- BIG4税理士法人に転職したい。採用される人の特徴は?
- 学歴は必要?大卒でも有名大卒じゃないと無理?
- 税理士試験の科目合格がないと応募もできないって本当?
- 実務経験者じゃないと採用されない?未経験の場合の必須条件は?
税理士を目指す人の中には、BIG4税理士法人といわれる
大手会計事務所で働くことを目指している人も多いでしょう。
(BIG4税理士法人=PwC・デロイトトーマツ・KPMG・EYの4つです)
現在も会計事務所で働いているけど、
給料や待遇が不満なので安定した大手事務所に転職したい…
という人もいらっしゃるかもしれませんね。

実際、大手会計事務所の給与や待遇は非常に魅力的です。
顧問先企業(クライアント)も中堅企業〜上場大手企業が中心になりますから、
個人事務所レベルの会計事務所とは働き方がかなり違います。
もっとも、BIG4税理士法人ならどれだけ魅力的な条件で働けるといっても、
採用されないことにはどうにもなりませんよね(当たり前ですが)
採用の可能性がどの程度あるのか?をあらかじめ知っておくために、
BIG4税理士法人に採用されるにはどういったことが必要なのか?を理解しておきましょう。
この記事では、BIG4税理士法人に採用される人の特徴や、
応募にあたっての必須要件(学歴や科目合格など)について解説します。
実際に現在進行形で募集されているBIG4税理士法人の求人データをもとに解説していきますので、現実に即した内容になっていると思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事の目次
BIG4税理士法人の実際の求人を見てみよう

(BIG4税理士法人の実際の求人を見てみましょう)
まずは、BIG4税理士法人の実際に募集されている求人を見てみましょう。
この記事を書いている時点(2021年12月)では、
↓以下のような求人を見つけることができました。
(↑※画像クリックで拡大できます)
BIG4税理士法人に採用されるための条件
実際に募集されている求人をもとにすると、
↓おおむね以下のようなことがBIG4税理士法人に応募するための必須要件になります。
- 未経験者の場合
学歴は四大卒以上(有名大卒である必要はない)
科目合格2科目以上必須が多い
英語力あればより良い(TOEIC750〜) - 実務経験者の場合
学歴不問
科目合格1科目以上(おそらく目安です)
会計事務所で3年程度の実務経験があること
英語力は基本的に必要なし(ただし、国際税務セクションなど応募する担当領域によっては必須)
未経験者の場合、ある程度は学生時代の勉強でも優秀であること(英語力や科目合格)が求められていますね。
一方で、実務経験者の場合は実務でどういうことをやってきたか?が何よりも重視されている印象です。
(科目合格の有無は、実務知識がどの程度あるか?を見るための目安であると思われます)
未経験者・実務経験者の採用条件について、それぞれ具体的にみていきましょう。
1.未経験者としてBIG4税理士法人に転職する

(会計事務所未経験者がBIG4税理士法人に応募する場合の必須要件は?)
結論からいうと、未経験者は「学歴は四年生大卒以上・科目合格2科目以上」が目安になります。
(なぜ科目合格2科目か?というと、簿財からとっていく人が多いからだと思います。会計についての基礎知識を勉強済みの人を採用したいという意図なのでしょう)
↓例えば下記はEY税理士法人の採用ページからの抜粋ですが、
「Staff枠」で未経験者でも採用を積極的に行っていますね。
- 会計事務所もしくは一般事業会社経理部で法人税・地方税・消費税申告書作成の経験
- ※Staffは未経験可(会計事務所もしくは一般事業会社経理部での経験あれば尚可)
- 税理士、税理士試験科目合格者(大学院卒による科目免除を含む)又は税理士試験科目合格者)
- 公認会計士(税務実務経験者)
- 日本語 ビジネスレベル
- 英語 興味があれば尚可
- Microsoft Excel・Word・PowerPointの使用経験(エクセル関数やマクロ等の経験があれば尚可)
↑ここでいうStaff(スタッフ)というのは、
管理職クラスでない、無資格の一般職員という意味ですね。
通常の税理士事務所でいう税理士補助の意味になりますが、
BIG4税理士法人ではこうした分類になっているところが多いです。
職務分野に応じた科目合格が求められるのがBIG4の採用の特徴
BIG4税理士法人の採用の特徴としては、
採用される部署に応じた科目合格が求められる点が挙げられます。
↓つまりこんな感じですね。
- 消費税関連の職務採用なら、消費税法の科目合格が必要
- 資産税関連の職務採用なら、相続税法の科目合格が必要
例えば、こちらはEY税理士法人の採用情報ですが、
↓こんな感じで募集枠が分けられています。

