税理士事務所・経理に転職して働くには?

会計職のキャリア戦略

税理士事務所の仕事の覚え方!入社1年目の新入社員におすすめの方法をお教えします

  • 税理士事務所の仕事を最短で覚えるには?
  • 教わってもいない内容なのに、間違えたら怒られる…
  • お客さんからの質問に答えられず、情けない思いをすることが多い…。
  • 先輩が仕事を教えてくれない。引き継ぎもない。

↑税理士事務所に入社したばかりの方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、税理士事務所の仕事の覚え方について具体的にアドバイスします。

毎日「間違えてるかも…」と不安を感じながら仕事をしている方のお役に立てば幸いです。

税理士事務所の仕事の覚え方

税理士事務所 仕事 覚え方

(税理士事務所の新人さんにおすすめの仕事の覚え方を解説します)

大前提として、「どんなにベテランの職員でも、税理士事務所の仕事のすべてを理解している人なんていない」

ということを理解しておきましょう。

あなたの先輩や直属の上司、所長税理士まで含めて、税法や会計のルールについてなんでも理解している人なんていません。

どんなに経験豊富な人であっても、わからないことは専門書を調べながらコツコツと業務を進めていっています。

税理士事務所の仕事は「わからないことは自力で調べながらそのつど覚えていく」というのが大原則になるのです。

…とはいっても、さすがにこれだけではざっくりしすぎていますよね。

↓そこで、次の項目では私が新人社員の時に先輩から教えてもらった、

とっておきの仕事の覚え方」をお教えしましょう。

おすすめの仕事の覚え方:無料の会計ソフトで家計簿をつけてみる

税理士事務所 仕事 覚え方

(おすすめの仕事の覚え方:無料で使える会計ソフトを使って家計簿をつけてみましょう)

税理士事務所の仕事の覚え方でおすすめの方法としては、

「あなた自身の家計簿を、無料で使える会計ソフトを使ってつけてみる」

というものがあります。

あなたも毎月お給料をもらって、家賃を払ったり、資格スクールに行ったり、飲みに行ったりしているでしょう。

そうしたお金の動きを、会計ソフトを使って管理してみてください。

そして、1週間分のデータが入力できたら、

実際の現預金残高と、会計ソフト上の金額があっているかどうかをチェックします。

これを1回やってみるだけで、税理士事務所の仕事の意味が劇的にわかるようになると思います。

(月次監査の擬似体験ができます)

おすすめの仕事の覚え方

  • 会計ソフトを使って自分の家計簿をつけてみる。
  • 1週間分の入力ができたら、実際の現預金残高と会計ソフトの残高を合わせてみる。

もちろん、会計ソフトそのものは家計の管理にも使える便利なものですので、家計簿代わりに使っていっても問題ありません。

↓ここで使う会計ソフトは、無料で使える「会計freee」でOKです。

税理士事務所 仕事 覚え方

会計freeeは無料で使える会計ソフトです)

現在は税理士事務所の仕事は、ほとんどすべてが会計ソフトをベースに動いています。

なので、会計ソフトが使えないと業務になかなかついていくことができません。

しかし、これは逆にいえば「会計ソフトさえ使えるようになっておけば、新人職員でもある程度の仕事はできるようになる」ということでもあるのです。

私が新人の頃は弥生会計などの有料ソフトを使ってやっていましたが、今は上のような無料ソフトがありますので、よりやりやすいですね。

個人事業主のお客さんでも、会計freeeを入れているところはとても増えてきていますから、操作方法を覚えておいて損はありませんよ。

会計ソフトの入力の仕方について

会計ソフトの入力の仕方についてですが、「仕事に関連する収入と出費」と、「プライベートの出費」はわけて入力してください。

これは顧問先の社長が自分の事業所得の計算と、家事支出の計算を分けるのと同じです。

もし、顧問先の社長が事業の支出とプライベートな支出を混同していたら誤りを指摘しなくてはなりませんよね。

それと同じです。

つまり、あなたの仕事を「事業」と見立てて、その事業所得を計算するという感じです。

  • 仕事に関連する飲み会に参加した時には経費として処理
  • プライベートで彼女と飲みに行ったら家事支出(会計ソフトでは事業主勘定など)で処理

といったように厳密に管理しましょう。

自分の所得税を計算してみる

1週間〜1ヶ月分の会計ソフト入力作業を行ったら、その間のあなたの所得金額がわかります。

(収入−支出=所得です)

