税理士試験に「会計事務所で働きながら2科目」は合格できる?成功の3つのポイント

2020年3月18日

  • 働きながら税理士試験合格を目指す場合「2科目同時に受験」は適切?
  • 1年1科目ペースで勉強計画を立てるべき?
  • 最短で2科目合格するにはどうしたらいい?

働きながら税理士試験合格を目指す人の多くが、

「1年で1科目、5年で5科目合格」という計画を立てます。

しかし、個人的には税理士試験は「2科目同時進行」が短期合格のポイントになると思っています。

というのも、税理士試験は科目どうしの関連性が非常に高いからです。

典型的なのが簿記論と財務諸表論ですね。

この2科目は内容的に重複している部分が多くある上に、

一方を理解するともう一方の理解が深まる」という関係になっています。

(財務諸表論で学んだ理論を、簿記論の計算問題でより具体的に計算してみるなど)

以下では、働きながら税理士試験合格を目指す方向けに、最短で2科目合格を達成するためのポイントを解説いたします。

ブログ管理人

1985年生まれ。ニートで税理士事務所入社→月給16万円のブラック事務所で地獄のような目にあう→ホワイト事務所に転職して年収600万円/2018年開始の当ブログも6年目突入!おかげさまで毎月1万人(累計34万人超)の方に読まれています。
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働きながら最短で税理士試験合格!知っておくべき2つのポイント

税理士試験 働きながら2科目

(働きながら税理士試験合格を目指す時のポイント)

↓働きながら最短で税理士試験に合格するには、以下の2つのポイントが重要になります。

  1. 勉強環境は「自分の責任で」作る
  2. 自分の適性に合った科目を選択する

それぞれの項目について、順番に解説していきます。

1.勉強環境は「自分の責任で」作る

税理士試験 働きながら2科目

(勉強環境は「多少無理しても自力で作る」という意識が必要です)

 

働きながら税理士試験合格を目指す人は、勉強できる環境を「自分の責任で」作ることが大切です。

あえて「自分の責任で」と書いたのには理由があります。

  • 忙しいから…
  • 今は仕事を覚える時期だから…
  • 繁忙期が終わったら勉強する…

などなど、働きながらの場合、勉強をしない言い訳というのはいくらでも出てくるからです。

当たり前ですが、税理士試験は言い訳ばかりしていてはまず合格できないからです。

その一方で、働きながらでも短期間で5科目合格を果たす人は確実にいます。

私はこれまで税理士事務所で10年以上働いてきて、合格できる人もできない人もたくさん見てきました。

私自身も「結局合格できなかった人(科目合格止まり)」ですが、

それだけに「合格できる人と、できない人とで何が違うのか?」についてはかなり突っ込んで考えてきました。

働きながら合格できる人とできない人との違い

おおまかにいうと、働きながら合格できる人とできない人とでは「勉強時間を作ること」への意識の差があると思うんです。

↓具体的には、以下のような行動を主体的に取れる人が短期合格する人だと言えます。

  • 多少の雑音があっても勉強を優先できる
  • 働く環境を主体的に選んでいる

多少の雑音があっても勉強を優先する

第一に、多少の雑音があっても、勉強を優先できる必要があります。

ここでいう「多少の雑音」というのは、物理的な雑音のことだけではなくて、

周囲の人たちの意見」という意味もあります。

例えば、勤務先から「給料をもらっているのだから仕事を最優先にしろ」といわれたときや、

家族から「休みの日ぐらい家族サービスしてほしい」といわれたときに、

断固として長期的な目標(税理士試験合格)を優先できるかという問題ですね。

さらにいえば、「働きながらなんてやっぱり無理」ということを言ってくる人もきっとたくさんいます。

そういう人たちの意見をしりぞけることができるかどうかということです。

特に、30代以降になると自分のためだけに使える時間というのは少なくなってくるのが現実です。

働きながら税理士試験合格を目指すなら、多少は自己中心的と思われても我が道をいける人でないときびしいのが実際のところだと思います。

働く場所を主体的に選ぶ

第二には、働く場所を主体的に選ぶことも大切です。

働きながら税理士試験合格を目指す人の多くは、税理士事務所で働きながら勉強することを考えているでしょう。

税理士事務所側も、従業員が税理士試験合格を目指して勉強していることは百も承知ですから、優秀な人材を集めるために勉強を応援する環境を用意していることが多いです。

(試験直前期の長期休暇取得や、資格スクールに通いやすいように繁忙期を除いて残業禁止にするなど)