このうち、消費税コンサルタントの募集要件をみてみると、
↓以下のように「消費税科目の合格が必須」という条件になっています。
このあたりは大手企業を顧問先として持つBIG4税理士法人ならではの特徴といえますね。
(一般的な会計事務所の採用で、科目合格が条件になっている場合も、具体的な科目選択まで指定されることはまずないです)
なので、将来的にBIG4税理士法人で働きたい人で、
これから税理士試験の勉強をスタートする段階の人は、税法科目の選択に注意してください。
法人税や相続税・消費税といった実務に直結した科目を選択すると、
BIG4税理士法人での採用ハードルを下げることができるでしょう。
(国税徴収法や酒税法などのマイナー科目を選ぶのは避けておこうという意味です)
BIG4税理士法人の採用で学歴はどう評価される?
結論から言うと、BIG4税理士法人に限らず、
税理士業界では学歴というものがまったく重要視されていません。
その理由としては「税理士試験の科目合格」という、
「学歴よりも評価基準としてもっと信頼のおけるパロメーター」があるからです。
簡単にいえば、↓この2人の応募者がいたとして、
- 東大卒で科目合格がない人
- 三流私大卒でも科目合格が2科目ある人
どっちが頭いいと判断されるか?
というと後者(三流大卒でも科目合格ありの人)ということですね。
採用側が学歴を見る2つの理由
会計事務所に限らず、人事採用を行う企業が学歴を見るのは、
地頭の良さや、1つの目標に向かって継続的に努力できる人か?を見るのが目的です。
偏差値の高い大学に合格するためには、ある程度の地頭の良さと継続力が問われます。
なので、この点をチェックする指標として学歴を見ていると言うわけですね。
会計事務所での採用の場合は、
学歴よりももっとわかりやすい指標があります。
それが税理士試験の科目合格の有無です。
税理士試験は国家資格として最難関レベルの試験なので、
地頭の良さが必要なのはもちろん、
継続的に学習を続けられる能力も必須だからです。
(社会人として働きながら合格を目指す場合、継続力はより重要になります)
あなたが税理士試験の科目合格以上なら、
たとえ学歴には自信がなかったとしても、
BIG4税理士法人に採用される可能性は十分にありますよ。
BIG4税理士法人は新卒でも採用される?
BIG4税理士法人の場合、
新卒についてはインターンから採用されるケースが多いですね。
インターンというのは、
大学卒業まではアルバイト扱いで入社し、
卒業とともに正社員として採用される仕組みのことです。

↓こちらもEY税理士法人の例ですが、
新卒・第二新卒のインターンは例えばこういう条件で募集されています。
(アルバイト扱いなので、ちゃんとお金は稼げますよ)
なお、すでに大学を卒業して別の業界で働いたことあるけれど、
会計事務所での実務経験がないという人は、
上で説明した未経験者としての採用条件を参考にしてみてください。
2.実務経験者としてBIG4税理士法人に転職する

(実務経験者がBIG4税理士法人に転職するには?)
次に、すでに会計事務所での実務経験がある人が、
BIG4税理士法人に採用されるための条件についてみていきましょう。
↓実務経験者の場合、以下の条件に該当する人は採用される可能性が高いです。
- 法人顧客の月次監査~税務申告まで完結できること
- 税理士科目合格があること
- 得意分野のある人(資産税や国際税務など)
- 英語力のある人(TOEIC700点以上)
実務経験者の場合は、なによりも即戦力として働ける人か?がチェックされます。
そのため、法人顧客の税務申告までを完結できることは最低限の条件となるでしょう。
会計事務所の実務経験者としてなら転職を成功させやすい

(実務経験者はBIG4を含む大手税理士法人への転職も選択肢に入れましょう)
会計事務所での実務経験がすでにある方は、
↓税理士資格の取得がまだでも大手事務所に転職できます。