所得金額がわかったら、その金額からどのぐらいの所得税を負担しないといけないのか?を計算してみてください。

もちろん、本来の所得税計算は1年分の所得を元に計算しますが、ここでは1ヶ月分の所得を計算してみると良いでしょう。

(所得が1年分でも、1ヶ月分でも計算の仕方は同じです)

ここは計算過程を頭で理解するのが重要なので、手書きの方が良いです。

国税庁のホームページで確定申告書のひながたがダウンロードできますから、記入しながらやってみましょう。

確定申告書類は計算を順番に進めていく形になっています。

なので、数字を埋めていくだけで所得税の計算過程を理解できるようになるでしょう。

所得税の計算方法(計算式)

単純なケースでは所得税の計算はそんなに難しくないです。

「収入−経費」で所得金額を計算して、そこから所得控除をマイナスし、所得税率を掛け算して税額控除をひくだけです。

↓計算式にするとこうなります。

所得税額=(収入−経費−所得控除)×所得税率−税額控除

所得控除ってなんだ?税額控除ってなんだ?と調べながらやっているうちに、計算の意味がわかってきます。

重要なことは、収入・経費・所得控除の金額を、会計ソフトを通じて管理する実際のあなたの生活に基づいて計算してみることです。

計算式は本を読めば誰でもすぐに知ることができますが、

実際の生活に基づく数字は、会計ソフトの数字と実際の自分の所持金を付き合わせてみないと実感として知ることができません。

「収入からこれだけの経費を引き算して、実際に手元に残っているお金はこれだけなのに、さらにここから税金も持っていかれるのか…」

という実感を持つことが大事です。

これが顧問先の経営者の感覚を知ることにつながるからです。

顧問先企業の確定申告(=所得税計算)も計算の仕方はまったく同じです。

実際にやってみるとわかりますが、これめちゃくちゃ勉強になると思います。

実際に仕事で確定申告をする時期(2月〜3月)になると、事務所内は繁忙期ですから、はっきりいって勉強をしている時間なんてないと思います。

その時期が来る前に、上で紹介した方法で確定申告のやり方を予行演習しておきましょう。

会計freeeのダウンロードはこちら(無料)

月次監査や決算業務も、家計簿と基本は同じ

税理士事務所 仕事 覚え方

(会社の経理も家計簿も、原理的な部分では同じです)

会社経理と家計簿ではルールが違うのでは?

と思われるかもしれませんが、はっきりいって原理的な部分はまったく同じです。

あなたの仕事を1つの「事業」として考えて、売上(給料)と出費を入力していきましょう。

ただし、やるからにはきちんとやらないと意味がありません(勉強になりません)

月初の現預金残高を入力し、毎日現金や銀行預金を動かすたびに会計仕訳を入力してください。

現金で買い物をしたら必ずレシートをもらいましょう。

ノートにレシートをのりで毎日貼付けをし、その内容に基づいて会計ソフトに入力していってください。

あなたの顧問先企業の経理担当者もこれとまったく同じことをしています。

彼らの気持ちがより深く理解できるようになるでしょう。

そのうえで、週末や月末には実際に手元にある現預金残高と、会計ソフトに表示されている現預金残高があっているかチェックします。

もし会計ソフト上の数字と、実際の現預金の残高があっていなかったら、原因を徹底的に調べてください。

(レシートからの入力ミス?それとも勘定科目の入れ間違い?など。自分で自分の月次監査をやるわけですね)

