
(経理の平均年収はいくらが相場?)
- 経理の年収はいくらが相場?
- 実務経験5年で年収400万円台って低い?
- 外資系企業の経理に転職したらもっと稼げる?
経理は営業マンのように個人の成績が給料やボーナスに反映される仕事ではありません。
基本的に固定給アップの形で昇給していきますから、
なかなか給料が上がらなくて不満を感じている…
という方もひょっとしたら多いかもしれませんね。

この記事では、経理の平均年収相場についてお伝えするとともに、
年収アップの具体的方法をお教えします。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
この記事を書いた人
新卒で日系大企業に就職し経理部に配属。
その後経理職として日系企業2社、外資企業2社を経験しました。
現在は外資のFP&A(管理会計)マネージャーとして勤務してます。
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この記事の目次
経理の年収相場は(平均年収)は503万円
転職サイトのDODAが発表している2021年のデータによると、
経理の平均年収は503万円となっています。
すべての職種全体での平均年収は403万円ですから、
経理職の年収は日本全体のサラリーマン平均よりは高いといえるでしょう。
ただし、経理職は「企画や管理系」の職種のひとつに分類されますが、
この「企画・管理系」の平均年収は529万円となっています。
なので、経理の平均年収は「全職種平均で見ると高めだけど、企画・管理系の中ではやや低い」といえます。
経理より年収が高い職種って?
上で見た「企画/管理系」の職種で
もっと稼げる職種ってどんなものなのでしょうか。
具体的には以下のような職種が
↓企画・管理系では高年収です。

- 内部監査:700万円
- 内部統制:621万円
- 経営企画:618万円
- 財務管理:569万円
- 管理会計:563万円
↑ちなみにこれらの職種は経理の経験が活かせることが多いです。
求人募集で「事業会社での経理を経験している人」限定で
↓採用を行なっている企業が多いからです。
経理として働いている人が年収アップを目指すのであれば、
経理職だけにとらわれず
上記のような職種を目指すのもアリだと思いますよ。
経理が年収上げたいなら外資企業に転職しろ
個人的に、経理の年収アップ戦略で
おすすめなのが外資系企業に転職することです。
外資系企業と聞くと
英語が飛び交う職場で、
外国人だらけの中にとびこんで働く…
↑みたいにハードル高く感じる人も多いかもしれませんが、
実態はまったく違います。

国内での採用に応募する場合、
日本に拠点を置いている現地法人で働く形になります。
一緒に働くのは大半が日本人ですし、
外国人はいても日本で暮らしている人たちなので日本語ペラペラみたいな人が多いですね。
私は20代は日系企業の経理部員として働いた後、
30代前半で外資系企業に転職し、
年収が額面ベースで10%くらい上がりました。
日系企業の時は月40~60時間程度残業をしていましたが、
転職後は大体半分くらいに減りました。
時間単価で考えると20%近くあがっているのではないでしょうか。
同じく経理をやっている人たちと話す機会がありますが、
同じ業界、職種でも外資系企業のほうが2割程度年収が高いのが相場のようです。
外資系企業の方が経理の年収が高くなる理由
外資系企業のほうが年収が高い理由は、
新卒採用はほとんど行わず、
日系企業からの転職者を採用することで人材をまかなっているからです。
転職する側としてはよっぽどのことがない限り、
現状よりも高い給料をもらえないと転職するモチベーションにはなりませんよね。
当然、採用する側もそれはよくわかっています。
採用のオファーをする前には現在の年収がいくらで、
いくらの年収を希望しているのかをヒアリングしてくれます。
給料が理由で候補者に逃げられるのは採用担当としてはできる限り避けたいものです。
結果として転職者にとって有利な条件になることが多いのです。
外資企業で経理が年収を上げるコツ

(外資系企業で働く経理が年収アップしていくコツ)
外資系企業で働く経理が
年収を上げていくコツを紹介します。

1. 英語力は必須ではないがある方が良い
日本国内で募集されている外資系企業の求人の場合、
必ずしも英語力は必須ではないケースが多いです。
ただし、外資系企業=本社が海外にある企業(多くは英語圏)
なので、当然ながら出世コースを目指すなら英語はできた方が有利になります。
私の場合、仕事を始めた頃は
TOEIC600点ぐらいでしたが、
コツコツ900点台までアップさせました。
結果的には年収を100万円以上上げることができました。