(※↑画像クリックで拡大できます)
税理士試験については科目合格が1科目以上あるのが望ましいですが、実務経験者ならなくても大丈夫です。
未経験者の場合は科目合格以上が必須になっている求人がほとんどですが、
すでに会計事務所での実務経験がある人の場合、
採用時に問われるのはほぼ100%が実務経験です。
大手税理士法人と中小会計事務所の働き方の違い
会計事務所の仕事内容は、所属する事務所の規模によってかなり違います。
個人事務所規模の会計事務所でしか働いた経験がない人は、
大手会計事務所の仕事のしかたはとても新鮮に感じると思いますよ。
例えば、個人事務所レベルの中小事務所の場合には、
個人商店や町工場規模のお客さんを担当することも少なくないでしょう。
そういった顧客の担当となった場合、
記帳代行や個人事業主の所得税確定申告など、
率直に言ってあまりレベルの高くないけど、作業量だけが多い仕事に忙殺される…
というケースも多いですよね。
もちろん、これらも大切な仕事ではあるのですが、
多少の簿記知識がある人なら「だれでもできる仕事」であることはまちがいありません。
会計ソフトを使って確定申告を自力でやっている個人事業主さんなんて、
今どきたくさんいますからね。
(それって、税理士や税理士補助がみずから手を動かしてやるべき仕事なの?という場面が多い)
一方で、大手の税理士法人の場合、顧客企業も中堅〜大手企業です。
中には証券取引所に上場しているレベルの大手企業もあります。
こうした顧問先企業に対しては、
公認会計士の監査に対応できるレベルの仕事が必要になりますので、
求められる会計・税務の実務知識もハイレベルになります。
いわば純粋に会計・税務のプロとして仕事をすることができるわけですね。
会計や税務の勉強が好きで、
自分の専門分野を極めてみたい人には大手会計事務所の仕事は向いているでしょう。
チームプレイで働きたい人にも大手税理士法人はおすすめ
また、大手税理士法人の顧問先は大手企業が多いので、
必然的に監査担当者1人ですべての業務を行うことが難しくなります。
そのため、2人以上のスタッフが共同して1つの顧問先を担当することも少なくありません。
小規模会計事務所の職員の場合、
基本的には一匹狼で仕事をしている人が多いですよね。
職場の仲間と関わる機会が少なく、
孤独を感じている人も多いかもしれません(私はそうでした)

チームプレイで働くことに魅力を感じている方は、
スタッフ100名超の中堅〜大手税理士法人への転職はおすすめですよ。
年収や福利厚生が良いのも大手税理士法人の魅力
また、年収や福利厚生がとても良いことも、大手の会計事務所で働くことのメリットです。
↓会計事務所の実務経験者の場合、以下のような条件で働ける求人もありますよ。
問題は「大手の税理士法人に応募したとして、採用されるのか?」ですが、
↓大手事務所の採用の特徴としては以下のようなことが挙げられます。
- 資産税コンサルタント・消費税コンサルタントなど、専門分野別に採用が行われるケースが多い
- 応募条件として会計事務所の実務経験者であるか、未経験者は税理士科目合格以上が必須になる(必然的に優秀な同僚が多い)
- 英語力があると採用で有利になる(主に読み書き)
例えば下記はEY税理士法人(BIG4税理士法人の1つ)の求人募集ページですが、
↓担当する業務セクションごとに採用が行われています。
当然ながら、狙うセクションに応じて
税理士試験の科目合格(勉強中も含めて)があるとアピール材料になるでしょう。
(消費税法に合格しているなら消費税コンサルタント、
相続税法の勉強中なら資産税コンサルタントとして応募するなど)
上でも見た通り、大手事務所では顧客企業も大手企業ですから
求められる税法知識も高度なものになるからです。
また、外資系の税理士法人の場合、
本社社員とのやりとりのために英語が必要になることがあります。
(ただし、多くの場合は必須要件ではないです)
実際には英会話よりもメールのやりとりなどが多いと思いますが、
TOEICで700点以上の点数があればアピール材料となるでしょう。
税法知識のレベルは科目合格の有無で判断される可能性大
一方で、税法についての網羅的な知識を持っているかもチェックされます。
その指標となるのは、やはり税法科目合格があるかどうかです。
上でもみたように、BIG4税理士法人の採用では
採用セクションに合わせた科目合格を求めるという基準を設定しているところが多いからです。
(↓例えば、消費税コンサルタント部署なら消費税法の科目合格が求められます)