さらに徹底的にやるなら、試算表も1か月ごとにプリントアウトして、先月と見比べてみるなどもやってみましょう。

これは顧問先の社長に先月の業績を報告するのと同じです。

会計ソフトの使い方を理解すると仕事の理解度は飛躍的に上がる

税理士事務所の仕事は、基本的に会計ソフトを使って行います。

法律上は手書きの会計帳簿でも問題はありませんが、ほぼすべての企業で会計ソフトを使って経理作業を行っているのが実際のところです。

なので、会計ソフトの使い方をいかに早く覚えるか?が税理士事務所の仕事ではとても重要になります。

そして、会計ソフトというものは「実際に使いながら覚える」のが一番早いです。

テレビゲームなども説明書を10回読んでから遊ぶ…なんて人はいませんよね。

Excel(エクセル)やWord(ワード)なんかも教科書をたくさん読むより、実際に資料を1個作ってみるほうが理解しやすいですよね。

会計ソフトもこれと全く同じです。

いろいろと使い方の解説書を読み込むより、実際に入力作業をやってみるのが早いですよ。

「先輩が教えてくれない」について

「先輩が仕事を教えてくれなくて困っている…」という悩みはよく聞きますね。

しかし、ひょっとするとその先輩は「わからないことを調べながら進めるのがこの仕事なんだよ」ということを伝えたいのかもしれません。

(ただ単にいじわるなだけの人もいるかもしれませんが…)

新人のあなたも、顧問先の経理担当者からしたら、資格の有無にかかわらず「税理士先生」です。

最初のうちは先輩や所長税理士からの引継ぎが行われるのが普通ですが、

いずれは1人で訪問して経理スタッフさんや経営者に指導をしなくてはなりません。

最初は不安だと思いますが、会計ソフトを日常的に使い、わからないことはそのつど覚えるようにしていけば、経理指導のカンどころのようなものは見えてくるはずですよ。

税理士事務所,仕事,難しい
税理士事務所の仕事は難しい?コミュニケーション力は必要?

「税理士事務所の仕事は難しい?未経験の資格なしでも挑戦できる?」この記事では、異業種から税理士事務所に転職することを検討している方向けに、税理士事務所の仕事内容について具体的に解説しています。

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仕事の処理能力と、人に説明する能力は別

また、「自分で仕事を処理できる能力」と、「それを他人にわかりやすく説明する能力」とは全く別物であることも知っておきましょう。

特に、税理士事務所というのは基本的に内気で口下手な人が多いです。

私が税理士事務所1年目のときにも、ものすごく仕事ができるといわれている人たちがいました。

でも、その人はものすごく口下手で説明することは苦手…という人がほとんどだったのでなかなか苦労しました。

何がいいたいかというと、税理士事務所の仕事では、「わからないことは自分で調べながら取り組む」というスタンスが重要だということです。

調べものをする対象は税法についての解説書(実務向きのもの)や、過去の決算資料などがメインですね。

会計処理は基本的に「継続性の原則」(簡単にいうと「同じ取引では毎回同じ会計処理をする」ということ)を維持する必要があります。

なので、判断に迷ったときには基本的に過去にどういう処理をしているか?をまず調べるようにしてみましょう。

仕事の流れを理解し、覚える

会計ソフトの使い方に慣れることと、個別の会計処理については過去の処理方法を参考にすることをお伝えしました。

これらに加えて、税理士事務所の仕事について、基本的な流れを理解しておくと良いでしょう。

「自分がいま取り組んでいる仕事はどういう工程のどの部分で、どういう意味があるのか?」を理解しながら仕事に取り組むことが大切です。

↓税理士事務所の仕事は基本的に以下のように流れていきます。

税理士事務所の仕事の流れ

  • ①請求書や領収書などの「原資料」から会計ソフトへ入力
  • ②月次監査で会計ソフトの入力が正しいか毎月チェックする
  • ③12か月分の会計データがたまったら、1年に1度年次決算を行う
  • ④年次決算の内容から税金計算を行って申告、納税

①については基本的に顧問先企業の経理スタッフさんが行ってくれますが、税理士事務所側で処理を行うこともあります(これを記帳代行と呼ぶことがあります)

入社してすぐの時点では自分の担当顧問先はまだないでしょうから、先輩職員が担当しているお客さんの手伝いをすることが多いでしょう。

②は月次監査(巡回監査)ですね。

③と④が決算業務に当たります。

個人事業主の決算業務を確定申告と呼びます。

税理士事務所の仕事は、2年目以降はとても楽になる

税理士事務所の仕事の覚え方がわからずにお悩みの新人さんに1つ良いニュースをお伝えするとすれば、

「税理士事務所の仕事は、2年目以降は1年目と比べるとかなり楽になる」ということがあります。

↓※くわしくはこちらの記事で解説しています。

税理士事務所,仕事,きつい
税理士事務所の仕事はきつい?労働時間や業務の難易度について

「税理士事務所の仕事はきついから、やめたほうが良いよ…」ネットの口コミでこういった情報を見て、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、3社の税理士事務所で働いた経験のある私が、税理士事務所の仕事の実態について解説します。

