問先を訪問して「税理士の先生」という感じで扱われるからです
経験豊富な経営者や、経理スタッフの皆さんから、
会計や税務についての質問がバンバン飛んできます。
1回や2回なら「まだ新人さんみたいだからしょうがない」で許してくれても、
これが続くとほぼまちがいなくクレームになり担当先を外されます。
(これは会計事務所の職員にとって非常につらいことです)
先輩をつかまえてでも教えてもらう積極性がなければ、
会計事務所の業界を乗り切っていくことはできません。
>>労働環境が劣悪な「ブラック事務所」で働くのは本当につらい…
2. コミュ障の自覚がある人
コミュニケーションが苦手という人は、会計事務所勤務には向きません。
過去に内勤の仕事が多かった方は要注意です。
逆に言うと、営業マン経験者はこの仕事は力を発揮しやすいのでいいと思いますよ。
会計事務所の顧客は中小企業の社長であり、
決算内容や税金の金額の説明、会社での問題点に対する相談が必要になります。
公認会計士や税理士の資格がなくても顧問先の担当になれば、顧問先の情報を得るため、コミュニケーション力が必須です。
会計事務所の仕事は内勤だけではないことを覚えておきましょう。
3. マイペースに仕事をしたい人
マイペースに仕事したい人もあまり会計事務所勤務には向いていません。
会計事務所の仕事は期限内に決算書を税務署に提出することが仕事になります。
そのため、それに間に合わせるためには常にスケジュールを念頭に置いた仕事をする必要があります。
また、私が勤務している税理士事務所でもあることなのですが、税理士の先生の都合に合わせて仕事をする必要があります。
ある程度の仕事を任されたり、資格を取得すれば、自身の裁量でマイペースに仕事を行えます。
しかし、下積みの時はマイペースに、時間にゆとりを持って仕事をすることはできません。
>>労働環境が劣悪な「ブラック事務所」で働くのは本当につらい…
4.「社内での出世」で年収を上げていきたい人
税理士業界は、良くも悪くも「自分でお金を稼ぐ」という強い意識が必要な業界です。
大企業で働くエリートサラリーマンや、公務員のように「組織の中で出世して年収を上げる」という考え方とはまったく違うのです。
顧客から「これなら高いお金を払ってもいい」と思ってもらい、お金を稼ぐという意識を持つことが大切になります。
会計事務所に無資格未経験で就職した場合、平均年収は約300万円程度からスタートです。
そこから仕事を覚えてどんどん稼ぐ!という意識で成長していく人と、
ただ組織の中のレールに乗って年功序列…と考えている人とでは、
5年後・10年後の年収が全く違ってくるのは間違いありません。
この業界は稼げている人と稼げない人の差が激しいのですが、このあたりの気持ちの持ちようで差がついていきます。
5. バイタリティが低い人
会計事務所の業界ではバイタリティや行動力が必須です。
会計事務所は顧問先からの報酬で経営が成り立っています。
そのため、顧問先を増やしたり、報酬額を上げられるようなサービスを提供する必要があります。
独立を目指すや税理士資格の受験・取得・それに向けて勉強をするなど高い目標を常に持てない人にはおすすめできない厳しい世界です。
6. 手厚い社会保障を受けたい人
手厚い社会保障を受けて働きたい人にも会計事務所への転職はおすすめできません。
ご存知の通り、会計事務所は規模の小さいところが多いです。
規模が小さいところは、事業所として社会保険に入る必要がないため、ほとんどの場合、手厚い社会保障を受けられません。
私が勤務している会計事務所は現在、社会保険に加入しています。
しかし、3年前まで社会保険に加入しておらず、それが当たり前の状態でした。
このように社会保険などが完備されていない会計事務所が多いため、転職の際には注意が必要です。
手厚い社会保障を受けられる会計事務所で勤務したい方は転職活動の時に必ず求人を確認しましょう。
>>労働環境が劣悪な「ブラック事務所」で働くのは本当につらい…
私が体験したブラック事務所の雇用環境…
私は10年間で3社の会計事務所で働いた経験があるのですが、
1社目に入社した会計事務所が完全ブラックで、
地獄のような目に会いました。