その一方で、実質的に勉強との両立が不可能な税理士事務所も少なくありません。

こういった事務所では、「従業員の試験勉強を応援してもなんの得もない。合格したら独立して行ってしまう」と考えています。

働きながら税理士試験合格を目指すなら、「どの事務所で働くか」は極めて重要な問題といえるでしょう。

「何よりも勉強と両立できることを判断基準に働き先を選ぶ」という人と、

「どうせ合格したら独立するから、雇ってくれるならどこでもいい」という基準で働く事務所を選ぶ人ととでは、勉強環境に大きな差が出ることは当然です。

勉強しやすい税理士事務所を見つけるには?

とはいえ、「実際に働く前に、試験勉強と両立できる雇用環境かどうかなんてわからない」という人もいらっしゃるでしょう。

雇用契約を結ぶ前に、事務所に足を運ぶ機会なんて面接の時ぐらいしかありませんからね。

解決策としては、税理士事務所専門の転職エージェントから情報をもらうのが良いです(転職エージェントは無料で使えます)

転職エージェントは、実際に事務所に足を運んで所長税理士から雇用環境についてヒアリングしていますから、

実際に働き始める前に、応募先の税理士事務所が勉強と両立できる雇用環境かどうか?をみきわめることができますよ。

時間をかけて転職活動し、採用された後になってから「やっぱり勉強と両立できる環境ではないと気づいた…」となると大きな時間のロスになってしまいます。

これを避ける意味でも、応募する税理士事務所を選ぶときには、転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