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理由としては、税理士事務所の仕事というのは基本的に毎年同じことの繰り返しだからです。

会計というものは、「継続性の原則」というものが大原則です。

これは、税理士事務所の普段の業務について言えば「これまでやってきた会計処理と同じ処理を毎回繰り返していく」ということを意味します。

顧問先企業のビジネスのあり方はそう変わることはありませんよね。

飲食店は飲食店、製造業は製造業…といったように、基本的には毎回同じ処理の繰り返しです(細かい変更はそのつどありますが)

なので、業務の処理に困ったときには「前回、同じような取引があった時はどういう会計処理をしたのだろう?」と調べるのが基本になるのです。

これを繰り返していけば、一つの顧問先についてどういう処理をすべきか?はおのずとわかるようになりますよ。

決算処理などについても毎年同じ処理を繰り返すのが原則ですから、2年目以降の仕事はずいぶん楽になっていくはずです。

それでも「この事務所で本当に仕事ができるようになるのか不安…」という方へ

税理士事務所 仕事 覚え方

(今の事務所にずっといて本当に大丈夫だろうか…とお悩みの方へ)

ここまで、税理士事務所の仕事の覚え方についていろいろ説明してきました。

それでも「今の事務所にこの先何年も勤めていて本当に大丈夫だろうか…」と不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。

また、多くの人が税理士試験の勉強も同時進行で進めているでしょうから、

「仕事が忙しすぎて(ストレスが多すぎて)、税理士試験の勉強がぜんぜん進まない…」

というお悩みをお持ちの方も多いかもしれません。

これはちょっと注意しておきたいところですね。

多くの人が「税理士事務所で実務を覚えながら、税理士試験の勉強を同時進行で進めていく」という形でこの業界のキャリアをスタートします。

しかし、残念ながらその中から実際に税理士試験に合格していく人はひとにぎりなのです。

このように書くと、まじめなあなたは(この記事をまじめに読んでくれるぐらいなので笑)

「お給料をもらっているんだから、仕事は最優先でやらないといけない」

と感じるかもしれません。もちろんそれは正しいです。

ですが、忙しい日常に忙殺されるだけでは、税理士試験はいつまでも合格できないのが現実であることは理解しておきましょう。

税理士 働きながら 無理
税理士は働きながらは無理?勉強と仕事の両立を目指す人が知っておくべき短期合格のポイント

「税理士になりたい。でも、働きながら目指すのは無理…?」
この記事では、直近の税理士試験合格者のデータを紹介するとともに、働きながら税理士を目指す人向けに短期合格のポイントを解説します。
結論からいうと、働きながら税理士合格を目指すのは無理ではありません。
実際に働きながら税理士を目指しているのはどんな人たちなのか?についても紹介していますので、参考にしてみてください。

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今から5年後のあなたの姿をイメージしてみて

税理士事務所 仕事 覚え方

(5年後に「こんなはずじゃなかった…」なんてことにならないために今やっておくべきこと)

↓例えば今から5年後になって、あなたが以下のような状況だったらどうしますか?

こんな悲惨な状況に…(実話)

  • 資格スクール(TAC)にお金を払ってきたものの、実務が忙しすぎて講義に出ることすらできない。
  • 入社前に予定していた科目合格のスケジュールなんてまったく追いついていない。
  • 繁忙期は毎日深夜24時まで仕事。しかも残業代が出ない地獄のようなループ。
  • 年数を重ねるごとに担当件数がどんどん増えていく。難しいお客さんも増えていく…。
  • 事務所に入社して何年も経っているのに貯金はゼロ円。
  • まわりの同年代の友人は結婚してマイホームを購入して…と順調なのに、自分だけ取り残された気分…。

↑実はこれ、私が1社目の税理士事務所を辞めた時の状況そのままです。

(私が経験した1社目の税理士事務所は、従業員20名ほどの比較的大きな事務所でしたが、まさにブラック事務所でした)

税理士事務所 ブラック
税理士事務所はブラックだらけ?転職前に要チェックの特徴と見分け方

税理士試験と同時進行で働きたいので、勉強時間を取れない激務な事務所は避けたい…。いわゆる「ブラック事務所」の特徴は?見分けるにはどうしたらいい?この記事では、税理士事務所への転職を検討している方向けに「ブラックな事務所」の特徴と見分け方を解説いたします。ぜひ参考にしてみてください。