(EY税理士法人の消費税コンサルタントの募集条件:消費税の科目合格が「必須」になっています)
なお、科目選択については、所得税法よりは法人税法を選ぶのが得策でしょう。
(大手税理士法人の顧客企業は中堅〜大手の企業なので、所得税法については従業員の給与計算・年末調整など以外で使う場面があまりありません)
また、BIG4税理士法人はどこも資産税業務を専門で扱っているセクションがありますから、
相続税法を選んでおくこともアピール材料になるはずです。
BIG4税理士法人の採用では英語力はどう評価される?
実務経験者の場合、英語力については必須とはしていないところが多いですね。
しかし、BIG4税理士法人はいずれも外資系企業のグループです。
本社と英語でコミュニケーションをとれる人材が歓迎されるのは間違いありません。
TOEICの点数と実際の英語運用能力は必ずしも比例しないのが実情ですが、
書類選考の段階ではTOEIC750点以上が目安になると考えておきましょう。
もちろん、実務での英語の経験がある方や、
留学経験がある人はアピール材料になりますので、職務経歴書に盛り込むようにしてください。
BIG4税理士法人で働くことの魅力は?
税理士としてのキャリアプランを考える場合、
BIG4税理士法人での勤務経験があることは非常にプラスになるのは間違いありません。
実際、私の友人(かつて同じ会計事務所で働いていた人です)は、
個人事務所からEY税理士法人に転職しました。
彼はEYで5年間ほど勤務した後、
某国内大手メーカー企業の経理幹部として転職を成功させています。

↓大手税理士法人での実務経験者は、
上場大手企業の経理担当者としても採用対象になります。
上場企業の経理管理職ともなれば、年収1000万円も視野に入れることができますよ。
移転価格や連結など、大手企業をクライアントとして働けるBIG4税理士法人だからこそ積める実務経験もあります。
これらを生かすことができれば、大手企業の経理管理職や、
別の大手税理士法人への転職にも成功できる可能性は高いでしょう。
BIG4税理士法人でのキャリアは税理士としての独立に役立つ?
一方で、将来的に税理士として独立することを目指している方の場合は、
BIG4税理士法人を転職先として選ぶべきかどうか?は注意が必要です。
- BIG4税理士法人 → 別の大手税理士法人
- BIG4税理士法人 → 大企業の経理財務職
↑こうしたキャリアプランならBIG4税理士法人を目指すのは合理的といえます。
しかし、将来的に開業税理士としての独立を目指す場合には、
BIG4税理士法人での経験がキャリアアップにつながるか?は微妙でしょう。
というのも、BIG4税理士法人が「ビッグ」なのは、
中小規模の会計事務所では対応できない税務を独占的に扱っているからです。
具体的には、国際税務や大手法人企業の税務顧問などですが、
こういった実務経験は、大手の税理士法人や経理で働くからこそ付加価値をもつキャリアなのです。
独立して小規模な事務所を運営することを考えた場合、
顧客層は必然的に中小規模の企業となります。
(独立したての税理士が、
いきなり大手企業を顧問先として持つ…というのはちょっとイメージしにくいです)

そうなると、せっかくBIG4税理士法人で経験した業務スキルがあっても、
それをいかす場が乏しくなってしまう可能性が高いのです。
BIG4税理士法人は、どちらかというと
サラリーマン(勤務税理士:インハウス税理士)としてキャリアアップしていくことを目指す人に向いているキャリアといえます。
BIG4税理士法人の平均年収はいくら?

(BIG4税理士法人でマネージャークラスになれば年収1000万円以上も可能です)
一般的な会計事務所の初年度年収は、300万円〜350万円程度が相場ですね。
これに対して、BIG4税理士法人では年収も非常に高く設定されています。
↓BIG4税理士法人の初年度年収の目安をまとめると、以下の通りです。
(転職サイトに登録されているBIG4税理士法人の求人データを抽出してまとめています)
- PwC税理士法人:500万~600万円
- デロイトトーマツ税理士法人:500万~600万円
- KPMG税理士法人:480万~600万円
- EY税理士法人:450万~600万円
↑もちろん、これらは「初年度の年収」ですので、
BIG4税理士法人でベテラン職員になれば、30代で年収1000万円もねらえます。
職階別にBIG4税理士法人の平均年収をまとめると、
↓おおよそ以下のようになります。
- スタッフ(20代前半)
450万~650万 - シニアスタッフ(20代後半~30代前半)
550万~800万円 - マネージャー、シニアマネージャー(30代後半~40代前半)
800万~1000万円以上 - ディレクター、パートナー(40代後半~50代前半)
1500万円以上
BIG4税理士法人の従業員数はどのぐらい?