勉強できる環境づくり

働きながら税理士試験を短期間で科目合格するためには、

自分に合った勉強場所を見つける必要があります。

ここで重要なのが、集中できる場所の確保です。

働きながら勉強する人は、学生より勉強時間が少ない分、短時間集中できる場所探しで合否が左右されるといっても過言ではないからです。

なお、勉強場所はひとつにしぼる必要はまったくありません。

集中できる場所はその日の気分や状況によっても変わりますよね。

なので、勉強場所の候補はたくさん持っていた方が便利です。

通勤や仕事中にちょっと寄れるカフェや、時間貸しの自習室など、集中できる場所を見つけておくのが良いでしょう。

「完全に静かでないと集中できない」はNG

ただ、注意してほしいポイントがひとつあります。

それは、勉強する場所は、静かな場所に限定しないことです。

いつも静かな場所で勉強していると、試験時に周囲の電卓音や筆音が気になり、問題に集中できないケースが生じます。

もちろん、雑音がありすぎるのも良くないですが、落ち着いた雰囲気のカフェや人が多い図書館ぐらいの雑音にはなれておかないと試験本番でつまづく可能性が高いです。

小規模な個人事務所は勉強しやすい環境であることが多い

税理士事務所で働きながら税理士試験合格を目指す案ら、まずは小規模の個人事務所で働くことをおすすめします。

なぜなら、日々の業務でいまあなたが学んでいる勉強が生きるからです。

税理士法人や規模が大きい個人事務所で働くと部門ごとに分かれることがおおく、知識が偏ってしまいます。

つまり、働きながら科目合格を目指するためには、日々の業務でいかにアウトプットできるかも重要なのです。

そこで働きながら学べる税理士事務所にはどういう特徴があるかをご紹介します。

税理士が一人の事務所を選ぶ

そもそも税理士登録するためには、2年以上の実務経験が必要とされます。

なので、個人開業税理士事務所で働くか、または大手税理士法人で働くかの選択をしなければなりません。

どちらも経験できれば、それに越したことはありませんが、選択しなければいけない場合は、税理士一人の個人事務所がオススメです。

理由は、実務を通してさまざまな経験ができるからです。

経験ができる=知識が身に付く。

つまり、仕事を通して勉強ができるのです。

最初は、実務を覚えるまで非常に苦労すると思いますが、さまざまな案件に触れられるため、幅広い知識が身に付きます。

また、この個人税理士事務所選びで注意するポイントは、仕事が忙しすぎる事務所を選択しないことです。

特に、雇用環境が劣悪ないわゆるブラック事務所に入社してしまうと悲惨なことになりますから注意してください。

土日祝が休みの事務所を選ぶ

土日祝日が基本休みかどうかは、税理士を目指すうえでもっとも重要な部分といっても過言ではありません。

年末調整や個人・法人の確定申告時期などの繁忙期に休みが少ないというのは、この業界で働くうえで避けては通れません。

しかし、繁忙期以外も残業・休日出勤が当たり前の事務所で働いていては、受かるものも受かりません。

冒頭でも述べたように税理士試験は、国家3大資格に匹敵するほどの難関試験です。

毎日勉強するのはもちろん、休日・祝日は返上して勉強しないと合格するのは難しいでしょう。

これから働きながら2科目合格を目指す人、税理士を目指す人は土日祝日が休みの事務所を選択しましょう。

2.自分の適性に合った科目を選択する

税理士試験 働きながら2科目

(働きながら勉強する場合、科目選択の組み合わせは極めて重要です)

働きながら税理士試験合格を目指すなら、「どの科目を選択するか?」は決定的に重要です。

各科目でどれくらいの勉強時間が必要なのかについて、

↓大手資格スクールの情報をまとめると以下のとおりです(スクールによって多少の誤差はありますが、平均するとこうなります)

  • 簿記論  :400~450時間
  • 財務諸表論:450~500時間
  • 所得税法 :600~650時間
  • 法人税法 :600~650時間
  • 相続税法 :400~450時間
  • 国税徴収法:150~200時間
  • 固定資産税:200~250時間
  • 消費税法 :300~350時間
  • 酒税法  :150~200時間
  • 住民税  :200~250時間
  • 事業税  :200~250時間

なお、上記は税理士試験初年度の勉強時間の平均値です。

税法科目の中では、選択必須科目である所得税法と法人税法の勉強時間が一番多いですね。

つまり、600時間以上を1年で確保できる税理士事務所でなければ働きながら税理士になることは難しくなります。

↓それぞれの科目の合格率についても見ておきましょう。

税理士科目の合格率平均値

  • 簿記論  :11~13%
  • 財務諸表論:15~18%
  • 所得税法 :12~14%
  • 法人税法 :10~12%
  • 相続税法 :10~13%
  • 国税徴収法:11~13.5%
  • 固定資産税:10~12.5%
  • 消費税法 :11~13%
  • 酒税法  :10~12%
  • 住民税  :14~16%
  • 事業税  :11~14%

勉強時間が少なくても済む科目(固定資産税・国税徴収法・酒税・住民税・事業税など)であっても、合格率でみるとほぼ違いがないことに注意してください。

ボリュームが少ないからと言ってこれらの科目を安易に選ぶのは禁物です(実務でもほぼ使わない知識なので、「実務と関連づけて学べる」という税理士事務所職員ならではの強みもいかせません)

なお、各年度によって「受かり年」というのも存在します。

例えば、令和元年度の住民税19%、H29年度の財務諸表論29.6%というように、例年の合格率より高い数値になることもあるのです。

もっとも、受かり年の科目は誰にも予測できないので、コツコツ勉強するほかありません。

同時合格する最強の組み合わせ

税理士試験は、各科目によって出題内容があらかじめ決まっています。

ここでいう出題内容というのは、計算と理論の比率のことです。

↓下記の表で各税法科目の出題範囲を確認しておきましょう。

  • 簿記論  :計算100%
  • 財務諸表論:計算50%/理論50%
  • 所得税法 :計算50%/理論50%
  • 法人税法 :計算50%/理論50%
  • 相続税法 :計算50%/理論50%
  • 国税徴収法:理論100%
  • 固定資産税:計算50%/理論50%
  • 消費税法 :計算50%/理論50%
  • 酒税法  :計算40%/理論60%
  • 住民税  :計算50%/理論50%
  • 事業税  :計算30%/理論70%

ほとんどの税科目が計算50%/理論50%であるものの、簿記論、国税徴収法、酒税法、事業税の比率は異なります。

理論が得意という人は国税徴収法や事業税、住民税が比較的受かりやすく、計算が得意という方は、簿記論に集中しましょう。

2科目受験する人のなかには、計算100%の簿記論と理論100%の国税徴収法を同時にチャレンジする人も多いです。

これから1年に2科目を受けるという人は、理論と計算の出題内容に目を向け、得意分野で勝負してみてください。

労働環境が劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)

いま税理士事務所で働いている人も、これから働く人も、

労働環境が悲惨なブラック事務所にまちがえて入社しないよう注意してください。

職員を「使い捨て」ぐらいにしか考えず、

安い給料で搾取しまくるブラック事務所は

2023年現在も残念ながら存在しています。

こういう事務所ほど「うちはアットホームな職場です!