繁忙期は毎日終電ギリギリまで働いていましたが、
月給は手取りたったの16万円でした。
所長税理士は2代目のパワハラ気質。
事務所は毎日怒号がとびかうという過酷な状況…。
職員20名程度の事務所でしたが、私が働いていた3年間の間に退職者が10名以上出る(離職率50%…)という環境でした。
離職率50%とか一般企業ではありえないですよね…。
でも当時は「会計事務所なんてどこもこんな感じなのかな」とか思っていたんですよ。
(当時はここ辞めたらどこにも行くところがない…とか思いこんでた)
結局この事務所では3年ほどがんばってしまったのですが、最終的にうつ病寸前のところまでいって別の事務所に転職を決断しました。
今から思うと、ブラック事務所なんてさっさと見切りをつけて次行けばよかったです。
転職した2社目の事務所はワークライフバランス重視でしたが、実務経験者扱いで入社できたので、年収もかなりアップできました。
会計事務所ってどこも小さな組織なんで、所長税理士の考え方ひとつで職場環境がぜんぜん違うんですよ。
税理士ってはっきりいって人格的におかしい人も多いです。
そんな人の下で働くのってほんと苦しいですよね。
(ひょっとして自分が悪いのかも…?と洗脳されていく)

税理士として優秀であることと、事務所の経営者として優秀であることはまったく別問題であることを実感しました。
ブラック事務所でずるずると働き続けるリスク

(ブラック事務所で働き続けるのは地獄です)
↓今あなたは、ひょっとしたらまわりからこんなふうに言われてるかもしれません。
- ひとつの職場で3年は働かないと職歴にならない。
- うちの事務所でやっていけない能力なら、税理士なんて目指さない方がいい。
- 給料が安いのは実力がないから。
- 残業しないと終わらないのは仕事が遅いから…。
私も当時こういうことを日常的に言われながら働いていました。
(いま思い出して胃が痛くなってきた…)
確かに、税理士ってまわりから「先生」といわれる存在ですし、仕事がきついのはある程度当然です。
- 税理士を目指す人間が、ちょっとやそっとのことで弱音を吐いてはいけない。
- 自分は将来独立を目指している人間だし、若いうちの苦労は勝手でもしないと…。
↑こんなふうに思いこんでいたんですよね。
ですが、こういう働き方をずるずると続けていたら本当に体と心を壊されてしまいますよ。
私はうつ病寸前までいってしまい、通勤電車を待つホームで
「このまま前に倒れてしまえば出社しないでいい。怒鳴られることもない…」
と思った瞬間もありました(本当にあぶなかった)

理不尽な「税理士業界の常識」をう飲みにしてはいけない

(まじで取り返しのつかないことをするところでした…)
会計事務所が専門家集団だろうが、税理士が偉大な職業だろうが、
職場としてこういう状況を作り出してしまう組織は終わっています。
もちろん、人それぞれ能力に差はあって、仕事覚えるのが早い・遅いはあるでしょう。
しかし、上司や経営者であっても、他人に暴言を吐いたり嫌がらせをしたりしていい権利なんてありません。
繁忙期だろうがなんだろうが、残業が慢性的に発生しているのにそれをいつまでも放置しているのもおかしいんです。
業務量に見合った必要な人員を採用して確保するのは経営者の責任ですからね。
(繁忙期の残業は税理士業界の宿命…とかなんとか言ってるダメな税理士も多いです。残業ゼロを達成している会計事務所なんていくらでもあるのに)
残業をしたら割増賃金が1分単位で支給されるのが労働基準法のルールですし、最低賃金を下回る賃金しか支給しないのは犯罪です(最低賃金法という法律があります)
↑今でこそこれらはおかしいと思えますが、働いていた当時は「これがこの業界のスタンダード」と洗脳されていました。
(ひょっとしてあなたも「常識」として受け入れてしまっていませんか?)
ブラックな事務所で働き続けていると、言い方は悪いですが思考まで社畜に落とされてしまいます。
ブラック事務所で働き続け、
うつ病を発症したら税理士になるどころではありません。
社会復帰することすらかなりの努力が必要になります。