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この記事を読んでいるあなたは、こういう悲惨な状態にならないように注意してください。

「どうしても今の事務所では、自分の将来的なビジョン(勤務税理士としての活躍・将来的に独立など)に近づいていける気がしない…」

とあなたが感じているなら、

転職活動を始めること(別の税理士事務所に移ること)も選択肢に入れなくてはなりません。

世の中にはまだまだブラックな環境な税理士事務所が少なくないのが現実ですが、従業員の税理士試験合格を積極的に後押ししてくれる事務所も増えてきていますよ。

稼げる税理士(例えば年収1000万円)になりたい方へ

(稼げる税理士になるにはどうしたらいいのか?)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

私は税理士業界に未経験で入り、いろいろ苦しみながら10年以上仕事をしてきました。

その中でももっとも苦しかったのが、

がんばった分に見合った収入がぜんぜんもらえない」ということです。

税理士事務所の仕事って、簡単ではありません。

  • 毎年のように変わる税法の勉強をし続けないといけないし、
  • 税理士試験の勉強のために眠い目をこすりながら資格スクールの講義にでないといけないし、
  • 数字に1円でもまちがいがあればクレームが来るし、
  • ややこしい経営者の相手をしないといけないこともあるし、
  • 繁忙期はとっても忙しいし…。

なんていうのが実情です。

しんどい分だけ、たくさんお金が稼げるのならまあわかりますよね。

しかし、税理士事務所の職員というのは平均年収が決して高くないのが実際のところなのです。

毎日こんなにがんばっている。

まわりの同年代の人間より何倍も努力しているはずなのに、

なぜか年収だけは、自分が一番低い…。

↑このギャップに心底苦しんだのが、私の20代でした。

そんな私も、2社目、3社目…と税理士事務所を渡り歩くうちに、

この業界でしっかりと年収をあげていくためのコツのようなものがわかってきました。

税理士事務所でしっかりお金を稼げるようになるためには、「ただがむしゃらにがんばっているだけ」ではダメなのです。

以下では、税理士事務所で年収をあげていくためのコツを、

このブログを見てくださるあなたには特別にお教えしましょう。

ほとんどの税理士事務所職員は「がんばっていて頭もいい」のにぜんぜん稼げていない

↓税理士事務所で働く人って、いわゆる「ちゃんとしてる人」がほとんどです。

  • 学生時代から勉強には自信があって、
  • 人並み以上に地頭(じあたま)もよくて、
  • 目標に向かって努力もしっかりできる人

このブログを読んでくださるあなたもきっとそういう人でしょう。

ですが残念なことに、

がんばっているのに、なぜか年収が低い人

が圧倒的に多いのがこの業界の実情でもあるのです。

割合で言えば、稼いでいる人はたったの2割、稼げていない人が残りの8割…という感じだと思います。

私も、30代直前まで年収300万円でした

もともとは私自身も完全に「稼げていないその他大勢」の方の人間で、

30代直前になるまで年収は300万円ちょっとしかありませんでした。

当時は「どうせ数年後には独立するんだから、今だけの辛抱だ…!」と思っていたんですよね。

ですが、あるときふと気づいたのです。

ひょっとして、いつか独立するから!と思いつつ、

今の年収に無頓着(むとんちゃく)だから、

いつまでたっても自分は低年収なのでは…?

ということに。

そう、ほとんどの税理士事務所職員が稼げていない理由がこれなんです。

多くの人が、将来的に独立することを目指して税理士事務所に入社し、

税理士試験の勉強をしながらがむしゃらに頑張っています。

しかし、これだけではだめなのです。

「がむしゃらに頑張る」だけでは年収は絶対に上がらない

なぜ、がむしゃらに頑張るだけではだめなのか?

それはあなたを雇用する事務所側(所長税理士)の気持ちを考えればわかります。

あなたが税理士としての独立を目指して努力すればするほど、

事務所側は、

「ああよく頑張ってるね。

でも、どうせ合格したら独立してうちは辞めてくんだよね?