(BIG4税理士法人の従業員数はいずれも数百名規模です)
一般的な会計事務所(税理士事務所)というのは、
従業員数名〜10名ぐらいの規模で運営されているところがほとんどです。
やや古いデータですが、総務省の統計局が発表している「経済センサス(平成24年版)」というデータによると、
全国3万1222社の税理士事務所のうち、
従業員30名以上の事務所は180社しかありません(全体の0.576%)
日本全国の99%以上の税理士事務所は
従業員30名未満ということですね。

↓一方で、BIG4税理士法人の従業員数は以下のように数百名以上の規模になっています。
- PwC税理士法人:約720名
- デロイトトーマツ税理士法人:約930名
- KPMG税理士法人:約700名
- EY税理士法人:約800名
このように多くの従業員をかかえている理由としては、
顧問先が大手企業〜金融機関などの大規模事業者であることから、
多くの人員が必要であることが挙げられます。
BIG4税理士法人が「消費税コンサルタント」「国際税務コンサルタント」といったように、
業務セクションごとに人員確保を行っていることも理由の一つといえそうです。
環境劣悪なブラック事務所でぜったいに働きたくない人へ

(ブラックな会計事務所で働きたくない人へ)
いま働いている人も、これから働く人も、
ブラックで過酷な環境で働きたくないなら、
転職先候補にする事務所をまちがえないことがたいせつです。
(求人探しの段階でブラック事務所を候補にいれないこと)
そのためには、準備段階で情報収集をしっかり行うようにしてください。
具体的には税理士業界専門の転職サイトを使って、
いま世の中に出ている最新の事務所求人をチェックするようにしましょう。
↓以下のような転職サイトで無料アカウントを作っておくと、
好条件な会計事務所の求人情報にアクセスできるようになります。

最速転職HUPRO(ヒュープロ)
会計事務所の求人探すならここ!
ヒュープロは税理士業界(会計事務所)専門の転職サイトです。
未経験・資格なしでも年収400万円〜
試験勉強と両立しやすい残業なし求人など、優良事務所の求人が多数あります。
これから税理士目指してキャリアスタート!な方はここを使いましょう。
マイナビ税理士
科目合格3科目以上の人へ!有資格者ための転職サイト
マイナビ税理士は、転職大手マイナビが運営する税理士専門転職サイトです。
BIG4税理士法人や国内大手税理士法人など大手事務所の求人が豊富にあるのが特徴ですね。
ただし、登録時に科目合格をチェックされ3科目以上合格の人が目安となるので注意しておきましょう。
↑こちらのように、会計事務所(税理士事務所・税理士法人)の求人だけを
専門であつかう転職サイトを使うのがコツです。

↓例えば、以下のような求人をたくさん見つけることができますよ。
- 未経験・資格なしでも年収400万円スタートの事務所求人
- 税理士試験と両立できる環境(繁忙期も残業なしなど)の事務所求人
- 一般企業の経理職で会計事務所経験者を積極採用している求人
- 資産税の実務経験を積むことができる事務所求人
- 将来的に独立を目指すのもOKな事務所求人
- 医業や社福法人など「もうかる分野」で活動している事務所求人
- 社労士や司法書士など他分野の士業と提携している事務所求人
転職サイト内で求める年収条件などを登録しておくと、
条件の良い事務所の求人が出るたびにメールで自動通知してもらうことも可能です。
ホワイトな事務所の求人を見逃すことがなくなりますよ。

あと、転職サイトの情報を日常的にチェックするくせをつけておくと、
「今の職場で限界が来たら転職もある。自分には別の選択肢もある」と気づけるのが大きいです。
これは今の職場で働く上でも精神的な安定につながりますね。
転職サイトは無料で使えて、合わないと感じたらいつでも解除できます。
(変な連絡がくるようなこともありません)
税理士業界専門の転職サイトを使っている人と使ってない人とでは、得られる情報量に大きな差がでます。
このブログを読んでくださるあなたは、
↓ぜひ活用して転職を成功させてください。