この記事を読んでくださるあなたは、私と同じような状況まで行かないよう注意してください。
別の事務所への転職も選択肢に入れよう

(いまの事務所で働くのがどうしても辛いなら、別の事務所への転職も検討しましょう)
いまの事務所で働くのが精神的につらいなら、別の事務所に転職することも検討しましょう。
- ネガティブな理由で退職したら税理士業界ではもう働けない。
- 1年以内に退職なんかしたら、どこも雇ってくれないかも…。
- 転職したら今よりさらに給料下がってしまうかも…。
↑こんなふうにあきらめないでください。
会計事務所ってどこも人手不足で悩んでいるので、1年前後の実務経験があれば「実務経験者」として喜んで採用してくれますよ。
私自身、最初の転職で年収を100万円以上あげることができました。
逆に、最初の事務所でどんだけ買い叩かれていたのか…と思います。

あなたを評価してくれる会計事務所は必ずあります。
人間関係なんてはっきりいって運で決まる部分も大きいです。
今の事務所で評価されていなかったとしても、それはあなたの責任ではありません。
労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、
労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。
職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、
安い給料で搾取しまくるブラック事務所は
2023年現在も残念ながら存在しています。
こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!」
…みたいにアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。
もちろん、すべての税理士事務所が
ブラックという意味ではありませんよ。
最近は年収高めのホワイト事務所も増えてますからね。
重要なのは、ブラック事務所にまちがえて応募しないことです。

ブラック事務所に絶対に間違えて入社したくない人は、
会計職専門の転職サイトで求人を探すようにしましょう。
税理士や経理といった会計求人だけを集めている専門サイトなら、
ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので安心です。
ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)
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未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
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税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】
この記事では、税理士業界(会計事務所)への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介しています。税理士業界はかなり特殊な業界です。年収や福利厚生が良い会計事務所求人を見つけたい人は、税理士業界(会計事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。
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何を求めて転職するのか?を明確にするのが重要
私のブログを読んでくださっている方は、
なんらかの理由があって、今の職場に不満がある人(給料安い・人間関係が最悪…など)が多いと思います。
そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。
↓それがこれです。
なんの欠点もない「天国のような職場」はこの世に存在しない。
↑すでに社会人経験がある人は同意していただけると思いますが、
給料良くて、ワークライフバランスも良くて、
人間関係も最高で、所長税理士も優しくて…
みたいな天国のような職場ってまあ現実には存在しません。

この点を理解しておかないと、
「あの人っていつ会っても転職活動やってるな…」
みたいなことになりがちですので注意してください。
(税理士業界では、そういう人はけっこう多かったりします)
重要なことは、あなた自身の中で、
妥協できない点と妥協できる点を明確にすることです。
そこから「自分にとって一番メリットの大きい職場」を、
現実的な選択肢として選ぶことなんですね。
↓具体例を挙げると、例えば以下のような感じです。

具体例1
- 妥協できない点
今は税理士試験の勉強に集中したいので、繁忙期も残業のない事務所に転職したい - 妥協できる点
その一方で、多少はお給料が下がることはしかたないので、年収500万円以上を許容ラインにする - 現実的な選択肢
ワークライフバランス重視・職員の税理士試験挑戦を応援することを明示している事務所求人を狙う
具体例2
- 妥協できない点
実務経験者として今度の転職では年収アップにこだわりたいので、年収600万円は絶対に欲しい。 - 妥協できる点
その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。 - 現実的な選択肢
BIG4を含む大手税理士法人の求人を狙う
具体例3
- 妥協できない点
将来的には税理士として独立を目指しているので、自分の得意分野を持っておきたい。
独立のための資金を貯めるためにも、年収は600万円は絶対欲しい。 - 妥協できる点
その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。 - 現実的な選択肢
相続税対策についての実務経験をゼロから積める「資産税特化事務所」の求人を狙う
なんとなく「いまの事務所嫌だなー…」とばくぜんと考えていても、
なかなか具体的な選択肢は見えてきません。
(具体的な選択肢が見えてこないと、人間は行動に移すことはできないものです)
そうこうしているうちに、
年齢を重ねて転職の選択肢がどんどんせばまっていく…
というのは税理士業界に限らずあるあるですね。
そういう人と比べて、
上記のように「妥協できる点」と「妥協できない点」から職場探しをできる人は、
比較的短期間で理想に近い職場を見つけられる可能性が高いです。
自分の中で明確な基準を持って、現実的な「落とし所」を探るのが大切と言えるでしょう。
現実的で勝ち目のあるゲームをしましょうという話ですね。
税理士業界専門の転職エージェント(無料)を活用しよう
なお、こういった「妥協できる点・妥協できない点」から、
「現実的な選択肢(落とし所)」を決めるかたちの転職活動の進め方については、
転職エージェントに相談しながら進めた方がうまくいく可能性が高いです。
2023年現在、転職活動に転職エージェントを使うのはほぼ当たり前というか、
使わない理由がないというのが実際のところですね。
書類選考対策から面接対策、
採用担当者と面接アポ取りや年収交渉まで、
すべて無料でやってくれますので。