…みたいにアピールしてたりするのでたちが悪いんですよね…。

もちろん、すべての税理士事務所が

ブラックという意味ではありませんよ。

最近は年収高めのホワイト事務所も増えてますからね。

重要なのは、ブラック事務所にまちがえて応募しないことです。

管理人

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何を求めて転職するのか?を明確にするのが重要

(妥協できる点と、絶対に妥協できない点を明確にすることが大切です)

 

私のブログを読んでくださっている方は、

なんらかの理由があって、今の職場に不満がある人(給料安い・人間関係が最悪…など)が多いと思います。

そんな方にぜひ知っておいていただきたいことがあります。

↓それがこれです。

なんの欠点もない「天国のような職場」はこの世に存在しない。

↑すでに社会人経験がある人は同意していただけると思いますが、

給料良くて、ワークライフバランスも良くて、

人間関係も最高で、所長税理士も優しくて…

みたいな天国のような職場ってまあ現実には存在しません。

管理人

この点を理解しておかないと、

あの人っていつ会っても転職活動やってるな…」

みたいなことになりがちですので注意してください。

(税理士業界では、そういう人はけっこう多かったりします)

重要なことは、あなた自身の中で、

妥協できない点妥協できる点を明確にすることです。

そこから「自分にとって一番メリットの大きい職場」を、

現実的な選択肢として選ぶことなんですね。

 

↓具体例を挙げると、例えば以下のような感じです。

管理人

具体例1

  • 妥協できない点
    今は税理士試験の勉強に集中したいので、繁忙期も残業のない事務所に転職したい
  • 妥協できる点
    その一方で、多少はお給料が下がることはしかたないので、年収500万円以上を許容ラインにする
  • 現実的な選択肢
    ワークライフバランス重視・職員の税理士試験挑戦を応援することを明示している事務所求人を狙う

具体例2

  • 妥協できない点
    実務経験者として今度の転職では年収アップにこだわりたいので、年収600万円は絶対に欲しい。
  • 妥協できる点
    その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。
  • 現実的な選択肢
    BIG4を含む大手税理士法人の求人を狙う

具体例3

  • 妥協できない点
    将来的には税理士として独立を目指しているので、自分の得意分野を持っておきたい。
    独立のための資金を貯めるためにも、年収は600万円は絶対欲しい。
  • 妥協できる点
    その代わり、仕事がある程度いそがしくなるのは許容する。
  • 現実的な選択肢
    相続税対策についての実務経験をゼロから積める「資産税特化事務所」の求人を狙う

 

なんとなく「いまの事務所嫌だなー…」とばくぜんと考えていても、

なかなか具体的な選択肢は見えてきません。

(具体的な選択肢が見えてこないと、人間は行動に移すことはできないものです)

そうこうしているうちに、

年齢を重ねて転職の選択肢がどんどんせばまっていく…

というのは税理士業界に限らずあるあるですね。

そういう人と比べて、

上記のように「妥協できる点」と「妥協できない点」から職場探しをできる人は、

比較的短期間で理想に近い職場を見つけられる可能性が高いです。

自分の中で明確な基準を持って、現実的な「落とし所」を探るのが大切と言えるでしょう。

現実的で勝ち目のあるゲームをしましょうという話ですね。

 

税理士業界専門の転職エージェント(無料)を活用しよう

(ヒュープロは税理士業界専門の無料転職エージェントです)

 

なお、こういった「妥協できる点・妥協できない点」から、

現実的な選択肢(落とし所)」を決めるかたちの転職活動の進め方については、

転職エージェントに相談しながら進めた方がうまくいく可能性が高いです。

2023年現在、転職活動に転職エージェントを使うのはほぼ当たり前というか、

使わない理由がないというのが実際のところですね。

書類選考対策から面接対策、

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すべて無料でやってくれますので。

管理人

自分のニーズ(妥協できる点・妥協できない点)を明確にできたとしても、

それにマッチした求人を見つける作業はなかなか自分でやるのが難しいです。

この点、税理士業界専門の転職エージェントなら、

あなたのニーズにマッチした具体的な選択肢(求人)を豊富に提案してくれます。

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実は自分にベストマッチな選択肢だったということもあり得ます。