\ 未経験・資格なしOK!年収400万円〜/
転職意思が固まってきたらエージェントとの面談も活用しよう

(転職エージェントにアドバイスを受けながら二人三脚で転職活動を進めることも可能です)
上で紹介したような税理士業界専門の転職サイトを使って日常的に情報リサーチを行い、転職意思がある程度かたまってきたら、
担当の転職エージェントとの無料面談も利用してみましょう。
転職エージェントは実際に事務所をまわって
所長税理士や現役職員にヒアリングをしていますので、
↓以下のような事務所のナマの情報を教えてくれます。

- 社風や所長税理士の人格
- 給料やボーナスの具体的な実績値
- 月間・年間の残業時間数
- 税理士試験の科目合格者がどのぐらいるのか
- 試験勉強を応援してくれる事務所か否か
- 職員の男女比率や年齢構成
↑こうした情報を「応募前」に教えてもらえるのが大きいです。
こういうのって、転職サイトの求人ページを見ているだけではまずわからないですからね。
「わざわざ面接まで進んだけど実際に会ってみたらなんか違った…」というロスを避けることが可能になりますよ。
事務所側との交渉は自力でやらない方がいい

(事務所側との年収交渉は「入社時」に行わないといけません)
同じ働くならお給料は少しでも高い方が良いですよね。
少しでも高い給料で入社したいなら、
給与額について入社時に事務所側と年収交渉を行うことは必須です。
こういう交渉って入社後にやるのは至難のわざなので、
必ず入社時に交渉しないといけません。
ただ、緊張する人事面接の場で、
自分のお給料について自分で交渉する…
というのはなかなか難しいですよね。

こういうお金の話って、伝え方が悪いと「あの人は金にがめつい」というイメージを与えかねません。
こいうなると入社後の評価にも響きますから、ぜったいに避けた方が良いですね。
ふだんから交渉ごとが得意でない人は、
転職エージェントに交渉代行を依頼しましょう(無料でやってくれます)
経験豊富な税理士業界専門のエージェントが、あなたの立場に立って強気で交渉してくれますよ。
エージェントにあらかじめ「この金額以上で入社できる事務所を探してください」と最低ラインを伝えておけば、
それに合わせた求人にしぼりこんでもらうことも可能です。
希望通りの給与額に近づける可能性が高くなります。
他にも、転職エージェントは書類選考対策や面接対策、面接アポイントの調整などもやってくれます。活用しましょう。
転職エージェントが無料で使える理由

(転職サイトや転職エージェントは完全無料で使うことができます)
転職サイトや転職エージェントは最初から最後まで無料で使えます。
なぜかというと、転職エージェントにお金を払ってるのは採用を行う事務所側だけだからです。
私たち求職者側(仕事を探している側)は完全無料で使うことができますよ。
転職エージェントはあなたの採用が決まったときに、
事務所側から紹介手数料というかたちで料金をとっています。
なので、私たち求職者側が負担するお金はゼロなんです。

最初から最後までお金が1円でもかかることはないので、
安心して使うことができますよ。
まずはいろんな事務所の求人を見てみよう

(まずはいろんな事務所の求人を見てみることからスタートしましょう)
とはいえ、いきなり転職エージェントに相談するのはややハードルが高い…と感じる方も多いと思います。
なので、まずは転職サイトを使った情報収集からスタートしましょう。
サイト内で無料アカウントを作り、
求人検索で実際の事務所の情報をいろいろ見てみてください。

↓同じ会計事務所でも、こんなに給料やワークライフバランスが違うのか…とびっくりされると思いますよ。
\ 優良事務所の求人多数!/
※ 無料メールアドレスはこちらから取得できます(Gメール・yahooメール)
なぜ、最大手リクナビをおすすめしないのか?