自分のニーズ(妥協できる点・妥協できない点)を明確にできたとしても、
それにマッチした求人を見つける作業はなかなか自分でやるのが難しいです。
この点、税理士業界専門の転職エージェントなら、
あなたのニーズにマッチした具体的な選択肢(求人)を豊富に提案してくれます。
ときには自分で求人探しをしていたら、まず選択肢に入れていなかったであろう求人が、
実は自分にベストマッチな選択肢だったということもあり得ます。
転職活動って人生でそう何度もやることではありませんから、
徹底的にこだわってやった方が良いですよ。
転職活動のやり方ひとつで、年収が100万円以上も変わってくることって普通にありますからね。
転職エージェントを使えば、
書類選考〜採用担当者とのアポイント取り、面接対策や年収交渉まで無料でやってくれます。
無意味に「自力ですべてやること」にこだわって、
せっかく見つけた優良事務所からの採用可能性を下げる…なんてかしこいやり方ではありません。
なお、転職エージェントに報酬を払うのは採用を行う事務所側ですので、
私たち転職活動する側は無料で使うことができますよ。
使わないのはものすごくもったいないので、活用しましょう。

リク◎ートエージェントなどの「一般向けの転職エージェント」も、
使っちゃいけないわけではないですが、
税理士業界の内情について、いまいちよくわかっていないエージェントに担当されてしまう…みたいなことがあり得ます。
(私自身も経験があります。
面談で税理士試験の科目合格制度ってなんですか?…
みたいなこといわれてガッカリしたことがあります)
税理士業界ってかなり特殊な業界ですので、
この業界に精通した、専門の転職エージェントを使うようにしましょう。
税理士業界志望者はハロワを使うな

(税理士業界の求人は、ハロワやリクナビで探さない方が良いです)
正直、税理士業界に転職するなら、
ハローワークは使わない方が良いと私は思ってます。
なぜかというと、求人の「質」が低すぎるからなんですね。
実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。
(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)
私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、
彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。

- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- リモート勤務OKな税理士事務所求人
- 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
- 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
今すぐは転職する気がない人もやっておくべきこと
今すぐは転職するかどうか決めてない。
でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。
チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。
(なのでいろいろ調べてる)
↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、
おそらくこういう段階だと思います。
転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。
ただ、こういう段階の人も
転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。
転職って運で決まってしまう部分もあって、
たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?
が非常に重要だったりするからです。
日常的に、税理士業界の最新の求人情報にアンテナを立てておくようにしましょう。
希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、
マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利です。
↓こんな感じで、あらかじめ自分で入力した
年収などの条件にマッチするものだけが送られてきます。
情報って多すぎても使えないんで、
自分にマッチする求人だけを送ってもらえるのが便利です。

転職サイトの使い方って人それぞれだと思いますが、
私はこういう「流し読み」的な感じがいいと思ってます。
流し読みでも日常的に求人情報を見るようにしておくと、
税理士業界の年収や、福利厚生の相場みたいなものもなんとなくつかめてきます。
良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、
いざ転職するとなったときに、
ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。
余裕のあるタイミングでこれやってる人と、
やってない人とでは大きな差がつきますよ。
税理士業界は「優秀なのに年収低いループ…」にはまる人が多すぎる