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徹底的にこだわってやった方が良いですよ。

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無意味に「自力ですべてやること」にこだわって、

せっかく見つけた優良事務所からの採用可能性を下げる…なんてかしこいやり方ではありません。

なお、転職エージェントに報酬を払うのは採用を行う事務所側ですので、

私たち転職活動する側は無料で使うことができますよ。

使わないのはものすごくもったいないので、活用しましょう。

なお、税理士業界で転職活動するなら、

この業界専門の転職エージェントを使うのは鉄則です。

(↑もちろん、こちらも無料で使えます)

管理人

リク◎ートエージェントなどの「一般向けの転職エージェント」も、

使っちゃいけないわけではないですが、

税理士業界の内情について、いまいちよくわかっていないエージェントに担当されてしまう…みたいなことがあり得ます。

(私自身も経験があります。

面談で税理士試験の科目合格制度ってなんですか?…

みたいなこといわれてガッカリしたことがあります)

税理士業界ってかなり特殊な業界ですので、

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税理士業界志望者はハロワを使うな

(税理士業界の求人は、ハロワやリクナビで探さない方が良いです)

 

正直、税理士業界に転職するなら、

ハローワークは使わない方が良いと私は思ってます。

なぜかというと、求人の「質」が低すぎるからなんですね。

実際、私が1社目に入社したブラック事務所はハローワーク経由で応募しました。

(窓口の職員さんに「こちらは特におすすめですよ」と紹介されました…)

私も後から知ったんですが、ハローワークの相談員って、

彼ら自身が非正規職員だったりするのでけっこういい加減なんですよね…。

税理士業界への転職を検討している方は、

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  • リモート勤務OKな税理士事務所求人
  • 税理士試験と両立できるワークライフバランス重視の求人
  • 一般企業の経理で会計事務所経験者を積極採用している求人
  • 相続税申告の実務経験を積むことができる事務所求人
  • 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
  • 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
  • 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人

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(科目合格者は待遇面で優遇してもらえる事務所求人)

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今すぐは転職する気がない人もやっておくべきこと

今すぐは転職するかどうか決めてない。

でもさすがに今の職場で定年までずっと働く…はありえない。

チャンスがあれば転職もありだけど、具体的な行動はまだ…。

(なのでいろいろ調べてる)

↑私のブログを読んでくださっている方の多くは、

おそらくこういう段階だと思います。

転職活動ってはっきりいってめんどくさいですよね。

ただ、こういう段階の人も

転職サイトの無料アカウントだけは早めに作っておいた方が良いです。

転職って運で決まってしまう部分もあって、

たまたま良いタイミングで、良い求人に出会えるか?

が非常に重要だったりするからです。

日常的に、税理士業界の最新の求人情報にアンテナを立てておくようにしましょう。

希望年収や勤務地などを転職サイト内で入力しておくと、

マッチする最新のおすすめ求人がメールで送られてくるので便利です。

↓こんな感じで、あらかじめ自分で入力した

年収などの条件にマッチするものだけが送られてきます。

情報って多すぎても使えないんで、

自分にマッチする求人だけを送ってもらえるのが便利です。

管理人

(あらかじめ指定した年収条件などにマッチする最新求人が「おすすめ求人」としてメールで送られてきます)

 

転職サイトの使い方って人それぞれだと思いますが、

私はこういう「流し読み」的な感じがいいと思ってます。

流し読みでも日常的に求人情報を見るようにしておくと、

税理士業界の年収や、福利厚生の相場みたいなものもなんとなくつかめてきます。

良さげな求人が見つかったらブックマーク保存しておいて、

いざ転職するとなったときに、

ロケットスタートを切れるようにしておきましょう。

余裕のあるタイミングでこれやってる人と、

やってない人とでは大きな差がつきますよ。

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税理士業界は「優秀なのに年収低いループ…」にはまる人が多すぎる

(優秀なのに年収低い…的なループにはまらないために)

 