それならうちも給料は最低限しか出さないよ。

仕事を教えてもノウハウをもっていかれるだけで、うちのメリットは何もないし。

まあ、合格するまでの辛抱だと思って、低年収でもがんばってよ。

うちも期間限定の社員を雇ったつもりで、最低限の給料しかださないから。

もし税理士試験に合格できなかったら?

知らないよそんなことは(笑)」

という気持ちになってしまうのです。

つまり、あなたが税理士を目指して頑張っている姿を見せれば見せるほど、

あなたを雇用する事務所側は、

あの人は合格も近そうだから、もうすぐやめていくだろうな。優遇しても意味なしだな

ということになります。

これでは税理士事務所職員としてのあなたの年収が上がるわけはありません。

解決策=「勤務税理士としてキャリアアップしてくのもアリかも」と思える事務所を選ぶことが大切

それではいったいどうしたらいいのか?ですが、

解決策としては、

「勤務税理士としてもキャリアアップしていける環境がある税理士事務所を選んで働くこと」

が大切です。

高年収の税理士になるには?

たとえ税理士試験に合格したとしても、

このまま勤務税理士として事務所内でキャリアアップしていくのもありかも

と思える環境を整備している税理士事務所を選んで働くこと。

(もちろん、そういった事務所でキャリアと実務経験を積みつつ、

最終的に独立を選んでも問題ありません)

税理士事務所というのは基本的には小さな組織で、みんな個人プレーのようなかたちで仕事をしています。

当然ながら、事務所の組織規模を大きくしていく気持ちがうすい所長税理士がほとんどです。

ですが、中には野心的にどんどん事務所規模を大きくしていくことを目指している事務所もあるのです。

こういう事務所では、

たとえあなたが税理士試験に合格したとしても、

「独立もいいけど、事務所内でキャリアアップしていくという道もアリかも…。」

と思えるような環境を準備しています。

ほんとにそんな事務所あるのかよ?

と思われる方もひょっとしたらいるかもしれませんので、実際の求人をいくつか紹介しましょう。

↓例えば、こちらは実務経験者向けの求人です(未経験者向けの求人もこの後で紹介します)

(実務経験者向けの求人例。こちらはジャスネットキャリアに登録されている求人です)

↑実務経験者というのは「経験3年以上」であることが相場条件になりますが、

こういう求人はちゃんと世の中に存在しています。

税理士としてのキャリアと実務経験を積みながらこの年収を得られるなら、

  • 「独立はとりあえず数年先の目標としておいといて、ここでしばらく働くのもいいかも…」
  • 「この環境で働きながら開業資金を貯めて、よりリスクが小さいかたちで独立しよう」

と思う人は確実にいるでしょう。

事務所側もこういう人に応募してもらって、少しでも長く働いてもらえれば事務所規模を拡大できるので、高待遇を用意しているというわけです。

未経験でも年収400万円〜600万円スタートの事務所はある

また、未経験者向けの求人では、普通は年収300万円程度(場合によってはそれ未満…)がこの業界の相場です。

↓しかし、こちらのように、年収400万円〜600万円でスタートとしている事務所もあります。

税理士事務所 未経験 資格なし

(未経験でも年収400万円〜600万円スタート。こちらはMSジャパンに登録されている求人です)

「税理士事務所は年収が低い。特に未経験者はきびしい」とはよく言われますよね。

しかし、未経験でも高待遇を用意して、優秀な人が長く勤めたくなるような環境を整えている事務所も中にはあるのです。

税理士業界で年収をあげていくなら、最終的には独立して成功するのが理想でしょう。

しかし、税理士試験は残念ながら誰もが合格できる試験ではありません。

また、独立にはリスクが確実にあります。

病気や事故で働けなくなったら収入が途絶えることも理解しておく必要があります。

この業界で働くなら、勤務税理士や資格なしの税理士事務所職員としても高年収になる方法を理解しておくべきなのです。

高待遇の税理士事務所はどうやって見つければいいのか?どうやれば採用までいけるのか?

「高待遇の事務所があることはわかった。

でも、そんな事務所ってごく少数でしょ?