(会計事務所に転職するなら「税理士業界専門」のエージェント会社を使いましょう)
転職サイトっていろんなところがありますよね。
この記事を書いている2021年現在で、なんと1万社以上あるそうです。
(コロナ禍で廃業になったところもあって、数はだいぶ減ったらしいですが)
最大手のリクナビの方が、
学生時代の就活でも使ったのでなじみがある…
という方も多いかもしれませんね。

ただ、税理士業界って採用側も応募側もかなり事情が特殊です。
必ずしも大手の事務所が環境良いわけではないですし、
仕事探す側も税理士受験生だったり、キャリアスタートの年齢が高めの人が多かったりと、普通の求職者とは異なる事情が多いです。
こういった「特殊事情」をふまえて転職活動していくなら、
税理士業界専門の転職サイトを使うべきです。
見られる求人の質がまったく違いますし、
担当してくれるエージェントも会計事務所経験者だったりするので、税理士業界の裏事情にものすごく詳しいです。
面談では税理士としてのキャリアアップ方法についていろいろアドバイスしてくれますよ。
(なお、エージェント面談の利用は任意です。求人リサーチのために転職サイトだけを使うというやり方もOKです)
- ブラックな会計事務所で絶対に働きたくない人
- 将来は独立を見すえ、ちゃんと年収を稼げる税理士になりたい人
- 税理士試験との両立ができる落ち着いた業務量の事務所で働きたい人
- 会計事務所での経験を生かして一般企業の経理に転職したい人
↑これらに該当する人は、税理士業界専門の転職サイトを活用しましょう。
あるあるな質問と回答
以下では、転職サイトや転職エージェントの利用について、
よくある質問と回答をまとめました。
参考にしてみてください。
(↓質問をクリックで回答を開きます)

最速転職HUPRO(ヒュープロ)
会計事務所の求人探すならここ!
ヒュープロは税理士業界(会計事務所)専門の転職サイトです。
未経験・資格なしでも年収400万円〜
試験勉強と両立しやすい残業なし求人など、優良事務所の求人が多数あります。
これから税理士目指してキャリアスタート!な方はここを使いましょう。
マイナビ税理士
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マイナビ税理士は、転職大手マイナビが運営する税理士専門転職サイトです。
BIG4税理士法人や国内大手税理士法人など大手事務所の求人が豊富にあるのが特徴ですね。
ただし、登録時に科目合格をチェックされ3科目以上合格の人が目安となるので注意しておきましょう。
今すぐは転職活動を始められない人も、
いまどういう事務所が求人を出しているのか?
の情報収集は今すぐ始めておきましょう。

↑こういう働きやすい環境のホワイトな事務所の求人って、
本当にあっというまに募集が締め切られます。
日常的に情報リサーチして目星をつけておき、
行動するタイミングになった時に迷わないようにしておくことが必須です。
劣悪な環境で働きたくないのはみんな同じです。
他人より良い環境に行きたいなら、頭ひとつ抜けでた行動は必要ですよ。
ハードルを上げ過ぎる必要はありませんが、
上を目指すならなんとなく今の延長で日常を過ごしているだけ…
ではやはりダメです。

情報が意識しなくても自動的に入ってくるように環境を整えておくのがポイントですね。
具体的には転職サイトで無料アカウントを作り、
希望する転職条件をサイト内でしっかりめに入力しておきましょう。
↓これをやっとくだけで、あなたにマッチする事務所求人が出た瞬間にメール等で自動通知してもらえます。

(会計事務所求人専門の転職サイトで無料アカウントを作り、最新の情報が自動的に入ってくるようにしておきましょう)
\ 優良事務所の求人多数あり!/
↑気になった事務所の求人をこまめにチェックしておくと、
税理士業界の年収相場や、求められるスキルについても自然と頭に入ってきます。

最後の最後にお伝えしたいこと
↓成功するために大事なのって、結局はこれなんですよね。
(日本は資本主義社会なので、就活も仕事も競争はあります)

(個人的に衝撃を受けた本です。こちらからスマホでも今すぐ読めます)
転職活動を成功させるためにもっとも重要なのは情報収集です。
そして、税理士業界での情報収集は「税理士業界専門の転職サイト」を活用することが必須になります。

↓ですが、こういうかんたんな作業ですら以下の2種類の人に分かれます。
- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても理由をつけてやらない人
これは就活も普段の仕事も同じです(あなたのまわりにもいませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
稼げるようになる人といつまでたっても稼げない人とで違いが生じるのはこういうところなんです。
↓今から5年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、税理士試験もいつまでたっても科目合格ゼロ…。貯金もゼロ…。
- 働きながらスピーディに5科目合格達成。年収高めなので独立資金のめどもある程度ついている。あとは税理士としての実務能力を高めていくだけ…!
もちろん後者を目指しましょう。それは誰でも可能です。