TOEICの数字は必ずしも実際の英語力とは比例しないのですが、
やはり客観的なデータとして評価の対象にはなります。
昨今は自動翻訳などが飛躍的に発達したことで、
英語力は今後必要ないのではないか?という意見もよく聞かれるようになりましたね。
確かにGoogleなどの翻訳の精度は驚くほど高くなっています。
単純な翻訳作業は今後機械翻訳にとって変わられるだろうなという実感はあります。
一方で、実務上の社内コミュニケーションは結局は人対人の話です。
特に採用や人事評価において、
外資系企業の中では英語力が高い人は本国から高く評価される傾向があります。
経理としての専門知識に加えて、
対面のコミュニケーションで自分の意見を伝える事ができる人は希少価値が高いです。
経理の転職における英語力はこれからも有効と言えるでしょう。
2. 職務経歴書を毎年アップデートする
上で見たように経理は固定級で年収が上がっていく職種です。
なので、年収を上げるためには転職が近道になります。
ひとつの企業でずっと所属して年収を上げていく
↑これも戦略としてありですが、とても時間がかかります。

ただし、転職を考えるならしっかりとした準備が必要です。
私は転職する、しないに関わらず、
職務経歴書を毎年アップデートすることをおすすめしています。
自分の経歴の棚卸しをするつもりで職務経歴書を書いてみると、
自分のキャリアを客観的にとらえることができますよ。
日々の仕事に追われていると、
自分は今までどういう経験を積んできたのか?
何ができるのか?について振り返る機会は意外と多くありませんからね。
【※注意】ブラック企業で働く経理の労働環境は悲惨すぎる

(経理はブラックな職場も多いので注意やで)
まったく同じ年齢・同じ職歴・同じスキルの経理経験者でも、
↓この2種類の人がいるのが現実です。
- ホワイト企業で、繁忙期でも定時退社・高年収で働いてる経理と、
- ブラック企業で、限界ギリギリまで搾取されてるのに低年収な経理…
私自身、初めて入社した経理がガチのブラック企業で大変な思いをしました。
(繁忙期は毎日終電ギリギリまで働いても月給手取り20万円ちょっとしかなかった)
経理って所属する会社によって労働環境がぜんぜん違う仕事なんですよね。
入社する会社をまちがえると、
ブラックな働き方になってしまいがちなので注意して下さい。
転職活動では情報リサーチの段階から、
ブラック企業の求人を候補に入れないことが大切です。

経理として転職成功したい人は、
経理専門の転職サイトで求人を探すのが良いですよ。
経理の求人だけを専門で扱っているサイトなので、
↓年収や福利厚生などの条件が良いホワイト求人の候補を
たくさん見つけることができます。
なお、経理未経験者についてもこれは同じです。
スキルや学歴がまったく同じ未経験者でも、
↓こんなふうにスタート地点が分かれてしまうことがあるんです。
(まさに天国と地獄…)

- ゼロから仕事を教えてもらえる環境で年収400万円でスタートな人。
- 何もわからない状態でいきなり現場に放り出され、しかも年収264万円でスタートする人…。
↓実際の求人をお見せするとこんな感じですね。
どちらも未経験OKの求人なのに、
入社時の年収条件がまったく違います。
↑あえて2つ目の求人(年収264万円〜…)を選ぶ人はまずいないと思います。
同じ未経験スタートなら、お給料はちょっとでも高い方が良いに決まってますよね。
重要なのは、こうした差が能力の差によって生まれるわけではないことです。
未経験者の場合、当たり前ですが入社時の仕事の能力はみんなゼロです。
(経理は実務経験で評価される職種)
それなのに、入社時のお給料の金額がまったく違うのはなぜなのか?
これは「応募先の企業がもうかっているか?もうかっていないか?」でほぼ決まります。
あなたがどんなに優秀な人であったとしても、
勤務先の会社がもうかっていなかったらお給料は低くなります。
逆にいうと、能力的にあまり自信がない人であっても、
良い環境の企業に入ることができれば、
年収で差をつけることができるんですね。

特に、経理は自分の営業成績などでお給料が決まる職種ではないので、
勤務先の会社の業績によって年収額がほぼ決まります。
経理はどういう会社を転職先に選ぶか?が決定的に重要であることを知っておいてください。
転職サイトは今すぐ転職するかどうかわからない人も使えます。
いまは情報リサーチの段階の人も、
↓サイト内で希望条件を入力しておくと、
マッチする求人が出るたびに通知してもらえるので、
ホワイト企業の経理求人を見落とすことがなくなります。
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経理転職には「経理専門の転職サイト」を使おう