よほど優秀な人でないと採用されないのでは?」

↑ここまで読んでくださった方の中には、このように思われた方も多いでしょう。

ですがご心配なく。

転職活動というのは、必ずしも「優秀な人だけが採用される」というわけではないのです。

(もちろん、優秀であるに越したことはないのですが)

なぜかというと、ほとんどの人が「自己流」で転職活動をしているからです。

転職活動なんて、人生の中でそう何度もあることではないですよね。

人生で一度も転職しない人もいますし、3〜4回程度の転職を経験しているならそれは「多い方」でしょう。

こんなにも経験が乏しいことなのに、なぜか自力でやる人が多いんですよ。

(大学出たての新卒の人と同じようなやり方で転職活動すると100%失敗します)

転職活動できちんと結果を出したい人は、無料で使える転職エージェントを活用しましょう。

↓税理士事務所の求人を専門で扱っているエージェントがあります。例えばこういうところ。

経理 転職しやすい

(エージェントサイトの例:MSジャパンは実務未経験者におすすめです)

↓転職エージェントは、以下のようなことをあなたの代わりに無料でやってくれます。

(なぜ無料なのか?については後で説明します)

エージェントを使うメリット

  • 非公開求人(優良事務所の求人)の紹介
    転職エージェントが「自社の独自案件」として持っている求人への応募が可能になります。上で見たような好条件の求人も転職エージェントの独自案件です。
  • 求人のしぼりこみ
    あなたの職歴や希望条件にベストマッチする求人を、日頃から税理士業界の最新求人をリサーチしているエージェントがしぼりこんでくれます(これを自分でやるのはかなり大変です)
  • 年収交渉
    エージェントはあなたの年収が高くなるように企業側と交渉してくれます。自分のお給料について交渉するというのはなかなか難しく感じる人が多いでしょう。エージェントに間に入ってもらうことで希望する条件を伝えやすくなります。
  • 面接日程の調整
    採用面接のアポイントや、入社日程の調整など、めんどうな手続きを代わりにやってくれます。こうした手続きは意外に時間と労力をとられます。
  • 応募書類の添削
    転職成功のためにはまずは書類審査に通過し、面接に進めなくてはなりません。志望動機や自己アピールなどは自分一人で作ると独りよがりになりがちなのでエージェントにチェックしてもらうのが安全です。
  • 面接対策
    書類審査に通ったら、いよいよ面接です。エージェントは採用担当者に事前に採用のニーズ(こういう人材が欲しいというニーズ)をヒアリングをしていますので、「こういう質問がきたらこう答えると良いです」といった感じでアドバイスしてくれます。答えを教えてもらってからテストを受けるように、非常に有利な状態で面接に臨めます。

\ 税理士事務所の優良求人多数!/

転職エージェントのサイトを見てみる

世の中にはいろんなビジネスがあって、それぞれプロがいます。

税理士事務所職員が税務や会計のプロであるように、

転職ビジネスでは転職エージェントがプロとして活動しているというわけです。

転職エージェントを使えば、上で紹介した「高待遇の事務所」にも普通に採用される可能性があります。

エージェントが書類審査の対策や、面接対策を徹底的にやってくれるからです。

税理士事務所の職員としてとても優秀な人であっても、必ずしも転職採用の場での自己アピールが得意というわけではありません。

(これが「優秀で頭の良い人でも、年収が低いケースが多い」理由です)

そういった面でのアピール不足は、転職エージェントにカバーしてもらえば良いのです。

プロに相談しながらきちんと戦略を持って転職活動を進めていくなら、

転職活動で勝つことはそれほど難しいことではありませんよ。

(それこそ、税理士試験の勉強に比べれば圧倒的に簡単なことです)

転職エージェントを使うデメリットは?よくある質問と回答

「なんだかいいことづくめでむしろ怪しい…」という人もいらっしゃるかと思うので、転職エージェントについてよくある質問と回答をまとめました。

参考にしてみてください。

(↓クリックでこのページから移動せずに回答を見られます)

転職エージェントは本当に無料?なぜ無料?

私たち求職者側(転職したい人)は、転職エージェントを無料で使えます。

転職エージェントにお金を払っているのは、採用活動を行っている企業側だからです。

内定が出たら、「求職者の年収の30%程度を企業側は紹介手数料として支払う」という仕組みになっています。

もちろん、あなたの年収から引かれるわけではありません。

実際、私はこれまで10社以上の転職エージェントを使ってきましたが、料金を1円でも請求されたことは一回もありません。

転職エージェントからしつこい勧誘がきたりしない?