(優秀なのに年収低い…的なループにはまらないために)
税理士業界って、
能力スキル的には非常に優秀なのに、
たまたま良い求人に出会えていないのが原因で、
しかたなくブラック事務所で低年収で働いている…。
みたいな人がかなり多いのが現実です。
仕事のスキルや能力と、良い事務所に入れるかどうか?ってあんまり関係ないんですよね。
良い事務所に入れるかどうかは転職活動のやり方が上手か下手かできまることなんで。
逆に言うと、能力的にはごく普通だけど、
転職活動の進め方が上手で、
ホワイト事務所に入社できている人もいるわけですね。

転職活動のやり方が上手か下手かだけで、
稼げるお給料の金額が年間100万円ぐらい違ってくることもあります。
転職活動のやり方だけで年収減る…とかめっちゃ悲しいですよね。
重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。
具体的には、会計職専門の転職サイトで定期更新される求人情報を、
日常的にチェックするクセをつけるようにしましょう。
転職サイト内で年収や事務所の人数規模など、
転職先に求める条件をしっかり入力しておくのが大切です。
↑これやっておくと、
転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。
求人が掲載開始された瞬間に自動通知してもらえるので、
優良ホワイト事務所の求人を見逃すリスクをなくせますよ。
転職サイトって、なんとなく求人をながめているだけ…では
なかなか良い求人にはなかなか出会えません。
↓年収高めのホワイト事務所の求人や、
BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、
募集期間が短い傾向があるので注意してください。
ポイント!
- 税理士事務所の求人を探すなら、会計職専門の転職サイトを使うべき
→税理士業界専門サイトなので、ハロワやリクナビと求人の質がまったく違う。 - 転職活動は「能力」より「運」で決まってしまう部分も大きい
→転職サイトを日常的にチェックして「優良求人に出会う確率」を上げることが大切。 - 転職サイトを使うなら、無料アカウントを作り求人の絞り込み条件を設定しておこう
→自分が指定した条件にマッチする求人が出るたびに通知してもらえます。
↓個人的におすすめの税理士業界専門の転職サイトはこちらです。
無料アカウント登録で実際の年収も見ることができますよ。

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)
ホワイト事務所の求人多数あり!
ヒュープロは、税理士業界専門の無料転職サイトです。
未経験資格なしOKで年収400万円の求人
経験3年以上で年収660万円〜の求人
BIG4含む大手税理士法人の求人
税理士試験と両立できる残業なし求人
など、ホワイト求人が多数ありますよ。
>>10,097件の求人を見る
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税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】
この記事では、税理士業界(会計事務所)への転職を目指す人におすすめの転職エージェントを紹介しています。税理士業界はかなり特殊な業界です。年収や福利厚生が良い会計事務所求人を見つけたい人は、税理士業界(会計事務所)専門の転職エージェントを使うようにしましょう。
続きを見る
現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)
転職サイトを日常的にチェックし、
気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、
「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。
自分には別の選択肢もある」
↑と気づけるのも重要です。
ストレスでどうしようもなくなる前に、
転職という手を打つことができるようにしておきましょう。
これって、今の職場で働く上でも
精神的な安定につながります。
いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、
転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)
そうなると、さらに現状への依存度が高まって、
抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。
なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2023年現在で、なんと1万社以上あるそうです。
最大手のリクナビとかの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれません。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、
キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、
普通の求職者とは異なる事情が多いんです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、
税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)
がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。
会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。
現時点で8,647件の求人がありました。

まとめ

(ブラックな事務所は今すぐ辞めましょう。社畜のような働き方なんてする必要はないです)
今回は、会計事務所を辞めたいと感じている方向けに記事を書きました。
今の事務所がつらいなら、転職も選択肢に入れましょう。あなたを評価してくれる事務所は必ずありますよ。
ブラックな事務所で搾取されるのは本当に1秒でも早くやめた方が良いです。
ここでがんばればもっと強くなれるはず…とか考えないでください。
相手はこっちのことを組織を回す部品としか見てませんから、まじで壊れるまで働かされますよ。
税理士を目指す人ってまじめすぎるぐらいにまじめな人が多くて、
自分を追い詰めてしまいがちなのでくれぐれも注意してくださいね。
最後の最後にお伝えしたいこと
↓転職に限らずですが、
仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。
能力やスキルももちろん大切なんですが、
転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。
税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、
転職活動のやり方がまずかったのが原因で、
ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