(経理経験者は「経理専門の転職サイト」を使いましょう)
現在、ほとんどの人が転職サイトを使って求人探しをすると思います。
(さすがに今どきハローワーク使う人は少ない)
ただこの転職サイトには大きく分けて
↓以下の2種類があることを知っておいて下さい。

- 専門職向けの転職サイト
経理・人事・法務など専門性の高い求人のみをあつかう転職サイト。
求人数そのものは一般向けサイトより少ないが、
求人の質が圧倒的に高い。 - 一般向けの転職サイト
営業マンや総務など、いわば「万人向け」の転職サイト。
求人の数は多い一方で、年収などの質では劣る。
テレビCMとかでよく見かけるのはこちら(リクナビが代表例)
↑どちらも無料で使えるものですが、
経理に転職するなら必ず、1. 専門職向けの転職サイトを使うようにしましょう。
転職活動で一番大切なのはどうやって質の高い求人を探すか?です。
ここをまちがえてしまうと、
どんなに優秀な人でも転職失敗の可能性が高くなります。
ほとんどの人が
- なんとなく名前を聞いたことあるから…
- 学生時代の就活にも使ったし…
↑という感じで適当にリクナビなどで仕事を探してしまいます。

営業マン向けの求人とかならそれでもまあいいんですが、
専門職である経理はこういう探し方をしない方が良いです。
逆にいえば、経理専門の転職サイトをメインで使うだけで、
情報リサーチでライバルに大きな差をつけることができるわけですね。
経理専門の転職サイトでは、
↓例えば以下のような求人を見つけることができますよ。

実務経験者向け
- 年収600万円スタートの実務経験者むけ経理求人
- 決算前の繁忙期も残業なしなどワークライフバランス型の経理求人
- 将来の管理職候補として入社できる経理求人
- 誰もが名前を聞いたことがある超大手企業の経理求人
- 会計事務所から経理へのキャリアチェンジ歓迎の経理求人
- IPO準備業務の経験を積むことができる経理求人
- CFO直下のポジションで働ける経理求人
未経験者むけの求人では、
↓以下のような求人をたくさん見つけることができます。

未経験者向け
- 未経験でも年収400万円〜のホワイト企業求人
- 在宅リモートワークOKのワークライフバランス求人
- ゼロから仕事を教えてもらえる環境の求人
- 誰もが名前を知る業界トップ企業の経理未経験者むけ求人

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↑この希望条件入力をきちんとやらない人が結構多いんです。
転職で成功する人と、失敗する人で差がつくのって
こういうところなのかもしれません。

仕事のストレスや疲労が限界にまで達すると、
転職サイトに登録する気力すらなくなるものです。
あらかじめ転職サイトに希望条件をしっかり入力しておき、
日常的に最新求人をチェックするくせをつけましょう。
転職サイトを使って普段から求人リサーチをやっておくと、
どうしても今の職場がきつくなったら転職もある
という選択肢を持てて、
過労で倒れたりする前に転職という対策を打てます。
転職サイトは無料で使えていつでも利用を止めることができます。
変な電話連絡とかもないのでリスクはゼロですよ。
(今すぐは転職する気がない人も情報リサーチに使えます)

最後の最後にお伝えしたいこと
転職にしても仕事にしても、
↓成功する人って結局はこれなんですよね。


(個人的に衝撃を受けた本です)
転職活動を成功させるためもっとも重要なのは情報リサーチです。
経理で働くなら経理職専門の転職サイトを活用しましょう。
転職サイトへの登録って3分でできる作業です。
無料ですしいつでも解除できるのでリスクなんて何もありません。
変な連絡が来るようなこともありませんしね。
それでも、こういうかんたんな作業ですら
↓以下の2種類の人に分かれます。

- とりあえず今すぐやっておく人
- いつまでたっても何かと理由をつけてやらない人
これは転職活動だろうが仕事だろうが同じです。
(あなたのまわりにも2. みたいな人いませんか?)
ほんのちょっとの行動の差ですが、
理想の働き方に近づける人と、
いつまでたっても職場の文句ばかり言っている人とで違いが生じるのはこういうところなんですね。
↓今から1年後に、あなたはこのどちらになっていたいでしょうか。
- 劣悪な雇用環境で給料も安く、
雑用ばかりさせられる職場で年齢だけを重ねていく…。 - やりがいがあり、給料の高い仕事で人間関係も良好。
ワークライフバランス型の職場でプライベートも充実。
↑もちろん後者を目指しましょう。