これは最近はとても少なくなりました。

一時期、ゴリ押しのエージェントも活動していたようですが、この10年間でそういうところは淘汰(とうた)されてきた印象ですね。

サイトへの無料登録後に自動配信メールがくるぐらいです。

自分から面談希望を出さない限りは、直接電話連絡が来るようなことはないですよ。

まだ転職するか決めてなくても転職エージェントは使える?

サイトに登録だけしておくのは特に問題ないです。

ただし、エージェントと面談するのは転職意思が固まってからにしましょう。

まったく転職意思がない状態で面談希望を出したりすると、エージェントに「ひやかし」と思われて面談をしてくれない場合もあります。

サイトの求人を見てみたいだけの場合は、サイトへの登録だけをしておいて、面談希望は後日出すようにしましょう。

転職エージェントサイトに登録すると、非公開求人(エージェントの独自求人)も見られるようになりますので、情報収集に活用できますよ。

転職エージェントに登録すると、今の会社に知られることはない?

これはないです。

あったらいわゆる「顧客情報の流出」ということで新聞ニュースになってしまうやつですね。

エージェントがあなたの意思に反して勝手に動くことはありません。

エージェントが動き出すのはあなたが求人に応募手続きを完了した後か、面談希望を出した後のことです。

面談でもまわりから見えない個別ブースに案内されてプライバシーに配慮してくれますよ。

転職エージェントとの面談って何をするの?

希望する転職の条件や時期などのヒアリングがあります。

その上で、「それにあった求人ならこれです」という感じで具体的な候補を出してくれます。

面談したからといって転職しないといけないわけではないので、

良さそうなのがなければ「持ち帰って検討します」と伝えればOKですよ。

(面談はだいたい30分ぐらいで終わります。)

エージェント側もその辺は心得ているので、しつこく勧誘してくるようなことはないです。

どの求人に応募するか?のしぼり込みって自分でやるとなかなかめんどくさい(どれも同じ求人に見える)ので、面談で具体的な選択肢を提示してもらうといいです。

なお、まだ転職するかどうか迷っている段階なら、正直に「迷ってます」と伝えてもいいと思います。

この場合も、「もし転職するならこういう求人がある」ということを教えてもらえます。

「今の仕事がだめになっても、別の選択肢がある」ということがわかるだけでもかなり精神的に楽になりますからね。

面談はまだしたくない。サイトの求人をみるだけでもいい?

これは特に問題ないです。

情報収集にエージェントサイトを使いつつ、

「いざ転職に向けて具体的に動き出す」というタイミングがきてから、面談希望を出すようにしましょう。

なお、サイトから求人の応募手続きをすると自動的に面談の流れになると思います(求人を見てるだけなら面談にはならないです)

めんどうな面接日程の調整や年収交渉はエージェントにまかせてOK

いま現在も在職中の方は「転職活動に時間が取れない」という人が多いでしょう。

そんな方は、めんどうなことはプロに任せてしまうのが良いです。

特に、年収交渉なんて、自力でできるのはよほどコミュニケーション能力の高い人だけでしょう。

自分の給料について交渉するなんて、私は考えただけでもしんどかったのでエージェントにすべて任せていました。

採用担当者との面接アポ取りなどのめんどくさいことも、エージェントは全部やってくれますよ。

1円も産み出さない転職活動なんて、さっさと終わらせよう

転職活動そのものは1円も産み出しません。

なのでさっさと終わらせるのがベストですね。

エージェントを本気でフル活用すれば、転職活動は3ヶ月もあれば終わらせることができます。

自力でやる場合は半年ぐらいは普通にかかるので、最短で終わらせたい人はエージェントを使ってさくっと終わらせましょう。

忙しい方は、エージェントサイトへの登録作業だけでも今やっておくのがおすすめです。

(1分あればできますよ。もちろん無料ですしめんどくさい連絡もこないです)

サイトに登録だけでもやっておけば、非公開求人を含む最新の求人を見られるようになるからです(年収もみれます)

おー、こういう求人があるんだ」とながめてるだけでも、業界についてかなりくわしくなれますよ。

(※転職活動用に情報をまとめられるように、専用のメールアドレス(無料)を1つ作っておくのが良いかもしれません)

おすすめの転職エージェントはこちら。

MSジャパン(実務未経験者ならここ)

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なお、実務未経験者は応募できない求人が多いのでMSジャパンを使いましょう。

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