税理士業界って、

能力スキル的には非常に優秀なのに、

たまたま良い求人に出会えていないのが原因で、

しかたなくブラック事務所で低年収で働いている…。

みたいな人がかなり多いのが現実です。

仕事のスキルや能力と、良い事務所に入れるかどうか?ってあんまり関係ないんですよね。

良い事務所に入れるかどうかは転職活動のやり方が上手か下手かできまることなんで。

逆に言うと、能力的にはごく普通だけど、

転職活動の進め方が上手で、

ホワイト事務所に入社できている人もいるわけですね。

管理人

転職活動のやり方が上手か下手かだけで、

稼げるお給料の金額が年間100万円ぐらい違ってくることもあります。

転職活動のやり方だけで年収減る…とかめっちゃ悲しいですよね。

重要なのは、とにかく優良求人に「出会う確率」を上げることです。

具体的には、会計職専門の転職サイトで定期更新される求人情報を、

日常的にチェックするクセをつけるようにしましょう。

転職サイト内で年収や事務所の人数規模など、

転職先に求める条件をしっかり入力しておくのが大切です。

↑これやっておくと、

転職サイトから得られる情報の質が一気に上がります。

求人が掲載開始された瞬間に自動通知してもらえるので、

優良ホワイト事務所の求人を見逃すリスクをなくせますよ。

転職サイトって、なんとなく求人をながめているだけ…では

なかなか良い求人にはなかなか出会えません。

↓年収高めのホワイト事務所の求人や、

BIG4税理士法人を含む大手事務所ほど、

募集期間が短い傾向があるので注意してください。

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ポイント!

  1. 税理士事務所の求人を探すなら、会計職専門の転職サイトを使うべき
    →税理士業界専門サイトなので、ハロワやリクナビと求人の質がまったく違う。
  2. 転職活動は「能力」より「運」で決まってしまう部分も大きい
    →転職サイトを日常的にチェックして「優良求人に出会う確率」を上げることが大切。
  3. 転職サイトを使うなら、無料アカウントを作り求人の絞り込み条件を設定しておこう
    →自分が指定した条件にマッチする求人が出るたびに通知してもらえます。

↓個人的におすすめの税理士業界専門の転職サイトはこちらです。

無料アカウント登録で実際の年収も見ることができますよ。

管理人

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(経験者求人の例:クリックで拡大)

税理士事務所の求人探すならここ!おすすめ転職サイトランキング【厳選4社】

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現状への不満とストレスが限界を迎えると、行動する気力がなくなる

(ストレスが限界になる前に手を打てるようにしておきましょう)

 

転職サイトを日常的にチェックし、

気になった求人をブックマーク保存していくだけでも、

「今の環境で精神的に限界が来たら転職もある。

自分には別の選択肢もある」

↑と気づけるのも重要です。

ストレスでどうしようもなくなる前に、

転職という手を打つことができるようにしておきましょう。

これって、今の職場で働く上でも

精神的な安定につながります。

いい意味での逃げ道を常に準備しておくのが大事ですよ。

管理人

逆に言うと、いま現在の環境への不満とストレスが蓄積された後になると、

転職サイトに登録する気力すらなくなります(私の実体験談です…)

そうなると、さらに現状への依存度が高まって、

抜けられなくなる…という無限ループにはまりがちですね。

転職サイトは誰でも無料で使えます。

今すぐは転職できない人も、

無料アカウント登録だけはやっておきましょう。

なぜ「最大手のリクナビ」をおすすめしないのか?

(「税理士業界専門の転職サイト」を情報リサーチに活用しましょう)

 

転職サイトっていろんなところがありますよね。

この記事を書いている2023年現在で、なんと1万社以上あるそうです。

最大手のリクナビとかの方が、

学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…

という方も多いかもしれません。

管理人

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。

必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、

仕事探す側も税理士受験生だったり、

キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、

普通の求職者とは異なる事情が多いんです。

こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、

税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。

  • ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
  • 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
  • 税理士試験との両立ができる事務所で働きたい人
  • 会計事務所での経験を生かして経理に転職したい人

↑これらに該当する人は、

税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。

リクナビなどとは登録されている求人の質(年収や福利厚生)

がまったく違うので、びっくりすると思いますよ。

会計職専門の転職サイトに登録されている求人例がこちら。

現時点で8,647件の求人がありました。

管理人

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>>現在募集中の税理士事務所求人を見てみる

最後の最後にお伝えしたいこと

↓転職に限らずですが、

仕事で成功するために大事なのって、結局はこれなんです。

 

能力やスキルももちろん大切なんですが、

転職活動でもっとも重要なのは情報収集です。

税理士業界は、能力的にとても優秀なのに、

転職活動のやり方がまずかったのが原因で、

ブラック事務所で働くことを余儀なくされている人…が多すぎます。

転職サイトへの登録って、3分でできる作業です。

お金もかかりませんし、

いつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。

管理人

↓今から5年後に、あなたはどちらになっていたいでしょうか。

  • 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
  • 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!

もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。

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管理人

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